JPH05273414A - 光ファイバ照明装置 - Google Patents

光ファイバ照明装置

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JPH05273414A
JPH05273414A JP4100694A JP10069492A JPH05273414A JP H05273414 A JPH05273414 A JP H05273414A JP 4100694 A JP4100694 A JP 4100694A JP 10069492 A JP10069492 A JP 10069492A JP H05273414 A JPH05273414 A JP H05273414A
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JP
Japan
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light
optical fiber
core
plate
shaped core
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JP4100694A
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Tetsuaki Wakefuji
哲昭 分藤
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い照射範囲で、しかも大きな光量で光を照
射可能とする。 【構成】 光照射ヘッド71は、断面長方形に形成され
た長方形の板状コア75に板状コア被覆用クラッド77
を被覆し、その裏面に、板状コア75に達する傷81を
形成したものである。板状コア75の一側面75aに
は、光ファイバを束ねた収束体73の出射端部が接続さ
れ、その入射端側には光源装置が接続されている。な
お、板状コア75は、収束体73を構成する光ファイバ
のコアと同じ材料から形成され、また、板状コア被覆用
クラッド77は、収束体73を構成する光ファイバのク
ラッドと同じ材料から形成されている。収束体73の光
ファイバにより伝搬され板状コア内に進入した光は、そ
の傷81で乱反射されて、対向する傷の形成されていな
い面から放射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを用いて照
明を行なう光ファイバ照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明装置として、光ファイバから
の出射光を利用したものがある。これは、光源からの光
を光ファイバの一方の端面(入射側端面)から入射し
て、光ファイバ内を伝搬してきた光を他方の端面(出射
側端面)から放射して照明を行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の光ファ
イバ照明装置は、光ファイバの出射側端面から効率的に
光を放射することができるが、その放射点は、出射側端
面だけであるため、光の照射範囲が狭いといった問題点
を備えていた。
【0004】なお、こうした問題点を解消する照明装置
として、特開平3−11501号公報に示すように、光
ファイバのクラッドの外側に位置する被覆を剥して露光
部を形成したものが提案されている。しかしながら、光
ファイバは、コアの屈折率をクラッドの屈折率より大き
くすることでコア内に光を閉じこめて出射端側に伝搬す
るものであることから、前述したように、被覆を剥して
も、コア内からクラッドにしみ出る少しの光量の光だけ
が放射されるだけであり、放射量が少ないといった問題
点があった。
【0005】本発明の光ファイバ照明装置は、こうした
問題点に鑑みてなされたもので、広い照射範囲で、しか
も大きな光量で光を照射可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成を取った。
【0007】即ち、本発明の光ファイバ照明装置の第1
の構成は、コアと該コアの周りに被覆されたクラッドと
を有する光ファイバを用いて所定の方向に光を放射する
光ファイバ照明装置であって、前記光ファイバの周面に
おける半周側に前記コアにまで達する傷を形成し、前記
傷の形成された部分における当該半周側と反対の半周側
が前記所定の方向に向く方向に、前記光ファイバを設置
したこと、をその要旨としている。ここで、光ファイバ
の周面における半周側とは、光ファイバをその軸を含む
平面で2等分した場合の周面の片側をいう。
【0008】また、本発明の光ファイバ照明装置の第2
の構成は、コアと該コアの周りに被覆されたクラッドと
を有して光源からの光を出射端部側に伝搬する光ファイ
バを備え、所定の方向に光を放射する光ファイバ照明装
置であって、前記光ファイバから出射される光を連続的
に伝搬可能な屈折率の光透過材により断面長方形に形成
された板状コアと、前記板状コアを覆い該板状コア内に
光を閉じ込める板状コア被覆用クラッドとを有する光照
射部を備え、前記光照射部の板状コアに前記光ファイバ
の出射端部を接続するとともに、前記光照射部の一面に
前記板状コアにまで達する傷を形成し、前記傷の形成さ
れた一面と対向する面が前記所定の方向に向く方向に、
前記光照射部を設置したこと、をその要旨としている。
【0009】
【作用】以上のように構成された本発明の第1の光ファ
イバ照明装置では、光ファイバのコア内を光が伝搬する
際に、光ファイバの周面における半周側に形成された傷
に光が達すると、その傷で光が乱反射し、その反射光
は、傷が形成されている部分と反対の半周側の部分に向
かう。こうして、反射光は、その部分におけるコアとク
ラッドとの境界面に入射するが、このときの光の入射角
は、臨界角より小さい角度となるものがある。このた
め、その光はその境界面で反射せずクラッド内を透過
し、その部分(傷が形成されている部分と反対の半周側
の部分)から外部に出射される。さらに、その光の出射
される部分が本装置の光の照射方向である所定の方向に
向く方向に光ファイバが設置されており、こうした結
果、その光ファイバの周面から漏れ出る光を利用して照
明がなされる。
【0010】また、本発明の第2の光ファイバ照明装置
では、光ファイバにより光源から光照射部の板状コアに
光が伝搬され、その板状コア内で光が照射部の一面に形
成された傷に達すると、その傷で光が乱反射し、その反
射光は、傷が形成されている一面と対向する面に向か
う。こうして、反射光は、その部分における板状コアと
板状コア被覆用クラッドとの境界面に入射するが、この
ときの光の入射角は、臨界角より小さい角度となるもの
がある。このため、その光はその境界面で反射せずクラ
ッド内を透過し、その部分から外部に出射される。さら
に、傷の形成された一面と対向する面が本装置の光の照
射方向である所定の方向に向く方向に光ファイバが設置
されており、こうした結果、光照射部の傷の形成された
一面と対向する面から漏れ出る光を利用して照明がなさ
れる。
【0011】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例としての洗面
化粧ユニット1の要部を示す斜視図であり、図2は、そ
の洗面化粧ユニット1の外観を示す斜視図である。図2
に示すように、洗面化粧ユニット1は、陶器製の洗面器
3を上部に備えた基台5と、その基台5の片側に立設さ
れた側方棚7と、その基台5上部の正面に設けられた鏡
9と、その側方棚7および鏡9上部に設けられた上方棚
11とから構成される。なお、洗面化粧ユニット1の付
属品として、基台5に内蔵可能な椅子13が設けられて
いる。
【0013】鏡9の左右の側部には、枠組31,33が
設けられている。この枠組31,33には、その長手方
向に溝31a,33aがそれぞれ形成されており、その
溝31a,33aの内部には、光ファイバの収束体3
5,37が、その収束体35,37の長さ方向を溝31
a,33aの長さ方向に一致させる方向にそれぞれ嵌入
されている。なお、収束体35,37には、細工が施し
てあり、収束体35,37の側面(使用者Wに向かう方
向の側面)から面状に光を照射している。こうした面状
の照明の光ファイバ部分の構成について後程詳しく説明
する。
【0014】前述した各光ファイバの収束体35,37
は、鏡9の裏面側にそれぞれ回され、その後、1つの束
にまとめられており、そのまとめられた光ファイバの束
は、光を発する光源装置41に接続されている。
【0015】図3に示すように、光源装置41は、安定
器43からの電源の供給を受けて発光するランプ44
と、そのランプ44からの光の放射方向を規制するパラ
ボラ反射鏡45と、ランプ44から出た光の赤外線領域
の波長成分をカットする熱カットフィルタ46と、熱カ
ットフィルタ46を透過した光を絞る絞りレンズ47
と、その絞りレンズ47を透過する光の進行方向に光フ
ァイバの束の端部(入射端側の端部)を固定する口金4
8とを備えている。ランプ44から放射された光は、熱
カットフィルタ46を介して赤外線領域の波長成分がカ
ットされ、その後、絞りレンズ47を介して絞られ、口
金48に固定されている光ファイバの入射端に入力され
る。なお、各収束体35,37を構成する光ファイバ
は、メタクリル樹脂を材料として形成されている。
【0016】次に、光ファイバにより構成される収束体
35,37について詳しく説明する。図4は、面状の照
明を実現する光ファイバの収束体35(37)の正面
図,入射端側の端面図および出射端側の端面図であり、
図5は、図4におけるA−A線断面図である。
【0017】図4に示すように、光ファイバの収束体3
5(37)は、複数本の光ファイバを、入射端側で端面
が円形となり、出射端側の所定の範囲で直線状に1列に
配列された平面を形成するように、樹脂にて固定したも
のである。しかも、収束体35(37)を形成する各光
ファイバには、その平面を形成する部分の片面に傷51
が形成されている。この傷51は、図4および図5に示
すように、各光ファイバ毎にそれぞれ形成されるもの
で、光ファイバの長さ方向に直線状に延び、その深さは
コアC1に達する。更に、収束体35(37)の出射側
の端面には、反射樹脂53が塗られており、その出射側
の端面から光が出射されない構成となっている。
【0018】光ファイバの収束体35(37)の入射端
面に光が入射されると、この光はコアC1内を出射方向
に進行し、前記平面部分に達する。この平面部分では、
コアC1内を進行してきた光は、前記平面部分に形成さ
れた傷51の面で乱反射し、傷51のない面(傷51の
ある面と対向する面)側のコアC1とクラッドC2との
境界部分に達する。このときのその境界部分への光の入
射角が臨界角以下となると、その境界部分から光は、図
5中の一点鎖線に示すように、外側(傷51のない面
側)に漏れ出る。なお、前述したように出射側の端面に
は、反射樹脂53が塗られていることから、前記平面部
分から漏れ出ることなしに、その端面に至った光は、反
射樹脂53で反射されて、前記平面部分側に戻り、その
平面部分から光は漏れ出る。こうした結果、前記構成の
光ファイバの収束体35(37)は、その平面状に形成
した部分の傷51を形成していない側の面全体から光が
照射されることになる。
【0019】こうした構成の光ファイバの収束体35
(37)は、先に説明したように、鏡9の左右の側部に
設けられた枠組31,33の溝31a,33aにそれぞ
れ嵌入されるが、詳しくは、収束体35(37)の上記
平面部分が溝31a,33aに嵌入される。このとき、
光の出射方向、即ち、傷51の形成されていない面の方
向が溝31a,33aの外側方向となっている。なお、
この収束体35,37の平面部分は、実際は、数十本の
光ファイバを直線状に1列に配列して形成されている
が、図1および図4においては、図示の都合により、そ
れより少ない本数を配列した状態を示した。
【0020】以上詳述したように、本発明の第1実施例
としての光ファイバ照明装置としての洗面化粧ユニット
1では、鏡9の左右の側部に設けられた枠組31,33
に嵌入された光ファイバの収束体35,37から光が照
射される。これら収束体35,37は、複数本の光ファ
イバを直線状に1列に配列して平面部分を構成し、その
平面部分の一面に、各光ファイバの長さ方向に延びコア
C1に達する傷51を形成したものであり、コア内を伝
搬してきた光はその傷51に反射されて、収束体35,
37の傷51の形成されていない面から放射される。
【0021】このため、広い照射範囲で光を照射するこ
とができる。しかも、その照射される光は、従来例のよ
うにクラッドから漏れ出る光でなく、光ファイバのコア
内を伝搬した光を反射により導いたものであることか
ら、大きな光量で光を照射することができる。
【0022】なお、前記第1実施例において、傷51
は、各光ファイバの周面に、長さ方向に直線状に形成さ
れているが、必ずしも、こうした形状に限るものではな
く、例えば、図6に示すように、各光ファイバの周面
に、前述した長さ方向に延びる直線状の傷に加えて、そ
の傷に垂直な、周方向に沿った傷を形成する構成として
もよい。こうした構成により、光ファイバの周面から放
射される光をより多量なものとし、大きな光量で光を照
射することができる。
【0023】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本発明の第2実施例としての洗面化粧ユニットは、
第1実施例と比較して、鏡9の左右の側部に設けられた
枠組31,33に嵌入される光の照射部分の構成が異な
り、その他の構成は同じものである。以下、この光の照
射部分について詳しく説明する。
【0024】図7は、光の照射部分を構成する光照射ヘ
ッド71の正面図および光照射ヘッド71に接続される
光ファイバの収束体73の入射端側の端面図であり、図
8は、図7におけるB−B線断面図である。図7に示す
ように、光照射ヘッド71は、断面長方形に形成された
長方形の板状コア75と、その板状コア75を面積が小
さい側の両側面を除いて覆う板状コア被覆用クラッド7
7とを備えている。
【0025】板状コア75の被覆のなされていない両側
面の内の一方の面75aには、第1実施例と同様にして
出射端側で光ファイバを1列に配列した収束体73が、
その出射端部73aを嵌入した状態で固着されている。
また、光照射ヘッド71のクラッドが被覆されていない
両側面の内の他方の面71bには、反射樹脂79が塗ら
れている。なお、板状コア75は、収束体73を構成す
る光ファイバのコアC1と同じ材料から形成されてお
り、また、板状コア被覆用クラッド77は、収束体73
を構成する光ファイバのクラッドC2と同じ材料から形
成されている。
【0026】さらに、こうした光照射ヘッド71の広い
面積側の一方の面(裏面)には、傷81が形成されてい
る。この傷81は、図7および図8に示すように、複数
本の直線状の傷で、側面75aに嵌入される光ファイバ
の長さ方向にそれぞれ延び、その深さは板状コア75に
達する。なお、光ファイバを束ねた収束体73の入射端
部は、第1実施例と同様に光源装置41に接続されてい
る。
【0027】光ファイバの収束体73の入射端部に光が
入射されると、この光は光ファイバのコア内を出射端方
向に伝搬し、その後、その出射端部73aから光照射ヘ
ッド71の板状コア75に入射する。こうして、光照射
ヘッド71では、板状コア75内を光が伝搬するが、そ
の伝搬してきた光は、光照射ヘッド71の表面に形成さ
れた傷81で乱反射し、傷81のない面(表面)側にお
ける板状コア75と板状コア被覆用クラッド77との境
界面に達する。このときのその境界面への光の入射角が
臨界角以下となると、その境界面から光は、図8中の一
点鎖線に示すように、外側(表面側)に漏れ出る。な
お、前述したように光照射ヘッド71の出射側の端面7
1bには、反射樹脂79が塗られていることから、その
端面71bから漏れ出ることなしに、その端面71bに
至った光は、反射樹脂79で反射されて、内側に戻り、
その傷81のない面である表面から光は漏れ出る。こう
した結果、前記構成の光照射ヘッド71は、傷81を形
成していない面全体から光が照射されることになる。
【0028】こうした構成の光照射ヘッド71は、鏡9
の左右の側部に設けられた枠組31,33の溝31a,
33aにそれぞれ嵌入されるが、このとき、光の出射方
向、即ち、光照射ヘッド71の傷の形成されていない
面,即ち表面が溝31a,33aの外側方向に向かう方
向となっている。
【0029】以上詳述したように、本発明の第2実施例
としての光ファイバ照明装置としての洗面化粧ユニット
1では、鏡9の左右の側部に設けられた枠組31,33
にそれぞれ嵌入された光照射ヘッド71から光が照射さ
れる。光照射ヘッド71は、板状コア75に板状コア被
覆用クラッド77を被覆し、その裏面に、板状コア75
に達する傷81を形成したものであり、板状コア内を伝
搬してきた光は、その傷81に反射されて、傷の形成さ
れていない面、即ち表面から放射される。このため、第
1実施例と同様に、広い照射範囲で、しかも大きな光量
で光を照射することができる。
【0030】また、本第2実施例にあっては、光の照射
部分が、平板状の板状コア75に板状コア被覆用クラッ
ド77を被覆した光照射ヘッド71から構成されている
ことから、第1実施例のように複数の光ファイバを直線
状に整列する必要がなく、このために、作成が容易で、
しかも、美観的にも優れているといった効果も奏する。
【0031】なお、前記第2実施例において、光照射ヘ
ッド71の裏面に形成される傷81は、光照射ヘッド7
1の長手方向に延びた複数本の直線状の傷であるが、こ
れに換えて、図9に示すように、格子状に形成された傷
83としてもよい。なお、この変形例では、傷83は、
長手方向に直角な方向の傷部分83aに関し、光照射ヘ
ッド71の光の入射側、即ち、光ファイバの収束体73
の出射端部73a側から距離的に離れる程、密な間隔で
形成されている。このために、光ファイバから距離的に
離れる程、傷の量が多くなり、その結果、光照射ヘッド
71から照射される光は、光ファイバの出射端部73a
側からの距離に左右されずに、均一な照度が得られる。
【0032】また、前記第2実施例においては、光照射
ヘッド71に接続される収束体73を構成する各光ファ
イバの出射端部73aは、その長さ方向に対して直角に
切断して形成されているが、これに換えて、図10に示
すように、その長さ方向に対して所定角度(例えば30
度)に傾斜して切断した構成としてもよい。こうした3
0度の傾斜面91を備えた各光ファイバからは、前述し
た垂直な切断面を備えた光ファイバと比較して、より広
い放射角で光が放射されることが実験的に確かめること
ができ、かかる光ファイバにより収束体73を構成する
ことにより、収束体73から放射される光はビーム状に
ならず、この結果、光照射ヘッド71から照射される光
はむらの少ないものとなる。さらに、各光ファイバの出
射端部73aを円錐状に形成してもよい。
【0033】前記第1実施例および第2実施例におい
て、傷51および傷81は、直線形状の傷であったが、
必ずしも、こうした形状に限るものではなく、傷51,
81で乱反射を起こし、傷51,81のない面側に対し
て入射角が臨界角以下となるような方向に光を反射する
反射面を備えた傷であればどのような形状であってもよ
い。例えば、多数の穴による点形状の傷等であってもよ
い。
【0034】以上、本発明のいくつかの実施例を詳述し
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、例えば、1本の光ファイバの周面に第1
実施例と同様な傷51を形成し、その光ファイバの入射
端部に光源装置41を接続するとともに、その傷51の
形成された半周側と反対の半周側を露光部分として設置
する構成等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々なる態様にて実施することができるのは勿論のことで
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ファイバ
照明装置によれば、光ファイバの出射側の端面からでは
なく、光ファイバの周面あるいは光ファイバに接続した
光照射部の一面といった広い面から光を照射することが
できる。しかも、その照射される光は、従来のようにク
ラッドから漏れ出た光でなく、光ファイバのコア内を伝
搬した光を導いたものであることから、大きな光量で光
を照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例としての洗面化粧ユニッ
ト1の要部を示す斜視図である。
【図2】その洗面化粧ユニット1の外観を示す斜視図で
ある。
【図3】光源装置41の構成を安定器43と共に示す概
略構成図である。
【図4】光ファイバの収束体35(37)の正面図,入
射端側の端面図および出射端側の端面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】光ファイバの収束体35(37)の変形例の正
面図である。
【図7】本発明の第2実施例における光の照射部分を構
成する光照射ヘッド71の正面図および光照射ヘッド7
1に接続される光ファイバの収束体73の入射端側の端
面図である。
【図8】図7におけるB−B線断面図である。
【図9】本発明の第2実施例の変形例としての光照射ヘ
ッド71の正面図である。
【図10】収束体を構成する各光ファイバの単線の出射
端側の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 洗面化粧ユニット 9 鏡 35,37 収束体 41 光源装置 44 ランプ 45 パラボラ反射鏡 46 熱カットフィルタ 47 絞りレンズ 48 口金 51,81,83 傷 53,79 反射樹脂 71 光照射ヘッド 73 光ファイバ 75 板状コア 77 板状コア被覆用クラッド C1 コア C2 クラッド W 使用者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと該コアの周りに被覆されたクラッ
    ドとを有する光ファイバを用いて所定の方向に光を放射
    する光ファイバ照明装置であって、 前記光ファイバの周面における半周側に前記コアにまで
    達する傷を形成し、 前記傷の形成された部分における当該半周側と反対の半
    周側が前記所定の方向に向く方向に、前記光ファイバを
    設置したことを特徴とする光ファイバ照明装置。
  2. 【請求項2】 コアと該コアの周りに被覆されたクラッ
    ドとを有して光源からの光を出射端部側に伝搬する光フ
    ァイバを備え、所定の方向に光を放射する光ファイバ照
    明装置であって、 前記光ファイバから出射される光を連続的に伝搬可能な
    屈折率の光透過材により断面長方形に形成された板状コ
    アと、 前記板状コアを覆い該板状コア内に光を閉じ込める板状
    コア被覆用クラッドとを有する光照射部を備え、 前記光照射部の板状コアに前記光ファイバの出射端部を
    接続するとともに、 前記光照射部の一面に前記板状コアにまで達する傷を形
    成し、 前記傷の形成された一面と対向する面が前記所定の方向
    に向く方向に、前記光照射部を設置したことを特徴とす
    る光ファイバ照明装置。
JP4100694A 1992-03-26 1992-03-26 光ファイバ照明装置 Pending JPH05273414A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100508319B1 (ko) * 2001-07-30 2005-08-17 히데오 시미즈 광 투과형 욕조
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