JPH05272616A - 樹脂製歯付プーリ - Google Patents

樹脂製歯付プーリ

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Publication number
JPH05272616A
JPH05272616A JP7200292A JP7200292A JPH05272616A JP H05272616 A JPH05272616 A JP H05272616A JP 7200292 A JP7200292 A JP 7200292A JP 7200292 A JP7200292 A JP 7200292A JP H05272616 A JPH05272616 A JP H05272616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
magnets
resin
magnetic sensor
toothed pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7200292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimitsu Yoshida
昌充 吉田
Hiroshi Ueda
浩 上田
Shoji Sawai
昭治 沢井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority to JP7200292A priority Critical patent/JPH05272616A/ja
Publication of JPH05272616A publication Critical patent/JPH05272616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一円周上に表面の極性を同じにして複数の磁
石(第一の磁石)を配置した樹脂製歯付プーリにおい
て、前記磁石同士の配置間隔が狭い際に発生する磁気セ
ンサ検出出力の低下を防ぐ。 【構成】フェノール樹脂製歯付プーリ1のウェブ部2の
同一円周上に、回転角度検出用として第一の磁石3を等
間隔で3個並べて配置した。また、隣の磁石の磁界の影
響を受けないほぼ180度離れた位置に、第一の磁石3
を1個配置した。これら第一の磁石3は、S極を表面側
にして配置した。3個並べて配置した第一の磁石3の間
には、第一の磁石と同じ第二の磁石4をN極を表面側に
して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転角度の検出機能を
もった樹脂製歯付プーリに関する。
【0002】
【従来の技術】歯付プーリは、歯付ベルトとの組み合わ
せで動力を滑り無く伝達することができ、4サイクル内
燃機関のカム軸駆動用等に使用されている。歯付プーリ
はそれ自体では回転角度を検出する機能をもたないた
め、別のデバイスをカム軸等に付加している。装置の小
型化を図りたいときには、樹脂製の歯付プーリであれば
ウェブ部もしくはフランジ部に回転角度検出用として同
一円周上に等間隔もしくは任意の間隔で信号発生部材で
ある磁石または鋼材を配置するか、焼結製の歯付プーリ
であれば同部に信号発生部材である凹凸を設けるかし
て、これら信号発生部材をセンサで検出することにより
回転角度を測定し、内燃機関の点火タイミングや燃料噴
射タイミングをとるようにできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の信号発生部材として複数の磁石を配置した樹脂製歯
付プーリにおいては、同一円周上に表面の極性を同じに
して複数の磁石を配置した場合、磁石の配置間隔が狭い
と、磁気センサから得られる出力が、隣合う磁石の磁界
の影響により低下する傾向にある。この様な傾向が生じ
ると、磁気センサから得られる出力波形を制御回路にて
ON、OFFの制御波形に変換し内燃機関の点火タイミ
ングや燃料噴射タイミングをとる際に、制御回路のノイ
ズフィルタによって出力の低い波形がカットされてしま
い正常な制御波形が得られないことがある。本発明が解
決しようとする課題は、同一円周上に表面の極性を同じ
にして複数の磁石を配置した樹脂製歯付プーリにおい
て、前記磁石同士の配置間隔が狭い際に発生する磁気セ
ンサ検出出力の低下を防ぎ、磁気センサから得られる出
力波形を制御回路にて制御波形に変換する際にノイズフ
ィルタでカットされること無く正常な制御波形を得られ
るようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る樹脂製歯付プーリは、ウェブ部もしく
はフランジ部の同一円周上に回転角度検出用として複数
の磁石(第一の磁石)を表面の極性を同じにして並べた
ものにおいて、前記複数の第一の磁石の間に、表面を第
一の磁石とは反対極性にした第二の磁石を配置すること
を特徴とする。第二の磁石は、その体積が第一の磁石よ
り小さいか、その磁力が第一の磁石より小さいものであ
ることが好ましい。また、第一の磁石と第二の磁石を樹
脂表面から突出しないように配置することが好ましい。
【0005】
【作用】本発明に係る樹脂製歯付プーリは、回転角度検
出用信号を検出する手段である磁気センサと組み合わせ
て用いる。樹脂製歯付プーリの同一円周上に配置した第
一の磁石の配置間隔が狭いと、隣合う磁石の磁界の影響
を受けるために、磁気センサから得られる出力は隣の磁
石の磁界の影響を受けない広い間隔で磁石を配置した場
合に得られる出力に比べ低下する傾向にある。しかし、
第一の磁石の配置間隔が狭く隣合う磁石の磁界の影響を
受ける場合に、第一の磁石の中間に表面の極性が反対で
ある第二の磁石を配置することで、磁気センサから得ら
れる出力の低下を防ぎ、隣の磁石の磁界の影響を受けな
い広い間隔で磁石を配置した時に得られる出力波形と同
等値もしくは同等値以上の磁気センサからの出力が得ら
れる。このとき使用する第二の磁石が第一の磁石と同じ
ものである場合、隣の磁石の磁界の影響を受けない広い
間隔で磁石を配置した時に得られる出力波形よりも高い
出力波形が得られる。また、第二の磁石の体積または磁
力を第一の磁石よりちいさくすることで、隣の磁石の磁
界の影響を受けない広い間隔で磁石を配置した時に得ら
れる出力波形と同等値で、かつ第一の磁石のそれぞれか
らの検出出力をほぼ等しい大きさにできる。
【0006】
【実施例】本発明に係る樹脂製歯付プーリの実施に際し
て、磁石は、希土類磁石、フェライト磁石、ゴム磁石、
プラスチック磁石等を使用することができる。図1は、
樹脂製歯付プーリの平面図、図2は、樹脂製歯付プーリ
の側面断面図、図3は、第一の磁石からの信号を磁気セ
ンサで検出する様子を示す要部説明図である。
【0007】実施例1 フェノール樹脂製歯付プーリ1のウェブ部2の同一円周
上に、回転角度検出用として第一の磁石3を等間隔で3
個配置した(位置:A,B,C)。また、隣の磁石の磁
界の影響を受けないほぼ180度離れた位置(位置:
D)に、第一の磁石3を1個配置した。これら第一の磁
石3は、いずれも直径5mm、厚み5mm、最大エネルギー
積3.8MGOeのフェライト磁石であり、S極を表面
側にして(磁気センサの方向に向けて)配置した。3個
配置した第一の磁石3の間(位置A,Bの間および位置
B,Cの間)には、第一の磁石と同じ第二の磁石4をN
極を表面側にして(磁気センサの方向に向けて)配置し
た。フェノール樹脂製歯付プーリ1を回転し、図3に示
すように、磁気センサ5を使用して第一の磁石3からの
出力を測定した。このときの磁気センサ5から得られる
出力波形を図4に示す。また、位置A,B,C,Dのそ
れぞれの出力値を表1に示す。
【0008】実施例2 実施例1において、第二の磁石4として、直径3mm、厚
み3mm、最大エネルギー積3.8MGOeのフェライト
磁石を使用し、N極を表面側にして(磁気センサの方向
に向けて)配置した。同様に、磁気センサ5から得られ
る出力波形を図5に示す。また、位置A,B,C,Dの
それぞれの出力値を表1に示す。
【0009】実施例3 実施例1において、第二の磁石4として、直径5mm、厚
み5mm、最大エネルギー積3.0MGOeのフェライト
磁石を使用し、N極を表面側にして(磁気センサの方向
に向けて)配置した。同様に、磁気センサ5から得られ
る出力波形を図6に示す。また、位置A,B,C,Dの
それぞれの出力値を表1に示す。
【0010】従来例 実施例1において、第二の磁石4を配置しない構成とし
た。同様に、磁気センサ5から得られる出力波形を図7
に示す。また、位置A,B,C,Dのそれぞれの出力値
を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】上記実施例において、第一の磁石と第二の
磁石を歯付プーリの樹脂表面から突出しないように配置
すれば、プーリを回転したときに発生する風切り音を小
さくしてプーリ回転に伴う騒音の発生を抑えることがで
きる。
【0013】
【発明の効果】表1および図4〜7から明らかなよう
に、本発明に係る樹脂製歯付プーリは、表面側の極性を
同じにして信号発生部材として同一円周上に配置した第
一の磁石の配置間隔が狭く隣合う磁石の磁界の影響を受
ける場合に、第一の磁石の間に、表面側の極性が第一の
磁石とは反対の第二の磁石を配置することで、磁気セン
サから得られる出力の低下を防ぎ、隣の磁石の磁界の影
響を受けない広い間隔で配置した磁石から得られる出力
波形と同等値もしくは同等以上の値を得ることができ
る。このことから、磁気センサから得られる出力波形を
制御回路にて制御波形に変換する際にノイズフィルタで
カットされることが無くなり、正常な制御波形を得るこ
とができる。第二の磁石の体積を第一の磁石の体積より
小さくするか、第二の磁石の磁力を第一の磁石の磁力よ
り小さくすることにより、隣の磁石の磁界の影響を受け
ない広い間隔で配置した磁石から得られる出力波形と同
等値で、第一の磁石のそれぞれから得られる出力をほぼ
等しい大きさにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂製歯付プーリの実施例を示す
平面図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】樹脂製歯付プーリの磁石からの信号を磁気セン
サで検出する様子を示す要部説明図である。
【図4】実施例1の歯付プーリにおいて磁気センサで検
出した出力波形図である。
【図5】実施例2の歯付プーリにおいて磁気センサで検
出した出力波形図である。
【図6】実施例3の歯付プーリにおいて磁気センサで検
出した出力波形図である。
【図7】従来例の歯付プーリにおいて磁気センサで検出
した出力波形図である。
【符号の説明】
1は樹脂製歯付プーリ 2はウェブ部 3は第一の磁石 4は第二の磁石 5は磁気センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯付プーリのウェブ部もしくはフランジ部
    の同一円周上に回転角度検出用として複数の磁石(第一
    の磁石)を表面の極性を同じにして並べたものにおい
    て、前記複数の第一の磁石の間に、表面を第一の磁石と
    は反対極性にした第二の磁石を配置することを特徴とし
    た樹脂製歯付プーリ。
  2. 【請求項2】第二の磁石の体積が第一の磁石より小さい
    ことを特徴とした請求項1記載の樹脂製歯付プーリ。
  3. 【請求項3】第二の磁石の磁力が第一の磁石より小さい
    ことを特徴とした請求項1記載の樹脂製プーリ。
  4. 【請求項4】第一の磁石と第二の磁石を樹脂表面から突
    出しないように配置したことを特徴とした請求項1ない
    し3のいずれかに記載の樹脂製プーリ。
JP7200292A 1992-03-30 1992-03-30 樹脂製歯付プーリ Pending JPH05272616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200292A JPH05272616A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 樹脂製歯付プーリ

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JP7200292A JPH05272616A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 樹脂製歯付プーリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05272616A true JPH05272616A (ja) 1993-10-19

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ID=13476782

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7200292A Pending JPH05272616A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 樹脂製歯付プーリ

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JP (1) JPH05272616A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010256061A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Denso Corp 回転角度検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010256061A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Denso Corp 回転角度検出装置

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