JPH0527304U - 慣性体制御装置 - Google Patents

慣性体制御装置

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JPH0527304U
JPH0527304U JP8324491U JP8324491U JPH0527304U JP H0527304 U JPH0527304 U JP H0527304U JP 8324491 U JP8324491 U JP 8324491U JP 8324491 U JP8324491 U JP 8324491U JP H0527304 U JPH0527304 U JP H0527304U
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JP
Japan
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valve
pressure
bypass valve
inertial body
main
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JP8324491U
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English (en)
Inventor
清隆 長沢
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械における旋回減速時のショックを軽
減すること、及び旋回停止時の反転を防止し、操作性を
より向上することを目的とする。 【構成】 油圧モ−タ4の両ポ−トに接続される主管路
7,8に2段リリ−フ弁6Lと6Rを配設すると共に、
バイパス弁11を設け、さらに主管路7,8の圧力によ
り切換わる切換弁12と、主管路7,8の大きい方の圧
力をバイパス弁11に導くシャトル弁13を設け、バイ
パス弁11の開口面積を減速時には操作量に対応した開
口面積に、又停止時にはフル開口するよう制御するよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は慣性体制御装置に関するものである。さらに詳しく言えば、建設機械 の旋回減速派における制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5〜図8を参照して従来例につき説明する。従来の慣性体制御装置は図5に 示す様に方向制御弁2と油圧モ−タ4との間に油圧モ−タ4両側の主管路7,8 につながるリリ−フ弁6を配設している。
【0003】 図5において、リモコンバルブ3の操作レバ−を矢印A方向に操作すると、方 向制御弁2は左側のB位置に切換わり、油圧モ−タ4は主管路7からの油圧ポン プ1の吐出流量により慣性体5を一方向に加速駆動する。
【0004】 慣性体5が定常速度になると、主管路7の圧力P1は図6に示す様に油圧モ− タ4が所定回転速度を維持するのに必要な圧力まで低下する。
【0005】 慣性体5を停止させるため、リモコンバルブ3の操作レバ−を中立位置に戻す と方向制御弁2も中立位置に切換わり、主管路7,8は通過をたたれる。この為 主管路8の圧力P2 が急上昇し、リリ−フ弁6のブレ−キ圧力により制御される が、操作レバ−を中立位置に戻した際のショックが大きい(図6の符号(a)参照 )。
【0006】 そこで、ショックの少ない状態で停止しようと操作レバ−を徐々に中立位置に 戻しても、慣性体5は慣性力により回転しようとする為、上記と同様のブレ−キ 圧力が発生する(図6の符号(b)参照)。
【0007】 上述の様にリリ−フ弁6の弁開により制御された後、リリ−フ弁6が閉じると 一旦停止するが、制動側主管路8の圧力P2 が高圧のため、油圧モ−タ4は前後 の圧力差によって反転を始める。これにより差圧力は急速に減少してゼロとなる が、油圧モ−タ4は負荷の慣性力により差圧力がゼロとなる位置を通りすぎて回 転する為、今度は主管路7の圧力P1が昇圧し、モ−タ前後の差圧力が増大し、 これにより再び油圧モ−タ4は反転して停止位置を行きすぎ、このようにして反 転を繰返す。
【0008】 この繰返し反転を防止する為、図7に示す様に反転防止弁9を主管路7,8に つながる様に配設している。
【0009】 これは主管路7の圧力P1が昇圧したとき、絞りによる時間遅れを利用して反 転防止弁9を図7の(c)の位置に切換え、主管路7,8を一瞬接続し、圧力P1 とP2を同圧とし、閉込圧力による油圧モ−タ4の反転を防止しようとするもの である。
【0010】 さて、以上2つの例に示したような構成であると、(1)操作レバ−を中立位置 に戻す際、操作方法にかかわらず、ブレ−キ圧力が急激に上昇する為、ショック が発生し、オペレ−タに不快感を与えている。(2)反転防止弁9を配設した慣性 体制御装置であっても、図8に示す様に1回目の反転時の主管路7の圧力P1 で 反転防止弁9が作用する為、完全な反転防止はできなかった。これが旋回停止時 の操作性に悪影響を及ぼしている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の問題点に鑑み、旋回減速時のショックを軽減すること、及び旋回停 止時の反転を防止し、操作性をより向上することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
油圧モ−タ4の両ポ−トに接続される主管路7,8に2段リリ−フ弁6Lと6 Rを配設すると共に、バイパス弁11を設け、さらに主管路7,8の圧力により 切換わる切換弁12と、主管路7,8の大きい方の圧力をバイパス弁11に導く シャトル弁13を設け、バイパス弁11の開口面積を減速時には操作量に対応し た開口面積に、又停止時にはフル開口するよう制御するようにした。
【0013】 又リモコンバルブ3からの圧力により切換わる切換弁16を設け、切換弁12 にパイロットポンプからの圧力を導くようにした。
【0014】
【第1実施例】 図1に基いて説明する。図5に示した従来例と同一の構成要素には同一符号を つけて説明する。油圧モ−タ4両側の主管路7,8につながる2段リリ−フ弁6 Lと6Rを配設している。又主管路7,8をつなぐ管路10を設け、この管路1 0にバイパス弁11を配設した。
【0015】 又主管路7,8の圧力P1,P2によりそれぞれの方向に切換わる切換弁12を 設け、リモコンバルブ3からの圧力を通路14,15から、又主管路7,8の圧 力P1,P2の大きい方の圧力をシャトル弁13により導びくようにした。
【0016】
【作動】
図1,図2,図3に基いて説明する。 1)中立時;P1=P2(ほぼ0の圧力)の為、切換弁12は中立の(B)の位置 、バイパス弁11は(a)の位置である。 2)中立時の坂道保持;P1>P2とすると、P1 がシャトル弁13よりバイパ ス弁11に導かれるが、切換弁12が(A)位置になる為、バイパス弁11は(a) の位置のまゝである。 3)加速,定常速度(レバ−をA方向に操作);P1>P2の為、前述と同様に 切換弁12は(A)、バイパス弁11は(a)の位置のまゝとなる。 4)減速(レバ−を急に中立に戻した時、図2の符号a);P1>P2からP2 >P1となるが、dP2/dt(圧力勾配)が急な為、切換弁12は(A)位置→( C)位置になり、バイパス弁11は(a)位置のまゝである。
【0017】 5)停止時;P2が下がりP1が上がるが、圧力勾配dP1/dt(dP2/dt) は比較的ゆるやかの為、P1=P2となったところで切換弁12は(C)位置→(B) 位置となる。この時、シャトル弁13から導びかれた圧力(P1=P2)がバイパ ス弁11に作用し、(b)の位置に切換わる。この為、主管路7,8の圧力P1, P2は急速に同圧(P1=P2)となり、反転が防止される。
【0018】 6)インチング減速(レバ−を徐々に中立に戻した時、図3の符号b);P1 >P2からP2>P1となるが、圧力勾配dP2/dtが急な為、切換弁12は(A) 位置→(C)位置になる。するとリモコンバルブ3からの操作圧力が通路14より バイパス弁11に作用し、バイパス弁11は(b)の位置になる。このときの操作 圧力とバイパス弁11の開口面積の関係は、表1となり、図3に示す様に操作量 に対応したブレ−キ圧力が得られ、ショックが軽減され、操作性が向上する。
【0019】
【表1】
【0020】
【第2実施例】 図4に基いて説明する。図4で明らかなように、図1のシャトル弁13の代り にリモコンバルブ3からの圧力により切換わる切換弁16を設けた。切換弁12 にはパイロットポンプからの圧力を通路17、切換弁16を介して導びいた。
【0021】
【作動】
中立時にバイパス弁11は(b)の位置にあり、他は上記第1実施例と同様であ る。
【0022】
【効果】
主管路7,8の圧力により切換わる切換弁12と、主管路7,8の大きい圧力 をバイパス弁11に導くシャトル弁13を設け、バイパス弁11の開口面積を減 速時には操作量に対応した開口面積に、又停止時にはフル開口するようにした。 この構成により、操作レバ−を中立に戻す際の急減速時にショック大、インチン グ減速時にショック小となり、操作方法に対応したブレ−キ圧力が発生するので 、操作性が一段と向上するようになった。 又旋回停止時の反転を防止したので、操作性がこれ又向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の回路図。
【図2】減速時における操作レバ−の変位に対する加速
度、圧力及び慣性体の速度と時間の関係グラフ。
【図3】インチング減速時における操作レバ−の変位に
対する加速度、圧力及び慣性体の速度と時間の関係グラ
フ。
【図4】本考案の第2実施例。
【図5】公知慣性体の制御装置における回路図。
【図6】同じく操作レバ−の変位に対する加速度、圧力
及び慣性体と時間の関係グラフ。
【図7】公知の反転防止用の反転防止弁を設けた回路
図。
【図8】反転防止弁を設けた場合の操作レバ−の変位に
対する加速度、圧力及び慣性体の速度と時間の関係グラ
フ。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 方向制御弁 3 リモコンバルブ 4 油圧モ−タ 5 慣性体 6(6L,6R) 2段リ
リ−フ弁 7,8 主管路 9 反転防止弁 10 管路 11 バイパス弁 12 切換弁 13 シャトル弁 14,15 通路 16 切換弁 17 通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モ−タ(4)の両ポ−トに接続される
    主管路(7,8)に2段リリ−フ弁(6L,6R)を配設すると
    共に、バイパス弁(11)を設け、さらに主管路(7,8)の
    圧力により切換わる切換弁(12)と、主管路(7,8)の大
    きい方の圧力をバイパス弁(11)に導くシャトル弁(13)を
    設け、バイパス弁(11)の開口面積を減速時には操作量に
    対応した開口面積に、又停止時にはフル開口するよう制
    御するようにしたことを特徴とする慣性体制御装置。
  2. 【請求項2】 リモコンバルブ(3)からの圧力により切
    換わる切換弁(16)を設け、切換弁(12)にパイロットポン
    プからの圧力を導くようにした請求項1の慣性体制御装
    置。
JP8324491U 1991-09-18 1991-09-18 慣性体制御装置 Pending JPH0527304U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125933A1 (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 慣性体駆動装置
KR20230017545A (ko) * 2021-07-28 2023-02-06 주식회사 모트롤 모터

Cited By (4)

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