JPH0527498U - デイスク式スチ―ムトラツプ - Google Patents
デイスク式スチ―ムトラツプInfo
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- JPH0527498U JPH0527498U JP8233491U JP8233491U JPH0527498U JP H0527498 U JPH0527498 U JP H0527498U JP 8233491 U JP8233491 U JP 8233491U JP 8233491 U JP8233491 U JP 8233491U JP H0527498 U JPH0527498 U JP H0527498U
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- Japan
- Prior art keywords
- valve seat
- hole
- valve disc
- cylindrical member
- disc
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁ディスクが弁座面と平行に変位して開閉で
きるようにする。 【構成】 外輪弁座10の排出孔12の外側の部位に細
溝14を形成する。噴出孔7と細溝14を連通する細孔
15を形成する。弁ディスク13の下面に円筒部材16
を取り付ける。円筒部材の上部に流体通過窓18を下部
に細孔15を開閉するシ―ル面17を形成する。弁ディ
スク13の開弁時に入口5側の流体が噴出孔7から細孔
15を通って細溝14に供給され、弁ディスク13を持
ち上げる力として作用する。これによって弁ディスク1
3が内外輪弁座10、11の弁座面と平行に持ち上げら
れる。
きるようにする。 【構成】 外輪弁座10の排出孔12の外側の部位に細
溝14を形成する。噴出孔7と細溝14を連通する細孔
15を形成する。弁ディスク13の下面に円筒部材16
を取り付ける。円筒部材の上部に流体通過窓18を下部
に細孔15を開閉するシ―ル面17を形成する。弁ディ
スク13の開弁時に入口5側の流体が噴出孔7から細孔
15を通って細溝14に供給され、弁ディスク13を持
ち上げる力として作用する。これによって弁ディスク1
3が内外輪弁座10、11の弁座面と平行に持ち上げら
れる。
Description
【0001】
本考案は蒸気配管系に取り付けてそこに発生する復水を自動的に排出するディ スク式スチ―ムトラップに関し、特に、弁ディスクが内外輪弁座の弁座面と平行 に変位して開閉できるようにしたものに関する。
【0002】
従来のディスク式スチ―ムトラップは、本体と蓋体とで内部に変圧室を形成し 、本体の変圧室側の中心に噴出孔を開けて入口と変圧室を連通せしめ、噴出孔の 外周囲に環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に 内輪弁座と同心円状で同一平面の外輪弁座を形成し、環状溝から単一の排出孔を 開けて変圧室を出口に連通せしめ、内輪弁座と外輪弁座からなる弁座面に対して 離着座する円板状の弁ディスクを変圧室に配置したものである。弁ディスクを変 圧室の圧力変化によって自力的に制御して弁座面に離着座させ、復水を自動的に 排出する。
【0003】
上記のディスク式スチ―ムトラップにおいては、環状溝と出口とが噴出孔の外 側に位置する単一の排出孔を介して連通しているので、噴出孔から弁ディスクの 下面を通り、環状溝から排出孔へ流出する排出流のうち、弁ディスクの排出孔の 真上に対面する部位の流速が他に比べて大きく、弁ディスクは排出孔側に吸寄せ られて傾いた状態で開閉し、弁ディスクや弁座の排出孔側が片減りする問題があ る。
【0004】 従って本考案の技術的課題は、弁ディスクが内外輪弁座の弁座面と平行に変位 して開閉できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技術的手段は、本体と蓋体 とで内部に変圧室を形成し、本体の変圧室側の中心に噴出孔を開けて入口と変圧 室を連通せしめ、噴出孔の外周囲に環状溝を設けて、噴出孔と環状溝の間に内輪 弁座を、環状溝の外周囲に内輪弁座と同心円状で同一平面の外輪弁座を形成し、 環状溝から単一の排出孔を開けて変圧室を出口に連通せしめ、内輪弁座と外輪弁 座からなる弁座面に対して離着座する円板状の弁ディスクを変圧室に配置したも のにおいて、外輪弁座の排出孔の外側の部位に細溝を形成し、噴出孔と細溝を連 通する細孔を形成し、弁ディスク下面に噴出孔を摺動する円筒部材を取り付け、 円筒部材の下部に細孔を開閉するシ―ル面を形成し、円筒部材の上部に流体通過 用窓を形成したものである。
【0006】
上記の技術的手段の作用は下記の通りである。 弁ディスクが内外輪弁座の弁座面から離座すると、噴出孔の流体が円筒部材の 流体通過窓を通って環状溝から排出孔へ排出される。また円筒部材下部のシ―ル 面が細孔を開け、噴出孔の流体を細溝に供給する。弁ディスクが内外輪弁座の弁 座面に着座すると排出が止まると共に、円筒部材下部のシ―ル面が細孔を閉じて 細溝への流体供給を停止する。弁ディスクの開弁時に細孔を通して細溝に供給さ れる噴出孔の流体は弁ディスクを持ち上げる力として作用する。従って、この細 溝から噴出する流体が排出流体の吸寄せ作用による弁ディスクを傾ける力を打ち 消すことにより、弁ディスクが内外輪弁座の弁座面に対して平行に変位できる。
【0007】
上記の技術的手段の具体例を説明する(図1参照)。 本体1に蓋体2をねじ結合して内部に変圧室3を形成する。本体1に入口5と 出口6をほぼ同一軸上に形成する。
【0008】 本体1の中心に噴出孔7を開けて入口5と変圧室3を連通せしめる。噴出孔7 の外周囲には環状溝9を設けて、噴出孔7と環状溝9の間に環状の内輪弁座10 を、環状溝9の外周囲に環状の外輪弁座11を形成する。内輪弁座10と外輪弁 座11は同心円状でその上面に同一平面の弁座面に形成する。環状溝9から単一 の排出孔12を開けて変圧室3と出口6を連通せしめる。 変圧室3内に内外輪弁座10、11に同時に離着座する円板状の弁ディスク1 3を配置する。
【0009】 外輪弁座11に細溝14を開ける。細溝14は排出孔12の外側に位置してい る。噴出孔7と細溝14を連通する細孔15を形成する。本実施例においては、 細溝14を一つ形成したが、複数形成してもよい。弁ディスク13の下面に円筒 部材16を取り付ける。円筒部材16の外周面は噴出孔7を摺動し、下部外周面 が細孔15を開閉するシ―ル面17となる。円筒部材16の上部に弁ディスク1 3が開弁したときに流体を通過せしめる流体通過窓18を複数個開ける。 弁ディスク13の開弁時に噴出孔7の流体が細孔15を通して細溝14に供給 され、弁ディスク13を持ち上げる力として作用する。従って、弁ディスク13 が開弁した状態において、排出流体の吸寄せ作用による弁ディスク13を傾ける 力が打ち消され、弁ディスク13は内外輪弁座10,11の弁座面と平行に変位 して開閉する。
【0010】
本考案は下記の特有の効果を生じる。 上記のように本考案によれば、弁ディスクは弁座面と平行に変位して開閉する ので、片減りが生じることがなく、初期の良好な性能を長期間維持できる。 また、弁ディスクが弁座面と平行に変位できることにより、排出流量が増大す る。 噴出孔と細溝が常時連通したものでは常に開弁力が働き、弁ディスクが過早開 弁する危険があるが、本考案では弁ディスクの開弁時にのみ噴出孔と細溝が連通 するので、過早開弁することがない。
【図1】本考案の実施例のディスク式スチ―ムトラップ
の断面図である。
の断面図である。
1 本体 2 蓋体 3 変圧室 5 入口 6 出口 9 環状溝 10 内輪弁座 11 外輪弁座 12 排出孔 13 弁ディスク 14 細溝 15 細孔 16 円筒部材 17 シ―ル面 18 流体通過窓
Claims (1)
- 【請求項1】 本体と蓋体とで内部に変圧室を形成し、
本体の変圧室側の中心に噴出孔を開けて入口と変圧室を
連通せしめ、噴出孔の外周囲に環状溝を設けて、噴出孔
と環状溝の間に内輪弁座を、環状溝の外周囲に内輪弁座
と同心円状で同一平面の外輪弁座を形成し、環状溝から
単一の排出孔を開けて変圧室を出口に連通せしめ、内輪
弁座と外輪弁座からなる弁座面に対して離着座する円板
状の弁ディスクを変圧室に配置したものにおいて、外輪
弁座の排出孔の外側の部位に細溝を形成し、噴出孔と細
溝を連通する細孔を形成し、弁ディスク下面に噴出孔を
摺動する円筒部材を取り付け、円筒部材の下部に細孔を
開閉するシ―ル面を形成し、円筒部材の上部に流体通過
用窓を形成したディスク式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8233491U JP2562391Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8233491U JP2562391Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527498U true JPH0527498U (ja) | 1993-04-09 |
JP2562391Y2 JP2562391Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=13771667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8233491U Expired - Fee Related JP2562391Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562391Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP8233491U patent/JP2562391Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562391Y2 (ja) | 1998-02-10 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |