JPH05272744A - 都市ゴミ焼却装置 - Google Patents

都市ゴミ焼却装置

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Publication number
JPH05272744A
JPH05272744A JP4070484A JP7048492A JPH05272744A JP H05272744 A JPH05272744 A JP H05272744A JP 4070484 A JP4070484 A JP 4070484A JP 7048492 A JP7048492 A JP 7048492A JP H05272744 A JPH05272744 A JP H05272744A
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JP
Japan
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exhaust gas
combustion
white smoke
incinerator
pressure side
Prior art date
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Pending
Application number
JP4070484A
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English (en)
Inventor
Masahiko Watanabe
正彦 渡辺
Nobuyuki Nishiguchi
信幸 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH05272744A publication Critical patent/JPH05272744A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 焼却炉1からの排ガスに対する廃熱回収ボイ
ラ6からの発生蒸気を、発電用蒸気タービン17に供給
する蒸気供給路19を設け、高圧側タービン15からの
排出蒸気を低圧側タービン16に導く再加熱用配管27
の途中に燃焼式再加熱器21を設け、焼却炉1からの燃
焼排ガスを煙突11に導く燃焼排ガス路10の途中に、
白煙防止装置14を設け、白煙防止装置14に燃焼式再
加熱器21からの排ガスの熱を供給するための白煙防止
空気供給路31を設けてある。 【効果】 特に新たなエネルギー源を用いることなく、
廃熱回収ボイラによる発電効率も下げることなく、焼却
炉からの排ガスを、白煙を無くした状態で、煙突から放
出することのできる都市ゴミ焼却装置を提供することが
できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉からの排ガスに
対する廃熱回収ボイラを設け、前記廃熱回収ボイラから
の発生蒸気を、高圧側タービンと低圧側タービンとから
なる発電用蒸気タービンに供給する蒸気供給路を設け、
前記蒸気供給路中の蒸気を昇温するための燃焼式過熱器
を設けると共に、前記高圧側タービンからの排出蒸気を
前記低圧側タービンに導く再加熱用配管の途中に燃焼式
再加熱器を設けた都市ゴミ焼却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の都市ゴミ焼却装置は、前
記燃焼式再加熱器からの排ガスは、そのまま大気中に排
出すると共に、前記焼却炉からの排ガスは、排熱回収ボ
イラと熱交換した後、集塵装置、洗煙装置を経てそのま
ま煙突から排出する構成にしてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記洗煙装置は、焼却
炉からの排ガスを、例えば水やアルカリ水溶液等の吸収
液と気液接触させることにより排ガス中の塩素ガスやS
0x等を前記吸収液に吸収させて除去するためのもので
あるが、洗煙装置で気液接触する際に生ずる飽和水蒸気
が、煙突から排出される途中で冷却され、煙突から排出
されると外気に触れて更に冷却されて、白い湯気からな
る白煙を生ずることが多く、この白煙が、例えば硫酸や
塩酸等の酸性のミストを含む場合には、環境保全上好ま
しくない影響を及ぼすことも考えられるので、又、前記
洗煙装置において酸性のミスト等が完全に除去されて、
前記白煙が水分だけからなるものであるとしても、この
白煙が有害物を含んでいるのではないかという第3者の
疑いを招きやすく、或いは又、美観を損ねることもある
ので、排ガスは白煙を無くした状態で放出したいという
要求があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、特に新たなエネ
ルギー源を用いることなく、焼却炉からの排ガスを、白
煙を無くした状態で、煙突から放出することのできる都
市ゴミ焼却装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明にかかる都市ゴミ焼却装置の特徴構成は、焼却
炉からの排ガスに対する廃熱回収ボイラからの発生蒸気
を、高圧側タービンと低圧側タービンとからなる発電用
蒸気タービンに供給する蒸気供給路を設け、前記高圧側
タービンからの排出蒸気を前記低圧側タービンに導く再
加熱用配管の途中に、燃焼式再加熱器を設けた都市ゴミ
焼却装置において、前記焼却炉からの燃焼排ガスを煙突
に導く燃焼排ガス路の途中に、前記煙突から放出される
排ガス中の水滴の生成を防止するための白煙防止装置を
設けると共に、前記白煙防止装置に前記燃焼式再加熱器
からの燃焼排ガスの熱を供給するための白煙防止空気供
給路を設けてあることにある。
【0006】
【作用】本発明による都市ゴミ焼却装置は、前記白煙防
止装置に燃焼式再過熱器からの燃焼排ガスの熱を供給す
るための白煙防止空気供給路を設けてある上述の構成を
有するため、燃焼式再過熱器からの燃焼排ガスを白煙防
止空気供給路を介して白煙防止装置に導き、洗煙装置か
らの排ガスと合流させることによって、或いは、洗煙装
置からの排ガスと熱交換させることによって、洗煙装置
からの排ガスを昇温させ、露点よりも充分高い温度にし
て煙突から排出することができるので、外気で冷却され
ても、前記白煙を生ぜしめることなく、煙突からの排ガ
スを大気中に拡散させることができる。尚、前記白煙を
防止する目的を達成するため、例えば前記廃熱回収ボイ
ラからの発生蒸気の一部を白煙防止装置に導くことも考
えられるが、この構成では、配管が長くなるばかりでな
く、蒸気タービンに供給される蒸気量がそれだけ減少す
るため、発電効率が悪くなるのに比し、本件の構成によ
れば、再加熱器からの排ガスを利用することができるの
で、発電効率に影響を及ぼすことなく、短い配管で白煙
防止の目的を達成することができる。
【0007】
【発明の効果】つまり、燃焼式再加熱器からの燃焼排ガ
スを有効に利用することによって、特に新たなエネルギ
ー源を用いることなく、廃熱回収ボイラによる発電効率
も下げることなく、焼却炉からの排ガスを、白煙を無く
した状態で、煙突から放出することができ、美観を損ね
る等の不都合を解消することができる都市ゴミ焼却装置
を提供することができた。
【0008】
【実施例】次に、本発明による都市ゴミ焼却装置の実施
例を、図面に基づいて説明する。図1に示すように、4
50t/dの都市ゴミを焼却処理するストーカ式の焼却
炉1、及び、焼却炉1から発生する11.4×104
3/hの排ガスを処理する排ガス処理装置2、並び
に、排ガスの熱を利用して発電する発電装置3によって
都市ゴミ焼却装置を構成してある。前記焼却炉1を構成
するに、都市ゴミの被処理物を受け入れる受入れホッパ
4と、この受入れホッパ4から受け入れた被処理物を搬
送するストーカを、炉本体に配置し、前記受入れホッパ
4を設けた側とは反対側の壁面に、助燃兼点火用バーナ
ー5を設け、受入れホッパ4から受け入れた前記被処理
物を順次移送させて、乾燥させながら燃焼させるように
形成してある。未燃焼ガスの燃焼を完結させるために、
上部空間には、二次燃焼空間7を形成して、400℃、
2.0×10 4Nm3/hの空気を供給する二次燃焼空気
供給部9を前記二次燃焼空間7に臨ませて設けると共
に、前記二次燃焼空間7の下流側には、廃熱回収ボイラ
収容空間8を形成し、燃焼排ガスの持つ熱量の一部を回
収する廃熱回収ボイラ6を設けてある。前記排ガス処理
装置2は、その排ガス入口を前記廃熱回収ボイラ収容空
間8の下流側に開口させた燃焼排ガス路10を設けると
共に、この燃焼排ガス路10の煙突11に至るまでの流
路途中に、バグフィルター12、洗煙装置13、白煙防
止装置14を接続して構成してある。前記発電装置3
は、高圧側タービン15と低圧側タービン16からなる
発電用蒸気タービン17と、これによって駆動される発
電機18と、前記廃熱回収ボイラ6から発生する310
℃の蒸気を前記高圧側タービン15に供給する蒸気供給
路19とを設けてある。この蒸気供給路19の途中に
は、前記廃熱回収ボイラ6から発生する310℃の蒸気
を500℃に昇温するための過熱用バーナー30を備え
た燃焼式過熱器20を設けると共に、前記高圧側タービ
ン15からの蒸気を再加熱して低圧側タービン16に供
給するための再加熱用配管27を設け、再加熱用配管2
7の途中に、燃焼式再加熱器21を設けてある。図中3
2は再加熱用バーナーである。燃焼式再加熱器21は、
400℃、3.9×104Nm3/hの燃焼排ガスが得ら
れる構成にすると共に、この燃焼排ガスは前記白煙防止
装置14に供給されるように白煙防止空気供給路31を
配管してある。前記燃焼式過熱器20は空気比を2に保
つことにより、酸素濃度を高くした400℃、8.3×
104Nm3/hの排ガスが得られるように構成し、この
排ガスの一部2.0×104Nm3/hを、前記焼却炉1
における二次燃焼用空気として、前記二次燃焼空気供給
部9に導く二次空気供給路22を設けてある。尚、この
酸素濃度を高くした排ガスの残部は、前記焼却炉におけ
る被処理物の乾燥用空気及び燃焼用空気として、乾燥用
空気供給部23と一次燃焼空気供給部24に、それぞれ
3.15×104Nm3/hずつ供給できるように、前記
二次空気供給路22の途中から分岐した配管で、乾燥用
空気供給路33、一次燃焼空気供給路34を形成してあ
る。図中28,29、及び35は空気流量調整用のダン
パーである。前記低圧側タービン16からの52℃の蒸
気乃至水は、焼却炉1の排ガスとの熱交換によって25
0℃まで加温された状態で前記廃熱回収ボイラ6に供給
することができるように、前記焼却炉1の燃焼排ガス路
10内を通る熱交換用配管25を設けてある。熱交換用
配管25の途中には、補給水供給部26を設けてある。
前記廃熱回収ボイラ6に熱を与えて300℃となった排
ガスは、150℃で前記バグフィルター12に入り、9
1℃で前記洗煙装置13に入り、65℃で前記白煙防止
装置14に入り、ここで、燃焼式再加熱器21からの4
00℃、3.9×104Nm3/hの燃焼排ガスと合流し
て昇温され、150℃、15.3×10 4Nm3/hの排
ガスとして、白煙を消去した状態で前記煙突11から大
気中に排出される。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による都市ゴミ焼却装置の実施例を示す
説明図
【符号の説明】
1 焼却炉 6 廃熱回収ボイラ 10 燃焼排ガス路 11 煙突 14 白煙防止装置 15 高圧側タービン 16 低圧側タービン 17 発電用蒸気タービン 19 蒸気供給路 21 燃焼式再加熱器 27 再加熱用配管 31 白煙防止空気供給路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉(1)からの排ガスに対する廃熱
    回収ボイラ(6)を設け、前記廃熱回収ボイラ(6)か
    らの発生蒸気を、高圧側タービン(15)と低圧側ター
    ビン(16)とからなる発電用蒸気タービン(17)に
    供給する蒸気供給路(19)を設け、前記高圧側タービ
    ン(15)からの排出蒸気を前記低圧側タービン(1
    6)に導く再加熱用配管(27)の途中に燃焼式再加熱
    器(21)を設けた都市ゴミ焼却装置であって、 前記焼却炉(1)からの燃焼排ガスを煙突(11)に導
    く燃焼排ガス路(10)の途中に、前記煙突(11)か
    ら放出される排ガス中の水滴の生成を防止するための白
    煙防止装置(14)を設けると共に、前記白煙防止装置
    (14)に前記燃焼式再加熱器(21)からの排ガスの
    熱を供給するための白煙防止空気供給路(31)を設け
    てある都市ゴミ焼却装置。
JP4070484A 1992-03-27 1992-03-27 都市ゴミ焼却装置 Pending JPH05272744A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103574630A (zh) * 2012-07-19 2014-02-12 中国电力工程顾问集团华东电力设计院 提高火电厂烟囱排烟温度的方法及烟气加热系统和火电机组

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103574630A (zh) * 2012-07-19 2014-02-12 中国电力工程顾问集团华东电力设计院 提高火电厂烟囱排烟温度的方法及烟气加热系统和火电机组

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