JPH0527525Y2 - - Google Patents

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JPH0527525Y2
JPH0527525Y2 JP1988013041U JP1304188U JPH0527525Y2 JP H0527525 Y2 JPH0527525 Y2 JP H0527525Y2 JP 1988013041 U JP1988013041 U JP 1988013041U JP 1304188 U JP1304188 U JP 1304188U JP H0527525 Y2 JPH0527525 Y2 JP H0527525Y2
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reflector
median strip
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、道路に設置して、正しい車線のガイ
ドとして又ははみ出し通行を防ぐために使用され
る道路中央分離帯鋲に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の道路中央分離帯鋲は、一般に、
アルミニウム合金ダイカストなどの金属製からな
り、略角錐台形状をなす本体と、その本体の両側
面を凹ませて形成した両端部の隆起部および中央
部の反射体取付部と、前記本体の底面から一体に
突設した固定脚部と、前記反射体取付部の内少な
くとも一側面に取付けた反射体とからなる。
次に、上述の道路中央分離帯鋲の道路への設置
工程例について説明する。まず、路面に固定脚部
の高さより若干深い、例えば固定脚部の高さより
約10mm深い孔を、所定の間隔をおいてあける。そ
の孔の中にモルタルなどの充填材又は接着剤を充
填する。その孔の中に固定脚部を差し込んで固定
する。かかる道路中央分離帯鋲は、中央線、外側
線、合流帯、分流帯などに設置し、隆起部による
視線誘導効果によつて、交通の流れを円滑にする
と共に、車輛が乗り上げた際の物理的振動や衝撃
で運転者に注意を喚起させる。また、反射体の反
射により、夜間でも安全に視線誘導する。このよ
うに、交通事故を抑制し、交通安全に寄与してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述の従来の道路中央分離帯鋲にお
いては、橋などに設置する場合は、路面から橋桁
までの高さに制限があり、孔を深くあけられない
ので、固定脚部を短く切断し、その短かい固定脚
部を孔の中に固定する。また、路面にヒーターを
埋設又は取付けた道路などに設置する場合は、路
面に孔をあけられないので、固定脚部を本体の底
面との付根部分で切断し、その固定脚部無しの本
体の底面を路面に接着剤により接着する。このた
めに、上述のように設置した道路中央分離帯鋲
は、通常の所要長さの固定脚部を孔の中に固定し
た道路中央分離帯鋲と比較して路面から剥離し易
い。かかる道路中央分離帯鋲が路面から剥離する
と、その道路中央分離帯鋲が人や車輛などに当る
危険性がある。しかも、従来の道路中央分離帯鋲
はアルミニウム合金ダイカストなどの金属製から
なるので、道路中央分離帯鋲が人や車輛などに当
ると大きな事故となる虞れがある。
そこで、本体を合成ゴムなどの弾性部材で構成
し、万一路面から剥離して人や車輛などに当つて
も大きな事故とならないような道路中央分離帯鋲
が考えられる。ところが、かかる道路中央分離帯
鋲は弾性部材からなるので、車輛が乗り上げると
本体が弾性変形し、その荷重が直接反射体にかか
り、反射体が割れたり変形したりして道路中央分
離帯鋲の機能が半減してしまうなどの問題があ
る。
本考案の目的は、本体が弾性部材からなり、し
かも車輛が乗り上げた際の荷重を逃がして反射体
の破損を防ぐことができる道路中央分離帯鋲を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、略角錐台形状の弾性部材からなる本
体の両側面を凹ませて両端部の隆起部と中央部の
反射体取付部と底部の接着部とを形成し、その反
射体取付部の内少なくとも一側面に保護枠体を介
在させて反射体を取付け、その反射体取付部と前
記隆起部との境に、車輛が乗り上げた際に前記反
射体取付部が傾倒すべく溝を設けたことを特徴と
する。
また、反射体および保護枠体の変形を防止する
ために、反射体取付部の保護枠体の下部と接着部
との間に隙間を設けることが好ましい。
さらに、上記の変形防止の目的に加えて、反射
体取付部がより傾倒し易くなるようにするため
に、反射体取付部と接着部との境に水平溝を設け
ることができる。
〔作用〕
本考案は、弾性部材からなる本体により、万が
一路面から剥離して人や車輛などに当つても大き
な事故とならない。また、反射体取付部と隆起部
との境に設けた溝により、車輛が乗り上げた際に
反射体取付部が傾倒して荷重が直接反射体取付部
にかからないように荷重を逃がしている。しか
も、反射体と反射体取付部との間に介在させた保
護枠体により、反射体にかかる荷重から反射体を
保護することができる。
また、保護枠体の下部に設けた隙間により、車
輛が乗り上げた際にかかる圧縮荷重を反射体およ
び保護枠体を介して前記隙間に逃がすことができ
る。従つて、前記圧縮荷重は反射体および保護枠
体に直接かかることがないので、反射体および保
護枠体の変形を防止することができる。
さらに、反射体取付部と接着部との境に設けた
水平溝により、上記の変形防止効果に加えて、反
射体取付部がより傾倒し易くなる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る道路中央分離帯の実施例の
内の2例を添付図面を参照して説明する。
第1図乃至第5図は本考案に係る道路中央分離
帯の第1の実施例を示し、第1図は平面図、第2
図は正面図、第3図は路面に設置した状態の平面
図、第4図は第3図における−線断面図、第
5図は反射体取付部が傾倒した状態の断面図であ
る。
図において、1は合成ゴムなどの弾性部材から
なる本体で、この本体1は略角錐台形状をなす。
その本体1の両側面を凹ませて、両端部の隆起部
2と、中央部の反射体取付部3と、底部の接着部
4とを形成する。
前記隆起部2は緩斜面20と急斜面21とから
なり、車輛が乗り上げた際に物理的振動や衝撃が
生じるように構成されている。
前記反射体取付部3の両側面に凹部30をそれ
ぞれ設け、その凹部30に反射体5を保護枠体6
を介在させて取付ける。前記保護枠体6は硬質プ
ラスチツク又はステンレスからなり、断面コ字形
形状をなす。前記反射体5はプラスチツク板50
と、そのプラスチツク板50の表面にほぼ半分以
上埋め込んだ多数個のガラスビーズ51とからな
る。かかる反射体5は白色、橙色などに着色す
る。かくして、反射体取付部3の凹部30に保護
枠体6を嵌め込み、かつその保護枠体6に反射体
5を嵌め込み、この反射体取付部3、保護枠体6
および反射体5の両端にボルト貫通孔(図示せ
ず)をあけ、そのボルト貫通孔中にボルト7を通
し、そのボルト7にナツト(図示せず)を締付て
反射体取付部3の両側面に保護枠体6を介在させ
て反射体5を取付ける。
8は隆起部2と反射体取付部3との境に設けた
垂直溝、9は反射体取付部3と接着部4との境に
中央の連結部90を残して設けた水平溝である。
この溝8および9により、車輛が乗り上げた際に
反射体取付部3が第5図に示すように傾倒し、か
つ車輛が通過した際に第4図に示すように弾性復
帰力で元の状態に戻るように構成されている。
この実施例における本考案の道路中央分離帯鋲
は、以上の如き構成よりなるから、第3図に示す
ように、本体1をセンターラインCに対して、本
体1の長手方向(反射体取付部3の長手方向)と
センターラインCとのなす角度がほぼ45°となる
ように傾け、この本体1の接着部4の下面を路面
Rに接着剤などにより接着固定することにより、
通常の道路中央分離帯鋲と同様の機能を果たす。
すなわち、隆起部2の急斜面21によつて、運転
者の視線を誘導して乗り上げを抑制し、また車輛
が乗り上げた場合には、乗り上げによる物理的振
動や衝撃で運転者に注意を喚起することができ
る。また、反射体5の反射により夜間でも安全に
視線誘導することができる。
また、本考案の道路中央分離帯鋲は、反射体取
付部3と隆起部2との境に溝8を設けたので、車
輛が乗り上げると、第5図に示すように、反射体
取付部3が傾倒し、車輛が乗り上げた際の荷重を
逃がしてその荷重が直接反射体取付部3にかから
ないように構成されており、しかも反射体5は保
護枠体6により保護されている。このために、本
体1を弾性部材で構成しても、車輛が乗り上げた
際の荷重が反射体5に直接かからず、従つて反射
体5が破損するような虞れはない。
特に、この実施例においては、反射体取付部3
と接着部4との境に水平溝9を設けたので、車輛
が乗り上げた際にかかる圧縮荷重を反射体5およ
び保護枠体6を経て水平溝9に逃がすことができ
る。従つて、前記圧縮荷重が反射体5および保護
枠体6に直接かかることがないので、反射体5な
らびに保護枠体6の変形を防止することができ
る。さらに、反射体取付部3が前記水平溝9より
傾倒し易く、反射体5を破損から確実に保護する
ことができる。
そして車輛が通過すると、今まで傾倒していた
反射体取付部3がその弾性復帰力により、第4図
に示す通常の状態に戻る。
さらに、本考案の道路中央分離帯鋲は、弾性部
材からなるので、万が一路面Rから剥離して人や
車輛などに当つても、アルミニウム合金ダイカス
トなどの金属製からなる道路中央分離帯鋲と比較
して大きな事故とはならない。従つて、橋や路面
にヒーターを設けた道路に設置するのに適してい
る。
なお、上述の実施例において、反射体取付部3
の両側面に反射体5を取付けたものであるが、反
射体取付部3の一側面にのみ反射体5を取付けた
ものであつても良い。
また、上述の実施例における本考案の道路中央
分離帯鋲は、国内、英国向けで、左側通行用に構
成されているが、本体1ならびに隆起部2を欧米
向け(右側通行)用に左右逆に構成しても良い。
さらに、接着部4の周囲に鍔部を一体に設けて
接着面積を大きくしても良い。
第6図は本考案に係る道路中央分離帯鋲の第2
の実施例を示した断面図である。
この実施例の道路中央分離帯鋲は、反射体取付
部3の保護枠体6の下面と接着部4の上面との間
に隙間91を設ける。この結果、車輛が乗り上げ
ると、反射体取付部3が傾倒して反射体5を破損
から保護することができると同時に、車輛が乗り
上げた際にかかる圧縮荷重を反射体5および保護
枠体6を経て隙間91に逃がすことができる。従
つて、上記圧縮荷重は反射体5および保護枠体6
に直接かかることがないので、この反射体5およ
び保護枠体6が変形するのを防ぐことができる。
なお、図面では省略したが、本考案の道路中央
分離帯鋲は、反射体取付部3と隆起部2との間に
のみ溝8を設けるだけで、上述の実施例のような
水平溝9や隙間91を設けなくとも、車輛が乗り
上げた際に、反射体取付部3が上記溝8より傾倒
し、かつ弾性部材の弾性作用により撓み、反射板
5を破損から十分に保護することができる。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案の道路中央分
離帯鋲は、弾性部材からなるものであるから、万
が一路面から剥離して人や車輛などに当つても、
アルミニウム合金ダイカストなどの金属製からな
る道路中央分離帯鋲と比較して大きな事故とはな
らない。従つて、橋や路面にヒーターを設けた道
路に設置するのに適している。また、反射体取付
部と隆起部との境に溝を設けたので、車輛が乗り
上げた場合、反射体取付部が傾倒し、車輛が乗り
上げた際の荷重を逃がしてその荷重が直接反射体
取付部にかからない。しかも、反射体は保護枠体
により保護されている。従つて、本体を弾性部材
で構成しても、車輛が乗り上げた際の荷重が反射
体に直接かからず、反射体が破損するのを防ぐこ
とができる。
また、本考案の道路中央分離帯鋲は、反射体取
付部の保護枠体の下部と接着部との間に隙間を設
けたので、車輛が乗り上げた際にかかる圧縮荷重
を反射体および保護枠体を経て前記隙間に逃がす
ことができる。従つて、圧縮荷重は反射体および
保護枠体に直接かかることはないので、反射体な
らびに保護枠体の変形を防止することができる。
さらに、本考案の道路中央分離帯鋲は、反射体
取付部と接着部との境に水平溝を設けたものであ
るから、圧縮荷重を水平溝に逃がすことができる
ので、上述の反射体ならびに保護枠体の変形防止
効果に加えて、反射体取付部が水平溝においてよ
り傾倒し易くなり、反射体を破損から確実に保護
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る道路中央分離
帯鋲の第1の実施例を示し、第1図は平面図、第
2図は正面図、第3図は路面に設置した状態の平
面図、第4図は第3図における−線断面図、
第5図は反射体取付部が傾倒した状態の断面図で
ある。第6図は本考案に係る道路中央分離帯鋲の
第2の実施例を示した断面図である。 1……本体、2……隆起部、3……反射体取付
部、4……接着部、5……反射体、6……保護枠
体、8……垂直切溝、9……水平切溝、91……
隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 略角錐台形状の弾性部材からなる本体の両側
    面を凹ませて両端部の隆起部と中央部の反射体
    取付部と底部の接着部とを形成し、その反射体
    取付部の内少なくとも一側面に保護枠体を介在
    させて反射体を取付け、その反射体取付部と前
    記隆起部との境に、車輛が乗り上げた際に前記
    反射体取付部が傾倒すべく溝を設けたことを特
    徴とする道路中央分離帯鋲。 2 反射体取付部の保護枠体の下部と接着部との
    間に隙間を設けた請求項1記載の道路中央分離
    帯鋲。 3 反射体取付部と接着部との境に水平溝を設け
    た請求項1記載の道路中央分離帯鋲。
JP1988013041U 1988-02-04 1988-02-04 Expired - Lifetime JPH0527525Y2 (ja)

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