JPH05277624A - 精密鋳造用鋳型の製造方法 - Google Patents
精密鋳造用鋳型の製造方法Info
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- JPH05277624A JPH05277624A JP8240792A JP8240792A JPH05277624A JP H05277624 A JPH05277624 A JP H05277624A JP 8240792 A JP8240792 A JP 8240792A JP 8240792 A JP8240792 A JP 8240792A JP H05277624 A JPH05277624 A JP H05277624A
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Abstract
で活性な金属を鋳造しても溶融金属とほとんど反応せ
ず、しかも通常のセラミックシェル鋳型と同様に比較的
簡単に製作できることを可能とする。 【構成】 蝋型に、スラリと耐火材粒子とを被覆して精
密鋳造用鋳型のシェルを形成するための精密鋳造用鋳型
の製造方法において、耐火材粉末とフェノール樹脂を水
で希釈して固形分を10〜30%の水溶液とした粘結剤
を混合してスラリとし、該スラリと耐火材粒子で蝋型を
被覆して自然乾燥し、次いで硬化剤で被覆層を化学的に
固化させてシェルを形成する方法であり、また、蝋型
に、スラリと耐火材粒子とを被覆して精密鋳造用鋳型の
シェルを形成するための精密鋳造用鋳型の製造方法にお
いて、常温で硬化剤と反応して硬化する高分子化合物と
メチルセルロースで調製した粘結剤に耐火材粉末を混合
してスラリとし、該スラリと耐火材粒子で蝋型を被覆し
て自然乾燥し、次いで硬化剤またはガス化した硬化剤で
被覆層を化学的に固化させてシェルを形成することを特
徴としている。
Description
る精密鋳造品を鋳造するための精密鋳造用鋳型の製造方
法に係り、特に活性元素を多く含む合金を鋳造しても鋳
型反応を発生することがほとんどない精密鋳造用鋳型の
製造方法に関する。
は、エチルシリケート,コロイダルシリカ,その他のシ
リカ系粘結剤を使用し、オートクレーブで脱蝋する方法
が広く採用されている。シリカ以外の無機粘結剤では、
例えばジルコニアアセテート,塩酸または硝酸安定化ジ
ルコニアゾル,塩基性ジルコニアゾル,酢酸または硝酸
安定化アルミナゾル,ジルコニウムまたはアルミニウム
の塩素酸塩,ポリビニールアルコールその他の有機粘結
剤が使われている。
ェルの粘結剤にカルボキシル基を有する高分子化合物お
よびこの高分子化合物と架橋結合する水溶性架橋剤を用
いてシェルを形成することにより、シリカを含まないた
めに活性金属の反応を防止している。
末とカリウムアルカリ性フェノール樹脂(以下フェノー
ル樹脂という)を水で希釈した粘結剤と硬化剤とを混合
してスラリとし、該スラリを型に流し込んで硬化させて
いる。
鋳型は通常のオートクレーブ脱蝋ができて、一般に広く
使われているが、例えば、ジルコニア粉末をシリカで結
合すると約10%のSiO2 を含んだ鋳型となる。この
鋳型で、Ti,Al,Hf等の活性元素を多く含む合金
を鋳造すると鋳型反応が発生し、特にチタン又はチタン
合金の鋳造では実用に耐えない。
カ系の無機や有機の粘結剤を使用すると、一般にその鋳
型は耐水性が悪く、水や水蒸気に接すると鋳型が破損し
やすい。つまり通常のオートクレーブ脱蝋では満足な鋳
型が得がたいので、蝋型を有機溶剤で溶出するか又は他
の脱蝋手段によらなければならない。
49号の方法では、非シリカ系の粘結剤を使って、しか
も、オートクレーブ脱蝋を可能としているが、耐火材粉
末として、例えばイットリアでスラリを調製すると、2
4時間以内にスラリの粘度が高くなるので実用できない
欠点がある。
火材粉末としてイットリアを使用することができるが、
流し込み成形法であるために、通常のセラミックシェル
鋳型を作ることはきわめて難しい。
ので、オートクレーブ脱蝋が可能で、チタン等高温で活
性な金属を鋳造しても溶融金属とほとんど反応せず、し
かも通常のセラミックシェル鋳型と同様に比較的簡単に
製作できる精密鋳造用鋳型の製造方法を提供することを
目的とする。
に、第1の発明は、蝋型に、スラリと耐火材粒子とを被
覆して精密鋳造用鋳型のシェルを形成するための精密鋳
造用鋳型の製造方法において、耐火材粉末とフェノール
樹脂を水で希釈して固形分を10〜30%の水溶液とし
た粘結剤を混合してスラリとし、該スラリと耐火材粒子
で蝋型を被覆して自然乾燥し、次いで硬化剤で被覆層を
化学的に固化させてシェルを形成する方法であり、また
第2の発明は、蝋型に、スラリと耐火材粒子とを被覆し
て精密鋳造用鋳型のシェルを形成するための精密鋳造用
鋳型の製造方法において、常温で硬化剤と反応して硬化
する高分子化合物とメチルセルロースで調製した粘結剤
に耐火材粉末を混合してスラリとし、該スラリと耐火材
粒子で蝋型を被覆して自然乾燥し、次いで硬化剤または
ガス化した硬化剤で被覆層を化学的に固化させてシェル
を形成する方法である。
ための粘結剤としてフェノール樹脂の市販品を用い、ま
た硬化剤として有機エステル硬化剤の市販品を利用す
る。フェノール樹脂は入袋の状態では粘度が高すぎて良
好なスラリは得られない。従ってフェノール樹脂20〜
50重量%と水80〜50重量%を混合して固形分濃度
を10〜30%にした水溶液を調整して粘結剤とする。
ここでフェノール樹脂を水で希釈するとき水の量が80
%を越えると、蝋型に被覆した層の強度が弱すぎてオー
トクレーブ脱蝋で欠陥が発生しやすい。また50%以下
では粘度が高すぎて作業しやすいスラリは得がたい。
ための粘結剤としてフェノール樹脂を水で希釈して粘結
剤とするが、粘結剤はスラリの流動特性を調整するため
にメチルセルロースを併用する。つまり、粘結剤は、フ
ェノール樹脂20〜50重量%とメチルセルロース0〜
2重量%および水80〜50重量%を混合して、フェノ
ール樹脂の固形分濃度を10〜30%,メチルセルロー
スの固形分濃度が0.05〜2%程度にした水溶液とし
て調製する。
本発明の目的は達成できる。しかし実用上好適なスラリ
を調製するためには添加助剤または補助粘結剤として有
機高分子化合物、とりわけメチルセルロースの使用が望
ましい。ここで、好適なスラリとは、蝋型表面を一様に
被覆できること、液切りしやすいこと、耐火材粉末が沈
降しにくいこと、ライフが長いこと、脱蝋欠陥を発生し
ないこと等の性質を備えていることをいう。スラリのこ
れらの性質は、添加剤の種類とその添加量によって顕著
に変化するので、その選定と利用法は非常に重要であ
る。
上昇とともに粘度が低下するので、これらの材料とフェ
ノール樹脂で調製した粘結剤を使った鋳型は、オートク
レーブ脱蝋で破損する場合が多い。
すると約50℃以上でゲル化現象を起こす性質がある。
この性質は、一般には欠点とされるが、オートクレーブ
脱蝋には好適である。通常のオートクレーブ脱蝋では、
メチルセルロースの一部は水または低温の水蒸気に溶解
されると思われるが、実際の脱蝋作業では常温の鋳型は
150〜160℃まで数十秒で到達するので、ごく短時
間でメチルセルロースのゲル化と脱水現象が進行して見
掛上鋳型の破損は認められない。
あるが最も水に溶けやすいメトキシ基を27〜32%含
有したものを使う。またグレードによってゲル化現象を
起こす温度が高いものもあるが、熱ゲル化温度が約65
℃以下のものが好適である。この温度が高くなるほど鋳
型は破損しやすくなる。
形分として粘結剤水溶液の0.05〜2重量%程度が望
ましい。0.05%以下ではスラリの性質を改善するに
は至らず、2%以上ではスラリの粘度が高くなって作業
性が低下してくる。
10%以下では鋳型の強度が弱すぎてオートクレーブ脱
蝋で欠陥を発生しやすく、30%以上では粘度が高すぎ
て作業しやすいスラリは得がたい。
粘結剤水溶液に耐火材粉末として特にイットリアを混合
して調製する。もちろんイットリア以外の耐火材とし
て、ジルコニア,セリア,炭酸カルシウム,ジルコン,
マグネシア,アルミナ,ムライト,シリカ等を使用でき
るが、イットリアが使用できることが本発明の特徴の一
つである。
イットリアが使えない理由はイットリアの性質による。
イットリアは水やアルカリには不溶であるが酸には可溶
で、またアンモニウム塩と反応させるとアンモニアを出
す性質がある。従って、酸性の粘結剤とイットリアの化
学反応によってスラリの性質が早期に変化して実用的な
スラリが得がたい。
ル樹脂水溶液とイットリアで調製したスラリ及び耐火材
粒子で、常法によって蝋型を被覆して鋳型の第1層を形
成する。耐火材粒子は、イットリア,ジルコニア,炭酸
カルシュウム,マグネシア,アルミナ,ムライト,シリ
カ等の一種又は数種を任意に選択できる。
水分を蒸発させる。この状態では、例えば、水に浸すと
再溶解して簡単に崩壊脱落してしまうので第2層をコー
ティングすることが難しい。もちろん水蒸気にも耐える
ことができない。
第1層を有機エステル硬化剤に浸漬して液切りし、10
〜20分間放置して常温で化学的に硬化させる。
量%とイソプロピルアルコール又はエチルアルコール等
の有機溶剤で調製したものを使用する。ここで、有機エ
ステル硬化剤の添加量は、1%以下では被覆層の硬化が
不十分であり、また10%以上では無駄である。有機溶
剤は、蝋型表面をできるだけ溶解しないで、しかも乾燥
しやすいのが望ましく、上記アルコール類が適当でアセ
トンその他の比較的ワックスを溶解しやすい有機溶剤は
好ましくない。
て液切りする。このとき被覆層がアルコールによって崩
壊脱落するようなことはない。被覆層に浸漬した硬化剤
は、常温で10〜20分放置することによってアルコー
ルが速やかに蒸発し、被覆層に残留した硬化剤と遊離水
分を失ったフェノール樹脂が、常温で化学反応を起こし
て水や水蒸気に不溶不融の被覆層が形成される。
可)において、第1層をガス化した硬化剤で常温で化学
的に硬化させてもよい。
メチルを常温(15〜25℃)で気化させて、ガスの状
態で使用する。蟻酸メチルは常圧で31.5℃の沸点を
有する揮発性液体で、15〜25℃で十分に揮発性であ
る。使用に際しては、空気を担体ガスとして蟻酸メチル
の中を通し、0.1〜0.5容量%の混合ガスとしてト
ンネル又は容器の中に導入し、鋳型を通過させるか又は
静置して硬化させる。
では硬化が不十分か又は時間が長くかかり、0.5%以
上では無駄である。反応時間は蟻酸メチルの濃度やトン
ネルまたは容器などの方式その他の条件などによって異
なるが、数十秒から10分前後を目途にする。化学的に
硬化した被覆層は水や水蒸気に不溶不融となる。
で常法によって鋳型の第2層を形成する。鋳型の第2層
用スラリは前記フェノール樹脂とイットリアで調製した
スラリ、またはフェノール樹脂とジルコニアその他の耐
火材で調製したスラリまたは特開昭64−11049号
において提案したスラリ等非シリカ系のスラリを使うこ
とが望ましいが目的や用途によってはシリカ系粘結剤と
耐火材粉末で調製したスラリを使っても差し支えない。
但しフェノール樹脂で調製したスラリを使う場合はその
都度硬化剤を使って被覆層を硬化させる必要がある。
剤で調製したバックアップ用スラリと耐火材粒子で必要
回数被覆して鋳型を製作する。次いで、鋳型は1300
〜1400℃で焼成してイットリア層を適度の強度に焼
結させて鋳造に供する。
剤を使用するが、通常のオートクレーブ脱蝋が可能で、
しかも、シリカ(SiO2)含有量が極めて少ない鋳型
を形成でき、Ti,Al等の活性元素を多く含む合金、
特にチタン及びチタン合金を鋳造しても鋳型反応を発生
することがほとんどない精密鋳造用鋳型を製作でき、更
に溶剤脱蝋設備や公害対策などを必要としない鋳型が得
られる。
粘結剤を準備し、次のスラリを調製する。
0〜100#のジルコニア粒子で第1層目のコーティン
グを実施した。これを室温で2〜3時間自然乾燥し、有
機エステル硬化剤4重量%とイソプロピルアルコール9
6重量%で調製した硬化剤に数秒間浸漬して液切りした
後、20分間放置して第1層目を硬化させた。次にこの
スラリのイットリア粉末分を110重量部としてスラリ
の粘度を下げて第2層目のスラリとし、これと60〜8
0#のジルコニア粒子で第2層をコーティングした。こ
れを2〜3時間乾燥し、上記と同様にして硬化剤で第2
層目を硬化させた。次いで、通常のバックアップコーテ
ィングをして鋳型の製作を完了した。これを5〜7kg
/cm2 のオートクレーブで10分間脱蝋し、鋳型を破
壊して鋳型内面を観察したところ、鋳型内面のダレ、剥
離、その他の欠陥は全く認められなかった。
00℃で1時間焼成したが、鋳型にクラック、剥離、そ
の他の欠陥は発生せず、この鋳型にチタン合金(Ti−
6Al−4V)を鋳造したところ、αケースと称する鋳
造品表面の汚染層は非常に少なく、かつ、砂離れは大変
良好であった。
製作した。この鋳型についても脱蝋後、焼成後共欠陥の
発生は全く認められなかった。この鋳型にチタン合金を
鋳込んだところ、鋳造品の品質は実施例1とほぼ同等
で、砂落しも容易であった。
ス水溶液20重量%と水50重量%で調製した粘結剤を
準備し、次のスラリを調製する。
ペラの鋳型を製作して、チタン合金を鋳造したところ、
αケースと称する鋳造品表面の汚染層は非常に少なく、
かつ、砂離れは大変良好であった。
スラリを調製した。
作した。この鋳型についても脱蝋後、焼成後共欠陥の発
生は全く認められなかった。この鋳型にチタン合金を鋳
込んだところ、鋳造品の品質は実施例3とほぼ同等で、
砂落しも容易であった。
溶液20重量%と水50重量%で調製した粘結剤を準備
し、次のスラリを調製する。
0〜100#のジルコニア粒子で第1層目のコーティン
グを実施した。これを室温で30分間自然乾燥し、φ5
00×500の容器に鋳型を置いて、蟻酸メチル0.2
%のガス硬化剤を導き、約5分間放置して第1層目を硬
化させた。次にこのスラリのイットリア粉末分を110
重量部としてスラリの粘度を下げて第2層目のスラリと
し、これと60〜80#のジルコニア粒子で第2層をコ
ーティングした。これを30分間乾燥し、上記と同様に
してガス硬化剤で第2層目を硬化させた。次いで、コロ
イダルシリカを使用した通常のバックアップコーティン
グ材を用いて鋳型の製作を完了した。これを5〜7kg
/cm2 のオートクレーブで10分間脱蝋し、鋳型を破
壊して鋳型内面を観察したところ、鋳型内面のダレ、剥
離、その他の欠陥は全く認められなかった。
00℃で1時間焼成したが、鋳型にクラック、剥離、そ
の他の欠陥は発生せず、この鋳型にチタン合金(Ti−
6Al−4V)を鋳造したところ、αケースと称する鋳
造品表面の汚染層は非常に少なく、かつ、砂離れは大変
良好であった。
スラリを調製した。
作した。この鋳型についても脱蝋後、焼成後共欠陥の発
生は全く認められなかった。この鋳型にチタン合金を鋳
込んだところ、鋳造品の品質は実施例5とほぼ同等で、
砂落しも容易であった。
に本発明によれば次のような優れた効果を発揮する。
たセラミックシェル鋳型が容易に製作できる。
き、液切りしやすく、耐火材粉末が沈降し難く、オート
クレーブ脱蝋で脱蝋欠陥を発生しないなど工業的に好適
なスラリとして提供できる。
とも第1層,第1層と第2層がシリカをほとんど含まな
い鋳型を作ることができるため、活性元素を含む合金溶
湯との反応が著しく少ない鋳型を作ることができる。
純物程度のシリカだけを含む鋳型を作ることができるた
め、この鋳型は高温に長時間さらされてもガラス相を生
成せず、高温強度に優れ、かつ、高温下での変形も僅か
である。
い。
気に不溶性となり、オートクレーブで脱蝋できる。
下で遊離水分が蒸発しにくいような作業環境でも確実に
硬化させることができる。
いる精密鋳造用鋳型の製造に用いる設備で本発明を実施
できる。つまり有機溶剤脱蝋設備その他の新たな設備を
必要としない。
Claims (11)
- 【請求項1】 蝋型に、スラリと耐火材粒子とを被覆し
て精密鋳造用鋳型のシェルを形成するための精密鋳造用
鋳型の製造方法において、耐火材粉末と常温で硬化剤と
反応して硬化する高分子化合物を混合してスラリとし、
該スラリと耐火材粒子で蝋型を被覆して自然乾燥し、次
いで硬化剤で被覆層を化学的に固化させてシェルを形成
することを特徴とする精密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項2】 高分子化合物が、カリウムアルカリ性フ
ェノール樹脂で、かつ該フェノール樹脂を水で希釈して
固形分を10〜30%の水溶液として用いる請求項1記
載の精密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項3】 硬化剤が有機エステルで、かつ該有機エ
ステルをイソプロピルアルコール等で希釈して1〜10
%のアルコール溶液として用いる請求項1記載の精密鋳
造用鋳型の製造方法。 - 【請求項4】 耐火材粉末及び耐火材粒子が、イットリ
ア,セリア,ジルコニア,炭酸カルシュウム,ジルコ
ン,マグネシア,アルミナ,ムライト,シリカの1種又
は数種を用いる請求項1記載の精密鋳造用鋳型の製造方
法。 - 【請求項5】 蝋型に、スラリと耐火材粒子とを被覆し
て精密鋳造用鋳型のシェルを形成するための精密鋳造用
鋳型の製造方法において、常温で硬化剤と反応して硬化
する高分子化合物とメチルセルロースで調製した粘結剤
に耐火材粉末を混合してスラリとし、該スラリと耐火材
粒子で蝋型を被覆して自然乾燥し、次いで硬化剤で被覆
層を化学的に固化させてシェルを形成することを特徴と
する精密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項6】 蝋型に被覆して自然乾燥させた被覆層
を、ガス化した硬化剤で化学的に固化させてシェルを形
成する請求項1または請求項5記載の精密鋳造用鋳型の
製造方法。 - 【請求項7】 高分子化合物が、カリウムアルカリ性フ
ェノール樹脂で、かつ該フェノール樹脂を水で希釈して
固形分を10〜30%の水溶液として用いる請求項5又
は6記載の精密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項8】 メチルセルロースがメトキシ基を27〜
32%含有し、熱ゲル化温度が約65℃以下のもので、
該メチルセルロースを水に溶解して固形分を粘結剤全量
の0.05〜2%として用いる請求項5又は6記載の精
密鋳造用鋳型の製造方法。 - 【請求項9】 硬化剤が有機エステルで、かつ該有機エ
ステルをイソプロピルアルコール等で希釈して1〜10
%のアルコール溶液として用いる請求項5記載の精密鋳
造用鋳型の製造方法。 - 【請求項10】 耐火材粉末及び耐火材粒子が、イット
リア,セリア,ジルコニア,炭酸カルシュウム,ジルコ
ン,マグネシア,アルミナ,ムライト,シリカの1種又
は数種を用いる請求項5又は6記載の精密鋳造用鋳型の
製造方法。 - 【請求項11】 硬化剤が蟻酸メチルで、かつ該蟻酸メ
チルを常温(15〜25℃)で気化させて気流中で固化
させる請求項6記載の精密鋳造用鋳型の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04082407A JP3114336B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 精密鋳造用鋳型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04082407A JP3114336B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 精密鋳造用鋳型の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05277624A true JPH05277624A (ja) | 1993-10-26 |
JP3114336B2 JP3114336B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=13773743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04082407A Expired - Lifetime JP3114336B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 精密鋳造用鋳型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114336B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069246A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | チタン合金用鋳型 |
CN106734867A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-05-31 | 江苏雨燕模业科技有限公司 | 一种涡轮增压器叶轮模具的制备方法 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP04082407A patent/JP3114336B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007069246A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | チタン合金用鋳型 |
CN106734867A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-05-31 | 江苏雨燕模业科技有限公司 | 一种涡轮增压器叶轮模具的制备方法 |
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---|---|
JP3114336B2 (ja) | 2000-12-04 |
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