JPH0527750Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0527750Y2
JPH0527750Y2 JP15221888U JP15221888U JPH0527750Y2 JP H0527750 Y2 JPH0527750 Y2 JP H0527750Y2 JP 15221888 U JP15221888 U JP 15221888U JP 15221888 U JP15221888 U JP 15221888U JP H0527750 Y2 JPH0527750 Y2 JP H0527750Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
spring
sliding
sliding valve
springs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15221888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0272871U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=31426951&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0527750(Y2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed filed Critical
Priority to JP15221888U priority Critical patent/JPH0527750Y2/ja
Publication of JPH0272871U publication Critical patent/JPH0272871U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0527750Y2 publication Critical patent/JPH0527750Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、直動摺動弁、特に、流路内に直動可
能に収容した円筒状又は円柱状の直動摺動弁であ
つて、この摺動弁の外周の摺動間隙を極微少に設
定してこの摺動間隙内に液状のシール剤を介在さ
せるか又は摺動間隙の寸法設定のみよつて前記摺
動弁の外周の気密を確保するようにした直動摺動
弁に関するものであり、この直動摺動弁に対応さ
せる復帰移動付勢用のバネの構成の改良により、
前記直動摺動弁の閉弁不良を防止するものであ
る。そして、この直動摺動弁はガス栓等として利
用できる。
[従来技術及びその問題点] 直動摺動弁として、すでに、特開昭63−13970
号公報に開示のものがあり、このものを直動式の
ガス栓として実施する場合には、第3図に示すよ
うに、装置本体1内に形成した屈曲流路の屈曲点
の下流側に直動式の摺動弁2を収容し、この摺動
弁2をその下流側のプラグPに接続されるソケツ
ト3によつて開閉されるようにした構成とするこ
とができる。尚、前記摺動弁2は、弁室の内周壁
との間に極微少な摺動間隙を有するように収容さ
れて前記摺動間隙の寸法設定のみにより又は液状
のシール剤を介在させることにより、摺動弁2の
外周部の気密を確保する形式の弁である。
このものでは、プラグPのガス出口12の上流
側には、このプラグPと同軸の円形断面の弁室1
3が形成されており、この弁室13内にこれの断
面形状に一致した外形断面の摺動弁2が摺動自在
に収容されている。そして、前記弁室13の上流
端近傍の胴部には入口側回路11の下流端の開口
14が位置し、前記摺動弁2はこの開口14の下
流側に外れた位置(閉弁位置)から前記開口14
の中程(開弁位置)までの範囲で摺動するよう
に、その移動域が設定されている。又、前記摺動
弁2には、弁室13の底壁との間に閉弁復帰用の
コイルバネSが介装され、一方、摺動弁2の下流
側には弁軸21が突出し、これらの先端に具備さ
せた補助弁体22がガス出口12の近傍に形成し
た弁座部15に対接している。
この従来例のものでは、プラグPとソケツト3
としては周知のガス管接続具の構造がそのまま採
用されており、ソケツト3に装備される軸体31
がプラグPとソケツト3との接続時にガス出口1
2からその上流側に突出する。従つて、ソケツト
3を取外した状態では、コイルバネSによつて摺
動弁2が開口14から下流側に外れた閉弁位置に
あり、このときは、摺動弁2の外周面と弁室13
の内周面と気密接触により、装置本体1内のガス
流路が遮断されるとともに、補助弁体22と弁座
部15との対接によつても前記ガス流路が補助的
に遮断されることとなる。
そして、ソケツト3をプラグPに接続すると、
軸体31がガス出口12からその上流側に突出し
た状態でプラグPとソケツト3とが連結状態に結
合され、補助弁体22が押し込まれて開弁すると
ともに、この補助弁体22に連設される摺動弁2
がコイルバネSの付勢力に抗して一定ストローク
押し込まれて摺動弁2が開口14の中程の開弁位
置に位置せしめられ、入口側回路11とガス出口
12とが開口14及び弁室13を介して連通し、
ソケツト3の下流側にガス供給されることとな
る。即ち、ガス栓が「開」の状態となる。
このように、この従来の直動摺動弁を用いたガ
ス栓では通常のガスコツクにくらべて操作性が良
く、しかもその操作力が軽いものとなる。
ところが、この従来のものでは、コイルバネS
の座屈が原因となる摺動弁2の閉弁不良が生じ易
い。
これは、摺動弁2の閉弁状態において、弁室1
3の胴部の断面拡大部となる開口14が前記摺動
弁2を閉弁方向に付勢するコイルバネSの中程に
位置し、このコイルバネSが前記開口14に向つ
て突出する形状に座屈し易いからであり、前記座
屈が生じると、摺動弁2に偏心した付勢力が作用
することとなり、摺動弁2の外周の極微少な摺動
間隙に偏りが生じて閉弁不良が生じることとなる
のである。
[技術的課題] 本考案は、このような、「直線状の弁室13内
に摺動弁2を直動摺動自在に収容するとともにこ
の弁室13の胴部に開口14等の断面拡大部を形
成し、前記摺動弁2の摺動域を前記断面拡大部の
下流側に外れた閉弁位置から前記断面拡大部の中
程より上流側に位置した開弁位置までの範囲に設
定し、前記閉弁位置における摺動弁2の外周と弁
室13の内周との摺動間隙を極微少に設定するこ
とにより摺動弁2の外周気密を確保するように
し、前記摺動弁2と弁室13の底壁との間に閉弁
用のコイルバネSを介装し、前記摺動弁2を装置
本体1の外部から開閉操作可能にした直動摺動
弁」において、摺動弁2の閉弁不良を防止するた
め、摺動弁2を閉弁方向に付勢するコイルバネS
が座屈しないようにすることをその技術的課題と
する。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は「コイルバネSを摺動弁2と弁室
13の底壁との間に介装した少なくとも二つの第
1バネS1と第2バネS2から構成し、一方の第1バ
ネS1を他方の第2バネS2の外周側に位置させると
ともにこれらのバネを同心状態に配設し、前記両
方のバネの自由長及び取付け長さをほぼ一致さ
せ、これらのバネの巻方向を逆に設定した」こと
である。
[実施例及び作用] この項では、本考案の上記技術的手段及びその
作用を実施例を用いてさらに詳しく説明する。
実施例の直動摺動弁は、第1図の如く、既述の
例(第3図のもの)と同様に、ガス回路を開閉す
るガス栓として実施されたものであり、ソケツト
3とプラグPとの関係、軸体31と摺動弁2との
連動関係、摺動弁2の開閉機構及び装置本体1内
のガス回路の構成は既述の従来例のガス栓と全く
同様に構成される。
そしてコイルバネSとしては巻方向を相互に逆
に設定した一対の第1バネS1と第2バネS2とから
構成され、これらは同心状態に摺動弁2と弁室1
3の底壁との間に介装され、第2バネS2を小径の
コイルバネとし、大径のコイルバネからなる第1
バネS1内に同心状態に配設されている。
前記第1バネS1及び第2バネS2は共に両端部が
平面状態となるように構成されるとともに、これ
らのバネの自由長が同じに設定されている。又、
これらのバネの両端が対接する相手側は、その一
方が摺動弁2の端面のバネ受け部20となり、他
方が弁室13の底壁中央部となり、これらのバネ
の対接部を共に弁室13の軸線に直角な平面部と
してある。従つて、これらの平面部は相互に正確
な対向することとなり、これら平面部間に介装し
た第1バネS1及び第2バネS2は共にその取付け長
さが一致することとなる。
次に、この実施例では、入口側回路11の下流
端の開口14が弁室13における第1バネS1及び
第2バネS2の配設域の胴部に開口しており、この
開口14の部分が既述の技術的手段における断面
拡大部となる。
そして、第2図の如く、摺動弁2がこの開口1
4から下流側に外れて位置するときが閉弁状態
で、開口14の中程に在るときが摺動弁2の開弁
状態である。従つて、既述従来例と同様にソケツ
ト3の接続によつてこれに具備される軸体31が
摺動弁2を押し込み摺動弁2が開弁位置に位置せ
しめられて開口14を介して入口側回路11とガ
ス出口12が連通し、ガス栓は「開」の状態とな
る。逆に、ソケツト3をプラグPから取外すと、
摺動弁2の押し込み力が消失して摺動弁2は第1
バネS1及び第2バネS2の付勢力によつて閉弁位置
に復帰し、第1図の如く、装置本体1内のガス回
路が遮断されることとなる。
上記の構成の直動摺動弁では、摺動弁2の開弁
位置において、第1バネS1と第2バネS2とが共に
取付け長さに圧縮された状態にあり、これら二つ
のバネはほぼ同じストローク圧縮されている。そ
して、この状態においては、第1バネS1及び第2
バネS2は座屈する傾向にあるが、上記のように、
第1バネS1及び第2バネS2の巻方向を逆に設定し
たものでは座屈は生じなかつた。尚、この座屈現
象は自由長が長く取付け長さが短い程その現象が
生じ易いが、参考までに、この実施例の第1バネ
S1及び第2バネS2の自由長は30mm、取付け長さは
閉弁時16.5mm、開弁時7mmであり、第1バネS1
バネ直径は中心径7.7mm、第2バネS2のバネ直径
は中心径6.4mmで、両者の間隙は0.1mmであつた。
これは、第1バネS1及び第2バネS2の巻方向を
逆に設定したものでは、それぞれのコイルバネに
生じる座屈傾向が相互に逆の方向となつて一方の
座屈力が他方のそれによつて阻止され、第1バネ
S1と第2バネS2からなるバネ組全体としては座屈
しないこととなるからである。
このことから、第1バネS1及び第2バネS2のバ
ネの直径を相互に近似させて第2バネS2が丁度第
1バネS1内に僅かの間隙で収容されるように両者
のバネの直径を設定することが望ましい。尚、座
屈防止効果としては、第1バネS1と第2バネS2
の間にある程度の間隙は許容できる。
尚、前記座屈防止の理由としては次の理由も考
えられる。
第1バネS1及び第2バネS2が圧縮された状態に
おいては、これらのバネの端面からバネ受け部2
0及び弁室13の底壁に前記圧縮力の反力が作用
する。この作用力の方向は第1バネS1及び第2バ
ネS2の軸線とは正確に一致し難く、バネの巻方向
との関係で僅かに偏心することとなり、この偏心
作用力が摺動弁2を傾斜させるべく作用し、この
摺動弁2の極僅かの傾斜によつて第1バネS1又は
第2バネS2はそれぞれの巻方向との関係で定まる
方向に座屈しようとする。ところが、第1バネS1
及び第2バネS2のバネの巻方向は逆に設定されて
いるから、各バネからの作用力の偏心の方向は逆
方向となり、相互の相殺されて摺動弁2には偏心
荷重が生じないものとなり、この結果上記座屈が
防止されるとするものである。
いずれかの理由又は両方の理由によつて上記実
施例のものでは手動弁2を閉弁方向に付勢するコ
イルバネSの座屈が防止される。従つて、閉弁状
態における閉弁不良が防止できる。
尚、この実施例では、各図に示すように、弁座
部15に対接する補助弁体22を摺動弁2の弁軸
21と別体に構成し、この弁軸21の先端部に補
助弁体22の筒軸部23を外嵌させてこの筒軸部
23に外嵌させた補助バネ24を摺動弁2と補助
弁体22との間に介装している。従つて、ソケツ
ト3をプラグPに接続して軸体31をガス出口1
2の上流側に押し込んだときに、軸体31からの
作用力が筒軸部23の底壁と弁軸21の先端の球
状部との対接点を介して摺動弁2に作用すること
となり、この点でも、摺動弁2にはその開弁位置
において偏心荷重が作用しにくいものとなる。
又、この実施例では、コイルバネSとして、二
つの第1バネS1及び第2バネS2から構成したが、
三つのコイルバネを三重に収容するとともにこれ
らのコイルバネを同心状態に配設するようにして
もよい。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
摺動弁2の閉弁位置においてコイルバネSを構
成する少なくとも二つのバネが座屈しないから、
コイルバネSの座屈による閉弁不良が防止でき
る。
又、コイルバネSが一つのバネから構成されて
いる場合には、バネ荷重の調節が困難であるが、
複数のバネを使用する上記構成によれば、バネの
組み合せによつてバネ荷重を調節でき、バネ荷重
のバラツキを少くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の直動摺動弁をガス栓
として利用した場合の断面図、第2図は前記実施
例のガス栓の開弁状態の説明図、第3図は従来例
の摺動弁を直動摺動弁として使用したガス栓の説
明図であり、図中、 13……弁室、2……摺動弁、14……開口、
S……コイルバネ、1……装置本体、S1……第1
バネ、S2……第2バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線状の弁室13内の摺動弁2を直動摺動自在
    に収容するとともにこの弁室13の胴部に開口1
    4等の断面拡大部を形成し、前記摺動弁2の摺動
    域を前記断面拡大部の下流側に外れた閉弁位置か
    ら前記断面拡大部の中程より上流側に位置した開
    弁位置までの範囲に設定し、前記閉弁位置におけ
    る摺動弁2の外周と弁室13の内周との摺動間隙
    を極微少に設定することにより摺動弁2の外周気
    密を確保するようにし、前記摺動弁2と弁室13
    の底壁との間に閉弁用のコイルバネSを介装し、
    前記摺動弁2を装置本体1の外部から開閉操作可
    能にした直動摺動弁において、コイルバネSを摺
    動弁2と弁室13の底壁との間に介装した少なく
    とも二つの第1バネS1と第2バネS2から構成し、
    一方の第1バネS1を他方の第2バネS2の外周側に
    位置させるとともにこれらのバネを同心状態に配
    設し、前記両方のバネの自由長及び取付け長さを
    ほぼ一致させ、これらのバネの巻方向を逆に設定
    した直動摺動弁。
JP15221888U 1988-11-22 1988-11-22 Expired - Lifetime JPH0527750Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15221888U JPH0527750Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15221888U JPH0527750Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0272871U JPH0272871U (ja) 1990-06-04
JPH0527750Y2 true JPH0527750Y2 (ja) 1993-07-15

Family

ID=31426951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15221888U Expired - Lifetime JPH0527750Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527750Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0272871U (ja) 1990-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1706651B9 (en) Improved rod connector assembly
US20020066877A1 (en) Gate valve
JP2809399B2 (ja) ボール弁
JPH10268943A (ja) 減圧弁
JPH0527750Y2 (ja)
US20040231727A1 (en) Pressure reducing valve
JP2002005319A (ja) 圧力リリーフ弁
JP2756092B2 (ja) 管継手
EP0291224A2 (en) Fuel injection nozzles
JPH08312804A (ja) 二重偏心弁
JPH03605Y2 (ja)
JPH08200898A (ja) チャージバルブ
JPH03597Y2 (ja)
JPS6210545Y2 (ja)
JPS60208615A (ja) 流体圧シリンダ
JPH0130288Y2 (ja)
JP2719477B2 (ja) 油圧配管用管継手と油圧機器との接続構造
JPS5924567Y2 (ja) 車高調整装置
JP2560258Y2 (ja) ガスコック
JPH0229331Y2 (ja)
JPH077974Y2 (ja) 減圧弁
JPS6288889A (ja) ソレノイド弁制御装置
JPS5911229Y2 (ja) 過流出防止弁付ガスコック
JPH0719678U (ja) ガスメータのガス遮断弁構造
SU1373951A1 (ru) Предохранительный клапан