JPH0527560U - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH0527560U
JPH0527560U JP7596091U JP7596091U JPH0527560U JP H0527560 U JPH0527560 U JP H0527560U JP 7596091 U JP7596091 U JP 7596091U JP 7596091 U JP7596091 U JP 7596091U JP H0527560 U JPH0527560 U JP H0527560U
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compressor
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正和 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台の圧縮機を使用する冷凍装置におい
て、インチング運転時、室内室外長配管の場合、冷凍運
転・デフロスト運転切り替え時等においても圧縮機に潤
滑油不足が生じないようにする。 【構成】 上記各圧縮機にそれぞれ均液管の一端を接続
し、同各圧縮機に連るアキュムレータの底部をそれぞれ
二方弁に連る絞り管を介して上記それぞれの均液管に連
通させ、かつ、上記それぞれの均液管の他端を上記とは
別の二方弁を介して互に接続した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数台の圧縮機を用いて構成される冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
貯蔵用冷凍機として、据付工事の簡便さと省エネルギーの観点から複数台の室 内熱交換器と複数台の圧縮機を一系統の吐出管と一系統の吸入管で接続した冷凍 機が用いられている。複数台の圧縮機を使用する場合、圧縮機間に微妙な圧力差 が生じるため圧縮機内に潤滑のための油(実質的には冷媒と油の混合した液)を 確保することが必要となる。従来、複数台の圧縮機間に連通した均液管を設ける 方法がとられてきており、さらに本出願人がさきに出願した実願平2−0319 43や実願平2−119305のように、吐出側から出た冷媒ガス中の油(通常 0.1〜1%が冷媒中に溶けて循環する)をオイルセパレータで分離し、吸入管 に返し、さらに均圧管,均液管をもうけ、電磁弁を制御する方法がとられてきた 。これらは、いずれも、アキュムレータ中の戻し管を経由して圧縮機に戻す方法 であり、低負荷時、発停を頻繁に繰り返す条件下での使用や、起動時や冷凍から デフロストへの切り替わり時等への適応性には、不十分なところがあった。
【0003】 図4は従来の冷凍装置の回路図である。図において、1および2はそれぞれ第 1及び第2の圧縮機、3は同各圧縮機に連りかつ合流する吐出管、4は同吐出管 に連る四方弁、6は同四方弁に連る室外熱交換器、36は同熱交換器の送風機、 8は同熱交換器に連る膨張弁、9は前記熱交換器と膨張弁とに連る逆止弁、11 は同逆止弁に連るレシーバ、13は同レシーバに連る膨張弁、14は同レシーバ に連る逆止弁、18は同膨張弁と逆止弁に連る第1の室内熱交換器、37は同熱 交換器の送風機、15は前記レシーバに連る膨張弁、16は同レシーバに連る逆 止弁、20は同膨張弁と逆止弁に連る第2の室内熱交換器、38は同熱交換器の 送風機である。室内熱交換器18および20に連る配管は合流して前記四方弁4 に連っている。22は同四方弁に連り、途中で分岐する吸入管、23および24 は分岐した同吸入管に連るアキュムレータであり、それぞれ圧縮機1および2に 連っている。45は圧縮機1,2の間に設けられている二方弁である。図中の矢 印は本回路が冷凍運転を行っている時の冷媒の流れ方向である。
【0004】 図5は図4の冷凍装置がデフロスト運転を行っている場合の回路および冷媒の 流れを示すものであり、図中の矢印は同運転時の冷媒の流れを示すものである。
【0005】 図6は図4の冷凍装置の均液回路図、すなわち、圧縮機およびアキュムレータ の部分の拡大図である。図において、22は分岐した吸入管、23,24はアキ ュムレータ、25,26は各アキュムレータの内部と圧縮機1,2とを結ぶ戻し 管、25a,26aは各戻し管の入口、40,41は戻し管25,26のアキュ ムレータ内の最低位置に設けられているくみ上げ穴、41,43は戻し管25, 26のアキュムレータ内の上部に設けられているバランス穴、44,45は圧縮 機1,2を結ぶ均液管、45は同均液管の連結部に設けられている二方弁である 。また、39a,39b,39c,39dは液である。
【0006】 これらの図において、二方弁45は圧縮機1のみ運転中は不励時で通路を閉止 し、圧縮機1および圧縮機2が運転中は励磁され通路を開放し、また両者が停止 中は励磁で通路を開放する。図4にて、送風機36は圧縮機1または圧縮機2が 運転されると、回転送風し圧縮機1および圧縮機2が停止すると送風を停止する 。送風機37または送風機38のいずれかの1つが回転送風した場合には、圧縮 機1が運転し、送風機37および送風機38の両方が回転送風した場合には圧縮 機1および圧縮機2の両方が運転する。送風機37および送風機38は各々、室 内温度を検知するセンサ(図示せず)によって室内温度を一定に保つよう回転ま たは停止の制御をされる。室内熱交換器18と室内熱交換器20には各々着氷を 検知するセンサ(図示せず)があり、着氷時には四方弁4を励磁して図4の冷凍 運転から図5のデフロスト運転に切り替わる。
【0007】 図4,図6で冷凍運転中、圧縮機1、圧縮機2で圧縮された高圧・高温の冷媒 ガスは吐出管3、四方弁4を通り、室外熱交換器6で放熱凝縮して、高圧の冷媒 液となり逆止弁9を通り、レシーバ11を経て、膨張弁13および膨張弁15で 断熱膨張し低圧・高温の気液二相冷媒となり、室内熱交換器18および室内熱交 換器20で吸熱ガス化して四方弁4から吸入管22を介してアキュムレータ23 およびアキュムレータ24に入る。
【0008】 図6にて、吸入管22から、アキュムレータ23,アキュムレータ24に入っ た低圧冷媒ガスは、一部が戻し管入口25a、戻し管入口26aを通り、くみ上 げ穴40、くみ上げ穴42から液39a、液39dをくみ上げ、一部がバランス 穴41、バランス穴43を通って戻し管25から圧縮機1へ、戻し管26から圧 縮機2へ戻る。二方弁45は圧縮機1、または圧縮機2の起動時、起動後の一定 時間、および冷凍運転からデフロスト運転への切り替え時、切り替え後の一定時 間は、不励磁となり通路を閉止し、また圧縮機1のみの運転中は不励磁となり通 路を閉止し、圧縮機1、および圧縮機2の両者が運転中および両者が停止中には 励磁されて通路を開放する。圧縮機1および圧縮機2が冷凍運転中には両者の内 圧に差が生じるが、二方弁45が開放され、均液管44、均液管54で両者が結 ばれ、均圧されるため、両者の液39b、液39cの面がほぼ同じ高さに平衡す る。
【0009】 図4,図6にて、前記冷凍運転中室内熱交換器18または室内熱交換器20の いずれか一方に対応する室温が所定の室温より下がると、対応する送風機37ま たは送風機38の一方が停止し圧縮機2が停止する。また、室内熱交換器18お よび室内熱交換器20の両方に対応する室温が所定の室温より下がると、送風機 37および送風機38の両者が停止し、圧縮機1が停止する。圧縮機2および圧 縮機1が停止すると送風機36も停止して冷凍運転停止状態となり、二方弁45 は、開放されるので圧縮機1および圧縮機2の液39b、液39cの面が同高さ に平衡する。
【0010】 室内熱交換器18または室内熱交換器20のいずれか一方に対応する室温が所 定の室温より上り、対応する送風機37または送風機38の一方が回転送風する と、送風機36が回転送風し、圧縮機1が起動する。圧縮機1が起動すると吸入 圧力が急激に低下するため液39bが急激に蒸発発泡して圧縮機1で圧縮され吐 出される。このとき圧縮機1側の圧力変化の影響を圧縮機2側が受けないように 一定時間、二方弁45を閉止する。さらに圧縮機1が運転中に室内熱交換器18 および室内熱交換器20の両方に対応する室温が上ると、送風機37、送風機3 8が回転送風し、圧縮機2が起動する。圧縮機2が起動すると圧縮機2側の吸入 圧力が急激に低下するため液39cが急激に蒸発発泡して圧縮機2で圧縮され吐 出される。このとき圧縮機2側の圧力変化の影響を圧縮機1側が受けないように 一定時間二方弁45を閉止する。
【0011】 起動後、急激な蒸発発泡状態があるが冷媒の循環が安定するにつれ圧力が安定 し、アキュムレータ23またはアキュムレータ24のくみ上げ穴40またはくみ 上げ穴42から液39aまたは液39dを吸い上げて圧縮機1または圧縮機2の 液39b、液39cを補給する。安定した状態での液39a、液39b、液39 c、液39dは比較的油濃度の高い冷媒油混合体であり、実質上油の補給がされ て、圧縮機構の潤滑が確保される。
【0012】 冷凍運転時、室内熱交換器18または室内熱交換器20の着氷が進むと図4の 冷凍運転から図5のデフロスト運転に四方弁4が切り替わる。図5で、圧縮機2 、または圧縮機1からの吐出された高圧・高温の冷媒ガスは室内熱交換器18ま たは室内熱交換器20で解氷し、凝縮し、逆止弁14または逆止弁16を通りレ シーバ11から、膨張弁8で断熱膨張し、アキュムレータ23、アキュムレータ 24から圧縮機1、圧縮機2に戻る。この切り替り直後には、吸入圧力の大きな 変動があるため、二方弁45を閉止して、圧縮機1、圧縮機2間の液移動を防止 する。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
冷凍運転で、室内の熱負荷が小さい場合には圧縮機1または圧縮機2が頻繁な 発停を繰り返す。即ち、室内熱交換器18または室内熱交換器20に対応して室 温が下がると圧縮機2または圧縮機1が停止し、室内熱交換器18または室内熱 交換器20に対応して室温が上ると圧縮機1または圧縮機2が起動して、冷凍運 転に入るが、室内熱負荷が小さいため、短時間の運転で停止する。例えば冬期、 貯蔵物の少ない場合等では1分間の運転、3分間の停止等いわゆるインチング運 転が発生する。インチング運転では起動時に急激な圧力低下により蒸発発泡して 吐出される液39b、液39cが、冷媒循環や、圧力バランスが安定しない状態 で停止してしまうため、アキュムレータ23、アキュムレータ24の液39a、 液39dからの補給が不足となり、次第に液39b、液39cの液面が下って、 圧縮機構の潤滑油が不足し、圧縮機1や圧縮機2を焼損させる等の不具合がある 。
【0014】 また室内、室外の距離が多く、長配管を施行する場合等には圧縮機1または圧 縮機2の起動時に冷媒循環や圧力バランスが安定しない状態が長時間続くと圧縮 機1または圧縮機2内の液39b、液39cが枯渇して、焼損することがある。
【0015】 さらに冷凍運転からデフロスト運転への切り替り時や、デフロスト運転を終了 して冷凍運転に切り替る際にも、圧縮機1または圧縮機2の吐出側圧力と吸入側 圧力のバランスや冷媒循環が不安定な状態ができ、アキュムレータ23、アキュ ムレータ24からの液戻しが不足し、長時間にわたると焼損等の不具合となるこ とがある。
【0016】 本考案は上記従来技術の欠点を解消し、インチング運転時や、室内室外間長配 管の場合や、冷凍運転・デフロスト運転切り替え時においても、圧縮機に潤滑油 不足が生じない冷凍装置を提供しよとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決したものであって、複数台の圧縮機を使用する冷凍装 置において、上記各圧縮機にそれぞれ均液管の一端を接続し、同各圧縮機に連る アキュムレータの底部をそれぞれ二方弁に連る絞り管を介して上記それぞれの均 液管に連通させ、かつ、上記それぞれの均液管の他端を上記とは別の二方弁を介 して互に接続したことを特徴とする冷凍装置に関するものである。
【0018】
【作用】
本考案においては上記構成を具えているため、圧縮機1の起動時、起動後の一 定時間二方弁35を閉止し、この二方弁29が励磁され通路を開放し、アキュム レータ23から液39aを均液管33に流入させ、また圧縮機2の起動時(圧縮 機1は運転中)、起動後の一定時間二方弁35を閉止し二方弁30が励磁され通 路を開放しアキュムレータ24から液39dを均液管34に流入させ、起動時の 液39b、液39cの急激な圧力低下による蒸発発泡で減少した液を適切に補給 し、かつ、一定時間後、圧縮機1および圧縮機2の両者が安定した運転に入ると 二方弁35を開放して均圧し、また両者が停止時には二方弁35を開放するので 、圧縮機1および圧縮機2内の液、即ち油濃度の高い冷媒・油の混合液が常に確 保されて、圧縮機構の潤滑が良好な、信頼性の高い運転ができる。さらに、冷凍 運転からデフロスト運転への切り替え時、およびデフロスト運転から冷凍運転へ の切り替り時、安定するまでの一定時間を二方弁35を閉止し、二方弁29また は二方弁30を開放して液を圧縮機1または圧縮機2に補給する。
【0019】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の回路図であり、矢印は冷凍運転時の冷媒の流れ方向 である。図2は同実施例のデフロスト運転時の回路と冷媒の流れを示す図である 。図3は同実施例の均液回路図、すなわち図1の圧縮機およびアキュムレータの 部分の拡大図である。これらの図において、従来技術との相違部分は次の通りで ある。33,34はそれぞれ圧縮機1,2に連る均液管、35は同均液管の接続 部に設けられている二方弁、27,28はそれぞれアキュムレータ23,24の 底部に連る液戻し管、29,30はそれぞれ液戻し管27,28に連る二方弁、 31,32はそれぞれ二方弁29,30に連り、他端でそれぞれ均液管33,3 4に合流する絞り管である。上記以外の部分は従来技術と同じである。また、5 ,7,10,12,17,19、および21は、それぞれ図1に示す位置の配管 である。
【0020】 図1において、圧縮機1、圧縮機2に接続された吐出管3は四方弁4に入り、 配管5で室外熱交換器6に接続している。室外熱交換器6には配管7に並列に配 された膨張弁8と逆止弁9が接続され、配管10を経てレシーバ11と結ばれて いる。レシーバ11に接続した配管12には膨張弁13、逆止弁14および膨張 弁15、逆止弁16が結ばれ、膨張弁13と逆止弁14は配管17で室内熱交換 器18とまた、膨張弁15と逆止弁16は配管19で室内熱交換器20と結ばれ ている。室内熱交換器18、室内熱交換器20に接続された配管21は四方弁4 に入り、冷凍運転時、吸入管22を経てアキュムレータ23およびアキュムレー タ24に入る。アキュムレータ23から出た戻し管25は圧縮機1と、また、ア キュムレータ24から出た戻し管26は圧縮機2と結ばれている。アキュムレー タ23の底面からは液戻し管27が二方弁29を経て、絞り管31と均液管33 と結ばれ、また、アキュムレータ24の底面からは液戻し管28が二方弁30を 経て絞り管32と結ばれ、均液管34に接続している。絞り管31は均液管33 を経て圧縮機1に結ばれ、また絞り管32は均液管34を経て圧縮機2と接続し ている。室外熱交換器6には送風機36が、また、室内熱交換器18には送風機 37が室内熱交換器20には送風機38が配設されている。
【0021】 図2はデフロスト回路図で、四方弁4が励磁されて内部通路が切り替わり吐出 管3と配管21、室内熱交換器20、室内熱交換器18が接続され、また、吸入 管22と配管5、室外熱交換器6が接続される。
【0022】 図3は均液回路図で、図1の圧縮機1、圧縮機2およびアキュムレータ23、 アキュムレータ24と吸入管22、戻し管25、油戻し管27、戻し管26、油 戻し管28の詳細図である。図3で、アキュムレータ23、圧縮機1、圧縮機2 、アキュムレータ24には、冷媒と冷凍機油と混合した液39a,液39b、液 39c、液39dが滞積されている。戻し管25には小径のくみ上げ穴40と大 径のバランス穴41が、また、戻し管26には小径のくみ上げ穴42と大径のバ ランス穴43が明けられている。二方弁29、二方弁30および二方弁35は励 磁時、通路を開放し、不励磁時は通路を閉止する。
【0023】 送風機36は圧縮機1または圧縮機2が運転すると回転送風し、圧縮機1、お よび圧縮機2が停止すると、送風を停止する。送風機37または送風機38のい ずれかの1つが回転送風した場合には圧縮機1が運転し、送風機37および送風 機38の両方が回転送風した場合には圧縮機1、および圧縮機2の両方が運転す る。送風機37および送風機38は、各々室内温度を検知するセンサ(図示せず )によって、室内温度を一定に保持するよう、回転または停止の制御をされる。 室内熱交換器18と室内熱交換器20には各々着氷を検知するセンサ(図示せず )があり、着氷時には四方弁4を励磁して、図1の冷凍運転から図2のデフロス ト運転に切り替える。
【0024】 図1,図3で、冷凍運転中、圧縮機1、圧縮機2で圧縮された高圧・高温の冷 媒ガスは四方弁4を通り、室外熱交換器6で送風機36から送られる空気で冷さ れ凝縮して高圧の冷媒液となり、逆止弁9を通り、レシーバ11を経て膨張弁1 3および膨張弁15で断熱膨張し、低圧低温の気液相冷媒となり送風機37およ び送風機38から送られる空気を冷やし、室内熱交換器18および室内熱交換器 20で、ガス化して四方弁4からアキュムレータ23およびアキュムレータ24 に入る。吸入管22からアキュムレータ23に入った低圧冷媒ガスは、一部が戻 し管入口25aを通り、くみ上げ穴40から液39aをくみ上げ、一部がバラン ス穴41を通って圧縮機1に戻り、また,同様に、吸入管22からアキュムレー タ24に入った低圧冷媒ガスは一部が戻し管入口26aを通りくみ上げ穴42か ら液39dをくみ上げ一部がバランス穴43を通って圧縮機2に戻る。安定した 運転中は二方弁35が開放され、圧縮機1と圧縮機2が均圧されて液39b、液 39cの面高さが平衡して保たれる。圧縮機1の起動時、起動後の一定時間、二 方弁29が励磁され通路を開放して、アキュムレータ23から液39aを、均液 管33に流入させ、また圧縮機2が起動時、起動後の一定時間二方弁30が励磁 され通路を開放し、アキュムレータ24から液39dを均液管34に流入させる 。
【0025】 また、冷凍運転からデフロスト運転に四方弁4が切り替った際およびデフロス ト運転から冷凍運転に戻る際には、圧縮機1の運転中は切り替り後一定時間、二 方弁29が励磁され、通路を開放してアキュムレータ23から液39aを均液管 33に流入させ、また、圧縮機2が運転中は、切り替り後の一定時間二方弁30 が励磁され通路を開放し、アキュムレータ24から液39dを均液管34に流入 させる。
【0026】 圧縮機2および圧縮機1が停止中には二方弁35が開放され、圧縮機2および 圧縮機1が均液管33、均液管34で吸入側が連通して液39bと液39cの液 面が同じ高さに平衡する。
【0027】 前記、冷凍運転中、室内熱交換器18または室内熱交換器20のいずれか一方 が所定の室温より下がると、対応する送風機37または送風機38の一方が停止 し、圧縮機2が停止し、また室内熱交換器18および室内熱交換器20の両方が 所定の室温より下がると、送風機37および送風機38の両者が停止し、圧縮機 1が停止する。圧縮機2および圧縮機1が停止すると、送風機36も停止して、 冷凍停止状態となり、二方弁35が開放して圧縮機2と圧縮機1の液39bと液 39cの液面が同高さに平衡する。
【0028】 室内熱交換器18または室内熱交換器20のいずれか一方に対応する室温が所 定の室温より上ると対応する送風機37または送風機38の一方が回転送風し、 送風機36が回転送風し、圧縮機1が起動する。圧縮機1が起動すると吸入圧力 が急激に低下し、液39bが急激に蒸発・発泡して圧縮機1から圧縮吐出される が、一定時間、二方弁29が開放させ、アキュムレータ23の液39aが圧縮機 1に補給される。さらに圧縮機1が運転中に室内熱交換器18および室内熱交換 器20に対応する室温が上ると、送風機37、送風機38が回転送風し、圧縮機 2が起動する。圧縮機2が起動すると圧縮機2側の吸入圧力が急激に低下し、液 39cが急激に蒸発・発泡して圧縮吐出されるが、一定時間二方弁30が開放さ れアキュムレータ24の液39dを圧縮機2に補給する。圧縮機1または圧縮機 2が起動し二方弁29または二方弁30が開放する間は二方弁35は閉止して両 者間の圧力変動によって液移動を閉止する。
【0029】 冷凍運転時、室内熱交換器18または室内熱交換器20の着氷が進むと図1の 冷凍運転から四方弁4が切り替り、図2のデフロスト運転に切り替わる。図2で 圧縮機2または圧縮機1から吐出された高圧・高温の冷媒ガスは、室内熱交換器 18または室内熱交換器20で解氷し、凝縮して、逆止弁14または逆止弁16 を通りレシーバ11から膨張弁8で断熱膨張し、アキュムレータ23、アキュム レータ24から圧縮機2、圧縮機1に戻る。このとき、二方弁35を閉止し一定 時間、圧縮機1または圧縮機2に対応して二方弁29または二方弁30が開放さ れ、液39a、液39dが圧縮機1、圧縮機2に補給される。
【0030】 デフロスト運転が安定すると二方弁29、二方弁30は閉止し、圧縮機1およ び圧縮機2の両方運転時は二方弁35を開放し、いずれか一方運転時は二方弁3 5を閉止し解氷を終ると、図2のデフロスト運転から図1の冷凍運転に四方弁4 が切り替る。デフロスト運転から冷凍運転への切り替り時にも同様、吐出圧力吸 入圧力の大きな変動があり、二方弁35、二方弁29、二方弁30は同様な制御 をされる。さらに起動時、デフロスト時の二方弁29、二方弁30の励時開放時 間および二方弁35の閉止時間は、室内負荷の大小、配管長等の要因で適切な時 間を調整させて、運転制御する。
【0031】 以上詳述したように、本実施例においては、冬期、貯蔵物が少ない等冷凍負荷 が小さく、圧縮機1または圧縮機2が頻繁な起動・停止を繰り返す、いわゆるイ ンチング運転時や、長配管施行時の起動、冷凍運転からデフロスト運転切り替え 時およびデフロスト運転から冷凍運転への切り替り時等、圧縮機1または圧縮機 2の吸入圧力の急激な低下や、吐出圧力、吸入圧力が変動して冷媒循環が不安定 となり冷媒・油の混合した液からの戻りが不十分となる条件で、アキュムレータ 23およびアキュムレータ24より圧縮機1に連通する均液管33および圧縮機 2に連通する均液管34に一定時間、液39a、液39dを流入させることによ って圧縮機1および圧縮機2内の液39b、液39cの枯渇を防止し、液面を確 保するとともに、停止時には二方弁35を開放し、また圧縮機1および圧縮機2 の両者が安定して運転中には、二方弁35を開放するので、両者の液面が一定に 保たれ、信頼性の高い運転が可能となる。
【0032】
【考案の効果】
本考案の複数台の圧縮機を使用する冷凍装置においては、上記各圧縮機にそれ ぞれ均液管の一端を接続し、同各圧縮機に連るアキュムレータの底部をそれぞれ 二方弁に連る絞り管を介して上記それぞれの均液管に連通させ、かつ、上記それ ぞれの均液管の他端を上記とは別の二方弁を介して互に接続してあるので、イン チング運転時、室内室外長配管の場合、冷凍運転・デフロスト運転切り替え時等 においても、圧縮機に潤滑油不足を生じることなく運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の冷凍回路図。
【図2】上記実施例のデフロスト回路図。
【図3】上記実施例の均液回路図。
【図4】従来の冷凍装置の冷凍回路図。
【図5】同冷凍装置のデフロスト回路図。
【図6】同冷凍装置の均液回路図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 圧縮機 3 吐出管 4 四方弁 5 配管 6 室外熱交換器 7 配管 8 膨張弁 9 逆止弁 10 配管 11 レシーバ 12 配管 13 膨張弁 14 逆止弁 15 膨張弁 16 逆止弁 17 配管 18 室内熱交換器 19 配管 20 室内熱交換器 21 配管 22 吸入管 23 アキュムレータ 24 アキュムレータ 25 戻し管 25a 戻し管入口 26 戻し管 26a 戻し管入口 27 液戻し管 28 液戻し管 29 二方弁 30 二方弁 31 絞り管 32 絞り管 33 均液管 34 均液管 35 二方弁 36 送風機(室外) 37 送風機(室内) 38 送風機(室内) 39a,39b,39c,39d 液 40 くみ上げ穴 41 バランス穴 42 くみ上げ穴 43 バランス穴 44 均液管 45 二方弁 54 均液管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の圧縮機を使用する冷凍装置にお
    いて、上記各圧縮機にそれぞれ均液管の一端を接続し、
    同各圧縮機に連るアキュムレータの底部をそれぞれ二方
    弁に連る絞り管を介して上記それぞれの均液管に連通さ
    せ、かつ、上記それぞれの均液管の他端を上記とは別の
    二方弁を介して互に接続したことを特徴とする冷凍装
    置。
JP7596091U 1991-09-20 1991-09-20 冷凍装置 Withdrawn JPH0527560U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388675B1 (ko) * 2000-12-18 2003-06-25 삼성전자주식회사 압력조절장치를 구비한 공기조화기와 그 제어방법
WO2010115435A1 (en) * 2009-04-06 2010-10-14 Carrier Corporation Refrigerating circuit and method for controlling the oil distribution within the same

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