JPH05272425A - ディーゼル機関の蓄圧式燃料供給装置 - Google Patents

ディーゼル機関の蓄圧式燃料供給装置

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JPH05272425A
JPH05272425A JP4071516A JP7151692A JPH05272425A JP H05272425 A JPH05272425 A JP H05272425A JP 4071516 A JP4071516 A JP 4071516A JP 7151692 A JP7151692 A JP 7151692A JP H05272425 A JPH05272425 A JP H05272425A
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common rail
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄圧室の燃料圧が高圧になると燃料を外部に
溢流させる安全弁を備えた蓄圧式燃料供給装置におい
て、燃料洩れを検出でき、しかも燃料洩れが安全弁によ
るものか燃料供給系の破損によるものかを識別できるよ
うにする。 【構成】 コモンレール圧を目標圧PFに制御するため
の制御量TFが基準値TL未満となって燃料洩れが判定
されると、その後所定時間、目標圧PFを安全弁の閉弁
圧より小さい所定値PCLに設定することにより、コモン
レール圧を低下させて安全弁を閉弁させる(320〜3
80)。次に目標圧PFを安全弁の閉弁圧以上で開弁圧
より小さい所定圧PCHに設定することにより、コモンレ
ール圧を昇圧して(390〜430)、再度燃料洩れの
判定を行なう(440〜470)。そしてこの処理によ
り再度燃料洩れが判定されると、燃料供給系にパイプ割
れ等の異常があると判断して、目標圧PFの上限値PL
を設定する(480)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料供給ポンプから圧
送されてくる燃料を蓄圧室(コモンレール)内に高圧状
態で蓄え、その高圧燃料をディーゼル機関の各気筒に設
けられた燃料噴射弁に供給するディーゼル機関の蓄圧式
燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭59−1658
58号公報に開示されているように、燃料供給ポンプか
ら圧送されてくる燃料を一旦コモンレールに蓄え、これ
を燃料噴射弁を介してディーゼル機関に噴射供給する装
置が知られている。
【0003】そしてこの種の装置においては、コモンレ
ール内の燃料圧力(コモンレール圧)により燃料噴射弁
からの燃料噴射圧が決定されるため、ディーゼル機関の
運転状態(回転速度,負荷等)に基づき目標燃料圧力を
算出し、コモンレール圧がその算出した目標燃料圧力と
なるように燃料供給ポンプからの燃料吐出量をフィード
バック制御している。
【0004】またこの種の装置では、例えば燃料噴射弁
の動作不良や燃料配管の詰まり等により、コモンレール
圧を良好に制御できず、コモンレール圧が異常に上昇す
ることがある。そしてコモンレール圧が異常に上昇する
と、ディーゼル機関への燃料供給量を良好に制御できな
くなるだけでなく、燃料供給ポンプから燃料噴射弁に至
る燃料供給系に過大な圧力が生じ、燃料供給系から燃料
が洩れ出すことがあるので、コモンレール圧が所定の上
限圧力を越えると開弁して燃料を溢流させる安全弁を設
けた装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、コモンレ
ールに高圧燃料を一旦蓄えるようにした装置では、コモ
ンレール圧により燃料噴射圧を制御でき、また燃料噴射
弁の開弁時間及び開弁時期により燃料噴射量及び燃料噴
射時期を夫々制御できるため、燃料噴射ポンプとノズル
からなる一般的な燃料噴射装置に比べて、燃料噴射制御
を緻密に行なうことができる。
【0006】しかし、燃料供給ポンプから燃料噴射弁に
至る燃料供給系においてパイプ割れ等の異常が発生した
場合、コモンレール圧が低下するため、上記フィードバ
ック制御により燃料供給ポンプからの燃料の吐出量が増
加し、これにより燃料の洩れ量が更に増加する、といっ
た悪循環に陥ることがある。
【0007】そこで本願出願人は、こうした燃料供給系
での燃料洩れを特別なセンサを使用することなく速やか
に検出可能な装置として、特願平3−97324号等に
より、燃料ポンプからの燃料吐出量を決定する制御量等
から燃料洩れを判定するようにした装置を提案した。
【0008】ところがこの提案の装置は、燃料ポンプの
制御量等から燃料供給系での燃料洩れを検出するもので
あるため、上記のようにコモンレールに安全弁を設け
て、コモンレール圧が上限圧力を越えたときに燃料を溢
流させるようにした場合には、安全弁の作動によっても
燃料洩れを検出してしまい、燃料洩れが安全弁の作動に
よるものなのか、パイプ割れ等,燃料供給系の破損によ
るものなのかを識別することができなかった。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、上記提案の装置のように燃料供給系での燃料洩れ
を特別なセンサを使用することなく検出することがで
き、しかもその燃料洩れが燃料供給系の破損によるもの
か、或は安全弁の作動によるものかを正確に識別するこ
とのできるディーゼル機関の蓄圧式燃料供給装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、図1に例示する如く、燃料
吐出制御弁により燃料の吐出量を調節可能な燃料供給ポ
ンプと、該燃料供給ポンプから吐出された燃料を高圧状
態で蓄え、高圧燃料をディーゼル機関の各気筒に設けら
れた燃料噴射弁に供給する蓄圧室と、該蓄圧室に設けら
れ、該蓄圧室内の燃料圧力が所定の上限圧力を越えると
開弁して蓄圧室から燃料を溢流させると共に、開弁時に
上記蓄圧室の燃料圧力が所定の下限圧力以下になると閉
弁する常閉型の安全弁と、ディーゼル機関の回転速度及
び負荷を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出
手段にて検出されたディーゼル機関の回転速度及び負荷
に基づき、上記蓄圧室内の目標燃料圧力を算出する目標
燃料圧力算出手段と、該算出された目標燃料圧力に基づ
き上記燃料供給ポンプに備えられた燃料吐出制御弁の基
本制御量を算出する基本制御量算出手段と、上記蓄圧室
内の実燃料圧力を検出する圧力検出手段と、該検出され
た実燃料圧力と上記目標燃料圧力との偏差に基づき上記
基本制御量の補正量を算出する補正量算出手段と、該算
出された補正量と上記基本制御量とに基づき上記燃料吐
出制御弁の目標制御量を算出する目標制御量算出手段
と、を備え、上記燃料吐出制御弁を上記目標制御量に応
じて駆動するよう構成してなるディーゼル機関の蓄圧式
燃料供給装置において、上記燃料吐出制御弁の目標制御
量及び上記補正量の少なくとも一つと予め設定された判
定基準値とを比較して、上記目標制御量又は上記補正量
が判定基準値からずれているとき燃料洩れを判定する第
1の判定手段と、該第1の判定手段にて燃料洩れが判定
されると、所定時間、上記目標燃料圧力算出手段にて算
出される上記蓄圧室内の目標燃料圧力を、上記安全弁が
閉弁する上記下限圧力以下の値に変更する目標燃料圧力
変更手段と、該目標燃料圧力変更手段の動作が終了する
と、上記目標燃料圧力を上記下限圧力より大きく上限圧
力以下の所定圧力に変更して、上記第1の判定手段にて
燃料洩れが判定されているか否かを判断し、上記第1の
判定手段にて燃料洩れが判定されている場合に、燃料供
給ポンプから燃料噴射弁への燃料供給系の破損を判定す
る第2の判定手段と、を設けたことを特徴とするディー
ゼル機関の蓄圧式燃料供給装置を要旨としている。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明の蓄圧式燃料供
給装置においては、まず目標燃料圧力算出手段が、運転
状態検出手段にて検出されたディーゼル機関の回転速度
及び負荷に基づき蓄圧室内の目標燃料圧力を算出する。
すると基本制御量算出手段が、その算出された目標燃料
圧力に基づき燃料供給ポンプに備えられた燃料吐出制御
弁の基本制御量を算出し、補正量算出手段が、圧力検出
手段にて検出された蓄圧室内の実燃料圧力と目標燃料圧
力との偏差に基づき基本制御量の補正量を算出し、目標
制御量算出手段が、その算出された補正量と基本制御量
とに基づき燃料吐出制御弁の目標制御量を算出する。そ
してこの算出された目標制御量に応じて燃料吐出制御弁
を駆動する。この結果、蓄圧室内の燃料圧は、目標燃料
圧力に制御される。
【0012】またこうした制御にもかかわらず、何等か
の異常によって、蓄圧室内の燃料圧力が所定の上限圧力
を越えると、蓄圧室に設けられた安全弁が開弁して、蓄
圧室から燃料を溢流させる。そしてこの状態で、蓄圧室
の燃料圧力が所定の下限圧力以下になると、安全弁が閉
弁する。
【0013】また本発明の蓄圧式燃料供給装置において
は、第1の判定手段が、燃料吐出制御弁の目標制御量及
び補正量の少なくとも一つと予め設定された判定基準値
とを比較して、目標制御量又は補正量が判定基準値から
ずれていれば燃料洩れを判定する。そしてこの第1の判
定手段にて燃料洩れが判定されると、目標燃料圧力変更
手段が、所定時間だけ、目標燃料圧力算出手段にて算出
される目標燃料圧力を、安全弁が閉弁する下限圧力以下
の値に変更し、その後第2の判定手段が、目標燃料圧力
を下限圧力より大きく上限圧力以下の所定圧力に変更し
て、上記第1の判定手段にて燃料洩れが判定されている
か否かを判断し、第1の判定手段にて燃料洩れが判定さ
れている場合に、燃料供給ポンプから燃料噴射弁への燃
料供給系の破損を判定する。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は実施例の蓄圧式燃料噴射装置全体の構成
を表す概略構成図である。図に示す如く本実施例の蓄圧
式燃料噴射装置1は、6気筒のディーゼルエンジン2
と、ディーゼルエンジン2の各気筒に燃料を噴射供給す
る燃料噴射弁(インジェクタ)3と、このインジェクタ
3に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧室(コモンレー
ル)4と、コモンレール4に高圧燃料を圧送する燃料供
給ポンプ5と、これらを制御する電子制御装置(EC
U)6とを備える。
【0015】ECU6は、運転状態検出手段としての回
転速度センサ7及びアクセルセンサ8にて検出されるエ
ンジン回転速度NEやエンジン負荷を表すアクセル開度
AFを取り込み、ディーゼルエンジン2の燃焼状態がこ
の検出された運転状態に応じて最適となるような燃料噴
射圧を実現するための目標燃料圧力(後述の最終目標コ
モンレール圧PF)を算出し、コモンレール4に設けた
圧力検出手段としての圧力センサ9にて検出された実燃
料圧力(実コモンレール圧PA)が目標燃料圧力と一致
するように燃料供給ポンプ5を駆動制御する、コモンレ
ール圧のフィードバック制御を行う。
【0016】燃料供給ポンプ5は、このECU6からの
制御指令に従って、燃料タンク10に蓄えられた燃料を
低圧ポンプ11を経て吸入し、自身の内部にて高圧に加
圧し、この加圧された高圧燃料を供給配管12を介して
コモンレール4に圧送する。各インジェクタ3は、配管
13によって、高圧燃料を蓄圧したコモンレール4と連
結されている。そして、各インジェクタ3に配設された
コントロール弁14を開閉動作することで、このコモン
レール4にて蓄圧されて目標燃料圧力となった高圧燃料
が、ディーゼルエンジン2の各気筒の燃焼室へ噴射され
る。このインジェクタ3のコントロール弁14の開閉動
作は、ECU6からのインジェクタ制御指令に基づいて
実行される。このインジェクタ制御指令は燃料噴射量や
燃料噴射時期を調節するためのものであって、回転速度
センサ7やアクセルセンサ8等からの検出信号に基づい
て算出され、回転速度センサ7や後述の気筒判別センサ
38等の検出値に基づいて、所定のタイミングでECU
6から出力される。なお、燃料供給ポンプ5に対する制
御指令も回転速度センサ7や後述の気筒判別センサ38
等からの検出値に基づいた所定のタイミングで出力され
る。
【0017】次に、燃料供給ポンプ5の構成を図3及び
図4に基づき説明する。燃料供給ポンプ5は、ハウジン
グ20と、その下端部に配設されたカム室30と、ハウ
ジング20内に配設されたポンプシリンダ21と、ポン
プシリンダ21に連通し、前記低圧ポンプ11から低圧
燃料の供給を受ける導入管22と、ポンプシリンダ21
の上端部に螺着された燃料吐出制御弁としての電磁弁6
0とを備える。
【0018】ポンプシリンダ21の内部にはプランジャ
23が液密を保って摺動自在に嵌挿されている。プラン
ジャ23は円柱形状をなし、その上端面はポンプシリン
ダ21の内周面とによりポンプ室24を形成する。ポン
プシリンダ21には、コモンレール4への供給配管12
が連結される吐出孔41が穿設されている。
【0019】また、ポンプシリンダ21とハウジング2
0との間には燃料溜26が形成され、導入管22からハ
ウジング20内へ導入された低圧燃料はここへ溜るよう
になっている。なお、燃料溜26は、ポンプ室24から
溢流する燃料の逃がしとしても作用する。
【0020】吐出孔41は、逆止弁42を介して吐出口
45に連通している。ポンプ室24で加圧された燃料
は、この逆止弁42の弁体43を、リターンスプリング
44の付勢力やコモンレール圧に抗して押し開くこと
で、吐出口45から供給配管12を通り、コモンレール
4に圧送されるのである。
【0021】プランジャ23の下端部は弁座35に連結
され、弁座35はプランジャスプリング27によりカム
ローラ33を備えたタペット34に押圧されている。カ
ム室30内には、ディーゼルエンジン2の回転速度の1
/2で回転するカム軸31が挿通され、カム軸31には
カムローラ33と接触するカム32が固定されている。
そして、カム軸31の回転によりプランジャ23は、カ
ムローラ33,タペット34を介してカム32のカムプ
ロフィルに沿って上下に往復動する。
【0022】カム32は、カムプロフィルのプランジャ
23の下死点をカム角度0度とすると、カム角度0度か
ら約30度程度までの間をカム32の外側に中心を有す
る曲率R1 の円弧状の凹曲面32cと、カム32の内側
に曲率の中心を有する曲面32dとからなり、カム角度
90度でプランジャ23が上死点に至る様なカムプロフ
ィルを有するほぼ楕円形状のものである。
【0023】ポンプシリンダ21の上端に螺着された電
磁弁60は、ポンプ室24に開口する低圧通路61を開
閉する弁体62を備えている。弁体62は、いわゆる外
開弁である。従って、弁体62は、通常はスプリング6
5によりポンプ室24内へ開いた状態となって低圧通路
61を開口する状態にあり、通電されるとスプリング6
5の付勢力に抗して移動し、低圧通路61とポンプ室2
4とを遮断する状態になる。また、弁体62は、ポンプ
室24の内部の燃料圧力を閉弁方向の圧力として受ける
ことになるので、燃料圧力が高くなるほど閉弁時のシー
ル性が良くなる。
【0024】この弁体62によって開閉される低圧通路
61は、ギャラリー63及び通路64を介して燃料溜2
6に連通している。一方、プランジャ23は、カム軸3
1の回転に伴ってポンプシリンダ21内を上下動する。
なお、プランジャ23の下降は、プランジャスプリング
27の復帰力によってなされる。
【0025】プランジャ23が下降する際に、通常開弁
状態にある電磁弁60を介して、低圧燃料が燃料溜26
からポンプ室24へと吸入される。ポンプ室24へ吸入
された燃料はプランジャ23の上昇に伴って加圧傾向に
なるが、電磁弁60が通電されていない場合は、低圧通
路61,ギャラリー63及び通路64を通って燃料溜2
6に溢流し、ポンプ室24内の燃料の実質的な加圧は行
われない。
【0026】これに対し、プランジャ23の上昇中に電
磁弁60に通電がなされると、弁体62が低圧通路61
を遮断するため、ポンプ室24内の燃料は溢流すること
ができなくなり、加圧され始める。そして、ポンプ室2
4内の燃料圧力が上昇して、逆止弁42のリターンスプ
リング44の付勢力及び弁体43に加わっているコモン
レール4の圧力に打ち勝つと、逆止弁42が押し開か
れ、高圧燃料が吐出孔41,吐出口45及び供給配管1
2を通ってコモンレール4へ圧送される。
【0027】カム軸31には、図4に示す様に、一つの
タイミングギヤ36と、ディーゼルエンジン2の気筒数
の1/2の個数の燃料供給ポンプ5(本実施例において
は3個)とが配設される。なお、図では便宜的に、燃料
供給ポンプの一つは省略し、2個の燃料供給ポンプ5
a,5bだけを示している。また、図3に示したものと
同じ構成には、それぞれ添字a,bを付してあるので、
それら添字a,bの付された構成の詳細な構造等は図3
を参照されたい。
【0028】タイミングギヤ36には、合計6個の突起
37が配設されている。また、タイミングギヤ36と近
接対向して、電磁ピックアップからなる気筒判別センサ
38が設けられている。タイミングギヤ36に設けられ
た突起37は、カム軸31が1回転する間の各カム32
a,32b、…の作用によって、各高圧ポンプ5a,5
b,…で実行されるプランジャ23a,23b,…の上
昇行程の開始タイミング(即ち、下死点到達時期)を気
筒判別センサ38にて検出するためのものである。この
気筒判別センサ38で検出されたタイミング信号は、E
CU6に入力される。
【0029】ECU6は、この気筒判別センサ38によ
るタイミング信号に基づいて電磁弁60a,60b,…
へ駆動パルスを出力する。この駆動パルスは、図5に示
す様に、プランジャ23の下死点位置で検出されるタイ
ミング信号を基準パルスとして、所定期間(後述の通電
開始時期)TFだけ遅れて出力される。この駆動パルス
によって、電磁弁60への通電が開始され、電流の立上
がりの関係で期間TCだけ遅れて弁体62の閉弁が実行
される。その後は、プランジャ23の上昇に伴うポンプ
室24の圧力上昇によって弁体62の閉弁状態が維持さ
れるから、駆動パルスは短い期間TONが経過するとオ
フにされ、消費電力の節約がなされている。外開弁故の
利点である。
【0030】こうして弁体62が閉弁した後、プランジ
ャ23が上死点に至るまでの期間がポンプ室24内の燃
料加圧期間となり、図示ハッチングの部分の面積に比例
する量の燃料がコモンレール4へと圧送されることにな
る。従って、この図において、ハッチング面積が大きく
なるように、駆動パルスの出力時期を早くすればより多
くの燃料がコモンレール4へ圧送され、逆に出力時期を
遅くすればコモンレール4への燃料圧送量が減少する。
つまり、コモンレール4の圧力は、駆動パルスの出力時
期(通電開始時期TF)によって調節することができる
のである。
【0031】一方、本実施例のコモンレール4には、図
1に示す如く、コモンレール圧が所定の上限圧力を越え
たときに開弁して、コモンレール4内の燃料を燃料タン
ク10に溢流させる安全弁70が設けられている。以
下、この安全弁70の構成を図6を用いて説明する。
【0032】図6(a)に示す如く、安全弁70は、中
空円筒状に形成されたハウジング72と、ハウジング7
2内に摺動自在に設けられた弁体74とを備えている。
そしてハウジング72の一方の開放端には、コモンレー
ル4に接続される接続管75がガスケット76を介して
ねじ込まれ、他方の開放端には、燃料タンク10に接続
されるパイプ78がガスケット79を介してねじ込まれ
ている。
【0033】また弁体74とパイプ78との間には、ス
プリング80が設けられており、弁体74は、このスプ
リング80により、接続管75側に付勢されている。ま
たスプリング80は、弁体74の開弁圧調整用のシム8
0aを介して弁体74に当接されている。
【0034】一方、接続管75には、内部通路82が形
成されており、ハウジング72内には、この内部通路8
2を介してコモンレール4内の高圧燃料が導入される。
図6(b)に示すように、内部通路82のハウジング7
2側端部は、絞り通路82aとして形成され、この絞り
通路82aの開口部には、弁体74に保持されたボール
弁84によって開閉されるテーパ状のシート面82bが
形成されている。
【0035】また、弁体74と接続管75との間には、
燃料溜り室86が形成されており、弁体74の燃料溜り
室86側の端部外周には、図6(c)に示す如く、90
°間隔に軸方向に4つの縦溝74aが形成されている。
またハウジング72の内周には、環状の溝72aが形成
されており、弁体74がスプリング80の付勢力に抗し
て所定量移動すると、弁体74に形成された縦溝74a
がこの環状溝72aに連通する。また更に、弁体74の
スプリング80側の端部外周には、図6(d)に示す如
く、90°間隔に軸方向に4つの連通溝74bが形成さ
れており、開弁後の燃料の流出通路が確保されている。
【0036】このように構成された安全弁70は、次の
ように動作する。まず、コモンレール圧がスプリング8
0によって規定されるボール弁84の開弁圧以下の場合
には、ボール弁84はシート面82bに着座している。
この状態で、コモンレール圧が上昇して、ボール弁84
の開弁圧(上限圧力)を越えると、ボール弁84は、こ
のコモンレール圧によりスプリング80の付勢力に抗し
て移動し、シート面82bを開く。するとコモンレール
圧は弁体74全体に加わるため、弁体74はスプリング
80の付勢力に抗して急速に移動し、その移動量が所定
量に達すると、弁体74の縦溝74aがハウジング72
の環状溝72aに連通する。この結果、内部通路82か
ら導入されたコモンレール4内の燃料は、一斉に低圧側
に逃され、瞬時の内にコモンレール圧が低下する。
【0037】またこうしたボール弁84の移動により、
コモンレール圧が低下し、その圧力が、弁体74の閉弁
圧(下限圧力)と略釣り合った状態となると、弁体74
の縦溝74aとハウジング72の環状溝72aとが非連
通状態となって、燃料が燃料溜り室86に保持される。
このためコモンレール圧は弁体74の閉弁圧近傍の一定
圧力に保たれ、コモンレール圧がこの閉弁圧以下になる
と、ボール弁84がスプリング80の付勢力によってシ
ート面82bに着座する。
【0038】つまり、安全弁70は、コモンレール圧が
所定の上限圧力を越えると開弁して、コモンレール4内
の燃料を燃料タンク10に溢流させて、コモンレール圧
を所定の下限圧力近傍の一定圧力に保持し、その後コモ
ンレール圧が下限圧力以下になると閉弁する。
【0039】次に、コモンレール圧及び燃料噴射量を制
御するためにECU6にて実行される制御量算出処理に
ついて、図7及び図8に示すフローチャートに沿って説
明する。制御量算出処理は、ECU6にて繰り返し実行
される処理であり、図7に示すように、まずステップ1
10にて、回転速度センサ7からの検出信号に基づき算
出したエンジン回転速度NEと、アクセルセンサ8から
の検出信号に基づき算出したアクセル開度AFとに基づ
き、図9に示す如き目標燃料噴射量算出マップを用いて
目標燃料噴射量QSを算出する。また続くステップ12
0では、この算出した目標燃料噴射量QSとエンジン回
転速度NEとに基づいて、図10に示す如き目標コモン
レール圧算出マップを用いてコモンレール4内の目標燃
料圧力,即ち目標コモンレール圧PSを算出する、制御
目標算出手段としての処理を実行する。
【0040】次にステップ130では、後述の燃料洩れ
判定処理にてパイプ割れ等の燃料供給系の破損が判定さ
れたときにセットされるフラグKがセットされているか
否かを判断する。そしてこのフラグKがリセット状態で
あれば、ステップ140に移行して、上記ステップ12
0にて求めた目標コモンレール圧PSを、制御に実際に
用いる最終目標コモンレール圧(図には最終目標圧力と
記載)PFとして設定する。
【0041】一方、フラグKがセットされており、現在
燃料供給系の破損に伴う燃料洩れが発生している場合に
は、ステップ150に移行する。そしてステップ150
では、上記ステップ120にて求めた目標コモンレール
圧PSと、後述の燃料洩れ判定処理にて設定されたコモ
ンレール圧の上限値PLとを比較し、その小さい方を制
御に用いる最終目標コモンレール圧PFとして設定す
る。
【0042】こうして、燃料噴射制御のための目標燃料
噴射量QS,最終目標コモンレール圧PFが算出される
と、今度はステップ160に移行し、上記算出した最終
目標コモンレール圧PFと目標燃料噴射量QSとに基づ
き、図11に示す如き基本通電開始時期算出マップを用
いて、電磁弁60の基本通電開始時期TSを算出する、
基本制御量算出手段としての処理を実行する。
【0043】また続くステップ170では、圧力センサ
9からの検出信号に基づき実コモンレール圧PAを検出
し、この値PAと最終目標コモンレール圧PFとの偏差
(PA−PF)に基づき、予め設定された演算式{TB
=f(PA−PF)}を用いて基本通電開始時期TSに
対するフィードバック補正量TBを算出する、補正量算
出手段としての処理を実行する。
【0044】そして続くステップ180では、このフィ
ードバック補正量TBと基本通電開始時期TSとを加算
することにより、電磁弁60を実際に駆動するのに使用
する目標通電開始時期TFを算出する、目標制御量算出
手段としての処理を実行する。
【0045】このように燃料供給ポンプ5からの燃料吐
出量を制御する電磁弁60の目標通電開始時期TFが算
出されると、今度はステップ190に移行して、現在デ
ィーゼルエンジン2を始動するスタータがON状態で、
エンジン回転速度NEが所定値以下であるか否かによっ
て、ディーゼルエンジン2の始動時を判定する。そして
このステップ190にてディーゼルエンジン2の始動時
が判定されると、ステップ200にて、燃料洩れの判定
に使用するカウンタNをクリアし、更にステップ210
にてフラグKをリセットした後、再度ステップ110に
移行する。
【0046】次にステップ190にてディーゼルエンジ
ン2の始動時が判定されなければ、続くステップ220
に移行し、現在ディーゼルエンジン2は加速中であるか
否かを判定する。この加速判定は、アクセル開度AFの
時間当りの変化率△AFが所定値を超えたか否かによっ
て加速突入を検出し、その加速突入から所定時間経過す
るまでの期間を、ディーゼルエンジン2が加速中である
と判定する、といった手順で行なわれ、このステップ2
20にて、ディーゼルエンジン2が加速中であると判定
されると、ステップ230にてカウンタNをクリアした
後、ステップ110に移行する。
【0047】一方、ステップ220にて、ディーゼルエ
ンジン2が加速中でないと判定されると、ステップ24
0に移行し、ステップ180で求めた電磁弁60の目標
通電開始時期TFが予め設定された燃料洩れ判定用の基
準値TL未満であるかを判定する。そして目標通電開始
時期TFが基準値TL未満でなければ、燃料洩れは発生
していないと判断して、上記ステップ200及びステッ
プ210を実行した後、ステップ110に移行し、逆に
目標通電開始時期TFが基準値TL未満であれば、燃料
洩れが発生している虞があると判断して、ステップ25
0に移行する。
【0048】なお上記ステップ190及びステップ22
0の処理は、ディーゼルエンジン2の始動時や加速時に
は目標コモンレール圧PSが急変(増加)し、最終目標
コモンレール圧PFと実コモンレール圧PAとの差が大
きくなって、ステップ240にて燃料洩れを誤判定する
可能性があるので、こうしたディーゼルエンジン2の運
転条件下では、ステップ240の判定処理を禁止するた
めに実行される処理である。
【0049】次にステップ250では、カウンタNが所
定値10であるか否かを判断し、カウンタNが所定値1
0でなければ、ステップ260にてカウンタNをインク
リメントした後、ステップ110に移行し、カウンタN
が所定値10であれば、燃料供給系で燃料洩れが発生し
ていると判定して、ステップ270に移行し、燃料洩れ
が安全弁70の開弁によるものか或は燃料供給系の破損
によるものかを判定するための燃料洩れ判定処理を実行
する。
【0050】なおステップ250の処理は、ステップ2
40及びステップ260の処理と共に、前述の第1の判
定手段を構成しており、本実施例では、このステップ2
50の処理により、ステップ240にて燃料洩れが10
回継続して判定されたときに、燃料洩れが確実に発生し
ていると判定して、ステップ270の燃料洩れ判定処理
を実行するようにしている。
【0051】次に、ステップ270の燃料洩れ判定処理
は、図8に示す如く実行される。なお、以下の説明にお
いて、′及び″を付した符号は、当該処理実行時に算出
される値を表しており、エンジン制御のために、図7に
示した符号と全く同様に使用されるものである。
【0052】図8に示すように、燃料洩れ判定処理が開
始されると、まずステップ310にてカウンタN及びカ
ウンタMをリセットし、続くステップ320にて、上記
ステップ110と同様、エンジン回転速度NEとアクセ
ル開度AFとに基づき目標燃料噴射量QS′を算出す
る。また次にステップ330では、最終目標コモンレー
ル圧PF′として、予め設定された安全弁70の閉弁圧
力より低い所定圧力PCLを設定する、目標燃料圧力変更
手段としての処理を実行する。
【0053】こうして、目標燃料噴射量QS′,最終目
標コモンレール圧PF′が設定されると、今度はステッ
プ340に移行して、上記ステップ160と同様、最終
目標コモンレール圧PF′と目標燃料噴射量QS′とに
基づき電磁弁60の基本通電開始時期TS′を算出す
る、基本制御量算出手段としての処理を実行する。
【0054】また次にステップ350では、上記ステッ
プ170と同様、実コモンレール圧PAと今回算出した
最終目標コモンレール圧PF′との偏差(PA−P
F′)に基づき、上記基本通電開始時期TS′に対する
フィードバック補正量TB′を算出する、補正量算出手
段としての処理を実行する。
【0055】そして続くステップ360では、上記ステ
ップ180と同様、この算出したフィードバック補正量
TB′と基本通電開始時期TS′とを加算することによ
り、目標通電開始時期TF′を算出する、目標制御量算
出手段としての処理を実行する。
【0056】このように電磁弁60の目標通電開始時期
TF′が算出されると、今度は上記ステップ320〜3
60の一連の処理を10回実行したかどうかを判断する
ために、上記ステップ310でリセットしたカウンタM
が所定値10となったか否かを判断する。そしてカウン
タMが所定値10となっていなければ、ステップ380
に移行して、カウンタMをインクリメントした後、再度
ステップ320に移行し、逆にカウンタMが所定値10
となっていれば、続くステップ390に移行する。
【0057】ここで上記ステップ320〜ステップ38
0の処理は、ステップ320〜ステップ360の処理を
所定回(本実施例では10回)繰返し行なうことによ
り、図12の領域aに示す如く、実コモンレール圧PA
を、安全弁70の閉弁圧より低い所定圧力PCLに設定し
た最終目標コモンレール圧PF′に制御するための処理
であり、この処理により、実コモンレール圧PAが安全
弁70の閉弁圧より低い所定圧力PCLとなって、安全弁
70が必ず閉弁状態となる。
【0058】次にステップ390では、上記ステップ1
10及びステップ320と同様、エンジン回転速度NE
とアクセル開度AFとに基づき目標燃料噴射量QS″を
算出する。また続くステップ400では、最終目標コモ
ンレール圧PF″として、安全弁70の閉弁圧力より大
きく開弁圧力より低い所定圧力PCHを設定する。そして
続くステップ410では、上記ステップ160及びステ
ップ340と同様、最終目標コモンレール圧PF″と目
標燃料噴射量QS″とに基づき電磁弁60の基本通電開
始時期TS″を算出する、基本制御量算出手段としての
処理を実行する。
【0059】また次にステップ420では、上記ステッ
プ170及びステップ350と同様、実コモンレール圧
PAと今回算出した最終目標コモンレール圧PF″との
偏差(PA−PF″)に基づき、上記基本通電開始時期
TS″に対するフィードバック補正量TB″を算出す
る、補正量算出手段としての処理を実行し、続くステッ
プ430では、上記ステップ180及びステップ360
と同様、今回算出したフィードバック補正量TB″と基
本通電開始時期TS″とを加算することにより、目標通
電開始時期TF″を算出する、目標制御量算出手段とし
ての処理を実行する。
【0060】このように電磁弁60の目標通電開始時期
TF″が算出されると、今度はステップ440に移行し
て、上記ステップ240〜ステップ260と同様に第1
の判定手段としての処理を実行する。即ち、まずステッ
プ440にて、上記ステップ240と同様、今回算出し
た目標通電開始時期TF″が予め設定された燃料洩れ判
定用の基準値TL未満であるかを判定する。そして目標
通電開始時期TF″が基準値TL未満でなければ、燃料
洩れは発生していないと判断して、ステップ450にて
カウンタN及びフラグKをリセットした後、当該燃料洩
れ判定処理を終了する。一方、目標通電開始時期TF″
が基準値TL未満であれば、燃料洩れが発生している虞
があると判断して、ステップ460に移行する。そして
ステップ460では、上記ステップ250と同様、カウ
ンタNが所定値10であるか否かを判断し、カウンタN
が所定値10でなければ、ステップ470にてカウンタ
Nをインクリメントした後、再度ステップ390に移行
し、カウンタNが所定値10であれば、燃料洩れが発生
していると判断して、ステップ480に移行する。
【0061】つまり上記ステップ390〜ステップ47
0の一連の処理は、前述の第2の反転手段に相当する処
理であり、まず最終目標コモンレール圧PF″に、安全
弁70の閉弁圧力より大きく開弁圧力より低い所定圧力
PCHを設定することにより、図12の領域bに示す如
く、実コモンレール圧PAを所定圧力PCHまで昇圧さ
せ、この状態で、ステップ310〜ステップ380の処
理により先に安全弁70を閉弁状態にしたにもかかわら
ず、第1の判定手段としてのステップ440〜ステップ
470により燃料洩れが判定されたか否かを判断するこ
とにより、燃料洩れが、パイプ割れ等,燃料供給系の破
損によるものであるか否かを判断している。
【0062】そしてこの一連の処理により、燃料洩れは
安全弁70の開弁によるものではなく、燃料供給系の破
損によるものであると判断すると、ステップ480に移
行して、フラグKをセットすると共に、燃料洩れ判定用
の基準値TLから目標通電開始時期TF″を減じること
により燃料洩れ程度△Tを求め、この燃料洩れ程度△T
に基づき、予め設定された演算式{PL=f(△T)}
を用いて、燃料洩れ程度△Tが大きくなる程小さな値と
なるようにコモンレール圧の上限値PLを算出し、当該
燃料洩れ判定処理を終了する。
【0063】以上説明したように本実施例では、ステッ
プ110〜ステップ260の一連の処理により燃料供給
系での燃料洩れが判定されると、ステップ310〜ステ
ップ380にて、最終目標コモンレール圧PFを安全弁
70の閉弁圧より小さい所定圧力PCLに設定することに
より、一旦、実コモンレール圧PAをその圧力PCLに制
御して安全弁70を閉弁させ、その後、ステップ390
〜ステップ470にて、最終目標コモンレール圧PFを
安全弁70の閉弁圧力より大きく開弁圧力より低い所定
圧力PCHに設定することにより、実コモンレール圧PA
をその圧力PCHまで昇圧させ、再度燃料洩れを判定する
ことにより、先に判定した燃料洩れが安全弁70の開弁
によるものであったか、或は燃料供給系の破損によるも
のであったかを判断するようにしている。このため本実
施例によれば、パイプ割れ等による燃料洩れを正確に判
定することができる。
【0064】また本実施例では、燃料供給系の破損によ
る燃料洩れを判定した場合には、ステップ480にて、
目標通電開始時期TFと基準値とから燃料洩れ程度△T
を求め、その値△Tに基づき、燃料洩れ程度△Tが大き
くなる程小さくなるよう上限値PLを決定し、最終目標
コモンレール圧PFをこの上限値PL以下に制限してい
る。このため、本実施例によれば、パイプ割れ等の発生
時には、コモンレール圧PAの上昇、延いては燃料供給
ポンプ5からの燃料吐出量を抑制して、燃料の外部への
洩れ量を減少させることができ、安全性を確保すること
が可能となる。
【0065】ここで上記実施例では、燃料洩れを判定し
て安全弁70を閉弁させた後、実コモンレール圧PAを
昇圧させるために、ステップ400において、最終目標
コモンレール圧PFに予め設定された所定圧力PCHを設
定するようにしたが、この圧力PCHとしては、例えばエ
ンジン回転速度NEやアクセル開度AF等に応じて設定
するようにしてもよい。
【0066】また上記実施例では、燃料供給系の破損に
よる燃料洩れを判定した場合に、最終目標コモンレール
圧PFを上限値PL以下に制限する装置について説明し
たが、例えばステップ460にて燃料供給系の破損によ
る燃料洩れを判定した場合には、こうした最終目標コモ
ンレール圧PFの制限と同時に、赤色の警告灯を点灯す
るようにし、またこれより前にステップ250にて燃料
洩れを判定した際には、黄色の警告灯を点灯するように
すれば、安全弁70の開弁による燃料洩れと、燃料供給
系の破損による燃料洩れとを、各々識別可能に運転者に
報知することができ、より安全性を向上できる。なお運
転者への警告は、こうした警告灯の点灯以外に、ブザー
や文字表示等によっても行なうことができる。
【0067】また次に上記実施例では、目標通電開始時
期TFを用いて燃料洩れを判定したが、フィードバック
補正量TBが所定値以上か否かによって燃料洩れを判定
するようにしてもよく、またこれらの組み合わせによ
り、燃料洩れを判定するようにしてもよい。
【0068】また更に上記実施例では、燃料洩れ判定時
に、制御目標となる最終目標コモンレール圧PFがこの
上限値PL以下になるように制限することにより、燃料
の洩れを抑制するようにしたが、燃料洩れ判定時には、
目標燃料噴射量QSの上限を制限するようにしてもよ
く、またこの目標燃料噴射量QSの算出動作を、エンジ
ン回転速度NEが所定のアイドル回転速度となるように
算出する、周知のアイドルスピードコントロール(IS
C)或いはファーストアイドル制御等のエンジン回転フ
ィードバック制御に切り替えるようにしてもよく、更に
これら各制御を組み合わせて実行するようにしてもよ
い。
【0069】なお、目標燃料噴射量QSの上限を制限す
る場合には、例えば上記実施例と同様に、燃料洩れ程度
△Tに基づき目標燃料噴射量QSの上限値QLを設定
し、目標燃料噴射量QSがこの上限値QLを越えないよ
うにする方法、図8に示した目標燃料噴射量算出マップ
を用いて目標燃料噴射量QSを求める際に使用するアク
セル開度AFの上限を例えば50%以下に制限する方
法、或いは目標燃料噴射量算出マップの特性を変更する
方法等、種々の方法が適用できる。また上記のように目
標燃料噴射量QSの算出動作をエンジン回転フィードバ
ック制御に切り替えるようにした場合、ディーゼルエン
ジン2の加速は禁止されるが、低速回転できるので、デ
ィーゼルエンジン2が車両に搭載されている場合には、
燃料洩れ発生時に車両を待避走行させることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄圧式燃
料供給装置においては、一旦燃料洩れを判定すると、そ
の後所定時間だけ、目標燃料圧力を安全弁が閉弁する下
限圧力以下の値に変更することにより安全弁を閉弁さ
せ、その後目標燃料圧力を安全弁が閉弁する下限圧力よ
り大きく安全弁が開弁する上限圧力以下の所定圧力に変
更して、再度燃料洩れを判定することにより、燃料供給
ポンプから燃料噴射弁への燃料供給系の破損を判定する
ようにしている。このため本発明によれば、燃料供給系
での燃料洩れを特別なセンサを使用することなく検出す
ることができると共に、その燃料洩れが、安全弁の作動
によるものなのか、或は、パイプ割れ等,燃料供給系の
破損によるものなのかを正確に識別することができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例の蓄圧式燃料噴射装置全体の構成を表
す概略構成図である。
【図3】 燃料供給ポンプの構成を表す断面図である。
【図4】 燃料供給ポンプの構成を模式化した模式図で
ある。
【図5】 燃料供給ポンプの作動を説明するタイミング
チャートである。
【図6】 安全弁の構成を説明する説明図である。
【図7】 ECUにて実行される制御量算出処理を表す
フローチャートである。
【図8】 図7のステップ270にて実行される燃料洩
れ判定処理を表すフローチャートである。
【図9】 目標燃料噴射量算出用のマップを表す線図で
ある。
【図10】 目標コモンレール圧算出用のマップを表す
線図である。
【図11】 基準通電開始時期算出用のマップを表す線
図である。
【図12】 燃料洩れ判定処理実行時の実コモンレール
圧の変化を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…蓄圧式燃料噴射装置 2…ディーゼルエンジン
3…インジェクタ 4…コモンレール 5…燃料供給ポンプ 6…EC
U 7…回転速度センサ 8…アクセルセンサ 9…圧
力センサ 60…電磁弁 70…安全弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料吐出制御弁により燃料の吐出量を調
    節可能な燃料供給ポンプと、 該燃料供給ポンプから吐出された燃料を高圧状態で蓄
    え、高圧燃料をディーゼル機関の各気筒に設けられた燃
    料噴射弁に供給する蓄圧室と、 該蓄圧室に設けられ、該蓄圧室内の燃料圧力が所定の上
    限圧力を越えると開弁して蓄圧室から燃料を溢流させる
    と共に、開弁時に上記蓄圧室の燃料圧力が所定の下限圧
    力以下になると閉弁する常閉型の安全弁と、 ディーゼル機関の回転速度及び負荷を検出する運転状態
    検出手段と、 該運転状態検出手段にて検出されたディーゼル機関の回
    転速度及び負荷に基づき、上記蓄圧室内の目標燃料圧力
    を算出する目標燃料圧力算出手段と、 該算出された目標燃料圧力に基づき上記燃料供給ポンプ
    に備えられた燃料吐出制御弁の基本制御量を算出する基
    本制御量算出手段と、 上記蓄圧室内の実燃料圧力を検出する圧力検出手段と、 該検出された実燃料圧力と上記目標燃料圧力との偏差に
    基づき上記基本制御量の補正量を算出する補正量算出手
    段と、 該算出された補正量と上記基本制御量とに基づき上記燃
    料吐出制御弁の目標制御量を算出する目標制御量算出手
    段と、 を備え、上記燃料吐出制御弁を上記目標制御量に応じて
    駆動するよう構成してなるディーゼル機関の蓄圧式燃料
    供給装置において、 上記燃料吐出制御弁の目標制御量及び上記補正量の少な
    くとも一つと予め設定された判定基準値とを比較して、
    上記目標制御量又は上記補正量が判定基準値からずれて
    いるとき燃料洩れを判定する第1の判定手段と、 該第1の判定手段にて燃料洩れが判定されると、所定時
    間、上記目標燃料圧力算出手段にて算出される上記蓄圧
    室内の目標燃料圧力を、上記安全弁が閉弁する上記下限
    圧力以下の値に変更する目標燃料圧力変更手段と、 該目標燃料圧力変更手段の動作が終了すると、上記目標
    燃料圧力を上記下限圧力より大きく上限圧力以下の所定
    圧力に変更して、上記第1の判定手段にて燃料洩れが判
    定されているか否かを判断し、上記第1の判定手段にて
    燃料洩れが判定されている場合に、燃料供給ポンプから
    燃料噴射弁への燃料供給系の破損を判定する第2の判定
    手段と、 を設けたことを特徴とするディーゼル機関の蓄圧式燃料
    供給装置。
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