JPH05273860A - 湿式画像形成装置 - Google Patents
湿式画像形成装置Info
- Publication number
- JPH05273860A JPH05273860A JP4066346A JP6634692A JPH05273860A JP H05273860 A JPH05273860 A JP H05273860A JP 4066346 A JP4066346 A JP 4066346A JP 6634692 A JP6634692 A JP 6634692A JP H05273860 A JPH05273860 A JP H05273860A
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- Japan
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- air
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- transfer paper
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- forming apparatus
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- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
定着装置(9)への搬送ベルト(10)の上方に送排風
装置(40)を設け、送風手段による送風路41の送風
口41aを転写紙の進行方向上流から下流に向かって送
風するように形成した。 【効果】 転写紙上の溶剤が急速に蒸発されるので、溶
剤を染み込みにくい転写紙でも画像流れが防止された。
装置(40)を設け、送風手段による送風路41の送風
口41aを転写紙の進行方向上流から下流に向かって送
風するように形成した。 【効果】 転写紙上の溶剤が急速に蒸発されるので、溶
剤を染み込みにくい転写紙でも画像流れが防止された。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置、詳しく
は湿式電子写真装置等の湿式画像形成装置に関するもの
である。
は湿式電子写真装置等の湿式画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、湿式現像により形成したトナー像
を定着する方法としては転写紙をトナー像担持面ではな
く裏側から加熱して定着する方法があった。しかしこの
定着方法は高エネルギーを必要とし、定着直後のトナー
像の密着性が弱く、手で擦ると画像が用意に欠落したり
乱れたりするなどの欠点があった。また、熱風により転
写紙上の溶剤分を蒸発させる等の方法は熱風などを送風
したときその熱風が機械内に蔓延し機械内の温度が上昇
するという問題があった。そこで省エネルギー化、高画
質化を目差し、トナーの改良、ローラ材質の検討を行
い、トナー像担持面側に直接加熱源を有する定着ローラ
を接触させ定着する方法が開発された。
を定着する方法としては転写紙をトナー像担持面ではな
く裏側から加熱して定着する方法があった。しかしこの
定着方法は高エネルギーを必要とし、定着直後のトナー
像の密着性が弱く、手で擦ると画像が用意に欠落したり
乱れたりするなどの欠点があった。また、熱風により転
写紙上の溶剤分を蒸発させる等の方法は熱風などを送風
したときその熱風が機械内に蔓延し機械内の温度が上昇
するという問題があった。そこで省エネルギー化、高画
質化を目差し、トナーの改良、ローラ材質の検討を行
い、トナー像担持面側に直接加熱源を有する定着ローラ
を接触させ定着する方法が開発された。
【0003】この方法は従来から、乾式現像により形成
したトナー像の定着方法として用いられているものであ
る。この定着方法によると、普通紙ではよい効果が得ら
れたが、転写紙の表面に溶剤が染み込みにくい場合、例
えばOHPシートや第二原図などの特殊紙では、転写紙
上に転写されたトナー像の溶剤は転写紙表面から染み込
まないため、転写紙上に溶剤分が多く残存することにな
り、定着時の熱エネルギーのみでは溶剤分が蒸発しきれ
ず、トナー像が転写紙後端側へ流れてしまい、画像流れ
を生じる、という不具合が発生した。
したトナー像の定着方法として用いられているものであ
る。この定着方法によると、普通紙ではよい効果が得ら
れたが、転写紙の表面に溶剤が染み込みにくい場合、例
えばOHPシートや第二原図などの特殊紙では、転写紙
上に転写されたトナー像の溶剤は転写紙表面から染み込
まないため、転写紙上に溶剤分が多く残存することにな
り、定着時の熱エネルギーのみでは溶剤分が蒸発しきれ
ず、トナー像が転写紙後端側へ流れてしまい、画像流れ
を生じる、という不具合が発生した。
【0004】画像流れは転写紙上に形成されるトナー像
の中に残存する溶剤の比率により影響されることがわか
った。
の中に残存する溶剤の比率により影響されることがわか
った。
【0005】実験によると、表1に示すような結果が得
られた。表1はトナー中に溶剤がどの程度残存している
と画像に流れ発生するかを示すもので、1〜5の数字は
画像形成装置の流れの程度(ランク)を示す。1は画像
が完全に流れ、文字が読みにくいことを、2は画像がや
や流れ、ベタ濃度が低いことを、3は画像流れは少ない
が、ベタ中の文字がにじんでいることを、4は画像流れ
はほとんどなく、ベタ中の文字がややにじむことを、5
は画像流れは全く無く文字もしっかりしている、ことを
示している。尚、OHPシートはリコー製TYPE P
PC−DXを、第二原図はリコー製TYPE TA、ア
ート紙は両面コート紙を用いた、また、定着温度は14
0±10℃に設定した。
られた。表1はトナー中に溶剤がどの程度残存している
と画像に流れ発生するかを示すもので、1〜5の数字は
画像形成装置の流れの程度(ランク)を示す。1は画像
が完全に流れ、文字が読みにくいことを、2は画像がや
や流れ、ベタ濃度が低いことを、3は画像流れは少ない
が、ベタ中の文字がにじんでいることを、4は画像流れ
はほとんどなく、ベタ中の文字がややにじむことを、5
は画像流れは全く無く文字もしっかりしている、ことを
示している。尚、OHPシートはリコー製TYPE P
PC−DXを、第二原図はリコー製TYPE TA、ア
ート紙は両面コート紙を用いた、また、定着温度は14
0±10℃に設定した。
【0006】
【表1】
【0007】溶剤残存率(%)={(トナー乾燥前シー
ト重量)−(トナー乾燥後シート重量)}×100/
(トナー乾燥前シート重量) 表1より特殊紙に於いて画像ながれをランク3以上とす
る為には溶剤残存率が60%以下、好ましくは55%以
下とすることが必要である。
ト重量)−(トナー乾燥後シート重量)}×100/
(トナー乾燥前シート重量) 表1より特殊紙に於いて画像ながれをランク3以上とす
る為には溶剤残存率が60%以下、好ましくは55%以
下とすることが必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題を解消し、特殊紙の溶剤残存率を低減させて特殊
紙でも画像流れのない良好な画像を得ることができ、従
来の不具合を解消した定着装置を提供することを課題と
する。
の問題を解消し、特殊紙の溶剤残存率を低減させて特殊
紙でも画像流れのない良好な画像を得ることができ、従
来の不具合を解消した定着装置を提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明は、上記の課題を、感光
体に形成された潜像を液体現像剤により現像して顕像を
形成し、該顕像を転写紙に転写し加熱ローラと加圧ロー
ラとを有する定着装置により定着する画像形成装置にお
いて、定着装置へ画像を上側に担持する転写紙を搬送す
るベルトの上に送排風装置を設け、該送風手段よりの送
風路の送風口を転写紙の進行方向の上流より下流に向か
って送風するように形成したことを特徴とする湿式画像
形成装置により解決した。
体に形成された潜像を液体現像剤により現像して顕像を
形成し、該顕像を転写紙に転写し加熱ローラと加圧ロー
ラとを有する定着装置により定着する画像形成装置にお
いて、定着装置へ画像を上側に担持する転写紙を搬送す
るベルトの上に送排風装置を設け、該送風手段よりの送
風路の送風口を転写紙の進行方向の上流より下流に向か
って送風するように形成したことを特徴とする湿式画像
形成装置により解決した。
【0010】
【作用】本発明により、転写紙上の未定着の湿式トナー
像に、送排風装置により転写紙進行方向上流側より下流
側に送風するので、溶剤が急速に蒸発され、画像流れが
防止されることができ、特殊紙でも画像流れがない良好
な画像が得られた。
像に、送排風装置により転写紙進行方向上流側より下流
側に送風するので、溶剤が急速に蒸発され、画像流れが
防止されることができ、特殊紙でも画像流れがない良好
な画像が得られた。
【0011】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0012】湿式電子写真複写機の一例では、例えば図
1に示すように一定速度で矢印方向に回転駆動される感
光体ドラム1を有し、該感光体ドラム1をメインチャー
ジャ2により一様に帯電し、露光位置において露光装置
よりの露光3により原稿像を投影して静電潜像を形成
し、イレーサ4により作像領域外を除電し、湿式現像装
置5により潜像を現像する。
1に示すように一定速度で矢印方向に回転駆動される感
光体ドラム1を有し、該感光体ドラム1をメインチャー
ジャ2により一様に帯電し、露光位置において露光装置
よりの露光3により原稿像を投影して静電潜像を形成
し、イレーサ4により作像領域外を除電し、湿式現像装
置5により潜像を現像する。
【0013】現像により得られるトナー像は、図示しな
い給紙装置から送り出され搬送ローラ6により送られる
転写紙7に転写チャージャ8により転写し、転写後転写
紙を感光体ドラム1により分離して搬送ベルト10によ
り搬送して定着装置9によりトナーを定着して排出す
る。
い給紙装置から送り出され搬送ローラ6により送られる
転写紙7に転写チャージャ8により転写し、転写後転写
紙を感光体ドラム1により分離して搬送ベルト10によ
り搬送して定着装置9によりトナーを定着して排出す
る。
【0014】転写後の感光体ドラム1はクリーニング装
置11により残留トナーが除去され、除電ランプ又は除
電チャージャ12により残留電位が除電されるように構
成される。
置11により残留トナーが除去され、除電ランプ又は除
電チャージャ12により残留電位が除電されるように構
成される。
【0015】現像装置5には第1現像ローラ13と第2
現像ローラ14が配置され、夫々感光体ドラム1とは微
小間隔、例えば0.1〜0.2mmに調整保持され、矢
印の如く感光体ドラム1とは逆方向(対面する部分は同
方向)に感光体ドラムより速い周速で回転駆動される。
各現像ローラ13、14には現像容器15に固定されて
いる清掃部材としてのスクレーパ16の先端部が当接し
て常に現像ローラ13、14上のトナーを清掃する。ト
ナー容器15の上端には現像液を供給する液供給部とし
ての供給ノズル17が配置され現像容器15内に現像液
が供給される。供給ノズル17には導管18を通してポ
ンプモータ19により駆動されるポンプ等の供給装置2
0により現像液タンク21より現像液が供給される。
現像ローラ14が配置され、夫々感光体ドラム1とは微
小間隔、例えば0.1〜0.2mmに調整保持され、矢
印の如く感光体ドラム1とは逆方向(対面する部分は同
方向)に感光体ドラムより速い周速で回転駆動される。
各現像ローラ13、14には現像容器15に固定されて
いる清掃部材としてのスクレーパ16の先端部が当接し
て常に現像ローラ13、14上のトナーを清掃する。ト
ナー容器15の上端には現像液を供給する液供給部とし
ての供給ノズル17が配置され現像容器15内に現像液
が供給される。供給ノズル17には導管18を通してポ
ンプモータ19により駆動されるポンプ等の供給装置2
0により現像液タンク21より現像液が供給される。
【0016】現像容器15内に供給された現像液は第1
現像ローラ13とスクレーパ16の協働により又第2現
像ローラ14とスクレーパ16の協働により感光体ドラ
ム1の表面に運ばれ、感光体ドラム1と現像ローラ1
3、14の間に流動して感光体ドラム1上の潜像を現像
する。
現像ローラ13とスクレーパ16の協働により又第2現
像ローラ14とスクレーパ16の協働により感光体ドラ
ム1の表面に運ばれ、感光体ドラム1と現像ローラ1
3、14の間に流動して感光体ドラム1上の潜像を現像
する。
【0017】現像ローラ13、14と感光体ドラム1と
の間を通って余分の現像液及び現像した後の現像液は現
像容器15の底部として形成された液受け部22に回収
される。更に感光体ドラム1の表面に残留している現像
液が、感光体ドラム1と同方向に回転駆動され感光体ド
ラム1とは例えば0.05mmの微小な間隔で配置され
るスクイズローラ23により掻き落とされ、スクイズロ
ーラ23はスクレーバ24により現像液を掻き落とされ
る。掻き落とされた現像液は液受け部22に回収され
る。
の間を通って余分の現像液及び現像した後の現像液は現
像容器15の底部として形成された液受け部22に回収
される。更に感光体ドラム1の表面に残留している現像
液が、感光体ドラム1と同方向に回転駆動され感光体ド
ラム1とは例えば0.05mmの微小な間隔で配置され
るスクイズローラ23により掻き落とされ、スクイズロ
ーラ23はスクレーバ24により現像液を掻き落とされ
る。掻き落とされた現像液は液受け部22に回収され
る。
【0018】液受け部22には液排出口25が設けら
れ、該液排出口25は回収パイプ26により現像液タン
ク21と接続され、該液受け部22に回収された現像液
は自重により現像液タンク21へ戻される、これにより
現像液は循環供給される。
れ、該液排出口25は回収パイプ26により現像液タン
ク21と接続され、該液受け部22に回収された現像液
は自重により現像液タンク21へ戻される、これにより
現像液は循環供給される。
【0019】クリーニング装置11は感光体ドラム1に
圧接するように配置されたクリーニングローラ27及び
クリーニングブレード33を有する。クリーニングロー
ラ27はスポンジ状のフォームローラとして形成され、
クリーニングブレード33はゴム等の弾性体で形成され
る。
圧接するように配置されたクリーニングローラ27及び
クリーニングブレード33を有する。クリーニングロー
ラ27はスポンジ状のフォームローラとして形成され、
クリーニングブレード33はゴム等の弾性体で形成され
る。
【0020】クリーニング容器30の上端部に形成され
たクリーニング液供給部に導管を通して供給装置20に
より現像液タンク21より現像液が供給される。前記ク
リーニング液供給部29より供給されるクリーニング液
はクリーニングローラ27、例えばフォームローラに供
給される。
たクリーニング液供給部に導管を通して供給装置20に
より現像液タンク21より現像液が供給される。前記ク
リーニング液供給部29より供給されるクリーニング液
はクリーニングローラ27、例えばフォームローラに供
給される。
【0021】クリーニングローラ27は感光体ドラム1
より残留トナー及び紙粉を回収し、回収したトナー及び
紙粉を含むクリーニング液はクリーニングローラ27に
接触配置された絞りローラ29により絞られクリーニン
グ容器28の底部に形成された液受け部30に回収され
る。絞りローラ27はスクレーパ29によトナー及びク
リーニング液を掻き落される。液受け部30は液排出口
31を有し、回収したクリーニング液を回収パイプによ
り現像液タンク21に排出する。クリーニング液供給部
より供給される液がそのままクリーニングローラ27に
供給されると、クリーニングローラ27の全長範囲に行
きわたらないので液拡散板32が配置される。
より残留トナー及び紙粉を回収し、回収したトナー及び
紙粉を含むクリーニング液はクリーニングローラ27に
接触配置された絞りローラ29により絞られクリーニン
グ容器28の底部に形成された液受け部30に回収され
る。絞りローラ27はスクレーパ29によトナー及びク
リーニング液を掻き落される。液受け部30は液排出口
31を有し、回収したクリーニング液を回収パイプによ
り現像液タンク21に排出する。クリーニング液供給部
より供給される液がそのままクリーニングローラ27に
供給されると、クリーニングローラ27の全長範囲に行
きわたらないので液拡散板32が配置される。
【0022】転写後の転写紙7を定着する定着装置9は
加熱ローラ36と加圧ローラ37を有し、両ローラ3
6、37のニップを通過する際、加熱ローラ36のヒー
タ38からの熱を受け、トナー像が定着されて排出され
る。
加熱ローラ36と加圧ローラ37を有し、両ローラ3
6、37のニップを通過する際、加熱ローラ36のヒー
タ38からの熱を受け、トナー像が定着されて排出され
る。
【0023】感光体ドラムより分離された転写紙を定着
装置10に搬送する搬送ベルト10は駆動ローラ10a
と従動ローラ10bに巻掛けられる。搬送ベルト9の上
方には転写紙のトナー担持面側に送風される送排風装置
40を設けてある。送排風装置40は図2示すように送
風路41と排風路42と、送風路41と排風路42との
間を接続する中経路43とを有し、図示しない送風手段
により送られる空気流は送風路41から中経路43を通
って排風路42へと流れ回収される。送風路41には搬
送ベルト9上に上流側から下流に向う送風口41aが開
口し、排風路42には下流側から上流側に向かう開口が
搬送ベルト10の上で開口する。転写紙の上には送風口
41aから転写紙の搬送進行方向に送風され、空気流は
排風口42aより排風手段により回収される。
装置10に搬送する搬送ベルト10は駆動ローラ10a
と従動ローラ10bに巻掛けられる。搬送ベルト9の上
方には転写紙のトナー担持面側に送風される送排風装置
40を設けてある。送排風装置40は図2示すように送
風路41と排風路42と、送風路41と排風路42との
間を接続する中経路43とを有し、図示しない送風手段
により送られる空気流は送風路41から中経路43を通
って排風路42へと流れ回収される。送風路41には搬
送ベルト9上に上流側から下流に向う送風口41aが開
口し、排風路42には下流側から上流側に向かう開口が
搬送ベルト10の上で開口する。転写紙の上には送風口
41aから転写紙の搬送進行方向に送風され、空気流は
排風口42aより排風手段により回収される。
【0024】送風口41aの開口長は通紙される転写紙
の送り方向に直交する長さである最大幅より狭くし、排
風口42aの開口長は送風口41aの開口長よりも広く
している。送風し及び排風のタイミングは少なくとも転
写紙が搬送ベルト上に存在しているときに作動するよう
にする。
の送り方向に直交する長さである最大幅より狭くし、排
風口42aの開口長は送風口41aの開口長よりも広く
している。送風し及び排風のタイミングは少なくとも転
写紙が搬送ベルト上に存在しているときに作動するよう
にする。
【0025】転写紙の大きさは任意に選択することが出
来るが、転写紙の大きさにより転写紙の先端から後端ま
でが転写ユニットから定着ユニットに到達する時間が異
なる。
来るが、転写紙の大きさにより転写紙の先端から後端ま
でが転写ユニットから定着ユニットに到達する時間が異
なる。
【0026】そのため、例えば搬送経路に於ける転写紙
の搬送速度を減速するとき、転写紙の進行方向の長さが
搬送ベルト10より短い場合は、搬送速度を減速しても
既に転写紙上にはトナー画像が転写されているため問題
ないが、搬送ベルト10より転写紙の長さが長い場合、
搬送速度が減速すると転写紙進行方向先端は既にトナー
像が転写されているが、未転写の部分で画像の乱れが発
生することが考えられる。そのため、搬送ベルトより長
い転写紙の場合は搬送速度のみでなく作像速度を低減す
るのが好ましい。
の搬送速度を減速するとき、転写紙の進行方向の長さが
搬送ベルト10より短い場合は、搬送速度を減速しても
既に転写紙上にはトナー画像が転写されているため問題
ないが、搬送ベルト10より転写紙の長さが長い場合、
搬送速度が減速すると転写紙進行方向先端は既にトナー
像が転写されているが、未転写の部分で画像の乱れが発
生することが考えられる。そのため、搬送ベルトより長
い転写紙の場合は搬送速度のみでなく作像速度を低減す
るのが好ましい。
【0027】図3及び図4に示すように搬送ベルトとし
て、そのベルトに任意の形状の穴111を有する無端ベ
ルト110を用い、そして転写紙の背面を搬送ベルト1
10に吸引させるようにファン45を搬送ベルト110
を支持するローラ110aと110bの間に設け、空気
を搬送ベルト110の転写紙の通過する側から反対側に
排出するように形成する。転写紙はこのファン45によ
り搬送ベルト110に引き付けられ確実に搬送される。
て、そのベルトに任意の形状の穴111を有する無端ベ
ルト110を用い、そして転写紙の背面を搬送ベルト1
10に吸引させるようにファン45を搬送ベルト110
を支持するローラ110aと110bの間に設け、空気
を搬送ベルト110の転写紙の通過する側から反対側に
排出するように形成する。転写紙はこのファン45によ
り搬送ベルト110に引き付けられ確実に搬送される。
【0028】図5に示すように搬送ベルトとして無端ベ
ルト210を用い、その搬送ベルト210の抵抗値を1
012〜1015Ω・cmとする。搬送ベルト210は駆動
ローラ210aと従動ローラ210bにより支持されて
いるが、例えば駆動ローラ210aに交流高圧電源21
1により交番電界を印加し、図に示すように搬送ベルト
210の上に+極と−極を交互に構成する。この構成に
より図6に示すように搬送ベルト210の上には+極側
から−極側へと電気力線212が発生するため、搬送ベ
ルト210上の転写紙を電気的に搬送ベルト210へと
引きつける。
ルト210を用い、その搬送ベルト210の抵抗値を1
012〜1015Ω・cmとする。搬送ベルト210は駆動
ローラ210aと従動ローラ210bにより支持されて
いるが、例えば駆動ローラ210aに交流高圧電源21
1により交番電界を印加し、図に示すように搬送ベルト
210の上に+極と−極を交互に構成する。この構成に
より図6に示すように搬送ベルト210の上には+極側
から−極側へと電気力線212が発生するため、搬送ベ
ルト210上の転写紙を電気的に搬送ベルト210へと
引きつける。
【0029】尚、溶剤の染み込みにくい転写紙にトナー
像を形成させるときに操作盤上に設けた選択キーを選択
することにより、ファン45や交流高圧電源211を作
動するように設定することも可能である。
像を形成させるときに操作盤上に設けた選択キーを選択
することにより、ファン45や交流高圧電源211を作
動するように設定することも可能である。
【0030】
【発明の効果】湿式現像によりトナー像を形成し、転写
紙上にトナー像を転写し、定着装置へ搬送する搬送経路
上に転写紙のトナー担持面に送風される送風手段と、そ
れを回収する排風手段を設置し、溶剤の染み込みにくい
転写紙にトナー画像を形成する際に、転写紙の大きさよ
り作像時もしくは搬送時の線速を遅くすることにより、
搬送経路を通過すると転写紙上に存在する溶剤分が送風
により蒸発し、排風手段により回収され、転写紙上のト
ナー像の溶剤残存率は送風することにより大幅に低減さ
れ、定着装置による像流れが解消される。
紙上にトナー像を転写し、定着装置へ搬送する搬送経路
上に転写紙のトナー担持面に送風される送風手段と、そ
れを回収する排風手段を設置し、溶剤の染み込みにくい
転写紙にトナー画像を形成する際に、転写紙の大きさよ
り作像時もしくは搬送時の線速を遅くすることにより、
搬送経路を通過すると転写紙上に存在する溶剤分が送風
により蒸発し、排風手段により回収され、転写紙上のト
ナー像の溶剤残存率は送風することにより大幅に低減さ
れ、定着装置による像流れが解消される。
【0031】送風路と排風路の接続に中継路を設けるこ
とにより機械内で送風された風が蔓延せずに排風する事
が出来る。また、排風口の軸方向の開口長が送風口の軸
方向の開口長より広いため、送風された風を回収し易く
なる。
とにより機械内で送風された風が蔓延せずに排風する事
が出来る。また、排風口の軸方向の開口長が送風口の軸
方向の開口長より広いため、送風された風を回収し易く
なる。
【0032】また、送排風装置が作動する場合のみ搬送
ベルトの転写紙背面からの吸引力を増加することによ
り、転写紙が排風口の方向に浮き上がることを防止する
ことができる。また、高抵抗ベルトに交番電界を印加す
ることによりベルト上に不平等電界が発生し、電気力線
によって転写紙をベルト上に吸引させることにより転写
紙が排風口の方向に浮き上がることを防止することがで
きる。
ベルトの転写紙背面からの吸引力を増加することによ
り、転写紙が排風口の方向に浮き上がることを防止する
ことができる。また、高抵抗ベルトに交番電界を印加す
ることによりベルト上に不平等電界が発生し、電気力線
によって転写紙をベルト上に吸引させることにより転写
紙が排風口の方向に浮き上がることを防止することがで
きる。
【図1】本発明を採用した湿式画像形成装置の一実施例
の構成を示した概略説明図である。
の構成を示した概略説明図である。
【図2】本発明に係る湿式画像形成装置の風路を示した
説明図である。
説明図である。
【図3】図2の例に対する変形実施例を示した説明図で
ある。
ある。
【図4】図3の例の搬送ベルトの拡大平面図である。
【図5】搬送ベルトの別の実施例を示した説明図であ
る。
る。
【図6】図5の例の電気力線を示す説明図である。
1 感光体 5 現像装置 7 転写紙 8 転写チャージャ 9 定着装置 10、110、210 搬送ベルト 36 加熱ローラ 37 加圧ローラ 40 送排風装置 41 送封路 41a 送風口 42 排風路 42a 排風口 43 中継路 45 ファン
Claims (9)
- 【請求項1】 感光体に形成された潜像を液体現像剤に
より現像して顕像を形成し、該顕像を転写紙に転写し加
熱ローラと加圧ローラとを有する定着装置により定着す
る画像形成装置において、定着装置へ画像を上側に担持
する転写紙を搬送するベルトの上に送排風装置を設け、
該送風手段よりの送風路の送風口を転写紙の進行方向の
上流より下流に向かって送風するように形成したことを
特徴とする湿式画像形成装置。 - 【請求項2】 前記送排風装置が前記搬送ベルトの一端
付近に開口する送風口を有する送風路と、他端付近に開
口する排風口を有する排風路と、送風路と排風路とを途
中において互いに接続する中継路と、送風手段並びに排
風手段を有することを特徴とする請求項1に記載の湿式
画像形成装置。 - 【請求項3】 前記送風口の開口長が少なくとも複写可
能となる転写紙の送り方向に直交する長さである最大幅
より狭く形成することを特徴とする請求項1又は2に記
載の湿式画像形成装置。 - 【請求項4】 前記排風口の長が少なくとも前記転写紙
の最大幅より広くかつ前記送風口の開口長よりも広いこ
とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記送排風装置により転写紙に対し送風
されるとき、転写紙の大きさにより前記搬送ベルトの搬
送速度又は作像速度及び搬送速度を減速することを特徴
とする請求項1〜4の何れか1つに記載の湿式画像形成
装置。 - 【請求項6】 前記転写紙の表面が溶剤の染み込みにく
い転写紙であるとき前記送排風装置を作動に切換え転写
紙上に送風可能にしたことを特徴とする請求項1〜5の
何れか1つに記載の湿式画像形成装置。 - 【請求項7】 前記送排風装置の作動が前記転写紙が前
記感光体より分離する前に開始され、転写紙後端が定着
装置のローラ対を通過したときに終了することを特徴と
する請求項1〜6のいずれか1つに記載の湿式画像形成
装置。 - 【請求項8】 前記搬送ベルトが穴の開いた無端ベルト
として形成され、該搬送ベルトを通って前記転写紙を下
方に吸引する吸引手段を設けたことを特徴とする請求項
1〜7の何れか1つに記載の湿式画像形成装置。 - 【請求項9】 前記搬送ベルトが少なくとも1012〜1
015Ω・cmの抵抗を有する無端ベルトとして形成さ
れ、該搬送ベルトに交番電界を印加し、ベルト上に
(+)電荷と(−)電荷を交互に形成することを特徴と
する請求項1〜8のいずれか1つに記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066346A JPH05273860A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 湿式画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4066346A JPH05273860A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 湿式画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05273860A true JPH05273860A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13313210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4066346A Pending JPH05273860A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 湿式画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05273860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07206207A (ja) * | 1994-01-21 | 1995-08-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4066346A patent/JPH05273860A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07206207A (ja) * | 1994-01-21 | 1995-08-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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