JPH05278827A - 運搬装置 - Google Patents

運搬装置

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Publication number
JPH05278827A
JPH05278827A JP11090892A JP11090892A JPH05278827A JP H05278827 A JPH05278827 A JP H05278827A JP 11090892 A JP11090892 A JP 11090892A JP 11090892 A JP11090892 A JP 11090892A JP H05278827 A JPH05278827 A JP H05278827A
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JP
Japan
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belt
main frame
auxiliary frame
roller
rollers
Prior art date
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Pending
Application number
JP11090892A
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English (en)
Inventor
Noritaka Akichi
典孝 秋知
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KANTO TONAMI UNYU KK
Original Assignee
KANTO TONAMI UNYU KK
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Publication date
Application filed by KANTO TONAMI UNYU KK filed Critical KANTO TONAMI UNYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全かつ簡単に荷物を載せ取り出すことがで
きる運搬装置を提供することを目的とする。 【構成】 主枠体21のローラ75,13,15等と、
主枠体の後部に回動自在に取り付けた後補助枠体32の
ローラ14,42,15をベルトV1で巻き掛け、前補
助枠体101のローラ81,85をベルトV2で巻き掛
け、主枠体21の傾斜角度に拘らず常に前、後補助枠体
101,32を地面に平行にすることができる構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無端状のベルトをロー
ラでガイドする一方、駆動モータによってベルトを移動
させ、このベルトに荷物等を載せて運搬する運搬装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の運搬装置は、基台と、基台上に傾
斜して設けられた主枠体と、主枠体の両端と中間部等に
設けられたベルトをガイドする複数のローラと、この複
数のローラの一つを強制的に回転させる駆動モータと、
複数のローラに巻き掛けられる無端状のベルトとで構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の運搬装置
は、低所から高所に荷物を運搬するために使用するもの
であるが、主枠体が直線上に形成されているため、斜め
に傾斜するベルトに荷物を載せなければならず不便であ
った。また、荷物をベルトからおろす場合でも、ベルト
が斜めに傾斜しているため、不便であった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み案出したもの
で、主枠体の両側に補助枠体を傾動可能に取り付け、こ
の補助枠体を常に地面と平行となるようにして簡単かつ
安全に荷物を載せるたり降ろしたりすることができる運
搬装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る運搬装置
は、上記目的を達成するため、下記の構成を有する。 (イ)基台と、基台上に傾動手段により傾動可能に設け
られた運搬部とからなること。 (ロ)運搬部は、ベルトをガイドする少なくとも2個の
ローラを前端と後端に備え、ベルトを強制的に移動させ
る駆動モータを有する主枠体と、主枠体の前後に傾動可
能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも2個のロ
ーラを前端と後端に備えた一対の補助枠体を有するこ
と。 (ハ)主枠体のローラと一方の補助枠体のローラには、
長い無端状のベルトが巻き掛けられ、他方の補助枠体の
ローラには短い無端状のベルトが巻き掛けられているこ
と。 (ニ)主枠体の後端又は前端に位置するローラの中心軸
と他方の補助枠体の前端又は後端に位置するローラの中
心軸は伝達部材により連係されていること。
【0006】また、下記のような構成にしても良い。 (イ)基台と、基台上に傾動手段により傾動可能に設け
られた運搬部とからなること。 (ロ)運搬部は、ベルトをガイドする少なくとも2個の
ローラを前端と後端に備え、ベルトを強制的に移動させ
る駆動モータを有する主枠体と、主枠体の前部に傾動可
能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも2個のロ
ーラを前端と後端に備えた前補助枠体と、主枠体の後部
に傾動可能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも
2個のローラを前端と後端に備えた後補助枠体とを有す
ること。 (ハ)主枠体のローラには、長い無端状のベルトが巻き
掛けられ、前補助枠体と後補助枠体のローラにはそれぞ
れ短い無端状のベルトが巻き掛けられていること。 (ニ)主枠体の後端に位置するローラの中心軸と後補助
枠体の前端に位置するローラの中心軸は第2の伝達部材
により連係されており、主枠体の前端に位置するローラ
の中心軸と前補助枠体の後端に位置するローラの中心軸
は第1の伝達部材により連係されていること。
【0007】さらに下記のような構成にしても良い。 (イ)基台と、基台上に傾動手段により傾動可能に設け
られた運搬部とからなること。 (ロ)運搬部は、ベルトをガイドする少なくとも2個の
ローラを前端と後端に備え、ベルトを強制的に移動させ
る駆動モータを有する主枠体と、主枠体の前部に傾動可
能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも2個のロ
ーラを前端と後端に備えた前補助枠体と、主枠体の後部
に傾動可能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも
2個のローラを前端と後端に備えた後補助枠体とを有す
ること。 (ハ)主枠体と前補助枠体と後補助枠体のローラには、
無端状のベルトが巻き掛けられていること。
【0008】
【作用】本発明に係る運搬装置は、上記構成を有するか
ら、基台を移動して荷物を運ぶべきところに設置するこ
とができる。基台上の傾動手段により運搬部の傾斜角度
を設定する。この場合、他方の補助枠体を下側に位置す
るようにする。勿論、一方の補助枠体を下側に位置する
ようにしてもかまわない。両方の補助枠体を傾動して地
面に平行になるようにする。駆動モータを駆動して長い
方のベルトを強制的に移動させる。長いベルトは、主枠
体のローラと一方の補助枠体のローラ上を移動する。他
方の補助枠体の一つのローラの中心軸は、主枠体の一つ
のローラの中心軸と伝達部材により連係されているた
め、回転し、短いベルトも移動する。低い位置にある他
方の補助枠体の短いベルトに荷物を載せると、荷物はま
ず地面に平行に運搬され、次に主枠体側の長いベルトに
移動して斜め上方に運搬され、最後に一方の補助枠体側
に移動して地面に平行に運搬される。逆に、一方の補助
枠体を下側に位置させた場合、低い位置にある一方の補
助枠体の長いベルトに荷物を載せると、荷物はまず地面
に平行に運搬され、次に主枠体側に移動して斜め上方に
運搬され、最後に他方の補助枠体側の短いベルトに移動
して地面に平行に運搬される。
【0009】また、主枠体、前補助枠体、後補助枠体の
構成にし、前補助枠体を下側に位置するようにする。両
方の補助枠体を傾動して地面に平行になるようにする。
駆動モータを駆動して長い方のベルトを強制的に移動さ
せる。長いベルトは、主枠体のローラ上を移動する。前
補助枠体の後端のローラの中心軸は、主枠体の前端のロ
ーラの中心軸と第1の伝達部材により連係され、後補助
枠体の前端のローラの中心軸は、主枠体の後端のローラ
の中心軸と第2の伝達部材により連係されているため、
回転し、前補助枠体と後補助枠体の短いベルトも移動す
る。低い位置にある前補助枠体の短いベルトに荷物を載
せると、荷物はまず地面に平行に運搬され、次に主枠体
側の長いベルトに移動して斜め上方に運搬され、最後に
後補助枠体側の短いベルトに移動して地面に平行に運搬
される。
【0010】さらに、主枠体、前補助枠体、後補助枠体
のローラを1本のベルトで巻き掛けるように構成にし、
前補助枠体を下側に位置するようにする。両方の補助枠
体を傾動して地面に平行になるようにする。駆動モータ
を駆動してベルトを強制的に移動させる。ベルトは、主
枠体、前補助枠体、後補助枠体のローラ上を移動する。
低い位置にある前補助枠体のベルトに荷物を載せると、
荷物はまず地面に平行に運搬され、次に主枠体側に移動
して斜め上方に運搬され、最後に後補助枠体側に移動し
て地面に平行に運搬される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。1は運搬装置であって、移動台2(基台)と、
移動台2上に傾動可能に取り付けられた運搬部20とか
らなっている。移動台2は、後輪3,3を回動自在に取
り付ける後軸4と、この後軸4の両側に後端が固定され
たサイド軸5,5と、サイド軸5,5の前方下部に取り
付けられたブレーキ付き前輪6,6を有している。 後
軸4の両側には、軸受け片7,7が突設され、この軸受
け片7,7にはピン8,8を介して傾動軸9,9の下端
が回動自在に取り付けられている。この傾動軸9,9の
上端には、運搬部20の後方下部を摺動自在に支持する
摺動軸10が固設されている。サイド軸5,5の前端に
は、軸受け片11,11が突設され、この軸受け片1
1,11にはピン12,12を介して運搬部20の前部
が回動自在に取り付けられている。
【0012】運搬部20は、断面略コ字状の右主フレー
ム22と、同じく断面略コ字状の左主フレーム23と、
これらを連結すると共に、後記ベルトV1の裏面を摺動
自在に支持するガイド板24とからなる主枠体21を有
している。又、右主フレーム22と左主フレーム23の
後方上部間には、後端ローラ13が回動自在に設けられ
ている。さらに又、右主フレーム22と左主フレーム2
3の後方下部には、三角状の右支持部材25と左支持部
材26が設けられ、この右支持部材25の上部には右支
持アーム27が回動自在に設けられ、左支持部材26の
上部には左支持アーム28が回動自在に設けられてい
る。この右支持アーム27の先部には、断面略コ字状の
右折曲フレーム29が固設され、左支持アーム28の先
部にも、断面略コ字状の左折曲フレーム30が固設され
ている。この右折曲フレーム29と左折曲フレーム30
は、後記ベルトV1の裏面を摺動自在に支持するガイド
板31によって連結固定され、後補助枠体32を構成し
ている。又、右折曲フレーム29と左折曲フレーム30
の前方上部間には、前端ローラ14が回動自在に設けら
れている。さらに右,左支持部材25,26の下部に
は、付勢スプリング34,34を有するガイドロッド3
3,33が回動自在に取り付けられており、このガイド
ロッド33,33の先端は右,左折曲フレーム29,3
0の下部に突設された三角状支持部材35、35に設け
られた円板36・・・に挟み込まれ、当該円板36・・
・を付勢スプリング34,34により押し上げるように
なっている。円板36・・・は一本のシャフト37を挿
通しており、このシャフト37の右端に設けたハンドル
38の回動によってガイドロッド33,33を締めたり
緩めたりすることができるようになっている。右、左折
曲フレーム29,30の後部には、U字状の切り欠き3
9,40が設けられており、このU字状の切り欠き3
9,40に後端ローラ42の中心軸43が挿通してい
る。この中心軸43,43は矩形状の軸受け部材44,
44によって回動自在に支持されている。この軸受け部
材44,44は、右,左折曲フレーム29,30の両側
面に固設された略コ字状のガイド部材45,45に摺動
自在に設けられている。さらに、この軸受け部材44,
44は、前端にスプリング47が巻装されたガイド軸4
6を有し、このガイド軸46が右,左折曲フレーム2
9,30の両側面に固設されたL字状バネ受け部材48
に挿通され、後方にスプリング47によって付勢されて
いる。ガイド部材45,45の後端には矩形状の軸受け
部材49が固設され、この軸受け部材49,49間にガ
ード軸50が設けられている。15・・は、右主フレー
ム22,左主フレーム23間及び右折曲フレーム29,
左折曲フレーム30間に回動自在に設けられたガイドロ
ーラである。
【0013】右主フレーム22と左主フレーム23の後
方下部には、断面略コ字状のガイド軸51,51が固設
されており、このガイド軸51,51の長溝に前記摺動
軸10の両端が摺動自在に設けられている。又、略中間
の右主フレーム22と左主フレーム23間には、取付台
52が固設され、この取付台52に公知の手巻きウイン
チ53が取り付けられている。この手巻きウインチ53
は、ハンドル54を回転することによって、ラチェット
手段を介してドラム55が回動し、ドラム55に巻き付
けられたワイヤ56が巻き上げられ、ラチェットを解除
することによってワイヤ56を自由に伸ばすことができ
るもので、ワイヤ56の先端は前記摺動軸10に連結さ
れている。
【0014】さらに右主フレーム22と左主フレーム2
3の下部には、調節ローラ57の中心軸を挿通する長穴
58,58を有する箱状の調節部材59,59が固設さ
れている。調節ローラ57の中心軸は円筒状の軸受け6
0,60によって回動自在に支持され、この軸受け6
0,60の一側には、テンションボルト61が固着され
ている。このテンションボルト61は、調節部材59の
一側に設けられた側壁62の軸受け穴63に挿通し、ナ
ット64,64によって長さを調節しながら固定される
ようになっている。調節部材59,59間上には、軸受
け65,65が固定され、この軸受け65,65に駆動
ローラ66の中心軸が軸受けされており、この中心軸の
一側にスプロケット67が固定されている。さらに、右
主フレーム22と左主フレーム23の前方下部には、公
知の無段階モータMを取り付けた取付台68が固定され
ている。この無段階モータMの駆動軸には、スプロケッ
ト69が取り付けられ、このスプロケット69と前記ス
プロケット67にはチェーン70が巻き掛けられてい
る。取付台68の前方下部両側には、略L字状のアーム
部材71,71の基端が固定され、このアーム部材7
1,71の先端がピン12,12によって前記軸受け片
11,11に回動自在に取り付けられている。
【0015】右主フレーム22と左主フレーム23の前
方両側面には、軸受けボス73,73を備えた取付板7
4,74が取り付けられている。この軸受けボス73に
は、前端ローラ75の中心軸が回動自在に取り付けられ
ている。さらに軸受けボス73には、これを中心として
回動できる略L字状の右軸受け板76と左軸受け板77
が設けられ、この右軸受け板76と左軸受け板77の後
端に断面略コ字状の右補助フレーム78と左補助フレー
ム79の先端が固着されている。右,左軸受け板76,
77の後部には円筒状の軸受け80,80が設けられ、
この軸受け80,80には後端ローラ81の中心軸が回
動自在に取り付けられている。この後端ローラ81の中
心軸と前記前端ローラ75の中心軸は図示しない減速歯
車群によって連結されており、この減速歯車群がカバー
82によって覆われている。右補助フレーム78と左補
助フレーム79の前部には,略U字状の切り欠き83,
84が設けられており、このU字状切り欠き83,84
に前端ローラ85の中心軸86が挿通している。この中
心軸86は、右補助フレーム78、左補助フレーム79
の両側面に固定されたガイド部材87の長穴88,88
に回動自在かつ長手方向に移動自在に設けられ、右補助
フレーム78、左補助フレーム79の両側面に穿設され
た突起89に螺合するテンションボルト90によって押
圧されるようになっている。ガイド部材87,87の先
端には、矩形状の軸受け部材91,91が固設され、こ
の軸受け部材91,91間にガード軸92が設けられて
いる。又、右補助フレーム78と左補助フレーム79の
後方下部には、三角状の右支持部材93と左支持部材9
4が設けられ、この右,左支持部材93,94の下部に
は、前記アーム部材71,71に回動自在に取り付けら
れた付勢スプリング96,96を有するガイドロッド9
5,95の先端を挟み込む円板97・・・が設けられて
おり、この円板97・・・は付勢スプリング96,96
によって上方に付勢されている。円板97・・・は、一
本のシャフト98を挿通しており、このシャフト98の
右端に設けたハンドル99の回動によってガイドロッド
95,95を締めたり緩めたりすることができるように
なっている。この右補助フレーム83と左補助フレーム
84は、後記ベルトV2の裏面を摺動自在に支持するガ
イド板100によって連結固定され、右,左補助フレー
ム83,84、右,左軸受け板76,77、ガイド板1
00によって前補助枠体101を構成している。
【0016】V1は、駆動ローラ66,調節ローラ5
7,ガイドローラ15,前端ローラ75,後端ローラ1
3,前端ローラ14,後端ローラ42、ガイドローラ1
5・・・に巻き掛けられる無端状のベルトである。V2
は、前端ローラ85と後端ローラ81に巻き掛けられる
無端状のベルトである。このベルトV1,V2の裏面中
央には、長手方向に向かってラック状のガイド突条10
2が形成されており、当該ガイド突条102が前記複数
のローラとガイド板の中央に形成された凹溝に嵌まり込
み、ベルトV1,V2がローラ等から外れないようにな
っている。
【0017】本実施例に係る運搬装置1は、上記構成を
有するから、図2に示すように運搬部20を地面に平行
にした状態で移動台2を前輪6,6、後輪3,3を介し
て所定場所に移動させることができる。所定場所に移動
させた後、前輪6,6のブレーキを作動させて移動台2
を固定する。手巻きウインチ53のハンドル54を回し
てドラム55を回動し、ワイヤ56を巻き上げて摺動軸
10を前方に引き戻す。摺動軸10はガイド軸51の長
溝に沿って摺動し傾動軸9,9が引き上げられる(図1
参照)。運搬部20は、アーム部材71,71のピン1
2,12を中心として傾動する。所望の傾斜角度になっ
たら、ハンドル54の回動を停止する。ドラム55はラ
チェット手段により固定されるから、ハンドル54を離
しても、傾動軸9,9は元の位置に復帰することはな
い。前補助枠体101のハンドル99を回動してガイド
ロッド95,95に対する円板97・・・の締め付けを
解除する。前補助枠体101は、軸受けボス73,73
を中心として付勢スプリング96,96によって上方に
回動する。前補助枠体101を上から押させて地面と平
行になるようにし、ハンドル99を回動して円板97・
・・を締め付け、ガイドロッド95,95を固定する。
ベルトV1の張力は、テンションボルト61の長さを調
節することによって、変えることができる。ベルトV2
の張力は、テンションボルト90の長さを調節すること
によって、変えることができる。同様に、後補助枠体3
2のハンドル38を回動してガイドロッド33,33に
対する円板36・・・の締め付けを解除する。後補助枠
体32を、付勢スプリング34,34の弾性に抗して、
上から押し下げ、地面と平行になるようにし、ハンドル
38を回動して円板36・・・を締め付け、ガイドロッ
ド33,33を固定する。このようにして、傾斜する主
枠体21に対して、前補助枠体101と後補助枠体32
を地面に平行にすることができる。無段階モータMを回
転させる。このモータMの回転がスプロケット69,チ
ェーン70,スプロケット67を介して駆動ローラ66
に伝わり、駆動ローラ66が回転する。駆動ローラ6
6,調節ローラ57,ガイドローラ15,前端ローラ7
5,後端ローラ13,前端ローラ14,後端ローラ4
2、ガイドローラ15・・・に巻き掛けられる無端状の
ベルトV1は移動することになる。前端ローラ75の中
心軸は図示しない減速歯車群によって後端ローラ81の
中心軸と連係しているから、前端ローラ75の回転速度
が減速されて後端ローラ81に伝達される。したがっ
て、前端ローラ85と後端ローラ81に巻き掛けられる
無端状のベルトV2は、ベルトV1よりも低速で移動す
る。前補助枠体101のベルトV2に荷物を載せると、
荷物はベルトV2によって後方に送られる。前端ローラ
85と後端ローラ81の間にはガイド板100が存在す
るから、ベルトV2はたわむことはない。荷物がベルト
V1に接触すると、移動スピードの相違から、ベルトV
1によって直ちに引っ張られ後部上方に引き上げられ
る。前端ローラ75と後端ローラ13の間にもガイド板
31が存在するから、ベルトV1はたわむことはない。
ベルトV1がたとえ何らかの原因によってたわんでも、
後端ローラ42が常にスプリング47によって後方に付
勢されているから、直ちにそのスプリング47の弾性に
より、たわんだ部分が元の状態に復帰する。ガード軸5
0,92は作業者の手がベルトに巻き込まれるのを防止
するとともに、複数の転がり軸上に荷物を載せて荷物を
送り込む梯子上に送り装置のフックを引っかけることが
できる。斜め上方に引き上げられた荷物は後補助枠体3
2側に移動すると、地面と平行に運搬されることにな
り、簡単かつ安全に荷物を運搬装置1から取り出すこと
ができる。
【0018】上記実施例では、主枠体21のローラと、
後補助枠体32のローラに長いベルトV1を巻き掛け、
前補助枠体101のローラに短いベルトV2を巻き掛け
たが、主枠体21のローラに長いベルトを巻き掛け、後
補助枠体32のローラと、前補助枠体101のローラに
それぞれ短いベルトを巻き掛けるようにしてもよい。こ
の場合、後補助枠体32の前端ローラ14の中心軸と主
枠体21の後端ローラ13の中心軸を上記実施例と同様
に歯車群、チェーン等の伝達部材で連結する必要があ
る。
【0019】また、主枠体21のローラと、後補助枠体
32のローラと、前補助枠体101のローラに長い一本
のベルトを巻き掛けるようにしてもよい。この場合、前
補助枠体101の後端ローラ81と主枠体21の前端ロ
ーラ75に常にベルトが当接するように、ベルトを上か
ら押さえるローラを設ける必要があるが、当業者にとっ
ては極めて容易なことである。
【0020】また、運搬部20を傾動させる手段として
手巻きウインチ53を使用したが、油圧シリンダで直接
傾けるようにしても構わないのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る運搬装置は、主枠体の両側
に傾動できる補助枠体を設けたので、主枠体を傾斜させ
ても、補助枠体を地面に平行にすることができ、従って
主枠体のローラに巻き掛けられたベルトが傾斜しても、
補助枠体側のベルトは常に地面と平行となり、荷物を安
全かつ容易に載せたり取り出すことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬装置全体の側面図である。
【図2】本発明に係る運搬装置全体の側面図である。
【図3】本発明に係る運搬装置全体の平面図である。
【図4】本発明に係る運搬装置全体の底面図である。
【図5】一部拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1 運搬装置 2 移動台(基台) 3 後輪 6 前輪 9 傾動軸 10 摺動軸 11 軸受け片 12 ピン 13 後端ローラ 14 前端ローラ 15 ガイドローラ 20 運搬部 21 主枠体 22 右主フレーム 23 左主フレーム 25 右支持部材 26 左支持部材 27 右支持アーム 28 左支持アーム 29 右折曲フレーム 30 左折曲フレーム 32 後補助枠体 33 ガイドロッド 34 付勢スプリング 35 支持部材 36 円板 37 シャフト 38 ハンドル 42 後端ローラ 44 軸受け部材 45 ガイド部材 47 スプリング 48 バネ受け部材 51 ガイド軸 52 取付台 53 ウインチ 54 ハンドル 55 ドラム 56 ワイヤ 57 調節ローラ 59 調節部材 60 軸受け 61 テンションボルト 65 軸受け 66 駆動ローラ 67 スプロケット 68 取付台 69 スプロケット 70 チェーン 71 アーム部材 73 軸受けボス 74 取付板 75 前端ローラ 76 右軸受け板 77 左軸受け板 78 右補助フレーム 79 左補助フレーム 80 軸受け 81 後端ローラ 85 前端ローラ 86 中心軸 87 ガイド部材 89 突起 90 テンションボルト 93 右支持部材 94 左支持部材 95 ガイドロッド 96 スプリング 97 円板 98 シャフト 99 ハンドル 101 前補助枠体 V1 ベルト V2 ベルト M モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えた運搬装置。 (イ)基台と、基台上に傾動手段により傾動可能に設け
    られた運搬部とからなること。 (ロ)運搬部は、ベルトをガイドする少なくとも2個の
    ローラを前端と後端に備え、ベルトを強制的に移動させ
    る駆動モータを有する主枠体と、主枠体の前後に傾動可
    能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも2個のロ
    ーラを前端と後端に備えた一対の補助枠体を有するこ
    と。 (ハ)主枠体のローラと一方の補助枠体のローラには、
    長い無端状のベルトが巻き掛けられ、他方の補助枠体の
    ローラには短い無端状のベルトが巻き掛けられているこ
    と。 (ニ)主枠体の後端又は前端に位置するローラの中心軸
    と他方の補助枠体の前端又は後端に位置するローラの中
    心軸は伝達部材により連係されていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えた運搬装置。 (イ)基台と、基台上に傾動手段により傾動可能に設け
    られた運搬部とからなること。 (ロ)運搬部は、ベルトをガイドする少なくとも2個の
    ローラを前端と後端に備え、ベルトを強制的に移動させ
    る駆動モータを有する主枠体と、主枠体の前部に傾動可
    能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも2個のロ
    ーラを前端と後端に備えた前補助枠体と、主枠体の後部
    に傾動可能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも
    2個のローラを前端と後端に備えた後補助枠体とを有す
    ること。 (ハ)主枠体のローラには、長い無端状のベルトが巻き
    掛けられ、前補助枠体と後補助枠体のローラにはそれぞ
    れ短い無端状のベルトが巻き掛けられていること。 (ニ)主枠体の後端に位置するローラの中心軸と後補助
    枠体の前端に位置するローラの中心軸は第2の伝達部材
    により連係されており、主枠体の前端に位置するローラ
    の中心軸と前補助枠体の後端に位置するローラの中心軸
    は第1の伝達部材により連係されていること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えた運搬装置。 (イ)基台と、基台上に傾動手段により傾動可能に設け
    られた運搬部とからなること。 (ロ)運搬部は、ベルトをガイドする少なくとも2個の
    ローラを前端と後端に備え、ベルトを強制的に移動させ
    る駆動モータを有する主枠体と、主枠体の前部に傾動可
    能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも2個のロ
    ーラを前端と後端に備えた前補助枠体と、主枠体の後部
    に傾動可能に設けられ、ベルトをガイドする少なくとも
    2個のローラを前端と後端に備えた後補助枠体とを有す
    ること。 (ハ)主枠体と前補助枠体と後補助枠体のローラには、
    無端状のベルトが巻き掛けられていること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6302586B1 (ja) * 2017-03-31 2018-03-28 日本車輌製造株式会社 ロール紙積段装置の首振りコンベア
US11691818B2 (en) * 2013-01-11 2023-07-04 Multilift, Inc. Method and system for conveying articles and an apparatus for doing the same

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JPS5566086A (en) * 1978-11-09 1980-05-19 Nippon Telegraph & Telephone Coin selecting unit

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