JPH0527706U - 光結合装置 - Google Patents

光結合装置

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JPH0527706U
JPH0527706U JP7504291U JP7504291U JPH0527706U JP H0527706 U JPH0527706 U JP H0527706U JP 7504291 U JP7504291 U JP 7504291U JP 7504291 U JP7504291 U JP 7504291U JP H0527706 U JPH0527706 U JP H0527706U
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JP
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optical fiber
optical
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洋子 高松
静郎 田村
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、組付作業を容易に行うことの
できる光結合装置を提供することにある。 【構成】本考案は、レンズ(13)を挟んで互いに対向
する部位に発受光素子(11)および光ファイバ(1
5)を配置して成る光結合装置において、前記レンズ
(13)を有するとともに、このレンズ(13)を中心
とする弧状凸面(17b)を有し、かつ該レンズ(1
3)に向ける態様で前記発受光素子(11)および光フ
ァイバ(15)のいずれか一方を保持する第1の結合要
素(17)と、前記第1の結合要素(17)の弧状凸面
(17b)に摺接する弧状凹面(20a)を有し、かつ
この弧状凹面(20a)の中心に向ける態様で前記発受
光素子(11)および光ファイバ(15)のいずれか他
方を保持する第2の結合要素(18)とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンズを挟んで互いに対向する部位に発受光素子および光ファイバ を配置して成る光結合装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、この種の光結合装置を示したものである。 この光結合装置は、発受光素子1が内蔵された発受光素子アセンブリ2と、円 柱状を成すセルフォックレンズ3と、光ファイバ4の端部に構成されたフェルー ル5との間に適用されるもので、ホルダ6に基準孔7と取付孔8とが形成されて いる。
【0003】 この光結合装置では、上記ホルダ6に形成された基準孔7の一方から光ファイ バ4のフェルール5を嵌挿保持させ、その後ホルダ6における基準孔7の他方に 半田付け等によってセルフォックレンズ3を取り付けるとともに、上記取付孔8 に半田付け等によって発受光素子アセンブリ2を取り付けるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種の光結合装置では、レンズ3、発受光素子1および光ファイ バ4間においてそれぞれの光軸を互いに合致させる必要がある。
【0005】 上述した光結合装置の場合には、フェルール5を保持したホルダ6にセルフォ ックレンズ3を取り付ける際に、光ファイバ4とセルフォックレンズ3との光軸 に関して図中のX,Y方向の光軸ずれ、Z方向の間隙および光軸傾斜ずれを調整 した後、さらに上記ホルダ6に発受光素子アセンブリ2を取り付ける際に、上記 セルフォックレンズ3と発受光素子1との光軸に関して図中のX,Y方向の光軸 ずれ、Z方向の間隙および光軸傾斜ずれを調整しなければならず、その作業は雑 多であり、極めて煩雑となる。
【0006】 しかも、セルフォックレンズ3および発受光素子アセンブリ2を調整するため には、これらとホルダ6との間に調整移動用の間隙tを設けなければならず、半 田付けの際にフラックスかすが侵入して光学面を汚す虞れもある。
【0007】 なお、ホルダ6にセルフォックレンズ3を圧入した場合、X,Y方向の光軸ず れについては調整を不要にすることができるものの、光ファイバ4との光軸傾斜 ずれを調整することができなくなるため、これを採用することができない。
【0008】 本考案の目的は、上記実情に鑑みて、組付作業を容易に行うことのできる光結 合装置を提供することにある。
【0009】 また、本発明の他の目的は、光学面の汚れを可及的に防止することのできる光 結合装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、レンズを挟んで互いに対向する部位に発受光素子および光ファイバ を配置して成る光結合装置において、前記レンズを有するとともに、このレンズ を中心とする弧状凸面を有し、かつ該レンズに向ける態様で前記発受光素子およ び光ファイバのいずれか一方を保持する第1の結合要素と、前記第1の結合要素 の弧状凸面に摺接する弧状凹面を有し、かつこの弧状凹面の中心に向ける態様で 前記発受光素子および光ファイバのいずれか他方を保持する第2の結合要素とを 備えている。
【0011】 また、本考案は、レンズを挟んで互いに対向する部位に発受光素子および光フ ァイバを配置して成る光結合装置において、前記レンズとして適用される球状レ ンズと、前記球状レンズが圧入される基準孔が穿設され、かつこの基準孔内に前 記発受光素子および前記光ファイバの少なくとも一方を圧入保持する保持要素と を備えている。
【0012】 さらに、本考案では、ホルダ内においてレンズを挟んで互いに対向する部位に 発受光素子および光ファイバを配置して成る光結合装置において、前記ホルダと 前記発受光素子との接合部、および前記ホルダと前記光ファイバとの接合部の少 なくとも一方と、前記ホルダ内における前記発受光素子および前記光ファイバが 互いに対向する空間との間に、これら接合部および空間の間の連通を絶つ密閉手 段を配設している。
【0013】
【作用】
本考案によれば、第1の結合要素の弧状凸面と第2の結合要素の弧状凹面とを 互いに当接させると、発受光素子と光ファイバとの光軸ずれが解消されるととも に、互いの間隔が決定される。
【0014】 また、本考案によれば、球状レンズを圧入した保持要素の基準孔に、発受光素 子および光ファイバの少なくとも一方を圧入させると、該基準孔を介してその光 軸と前記球状レンズの光軸とが互いに合致する。
【0015】 さらに、本考案によれば、密閉手段によって接合時における発受光素子および 光ファイバが互いに対向する空間と、ホルダと前記発受光素子との接合部、もし くは前記ホルダと前記光ファイバとの接合部との間が隔離される。
【0016】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案に係る光る結合装置の第1実施例を概念的に示したものであり 、発受光素子11が内蔵され、かつこの発受光素子11との光軸を合致させる態 様でキャップ12に半球状レンズ13が配設された発受光素子アセンブリ14と 、光ファイバ15の端部に構成されたフェルール16との間に適用される光結合 装置10を例示している。
【0017】 同図に示すようにこの光結合装置10は、上記発受光素子アセンブリ14を保 持する第1ホルダ(第1の結合要素)17と、上記フェルール16を保持する第 2ホルダ(第2の結合要素)18とを備えている。
【0018】 第1ホルダ17は、図2に示すように、球を真二つに分割した半球状を成して おり、その中心部に透孔19を有している。透孔19は、上記第1ホルダ17の 中心から径外方向に向けて漸次径の増加する円錐状を成しており、該第1ホルダ 17の端面17aにおいて上記半球状レンズ13の外径と一致する孔径を有して いる。
【0019】 この第1ホルダ17には、図1に示すように、上記半球状レンズ13を上記透 孔19に臨ませる態様で、その端面17aに上記発受光素子アセンブリ14が半 田付けによって取り付けられる。このとき、上記半球状レンズ13は、第1ホル ダ17の中心部に配置される。
【0020】 第2ホルダ18は、その一端部に凹部20を有し、かつその他端部に嵌挿孔2 1を有し、さらにその他端部外周面にネジ溝22を有している。凹部20は、上 記第1ホルダ17を摺動自在に収容する半球状を成しており、第2ホルダ18の 一端に向けて開口している。
【0021】 嵌挿孔21は、上記フェルール16の外径と同一の内径を有しており、上記第 2ホルダ18の他端から上記凹部20の中心に向けて形成されている。
【0022】 この第2ホルダ18には、その他端から嵌挿孔21にフェルール16を嵌挿さ せ、さらにこのフェルール16のフランジ16aを他端面18aに当接させる態 様で他端部に締結部材13を螺着させることによって上記光ファイバ15が保持 される。このとき、上記凹部20の中心からフェルール16の先端面16bまで の距離は、そのフランジ16aと上記第2ホルダ18の他端面18aとが当接す ることによって決定され、上記半球状レンズ13との間に確保すべき間隙と等し く設定されている。
【0023】 上記のように構成された光結合装置10では、上記第2ホルダ18の凹部20 内に第1ホルダ17を収容配置させ、上記光ファイバ15の光軸と半球状レンズ 13の光軸とを互いに合致させた後、上記第1ホルダ17の端面周縁を第2ホル ダ18に半田付けあるいは接着剤によって接着することにより、上記半球状レン ズ13を挟んで互いに対向する部位に光ファイバ15と発受光素子11とが配置 されることとなる。
【0024】 この際、第1ホルダ17の球状凸面17bと第2ホルダ18の球状凹面20a とが互いに当接した状態で、上記光ファイバ15の光軸と半球状レンズ13の光 軸とがX,Y,Z方向に関して位置決めが成されている。
【0025】 したがって、これら光軸の調整作業としては、上記第1ホルダ17の球状凸面 17bと上記第2ホルダ18の球状凹面20aとを互いに摺動させて光軸傾斜ず れを修正するだけでよい。なお、Z方向の位置決めに関しては、フェルール16 のフランジ16aと第2ホルダ18の他端面18aとの間に適宜シム(図示せず )を介在させることにより、その精度を向上させることができる。
【0026】 また、第1ホルダ17と第2ホルダ18とは、球状面17b,20aが互いに 摺接しているため、半田付けを行った場合にも、フラックスかすが侵入して半球 状レンズ13や光ファイバ15の光学面を汚すことはない。
【0027】 なお、上記第1実施例では、レンズとして半球状レンズ13を適用しているが 、球状レンズやセルフォックレンズ等、その他のレンズを適用することも可能で ある。なお実施例の如く、球状、もしくは半球状レンズを適用する場合には、当 該レンズを第1の結合要素として光結合装置を構成することも可能である。
【0028】 また、上記第1実施例では、第1の結合要素17に発受光素子11を保持させ 、かつ第2の結合要素18に光ファイバ15を保持させるようにしているが、本 考案は逆の態様でも構わない。
【0029】 さらに、上記第1実施例では、弧状凹凸面17b,20aとして、それぞれ半 球状のもの、すなわち複数の方向において弧状のものを例示しているが、本考案 ではこれらに限らず、少なくとも一方向に弧状であればよい。
【0030】 図3は、本考案に係る光結合装置の第2実施例を概念的に示したものである。 ここで例示する光結合装置30は、発受光素子31が内蔵された発受光素子アセ ンブリ32と、光ファイバ33の端部に構成されたフェルール34と、レンズと の間に適用されるもので、レンズとして上記フェルール34の外径と同一の直径 を有する球状レンズ35が適用されている。
【0031】 同図に示すように、この光結合装置30は、上記フェルール34および球状レ ンズ35を保持する保持部材36と、上記発受光素子アセンブリ32を保持する 外装部材37とを備えている。
【0032】 保持部材36は、図4に示すように、中心部に基準孔38を有する円筒状を成 しており、その中央部外周面にフランジ39を有し、かつその中央部周面に複数 の通気孔40,40…を有している。フランジ39は、上記保持部材36の外周 面から直交する態様で延設されており、該外周面の全周に亘って配置されている 。基準孔38は、上記フェルール34の外径と同一の内径を有しており、上記保 持部材36の一端面36aから他端面36bに亘って貫設されている。通気孔4 0,40…は、それぞれ上記基準孔38から保持部材36の径外方向へ向けて放 射状に延設されており、該基準孔38と外部とを互いに連通させている。
【0033】 外装部材37は、図3に示すように、その一端部に取付孔41を有するととも に、その他端部に該取付孔41と同心の挿入孔42を有している。取付孔41は 、上記発受光素子アセンブリ32の外径と同一の内径を有し、また挿入孔42は 上記保持部材36の外径よりも僅かに大きな内径を有している。なお、この外装 部材37の両端面37a,37bは、それぞれ中心軸に対して直交する態様に成 形されている。
【0034】 上記のように構成された光結合装置30では、まず図4に示すように、上記保 持部材36にその基準孔38の一端からフェルール34を圧入し、かつその他端 から上記球状レンズ35を圧入する。このとき、レンズとして球状レンズ35を 適用しているため、この球状レンズ35と光ファイバ33との間においては、両 者に光軸傾斜ずれが生じることはない。また、フェルール34の先端の位置は、 そのフランジ34aと保持部材36の一端面36aとが当接することによって決 定され、球状レンズ35との間に確保すべき間隙と等しく設定されている。さら に、基準孔38内の空気は、圧入の際に通気孔40,40…を介して適宜外部へ 排出されるため、圧入作業を妨害することはない。
【0035】 次に、図3に示すように、外装部材37の取付孔41に発受光素子アセンブリ 32を嵌挿させるとともに、フェルール34を保持した保持部材36を該外装部 材37の挿入孔42に挿入し、発受光素子31の光軸と光ファイバ33の光軸と を互いに合致させた後、それぞれを外装部材37に半田付けあるいは接着剤によ って接着することにより、上記球状レンズ35を挟んで互いに対向する部位に光 ファイバ33と発受光素子31とが配置されることとなる。
【0036】 この際、外装部材37の挿入孔42に保持部材36を挿入させ、そのフランジ 39を外装部材37の一端面37aに当接させた状態で光ファイバ33の光軸と 、取付孔41に嵌挿された発受光素子アセンブリ32の発受光素子31の光軸と の光軸傾斜ずれが解消されている。
【0037】 したがって、これら光軸の調整作業としては、保持部材36のフランジ39を 外装部材37の一端面37aに当接させた状態で該保持部材36を移動させ、X ,Y方向の光軸ずれを調整して外装部材37に保持部材36を固定させ、その後 、発受光素子アセンブリ32を外装部材37の取付孔41に沿って移動させ、Z 方向の間隙を調整して該外装部材37に発受光素子アセンブリ32を固定すれば よい。
【0038】 また、外装部材37と保持部材36とは該保持部材36のフランジ39を介し て互いに接触し、一方、外装部材37と発受光素子アセンブリ32とは個々の周 面を介して互いに接触しているため、半田付けを行った場合にも、フラックスか すが侵入して球状レンズ35や光ファイバ33および発受光素子31の光学面を 汚すことはない。
【0039】 なお、上記第2実施例では、光ファイバ33の端部に構成されたフェルール3 4の外径と同一の直径を有する球状レンズ35を適用しているが、球状レンズ3 5の直径は必ずしもフェルール33の外径と一致している必要はない。この場合 、保持部材に形成する基準孔は、球状レンズおよびフェルールに応じた複数の内 径を有し、かつこれらの軸心が同一直線上にある必要がある。
【0040】 また、上記第2実施例では、保持部材36に光ファイバ33の端部に構成され たフェルール34を圧入保持させるようにしているが、本考案では、発受光素子 31を内蔵する発受光素子アセンブリ32のみを保持部材に圧入保持させるよう にしてもよいし、また両者を共に保持部材36に圧入保持させるようにしても構 わない。
【0041】 さらに、上記第2実施例では、保持部材36に、該保持部材36の径方向に延 在する通気孔40,40…を設けているが、この通気孔40,40…は必ずしも 保持部材36の径方向に延在する必要はなく、また、通気孔40,40…を設け なくても構わない。
【0042】 またさらに、上記第2実施例では、外装部材37の取付孔41に発受光素子ア センブリ32を嵌挿させ、かつ保持部材36のフランジ39および外装部材37 の一端面37aをそれぞれ軸心に対して直交させる態様で形成しているため、光 軸傾斜ずれをなくして、調整作業の更なる容易化を図ることができるが、本考案 はこれに限定されない。
【0043】 図5は、本考案に係る光結合装置の第3実施例を概念的に示したもので、発受 光素子51が内蔵され、かつこの発受光素子51との光軸を合致させる態様でキ ャップ52に半球状レンズ53が配設され、さらに外周面にパッキン54が嵌着 された発受光素子アセンブリ55と、光ファイバ56の端部に構成されたフェル ール57との間に適用される光結合装置50を例示している。
【0044】 同図に示すようにこの光結合装置50は、上記発受光素子アセンブリ55およ び上記フェルール57を保持するホルダ58を備えている。
【0045】 ホルダ58は、その一端部に取付孔59を有し、かつその他端部に嵌挿孔60 を有し、さらにその他端部外周面にネジ溝61を有している。取付孔59は、上 記発受光素子アセンブリ55の外径よりも十分大きな内径をもって形成されてお り、その内周面に環状溝62を有している。環状溝62は、上記発受光素子アセ ンブリ55の外周面に嵌着されたパッキン54に対応する部位に配設されており 、その内径は上記パッキン54の外径よりも大きく形成され、かつその幅は該パ ッキン54よりも僅かに小さく形成されている。
【0046】 嵌挿孔60は、上記フェルール57の外径と同一の内径を有しており、上記ホ ルダ58の他端面58aから上記取付孔59に開口する態様で該取付孔59と同 一軸心上に形成されている。
【0047】 上記のように構成された光結合装置50では、まず、ホルダ58の他端から嵌 挿孔60にフェルール57を嵌挿させ、さらにこのフェルール57のフランジ5 7aをホルダ58の他端面58aに当接させる態様で他端部に締結部材63を螺 着させることによって該ホルダ58に上記光ファイバ56が保持される。
【0048】 次に、上記ホルダ58の取付孔59に発受光素子アセンブリ55を挿入し、パ ッキン54をホルダ58の環状溝62に占位させた状態で光ファイバ56の光軸 と発受光素子51の光軸とを合致させた後、該発受光素子アセンブリ55をホル ダ58に半田付けすることにより、上記半球状レンズ53を挟んで互いに対向す る部位に光ファイバ56と発受光素子51とが配置されることとなる。
【0049】 この際、ホルダ58および発受光素子アセンブリ55の接合部Aと、ホルダ5 8内における半球状レンズ53および光ファイバ56が互いに対向する空間Bと は、上記パッキン54がホルダ58における取付孔59の内周面および発受光素 子アセンブリ55の外周面に圧接することによって隔離されるため、半田付けの 際に発生するフラックスかすが上記空間Bに侵入して半球状レンズ53や光ファ イバ56の光学面を汚すことはない。
【0050】 なお、上記第3実施例では、発受光素子51をキャップ52に保持させて発受 光素子アセンブリ55を構成し、一方光ファイバ56の端部にフェルール57を 構成し、これら発受光素子アセンブリ55およびフェルール57を介して光結合 装置50を構成しているが、本考案ではこれに限定されない。
【0051】 また、上記第3実施例では、ホルダ58と発受光素子51との間にのみ密閉手 段54を配設しているが、本考案ではホルダ58と光ファイバ56との間にのみ 配設してもよいし、また双方に配設しても構わない。
【0052】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る光結合装置によれば、第1の結合要素の弧 状凸面と第2の結合要素の弧状凹面とを互いに当接させると、発受光素子と光フ ァイバとの光軸ずれが解消されるとともに、互いの間隔が決定されるため、組付 の際の光軸の調整作業が容易となる。しかも、第1の結合要素と第2の結合要素 とは、弧状凹凸面を介して互いに摺接するため、半田付けを行った際にもフラッ クスかすが侵入して光学面を汚すこともない。
【0053】 また、本考案によれば、球状レンズを圧入した保持要素の基準孔に、発受光素 子および光ファイバの少なくとも一方を圧入させると、該基準孔を介してその光 軸と前記球状レンズの光軸とが互いに合致するため、組付の際の光軸の調整作業 が容易となる。
【0054】 さらに、本考案によれば、密閉手段によって接合時における発受光素子および 光ファイバが互いに対向する空間と、ホルダと前記発受光素子との接合部、もし くは前記ホルダと前記光ファイバとの接合部との間が隔離されるため、半田付け を行った際にもフラックスかすの光学面への侵入が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る光結合装置の第1実施例
を概念的に示した断面側面である。
【図2】図2は、光結合装置の第1実施例に適用される
第1の結合要素を概念的に示した断面斜視図である。
【図3】図3は、本考案に係る光結合装置の第2実施例
を概念的に示した断面側面である。
【図4】図4は、本考案に係る光結合装置の第3実施例
を概念的に示した断面側面である。
【図5】図5は、本考案に係る光結合装置の第3実施例
の要部を概念的に示した断面側面である。
【図6】図6は、従来の光結合装置を概念的に示した断
面側面図である。
【符号の説明】
11,31,51 発受光素子 13,53 レンズ 15,33,56 光ファイバ 17 第1の結合要素 17b 弧状凸面 18 第2の結合要素 20a 弧状凹面 35 球状レンズ 36 保持要素 38 基準孔 54 密閉手段 58 ホルダ A ホルダと発受光素子との接合部 B 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 静郎 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを挟んで互いに対向する部位に発
    受光素子および光ファイバを配置して成る光結合装置に
    おいて、 前記レンズを有するとともに、このレンズを中心とする
    弧状凸面を有し、かつ該レンズに向ける態様で前記発受
    光素子および光ファイバのいずれか一方を保持する第1
    の結合要素と、 前記第1の結合要素の弧状凸面に摺接する弧状凹面を有
    し、かつこの弧状凹面の中心に向ける態様で前記発受光
    素子および光ファイバのいずれか他方を保持する第2の
    結合要素とを備えたことを特徴とする光結合装置。
  2. 【請求項2】 レンズを挟んで互いに対向する部位に発
    受光素子および光ファイバを配置して成る光結合装置に
    おいて、 前記レンズとして適用される球状レンズと、 前記球状レンズが圧入される基準孔が穿設され、かつこ
    の基準孔内に前記発受光素子および前記光ファイバの少
    なくとも一方を圧入保持する保持要素とを備えたことを
    特徴とする光結合装置。
  3. 【請求項3】 ホルダ内においてレンズを挟んで互いに
    対向する部位に発受光素子および光ファイバを配置して
    成る光結合装置において、 前記ホルダと前記発受光素子との接合部、および前記ホ
    ルダと前記光ファイバとの接合部の少なくとも一方と、 前記ホルダ内における前記発受光素子および前記光ファ
    イバが互いに対向する空間との間に、 これら接合部および空間の間の連通を絶つ密閉手段を配
    設したことを特徴とする光結合装置。
JP7504291U 1991-09-18 1991-09-18 光結合装置 Pending JPH0527706U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013109140A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 First Mechanical Design Corp 光ファイバ結合装置

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JP2013109140A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 First Mechanical Design Corp 光ファイバ結合装置

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