JPH0527607A - 画像形成装置の転写材給送定着装置 - Google Patents

画像形成装置の転写材給送定着装置

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JPH0527607A
JPH0527607A JP3203631A JP20363191A JPH0527607A JP H0527607 A JPH0527607 A JP H0527607A JP 3203631 A JP3203631 A JP 3203631A JP 20363191 A JP20363191 A JP 20363191A JP H0527607 A JPH0527607 A JP H0527607A
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transfer material
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photosensitive drum
toner
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JP3203631A
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Takeo Tsunemi
見 健 夫 常
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Canon Inc
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1対以上の対向ローラを配設し、そこに転写
材を通過させることにより、転写効率のバラツキを小さ
くする。 【構成】 転写材Pの収容部から送り出されてきた転写
材Pを、転写前後に各々少なくとも1回加圧しつつ送り
出す少なくとも1対以上の対向ローラ19,20を備え
て成る。また、該対向ローラの少なくとも一方のローラ
表面を加熱する加熱手段を設けて転写材を加熱、乾燥さ
せることによって転写材の吸湿に起因する問題を解決し
て高品位な画像が得られるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には画像形成装置
の転写材給送定着装置に関するものであり、特に、電子
写真方式或は静電記録方式などにより形成された像担持
体上のトナー像を、転写担持部材上に担持された転写材
に転写電界を付与して転写することにより画像を得る画
像形成装置の転写材給送定着装置に関するものである。
斯る画像形成装置としては、白黒,モノカラー,あるい
はフルカラーの電子写真複写装置、プリンター、その他
種々の記録機器などがある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば多色(フルカラー)画像形
成装置は種々提案されているが、図8に一例として、所
謂回転式現像装置と称される現像装置を具備した多色電
子写真複写装置が図示されている。
【0003】ところで、近年、画像の高画質化要求に応
えて潜像を高精細にし、その潜像再現性を向上させるべ
く、現像剤としては小粒径の、即ち、粒径10μm以
下、平均粒径8μm程度のトナー粒子を使用するように
なってきている。一般にトナー粒子の粒径を小さくして
いくと、比表面積が増加するため単位質量当たりの帯電
電荷量、ファンデルワールス力などが大きくなる。従っ
て、感光ドラム103とトナー粒子との付着が強くな
り、良好な転写性を保つためには転写電界を強くした
り、転写材Pと感光ドラム103の密着度を高める必要
も生じてきている。しかしながら、転写領域における感
光ドラム103と転写材Pとの間に生ずる微少な間隙の
ために部分的な転写不良が生じていた。
【0004】そこで、転写効率を上げ鮮明な転写像を得
るために、図9(a)に示すように、転写用放電器110
の、転写ドラム109の回転方向から見て上流側に転写
ドラム109の導入側から下流方向に向けて伸び、そし
て誘電体シート193を押圧する押圧部材、即ち、弾性
シート118を設け、転写性を向上させる提案がなされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下のような欠点があった。
【0006】一般に画像形成装置に用いられる転写材表
面には微小な凹凸がある。そのため、転写領域において
たとえ誘電体シート193および転写材Pを感光ドラム
103方向へ弾性シート118等により押圧したとして
も、感光ドラム103上のトナー層と転写材Pとの間に
微小な間隙が転写材の凹部において発生する。以下に、
転写材の凹凸による微小間隙が転写に与える影響を説明
する。
【0007】まず、図10には感光ドラム103上のマ
ゼンタ・トナー層Mと転写材Pが接触している部分の拡
大図を示している。次に転写材Pが感光ドラム103と
離れた場合、図11に示すように転写材凹部では間隙の
ためにトナーが転写材Pに転写されずに感光ドラム10
3に残ってしまう。その結果、得られた画像はところど
ころトナーの抜けたもので、一様性が無くノイズの多い
ガサついたものになってしまう。特に上記従来例のよう
に、1枚の転写材上に重ねて多層のトナーを転写させる
場合、第2色目,第3色目など後から重ねて転写するほ
ど転写効率が低下しやすく、転写材P表面の凹凸による
転写不良が顕著になる。その結果第1色目が転写された
場所でも図12の地点Aに示すように第2色目C以降が
転写されないこともあり、色味の変化をも引き起こして
しまう。
【0008】ここで、転写材Pの凹凸をも小さくできる
ような強大な押圧力を転写領域において与えてこれを解
決しようとしても、その弊害として押当て弾性シート1
18と転写誘電体シート193との動摩擦力が増大し、
転写誘電体シート193の負荷が増大する為に転写誘電
体シート193のズレ,ゆがみを起したり、保持されて
いる転写材Pがズレたりゆがんだりして転写時に画像乱
れを起こしてしまう。さらに、上記従来例のように転写
材P上に多色のトナー像を多重転写する様な多色画像形
成装置に用いた場合は、画像色ズレ、色味ムラ等が発生
してしまうといった問題が生じてしまうし、転写誘電体
シート193及び押圧部材118共耐久寿命が短くな
り、頻繁に交換しなければならなくなり、コストアップ
になるといった問題が生じる。
【0009】更に、図9(b) に示すところの転写ドラム
109の両端部円筒面を支持する連結部9cや転写材先
端を挾持するグリッパー部材7等、誘電体シート93よ
り厚い部材が当接部を通過する際に、当接圧力が高い
と、上記連結部109cや転写材グリッパー107等の
先端部及び後端部での衝撃が大きく転写材上のトナーが
飛散ったり画像色ズレ等が発生してしまうといった問題
が生じる。
【0010】また、前記したように現像剤としてのトナ
ー粒径を小さくするほど感光ドラム103とトナー粒子
との付着力が強くなり、さらにはトナー粒径に対して転
写材P表面の凹凸が相対的に大きくなってしまうので、
上記の問題がより顕著となる。
【0011】転写材Pの凹凸はさらに、転写材担持部材
上に転写材を静電的吸着力によって担持する構成をもつ
画像形成装置の場合、両者間の実効的な接触面積が転写
材の面積に比して小さいために静電的吸着力が弱くな
り、結果として吸着不良による転写材の搬送不良,ジャ
ム,転写時の画像乱れ等の問題をも発生してしまう。こ
れは複数色のトナー像を順次転写材上に重ねて転写させ
て多色画像形成を行なう装置においては色ズレも起こし
てしまう。
【0012】以上説明した事は転写材表面の凹凸に起因
する問題であるが、もう1つの大きな問題が転写材の吸
湿である。転写材の吸湿によりその体積抵抗率ρV,表
面抵抗率ρSが低下した場合、特に電子写真方式あるい
は静電記録方式などにより形成された感光ドラム103
上のトナー像を転写材に電界を付与して転写することに
より画像を得る装置においては、電荷が転写材を通して
リークしやすく、転写効率の低下や画像乱れなどの画像
品質の低下をもたらす。
【0013】また、転写材担持部材上に転写材を静電的
吸着力によって担持する構成をもつ画像形成装置の場
合、両者間の静電的吸着力が弱くなるため、前記したよ
うな問題が起こってしまう。
【0014】また、吸湿時特有の波打ちの現象も発生
し、これは特に転写材端面に発生しやすく、搬送に悪影
響を与えたり転写材担持部材との吸着力を低下させる要
因ともなる。
【0015】転写材の吸湿対策として、一般には転写材
は防湿紙で密封された状態で包装されている。しかし、
一旦開封された転写材は吸湿しやすい。そこで転写材を
収容するカセットや給紙台等の収容部に加熱する手段を
設ける工夫もなされているが、収容部に収容された直後
の吸湿紙には効果が無く、また、装置本体の電源が切ら
れていた場合にもすぐには効果が得られない。
【0016】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、転写効率のバラツ
キを小さくする画像形成装置の転写材給送定着装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、転写材を、転写前後に各々少なく
とも1回加圧しつつ送り出す少なくとも1対以上の対向
ローラを備えて成る。
【0018】また、対向ローラの少なくとも一方のロー
ラの表面を加熱する加熱手段を設けるのが好ましい。
【0019】
【作用】上記構成の本発明にあっては、転写材を転写前
後に各々少なくとも1回転写ローラによって加圧しつつ
送り出される。これによって、転写材表面の凹凸は小さ
くされる。
【0020】また、対向ローラの少なくとも一方のロー
ラの表面を加熱する加熱手段を設けた場合、転写材が湿
気を含んでいても加熱,乾燥される。
【0021】
【実施例】 (第1の実施例)次に、本発明に係る画像形成装置の第
1の実施例を図1乃至図4に即して詳しく説明する。
【0022】本発明は、図3に示した回転現像装置を有
した多色電子写真複写装置にて好適に実施し得る。従っ
て本実施例にて、画像形成装置は図3の多色電子写真複
写装置に具現化されるものとし、図4に図示する転写装
置、即ち、転写ドラム9を具備するものとする。斯る多
色電子写真複写装置及び転写ドラム9の構成及び作用概
略を以下に説明する。
【0023】転写ドラム9は、上述したように、2つの
シリンダ9a,9bの間に転写材担持部材、即ち、誘電
体シート93を張架して構成される。本実施例において
は、誘電体シートとしては、体積抵抗率が略1016Ω・
cm、比誘電率が略8、厚さ略150μmのポリフッ化ビ
ニリデン樹脂(PVdF)を用いた。誘電体シート93
の先、後端部は転写ドラム9を構成する2つのシリンダ
9a,9bを連結する連結部9c上に固定される。本実
施例においては転写ドラムの直径を160mm、移動速度
を160mm/secと設定した。同時に感光ドラムなど
の移動速度であるプロセススピードも160mm/sec
とした。
【0024】図3を参照し更に説明すると、多色電子写
真複写装置は、回転自在に軸支され矢印方向に回転する
像担持体、即ち、感光ドラム3が配置され、その外周部
に画像形成手段が配置される。画像形成手段は任意の手
段とし得るが、本例では、感光ドラム3を均一に帯電す
る一次帯電器4と、色分解された光像又はこれに相当す
る光像を照射し、感光ドラム3上に静電潜像を形成す
る、例えばレーザービーム露光装置などから成る露光手
段81と、感光ドラム3上の静電潜像を可視画像とする
回転式現像装置1とを具備する。
【0025】回転式現像装置1は、イエロー色現像剤、
マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤、ブラック色現像材
の4色の現像剤を各別に収納する4個の現像器1Y、1
M、1C、1BKとこれら4個の現像器1Y、1M、1
C、1BKを保持し且つ回転自在に軸支された略円柱形
状の筐体とから成っている。前記回転式現像装置1は、
筐体の回転によって所望の現像器を前記感光ドラム3の
外周面と対向する位置に搬送し、前記感光ドラム3上の
静電潜像の現像を行い4色分のフルカラー現像が可能に
構成されている。
【0026】感光ドラム3上の可視画像、即ち、トナー
像は、転写装置9に担持されて搬送される転写材Pに転
写される。本例において転写装置9は回転自在に軸支さ
れた転写ドラムとされ、該転写ドラム9は、図2(b) を
も参照すると理解されるように、両端に配置されたシリ
ンダ9a,9bと、該両シリンダ9a,9bを連結する
連結部9cとを有し、シリンダ9a,9bの外周面開口
域には、転写材担持部材93が張設される。該転写材担
持部材93は通常は、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ートやポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のフィルム
状の誘電体シートが使用される。又、前記連結部9cに
は、給紙装置から送給された転写材Pを把持する転写材
グリッパ7を有する。
【0027】転写ドラム9の内側及び外側には、転写用
放電器10,及び除電手段を構成する内側除電用放電器
13及び外側除電用放電器11,14が配置される。
【0028】上述したごとき構成の多色電子写真複写装
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する
と、以下のようである。
【0029】感光ドラム3に一次帯電器4により均一な
帯電を行い露光手段81にて画像情報に応じた光像Eを
照射し、感光ドラム3上に静電潜像が形成される。該静
電潜像は、回転式現像装置1により感光ドラム3上に樹
脂を基材とした平均粒径8〜10μmのトナーによりト
ナー像として可視化される。
【0030】一方、転写材Pはレジストローラ6により
画像と同期して押圧部材18を通じて転写ドラム9へと
送られ、グリッパ7等によりその先端部を把持され、そ
して、該転写ドラム9にて図中矢印方向に搬送される。
【0031】次いで、感光ドラム3と当接する領域にお
いて転写ドラム9の転写材担持部材、即ち、誘電体シー
ト93の背面から転写用放電器10によってトナーと逆
極性のコロナ放電による転写電界を受けることによって
感光ドラム3上のトナー像が転写材P上に転写される。
【0032】転写材Pは必要回数の転写工程が行われた
後に分離爪15の作用により転写ドラム9から剥離さ
れ、搬送ベルト16により定着器17に搬送される。定
着器17にて熱による定着を受けた後機外に排出され
る。
【0033】他方、感光ドラム3は、表面の残留トナー
をクリーニング装置12で清掃された後再度画像形成プ
ロセスに供せられる。
【0034】又、転写ドラム9の誘電体シート表面も同
様にファーブラシ等より成るクリーニング装置5及びク
リーニング補助手段8の作用により清掃された後再度、
画像形成プロセスに供せられる。
【0035】図1は本実施例の特徴を良く示す図であ
り、図3に示した多色電子写真複写装置の転写材給送定
着部分を拡大して示したものである。本実施例は図1に
示すとおりに、カセット内に収容されている転写材
(紙)Pを転写ドラム部へ給紙搬送する途中に対向ロー
ラとしての一対の加圧ヒートローラ19,20を設けた
ものである。この部分の拡大断面図を図2(a) に示す。
加圧ヒートローラは上加圧ヒートローラ19,下加圧ヒ
ートローラ20とも直径50mmの金属製ローラを用い、
かつ両ローラの内部に加熱手段としてのヒータ19a,
20aを設けた。上加圧ヒートローラ19は中心軸位置
が固定され、下ローラの中心軸は上下方向には自由に動
くようにされているとともに加圧バー21の一点bに接
続されている。加圧バー21は下加圧ヒートローラ20
の手前側および奥側の2本あり、下加圧ヒートローラ2
0を上加圧ヒートローラ19方向へ押圧するようになっ
ている。加圧バー21は一端aが回転可能に固定支持さ
れ、他端cは支点dにかけられたバネ22の力により上
方向へ押し上げるようにして、上・下加圧ヒートローラ
19,20間に線圧10kg/cmの力が加わるようにし
た。
【0036】なお、加圧ヒートローラ19,20の直
径、及び、加圧ヒートローラ19,20間の線圧は上述
のものとは異なる値であってもかまわない。
【0037】図1において、転写材Pが転写ドラム9方
向へ給紙される時には切換板32は図中点線で示した位
置にあり、転写材はレジスト・ローラ対6方向へ向か
う。その後、必要回数の転写を終えた後、転写材Pは分
離爪15の作用により転写ドラム9から剥離され、搬送
ローラ30,31により搬送される。この時切換板32
は図中実線で示した位置に来るように制御され、転写材
Pが加圧ヒートローラ対19,20の間を通過すること
によって、転写材上の未定着画像が定着される。
【0038】本発明者は転写材として坪量約80g/m
2 ,厚さ約100μm,表面粗さ約15μmの複写用紙
を用い、上記構成の多色電子写真複写装置にてカラー画
像をプリントした。その結果、本発明を用いることによ
り、表面の凹凸が小さくなり、局所的な転写効率のバラ
ツキによる濃度ムラや色味ムラが著しく軽減された画像
が得られた。この時のモデル図を図4に示す。
【0039】また、包装紙から取り出した後高湿環境下
に放置されて吸湿した転写材を用いて上記装置にてカラ
ー画像をプリントした。その結果、加熱手段としてのヒ
ータ19a,20aを通電させてローラ表面温度を約1
50℃に加熱した場合、転写材に含まれていた水分が蒸
発して転写材の抵抗率が低下していたのを修復したため
に転写電荷のリークが抑えられ、ヒータ19a,20a
がオフの時よりも高い転写効率が得られた。また、転写
画像の飛び散りや色味ムラ等の画像乱れも大幅に改善で
きた。
【0040】なお、低湿環境下においては逆に転写材の
電気抵抗率が大きくなり、帯電して搬送時および転写時
に悪影響を及ぼすことがあるが、上・下加圧ヒートロー
ラ19,20をアースすることによって転写材の除電を
同時にすることも可能である。
【0041】また、必要に応じて給紙時と定着時でヒー
トローラの圧力および回転速度を変えるように制御して
も良い。
【0042】以下に本発明の他の実施例について説明す
る。第1の実施例と同一の構成部分には同一の番号を付
して説明する。 (第2の実施例)本発明は図5に示すような単色の電子
写真複写装置にも具現化し得る。以下に図5の装置の構
成・動作の説明をする。
【0043】感光ドラム3の周囲に配置された一次帯電
器4により均一な帯電を行い、露光手段により画像に対
応する光像Eを照射し、感光ドラム3上に静電潜像が形
成される。該静電潜像は現像器1により感光ドラム3上
に樹脂を基材とした平均粒径約10μmのトナーを現像
して可視化される。一方、転写材Pは加圧ヒートローラ
対19,20の間を通過した後、図中点線の位置にある
切換板32によって搬送ローラ30,31方向へ送ら
れ、搬送ベルト37,搬送ローラ33〜35,レジスト
ローラ6a,6bを通過して、転写ベルト36に乗せら
れる。そして感光ドラム3と接する位置において転写用
放電器10による転写電界の作用で感光ドラム3上のト
ナー像が転写材上に転写される。その後、感光ドラム3
上の残留トナーはクリーナ12によってクリーニングさ
れる。また、感光ドラム3上の残留電荷は前露光ランプ
29によって消去される。転写ベルト36に搬送された
転写材は加圧ヒートローラ19,20に再び通されるこ
とによってトナー像が定着される。なお、この時切換板
32は実線で示した位置にあり、加圧ヒートローラ1
9,20は転写前の給紙時と逆方向の回転をしている。
【0044】本実施例においても第1の実施例と同様の
効果が得られた。 (第3の実施例)本実施例の装置構成を図6に示す。本
実施例において、感光ドラム3の周囲の構成および静電
潜像形成までのプロセスは(第2の実施例)と同様であ
る。それ以外の装置構成および転写材搬送プロセスを以
下に述べる。転写ベルト36は、軸の固定された支持ロ
ーラ37,38および軸が上下方向に移動可能な支持ロ
ーラ39によって張架されており、転写前に転写材Pが
給紙される時には図中点線で示した位置に下がって転写
材Pと感光ドラム3が接触しないようになっている。こ
の時、転写ベルト36,各搬送ローラ30,31および
加圧ヒートローラ19,20は図中点線で示した方向に
回転し、感光ドラム3は止めておく。転写材Pはまず加
圧ヒートローラ18,19を通過した後、転写ベルト3
6,搬送ローラによって図中左端へ搬送され、転写材後
端が搬送ローラ31を通過しきらないところでそれぞれ
の回転を止める。この時、転写位置と転写材後端との距
離は、転写位置と現像位置との距離と同じか、それより
も広くする必要がある。
【0045】次に、切換板32および支持ローラ39を
図中実線で示した位置に上げ、転写ベルト36,搬送ロ
ーラ31,30、加圧ヒートローラ19,20を図中実
線方向に回転させる。この時、感光ドラム3も回転さ
せ、転写用放電器10に電圧を印加して転写を行なった
後、ヒートローラ19,20で定着を行なう。
【0046】本実施例においても、第1の実施例と同様
の効果が得られる。
【0047】また、本構成のように転写ベルト36,搬
送ローラ30,31の回転方向を給紙時と転写,定着時
で逆転することによって、プリント速度は遅くなるもの
の、装置の小型化,部品点数の低下,信頼性の向上がは
かれる。 (第4の実施例)本発明は図7に示した多色電子写真複
写装置においても効果的に具現化し得る。
【0048】図7の様な多色電子写真複写装置は回転自
在に軸支され、矢印方向に回転する像担持体、即ち、感
光ドラム3が配置され、その外周部に画像形成手段が配
置される。画像形成手段は任意の手段とし得るが、本例
では、感光ドラム3を均一に帯電する一次帯電器4と、
色分解された光像又はこれに相当する光像を照射し、感
光ドラム3上に静電潜像を形成する、例えばレーザービ
ーム露光装置などから成る露光手段8と、感光ドラム3
上の静電潜像を可視画像とする現像装置1とを具備す
る。
【0049】現像装置1は、イエロー色現像剤、マゼン
タ色現像剤、シアン色現像剤、ブラック色現像剤の4色
の現像剤を各別に収納する4個の現像器1Y,1M,1
C,1BKとで構成され、前記感光ドラム3上の静電潜
像の現像を行い、4色分のフルカラー現像が可能に構成
されている。感光ドラム3上の可視画像、即ち、トナー
像は、中間転写体ベルト22に転写される。本例におい
て中間転写体ベルト22は支持ローラ23,24、二次
転写ローラ25の3本のストレートローラにより張架さ
れており、支持ローラ23,24により感光ドラム3に
当接する構成となっている。該中間転写体ベルト22は
通常は体積抵抗率108 〜1012Ωcmのフィルム状の誘
電体ベルトが使用される。
【0050】本実施例においてはポリカーボネートにカ
ーボンを分散させた厚さ150μm, 体積抵抗率1012
Ωcmの無端ベルトを用いた。
【0051】更に該中間転写体ベルト22の内側で、感
光ドラム3と当接する位置に一次転写コロナ10が配置
され支持ローラ24の外側にはベルトクリーナ28が中
間転写ベルト22と圧接離間可能なように配置されてい
る。
【0052】上述したごとき構成の多色電子写真複写装
置によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明すると
以下のようである。
【0053】感光ドラム3に一次帯電器4により均一な
帯電を行い露光手段8にて画像情報に応じた光像Eを照
射し感光ドラム3上に静電潜像が形成される。
【0054】該静電潜像は現像装置1のイエロー現像器
1Yにより感光ドラム3上に樹脂を基材とした平均粒径
10〜12μmのイエロートナーによりトナー像として
可視化される。
【0055】次いで、感光ドラム3と当接する領域にお
いて中間転写体ベルト22の背面から、一次転写コロナ
放電器10によってトナーと逆極性のコロナ放電を受け
ることにより感光ドラム3上のイエロートナー像が中間
転写体ベルト22上に静電転写される。
【0056】またこの転写に際しては、転写材Pは供給
されておらず、更に二次転写バイアスローラ27,及び
ベルトクリーナー28は離間しており、上記イエロート
ナー像は中間転写体ベルト22上に保持されたまま、同
ベルト22の移動に伴なって再び一次転写部へと搬送さ
れる。
【0057】このようにしてイエロートナー像が中間転
写体ベルト22上に転写された後、感光ドラム3上の残
留トナーはドラムクリーナー12にて完全にクリーニン
グされる。また次の色の潜像形成の前に、前露光ランプ
29からの光が感光ドラム3表面に照射され、感光ドラ
ム3表面上の残留電荷を消去する。
【0058】上記した前露光,一次帯電,像露光,現
像,一次転写,ドラムクリーナーの一連のプロセスは、
マゼンタトナー,シアントナー,ブラックトナーについ
ても同様に繰返され、中間転写体ベルト22上には、上
記のイエロートナー像,マゼンタトナー像,シアントナ
ー像,ブラックトナー像の4色像が重ねて形成される。
【0059】ところで、転写材Pの搬送は先に第2の実
施例中、図5に関連して述べた経路と同様であり、4色
像が中間転写体ベルト22上に形成されると、転写材P
がレジストローラ6a,6bを経て、上記4色像の位置
と同期して二次転写ローラ25へ送られる。この時、転
写材Pが二次転写部に接近すると、二次転写バイアスロ
ーラ27が付勢され、2個の二次転写ローラ25,27
間で、中間転写体ベルト22及び転写材Pを共に挟着す
ることになる。
【0060】このとき、二次転写バイアスローラ27に
はトナーと逆極性のバイアス電圧が印加され、中間転写
体ベルト22とトナー間の結合力より転写材Pとトナー
間の結合力が強くなると4色トナー像が転写材Pに一括
転写される。
【0061】転写材Pは更に搬送ベルト16によりヒー
トローラ19,20へ搬送され、トナーが溶融混色定着
される。
【0062】一方、中間転写体ベルト22上に残留した
トナーに対しては、ベルトクリーナー28が付勢され、
除去される。
【0063】以上説明したように、中間転写ベルト22
上に各色トナー像を重ねた後に転写材Pに対して一括し
て転写する多色電子写真複写装置においても、本発明を
用いることにより、第1の実施例と同様の効果が得られ
た。
【0064】尚、以上の実施例においてはフルカラーお
よびモノカラーの電子写真複写装置を例に説明してきた
が、本発明の応用をこれのみに限定するものではない。
【0065】本発明は、一般には画像形成装置の転写材
給送定着装置に関するものであり、特に、電子写真方式
或は静電記録方式などにより形成された像担持体上のト
ナー像を、転写担持部材上に担持された転写材に転写電
界を付与して転写することにより画像を得る画像形成装
置の転写材給送定着装置に関するものであって、斯る画
像形成装置として、白黒,モノカラー,フルカラー(多
色)の電子写真複写装置、プリンター、その他種々の記
録機器に応用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、転写材を所定の位
置に対して給送し、転写後に定着を行なう画像形成装置
の転写材給送定着装置において、転写材の収容部から送
り出されてきた転写材を加圧しつつ送り出す少なくとも
1対以上の対向ローラを備え、転写前後に該対向ローラ
に各々少なくとも1回通過させることにより、転写材表
面の凹凸を小さくして、凹凸に伴う局部的な転写効率の
バラツキを小さくすることができる。
【0067】また、該対向ローラの少なくとも一方のロ
ーラ表面を加熱する加熱手段を設けて転写材を加熱,乾
燥させることによって転写材の吸湿に起因する問題を解
決して高品位な画像が得られるようにしたものである。
【0068】また、これら両者を同時に行なうことによ
って、それぞれを単独で行なっていた時よりもはるかに
高品位な画像を得ることが可能であると同時に、両機能
を対向ローラという形で具現化し、さらには定着手段と
しても兼用されることによって、部品点数やコストの低
下,信頼性向上,装置の小型化をも可能となる。
【0069】なお、低湿環境下においては逆に転写材の
電気抵抗率が大きくなり、帯電して搬送時および転写時
に悪影響を及ぼすことがあるが、対向ローラをアースす
ることによって転写材の除電を同時にすることも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の転
写材給送定着装置の概略構成図である。
【図2】(a) は同転写材給送定着装置の要部拡大図、
(b) は同転写材給送定着装置を適用した画像形成装置の
転写ドラムの斜視図である。
【図3】同転写材給送定着装置を適用した画像形成装置
の構成図である。
【図4】転写材の表面形状と転写状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る画像形成装置の転
写材給送定着装置の概略構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る画像形成装置の転
写材給送定着装置の概略構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る画像形成装置の転
写材給送定着装置の概略構成図である。
【図8】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【図9】同装置の要部拡大図である。
【図10】同装置における転写材の表面形状と転写状態
を示す図である。
【図11】同装置における転写材の表面形状と転写状態
を示す図である。
【図12】同装置における転写材の表面形状と転写状態
を示す図である。
【符号の説明】
19,20 加圧ヒートローラ(対向ローラ) 19a,20a ヒータ(加熱手段) P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 107 6830−2H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材を、転写前後に各々少なくとも1
    回加圧しつつ送り出す少なくとも1対以上の対向ローラ
    を備えて成る画像形成装置の転写材給送定着装置。
  2. 【請求項2】 対向ローラの少なくとも一方のローラの
    表面を加熱する加熱手段を設けた請求項1記載の画像形
    成装置の転写材給送定着装置。
JP3203631A 1991-07-19 1991-07-19 画像形成装置の転写材給送定着装置 Withdrawn JPH0527607A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139838A (en) * 1996-09-06 2000-10-31 Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute Tissue plasminogen activator medicinal composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139838A (en) * 1996-09-06 2000-10-31 Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute Tissue plasminogen activator medicinal composition

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