JP3218175B2 - 排ガス処理設備 - Google Patents
排ガス処理設備Info
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- JP3218175B2 JP3218175B2 JP00280196A JP280196A JP3218175B2 JP 3218175 B2 JP3218175 B2 JP 3218175B2 JP 00280196 A JP00280196 A JP 00280196A JP 280196 A JP280196 A JP 280196A JP 3218175 B2 JP3218175 B2 JP 3218175B2
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- Japan
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- exhaust gas
- heat exchanger
- boiler
- cleaning device
- gas treatment
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
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- Chimneys And Flues (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ焼却炉等の環
境プラントに用いられる排ガス処理設備に関する。
境プラントに用いられる排ガス処理設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、燃焼炉で生じた排ガスは、高温の
状態で湿式排ガス洗浄装置に送られて浄化され、白煙防
止装置で再加熱した後に煙突から排気していた。
状態で湿式排ガス洗浄装置に送られて浄化され、白煙防
止装置で再加熱した後に煙突から排気していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
排ガス処理設備では、排ガスが湿式排ガス洗浄装置に高
温の状態で送られるために、洗浄装置内での洗浄水の蒸
発が甚だしく、特に真夏の給水制限時等にプラントの稼
働に支障をきたす虞があった。さらには、そのような状
態で洗浄装置を通過した排ガスは絶対湿度が高くなり、
白煙防止装置へ多大の熱量を供給しなければならないと
いう問題点があった。
排ガス処理設備では、排ガスが湿式排ガス洗浄装置に高
温の状態で送られるために、洗浄装置内での洗浄水の蒸
発が甚だしく、特に真夏の給水制限時等にプラントの稼
働に支障をきたす虞があった。さらには、そのような状
態で洗浄装置を通過した排ガスは絶対湿度が高くなり、
白煙防止装置へ多大の熱量を供給しなければならないと
いう問題点があった。
【０００４】本発明の目的は、上述の問題点に鑑みて、
排ガスの保有熱を有効利用してエネルギーの節約を促進
できる排ガス処理設備を提供する点にある。
排ガスの保有熱を有効利用してエネルギーの節約を促進
できる排ガス処理設備を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明による排ガス処理設備の第一の特徴構成は、特許
請求の範囲の請求項１の欄に記した通り、燃焼炉の燃焼
熱で蒸気を生成するボイラ装置を設けて、前記燃焼炉で
生じた排ガスを浄化する湿式排ガス洗浄装置の上流側
に、ボイラ給水でその排ガスを冷却する第一熱交換器を
設けてある点にある。第二の特徴構成は、特許請求の範
囲の請求項２の欄に記した通り、上述の第一の特徴構成
に加えて、前記湿式排ガス洗浄装置の下流側に、前記第
一熱交換器により加熱されたボイラ給水の保有熱で排ガ
スを加熱する第二熱交換器を設け、前記第二熱交換器の
下流に白煙化防止装置を設けてある点にある。
本発明による排ガス処理設備の第一の特徴構成は、特許
請求の範囲の請求項１の欄に記した通り、燃焼炉の燃焼
熱で蒸気を生成するボイラ装置を設けて、前記燃焼炉で
生じた排ガスを浄化する湿式排ガス洗浄装置の上流側
に、ボイラ給水でその排ガスを冷却する第一熱交換器を
設けてある点にある。第二の特徴構成は、特許請求の範
囲の請求項２の欄に記した通り、上述の第一の特徴構成
に加えて、前記湿式排ガス洗浄装置の下流側に、前記第
一熱交換器により加熱されたボイラ給水の保有熱で排ガ
スを加熱する第二熱交換器を設け、前記第二熱交換器の
下流に白煙化防止装置を設けてある点にある。
【０００６】以下に、その作用を説明する。第一の特徴
構成によれば、湿式排ガス洗浄装置に送られる前に高温
の排ガスが減温されるので、洗浄装置内での処理水の蒸
発が低減され、真夏の給水制限時等でもプラントの稼働
に支障をきたす虞が低減されるとともに、洗浄装置を、
従来の腐食防止コーティングを施した製缶構造から、Ｆ
ＲＰ等を用いた廉価な構造を採用することができるよう
になった。さらに、洗浄装置の出口温度が低くなるの
で、排ガスの絶対湿度が下がり、後段に設置された白煙
化防止装置に供されるエネルギーを低減できるようにな
り、例えば、ボイラ装置で生成された蒸気で発電するシ
ステムでは、タービンから抽気し、白煙に供する蒸気量
を低減させて発電量を増加させることができるようにな
った。一方、ボイラ給水は第一熱交換器により加熱され
るのでボイラ効率の上昇による発電量の増加が可能とな
るばかりか、脱気器への供給熱源である前記タービンか
ら抽気された蒸気量を低減させて発電量を増加させるこ
とができるのである。第二の特徴構成によれば、上述の
作用効果に加えて、排ガスを洗浄装置出口の設けた第二
熱交換器により再加熱するので、前記第二熱交換器の下
流に設けた白煙化防止装置に供されるエネルギーをさら
に低減できるようになり、上述の例では、タービンから
抽気量を低減させて発電量を一層増加させることができ
るようになった。
構成によれば、湿式排ガス洗浄装置に送られる前に高温
の排ガスが減温されるので、洗浄装置内での処理水の蒸
発が低減され、真夏の給水制限時等でもプラントの稼働
に支障をきたす虞が低減されるとともに、洗浄装置を、
従来の腐食防止コーティングを施した製缶構造から、Ｆ
ＲＰ等を用いた廉価な構造を採用することができるよう
になった。さらに、洗浄装置の出口温度が低くなるの
で、排ガスの絶対湿度が下がり、後段に設置された白煙
化防止装置に供されるエネルギーを低減できるようにな
り、例えば、ボイラ装置で生成された蒸気で発電するシ
ステムでは、タービンから抽気し、白煙に供する蒸気量
を低減させて発電量を増加させることができるようにな
った。一方、ボイラ給水は第一熱交換器により加熱され
るのでボイラ効率の上昇による発電量の増加が可能とな
るばかりか、脱気器への供給熱源である前記タービンか
ら抽気された蒸気量を低減させて発電量を増加させるこ
とができるのである。第二の特徴構成によれば、上述の
作用効果に加えて、排ガスを洗浄装置出口の設けた第二
熱交換器により再加熱するので、前記第二熱交換器の下
流に設けた白煙化防止装置に供されるエネルギーをさら
に低減できるようになり、上述の例では、タービンから
抽気量を低減させて発電量を一層増加させることができ
るようになった。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば、排ガスの保有熱を有効
利用してエネルギーの節約を促進できる排ガス処理設備
を提供することができるようになった。
利用してエネルギーの節約を促進できる排ガス処理設備
を提供することができるようになった。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に実施の形態を図面に基づい
て説明する。本発明に係る排ガス処理設備が用いられる
ゴミ焼却プラントについて以下に説明する。図１に示す
ように、ゴミ焼却プラントは、都市ゴミを焼却処理する
ストーカ式の焼却炉１と、前記焼却炉１から発生する排
ガスを浄化処理する排ガス処理設備２と、排ガスの保有
熱を利用して発電する蒸気発電装置３等を備えて構成し
てある。
て説明する。本発明に係る排ガス処理設備が用いられる
ゴミ焼却プラントについて以下に説明する。図１に示す
ように、ゴミ焼却プラントは、都市ゴミを焼却処理する
ストーカ式の焼却炉１と、前記焼却炉１から発生する排
ガスを浄化処理する排ガス処理設備２と、排ガスの保有
熱を利用して発電する蒸気発電装置３等を備えて構成し
てある。
【０００９】前記焼却炉１は、被焼却物である都市ゴミ
を受け入れるゴミホッパ４と、前記ゴミホッパ４内のゴ
ミを下端部から炉内に押し込み投入する給塵機構５と、
前記給塵機構５により投入されたゴミを攪拌搬送しなが
ら、底部から供給される一次燃焼空気により順次乾燥、
燃焼、灰化処理するストーカ機構Ｓを設けるとともに、
前記ストーカ機構Ｓの上部空間に未燃焼ガスの燃焼を完
結させる二次燃焼空間７を形成してあり、該空間７の下
流側の煙道８に燃焼排ガスの熱エネルギーを回収する主
ボイラとしての廃熱ボイラ６を設けて構成してある。
を受け入れるゴミホッパ４と、前記ゴミホッパ４内のゴ
ミを下端部から炉内に押し込み投入する給塵機構５と、
前記給塵機構５により投入されたゴミを攪拌搬送しなが
ら、底部から供給される一次燃焼空気により順次乾燥、
燃焼、灰化処理するストーカ機構Ｓを設けるとともに、
前記ストーカ機構Ｓの上部空間に未燃焼ガスの燃焼を完
結させる二次燃焼空間７を形成してあり、該空間７の下
流側の煙道８に燃焼排ガスの熱エネルギーを回収する主
ボイラとしての廃熱ボイラ６を設けて構成してある。
【００１０】前記排ガス処理装置２は、前記煙道８の下
流に設けた排ガス路１０から煙突１１に至る流路途中に
設けたバグフィルタ２１、湿式排ガス洗浄装置２２、白
煙化防止装置２３等で構成してある。
流に設けた排ガス路１０から煙突１１に至る流路途中に
設けたバグフィルタ２１、湿式排ガス洗浄装置２２、白
煙化防止装置２３等で構成してある。
【００１１】次に、発電の用に供される蒸気サイクルに
ついて説明する。前記廃熱ボイラ６で生成された蒸気
は、前記煙道８内に設けられている熱交換器１２により
過熱された後、高圧蒸気溜め１３を介して、蒸気タービ
ン３ａとその出力軸に連結された発電機３ｂとから構成
される蒸気発電装置３、低圧蒸気溜め１４、燃焼用空気
予熱用の熱交換器１５、前記廃熱ボイラ６の熱交換部を
清掃する煤吹き装置３０等に送られる。前記蒸気タービ
ン３ａに供給され全エネルギーを発電に供した蒸気は排
気路１７を通して復水器１８で冷却、復水された後、復
水タンク１６に回収され、脱気器１９を経た後、前記廃
熱ボイラ６に循環される一方、蒸気の一部が抽気されて
低圧蒸気溜め１４に供給され、その低圧蒸気溜め１４か
ら前記脱気器１９に低圧蒸気の一部が脱気用に供給され
る。さらに、前記高圧蒸気溜め１３から減圧弁３１を介
して低圧蒸気溜め１４に蒸気が供給され、その低圧蒸気
溜め１４からの蒸気が前記白煙化防止装置２３等の熱源
に用いられる。
ついて説明する。前記廃熱ボイラ６で生成された蒸気
は、前記煙道８内に設けられている熱交換器１２により
過熱された後、高圧蒸気溜め１３を介して、蒸気タービ
ン３ａとその出力軸に連結された発電機３ｂとから構成
される蒸気発電装置３、低圧蒸気溜め１４、燃焼用空気
予熱用の熱交換器１５、前記廃熱ボイラ６の熱交換部を
清掃する煤吹き装置３０等に送られる。前記蒸気タービ
ン３ａに供給され全エネルギーを発電に供した蒸気は排
気路１７を通して復水器１８で冷却、復水された後、復
水タンク１６に回収され、脱気器１９を経た後、前記廃
熱ボイラ６に循環される一方、蒸気の一部が抽気されて
低圧蒸気溜め１４に供給され、その低圧蒸気溜め１４か
ら前記脱気器１９に低圧蒸気の一部が脱気用に供給され
る。さらに、前記高圧蒸気溜め１３から減圧弁３１を介
して低圧蒸気溜め１４に蒸気が供給され、その低圧蒸気
溜め１４からの蒸気が前記白煙化防止装置２３等の熱源
に用いられる。
【００１２】前記復水タンク１６からのボイラ給水は、
前記湿式排ガス洗浄装置２２の上流側に設けた第一熱交
換器２４に導かれて排ガスを冷却し、前記第一熱交換器
２４により加熱されたボイラ給水は、前記湿式排ガス洗
浄装置２２の下流側に設けた第二熱交換器２５により排
ガスを加熱した後に前記脱気器１９に送られる。図２に
示すように、前記湿式排ガス洗浄装置２２は、複数のノ
ズル２２ａにより水酸化ナトリウム水溶液が噴霧される
容器内を、排ガスが下方から上方に流れるように構成し
て酸性ガスを中和する装置であり、一例を示せば、前記
第一熱交換器２４により約１６０℃から約７０℃に減温
された排ガスが流入し、洗浄後の約５０℃の排ガスが前
記第二熱交換器２５により約６５℃に加熱されて前記白
煙化防止装置２３に送られる一方、５６．６℃のボイラ
給水は、前記第一熱交換器２４により約１０５℃に加熱
され、前記第二熱交換器２５により約９５℃に減温され
て前記脱気器１９に送られる。
前記湿式排ガス洗浄装置２２の上流側に設けた第一熱交
換器２４に導かれて排ガスを冷却し、前記第一熱交換器
２４により加熱されたボイラ給水は、前記湿式排ガス洗
浄装置２２の下流側に設けた第二熱交換器２５により排
ガスを加熱した後に前記脱気器１９に送られる。図２に
示すように、前記湿式排ガス洗浄装置２２は、複数のノ
ズル２２ａにより水酸化ナトリウム水溶液が噴霧される
容器内を、排ガスが下方から上方に流れるように構成し
て酸性ガスを中和する装置であり、一例を示せば、前記
第一熱交換器２４により約１６０℃から約７０℃に減温
された排ガスが流入し、洗浄後の約５０℃の排ガスが前
記第二熱交換器２５により約６５℃に加熱されて前記白
煙化防止装置２３に送られる一方、５６．６℃のボイラ
給水は、前記第一熱交換器２４により約１０５℃に加熱
され、前記第二熱交換器２５により約９５℃に減温され
て前記脱気器１９に送られる。
【００１３】以下に別実施形態を説明する。上述の実施
形態では、燃焼炉としてゴミ焼却炉を用い、ボイラ装置
として廃熱ボイラを用いた場合を説明したが、本発明に
係る排ガス処理設備は、重油等を燃料とする動力プラン
トに用いられる各種のボイラ装置に適用できる。尚、特
許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号
を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定
するものではない。
形態では、燃焼炉としてゴミ焼却炉を用い、ボイラ装置
として廃熱ボイラを用いた場合を説明したが、本発明に
係る排ガス処理設備は、重油等を燃料とする動力プラン
トに用いられる各種のボイラ装置に適用できる。尚、特
許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号
を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定
するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る排ガス処理設備が用いられるゴミ
焼却プラントの概略の構成図
焼却プラントの概略の構成図
【図２】要部の説明図
１ 燃焼炉 ６ ボイラ装置 ２２ 湿式排ガス洗浄装置 ２４ 第一熱交換器 ２５ 第二熱交換器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23J 15/08
Claims (2)
- 【請求項１】 燃焼炉（１）の燃焼熱で蒸気を生成する
ボイラ装置（６）を設けて、前記燃焼炉（１）で生じた
排ガスを浄化する湿式排ガス洗浄装置（２２）の上流側
に、ボイラ給水でその排ガスを冷却する第一熱交換器
（２４）を設けてある排ガス処理設備。 - 【請求項２】 前記湿式排ガス洗浄装置（２２）の下流
側に、前記第一熱交換器（２４）により加熱されたボイ
ラ給水の保有熱で排ガスを加熱する第二熱交換器（２
５）を設け、前記第二熱交換器（２５）の下流に白煙化
防止装置（２３）を設けてある請求項１記載の排ガス処
理設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00280196A JP3218175B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 排ガス処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00280196A JP3218175B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 排ガス処理設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09196358A JPH09196358A (ja) | 1997-07-29 |
| JP3218175B2 true JP3218175B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=11539487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00280196A Expired - Fee Related JP3218175B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 排ガス処理設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218175B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP00280196A patent/JP3218175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09196358A (ja) | 1997-07-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |