JPH05274702A - 光ピックアップ用の回動型アクチュエータ - Google Patents

光ピックアップ用の回動型アクチュエータ

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Publication number
JPH05274702A
JPH05274702A JP7070092A JP7070092A JPH05274702A JP H05274702 A JPH05274702 A JP H05274702A JP 7070092 A JP7070092 A JP 7070092A JP 7070092 A JP7070092 A JP 7070092A JP H05274702 A JPH05274702 A JP H05274702A
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JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
objective lens
magnetic
lens holding
holding cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP7070092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Haruguchi
隆 春口
Yoshinobu Fukueda
宜展 副枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7070092A priority Critical patent/JPH05274702A/ja
Publication of JPH05274702A publication Critical patent/JPH05274702A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク装置のピックアップである回動型
アクチュエータにおいて、高剛性な構成で固有振動数が
高く、高速にフォーカス駆動でき、かつ容易に量産でき
ることを目的とする。 【構成】 対物レンズ保持筒1に反発用の永久磁石2
5,26と、吸引用の永久磁石28を固着し、永久磁石
25,26に対向する位置に永久磁石27を、また永久
磁石28に対向する位置に装置ベース4の一部である磁
性体4aを配設し、永久磁石28によって磁性体4aに
できた磁界を打ち消したり、増加させたりする方向に磁
界を発生するフォーカスコイル22を備えた構成によ
り、磁気的な反発力と吸引力によって対物レンズ保持筒
1を中立位置に保持し、かつ磁気反発力と磁気吸引力と
を利用してフォーカス駆動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式ビデオディス
ク,コンパクトディスクおよび光磁気ディスクなどに使
用される高速にフォーカス駆動する光ピックアップ用の
回動型アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の光ピックアップ用の回動型
アクチュエータについて説明する。
【0003】図3および図4に示すように、対物レンズ
保持筒1には、回動中心軸2より偏心した位置に対物レ
ンズ3が配設されている。対物レンズ保持筒1と回動中
心軸2とが摺動する部分にポリテトラフルオロエチレン
などのコーティングが施されており、回動中心軸2は装
置ベース4から垂直に配設されている。対物レンズ保持
筒1は、この回動中心軸2のまわりに回動して矢印Tで
示した方向にトラッキング動作を行い、また軸方向に摺
動することによって矢印Fで示した方向にフォーカシン
グ動作を行う。
【0004】次に光学系について光磁気ディスク装置を
例として説明する。図3に示すように、半導体レーザー
5から発射されたレーザー光12は、コリメータレンズ
6により平行光となり、光路変更用の反射ミラー7,ビ
ームスプリッタ8,反射ミラー13,2個の反射ミラー
11および対物レンズ3を経て、光磁気ディスク盤14
の記録面に集光される。光磁気ディスク盤14からの反
射光は、逆に対物レンズ3,2個の反射ミラー11,反
射ミラー13,ビームスプリッタ8,1/2波長盤9を
通過した後、変更ビームスプリッタ10により2方向に
分光される。その一つであるP波成分は集光レンズ15
でセンサー16上に集光される。またもう一方のS波成
分は非点収差レンズ17によりセンサー18に集光され
る。この非点収差レンズ17によるセンサータ18の出
力信号はフォーカス方向のエラー検出用として用いら
れ、またセンサー16より得られる信号はプッシュプル
方式のトラッキング方向のエラー検出用として用いられ
る。さらに光磁気信号波,センサー16,18の差動出
力として得られる。
【0005】また、光磁気ディスク盤14を挟んで対物
レンズ保持筒1の反対側には、記録および消去時に光磁
気ディスク盤14に磁界を発生させる外部磁界発生装置
19が配設されている。装置ベース4の内周部にほぼ円
弧状で外周面側と内周面側にS極とN極が着磁された永
久磁石20が装着され、その内側にセンターヨーク21
が配設され、装置ベース4と一部をもって接続されてい
る。
【0006】以上のように構成された光ピックアップ用
の回動型アクチュエータについて、以下フォーカシング
動作とトラッキング動作を行うための磁気回路について
説明する。
【0007】永久磁石20のN極から出た磁力線は対物
レンズ保持筒1の下側に数層巻かれた空心のフォーカス
コイル22とトラッキングコイル23を貫きセンターヨ
ーク21に至り、装置ペース4を介して永久磁石20の
S極に戻る。フォーカスコイル22に電流を流すと永久
磁石20から出ている磁力を受けフレミング左手の法則
により、フォーカスコイル22にはフォーカスの方向
(矢印Fで示した方向)に力が作用し、フォーカスコイ
ル22が接着されている対物レンズ保持筒1と一体に駆
動し、フォーカスコイル22に流す電流の方向と大きさ
で対物レンズ3をディスク14に対して常時焦点が合う
ように制御している。
【0008】次に、トラッキング方向の駆動に関して説
明をする。駆動力を発生させる磁気力はフォーカス方向
にて使用している永久磁石20から出ている磁力を共通
に使用し、フォーカスコイル22の内側に貼りつけられ
ているトラッキングコイル23に電流を流すことで同じ
くフレミング左手の法則によりトラッキングの方向(矢
印Tで示した方向)に力が作用し、トラッキングコイル
23が巻かれている対物レンズ保持筒1と一体に駆動し
トラッキングコイル23に流す電流の方向と大きさで対
物レンズ3をディスク14のトラッキング方向の正確な
位置に対して常時追従するように制御している。このよ
うに磁気回路中にフォーカイコイル22とトラッキング
コイル23を構成しているが、永久磁石20とセンター
ヨーク21とのギャップは、フォーカスコイル22とト
ラッキングコイル23の厚みに依存する。また磁気回路
における磁束密度はギャップに依存する。一般にギャッ
プが狭い方が磁束密度は大きくなることは知られてお
り、駆動系から見て磁束密度は大きい方が良いので、フ
ォーカスコイル22とトラッキングコイル23は空心コ
イルにしている。
【0009】なお、フォーカス方向およびトラッキング
方向に動いたアクチュエータを再度中立位置に復帰させ
るためゴムなどで作成した中立保持部材24が配設され
ている。中立保持部材24の一対の孔24aは対物レン
ズ保持筒1の保持部材1aに固定されており、他の一対
の孔24bは装置ベース4の保持部材4bに固定されて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、対物レンズ3を保持する対物レンズ保
持筒1を中立位置に保持するのに中立保持部材24によ
って精度良く保持しなければならないため、量産しにく
いという問題点、またフォーカスコイル22の肉厚を薄
くして磁気ギャップを狭く構成して高効率なフォーカス
駆動を行うとフォーカスコイル22の副共振が発生して
高速なフォーカス駆動制御ができないという問題点を有
していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高剛性な構成で固有振動数が高く、高速にフォーカ
ス駆動ができ、かつ容易に量産できる光ピックアップ用
の回動型アクチュエータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光ピックアップ用の回動型アクチュエータ
は、フォーカスコイルを固定側の装置ベースに配設し、
磁気吸引力および磁気反発力を利用してフォーカス駆動
およびフォーカス方向の中立位置決めをする構成とした
ものである。
【0013】
【作用】この構成において、フォーカス方向の中立位置
決めするのに磁気反発力を用いて磁気浮上することとな
り、また磁気反発力と永久磁石による磁気吸引力および
その磁気吸引力を打ち消すようにフォーカスコイルに電
流を流すことによりフォーカス駆動することとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0015】本発明の一実施例を示す図1および図2で
は、従来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略す
る。図1および図2に示すように、光磁気ディスク盤1
4の矢印Zで示した軸線に沿って矢印Fで示したフォー
カス方向の摺動および軸線の回りに矢印Tで示したトラ
ッキング方向に回動し、かつ、軸線から偏心した位置に
光軸が軸線とほぼ平行になるように対物レンズ3を保持
した非磁性体製の対物レンズ保持筒1には、トラッキン
グ方向に駆動するためのトラッキングコイル23がトラ
ッキング方向に空洞を持つように端面に接着固定されて
いる。フォーカス方向およびトラッキング方向に摺動お
よび回動できるようにした回動中心軸2は、非磁性材料
製で、外周にはポリテトラフルオロエチレンなどのコー
ティングおよび研磨をされており、その内部には光路用
の透過孔2aを有している。対物レンズ保持筒1を中立
位置に保持するフォーカス方向に磁極を有する永久磁石
25,26が対物レンズ保持筒1側に固着されている。
27は永久磁石25,26に対向する位置で、装置ベー
ス4側に固着された永久磁石25,26と同極の磁極を
有するリング状の永久磁石である。装置ベース4に磁気
吸引用の磁性体4aが突起しており、対向する位置で対
物レンズ保持筒1側にリング状の永久磁石28が固着さ
れている。フォーカスコイル22は、永久磁石28によ
って装置ベース4の磁性体4aに発生した磁界を打ち消
したり、増加させたりするように巻かれている。
【0016】次に磁気回路および動作について説明す
る。永久磁石25,26と永久磁石27とは同極の磁極
を有しているので、磁気反発を受け永久磁石25,26
が固着している対物レンズ保持筒1はフォーカス方向に
磁気反発力を常に受けている。また、永久磁石28と装
置ベース4の磁性体4aとの間には磁気的に安定するよ
うに磁気吸引力を受け、永久磁石28が固着している対
物レンズ保持筒1はフォーカス方向に磁気吸引力を受け
ている。したがって、対物レンズ保持筒1は磁気吸引力
および自重と磁気反発力とで釣り合った位置にて保持状
態となる。この状態から永久磁石28によってできた磁
界と逆向きに磁界を発生するようにフォーカスコイル2
2に電流を流し、永久磁石28と装置ベース4の磁性体
4aによる磁気吸引力を無くし、永久磁石25,26お
よび27による磁気反発力によって対物レンズ保持筒1
はフォーカス方向に駆動される。逆にフォーカスコイル
22に逆向きの電流を流すことによって、磁気吸引力が
磁気反発力を上回り上述とは逆向きに駆動される。この
ように、フォーカスコイル22に流す電流を調整するこ
とによって、常時焦点が合うようにフォーカス制御を行
うことができる。フォーカスコイル22に電流を流さな
いと、上述したように磁気反発力および自重と磁気吸引
力の釣り合った位置にて保持状態となる。本実施例では
磁気反発する極をN極に、磁気吸引力を発生する極もN
極としたが、S極どうしでも構成できることは明白であ
る。また、磁気吸引力と磁気反発力を発生される極を異
極にした場合にも構成可能であるが、磁気効率が落ちる
ことになる。
【0017】次に、トラッキング方向の駆動について説
明をする。装置ベース4の内周部にほぼ円弧状の永久磁
石20が装着され、その内側にセンターヨーク21が配
置され、装置ベース4と一部をもって接続されている。
永久磁石20は外周面側と内周面側にS極とN極が着磁
されている。永久磁石20のN極から出た磁力線は対物
レンズ保持筒1の端面に数層巻かれた空心のトラッキン
グコイル23を貫きセンターヨーク21に至り、装置ベ
ース4を介して永久磁石20のS極に戻る。駆動力を発
生させる磁気力は永久磁石20から出ている磁力を使用
し、対物レンズ保持筒1の端部に貼りつけられているト
ラッキングコイル23に電流を流すことでフレミング左
手の法則により矢印Tで示したトラッキング方向に力が
作用し、トラッキングコイル23が接着されている対物
レンズ保持筒1と一体に駆動する。また、トラッキング
コイル23に流す電流の方向と大きさで対物レンズ3を
光磁気ディスク盤14のトラッキング方向の正確な位置
に対して常時追従するように制御している。
【0018】なお、光学系については、前述の従来例の
光学系と同じであるので説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、フォーカスコイルを固定側の装置ベースに
配設し、磁気吸引力および磁気反発力を利用してフォー
カス駆動およびフォーカス方向の中立位置決めをする構
成により、高剛性な構成で、固有振動数が高く、高速に
フォーカス駆動ができ、かつ容易にできる優れた光ピッ
クアップ用の回動型アクチュエータを実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ピックアップ用の回動型
アクチュエータの要部分解斜視図
【図2】同光ピックアップ用の回動型アクチュエータの
要部断面図
【図3】従来の光ピックアップ用の回動型アクチュエー
タの要部分解斜視図
【図4】同光ピックアップ用の回動型アクチュエータの
要部断面図
【符号の説明】
1 対物レンズ保持筒 2 回動中心軸 3 対物レンズ 4 装置ベース 4a 磁性体 25,26,27,28 永久磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動中心軸のまわり方向に回動可能で、
    かつ前記回動中心軸の軸方向に移動可能な対物レンズ保
    持筒と、前記対物レンズ保持筒の前記回動中心軸より偏
    心した位置に配設された対物レンズを有する回動型アク
    チュエータであって、前記対物レンズ保持筒に固着した
    吸引および反発用の永久磁石と、前記吸引用の永久磁石
    に対向して装置ベースに配設した磁性体と、前記反発用
    の永久磁石に対して磁気反発力を生ずるように配設した
    永久磁石を備え、前記磁性体に発生する磁界を打ち消し
    たり、増加させたりするように流す電流を調整できるよ
    うにしたフォーカスコイルを備えた光ピックアップ用の
    回動型アクチュエータ。
JP7070092A 1992-03-27 1992-03-27 光ピックアップ用の回動型アクチュエータ Pending JPH05274702A (ja)

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JP7070092A JPH05274702A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 光ピックアップ用の回動型アクチュエータ

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JP7070092A Pending JPH05274702A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 光ピックアップ用の回動型アクチュエータ

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JP (1) JPH05274702A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11181582B2 (en) 2013-11-13 2021-11-23 Brooks Automation, Inc. Method and apparatus for brushless electrical machine control

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11181582B2 (en) 2013-11-13 2021-11-23 Brooks Automation, Inc. Method and apparatus for brushless electrical machine control

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