JP4155898B2 - ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備 - Google Patents

ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備 Download PDF

Info

Publication number
JP4155898B2
JP4155898B2 JP2003330318A JP2003330318A JP4155898B2 JP 4155898 B2 JP4155898 B2 JP 4155898B2 JP 2003330318 A JP2003330318 A JP 2003330318A JP 2003330318 A JP2003330318 A JP 2003330318A JP 4155898 B2 JP4155898 B2 JP 4155898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incineration
waste
heat
exhaust gas
gas turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003330318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005098552A (ja
JP2005098552A5 (ja
Inventor
稔 守田
洋史 小嶋
真木 高田
克己 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority to JP2003330318A priority Critical patent/JP4155898B2/ja
Publication of JP2005098552A publication Critical patent/JP2005098552A/ja
Publication of JP2005098552A5 publication Critical patent/JP2005098552A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4155898B2 publication Critical patent/JP4155898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Air Supply (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)

Description

本発明は、ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備に関するものである。より詳しくは、焼却設備に、高水分廃棄物の焼却手段と、この焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする廃熱ボイラと、この廃熱ボイラを経た焼却排ガスに洗煙水を接触させる脱硫手段と、焼却手段に供給する焼却用空気の加熱手段と、ガスタービンと、が備わる場合に関するものである。
現在、住宅、オフィス、工場などから排出される下水中の汚泥、廃水処理による汚泥(製紙工場からの廃水処理汚泥など)、産業廃棄物、一般ごみ等の中の高水分廃棄物は、無害化・減容化などを目的として焼却されてから廃棄処分されている(なお、高水分廃棄物がバイオマスである場合は、更に熱エネルギーの回収などをも目的として、種々の工夫が凝らされ焼却されている。)。
具体的には、例えば、下水処理設備においては、下水が、最初沈殿池、曝気槽、最終沈殿池などの適宜の設備を経て、下水汚泥と下水処理水とに分離され、このうち下水汚泥は、焼却手段にて焼却処理される。この焼却によって発生した焼却排ガスは、廃熱ボイラで熱回収され、適宜、サイクロンやバグフィルター等の除塵手段で除塵された後、焼却排ガスに洗煙水を直接接触させる湿式スクラバー(洗浄塔)等の脱硫手段で脱硫・冷却されてから大気中に排気される。他方、下水処理水は、滅菌処理などの適宜の処理をされた後、河川などに放流される。また、近年では、多大な動力を必要とする曝気ブロワの動力源などとして、下水処理設備に、ガスタービンが設置されることが多い。
ところで、以上の下水処理設備においては、例えば、(1)廃熱ボイラで得た蒸気により蒸気タービンを駆動して電力回収を図り、あるいは(2)ガスタービンの排ガスをボイラに通し、このボイラで得た蒸気を適宜の装置で有効利用し、更には(3)ガスタービン排ガスで焼却手段の燃焼用空気を予熱する、などの方法により、エネルギーの有効利用が図られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、これらの方法によっても、エネルギーの有効利用という点に関しては、まだ改善の余地がある。例えば、「スクラバー等の脱硫手段は、焼却した後の焼却排ガスに洗煙水を接触させるものであるから、接触処理後の洗煙水には、多量の熱エネルギーが移行している。にもかかわらず、かかる洗煙水は、それほど高温にはならない(一般に、80℃以下)ことから、熱回収を図ることなくそのまま廃棄処分されている」ことに関してなどである。
特開2000‐213725号公報
本発明が解決しようとする課題は、エネルギーの有効利用性に著しく優れるガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
高水分廃棄物の焼却手段と、この焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする廃熱ボイラと、この廃熱ボイラで得た蒸気を駆動源とする蒸気タービンと、前記廃熱ボイラを経た焼却排ガスに洗煙水を接触させる脱硫手段と、前記焼却手段に供給する焼却用空気の加熱手段と、ガスタービンと、が備わる高水分廃棄物の焼却設備であって、
前記接触処理後の洗煙水を熱源とするヒートポンプと、このヒートポンプで得た冷熱によって前記ガスタービンの吸気を冷却する吸気冷却手段と、が備わる、ことを特徴とするガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
〔請求項2記載の発明〕
高水分廃棄物が下水汚泥である場合は、ヒートポンプが下水を冷却源とする、請求項1記載のガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
〔請求項記載の発明〕
焼却排ガスとの接触処理後の洗煙水による廃熱ボイラ給水の加熱手段が備わる、請求項1又は請求項2記載のガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
〔請求項記載の発明〕
高水分廃棄物の焼却手段と、この焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする廃熱ボイラと、この廃熱ボイラで得た蒸気を駆動源とする蒸気タービンと、前記廃熱ボイラを経た焼却排ガスに洗煙水を接触させる脱硫手段と、前記焼却手段に供給する焼却用空気の加熱手段と、吸気の圧縮手段、燃焼手段及び燃焼ガスで駆動するタービンを有するガスタービンと、が備わる高水分廃棄物の焼却設備であって、
前記接触処理後の洗煙水を熱源とするヒートポンプと、このヒートポンプで得た冷熱によって前記ガスタービンの吸気を冷却する吸気冷却手段と、前記ガスタービン排ガスを熱源とする前記焼却手段に供給する焼却用空気及び前記廃熱ボイラ給水の加熱手段と、前記焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする前記焼却用空気の加熱手段と、前記廃熱ボイラで得た蒸気の少なくとも一部を前記圧縮手段からの圧気と混合する混合手段と、が備わる、ことを特徴とするガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
〔主な作用効果〕
(A)洗煙水は、焼却手段で発生した焼却排ガスとの接触によって昇温している。したがって、接触処理後の洗煙水は、ヒートポンプの熱源として用いることができ、また、ヒートポンプでは、冷熱を得ることができる。この冷熱をガスタービンの吸気冷却に用いると、ガスタービン効率が向上する。
この効果は、従来、焼却排ガスとの接触処理後の洗煙水が廃棄処分されていたことからすれば、大変大きなものである。また、かかる効果は、焼却の対象が高水分廃棄物であることから極めて大きな優位性を有する。
すなわち、廃棄物の水分率が高いと、焼却手段で発生する焼却排ガスは、水蒸気を多量に含む熱量の多いものとなる。したがって、焼却排ガスから洗煙水に移行する熱量も多く、ヒートポンプで得られる冷熱も大きなものとなり、ガスタービン効率を継続かつ安定的に向上させることができる。
(B)汚泥分を分離除去するなどした後の下水をヒートポンプの冷却源として用いることにより、冷熱を得ることができる。従来、下水は、廃棄処分されていたことからすれば、かかる効果は、大きなものである。また、下水は、年間を通じて、20〜25℃とその温度が安定しているため、かかる効果は、安定して得られる。さらに、高水分廃棄物が下水汚泥である場合、つまり焼却設備が下水処理設備(ないしその一部)である場合は、「(冷却・除熱用)下水」、「(加熱用)洗煙水」ともに1つの設備で得ることができるため、実現容易であるとの優位性を有する。
(C)ガスタービン排ガスを熱源として、焼却用空気(焼却手段に供給する空気)を加熱(予熱)することは、従来から行われていた。しかしながら、ガスタービン排ガスは、その温度が450〜480℃であり、また、焼却用空気は、その量が制限されるため、熱量の移動(加熱)を十分に行うことはできなかった。しかし、この不十分さは、焼却排ガスを熱源として加熱することにより補うことができる。この補完を行えば、焼却手段において使用する補助燃料は、著しく削減される。
(D)焼却設備におけるエネルギーを電力として最大限に生かしたい場合は、一般に、焼却排ガスを熱源とする廃熱ボイラを設け、この廃熱ボイラで得た蒸気を、発電機等の備わる蒸気タービンに送る。そこで、ガスタービン排ガスを熱源として、焼却手段に供給する焼却用空気の加熱とともに、廃熱ボイラ給水の加熱(予熱)を行えば、よりいっそう電力を効率的に回収することができるようになる。
すなわち、ガスタービンは、最大負荷時に最も効率がよくなることから、最大負荷で継続運転することが望まれるが、一方、焼却手段に供給する焼却用空気は、その必要量が焼却処理する高水分廃棄物の量によって変動するため、ガスタービンを最大負荷で継続運転すると、高水分廃棄物の量が減少したときに、ガスタービン排ガスが余剰になる。しかしながら、ガスタービン排ガスを熱源として、焼却手段に供給する焼却用空気の加熱とともに、廃熱ボイラ給水の加熱を行えば、かかる余剰が防止される。
また、本発明においては、廃熱ボイラ給水の加熱に替えて、又は廃熱ボイラ給水の加熱とともに、洗煙水との接触処理後の焼却排ガスの加熱を行うこともできる。洗煙水との接触処理後の焼却排ガスの加熱を行うと、余剰熱エネルギーの有効利用が図られるほか、焼却排ガスを大気中に放出した際の白煙の発生が防止される。この白煙防止効果は、気象条件にもよるが、夏場であれば、ガスタービン排ガスが95〜100℃であれば、実現される。
(E)ガスタービンのほかに、廃熱ボイラで得た蒸気を駆動源とする蒸気タービンを備えるには、設備費の増加や、装置設置面積の増加という難点を伴う。しかしながら、廃熱ボイラで得た蒸気をガスタービンの圧縮手段で得た圧気と混合し、この混合ガスを燃焼した後、タービンの駆動源として利用する形態(蒸気吹込みガスタービン方式)とすれば、かかる難点が回避される。なお、通常、ガスタービンへの蒸気注入量には限度があり、廃熱ボイラで得た蒸気の全量を利用することはできない。そこで、本発明は、例えば、ブロワ、空気圧縮機の駆動等の蒸気を利用し得る設備が備わっている場合に、かかる設備に廃熱ボイラで得た蒸気の一部を送る形態として適用すると、より好ましいものとなる。
(F)焼却排ガスとの接触処理後の洗煙水は、その量によっては、廃熱ボイラ給水を加熱する加熱手段としても利用することができ、これによりエネルギーの有効利用性がよりいっそう高まることになる。
本発明によれば、エネルギーの有効利用性に著しく優れるガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備となる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の焼却設備は、下水中の汚泥、廃水処理による汚泥(製紙工場からの廃水処理汚泥など)、産業廃棄物、一般ごみ等の中の高水分廃棄物を処理対象とするものである。高水分廃棄物とは、例えば、水分率(試料の乾燥(110±5℃・1時間)による、乾燥減量の百分率)が30質量%以上、好ましくは50質量%以上の廃棄物であり、下水汚泥であれば、一般に、70〜85質量%とされる。以下では、高水分廃棄物が下水汚泥である場合について、説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1に、第1の実施の形態に係る焼却設備30の設備フロー図を示した。
焼却設備30において、沈殿処理などして得られた下水汚泥Dは、まず、コンベヤ等の搬送手段によって、焼却手段31内に供給される。この焼却手段31においては、必要に応じて補助燃料が供給され、下水汚泥Dは、例えば、850℃程度の高温で、燃焼、熱分解、部分燃焼による熱分解等の焼却処理をされる。
焼却手段31は、その種類が特に限定されるものではなく、例えば、多段炉、キルン等を用いることもできる。ただし、高水分廃棄物を焼却の対象とする本発明においては、バブリング流動層炉や、高速流動層炉等の流動層炉を用いるのが好ましい。容積あたりの処理量が多いうえに、熱効率が極めて高いためである。本実施の形態では、炉底部側壁から挿入された散気管45aを介して焼却用空気Aを吹き込む形態のバブリング流動層炉を用いる。バブリング流動層炉31内には、砂等の流動媒体が収められている。また、アッシュ等の焼却残渣は、炉底部に備えられた図示しない排出口から、炉外に排出される。
焼却手段31において、焼却に伴って発生した焼却排ガスG1は、炉頂部に接続された流路32(流路とは、液体、気体等を流通させることができるものであり、例えば、ダクト、管などで形成される。以下で説明する他の流路についても同様である。)を通して、脱硫手段33に送られる過程で、廃熱ボイラ51内を通される。この廃熱ボイラ51には、流路52を通して、給水Wが供給されるようになっており、この給水Wは、焼却排ガスG1から受熱して蒸気となる。この蒸気は、流路54を通して蒸気タービン56に送られ、蒸気タービン56の駆動に利用される。この蒸気タービン56の駆動に伴い、発電機57により電力の回収が図られる。蒸気タービン56の駆動に利用した後の蒸気は、本実施の形態のように、図示しない凝縮器等で凝縮させて、廃熱ボイラ51への給水Wとして再利用することができる。
廃熱ボイラ51を通っても、なお250℃程度の温度を有する焼却排ガスG1は、サイクロンやバグフィルター等の除塵手段47で除塵された後、脱硫手段33に送られる。脱硫手段33は、焼却排ガスG1に洗煙水Sを直接接触させて焼却排ガスG1中に含まれる硫黄分等を除去するものであり、例えば、公知の湿式スクラバー(洗浄塔)等を用いることができる。
焼却排ガスG1は、脱硫手段33の底側側壁から脱硫手段33内に供給され、洗煙水Sとの接触により脱硫された後、煙突33aに送られ、この煙突33aから大気中に放出される。他方、焼却排ガスG1との接触により熱エネルギーを有するにいたった洗煙水Sは、流路26を通して、熱交換器72を介して、ヒートポンプ10に送られ、熱源として利用される。熱交換器72は、洗煙水Sを熱源として、廃熱ボイラ給水Wを加熱するものである。洗煙水Sをヒートポンプ10の熱源として利用することに加えて、廃熱ボイラ給水Wの熱源として利用することにより、洗煙水Sの熱エネルギーがより一層有効利用されることになる。
本発明において用いることができるヒートポンプ10は、その種類が特に限定されるものではなく、冷熱を得ることができるものであれば足りる。ただし、次に示すヒートポンプ10の使用を推奨する。
すなわち、本実施の形態のヒートポンプ10は、図2に示すように、加熱手段たる加熱管11aが備わる低圧(例えば、冷媒が水、吸収液がLiBrの場合は、0.87〜1.23〔kPa〕、冷媒がアンモニア、吸収液が水の場合は、0.35〜0.52〔MPa〕)の蒸発器11と、除熱手段たる除熱管12aが備わる低圧(例えば、冷媒が水、吸収液がLiBrの場合は、0.87〜1.23〔kPa〕、冷媒がアンモニア、吸収液が水の場合は、0.35〜0.52〔MPa〕)の吸収器12と、加熱手段たる加熱管13aの備わる高圧(例えば、冷媒が水、吸収液がLiBrの場合は、2.33〜5.63〔kPa〕、冷媒がアンモニア、吸収液が水の場合は、0.86〜1.17〔MPa〕)の再生器13と、冷却手段たる冷却管14aの備わる高圧(例えば、冷媒が水、吸収液がLiBrの場合は、2.33〜5.63〔kPa〕、冷媒がアンモニア、吸収液が水の場合は、0.86〜1.17〔MPa〕)の凝縮器14と、を主に有する。
本ヒートポンプ10においては、蒸発器11にて加熱管11aによるブライン加熱等の加熱により冷媒Rが低温で蒸発し、冷熱を発生する。蒸発した冷媒Rは、流通管21を通して吸収器12へ流通する。吸収器12にて冷媒Rは、吸収液Cに吸収される。この吸収に伴って発生する吸収熱は、除熱管12aによって、除熱される。冷媒Rを吸収した吸収液C+Rは、流通管22を通して昇圧ポンプP1により昇圧されて再生器13へ流通する。再生器13にて吸収液C+Rは、加熱管13aによる加熱により冷媒Rが蒸発する。冷媒Rが蒸発した吸収液Cは、流通管23を通して吸収器12に戻され、再度冷媒Rの吸収に利用される。他方、再生器13にて蒸発した冷媒Rは、流通管24を通して凝縮器14へ流通する。凝縮器14にて冷媒Rは、冷却管14aによる冷却により凝縮する。凝縮した冷媒Rは、図示しない減圧弁が備わる流通管25を通して蒸発器11に戻され、同様の循環を繰り返す。なお、符号15は、過冷却器であり、その中に備わる熱交換手段により凝縮冷媒Rと冷媒蒸気Rとの熱交換を行う。また、符号16は、熱交換器であり、冷媒Rを吸収した吸収液C+Rと冷媒Rが蒸発した吸収液Cとの熱交換を行う。
ところで、本ヒートポンプ10においては、焼却排ガスG1との接触処理後の洗煙水S及び下水Uは、次のように利用されている。
すなわち、まず、下水Uは、その一部が凝縮器14の冷却管14a内を流通させられ、また、その残部が吸収器12の除熱管12a内を流通させられ、もってそれぞれ冷媒Rの凝縮ないし吸収液Cの除熱に利用される(ヒートポンプ10の冷却源としての利用の一形態)。下水は、年間を通じて、20〜23℃とその温度が安定しているため、かかる効果は、安定して得られる。
また、脱硫手段33にて焼却排ガスG1と接触処理された後の洗煙水Sは、流通管26を通して再生器13の加熱管13a内を通されて吸収液C+Rの加熱(冷媒Rの蒸発)に利用される(ヒートポンプ10の熱源としての利用の一形態)。この加熱に利用された後の洗煙水Sは、流通管28を通して脱硫手段33に返送され、流通管28の先端部に備えられた図示しないノズル等の噴霧手段から噴霧されて再度焼却排ガスG1の脱硫に利用される。以上の洗煙水Sの循環は、循環ポンプP4によって行われている。
以上のヒートポンプ10で得た冷熱は、ガスタービン38の吸気冷却に利用される。具体的には、蒸発器11において、温度低下した加熱管11a内を流通するブライン等の伝熱流体が、流路34を通して熱交換器等からなる吸気冷却手段36に送られ、同じくこの吸気冷却手段36内を通る流路37からの空気Bと熱交換される。この熱交換により昇温した伝熱流体は、流路35を通して加熱管11a内に戻され、再度冷媒Rの蒸発に利用される。
他方、伝熱流体との熱交換により冷却された空気Bは、圧縮機39によって圧縮された後、流路42を通して燃焼器などの燃焼手段40に送られる。燃焼手段40において、圧縮空気Bは、燃焼手段40内に供給される燃料とともに燃焼された後、流路43を通してタービン(エキスパンダー)41に送られ、タービン41の駆動に利用される。このタービン41の駆動に伴い、発電機48により電力の回収が図られる。
吸気冷却によりタービン効率が向上することは周知であるが(ブライトンサイクルの基本)、本発明においては、洗煙水と下水という従来廃棄処分されていたものを利用して冷熱を得ることを介してかかる効果(タービン効率の向上)を得るものであるため、エネルギー効率が著しく向上する。具体的には、下水Uが20〜25℃、洗煙水Sが70〜80℃の場合、上記のヒートポンプ10によると、約−5℃の冷熱を得ることができ、この冷熱により35℃の空気Bを0℃とすることで、タービン効率を3〜4%向上させることができる。
タービン41の駆動に利用された後のガスタービン排ガスG2は、熱エネルギーを有しているので、流路44を通して熱交換器46Aに送り、焼却用空気Aの予熱(加熱)に利用するのが好ましい。もっとも、ガスタービン排ガスG2は、その温度が480〜550℃であり、また、焼却用空気Aは、その量が制限されるため、熱量の移動(加熱)を十分に行うことはできない。そこで、焼却排ガスG1を熱源として更に加熱するのが好ましい。本実施の形態では、熱交換器46Bにおいて焼却用空気Aと焼却排ガスG1とを熱交換することにより、かかる加熱を行う。このように、本実施の形態においては、焼却用空気Aの加熱手段46として、ガスタービン排ガスG2を熱源とする加熱手段46Aと、焼却排ガスG1を熱源とする加熱手段46Bとが備わることになる。ただし、焼却用空気Aの加熱手段46は、燃焼用空気Aを昇温することができるものであればよく、以上の二段加熱(46A,46B)以外とすることもできる。
本実施の形態においては、ガスタービン38の吸気を空気Bにより、また、燃料を都市ガスとしたが、これに限定する趣旨ではない。例えば、下水汚泥Dから消化ガスを発生させている設備であれば、発生したメタンガスをガスタービン38の燃料に利用することができる。
また、本実施の形態においては、焼却用空気Aを押込みファンなどによって昇圧してから、焼却手段31内に供給する。
さらに、本実施の形態においては、ガスタービン排ガスG2の熱源としての利用が、より有効化されている。具体的には、ガスタービン排ガスG2を熱源として熱交換器46Aで焼却用空気Aの加熱(予熱)を行うことに加えて、熱交換器53で廃熱ボイラ給水Wの加熱を行っている。また、以上の加熱に利用した後のガスタービン排ガスG2は、煙突33aに送られ、洗煙水Sとの接触処理後の焼却排ガスG1中に混入される。これにより、焼却排ガスG1は、昇温し(加熱され)、白煙防止効果が得られる。この白煙防止効果は、焼却排ガスG1を露点以上とすれば足りるので、先の加熱に利用した後のガスタービン排ガスG2であっても、十分に目的を達することができる。
参考の形態〕
次に、図3を参照しながら、参考の形態に係る焼却設備50について説明する。ただし、説明は、第1の実施の形態に係る焼却設備30と異なる点のみとし、同じ点については、説明を省略する(同じ装置は、同じ符号で示している。)。
本焼却設備50においては、蒸気タービン56が設置されておらず、廃熱ボイラ51で発生した蒸気の一部が、流路54を通して、混合手段、本形態では混合手段の機能を兼ねる燃焼器などの燃焼手段40に送られる。混合手段は、圧縮機39からの圧縮空気Bと廃熱ボイラ51からの(飽和、過熱)蒸気とを混合して、飽和蒸気を過熱蒸気とし(廃熱ボイラ51からの蒸気が飽和蒸気であり、圧縮機39で圧縮空気Bを飽和蒸気の温度よりも高くなるまで圧縮した場合。)、あるいは蒸気分圧を低下して過熱度を高くするためのものであり、燃焼手段40とは、別の装置(例えば、エゼクタ。)とすることもできる。混合手段における混合により、タービン41の作業量が増え、熱エネルギーの有効利用となる。また、廃熱ボイラ51からの蒸気は、その全てを混合手段に送る必要はなく、その一部を、例えば、ブロワ、圧縮機の駆動等の蒸気を利用しうる他の設備に送ることもできる。
〔その他〕
(1)ヒートポンプ10において、使用することのできる冷媒と吸収液との組み合わせは、特に限定されない。例えば、水(冷媒)及びLiBr(無機吸収液)や、NH3(冷媒)及び水(吸収液)などが考えられる。
(2)本発明における洗煙水とは、焼却排ガス中の硫黄分を脱硫・冷却するための液であり、例えば、水などを使用することができる。
(3)本発明において、ヒートポンプの冷却源を「下水」と表現したのは、汚泥分を分離除去して得られた下水処理水としての下水のほか、汚泥分を分離除去してない、あるいは汚泥分の分離除去が不完全な下水をも含む趣旨である(下水の成分が問題となるのではなく、下水の温度が問題となるに過ぎないため。)。ただし、当然、一般には、汚泥分を完全に分離除去して得られた下水処理水としての下水を使用する。
流動焼却炉(直径5.9m×6.5m)、ガスタービン、廃熱ボイラ及び蒸気タービンが備わる焼却設備の流動焼却炉に、水分率79.4質量%〔kg(水)/kg(湿潤物質)〕、発熱量16890〔kJ/kg(乾燥物質)〕の下水汚泥を、12.6〔t/h〕で供給した。燃焼用空気は、都市ガス13Aを554〔m3N/h〕で燃焼しているガスタービンの排ガス27100〔kg(乾ガス)/h〕及び流動焼却炉の排ガスと、二基の熱交換器にて414℃に昇温し、23720〔kg(乾ガス)/h〕で流動焼却炉内に吹き込んだ。この吹き込みと同時に、補助燃料として都市ガス13Aガスを256〔m3N/h〕で供給した。
得られた焼却排ガス24220〔kg(乾ガス)/h〕を、廃熱ボイラ(伝熱面積は、過熱部50m2、蒸発部460m2,予熱部80m2。)に供給して、圧力1.7MPa、350℃の過熱蒸気9116〔kg/h〕を得た。この過熱蒸気は、蒸気タービンに入れて全量0.013MPaで凝縮させ1271kWの発電を行った。
ガスタービンは、前記の燃料供給条件で、燃焼温度1050℃、排気温度520℃の運転を行い、28℃の吸入空気を、次記のようにヒートポンプで得られた冷水で8℃に下げて供給した。ガスタービンの発電量は、1550kWでであった。
ガスタービンの吸気は、吸気冷却器(伝熱面積150m2)により、アンモニア−水の吸収式ヒートポンプを利用した2〜3℃の冷水で、28℃の吸入空気を8℃として使用した。冷熱は、廃熱ボイラを経た焼却排ガス23300〔m3N/h〕を、直径3400mm×高さ15mの脱硫手段たる洗煙塔に入れ、洗煙水により焼却排ガス中の水分を凝縮させ、得られた洗煙水(温水)の一部(84〔m3/h〕)を取り出し、これを駆動熱源として、ヒートポンプを駆動させて得た。
本ヒートポンプは、再生器(伝熱面積40m2)、精留塔(直径600mm×高さ4000mm)、凝縮器(伝熱面積70m2)、蒸発器(伝熱面積50m2)、過冷却器(伝熱面積8m2)、吸収器(伝熱面積50m2)、洗煙水の熱交換器及び昇圧ポンプ(7〔m3/h〕×190m揚程)で構成し、操作圧力は、再生器及び凝縮器は1.35〜1.38MPa、蒸発器及び吸収器は0.43MPaとした。操作温度及び冷媒濃度は、再生器の塔頂部(45℃/99.5質量%)、高温部(70℃/50質量%)、凝縮器(25℃/99.8質量%)、蒸発器(0〜1℃/99.9質量%)、吸収器(25〜28℃/28〜42質量%)であった。蒸発器で得られた100〔m3/h〕の2℃のブラインを、ガスタービンの吸気冷却器に送り、ガスタービン吸気を8℃まで低下させた。これにより125kWの発電増となり1550kWを確保できた(ただし、ヒートポンプの使用電力約24kW。)。全発電量は2821kWとなり、全使用ガスに対する発電効率は3.48〔kW/m3N〕である。
なお、夏季温度(気温)30〜34℃においては、昼間電力のピークセービングに貢献することが予見できた。
実施例1と同じ装置を用い、ガスタービン排ガスとの熱交換(伝熱面積800m2)で430℃に、焼却排ガス(850℃)との熱交換(伝熱面積600m2)で650℃にした燃焼用空気を、流動媒体中に吹き込んだ。得られた焼却排ガスは、廃熱ボイラに供給し、圧力1.7MPa、350℃の過熱蒸気7340〔kg/h〕を得た。過熱蒸気は、蒸気タービンに送り、1165kWの発電をし、48℃で全凝縮した。補助燃料は137〔m3N/h〕、全発電量は2665kW、全使用ガスに対する発電効率は3.84〔kW/m3N〕であり、実施例1に比べて補助燃料は半分であり、かつ効率の向上が達成できた。
実施例1の装置と同じ操業条件下で、廃熱ボイラを経た排ガスを洗浄塔に入れ湿式冷却を行い、循環水の出口温度72℃ 戻り温水温度68℃として循環量〔38m3/h〕を30m2の給水加熱器により蒸気タービンの凝縮器からの45℃の廃熱ボイラ給水7200〔kg/h〕の加温に用いてこれを68℃に昇温し、ついで160m2の洗煙排水予熱器に入れ、温度30℃、湿度70%の気象条件下での煙突出口条件75℃を維持するため、入り口温度150℃の排ガスを白煙防止に必要な出口温度110℃として、ガス熱交換器の出口温度を120℃にして、前記の洗煙排水予熱器からのボイラ給水を112℃に昇温して廃熱ボイラに供給した。この際の飽和蒸気の増加量は710〔kg/h〕であり蒸発量の約10%の増加になる。
参考例
実施例1の主要設備のうち蒸気タービン関連設備を除いた機器で構成した。操作条件で廃熱ボイラより発生する飽和蒸気7344〔kg/h〕のうち3200〔kg/h〕を処理場内のプロセスに送り、残部4144〔kg/h〕を350℃、1.6MPaの過熱蒸気としてガスタービンの燃焼室に供給し、昇温した燃焼ガスとともにガスタービン(膨張タービン)に供給し、発電を行い2250kWを得た。本装置では、発電と蒸気の送気が同時に出来るコジェネが可能になり蒸気タービン関連の設備が不要となり経済的な装置となった。この際の13Aガスの消費量は687〔m3/h〕であった。
第1の実施の形態に係る焼却設備の設備フロー図である。 ヒートポンプの設備フロー図である。 参考の形態に係る焼却設備の設備フロー図である。
符号の説明
10…ヒートポンプ、30,50…焼却設備、31…焼却手段、33…脱硫手段、36…吸気冷却手段、38…ガスタービン、D…下水汚泥、G1,G2…排ガス、U…下水。

Claims (4)

  1. 高水分廃棄物の焼却手段と、この焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする廃熱ボイラと、この廃熱ボイラで得た蒸気を駆動源とする蒸気タービンと、前記廃熱ボイラを経た焼却排ガスに洗煙水を接触させる脱硫手段と、前記焼却手段に供給する焼却用空気の加熱手段と、ガスタービンと、が備わる高水分廃棄物の焼却設備であって、
    前記接触処理後の洗煙水を熱源とするヒートポンプと、このヒートポンプで得た冷熱によって前記ガスタービンの吸気を冷却する吸気冷却手段と、が備わる、ことを特徴とするガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
  2. 高水分廃棄物が下水汚泥である場合は、ヒートポンプが下水を冷却源とする、請求項1記載のガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
  3. 焼却排ガスとの接触処理後の洗煙水による廃熱ボイラ給水の加熱手段が備わる、請求項1又は請求項2記載のガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
  4. 高水分廃棄物の焼却手段と、この焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする廃熱ボイラと、この廃熱ボイラで得た蒸気を駆動源とする蒸気タービンと、前記廃熱ボイラを経た焼却排ガスに洗煙水を接触させる脱硫手段と、前記焼却手段に供給する焼却用空気の加熱手段と、吸気の圧縮手段、燃焼手段及び燃焼ガスで駆動するタービンを有するガスタービンと、が備わる高水分廃棄物の焼却設備であって、
    前記接触処理後の洗煙水を熱源とするヒートポンプと、このヒートポンプで得た冷熱によって前記ガスタービンの吸気を冷却する吸気冷却手段と、前記ガスタービン排ガスを熱源とする前記焼却手段に供給する焼却用空気及び前記廃熱ボイラ給水の加熱手段と、前記焼却手段で発生した焼却排ガスを熱源とする前記焼却用空気の加熱手段と、前記廃熱ボイラで得た蒸気の少なくとも一部を前記圧縮手段からの圧気と混合する混合手段と、が備わる、ことを特徴とするガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備。
JP2003330318A 2003-09-22 2003-09-22 ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備 Expired - Fee Related JP4155898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003330318A JP4155898B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003330318A JP4155898B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005098552A JP2005098552A (ja) 2005-04-14
JP2005098552A5 JP2005098552A5 (ja) 2006-06-29
JP4155898B2 true JP4155898B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=34459325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003330318A Expired - Fee Related JP4155898B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4155898B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064049A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Hitachi Eng Co Ltd ガスタービンコージェネレーション設備の廃熱回収システム
JP4542171B2 (ja) * 2008-05-07 2010-09-08 月島環境エンジニアリング株式会社 廃液の燃焼方法及びその燃焼装置
JP5271100B2 (ja) * 2009-02-02 2013-08-21 メタウォーター株式会社 焼却炉の排ガスによる排熱発電方法
JP4542190B1 (ja) * 2009-03-11 2010-09-08 月島環境エンジニアリング株式会社 廃棄物の燃焼発電方法及びその燃焼設備
WO2012032557A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 株式会社 日立製作所 ガスタービン発電システム
JP5518796B2 (ja) * 2011-06-27 2014-06-11 株式会社神鋼環境ソリューション 発電システム、および発電方法
JP5967809B2 (ja) * 2012-05-15 2016-08-10 株式会社タクマ 排ガス処理方法及び排ガス処理装置
CN104540685B (zh) * 2012-08-23 2017-09-26 科思创德国股份有限公司 含有具有全息图的视觉可变窗口的安全文件和/或有价文件
JP5444439B2 (ja) * 2012-10-23 2014-03-19 メタウォーター株式会社 焼却プラント
JP6334270B2 (ja) * 2013-05-31 2018-05-30 メタウォーター株式会社 有機性廃棄物燃焼プラントの制御方法。
JP5791669B2 (ja) * 2013-07-31 2015-10-07 メタウォーター株式会社 焼却プラント
JP6432768B2 (ja) * 2013-11-01 2018-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 排熱回収装置、加熱システム、蒸気ボイラー及び脱臭システム
JP6086944B2 (ja) * 2015-06-12 2017-03-01 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 汚泥焼却プラント
JP6766772B2 (ja) * 2017-07-25 2020-10-14 Jfeエンジニアリング株式会社 下水汚泥焼却設備における廃熱を利用した発電システム及び発電システムの運転方法
CN107687648A (zh) * 2017-09-26 2018-02-13 江苏中圣高科技产业有限公司 一种锅炉烟气余热利用的高效节能环保系统
JP7346959B2 (ja) 2019-07-16 2023-09-20 富士電機株式会社 排ガス処理装置および排ガス処理システム
CN110302636A (zh) * 2019-07-19 2019-10-08 陕西昕宇表面工程有限公司 一种湿法脱硫后烟气的氨工质循环工艺节能消白装置及其消白方法
CN112611124A (zh) * 2020-12-18 2021-04-06 海南天能电力有限公司 内燃机动力余热驱动的机房新风降温除湿脱盐系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005098552A (ja) 2005-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4155898B2 (ja) ガスタービンが備わる高水分廃棄物の焼却設備
CN100529532C (zh) 利用富氧燃烧改进锅炉以提高效率并降低排放物
JP2005098552A5 (ja)
KR101647117B1 (ko) 폐기물의 연소 발전 방법 및 그 연소 설비
CN100584434C (zh) 医疗废物、危险废物、生活垃圾焚烧尾气处理工艺
US20100139276A1 (en) Method of Efficiency and Emissions Performance Improvement for the Simple Steam Cycle
CN110748899A (zh) 一种考虑余热利用的燃煤耦合污泥干化焚烧系统和方法
CN104266171A (zh) 火电厂烟气余热利用系统
KR20120092174A (ko) 이산화탄소 농후 연도 가스로부터 수증기를 응축시키기 위한 방법 및 시스템
JPS60202201A (ja) 煙道ガスからエネルギ−と水を回収する方法および熱回収装置
CN107923608B (zh) 废热发电系统
US5878675A (en) Flue gas desulfurizer, boiler equipment and thermal electric power generation equipment
JP3042394B2 (ja) 廃棄物焼却熱利用発電システム
CN101618932B (zh) 污泥干化焚烧一体化系统及使用方法
JP5893964B2 (ja) 汚泥の乾燥システム
CN211040991U (zh) 一种考虑余热利用的燃煤耦合污泥干化焚烧系统
JPH0933024A (ja) 排煙処理における熱回収方法
JP2005321131A (ja) 汚泥焼却システム
CN106247367B (zh) 污泥焚烧设备
RU2106501C1 (ru) Способ производства электрической энергии в комбинированной газопаросиловой установке и газопаросиловая установка
JP2012207617A (ja) 排熱回収方法及び排熱回収システム
JPH0932513A (ja) 洗煙排水発電システム
CN112520974B (zh) 一种垃圾焚烧厂耦合污泥低温干化处置系统
CN112325311A (zh) 一种垃圾焚烧发电耦合系统
JP2005098551A (ja) 下水処理設備で発生したエネルギーの回収方法及び回収設備

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060517

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080704

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140718

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees