JPH0527936A - ウインドウ配置方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ウィンドウシステムの利用者にウィンドウの再
配置が必要になる都度、再配置情報の指定を入力させる
ことをなくし、作業の効率化と操作性の向上をはかる。 【構成】スタートアップファイル１に予め使い勝手のよ
い複数のウィンドウの配置情報を格納しておき、表示の
必要時にこの配置情報を読出し、ウィンドウ表示手段４
により付加してある順位に従ってディスプレイ５に表示
し選定させる。希望の配置がない場合には配置情報更新
手段２により新らしい配置情報を設定して、スタートア
ップファイルを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ウィンドウ配置方式、
特に情報処理装置のウィンドウシステムを使用する利用
者がウィンドウの配置を行なう場合のウィンドウ配置方
式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のウィンドウ配置方式は、
ウィンドウの配置が必要になった場合に、システムから
利用者に配置を問合せ、利用者からの配置指定に従って
ウィンドウを設定し、表示面上に表示するようになって
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のウィン
ドウ配置方式は、ウゥンドウの配置またはその変更の都
度に利用者が配置の指定を行なわなければならないの
で、利用者の負担が大きいという欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のウィンドウ配置
方式は、ウィンドウシステムのウィンドウ配置方式にお
いて、順序付けされた複数のウィンドウの配置情報を格
納したスタートアップファイルと、利用者からのウィン
ドウの表示要求を受けて、このスタートアップファイル
に格納されたウィンドウの配置情報の順序付けに従って
ウィンドウを表示するウィンドウ表示手段と、前記スタ
ートアップファイルのウィンドウの配置情報を変更する
配置情報更新手段とを有することにより構成される。

【０００５】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００６】図１は本発明の一実施例の構成図である。
図１の実施は優先順位が付けられた複数のウィンドウの
配置情報を格納したスタートアップファイル１と、スタ
ートアップファイル１の配置情報を変更する配置情報更
新手段２と、スタートアップファイル１の内容を読込む
ための配置情報読取手段と、配置情報に従ってディスプ
レイ５上にウィンドウを表示するウィンドウ表示手段４
とを有して構成される。

【０００７】図３は図１の実施例で表示するウィンドウ
の例を示す図で、図３（ａ）はスタートアップファイル
１に格納される配置情報の内容例、図３（ｂ）は図３
（ａ）の配置情報に従ってディスプレイ５上にウィンド
ウを表示したときの図を示している。スタートアップフ
ァイル１の配置情報は〈１〉，〈２〉，・・・で示した
優先順位と、優先順位対応のウィンドの座標と大きさと
から構成される。図３（ｂ）の〈１〉，〈２〉・・・は
図３（ａ）の〈１〉，〈２〉・・・に対応したウィンド
を示している。

【０００８】図２は図１の実施例の処理の流れ図で、図
１の動作を図２の流れ図を参照して説明する。ウィンド
システムは常時ウィンドウの配置の必要があるかを調べ
ていて（ステップ２０１）、配置の要求が出されると、
先ず配置情報の変更の要求がでているかを調べ（ステッ
プ２０２）、要求がでていなければ配置情報読取手段３
によりスタートアップファイル１から配置情報を読取る
（ステップ２０３）。次いで読取った配置情報の優先順
位の最も高い配置情報を抽出して、ディスプレイ５上に
ウィンドウの表示を行なう（ステップ２０４）。配置の
変更要求がでているかを調べて（ステップ２０６）、変
更要求がなければ終了するが、変更要求があれば表示し
ているウィンドウの優先順位が最後位かを調べて（ステ
ップ２０４）、次の配置情報のウィンドウの表示を行な
う。ステップ２０４からステップ２０６を繰返して最後
位になったらステップ２０１に戻る。なおステップ２０
２で配置情報の要求がでていれば、配置情報更新手段２
により利用者の要求に合った配置情報の変更を行ない
（ステップ２０７）、この配置情報をスタートアップフ
ァイル１に書込んで（ステップ２０８）、ステップ２０
３に移る。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、予め利用
者がよく利用するであろうウィンドウの配置情報の複数
をスタートアップファイルに格納しておき、ウィンドウ
の表示の要求があると、複数の配置情報に設けてある順
位に従ってウィンドウを表示して選択させるので、利用
者が再配置の都度、配置情報を入力する必要がないとい
う効果がある。また格納中に適当なものが無いときは、
変更することができ、この変更情報も格納されるので、
再度の表示が容易となり操作性が向上するという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【図２】図１の実施例の処理の流れ図である。

【図３】図１のスタートアップファイルに格納される配
置情報の例とそのウィンドウの表示例とを示す図であ
る。

【符号の説明】

１ スタートアップファイル ２ 配置情報更新手段 ３ 配置情報読取手段 ４ ウィンドウ表示手段 ５ ディスプレイ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ウィンドウシステムのウィンドウ配置方
   式において、順序付けされた複数のウィンドウの配置情
   報を格納したスタートアップファイルと、利用者からの
   ウィンドウの表示要求を受けて、このスタートアップフ
   ァイルに格納されたウィンドウの配置情報の順序付けに
   従ってウィンドウを表示するウィンドウ表示手段と、前
   記スタートアップファイルのウィンドウの配置情報を変
   更する配置情報更新手段とを有することを特徴とするウ
   ィンドウ配置方式。