JPH05277857A - 加工ユニット - Google Patents
加工ユニットInfo
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- JPH05277857A JPH05277857A JP7736892A JP7736892A JPH05277857A JP H05277857 A JPH05277857 A JP H05277857A JP 7736892 A JP7736892 A JP 7736892A JP 7736892 A JP7736892 A JP 7736892A JP H05277857 A JPH05277857 A JP H05277857A
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Abstract
一加工ユニットで加工できるようにし、かつ加工穴径の
変更または加工穴のピッチの異なる複数のワークを加工
することができる加工ユニットを提供する。 【構成】 加工ユニット1のベッド10上にはテーブル11
を設けてあり、このテーブル11上に、送りユニット2を
ワークに対して進退自在に設ける。送りユニット2はY
軸方向に並列する2個のスピンドルヘッド3を備え、ス
ピンドルヘッド3は、シリンダーヘッド100 の同芯円上
の3つの部位を加工する3個の刃具を有する加工ヘッド
4と、加工ヘッド4を進退動させるシリンダ装置8と、
加工ヘッド4を回転駆動させる回転伝達機構9等で構成
してある。1個のスピンドルヘッド3は、他のスピンド
ルヘッドに対してY軸方向にも移動可能となっている。
Description
にワークの同芯上にある複数の加工箇所を加工可能と
し、かつ可変ピッチのワークの加工を行う際に利用でき
る。
用シリンダヘッド100 には、複数のバルブシート102 と
バルブガイド103 とが埋込まれており、このバルブシー
ト102 の面加工とバルブガイド103 の内径の加工は、例
えば図11に示すようなトランスファ加工ライン101 で行
われる。この内、バルブシート面加工は2つの傾斜面10
2A,102Bを加工するプランジ加工と、このプランジ加工
後、残った出っ張り部102Cを斜めにカットするフェーシ
ング加工との2つの加工とされており、バルブガイド10
3 の内径加工はガンリーマ加工とされる。このような各
加工が、シリンダヘッド100 が図略の搬送手段により第
1ステーション104 から第2,3ステーション105 ,10
6 を経て最終ステーションまで順次送られる間に、複数
の加工ユニット1によって行われる。すなわち、図9に
示すように例えば4気筒のシリンダの場合、No.1とNo.
3の気筒のシート面A,Aの加工が第3ステーション10
6 で、No.2とNo.4の気筒のシート面B,Bが第4ステ
ーション107 で、面C,Cが第6ステーション109 で、
面D,Dが第7ステーション110 で、面E,Eが第9ス
テーション112 で、面F,Fが第10ステーション113 で
それぞれ同時加工されるようになっている。
ト1の送りユニットは、同一方向に進退する2個のスピ
ンドルヘッドを備えており、この2個のスピンドルヘッ
ドはブラケット等で連結されてサドル上に固定されてい
る。そして、2個のスピンドルヘッドは1つの駆動源で
同時に駆動されるようになっており、それぞれのスピン
ドルヘッドに設けた刃具を進退および回転させながら、
まず、プランジ加工とフェーシング加工とを行い、次に
ガンリーマ加工を、前記駆動源とはオフセットして離れ
た軸線上に設けたシリンダ等でガンリーマを駆動させて
行っている。
変化により、メーカ側は多品種少量生産を余儀なくさ
れ、トランスファラインの経済性から一つの加工ユニッ
ト内で穴加工用ピッチを可変として、同一のトランスフ
ァマシン内で複数の加工を行うようになってきている。
しかし従来の加工ユニットでは、2個のスピンドルヘッ
ドは一つの駆動源で駆動されていたので、ピッチ間を変
更することができなかった。また、従来の加工ユニット
でガンリーマ加工を行う際は、プランジ加工とフェーシ
ング加工とを行う駆動源とオフセットさせた別の駆動源
によって行っており、この別の駆動源の設置スペースを
必要とするので、加工ユニットが大がかりとなってい
た。
にある複数の加工箇所を同一加工ユニットで加工できる
ようにし、かつ加工穴径の変更または加工穴のピッチの
異なる複数のワークを加工することができる加工ユニッ
トを提供することにある。
芯円上にあるワークの第1,第2,第3の3つの部位を
加工する加工ユニットにおいて、ベッドと、このベッド
上に前記ワークに対して進退可能に設けられたサドル
と、このサドル上にスピンドルヘッドを介して前記ワー
クに対して進退自在かつ回転自在に設けられ前記第1の
部位を加工する第1の刃具と、前記スピンドルヘッドに
スピンドルヘッドの軸線上に設けられるとともに前記ワ
ークに対して進退自在かつ回転自在とされるスリーブ部
材と、このスリーブ部材の先端側に設けられるとともに
斜行装置により前記軸線に斜行して前記第2の部位を加
工する第2の刃具と、前記スリーブ部材内に設けられる
とともに前記ワークに対して進退自在かつ回転自在とさ
れる軸部材と、この軸部材の先端側に設けられ前記第3
の部位を加工する第3の刃具と、前記スリーブ部材の基
端側に連結された第1のピストンと、前記軸部材の基端
側に連結された第2のピストンと、これら第1および第
2のピストンを同一軸線上に嵌入するとともに選択的に
作動させるシリンダ装置とを備えて加工ユニットを構成
したものである。
第1のピストンと第2のピストンとが同一軸線上を移動
可能に嵌入されるシリンダ室と、このシリンダ室におい
て前記両ピストンで挟まれた第1の室に開口する第1の
ポートと、前記シリンダ室において前記第1のピストン
を挟んで前記第1の室とは反対側の第2の室に開口する
第2のポートと、前記シリンダ室において前記第2のピ
ストンを挟んで前記第1の室とは反対側の第3の室に開
口する第3のポートとを有するものとして加工ユニット
を構成した。
て、前記サドル上に2つのスピンドルヘッドを設けると
ともに、スピンドルヘッドの一方を前記サドル上に固定
し、他方のスピンドルヘッドを前記一方のスピンドルヘ
ッドに対してその軸線方向と直交する方向に移動可能と
し、前記他方のスピンドルヘッドを移動する移動手段と
所定位置に位置決めする位置決め手段とを設けて加工ユ
ニットを構成したものである。
ークの第1の部位の加工は、サドルにスピンドルヘッド
を介して設けられた第1の刃具を前進かつ回転させて行
う。ワークの第2の部位の加工は、シリンダ装置により
第1のピストンを駆動させてスリーブ部材を前進かつ回
転させるとともに、斜行装置によって第2の刃具を斜行
させて行う。ワークの第3の部位の加工は、シリンダ装
置により第2のピストンを駆動させて軸部材をスリーブ
部材内で前進かつ回転させ第3の刃具によって行う。第
1,第2,第3の刃具は同一軸線上に設けられ、第1の
刃具はサドルで、第2の刃具は第1のピストンとスリー
ブ部材との移動で、第3の刃具は第2のピストンと軸部
材との移動でそれぞれ移動されるので、一つの加工ユニ
ットでワークの同芯円上の加工箇所を加工でき、これに
より前記目的が達成される。
工に際しては、第1のポートからシリンダ室の第1の室
に圧油を供給すると同時に第2のポートから第2の室の
圧油を抜き出し、第1のピストンおよびスリーブ部材を
前進させる。また、ワークの第3の部位の加工に際して
は、は、第3のポートからシリンダ室の第3の室に圧油
を供給すると同時に第1のポートから第1の室の圧油を
抜き出し、加工の終了した第2の部位の位置から、第2
のピストンおよびスリーブ部材を前進させて行う。
が移動手段によって一方のスピンドルヘッドの軸線方向
と直交する方向に移動され、かつ、位置決め手段によっ
て所定位置に位置決めされる。従って、加工ラインに送
られるシリンダヘッドの気筒間のピッチが異なるとき、
他方のスピンドルヘッドが移動手段により移動され、シ
リンダヘッドの気筒間のピッチがスピンドルヘッドのピ
ッチと同一となる。
明する。まず、図1に示す側面図および図2に示す背面
図を参照して、本実施例の加工ユニット1について述べ
る。加工ユニット1は、前述のようにトランスファ加工
ライン101 の複数のステーションに配置されている。こ
の加工ユニット1は、ベッド10上にテーブル11を有して
おり、このテーブル11上には送りユニット2が設けられ
ている。テーブル11の一端部にはモータ12が設けられて
おり、モータ12の出力軸は、テーブル11の内部にテーブ
ル11の長手方向水平に設けられたボールねじ13に連結さ
れている。また、送りユニット2は第1サドル14を備え
ており、この第1サドル14とボールねじ13は係合可能と
なっている。従って、モータ12によるボールねじ13の回
転駆動で、送りユニット2はボールねじ13の軸線方向
(X軸方向)に沿って進退移動される。
に送りユニット2を構成する取付け台15が固着されてお
り、この取付け台15には、一方側の縁部から所定の深さ
を有し幅方向(X軸方向に直交するY軸方向,図1中紙
面直交方向)の略中央位置まで延びる凹部15A が形成さ
れている。そして、この凹部15A の一部に係合溝15Bが
形成されており、第2サドル17の突部17A が係合溝15B
に係合するようになっている。また、第2サドル17は、
取付け台15の前記一方側の縁部にブラケット19を介して
水平に設けられた移動手段であるシリンダ18に連結され
ており、シリンダ18の駆動で凹部15A 内でY軸方向に移
動可能となっている。第2サドル17には図示しないスト
ッパが設けられ、このストッパとシリンダ18で第2サド
ル17をY軸方向の所定の位置に位置決めする位置決め手
段18A が構成されている。
れぞれX軸と平行な軸線を有する2個のスピンドルヘッ
ド3がY軸方向に並んで設けられている。ここで、取付
け台15に取付けられたスピンドルヘッドを固定スピンド
ルヘッド3Aとし、第2サドル17に取付けられたスピンド
ルヘッドを移動スピンドルヘッド3Bとするが、構造的に
両者は全く同一なので説明は一つのスピンドルヘッド3
で行う。スピンドルヘッド3は、同芯円上にそれぞれ第
1,2,3の刃具を有する加工ヘッド4と、この加工ヘ
ッド4を進退動させるシリンダ装置8と、加工ヘッド4
を回転駆動させる回転伝達機構9とを備えて構成されて
いる。
ボーリングヘツド16を介して取付け台15と第2サドル17
に取付けられており、ヘッド本体22を有している。この
ヘッド本体22は、水平な大小の径を有する段付き軸状の
外形と、これらの外形の端部同士を結ぶ斜辺部で形成さ
れ、外形が略こま形とされている。
〜5に示すように円周上に略3等配された2位置に、カ
ートリッジ24がそれぞれ取付けられており、このカート
リッジ24にはプランジ加工を行う第1の刃具である刃具
24A が備えられている。また、円周上の残りの1位置に
は、カートリッジ26が設けられており、このカートリッ
ジ26にはフェーシング加工を行う第2の刃具である刃具
26A が備えられている。そしてカートリッジ26は、ヘッ
ド本体22の斜辺部から前記小径部に沿って形成されたス
ライド溝22D に係合可能なスライド片27に止め具28によ
って取付けられている。さらに、ヘッド本体22の軸芯に
明けられた貫通穴には、第3の刃具であるガンリーマ42
が挿通されている。
ド片27,プランジ加工用刃具24A ,フェーシング加工用
刃具26A およびガンリーマ42を備えて前記加工ヘッド4
が構成される。
間には、加工ヘッド4とシリンダ装置8とを連結する筒
状のスリーブ30の先端に固着された接続駒31が挿入され
ており、この接続駒31はキー32によってヘッド本体22に
結合されるとともに、ピン33によってスライド片27に連
結されている。ここにおいて、接続駒31とピン33とスラ
イド片27等で斜行装置33A が構成される。スリーブ30
は、図6に示すように、ボーリングヘッド16の後部側で
第1中空軸34の一端に結合されており、この中空軸34の
他端はカップリング35によって図7にも示す第2中空軸
36に連結されている。そして、これらスリーブ30とカッ
プリング35を含めた第1中空軸34,第2中空軸36等でス
リーブ部材30A が構成される。なお、図3,4と図6と
は(A) 同士で繋がり、図6と図7とは(B) 同士で繋がっ
ているものとする。
に、中間スリーブ37を介して歯車38,前リーマチャック
39,コレット40,後リーマチャック41等が連続して嵌入
されている。このうち歯車38は、ヘッド本体22に設けら
れた固定歯車29と係脱自在に噛合可能とされている。ま
た、歯車38,前リーマチャック39,コレット40,後リー
マチャック41等内には、ガンリーマ42が挿着できるよう
になっている。中間スリーブ37は後端部で、図6に示す
ようにセット軸47と連結されて、さらにセット軸47はド
ローバ49に結合されており、これらで軸部材49A が構成
される。ドローバ49は、結局送りユニット2の最後端か
ら第2中空軸36および第1中空軸34内に連続して挿入さ
れて、スリーブ30の近傍まで延出されている。
後端部とカップリング35との間には、キー51を介してタ
イミングプーリ6が装着されており、このタイミングプ
ーリ6は、図1,2にも示すようにモータ7に連結され
たタイミングベルト5で回転駆動可能とされている。こ
こにおいて、タイミングプーリ6,タイミングベルト
5,モータ7等で回転伝達機構9が構成される。
ている。シリンダ装置8はシリンダ本体60を備えてお
り、このシリンダ本体60は、図1に示すように固定スピ
ンドルヘッド3Aにおいては取付け台15に、移動スピンド
ルヘッド3Bにおいては第2サドル17の後部に固着されて
いる。シリンダ本体60の両端部には、図7に示すように
蓋61,62がそれぞれ取付けられており、これらの蓋61,
62と本体60の内部空間とでシリンダ室63が形成されてい
る。シリンダ室63には、ブッシュ64等を介して、第1の
ピストン67と第2のピストン68とがスライド自在に挿入
されている。
前側(図7中右側)の中径部67B と後側(図7中左側)
の小径部67C とを有するとともに、その軸芯にドローバ
49が挿通されている。このような第1のピストン67の中
径部67B の先端は、蓋61よりも外部にわずかに突出して
おり、この端部にはベアリングケース70がボルトによっ
て固着されている。ここで、第1のピストン67は、ベア
リングケース70からカップリング35を介して第1中空軸
34等のスリーブ部材30A を経て接続駒31に連結されてお
り、接続駒31からピン33等の斜行装置33A を介してフェ
ーシング加工用刃具26A を備えたスライド片27に連結さ
れていることになる。
は、第2のピストン68が第1のピストン67に対してスラ
イド自在に設けられている。この第2のピストン68の小
径部68A は蓋62よりも外部に突出しており、この端部に
もベアリングケース72が図略のボルトにより固着されて
いる。
リング35に連結された第2中空軸36の他端が回転自在に
設けられている。また、後側のベアリングケース72には
図略の軸受けが設けられており、第2中空軸36内に設け
られたドローバ49の後端が回転自在に支持されている。
また、前後のベアリングケース70,72の下部突出部70A,
72A には、リニアボールベアリング73がそれぞれ取付け
られており、シリンダ本体60の下部に固定されたリニア
ガイド74にスライド自在となっている。リニアガイド74
は、セットボルト78でシリンダ本体60に固定されてい
る。ここで、第2のピストン68は、後側のベアリングケ
ース72,リニアボールベアリング73,ドローバ49,セッ
ト軸47から前後のリーマチャック39,41によるコレット
40の締めつけ、緩めを介してガンリーマ加工用刃具42に
連結されていることになる。
ンダ室63に嵌入された時、第1のピストン67と第2のピ
ストン68とで挟まれた室が第1の室63A とされ、第1の
ピストン67を挟んで前記第1の室63A とは反対の室が第
2の室63B 、第2のピストン68を挟んで前記第1の室63
A とは反対の室が第3の室63B とされている。そして、
それぞれの室63A ,63B ,63C に通じる油路が、それぞ
れ第1ポート60A ,第2ポート60B ,第3ポート60C と
なっている。
76が固着されている。ここで、前側のストッパ75とベア
リングケース70との最大隙間L1 は、第1のピストン67
が最大限前進して刃具26A によりフェーシング加工を行
うストロークであり、後側のストッパ76とベアリングケ
ース72との最大隙間L2 は、第2のピストン68が最大限
前進して刃具42によりガンリーマ加工を行うストローク
である。ここにおいて、シリンダ本体60,第1のピスト
ン67,第2のピストン68,蓋61,62 等を備えてシリンダ
装置8が構成され、シリンダ装置8を含むスピンドルヘ
ッド3と、第1サドル14,第2サドル17と、取付け台15
等を備えて前記送りユニット2が構成されている。
する位置には、シリンダヘッド100を取付けるワーク取
付け台80が設けられている。このワーク取付け台80は、
Y軸方向に図略の搬送機構によって間欠送り可能とされ
ている。また、スピンドルヘッド3の軸線に対して上下
に所定角度反転可能となっており、シリンダヘッド100
の加工面の向きを所定角度変えることができるようにな
っている。ここにおいて、前記送りユニット2と、送り
ユニット2が取付けられるテーブル11,ベッド10および
ワーク取付け台80を備えて前記加工ユニット1が構成さ
れている。
も参照して述べる。なお、表1はシリンダ装置8への圧
油供給状態を示し、この表で付したポートの符号は、図
8中のポートを示す。
イン101 に搬入され、例えば第3ステーション106 のワ
ーク取付け台80に取付けられた後、その位置の加工ユニ
ット1のモータ12を駆動しボールねじ13を回転駆動させ
る。すると、第1サドル14を介して取付け台15が前進す
る。モータ12の駆動と同時に回転用モータ7も駆動さ
せ、タイミングベルト5を駆動させる。タイミングベル
ト5の駆動で、固定および移動スピンドルヘッド3A,3B
のそれぞれのスリーブ部材30A 等が回転し、さらに接続
駒31,キー32を経てヘッド本体22等が回転する。この
時、第1ポート60A と第2ポート60B とには、表1に示
すように圧油が入っており、第3ポート60C からは出て
いる。第1,第2ポート60A ,60B には同時に圧油が入
っているが、これらのポート60A ,60B が連通する室63
A,63B の容積が異なるので、第1のピストン67は所定の
位置までしか前進しない。
シリンダヘッド100 のバルブシート面に当接し、その面
の加工を行うまで送りユニット2を前進させる(図8中
,)。バルブシート面のプランジ加工が終了した
ら、一旦モータ12を逆回転させて送りユニット2を少し
戻した後、再度送りユニット2をその前進位置まで前進
させる(図8中,)。
からは第1の室63A に圧油を供給したまま第2ポート60
B から圧油を抜き出す。このことによって、第1ピスト
ン67が前進し、ベアリングケース70,スリーブ部材30A
,接続駒31が前進する。接続駒31の前進により、接続
駒31とピン33で結合されたスライド片27が斜行し、スラ
イド片27に固着された刃具26A によりフエーシング加工
を行う(図8中)。フエーシング加工の終了時には、
中間スリーブ37に固着された歯車38がヘッド本体22側の
固定歯車29と噛合して、ヘッド本体22の回転がガンリー
マ42側に伝達されている。
ト60A から第1の室63A の圧油を抜き出すと同時に第3
ポート60C から第3の室63C に圧油を供給する。このこ
とによって、第2のピストン68が後部のストッパ76に当
接するまで前進し、同時に後部ベアリングケース72から
ドローバ49が前進する。ドローバ49の前進でセット軸47
と後リーマチャック41が前進し、コレット40を前リーマ
チャック39に押しつけてガンリーマ42を確実に掴持す
る。そして、ガンリーマ42が回転しつつ前進して、バル
ブガイドの内径加工を行う(図8中)。ガンリーマ42
の回転は回転伝達機構9から第1中空軸34,セット軸47
へと伝達された回転駆動による。
圧油を抜き出すと同時に第1ポート60A から第1の室63
A に圧油を供給して第2のピストン68を後退させ、つま
り、ガンリーマ42の初期位置まで後退させる(図8中
)。ガンリーマ42の後退を確認した後、今度は第1ポ
ート60A から第1の室63A の圧油を抜き出すと同時に第
2ポート60B から第2の室63B に圧油を供給して第1の
ピストン67を後退させ、つまり、フエーシング加工用の
刃具26A をそれを前進させる時の位置まで後退させる
(図8中)。刃具26A の後退と同時に、送りユニット
2をモータ12の駆動で初期位置まで早戻りさせる(図8
中)。
ーション106 で、2個のスピンドルヘッド3A,3Bによ
り、シリンダヘッド100 の図9に示すNo.1とNo.3の位
置のプランジ加工等3つの加工を同時に行った後、その
シリンダヘッド100 は次の第4ステーション107 に送ら
れ、そのステーション用の加工ユニット1によって、前
述と同様の動作で例えば図9に示すNo.2とNo.4の3つ
の部位の加工を行う。
効果がある。すなわち、フエーシング加工用刃具26A ,
ガンリーマ加工用刃具42,プランジ加工用刃具24A は、
それぞれのスピンドルヘッド3A,3Bの同芯円上に設けら
れており、かつ、独自に駆動可能となっているので、同
芯円上にあるシリンダヘッド100 の3つの加工箇所を同
一のスピンドルヘッド3A,3Bで、つまり加工ユニット1
で加工できる。
られてくるシリンダヘッド100 は、車種のモデルチェン
ジや異種のシリンダヘッドが送られること等により、気
筒間のピッチPが変わることがあるが、本実施例では、
2個のスピンドルヘッド3A,3Bがそれぞれ単独で前後動
できるとともに、移動スピンドルヘッド3Bは固定スピン
ドルヘッド3Aに対して互いの軸線に直交する方向に移動
できるので、前記ピッチPに対応させればよく、シリン
ダヘッドの気筒間のピッチの変更に柔軟に対応できる。
従って、ピッチの異なる複数のワークでも加工すること
ができるようになり、多品種少量生産を行うに適した加
工ユニット1となっている。
ストン67の前進と、ガンリーマ加工を行う第2のピスト
ン68の前進等は、1つのシリンダ本体60内に形成された
3つの室63A ,63B ,63C からなるシリンダ室63への圧
油の給排で行うことができるので、第1のピストン67と
第2のピストン68とをそれぞれ別のシリンダで駆動させ
なくてもよく、従って、余分な設置スペースが不要とな
り送りユニットがコンパクトになるという効果がある。
ものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記実施例では、第1サドル14とテーブ
ル11との移動機構としては、テーブル11側に設けられた
ボールねじ13と第1サドル14とが係合してスライド可能
とされているが、これに限らず、例えばテーブル11側に
リニアガイドを設け、加工ユニット2側にはリニアボー
ルベアリングを設けて、両者を係合させるようにしても
よい。
スピンドルヘッド3の第1中空軸34にタイミングプーリ
5を固定し、これをモータ7とタイミングプーリ6とで
回転させているが、これに限らず、例えば歯車機構を利
用して送りユニット2を回転駆動させるようにしてもよ
い。
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
ニットによれば、ワークの同芯円上にある複数の加工箇
所を加工できるとともに、加工穴径の変更または加工穴
のピッチの異なる複数のワークを加工することができ
る。
面図である。
IIーII線矢視図である。
る。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 同芯円上にあるワークの第1,第2,第
3の3つの部位を加工する加工ユニットにおいて、ベッ
ドと、このベッド上に前記ワークに対して進退可能に設
けられたサドルと、このサドル上にスピンドルヘッドを
介して前記ワークに対して進退自在かつ回転自在に設け
られ前記第1の部位を加工する第1の刃具と、前記スピ
ンドルヘッドにスピンドルヘッドの軸線上に設けられる
とともに前記ワークに対して進退自在かつ回転自在とさ
れるスリーブ部材と、このスリーブ部材の先端側に設け
られるとともに斜行装置により前記軸線に斜行して前記
第2の部位を加工する第2の刃具と、前記スリーブ部材
内に設けられるとともに前記ワークに対して進退自在か
つ回転自在とされる軸部材と、この軸部材の先端側に設
けられ前記第3の部位を加工する第3の刃具と、前記ス
リーブ部材の基端側に連結された第1のピストンと、前
記軸部材の基端側に連結された第2のピストンと、これ
ら第1および第2のピストンを同一軸線上に嵌入すると
ともに選択的に作動させるシリンダ装置とを備えて構成
されていることを特徴とする加工ユニット。 - 【請求項2】 請求項1記載の加工ユニットにおいて、
前記シリンダ装置は、前記第1のピストンと第2のピス
トンとが同一軸線上を移動可能に嵌入されるシリンダ室
と、このシリンダ室において前記両ピストンで挟まれた
第1の室に開口する第1のポートと、前記シリンダ室に
おいて前記第1のピストンを挟んで前記第1の室とは反
対側の第2の室に開口する第2のポートと、前記シリン
ダ室において前記第2のピストンを挟んで前記第1の室
とは反対側の第3の室に開口する第3のポートとを有す
ることを特徴とする加工ユニット。 - 【請求項3】 請求項1記載の加工ユニットにおいて、
前記サドル上に2つのスピンドルヘッドを設けるととも
に、スピンドルヘッドの一方を前記サドル上に固定し、
他方のスピンドルヘッドを前記一方のスピンドルヘッド
に対してその軸線方向と直交する方向に移動可能とし、
前記他方のスピンドルヘッドを移動する移動手段と所定
位置に位置決めする位置決め手段とを設けことを特徴と
する加工ユニット。
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JP07736892A JP3201821B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 加工ユニット |
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JP07736892A JP3201821B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 加工ユニット |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106493572A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-03-15 | 渤海造船厂集团有限公司 | 圆孔及环状圆周平面加工方法 |
CN113134737A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-20 | 宁夏西北骏马电机制造股份有限公司 | 风冷隔爆电机的挡风板车削工艺 |
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-
1992
- 1992-03-31 JP JP07736892A patent/JP3201821B2/ja not_active Expired - Lifetime
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