JPH05276787A - ブラシレス直流モータの駆動装置 - Google Patents
ブラシレス直流モータの駆動装置Info
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- JPH05276787A JPH05276787A JP4065815A JP6581592A JPH05276787A JP H05276787 A JPH05276787 A JP H05276787A JP 4065815 A JP4065815 A JP 4065815A JP 6581592 A JP6581592 A JP 6581592A JP H05276787 A JPH05276787 A JP H05276787A
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Abstract
ク電流が小さくなり、従って、パワートランジスタQ1
〜Q6の容量を低減でき、同期運転中のモータ効率を向
上できるようにすること。 【構成】 駆動信号U′,V′,W′とチョッピング信号
(Chop)の論理和を取った信号でインバータの上アームの
トランジスタを駆動すると共に、駆動信号Uバー,Vバ
ー,Wバーでインバータの下アームのトランジスタを駆
動した場合は、奇数モードの時間を偶数モードの時間よ
りも短くする。これにより下アームのトランジスタのス
イッチングON時(偶数モードの開始時点)での電流値が
小さくなり、従って偶数モードの終了時点での電流値も
小さくなり、ピーク電流が小さくなる。逆に、下アーム
のトランジスタを駆動する信号をチョッピングした場合
は、偶数モードの時間を奇数モードの時間よりも短くす
ればよい。
Description
タの電機子巻線に誘起された誘起電圧に基づいて磁石回
転子と電機子巻線との相対的位置を検出し、検出した相
対的位置に基づいてブラシレス直流モータを駆動するよ
うにしたブラシレス直流モータの駆動装置に関する。
磁極位置を検出するための検出器が設けられているが、
高温高圧下で使用される圧縮機等においては、信頼性が
悪い等のために、最近では電機子巻線に誘起される誘起
電圧によって磁石回転子と電機子巻線との相対的位置を
検出し、上記検出器をなくしたものが種々提案されてい
る。この種のブラシレス直流モータとしては、従来、図
4に示すようなものがある。この図4において、1は直
流電源、2はインバータ、3はブラシレス直流モータで
ある。インバータ2は、Q1〜Q6の6個のパワートラ
ンジスタとそれぞれに逆並列接続された6個のダイオー
ドを備えている。ブラシレス直流モータ3は3相結線さ
れた電機子巻線4と磁石回転子5を備えている。6は位
置検出回路、7はインバータ2を制御する駆動信号生成
手段としてのマイクロコンピュータである。
すように構成される。すなわち、各相毎に、コンデンサ
C1と抵抗R1からなる直流分除去回路と、抵抗R2とコ
ンデンサC2からなるローパスフィルタと、抵抗R3とコ
ンデンサC3からなるノイズ除去回路を有し、更に、コ
ンパレータ10a,10b,10cを有している。コンパレ
ータ10a,10b,10cはそれぞれ、上記ローパスフィ
ルタによってフィルタリングして得られた三角波状信号
va,vb,vcからノイズ除去した信号と、このva,vb,
vcの3相星形抵抗結合の中性点電圧vnとを比較し、マ
イクロコンピュータに、上記相対的位置を表す矩形波信
号Sa,Sb,Scを出力する。
子巻線4に電圧が誘起していないため位置検出ができな
いので、時間と共に周波数が増加する同期信号を発生
し、この同期信号に基づいてインバータ駆動信号U′,
V′,W′およびUバー,Vバー,Wバーを出力する。駆
動信号U′,V′,W′はそれぞれ各相に設けられたOR
回路8によってチョッピング信号(Chop)との論理和
がとられ、駆動信号U,V,Wとなる。すなわち、上アー
ムのトランジスタQ1.Q2,Q3はチョッピングした信号
で駆動し、下アームのトランジスタQ4,Q5,Q6はチョ
ッピングしない信号で駆動する。ブラシレス直流モータ
3が回転し、一定時間が経過すると、位置検出運転に切
り換え、上記位置検出回路6の出力信号Sa,Sb,Scに
基づいてインバータ駆動信号を出力する。
7はそのタイミングチャートである。以下、図7を参照
しながら、図6に基づいて同期運転の動作を説明する。
ステップS1からS2で起動指令があると、ステップS
3に進んで、出力すべき駆動信号の周波数と電圧の初期
値をテーブルから読み込み、ステップS4で起動を開始
し、ステップS5で割り込みタイマをスタートさせる。
この割り込みタイマは図7の割込タイミングの時間Tを
カウントするものである。この時間Tは周波数の増加に
応じて減少するものであり、スタートS6で読み込んだ
周波数に基づいてステップS7で計算される。ステップ
S8は割り込み待ちのステップである。すなわち割り込
みタイマが時間Tをカウントするかどうかを待ち、時間
Tをカウントすると、ステップS12に進んで割り込
み、すなわち運転モードの変更を行う。ステップS13
では、割り込みタイマをステップS7で演算された時間
Tにセットし、カウントをスタートさせる。ステップS
13からS16ではモード演算を行った後、電圧値を読
み込み、その電圧値に対応したデューティ比の演算を行
う。そして、ステップS17でそのデューティ比の駆動
信号を出力したのち、ステップS18で再びメインルー
チンに戻る。メインルーチンのステップS9では同期運
転から位置検出運転への切換条件がそろったか否かの判
断を行い、切換条件がそろっていなければステップS6
に戻って上述の動作を繰り返す。切換条件がそろえばス
テップS10に進んで、位置検出運転に切り換え、ステ
ップS11で速度制御を行って、その後通常の運転に入
る。
転においては、動作の安定化のために通常の運転時より
も高めの電圧(デューティ比の大きい電圧)で起動を行
うが、そのため運転モードが変わるときのピーク電流
(図8参照)が大きくなり、パワートランジスタQ1〜Q6
に容量の大きいものを使用しなければならないという問
題がある。また、電流の変動が大きいためにモータ効率
が悪いという問題がある。そこで、この発明の目的は、
同期運転時におけるモード切り換え時のピーク電流が小
さくなり、従って、パワートランジスタQ1〜Q6の容量
を低減でき、同期運転中のモータ効率を向上できるよう
にしたブラシレス直流モータの駆動装置を提供すること
にある。
め、この発明は、ブラシレス直流モータ3の3相電機子
巻線4への電流を通電、遮断するインバータ2と、上記
電機子巻線4に誘起された誘起電圧に基づいて磁石回転
子5と上記電機子巻線4との相対的位置を検出する位置
検出手段6と、起動後一定時間は同期信号に基づいて上
記インバータ2の駆動信号を生成し、上記一定時間経過
後は上記位置検出手段6の出力信号に基づいて上記イン
バータ2の駆動信号を生成する駆動信号生成手段7とを
備えたブラシレス直流モータの駆動装置において、上記
駆動信号生成手段7は、同期起動時の上記駆動信号のモ
ードの時間長を設定するモード時間長設定手段S7と、
奇数モードと偶数モードの時間長の一方の時間長を上記
モード時間長設定手段が設定した長さよりも短くすると
共に、他方の時間長を上記短くした分だけ上記モード時
間長設定手段が設定した長さよりも長くするモード時間
長補正手段S7′とを備えたことを特徴としている。
の時間長と偶数モードの時間長の一方を他方よりも短く
しているので、時間長の短いモードでの電流の増加が抑
えられ、全体のピーク電流が小さくなる。従って、イン
バータ2のスイッチング素子の容量を小さくでき、同期
起動中のモータ効率を向上させることができる。
説明する。本実施例の駆動装置は、図4に示す従来の装
置と同一構成であるが、本実施例のマイクロコンピュー
タ7は、図6に示す従来の動作の代わりに図1に示す動
作をするような回路構成をしている。以下、図1のフロ
ーチャートと図2のタイミングチャートに基づいて本実
施例の動作を説明する。図1のフローチャートは、ステ
ップS7とステップS8の間にステップS7′の割り込
み時間補正ルーチン(ステップS21からS25)が入っ
たことを除き図6のフローチャートと同じである。同一
ステップには同一符号を付して説明を省略する。
込み時間Tは、従来例における割り込み時間をT′とす
ると、奇数モードでは、T=0.75T′、偶数モード
では、T=1.25T′となるようにしている。すなわ
ち、奇数モードの時間を偶数モードの時間よりも短くし
ている。これは、上アームのトランジスタQ1〜Q3をチ
ョッピングしているので、下アームのトランジスタQ4
〜Q6がONする時点(奇数モードから偶数モードに切
り替わるとき)のでの電流を小さくすることによりピー
ク電流を小さくするためである。
と、図8に示す従来例での電流波形を比べると、モード
1からモード2に切り替わる時点では、従来例ではモー
ド1の時間が長いためにモード1の終了時点での電流値
がたかく、従ってモード2の終了時点の電流値が高くな
るが、本実施例では、モード1の時間が短いためにモー
ド1の終了時点での電流値が低く、従ってモード2の終
了時点の電流も小さくなる。このように、上アームのト
ランジスタをチョッピングする場合には奇数モードの時
間を偶数モードの時間よりも短くすることにより、電流
のピーク値を小さく抑えることができる。逆に、下アー
ムのトランジスタをチョッピングする場合は偶数モード
の時間を奇数モードの時間よりも短くすればよい。この
ように、同期運転時における奇数モードの時間と偶数モ
ードの時間の割合を変えることにより、ピーク電流を小
さく抑えることができ、従って、パワートランジスタQ
1〜Q6の容量を小さくでき、同期運転中のモータ効率を
向上させることができる。
ラシレス直流モータの駆動装置は、インバータの駆動信
号を生成する駆動信号生成手段が、同期起動時の上記駆
動信号のモードの時間長を設定するモード時間長設定手
段と、奇数モードと偶数モードの時間長の一方の時間長
を上記モード時間長設定手段が設定した長さよりも短く
すると共に、他方の時間長を上記短くした分だけ上記モ
ード時間長設定手段が設定した長さよりも長くするモー
ド時間長補正手段とを備えているので、ピーク電流を小
さくでき、従って、インバータのスイッチング素子の容
量を小さくでき、同期起動中のモータ効率を向上させる
ことができる。
ートである。
ブロック図である。
ータ、4…電機子巻線、5…磁石回転子、6…位置検出
回路、7…マイクロコンピュータ、Q1〜Q6…パワー
トランジスタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 ブラシレス直流モータ(3)の3相電機子
巻線(4)への電流を通電、遮断するインバータ(2)と、
上記電機子巻線(4)に誘起された誘起電圧に基づいて磁
石回転子(5)と上記電機子巻線(4)との相対的位置を検
出する位置検出手段(6)と、起動後一定時間は同期信号
に基づいて上記インバータ(2)の駆動信号を生成し、上
記一定時間経過後は上記位置検出手段(6)の出力信号に
基づいて上記インバータ(2)の駆動信号を生成する駆動
信号生成手段(7)とを備えたブラシレス直流モータの駆
動装置において、 上記駆動信号生成手段(7)は、同期起動時の上記駆動信
号のモードの時間長を設定するモード時間長設定手段
(S7)と、奇数モードと偶数モードの時間長の一方の時
間長を上記モード時間長設定手段が設定した長さよりも
短くすると共に、他方の時間長を上記短くした分だけ上
記モード時間長設定手段が設定した長さよりも長くする
モード時間長補正手段(S7′)とを備えたことを特徴と
するブラシレス直流モータの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06581592A JP3237173B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ブラシレス直流モータの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06581592A JP3237173B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ブラシレス直流モータの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276787A true JPH05276787A (ja) | 1993-10-22 |
JP3237173B2 JP3237173B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=13297902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06581592A Expired - Fee Related JP3237173B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | ブラシレス直流モータの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237173B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP06581592A patent/JP3237173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3237173B2 (ja) | 2001-12-10 |
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