JPH05274679A - 情報が位相と振幅の独立した変化として記録された光記録媒体、その再生方法及び再生装置 - Google Patents

情報が位相と振幅の独立した変化として記録された光記録媒体、その再生方法及び再生装置

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JPH05274679A
JPH05274679A JP4068263A JP6826392A JPH05274679A JP H05274679 A JPH05274679 A JP H05274679A JP 4068263 A JP4068263 A JP 4068263A JP 6826392 A JP6826392 A JP 6826392A JP H05274679 A JPH05274679 A JP H05274679A
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豊 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録媒体の記録密度を倍増すること。 【構成】 光記録媒体(12)に情報を位相(凹部ビット
16,17,18)及び振幅(反射率の高いビット13,14,15) の
両方の独立した変化として記録した。一例を言うと、こ
の媒体は、読みだし光に対し、ビットが第1位相Aと第
1振幅Bを与えるものと第1位相Aと第2振幅bを与え
るものとの2種含み、ビット間隔が第2位相aと第1振
幅Bを与えるものと第2位相aと第2振幅bを与えるも
のとの2種含む。そのため、媒体からの反射光又は透過
光はAB、Ab、aB、abの4種となり、CD(2値
記録)に比べ記録密度が倍になる。位相変調情報だけを
記録した第1トラックと振幅変調情報を記録した第2ト
ラックを近接して重ね合わせた媒体も本発明に含まれ
る。何故なら、両トラックの情報を同時に再生すること
が可能であるから。再生の場合、位相及び振幅の両方で
変調された読みだし光を光検出手段によって分離してそ
れぞれ再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体(例えば光
ディスク)、その再生方法及び再生装置に関する。本発
明では、情報は位相と振幅の両方の独立した変化として
記録されている。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の進歩にともない、情報量は
増大の一途をたどっているため、情報記録媒体への大容
量化は非常に望まれてきた。この中で、微小な面積(例
えば直径1μm程度)に集中させることができる光(光
スポット)を用いて情報を記録または再生する光記録再
生方式は、従来の磁気を用いた記録再生方式にに比べ飛
躍的に情報を記録する密度を高めることができることか
ら、広く用いられるようになってきた。 現在行われて
いる光記録再生方式では、光記録媒体に情報を形状、結
晶化状態、吸収極大等の物理量の変化として記録し、そ
の変化を読みだし光が持つ物理量である偏波面、振幅
(強度)等の変化として読みだしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光記録再生方法
では、情報として媒体に加える変化の種類(物理量)の
数は、光スポットの面積に対して一つであるか、または
複数であっても、読みだし時には読みだし光の持つ物理
量のうち一つの種類の変化としてしか取り出していな
い。そのため、情報記録の最低単位は一つの光スポット
の面積に対して一つとなるので、情報の記録密度は、波
長と集光レンズの開口数で決定される回折限界以下には
できない光スポットの大きさに制限されてしまう。その
ため、情報の記録密度はこれ以上高められないと言う問
題点があった。
【0004】本発明の目的は、一般に使用されている単
色光源を用いて、光記録媒体の情報記録密度を大幅に高
めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、第一
に、 読み出し光の位相を変調する第1情報と読み出し
光の振幅を変調する第2情報とが記録された光記録媒体
(請求項1)を提供する。また、第二に、本発明は、請
求項1記載の光記録媒体に対し、読みだし光を照射し、
該媒体に記録された情報で変調された該読みだし光か
ら、位相変調情報と振幅変調情報を独立に分離して再生
することを特徴とする光記録再生方法(請求項2)を提
供する。
【0006】また、第三に、本発明は、読みだし光の光
源、該光源からの読みだし光を光記録媒体に照射する照
射光学系、及び、該媒体に記録された情報で変調された
該読みだし光から位相変調情報と振幅変調情報を独立に
分離して再生する光検出手段からなることを特徴とする
光記録再生装置(請求項3)を提供する。また、第四
に、本発明は、請求項3記載の再生装置において、前記
光検出手段が導波路が形成された基板を有し、該導波路
は「前記媒体に記録された情報で変調された該読みだ
し光」が入射する入射端面を持つダブルモード導波路と
該ダブルモード導波路を2本のチャネル導波路に分岐
させる分岐領域と分岐後の前記2本のチャネル導波路
とを有し、更に該光検出手段は、前記2本のチャネル導
波路を伝播した光をそれぞれ検出する光検出器を有する
ことを特徴とする装置(請求項4)を提供する。
【0007】また、第五に、本発明は、請求項3記載の
再生装置において、前記光検出手段が導波路が形成され
た基板を有し、該導波路は「前記媒体に記録された情
報で変調された該読みだし光」が入射する入射端面を持
つダブルモード導波路と該ダブルモード導波路を3本
のチャネル導波路に分岐させる分岐領域と分岐後の前
記3本のチャネル導波路とを有し、前記3本のチャネル
導波路のうち中央の1本は、前記媒体に照射する読みだ
し光が伝播するものであり、更に該光検出手段は、前記
3本のチャネルのうち外側の2本を伝播した光をそれぞ
れ検出する光検出器を有するものであることを特徴とす
る装置(請求項5)を提供する。
【0008】
【作用】本発明の媒体は、情報を位相と振幅の独立した
変化として記録されている。従来の媒体では、情報(2
値化情報)はビット(情報単位)の有無、その位置、そ
の数、その長さ又はそれらの組合せとして表現される。
逆に、ビットの間隔の有無、その位置、その数、その長
さ又はそれらの組合せとし表現されると考えてもよい。
ビットは過去にピットと呼ばれたり、現在マークと呼ば
れたりしている。ビットは、トラック上に点々と存在す
る。本発明の媒体では、最低でも、ビットが、読みだし
光に対し第1位相Aと第1振幅Bを与えるものと第1位
相Aと第2振幅bを与えるものとの2種類あり、ビット
間隔も、読み出し光に対し第2位相aと第1振幅Bを与
えるものと第2位相aと第2振幅bを与えるものと2種
類ある。そうすると、本発明の媒体では、媒体からの反
射光又は透過光は、最低でもAB、Ab、aB、abの
4種に分けられる。従って、本発明の媒体は、最低でも
4値記録と言える。そのため、従来のCD(コンパクト
ディスク)の2値記録に比べて、本発明の媒体は、2倍
の記録密度を持つ。異なる位相、振幅を持つ2種以上の
ビット及びビット間隔を使用すれば、4値を越える多値
記録が実現できる。その場合、記録密度は更に高まる。
場合によっては、読みだし光の入射方向に近接して重な
った第1、第2のトラックを備えた媒体であって、その
第1トラックに位相変調情報(位相ビット)が記録され
ており、第2トラックに振幅変調情報(振幅ビット)が
記録されている媒体も本発明の媒体に含まれる。この場
合には、近接しているので、「媒体に照射され、そこで
反射又はそこを透過した読みだし光」は、位相と振幅の
両方の情報を含んでいる。即ち、読みだし光は、位相と
振幅の両方で変調されている。
【0009】ビットの位相をビット間隔の位相と変える
には、光路長(屈折率n×機械的距離d)を変えればよ
い。そのため、ビットは凹部(くぼみ、非貫通孔)又は
凸部(島状突起)、貫通孔、屈折率の異なる物質で構成
することができる。ビット及びビット間隔の振幅を変え
るには、反射率又は透過率を変えればよい。そのために
は、ビット及びビット間隔の底部又は上面に反射層を形
成してもよいし、反射率又は透過率の異なる別の物質で
ビット及びビット間隔を構成してもよい。
【0010】最小ビットの大きさは、小さい程、記録密
度を高めるので好ましいが、形成することが難しくなる
ので、一般には0.01〜2μm程度、好ましく0.1
〜1μm程度である。トラックは明示的な場合と黙示的
な場合と2通りある。前者は溝(グルーブ)又はランド
と呼ばれる溝間がトラックである。溝とランドとの段差
がトラッキング・ガイドとなる。後者はビット列がその
ままトラックを示し、トラッキング・ガイドとなる。ト
ラックは媒体がディスク状の場合、同心円又は渦巻き状
に形成される。媒体がカード状の場合は、トラックは直
線状である。
【0011】読みだし光(光スポット)をトラックに沿
って媒体に対し、相対的に移動(スキャン又はトラッキ
ング)させると、媒体で反射又は媒体を透過した読みだ
し光は、ビットの存在によって位相及び振幅が変化(変
調)する。本発明では、この2種の物理量(位相及び振
幅)を分けて再生する。そこで、本発明の再生装置は、
変調された読みだし光から位相と振幅を独立に分離して
再生する光検出手段を備えている。この場合、1つのビ
ット及びビット間隔の位相と振幅を同時に検知してもよ
い。場合によっては、時間差を設け、前半で位相を検知
する。しかし、後半で振幅を検知してもよい。あるい
は、媒体からの反射光又は透過光(変調された読みだし
光)を2つに分割し、一方で位相を他方で振幅を検知し
てもよい。
【0012】本発明による記録密度の向上は光源の波長
によらないことから、短波長の読みだし光と組み合わせ
ることができ、その場合は、現行のCDより2倍超の高
密度化を図ることができる。読みだし光の位相を変調す
る手段としては、例えば、平面状の透明な媒体基板(記
録媒体)の表面(第1トラック)に記録したい情報(4
値化情報のうちの2値化情報)に応じて凹部または凸部
ビットを設けることがあげられる。この際、ビットの底
面と上面を同じ反射率にして、読みだし光の振幅を変調
しないようにすることは容易に達成される。
【0013】また、読みだし光の振幅を変調する手段と
しては、例えば、前記基板の裏面(第2トラック)に、
記録したい情報(4値化情報のうちの残りの2値化情
報)に応じて、基板及び空気とは反射率の異なる材料を
つけることにより変調することがあげられる。この際、
基板の裏面を平滑にして、読みだし光の位相を変調しな
いようにすることは容易に達成される。
【0014】これら2つの手段は、一つの記録媒体の同
一の場所に重畳させてそれぞれ独立に実施することがで
きる。つまり、透明基板の表面(第1トラック)に凹凸
(ビット)を設けて読みだし光の位相を変調し、裏面
(第2トラック)につけた反射率の異なる材料のビット
によって読みだし光の振幅を変調することができる。こ
の際、透明媒体の厚み(第1トラックと第2トラックと
の重ね合わせ間隔)は、表面と裏面で集光した読みだし
光が著しくデフォーカス* にならないような厚みとす
る。そうすれば、位相変調情報と振幅変調情報を読みだ
すときに、読みだし光のフォーカスを変える必要がな
く、同時に両方を読みだせる。(*できるだけ照射領域
の小さい−−−このことが記録密度を高める−−−−ス
ポット光を作るには、光源からの光を対物レンズの如き
集光手段で媒体面に集束させるが、最も小さいスポット
光にするには、媒体が対物レンズの焦点位置にあること
である。この位置にあるとき、フォーカスが合っている
と言い、これ以外の位置にあるとき、デフォーカスであ
ると言う。)また、読みだし光の振幅を変調する手段と
しては、記録媒体の表面に、記録したい2値化情報に応
じて、屈折率がビット間隔と異なるビットを形成するこ
とにより、表面反射率の異なるビットを設け、これによ
り変調する手段もある。
【0015】媒体基板の表面又は裏面の一方に、前記と
同じように、記録したい情報に応じて、凹部又は凸部ビ
ットを設けることにより、位相変調情報と振幅変調情報
を重畳して記録することができる。この場合は1つの記
録媒体の同じ面(同じ場所)に位相変調信号(位相変調
情報)と振幅変調信号(振幅変調情報)が重畳する。本
発明では、前記のようにして得られた、位相変調信号と
振幅変調信号が重畳して記録された記録媒体からの、各
々の信号を独立に分離して読みだす。
【0016】位相変調信号と振幅変調信号のうち振幅変
調信号は、従来から行われているように、該記録媒体か
らの読みだし光の反射光量をフォトダイオード等の光検
出素子(光検出器の一種)で検出することによって読み
出す(再生)ことが可能である。この際、光検出器は位
相の変化を検出できないので、振幅変調信号のみを分離
して独立に読み出すことが可能である。
【0017】位相変調信号は、例えば、変調された読み
だし光の光検出手段として、偶モードと奇モードのモ
ード間干渉のためのダブルモード導波路と該ダブルモ
ード導波路を2本のチャネル導波路に分岐させる導波路
分岐領域及び分岐後の2本のチャネル導波路を備えた
基板と、2本のチャネル導波路の終端に設けた2つの光
検出器からなる導波路デバイスを使用することで、強度
信号(微分信号)として再生することができる。
【0018】このようなダブルモード領域を持つ導波路
デバイスでは、ダブルモード領域の長さを適当に選ぶこ
とにより、該ダブルモード領域へ入射した光の位相分
布と振幅分布の微分信号を、2つの光検出器の出力差
信号として独立に分離して検知できる。このデバイス自
身は既に知られている。 完全結合長をLcとしたと
き、ダブルモード領域の長さLが L=Lc(2m+1)/2 (m=0、1、2、・・
・) である導波路デバイスを検出に使用すれば、位相変調信
号を微分信号として振幅とは独立に分離して読み出すこ
とが可能となる。
【0019】さらに、このようなデバイスを使用した場
合、2つの光検出器の出力和信号として振幅変調信号を
位相とは独立に分離して読み出すことができる。また、
該ダブルモード領域の長さLを L=mLc (m=0、1、2、・・・) とすることにより、振幅変調信号をこの場合は微分信号
として、振幅とは独立に分離して読み出すことが可能で
ある。
【0020】このような位相変調信号と振幅変調信号の
読みだし方法は、前記のいずれの方法を単独で、また
は、組み合わせて使用しても良く、また、ここで述べた
方法に限定されるわけではない。
【0021】
【実施例1】図1に、本発明の記録媒体の実施例の概略
断面図を示す。その上に0、1の数列(2値化情報)で
示された「1、2」のうち、1は位相変調情報として、
2は振幅変調情報として、記録する情報である。まず、
透明ガラス基板3の表面を2値化された位相変調情報の
0、1に相応するように、0に相当する部分を、選択的
エッチング(例えばフォトリソエッチング)することに
より、凹部ビット4、5、6を形成した。凹部ビット
は、ビット間隔と異なる位相を、照射された読みだし光
に対して与える。次に、ガラス基板3の裏面に2値化さ
れた振幅変調情報の0、1に相応するように、1に相当
する部分にアルミニウムを選択的に蒸着して反射ビット
7、8、9を形成した。反射ビットは、ビット間隔と異
なる反射量を、照射された読みだし光に対して与える。
【0022】
【実施例2】図2に、本発明の記録媒体の別の実施例の
概略断面図を示す。その上に0、1の数列(2値化情
報)で示された「10、11」は、10は位相変調情報
として、2は振幅変調情報として記録する情報である。
まず、ガラス基板12を振幅変調情報11の0、1に相
応するように、1に相当する部分を選択的にイオン交換
することにより反射率を高め、これにより反射ビット1
3、14、15を形成した。次に、位相変調情報10の
0、1に相応するように、0に相当する部分に凹部ビッ
ト16、17、18を形成した。
【0023】このようにして、位相変調情報と振幅変調
情報が独立に分離して重畳して記録された光記録媒体を
作製することができる。図1および図2の実施例ではい
ずれも、位相変調情報と振幅変調情報は完全に重なり合
っていても良く、また図に示したようにずれていても全
く問題はない。
【0024】
【実施例3】図3は、本発明の光記録再生装置の実施例
の概念図である。半導体レーザー(光源)19から発光
した読みだし光は、ハーフミラー20で反射され、対物
レンズ21で、図1または図2に示した本発明の記録媒
体の記録面22に集光される。記録面22で反射された
光は、再び対物レンズ、ハーフミラーを透過し、基板2
3上に形成されたダブルモード導波路24の入射端面に
集光される。ダブルモード導波路24中を伝搬した光は
分岐領域25で2本のチャネル導波路26、27に強度
分配され、チャネル導波路26、27の終端に接合され
た2つ光検出器28、29に入射する。
【0025】入射した光の強度に応じ、光検出器28、
29からの出力信号(電気信号)は減算回路30および
加算回路31で差信号出力32および和信号出力33に
それぞれ変換される。このとき、ダブルモード導波路2
4の長さLは、完全結合長をLcとしてL=Lc(2m
+1)/2 (m=0、1、2、・・・)とした。
【0026】この状態で記録媒体の記録面22を情報の
記録方向にスキャンすると、差信号出力32からは、記
録面22の位相変調信号の微分信号が、また、和信号出
力33からは記録面22の振幅変調信号がそれぞれ独立
に分離して得られる。
【0027】
【実施例4】図4は、本発明の光記録再生装置の別の実
施例の概念図である。半導体レーザー(光源)34を出
射した読みだし光は、コリメータレンズ36で平行光と
なった後、ハーフミラー37、38で一部が反射されて
2つの光束に分けられた後、対物レンズ39、40でそ
れぞれ図1または図2に示した本発明の記録媒体の記録
面41に集光される。
【0028】記録面41で反射されたそれぞれの光は、
再び対物レンズ、ハーフミラーを透過し、対物レンズ4
2、43により、基板44上に形成されたダブルモード
導波路45、46の入射端面にそれぞれ集光される。ダ
ブルモード導波路45、46中を伝搬した光は、分岐領
域47、48でそれぞれ2本のチャネル導波路49、5
0および2本のチャネル導波路51、52に強度分配さ
れ、チャネル導波路の出射面に接合された2組の2つの
光検出器53、54および55、56に入射する。入射
した光の強度変調(情報)は、光検出器53、54およ
び55、56で電気信号の変調に変換される。光検出器
の出力信号(電気信号)は、それぞれ減算回路57、5
8で差信号出力59、60にそれぞれ変換される。この
とき、ダブルモード導波路45、46の長さL45、L
46は、完全結合長をLcとして L45=Lc(2m+1)/2; L46=mLc ; (m=0、1、2、
・・・) とした。
【0029】この状態で記録媒体の記録面41を情報の
記録方向にスキャンすると、差信号出力59からは、記
録面41の位相変調信号の微分信号が、また、差信号出
力60からは記録面41の振幅変調信号の微分信号がそ
れぞれ独立に分離して得られた。ここに述べた実施例で
は、位相変調情報と振幅変調情報を独立に分離して読み
だすために、基板上に形成した導波路デバイスを使用し
たが、同様の機能を有する他の手段を使用しても差し支
えない。
【0030】また、本実施例に於いては、情報記録媒体
をスキャンすることによって、個々の記録情報を読みと
っているが、記録媒体を固定し、読みだし光をスキャン
しても良く、また両方ともスキャンしても全く同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、光記録
媒体の情報記録密度が大幅に高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の光記録媒体の実施例の概略断面図
である。
【図2】は、本発明の光記録媒体の別の実施例の概略断
面図である。
【図3】は、本発明の光記録再生装置の実施例の概念図
である。
【図4】は、本発明の光記録再生装置の別の実施例の概
念図である。
【符号の説明】
1、10・・・位相変調情報としての2値化情報 2、11・・・振幅変調情報としての2値化情報 3、12・・・ガラス基板 4、5、6、16、17、18・・・・凹部ビット(情
報単位) 7、8、9・・・・反射ビット(アルミニウム蒸着) 13、14、15・・・・反射ビット(イオン交換部
分) 19、34・・・・半導体レーザー(光源) 21、42、43・・・・対物レンズ 22、41・・・・光記録媒体の記録面 24、45、46・・・・ダブルモード導波路 25、47、48・・・・導波路分岐領域 26、27、49、50、51、52・・・・チャネル
導波路 28、29、53、54、55、56・・・・光検出器 30、57、58・・・・減算回路 31・・・加算回路 32、59、60・・・・差信号出力 33・・・和信号出力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み出し光の位相を変調する第1情報と
    読み出し光の振幅を変調する第2情報とが記録された光
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光記録媒体に対し、読み
    だし光を照射し、該媒体に記録された情報で変調された
    該読みだし光から、位相変調情報と振幅変調情報を独立
    に分離して再生することを特徴とする光記録再生方法。
  3. 【請求項3】 読みだし光の光源、該光源からの読みだ
    し光を光記録媒体に照射する照射光学系、及び、該媒体
    に記録された情報で変調された該読みだし光から位相変
    調情報と振幅変調情報を独立に分離して再生する光検出
    手段からなることを特徴とする光記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の再生装置において、前記
    光検出手段が導波路が形成された基板を有し、該導波路
    は「前記媒体に記録された情報で変調された該読みだ
    し光」が入射する入射端面を持つダブルモード導波路と
    該ダブルモード導波路を2本のチャネル導波路に分岐
    させる分岐領域と分岐後の前記2本のチャネル導波路
    とを有し、更に該光検出手段は、前記2本のチャネル導
    波路を伝播した光をそれぞれ検出する光検出器を有する
    ことを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の再生装置において、前記
    光検出手段が導波路が形成された基板を有し、該導波路
    は「前記媒体に記録された情報で変調された該読みだ
    し光」が入射する入射端面を持つダブルモード導波路と
    該ダブルモード導波路を3本のチャネル導波路に分岐
    させる分岐領域と分岐後の前記3本のチャネル導波路
    とを有し、前記3本のチャネル導波路のうち中央の1本
    は、前記媒体に照射する読みだし光が伝播するものであ
    り、更に該光検出手段は、前記3本のチャネルのうち外
    側の2本を伝播した光をそれぞれ検出する光検出器を有
    するものであることを特徴とする装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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