JPH05273U - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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Publication number
JPH05273U
JPH05273U JP5320291U JP5320291U JPH05273U JP H05273 U JPH05273 U JP H05273U JP 5320291 U JP5320291 U JP 5320291U JP 5320291 U JP5320291 U JP 5320291U JP H05273 U JPH05273 U JP H05273U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
tank body
tank
aluminum
flange portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP5320291U
Other languages
English (en)
Inventor
宏 河野
泰之 仲出川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP5320291U priority Critical patent/JPH05273U/ja
Publication of JPH05273U publication Critical patent/JPH05273U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化を図ると共に、高い寸法精度を必要と
せず、溶接のはだ合わせ時に突き合わせ段違いを生じた
りルート間隔が大きくなったりせず、サイズ合わせが簡
単且つ容易で、綺麗に溶接することができるようにする
ことを目的とする。 【構成】 タンク本体11と、このタンク本体11の両
端開口部を気密に閉鎖する鏡板12を、アルミニウム、
アルミニウム合金等からなる軽金属で製作する。鏡板1
2に内側に略直角に折り曲げられたフランジ部14を一
体に設け、さらにこのフランジ部14に内側に向かって
傾斜するテーパ状の溶接継手部15を設け、この溶接継
手部15の表面を前記タンク本体11の開口端に突き当
てて溶接固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラック、産業機械等に取付けられ、ガソリンや軽油などの液体燃料 を貯蔵する燃料タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラック等に設置されるこの種の燃料タンクとしては、防錆処理を施した鋼板 材をプレス成形して形成した筒状の胴板(タンク本体)と、同じく鋼板材をプレ ス成形して形成した鏡板を溶接継手したものが最も一般的である。このような燃 料タンクにおける溶接部の構造としては種々知られているが、その代表的な構造 を図5(a)、(b) 、(c)に示す。すなわち、同図(a) は鏡板1の周縁部に外側に折 り曲げられたフランジ部2を一体に設け、このフランジ部2をタンク本体3の開 口端部内周面に嵌合し、突き合わせ溶接もしくは抵抗加熱溶接(シーム溶接)し た例、同図(b) は鏡板1の周縁部に内側に折り曲げられたフランジ部4を設け、 このフランジ部4の先端面とタンク本体3の開口端面を突き合わせ溶接した例、 同図(c) はフランジ部4の外周にタンク本体3の開口端部を嵌合し、すみ肉溶接 した例を示す。 なお、6は溶接部である。
【0003】 また、最近では軽量化を図るため、プラスチック製タンク(例:特開平2−3 529号公報)やアルミニウム合金製タンクが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、軽量化を図るためプラスチック製タンクとした場合は強度面で問題 があり、トラック等への搭載は不適とされる。一方、アルミニウム合金製タンク の場合は、溶接方法が鋼板材の場合と比べて著しく制約されるため、例えば図5 (a) に示すようなシーム溶接は困難とされる。また、鏡板1とタンク本体3の寸 法精度は一般にあまりよくないため、図5(b) 、(c) に示す突き合わせ溶接、す み肉溶接を行なった場合は、はだ合わせ時に突き合わせ段違いを生じたりルート 間隔が大きくなったりしてサイズ合わせが面倒で、仮付けに時間がかかり、しか も溶接後の継手強度が弱かったり仕上がりが汚いといった問題があった。
【0005】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、高い寸法精度を必要とせず、溶接のはだ合わせ時に突 き合わせ段違いを生じたりルート間隔が大きくなったりせず、サイズ合わせが簡 単且つ容易で、きれいに溶接することができるようにした燃料タンクを提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、アルミニウム、アルミニウム合金等からな る軽金属製のタンク本体と、同じくアルミニウム、アルミニウム合金等からなる 軽金属によって製作され前記タンク本体の両端開口部を気密に閉鎖する一対の鏡 板とを備え、前記鏡板に内側に折り曲げられたフランジ部を一体に設け、さらに このフランジ部に内側に向かって傾斜するテーパ状の溶接継手部を設け、この溶 接継手部の表面に前記タンク本体の開口端を当接し溶接固定するようにしたもの である。
【0007】
【作用】
本考案において、フランジ部のテーパ状溶接継手部は仮組みの際タンク本体の 開口端に突き当てられることで、タンク本体と鏡板の寸法誤差を吸収し、ルート 隙間をなくす。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は図2A部の拡大断面図、図2は本考案に係る燃料タンクの断面図、図3 は図2のIII −III 線断面図である。これらの図において、燃料タンク10はタ ンク本体11と、タンク本体11の両端開口部を気密に閉鎖する左右一対の鏡板 12及びタンク内部を例えば3つの室に仕切る一対の仕切板13とで構成されて いる。タンク本体11は、アルミニウム、アルミニウム合金等からなる軽金属板 またはアルミニウム、アルミニウム合金等の軽金属製押し出し型材によって断面 形状が角型で両端が開口する筒状体に形成され、適宜個所に不図示の給油口を備 えている。鏡板12は、アルミニウム、アルミニウム合金等からなる軽金属板の 絞り加工によって製作され、外周に全周に亙って内側に略直角に折り曲げられた フランジ部14を一体に有し、またフランジ部14の先端部には、内側に向かっ て傾斜するテーパ状の溶接継手部15が設けられている。溶接継手部15は、傾 斜角度αが15°程度で、タンク本体11の開口端に突き当てられ、イナートガ スアーク溶接法によって突き合わせ溶接される。仕切板13は、鏡板12と同様 にアルミニウム、アルミニウム合金等からなる軽金属板の絞り加工によって製作 され、液体燃料16の室間移動を可能にする多数の小さな通孔17を有している 。なお、18は溶接部を示す。
【0009】 このような構成からなる燃料タンク10において、タンク本体11と鏡板12 の溶接に際してはタンク本体11と鏡板12を治具にセットして互いに突き当て ると、タンク本体11の開口端がテーパ状溶接継手部15の表面に当接する。こ の時、製造誤差等によりタンク本体11とフランジ部14の外形寸法が異なると 、これら両者の表面を同一平面にすることはできないが、テーパ状溶接継手部1 5の先端の引っ込み寸法Dによりタンク本体11とフランジ部14の外形寸法差 を吸収するため、タンク本体11の開口端とテーパ状溶接継手部15を確実に当 接させることができ、ルート隙間を零することができる。したがって、溶接の仮 組みに時間がかからず、溶接の作業性を向上させる。また、ルート隙間が生じな ければ、自動溶接を可能にする。
【0010】 図4本考案の他の実施例を示す要部断面図である。この実施例はテーパ状溶接 継手部15の表面基部に段差部20を設け、この段差部20をタンク本体11の 開口端に突き当てて鏡板12を位置決めし、突き合わせ溶接するようにしたもの である。このような構成においては段差部20により、タンク本体11と鏡板1 2の位置決めが容易であるという利点を有している。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る燃料タンクによれば、タンク本体と鏡板をア ルミニウム、アルミニウム合金等の軽金属によって製作しているため、軽量化を 可能にする。また、鏡板のフランジ部に内側に折り曲げたテーパ状の溶接継手部 を設け、このテーパ状溶接継手部をタンク本体の開口端に溶接固定するようにし ているので、タンク本体と鏡板の寸法精度が多少ばらついていても、テーパ状溶 接継手部とタンク本体の開口端を確実に当接させることができ、ルート隙間をな くすことができる。したがって、溶接作業が簡単且つ容易で、自動溶接を可能に し、その上溶接の仕上がりもきれいである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2A部の拡大断面図である。
【図2】本考案に係る燃料タンクの断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部断面図である。
【図5】(a)、(b) 、(c)はそれぞれ溶接部の従来構造を
示す図である。
【符号の説明】
10 燃料タンク 11 タンク本体 12 鏡板 13 仕切板 14 フランジ部 15 テーパ状溶接継手部 20 段差部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 アルミニウム、アルミニウム合金等から
    なる軽金属製のタンク本体と、同じくアルミニウム、ア
    ルミニウム合金等からなる軽金属によって製作され前記
    タンク本体の両端開口部を気密に閉鎖する一対の鏡板と
    を備え、前記鏡板に内側に折り曲げられたフランジ部を
    一体に設け、さらにこのフランジ部に内側に向かって傾
    斜するテーパ状の溶接継手部を設け、この溶接継手部の
    表面に前記タンク本体の開口端を当接し溶接固定するよ
    うにしたことを特徴とする燃料タンク。
JP5320291U 1991-06-14 1991-06-14 燃料タンク Pending JPH05273U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5320291U JPH05273U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 燃料タンク

Applications Claiming Priority (1)

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JP5320291U JPH05273U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 燃料タンク

Publications (1)

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JPH05273U true JPH05273U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12936289

Family Applications (1)

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JP5320291U Pending JPH05273U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 燃料タンク

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JP (1) JPH05273U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7390023B2 (en) 2004-11-19 2008-06-24 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle fuel tank
JP2009539708A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 ハイドロ アルミニウム ドイチュラント ゲー エム ベー ハー アルミニウムシートから容器を製造する方法。
KR101419180B1 (ko) * 2013-06-20 2014-07-14 권영인 이동용 발전기 연료탱크의 무티칭 로봇용접방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60250881A (ja) * 1984-05-25 1985-12-11 Hitachi Metals Ltd 自動溶接装置

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