JPH05275926A - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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JPH05275926A
JPH05275926A JP10218592A JP10218592A JPH05275926A JP H05275926 A JPH05275926 A JP H05275926A JP 10218592 A JP10218592 A JP 10218592A JP 10218592 A JP10218592 A JP 10218592A JP H05275926 A JPH05275926 A JP H05275926A
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JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
electrode
dielectric resonator
controlled oscillator
voltage controlled
Prior art date
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Pending
Application number
JP10218592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Uchida
秀之 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で発振周波数の調整幅が広く調整後もそ
の狂いが生じない電圧制御発振器を提供すること。 【構成】 誘電体共振器は、トリプレートラインで平行
する3本の内部導体線路である内部電極を挟み込んだ誘
電体7の外周面の一部に内部電極と接続された出力電極
6を設け、前記出力電極6で覆われていない前記誘電体
7の外周面に出力電極6と所定の間隔を隔てて外部電極
9を設けた構造をもつ積層型誘電体共振器2とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話,携帯電話,
コードレス電話など無線通信機用の局部発振器として用
いられる電圧制御発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年自動車電話,携帯電話,コードレス
電話の普及に伴いこれら無線通信機における高周波回路
の小型化,高性能化を図るため、その課題とされている
発振器の小型化,高品質化に関する研究が進められてい
る。
【0003】図5は従来の電圧制御発振器のシールドケ
ースとそれを外した状態の斜視図である。 図中21は回
路基板であり、上面には回路パターン及び部品実装ラン
ド(いずれも図示せず)が形成され、またその下面には
接地電極(図示せず)が形成されており、前記部品用実
装ランドには共振素子である同軸型誘電体共振器22、及
び複数個の他の電子部品23,23 …が実装されている。
【0004】図6は、図5に示されている同軸型誘電体
共振器22のVI−VI線による模式的縦断面図、図7は図5
に示されている同軸型誘電体共振器22のVII −VII 線に
よる模式的縦断面斜視図である。同軸型誘電体共振器22
は筒状の誘電体27の内周面に内部電極28を、また外周面
に外部電極29を形成し、内部電極28と外部電極29とは誘
電体27の片端で接続している。なお誘電体27の他の片端
は露出した状態となっている。誘電体27が露出している
他の片端側から前記内部電極28の内側に結合端子26が挿
入され、内部電極28と接合させてある。
【0005】このような同軸型誘電体共振器22は高誘電
率材料で形成された誘電体27内にマイクロ波を閉じ込め
所定の共振周波数を有するように構成され、構造が簡単
であり、波長短縮率も比較的高いという利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した如き
従来の同軸型誘電体共振器22は、図5から明らかなよう
に、電圧制御発振器を構成する他の電子部品23に比べ部
品の高さが2〜3倍あり、シールドケース24内に収めた
場合、無駄な空間がシールドケース24内に生じる。しか
も筒内に内部電極28を形成するためにはある程度の径が
必要であり、筒形とする限り、同軸型誘電体共振器の小
型化には限界がある。したがって、電圧制御発振器の小
型化が困難であるという問題があった。
【0007】更に、電圧制御発振器の発振周波数調整は
一般に外周面の外部電極29を削除することにより行われ
ているが、図7に示す如く電場が内部電極28から外部電
極29に向けて均一に存在しているので、外部電極29の上
面を削除するのみでは発振周波数を大きく変動させるこ
とが出来ず、電圧制御発振器の組立後の初期周波数のバ
ラツキを外部電極29を削除するという方法のみで調整す
ることは困難である。
【0008】更に、従来の同軸型誘電体共振器22を用い
た電圧制御発振器ではインピーダンスの高い結合端子26
を使用しているため、シールドケース24を装着したとき
シールドケース24が結合端子26に接近した状態となるた
めインピーダンスが低下し、発振周波数の変化幅が大き
くなり、このバラツキのため歩留りが悪くなるという問
題があった。
【0009】本発明は斯かる問題に鑑みなされたもので
あり、大幅な小型化が可能であり、発振周波数の調整が
容易で、しかも調整した発振周波数がケーシングの前後
で変動することが少ない電圧制御発振器を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電圧制御発
振器は、誘電体共振器により発振周波数を設定された電
圧制御発振器において、前記誘電体共振器は、トリプレ
ートラインの内部電極を挟んで誘電体を積層し、該誘電
体の外部に前記内部電極と接続された出力電極を形成
し、該出力電極が形成されている部分を除く前記誘電体
の外部に外部電極を形成して構成してあることを特徴と
する。
【0011】
【作用】本発明にあっては、誘電体共振器を積層構造と
することにより、共振器の薄型化,小型化が可能で、他
の電子部品と同程度の高さとすることが可能となり、電
場が削りしろとなる外部電極に集中しているため、従来
の同軸型誘電体共振器の外部電極と同量を削除する場合
と比較して大きな周波数の変動が得られ、また誘電体表
面に出力電極を形成してあってそれ自体のインピーダン
スが低くなるためケーシングの前後で発振周波数の変化
が生じにくい。
【0012】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳
述する。図1は本発明に係る電圧制御発振器のシールド
ケースとそれを外した状態の斜視図である。図中1は回
路基板であり、両面アルミナ基板を用いている。その上
面には電圧制御発振器を構成するための回路パターン及
び部品用実装ランド(いずれも図示せず)が形成され、
また下面には接地電極(図示せず)が形成され、前記部
品実装ランドには電子部品3,3…が実装されている。
そして、シールドケース4が回路基板1,接地電極と接
触した状態で回路基板1の周縁部に全体を覆う態様で固
定され、電気的には接地電位となる。
【0013】図2は、図1に示す積層型誘電体共振器2
のII−II線による模式的縦断面図である。積層型誘電体
共振器2は、TEM モードがλ/4となるように構成されて
おり、トリプレートラインで平行する3本の内部導体線
路である内部電極8を挟み込んだ状態で誘電体7が積層
され、誘電体7外周面はその一端側から他端側に向けて
その過半部にわたって外部電極9で覆われ、また他端側
は前記外部電極9との間に所定の間隔を隔てた状態で設
けた出力電極6で覆われている。そして誘電体7の一端
部では外部電極9と内部電極8とが、また他端部では出
力電極6と内部電極8とが夫々接続されている。
【0014】図1から明らかな如く、上記積層型誘電体
共振器2を用いた電圧制御発振器では、積層型誘電体共
振器2と他の電子部品3,3…との高さが同程度とな
り、電圧制御発振器の高さも40%削減できることが確認
できた。
【0015】図3は、図1に示す積層型誘電体共振器2
のIII −III 線による模式的縦断面斜視図であり、これ
から明らかな如く積層型誘電体共振器2では電場が平面
状の内部電極8から上下面の外部電極9へと集中するの
で、外部電極9を削除するのみでも周波数は大幅に変動
させることが可能となり、初期発振周波数のバラツキを
容易に解消し得る。
【0016】さらに、積層型誘電体共振器2は図5,図
6に示す如き高いインピーダンスをもつ結合端子26を有
しないこと、また空気にさらされている誘電体7の面積
が小さいことから、外界の影響を受けにくく、ケーシン
グの前後における周波数の変動は小さくなるので歩留り
が改善され、不良品の発生数は1/10に激減した。また従
来の如く結合端子26を必要としないことで結合端子の取
付工程が省略でき、共振器単体では60%のコストダウン
が図れることが確認出来た。
【0017】図4は本発明電圧制御発振器に用いる積層
型誘電体共振器の他の実施例を示す模式的縦断面図であ
る。この積層型誘電体共振器においては出力電極6を誘
電体7の下面に設け、出力電極6の周囲を除く誘電体7
の全周面は外部電極9で覆った構成としてある。該出力
電極6とトリプレートラインの内部導体線路である内部
電極8との間は連結線8aにて接続してある。
【0018】なお、他の構成及び作用は図2に示す積層
型誘電体共振器2の構成及び作用と実質的に同じであ
り、対応する部分に同じ符号を付して説明を省略する。
本発明の実施例では、回路基板1として両面アルミナ基
板を用いたが、多層基板を用いて整合回路を内層に施し
たアルミナ基板,プリント基板等の基板を使用してもよ
い。また積層型誘電体共振器2を含めた電子部品を回路
基板1の両面に実装することとしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以下詳述したように本発明によれば小型
化が図れ、発振周波数の調整幅も広がり、ケーシングの
際の周波数変動が小さく、歩留りも大幅に向上し、コス
トダウンが図れる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧制御発振器のシールドケース
とそれを外した状態の斜視図である。
【図2】図1における積層型誘電体共振器のII−II線に
よる模式的縦断面図である。
【図3】図1における積層型誘電体共振器のIII −III
線による模式的縦断面斜視図である。
【図4】本発明に係る電圧制御発振器に用いる積層型誘
電体共振器の他の実施例を示す模式的縦断面図である。
【図5】従来の電圧制御発振器のシールドケースとそれ
を外した状態の斜視図である。
【図6】図5における同軸型誘電体共振器のVI−VI線に
よる模式的縦断面図である。
【図7】図5における同軸型誘電体共振器のVII −VII
線による模式的縦断面斜視図である。
【符号の説明】
1 回路基板 2 積層型誘電体共振器 4 シールドケース 6 出力電極 7 誘電体 8 内部電極 9 外部電極 12 同軸型誘電体共振器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体共振器により発振周波数を設定さ
    れた電圧制御発振器において、 前記誘電体共振器は、トリプレートラインの内部電極を
    挟んで誘電体を積層し、該誘電体の外部に前記内部電極
    と接続された出力電極を形成し、該出力電極が形成され
    ている部分を除く前記誘電体の外部に外部電極を形成し
    て構成してあることを特徴とする電圧制御発振器。
JP10218592A 1992-03-26 1992-03-26 電圧制御発振器 Pending JPH05275926A (ja)

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JP10218592A JPH05275926A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 電圧制御発振器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0191502A (ja) * 1987-10-01 1989-04-11 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0191502A (ja) * 1987-10-01 1989-04-11 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器

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