JPH05272378A - エンジンの燃料噴射量制御方法 - Google Patents

エンジンの燃料噴射量制御方法

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JPH05272378A
JPH05272378A JP6810992A JP6810992A JPH05272378A JP H05272378 A JPH05272378 A JP H05272378A JP 6810992 A JP6810992 A JP 6810992A JP 6810992 A JP6810992 A JP 6810992A JP H05272378 A JPH05272378 A JP H05272378A
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JP
Japan
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engine
fuel injection
control
cylinder
mode
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Application number
JP6810992A
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English (en)
Inventor
Masaaki Furuyama
雅章 古山
Yoshihiko Miyaji
好彦 宮地
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05272378A publication Critical patent/JPH05272378A/ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動/停止を短時間に繰返し行っても点火プ
ラグのくすぶりを有効に回避することができるようにす
る。 【構成】 燃料噴射量を算出する際の補正項であるライ
ンオフ燃料係数KPKBAをリードメモリスイッチが接続さ
れた状態のときには冷却水温度TW に基づいて1.0よ
りも低い値で設定し、リードメモリスイッチが非接続状
態のときには1.0に設定する。その結果、リードメモ
リスイッチが接続されたエンジンチェックモード時の燃
料噴射量が非接続状態の一般制御モード時に比し減量さ
れた値で設定されるため、短時間に始動/停止を繰返し
ても空燃比が過濃とならず点火プラグのくすぶりを防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査ライン等でエンジ
ンの始動/停止を繰返し行っても点火プラグのくすぶり
を回避することのできるエンジンの燃料噴射量制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工場のラインエンドである検
査ライン、あるいは、ディーラでの検査においては暖機
未完の状態のまま再始動を繰返し行ってエンジン状態を
チェックすることが多い。
【0003】このような、いわゆるエンジンチェックモ
ード下での運転であっても、燃料噴射量はそのときのエ
ンジン回転数、冷却水温に代表されるエンジン温度など
エンジン状態を特定するパラメータに基づいて設定され
る。
【0004】ユーザの使用態様である一般制御モードに
おいては極短時間での始動/停止を繰返す操作を行うこ
とはほとんどないので問題とすることはないが、エンジ
ンチェックモードにおいては短時間に再始動を繰返すこ
とが多く、再始動を繰返すと、空燃比が過濃となり、ま
た、点火プラグが自己清浄作用を得ることのできる温度
まで十分に上昇していないため、この点火プラグに液状
燃料が付着し易くなり、くすぶりが生じて再始動性が困
難になり、エンジンチェックに支障を来すことがある。
【0005】例えば、特開昭63−55348号公報に
は、点火プラグのくすぶりを防止するため、燃料の噴射
タイミングを一定周期ごとに変化させ、特定の点火プラ
グのみに液状燃料がかかり続けるのを回避する技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、極短時間に始
動/停止を繰返し行った場合、燃料の噴射タイミングを
一定周期ごとに変化させても残留付着燃料によって点火
プラグにくすぶりが生じ易く、くすぶり回避の有効な手
段とは言い難い。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンチェックモードにおいてエンジンの始動/
停止を繰返し行っても点火プラグのくすぶりを有効に回
避することのできるエンジンの燃料噴射量制御方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるエンジンの燃料噴射量制御方法は、一般制
御モードかエンジンチェックモードかを判断する手順
と、エンジンチェックモードと判断した場合、燃料噴射
量を一般制御モードに比し減量した値で設定する手順と
を備えたもので、好ましくは、エンジンチェックモード
時の減量率をエンジン温度に基づいて設定するとよい。
【0009】
【作 用】本発明によるエンジンの燃料噴射量制御方法
は、チェックモードスイッチの接続状態などから一般制
御モードかエンジンチェックモードかを判断し、エンジ
ンチェックモードと判断した場合、燃料噴射量を決定す
る補正係数あるいは基本値などを一般制御モードに比し
低い値に設定して、上記燃料噴射量を減量させる。その
結果、エンジンチェックモードにおいて始動/停止を繰
返し行っても空燃比が過濃とならず点火プラグのくすぶ
りを有効に回避することができる。
【0010】また、好ましくはエンジンチェックモード
時の減量率をエンジン温度に基づいて設定すれば、短時
間の始動/停止の繰返しであってもより有効に点火プラ
グのくすぶりを回避することができ、良好な再始動性を
得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図面は本発明の一実施例を示し、図1〜図
4は燃料噴射量設定ルーチンを示すフローチャート、図
5は気筒判別およびエンジン回転数算出ルーチンを示す
フローチャート、図6は始動時燃料噴射および通常時燃
料噴射開始時期設定ルーチンを示すフローチャート、図
7は通常時燃料噴射制御手順を示すフローチャート、図
8は始動時制御と通常時制御との切換りタイミングを示
す概念図、図9は第一の基本値テーブルと第二の基本値
テーブルの概念図、図10はエンジン制御系の全体概略
図、図11はクランクロータとクランク角センサの正面
図、図12はカムロータとカム角センサの正面図、図1
3は制御装置の回路図、図14はクランク角センサ出
力、カム角センサ出力、吸気タイミングおよび燃料噴射
のタイムチャートである。
【0013】(エンジン制御系の構成)図10におい
て、符号1はエンジン本体で、図においては水平対向4
気筒型エンジンを示す。このエンジン本体1のシリンダ
ヘッド2に吸気ポート2aが形成されている。この吸気
ポート2aにはインテークマニホルド3が連通され、こ
のインテークマニホルド3の上流にエアチャンバ4を介
してスロットル通路5が連通されている。このスロット
ル通路5の上流側には、吸気管6を介してエアクリーナ
7が取付けられ、このエアクリーナ7が吸入空気の取り
入れ口であるエアインテークチャンバ8に連通されてい
る。
【0014】また、上記排気ポート2bにエキゾースト
マニホルド9を介して排気管10が連通され、この排気
管10に触媒コンバータ11が介装されてマフラ12に
連通されている。一方、上記スロットル通路5にスロッ
トルバルブ5aが設けられ、このスロットル通路5の直
上流の上記吸気管6にインタークーラ13が介装され、
さらに、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の下流側に
レゾネータチャンバ14が介装されている。
【0015】また、上記レゾネータチャンバ14と上記
インテークマニホルド3とを連通して上記スロットルバ
ルブ5aの上流側と下流側とをバイパスするバイパス通
路15に、アイドルスピードコントロールバルブ(IS
CV)16が介装されている。さらに、このISCV1
6の直下流側に、吸気圧が負圧のとき開弁し、また後述
するターボチャージャ18によって過給されて吸気圧が
正圧になったとき閉弁するチェックバルブ17が介装さ
れている。
【0016】また、符号18はターボチャージャで、こ
のターボチャージャ18のタービンホイール18aが上
記排気管10に介装したタービンハウジング18bに収
納され、一方、このタービンホイール18aにタービン
シャフト18cを介して連結するコンプレッサホイール
18dが上記吸気管6の上記レゾネータチャンバ14の
下流側に介装したコンプレッサハウジング18eに収納
されている。
【0017】また、上記タービンハウジング18bの流
入口にウエストゲート弁19が介装され、このウエスト
ゲート弁19に、ウエストゲート弁作動用アクチュエー
タ20が連設されている。このウエストゲート弁作動用
アクチュエータ20は、ダイヤフラムにより2室に仕切
られ、一方がウエストゲート弁制御用デューティソレノ
イド弁21に連通される圧力室を形成し、他方が上記ウ
エストゲート弁19を閉方向に付勢するスプリングを収
納したスプリング室を形成している。
【0018】上記ウエストゲート弁制御用デューティソ
レノイド弁21は、上記レゾネータチャンバ14と上記
吸気管6の上記コンプレッサハウジング18eの下流と
を連通する通路に介装されており、後述する制御装置
(ECU)50から出力される制御信号のデューティ比
に応じて、上記レゾネータチャンバ14側の圧力と上記
コンプレッサハウジング18eの下流側の圧力とを調圧
して上記ウエストゲート弁作動用アクチュエータ20の
圧力室に供給し、このウエストゲート弁作動用アクチュ
エータ20を動作させ、ウエストゲート弁19による排
気ガスリリーフを調整して上記ターボチャージャ18に
よる過給圧を制御する。
【0019】また、上記インテークマニホルド3に絶対
圧センサ22が通路22aを介して連通され、この通路
22aに、上記絶対圧センサ22と上記インテークマニ
ホルド3あるいは大気とを選択的に連通する吸気管圧力
/大気圧切換ソレノイド弁22bが介装されている。
【0020】さらに、上記インテークマニホルド3の各
気筒の各吸気ポート2aの直上流側にインジェクタ23
が臨まされ、また、上記シリンダヘッド2の各気筒毎
に、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ24が取付
けられ、この点火プラグ24にイグナイタ31が接続さ
れている。
【0021】上記インジェクタ23には、燃料タンク3
2内に設けたインタンク式の燃料ポンプ33から燃料フ
ィルタ34を経て燃料が圧送され、プレッシャレギュレ
ータ35にて調圧される。
【0022】また、上記吸気管6の上記エアークリーナ
7の直下流に、吸入空気量センサ(図においては熱式エ
アフローメータ)41が介装され、上記スロットルバル
ブ5aにスロットル開度センサ42aとアイドルスイッ
チ42bが連設されている。さらに、上記エンジン本体
1のシリンダブロック1aにノックセンサ43が取付け
られるとともに、このシリンダブロック1aの左右両バ
ンクを連通する冷却水通路44に冷却水温センサ45が
臨まされ、上記排気管10の上記エキゾーストマニホル
ド9の集合部にO2 センサ46が臨まされている。
【0023】また、前記シリンダブロック1aに支承さ
れたクランクシャフト1bにクランクロータ25が軸着
され、このクランクロータ25の外周に、電磁ピックア
ップなどからなるクランク角センサ26が対設されてい
る。さらに、上記エンジン本体1のカムシャフト1cに
連設するカムロータ27に、電磁ピックアップなどから
なる気筒判別用のカム角センサ28が対設されている。
尚、上記クランク角センサ26及び前記カム角センサ2
8は、電磁ピックアップなどの磁気センサに限らず、光
センサなどでも良い。
【0024】上記クランクロータ25は、図11に示す
ように、その外周に突起25a,25b,25cが形成
され、これらの各突起25a,25b,25cが、各気
筒(#1,#2と#3,#4)の圧縮上死点前(BTD
C)θ1,θ2,θ3 の位置(例えば、θ1 =97°,θ2
=65°,θ3 =10°)に形成されている。
【0025】すなわち、各突起間の通過時間からエンジ
ン回転数Nが算出され、突起25bが点火時期設定の際
の基準クランク角となり、また、突起25cが始動時噴
射開始時期の基準クランク角となるとともに始動時の固
定点火時期を示すクランク角となる。
【0026】一方、上記カムロータ27の外周には、図
12に示すように、気筒判別用の突起27a,27b,
27cが形成され、例えば、突起27aが#3,#4気
筒の圧縮上死点後(ATDC)θ4 の位置(例えばθ4
=20°)に形成され、突起27bが3個の突起で構成
されて最初の突起が#1気筒のATDCθ5 の位置(例
えばθ5 =5°)に形成されている。さらに、突起27
cが2個の突起で形成され、最初の突起が#2気筒のA
TCDθ6 の位置(例えばθ6 =20°)に形成されて
いる。
【0027】図14に示すように、各気筒の燃料噴射順
序を#1→#3→#2→#4とした場合、上記カム角セ
ンサ28で検出するパルスの割込みから気筒判別を行
う。
【0028】(制御装置の回路構成)図13において、
符号50は、マイクロコンピュータなどからなる制御装
置(ECU)で、このECU50は、点火時期制御、燃
料噴射制御などを行なうメインコンピュータ51と、ノ
ック検出処理を行なう専用のサブコンピュータ52との
2つのコンピュータから構成されている。
【0029】また、上記ECU50内には定電圧回路5
3が内蔵され、この定電圧回路53から各部に安定化電
圧が供給されるとともに、バックアップRAM61に常
時バックアップ電圧が印加されるようになっている。こ
の定電圧回路53は、ECUリレー54のリレー接点を
介してバッテリ55に接続され、上記ECUリレー54
のリレーコイルがキースイッチ56を介して上記バッテ
リ55に接続されている。また、上記バッテリ55に、
燃料ポンプリレー57のリレー接点を介して燃料ポンプ
33が接続されている。
【0030】上記メインコンピュータ51は、メインC
PU58、ROM59、RAM60、バックアップRA
M61、タイマ62、シリアルインターフェース(SC
I)63、及び、I/Oインターフェース64がバスラ
イン65を介して互いに接続されている。
【0031】上記I/Oインターフェース64の入力ポ
ートには、吸入空気量センサ41、スロットル開度セン
サ42a、水温センサ45、O2 センサ46、絶対圧セ
ンサ22、車速センサ47が、A/D変換器66aを介
して接続され、アイドルスイッチ42b、クランク角セ
ンサ26、カム角センサ28が接続され、さらに、上記
バッテリ55が接続されてバッテリ電圧がモニタされる
とともに、始動状態を検出するためにスタータスイッチ
48が接続されている。さらに、このI/Oインターフ
ェース64の入力ポートには、リードメモリスイッチ6
7が接続されている。このリードメモリスイッチ67は
故障診断を行なう際にON(接続)することで故障の履
歴を読出すことができる。このリードメモリスイッチ6
7をONすると、エンジン制御系が一般制御モードから
エンジンチェックモードへ切換えられる。なお、エンジ
ンチェックモード時,燃料噴射量は一般制御モード時に
比し減量された値に設定される。
【0032】また、上記I/Oインターフェース64の
出力ポートには、イグナイタ31が接続され、さらに、
駆動回路66bを介して、ISCV16、インジェクタ
23、燃料ポンプリレー57のリレーコイル、および、
ウエストゲート弁制御用デューティソレノイド弁21、
吸気管圧力/大気圧切換ソレノイド弁22bが接続され
ている。
【0033】一方、サブコンピュータ52は、サブCP
U71、ROM72、RAM73、タイマ74、SCI
75、及び、I/Oインターフェース76がバスライン
77を介して互いに接続されて構成されている。
【0034】上記I/Oインターフェース76の入力ポ
ートにクランク角センサ26、カム角センサ28が接続
されるとともに、A/D変換器78、周波数フィルタ7
9、アンプ80を介してノックセンサ43が接続されて
おり、出力ポートがメインコンピュータ51のI/Oイ
ンターフェース64の入力ポートに接続されている。上
記ノックセンサ43からのノック判定用出力は、アンプ
80で所定のレベルに増幅された後に、周波数フィルタ
79により必要な周波数成分が抽出され、A/D変換器
78にてデジタル信号に変換されてサブコンピュータ5
2に入力される。
【0035】また、上記メインコンピュータ51と上記
サブコンピュータ52とは、SCI63,75を介して
シリアル回線により接続されている。
【0036】上記メインコンピュータ51では、各セン
サ類からの出力信号に基づいて燃料噴射パルス幅、点火
時期などを演算する。一方、上記サブコンピュータ52
では、クランクパルスの入力間隔からエンジン回転数を
算出し、このエンジン回転数とエンジン負荷とに基づい
てノックセンサ43からの信号のサンプル区間を設定
し、このサンプル区間でノックセンサ43からの信号を
高速にA/D変換して振動波形を忠実にデジタルデータ
に変換し、ノック発生の有無を判定する。
【0037】このノック発生の有無の判定結果は、サブ
コンピュータ52のI/Oインターフェース76に出力
され、ノック発生の場合には、SCI63,75を介し
てシリアル回線を通じてサブコンピュータ52から上記
メインコンピュータ51にノックデータが読込まれ、上
記メインコンピュータ51では、このノックデータに基
づいて直ちに該当気筒の点火時期を遅らせ、ノックを回
避する。
【0038】上記メインコンピュータ51における空燃
比制御、点火時期制御は、メインCPU58により、R
OM59に記憶されている制御プログラムに従って実行
される。すなわち、メインCPU58では、吸入空気量
センサ41の出力信号から吸入空気量を算出し、RAM
60及びバックアップRAM61に記憶されている各種
データに基づき、吸入空気量に見合った燃料噴射量を演
算し、また、点火時期を算出する。
【0039】そして、上記燃料噴射量に相応する駆動パ
ルス幅信号を、駆動回路66bを介して所定のタイミン
グで該当気筒のインジェクタ23に出力して燃料を噴射
し、また、所定のタイミングでイグナイタ31に点火信
号を出力し、該当気筒の点火プラグ24を点火する。
【0040】その結果、該当気筒に供給された混合気が
爆発燃焼し、エキゾーストマニホルド9の集合部に臨ま
されたO2 センサ46により排気ガス中の酸素濃度が検
出され、この検出信号が波形成形された後、上記メイン
CPU58で基準電圧信号と比較され、エンジンの空燃
比状態が目標空燃比に対し、リッチ側にあるか、リーン
側にあるかが判別され、空燃比が目標空燃比となるよう
フィードバック制御される。
【0041】(動 作)次に、メインコンピュータ51
による燃料噴射量制御(空燃比制)について図1ないし
図7に従って説明する。
【0042】図5のフローチャートは気筒判別、エンジ
ン回転数算出のルーチンを示し、クランクパルス入力に
より割込み起動される。
【0043】まず、ステップ(以下「S」と略称)10
1で、カム角センサの出力に基づきクランクパルスを識
別するとともに、次のS102で燃料噴射対象気筒を識
別する。
【0044】図14のタイムチャートに示すように、例
えば、上記カム角センサ28からθ5 (突起27b)の
カムパルスが出力された場合、次の圧縮上死点は#3気
筒であり、燃料噴射対象気筒は、その2つ後の#4気筒
となることが判別できる。
【0045】また、上記θ5 のカムパルスの後にθ4
(突起27a)のカムパルスが出力された場合、次の圧
縮上死点は#2気筒であり、燃料噴射対象気筒は、その
2つ後の#1気筒となることが判別できる。
【0046】同様にθ6 (突起27c)のカムパルスが
出力された後の圧縮上死点は#4気筒であり、燃料噴射
対象気筒は、その2つ後の#3の気筒となる。さらに、
上記θ6 のカムパルスの後にθ4 (突起27a)のカム
パルスが出力された場合、その後の圧縮上死点は#1気
筒であり、燃料噴射対象気筒はその2つ後の#2気筒と
なることが判別できる。
【0047】さらに、上記カム角センサ28からカムパ
ルスが出力された後にクランク角センサ26から出力さ
れるクランクパルスがBTDCθ1 のクランク角を示
し、次のクランクパルスがBTDCθ2 のクランク角を
示すことが判別できる。
【0048】すなわち、本実施例の4サイクル4気筒エ
ンジンでは、燃焼行程は#1→#3→#2→#4の気筒
順であり、カムパルス出力後の圧縮上死点となる#i気
筒を#1気筒とすると、始動後の通常時にはこのときの
燃料噴射対象気筒#i(+2)は#2気筒であり、次の燃料
噴射対象気筒#i(+2)は#4気筒となり、燃料噴射は該
当気筒に対して720℃A(エンジン2回転)毎に1回
のシーケンシャル噴射が行われる。同図(c)に示すよ
うに、吸気タイミングは各気筒において圧縮行程初期に
閉弁し、また、開弁時期は吸気行程が開始される直前
(例えばBTDC5℃A)に略設定されている。したが
って、当該気筒の吸気バルブが開き始める直前に燃料噴
射を完了させるためには、少なくとも2気筒前のクラン
クパルスに基づいて噴射タイミングを設定する必要があ
る。
【0049】その後、S103でクランク角センサ26
からの出力信号に基づきパルス入力間隔周期(時間)を
検出する。例えば、このパルス入力間隔周期はθ1 パル
スあるいはθ2 パルス入力時に検出するもので、θ3 パ
ルスが入力されてからθ1 パルスが入力されるまでの周
期(時間)Tθ3-1 、あるいは、θ2 パルスが入力され
てからθ3 パルスが入力されるまでの周期(時間)Tθ
2-3 である。
【0050】次いで、S104で、上記周期Tθ3-1 あ
るいはTθ2-3 からエンジン回転数Nを算出し、メイン
コンピュータ51のRAM60の所定アドレスに回転数
データとしてストアしてルーチンを抜ける。
【0051】一方、図1〜図4は燃料噴射量設定ルーチ
ンを示し、所定時間毎に実行される。
【0052】この燃料噴射量設定ルーチンでは、まず、
S201でメインコンピュータ51のRAM60の所定
アドレスに格納されているエンジン回転数Nを読出し、
N≠0の場合S202へ進み、N=0の場合エンジン停
止と判断し、そのままルーチンを抜ける。
【0053】また、S202へ進むと、上記エンジン回
転数Nと吸入空気量センサ41の出力電圧から算出した
吸入空気量Qとに基づいて同時噴射1回当り基本燃料噴
射量(基本燃料噴射パルス幅)TP を算出する。
【0054】 TP ←K×Q/N K:インジェクタ特性補正定数 その後、S203でスタータスイッチ48の動作状態を
検出し、ON(クランキング中)の場合、S204へ進
みRAM60の所定アドレスに格納されている始動増量
係数KSTを設定値CKST(但し、CKST>1.0)
で更新し、S206へ進む(KST←CKST)。また、
スタータスイッチ48がOFF(エンジン完爆)の場
合、S205へ進み始動増量係数KSTを1.0に設定し
てS206へ進む(KST←1.0)。この始動増量係数
KSTは良好な始動性を得るため、スタータモータでクラ
ンキング中にのみ増量するためのものである。
【0055】次いで、S206へ進むと上記基本燃料噴
射量TP 、エンジン回転数Nに基づき混合比割付係数K
MRを設定する。この混合比割付係数KMRはROM59の
一連のアドレスに格納されたテーブルを参照して設定す
るもので、上記基本燃料噴射量TP と上記エンジン回転
数Nで特定される各領域において適正空燃比になるよう
に予め実験により求めた最適な係数がストアされてい
る。この混合比割付係数KMRによりインジェクタ23、
吸入空気量センサ41の固有性に対してずれが生じた場
合でも、きめの細かい制御性を得ることができる。
【0056】その後、S207へ進むとスロットル開度
センサ42aによるスロットル開度Th 、基本燃料噴射
量TP 、エンジン回転数Nに基づきフル増量係数KFULL
を設定する。このフル増量係数KFULLは、スロットル開
度Th が全開状態のとき、あるいは、基本燃料噴射量T
P によって判断したエンジン負荷が高負荷のときエンジ
ン回転数Nをパラメータとして設定したテーブルより設
定する。これにより、パワーが要求されるゾーンでの出
力性能を得ることができる。なお、スロットル開度Th
が全開以外で、かつエンジン負荷が高負荷以外の条件下
ではKFULL=0である。
【0057】そして、S208へ進むと、リードメモリ
スイッチ67の接続状態を検出し、ONの場合、S20
9へ進み水温センサ45による冷却水温TW に基づきラ
インオフ燃料係数テーブルを補間計算付で参照してライ
ンオフ燃料係数KPKBAを設定する。
【0058】上記リードメモリスイッチ67は、工場の
ラインエンドである検査ライン、あるいは、ディーラで
の検査でエンジンの始動/停止を繰返し行なう場合など
に接続するもので、上記ラインオフ燃料係数テーブルに
は冷却水温TW が低い程減少率を増す係数が格納されて
いる。
【0059】エンジンの始動/停止を繰返すと、再始動
時において前回停止時の残留燃料などによって点火プラ
グ24に液状燃料が付着し易く、くすぶりが発生し易く
なる。リードメモリスイッチ67がON状態のときにラ
インオフ燃料係数KPKBAにて燃料噴射量Ti を減量させ
ることで再始動を繰返しても点火プラグ24のくすぶり
を未然に防止することができる。また、冷却水温TW に
代表されるエンジン温度が低いほど空燃比が濃く設定さ
れるためラインオフ燃料係数KPKBAも冷却水温TW が低
くなるにしたがって減少率を増すように設定されてお
り、くすぶりの発生を有効に回避することができる。
【0060】一方、上記S208でリードメモリスイッ
チ67がOFFと判断されてS210へ進むと、一般制
御モードであるため上記ラインオフ燃料係数KPKBAを
1.0に設定して(KPKBA←1.0)、S211へ進
む。
【0061】上記S209あるいはS210からS21
1へ進むと、上記冷却水温TW に基づき水温増量係数K
TWを設定する。この水温増量係数KTWはエンジン冷態時
の運転性を確保するための増量であり、水温増量テーブ
ルには冷却水温度TW が低いほど大きな値の増量率が格
納されている。
【0062】その後、S212へ進むと始動後増量係数
KASを設定する。この始動後増量係数KASはエンジン始
動直後のエンジン回転数の安定性を確保するためのもの
で、スタータスイッチ48がONされたとき冷却水温T
W などに基づいて初期値を設定し、スタータスイッチ4
8がON→OFF後0%になるまでルーチン実行毎に設
定値ずつ減少させる。
【0063】次いで、S213へ進むと、アイドル後増
量係数KAIを設定する。このアイドル後増量係数KAIは
アイドル解除時のもたつきを防止するためのもので、設
定車速(例えば15km/h)以下で、かつ、アイドル
スイッチ42bがON(スロットル全閉)→OFF移行
直後に冷却水温TW などに基づいて初期値を設定し、そ
の後、ルーチン実行毎に0%になるまで設定値ずつ減少
させる。
【0064】そして、S214へ進むと上記各増量係数
に基づき各種増量係数COEFを次式から算出する。
【0065】COEF←KST×(1+KMR+KFULL+K
PKBA×(KTW+KAS+KAI)) 次いで、S215でO2 センサ46の出力電圧に基づき
空燃比を目標空燃比に近付けるための空燃比フィードバ
ック補正係数αを設定するとともに、基本燃料噴射量T
P に対する修正補正量である学習補正係数KBLRCを設定
する。
【0066】そして、S216で上記基本燃料噴射量T
P を上記空燃比フィードバック補正係数α、各種増量係
数COEF、学習補正係数KBLRCで補正して有効パルス
幅Te を算出する。
【0067】Te ←TP ×α×COEF×KBLRC その後、S217でRAM60に格納されている通常時
制御判別フラグF1 を参照し、F1 =0(前回ルーチン
実行時、始動時制御を選択)の場合S218へ進み始動
時/通常時制御判別回転数NSTを設定値NST1 (例えば
500rpm )で更新して(NST←NST1 )、S220へ
進む。一方、F1 =1(前回ルーチン実行時、通常時制
御を選択)の場合S219へ進み始動時/通常時制御判
別回転数NSTを設定値NST2 (但し、NST1 >NST2 、
例えば300rpm )で更新して(NST←NST2 )、S2
20へ進む。
【0068】上記通常時制御判別フラグF1 は、後述す
るS237でセットされ、S234でクリアされる。図
8に示すように、上記始動時/通常時制御判別回転数N
STにヒステリシスを設けることで始動時制御から通常時
制御へ移行するときの制御ハンチングを防止することが
できる。なお、上記通常時制御判別フラグF1 のイニシ
ャル値は0である。
【0069】そして、上記S218あるいはS219か
らS220へ進むと、エンジン回転数Nと始動時/通常
時制御判別回転数NSTとを比較し、N>NSTの場合通常
時制御を実行すべくS221へ進み、N≦NSTの場合始
動時制御を実行すべくS222へ進む。
【0070】以下の説明ではまず、始動時制御について
述べ、次に、通常時制御について述べる。
【0071】上記S220からS222へ進むと上記有
効パルス幅Te に電圧補正パルス幅TS を加算して始動
時噴射パルス幅Ti0を設定する。
【0072】Ti0←Te +TS その後、S223へ進むと上記リードメモリスイッチ6
7の接続状態を検出し、OFF(一般制御モード)の場
合S224へ進み、冷却水温TW に基づき第1の基本値
テーブルTBLCSTを補間計算付で参照して基本値T
CST を設定した後、S226へ進む。また、上記リード
メモリスイッチ67がON(エンジンチェックモード)
の場合S225へ進み、冷却水温TW に基づき第2の基
本値テーブルTBCSTKを補間計算付で参照して基本
値TCST を設定し、S226へ進む。 上記両基本値テ
ーブルTBLCST,TBCSTKはROM59に格納
されているもので、図9に示すように、エンジンチェッ
クモード時の第2の基本値テーブルTBCSTKに記憶
されている基本値TCST が一般制御モード時の第1の基
本値テーブルTBLCSTに記憶されている基本値TCS
T に比し減量された値に設定されている。したがって、
後述のS230で設定するコールドスタートパルスTiS
T が、エンジンチェックモード時には減量された値とな
り、始動/停止を短時間で繰返しても空燃比が過濃とな
らず点火プラグのくすぶりを防止することができる。
【0073】そして、上記S224あるいはS225か
らS226へ進むと、エンジン回転数Nをパラメータと
するテーブルを補間計算付で参照し回転補正係数TCSN
を設定し、S227で時間補正係数TKCS を設定する。
この時間補正係数TKCS は、スタータスイッチ48がO
Nしてから設定時間TKCS1 の間1.0に固定し、その
後、ルーチン実行毎に減量し減量後の経過時間TKCS2 で
0になる。したがって、スタータスイッチ48がONさ
れた後、設定時間TKCS1 以内に始動時制御が終了しなけ
れば後述のS230で設定するコールドスタートパルス
TiST は、その後、除々に減量され、経過時間TKCS2 で
TiST =0になる。
【0074】次いで、S228でバッテリ電圧VBをパ
ラメータとするテーブルを補間計算付で参照して電圧補
正係数TCSL を設定し、S229でスロットル開度Th
をパラメータとするテーブルを補間計算付で参照してス
ロットル開度補正係数TCSAを設定した後、S230へ
進む。
【0075】S230では上記基本値TCST に上記各補
正係数TCSN,TKCS,TCSL,TCSA を乗算してコールドス
タートパルス幅TiST を設定する。
【0076】 TiST ←TCST ×TCSN ×TKCS ×TCSL ×TCSA そして、S231へ進み、上記始動時噴射パルス幅Ti0
とコールドスタートパルス幅TiST とを比較し、Ti0≧
TiST の場合、S232へ進み燃料噴射パルスTi を上
記始動時噴射パルス幅Ti0で設定する(Ti ←Ti0)。
また、Ti0<TiST の場合、S233へ進み燃料噴射パ
ルス幅Ti を上記コールドスタートパルス幅TiST で設
定する(Ti ←TiST )。すなわち、始動時制御では燃
料噴射パルス幅Ti として始動時噴射パルス幅Ti0とコ
ールドスタートパルス幅TiST のいずれか大きい方を選
択する。
【0077】そして、上記S232あるいはS233か
らS234へ進むと通常時制御判別フラグF1 をクリア
してS238へジャンプし、上記S232あるいはS2
33で設定した燃料噴射パルス幅Ti をセットしてルー
チンを抜ける。
【0078】一方、通常時制御においては、上記S22
0でN>NSTと判断されてS221へ進むと有効パルス
幅Te の2倍に電圧補正パルス幅TS を加算して燃料噴
射量Ti を設定する。
【0079】Ti ←2×Te +TS 図14に示すように通常時制御においてはシーケンシャ
ル噴射(エンジン2回転に1回噴射)を実行しているた
め、始動時制御において実行する同時噴射(エンジン1
回転に1回噴射)に比し、2倍の燃料量(2×Te )が
必要となる。
【0080】次いで、S235へ進み、噴射開始タイミ
ングTMSTARTを演算する。なお、本実施例では、いわゆ
る時間制御方式を採用しており、噴射開始タイミングを
時間で割出している。
【0081】上記噴射開始タイミングTMSTARTは、吸気
開始タイミング(例えば、BTDC5℃A)よりも早く
燃料噴射を完了させるため、各気筒の吸気上死点より設
定角度TENDIJ(例えば、30℃A)前に燃料噴射
が終了するよう設定する。この設定角度TENDIJで
燃料噴射を完了させるためには、前回の該当噴射対象気
筒における噴射終了後より入力されるクランク角センサ
26からのθ1 パルスおよびθ3 パルス信号入力毎に、
噴射対象気筒の吸気上死点までのクランク角度θM (7
30℃A〜10℃Aのうちの特定された角度)、上記パ
ルス信号入力毎に更新される最新の周期Tθ2-3 (θ2
パルスが入力されてからθ3 パルスが入力されるまでの
時間)および周期Tθ3-1 (θ3 パルスが入力されてか
らθ1 パルスが入力されるまでの時間)、および、最新
の燃料噴射パルス幅Ti に基づいて噴射開始タイミング
TMSTARTを算出する。例えば、今、図14のタイムチャ
ートに示すように、燃料噴射対象気筒が#1で、吸気上
死点前θM (=190℃A)のθ3 パルスを基準として
噴射開始タイミングTMSTARTを設定する場合、次式によ
り算出する。
【0082】 TMSTART←(Tθ2-3 /θ2-3 )×θM −(Ti +(Tθ2-3 /θ2-3 )×TENDIJ) そして、S236で上記噴射開始タイミングTMSTARTを
タイマにセットし、S237で通常時制御判別フラグF
1 をセットしてS238へ進み、上記S221で算出し
た燃料噴射パルス幅Ti をセットしてルーチンを抜け
る。
【0083】完爆後の通常時制御における上記燃料噴射
開始タイミングTMSTARTのタイマスタート、あるいは、
始動時制御における燃料噴射パルス幅Ti の出力は、θ
パルスによって割込みスタートする図6のルーチンによ
って実行される。
【0084】このθ3 パルス割込みルーチンでは、ま
ず、S301で通常時制御判別フラグF1 を参照し、F
1 =0(始動時制御)の場合S302へ進み、入力され
たθ3パルスが#3気筒あるいは#4気筒の圧縮上死点
前のものかを判別し、#1気筒あるいは#2気筒の圧縮
上死点前のθ3 パルスであればそのままルーチンを抜
け、また、#3気筒あるは#4気筒の圧縮上死点前のθ
3 パルスであればS303へ進み、燃料噴射パルス幅T
i の駆動信号を全気筒のインジェクタ23へ出力し、ル
ーチンを抜ける(図14(d)参照)。
【0085】一方、上記S301でF1 =1(通常時制
御)と判断されてS304へ進むと、θ3 パルス基準と
してタイマをスタートさせ、燃料噴射タイミングTMSTA
RTの割込みを許可してルーチンを抜ける。
【0086】その後、θ3 パルスでスタートしたタイマ
の計時が噴射開始タイミングTMSTARTになると、図7に
示すシーケンシャル噴射の制御ルーチンが割込み起動
し、S401で燃料噴射対象気筒のインジェクタ23へ
燃料噴射パルス幅Ti の駆動信号を出力しルーチンを抜
ける。
【0087】図14(e)に示すように通常時制御にお
いて実行されるシーケンシャル噴射では、燃料噴射対象
気筒の全開圧縮上死点(TDC)後に入力されたθ3 パ
ルスを基準として燃料噴射開始タイミングTMSTARTの計
時が開始される。
【0088】このように、本実施例ではリードメモリス
イッチ67を接続したエンジンチェックモードでは燃料
噴射パルス幅Ti が冷却水温度TW に基づいて減量され
るので、短時間に始動/停止を繰返しても空燃比が過濃
とならず点火プラグのくすぶりを有効に回避することが
できる。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば以
下に列記する効果が奏される。
【0090】請求項1に記載されているように、エンジ
ンチェックモード時の燃料噴射量が一般制御モード時に
比し減量された値で設定されるので、工場の検査ライ
ン、ディーラでの検査などにおいて短時間に始動/停止
を繰返し行っても点火プラグのくすぶりを有効に回避す
ることができ、取扱性がよい。
【0091】また、請求項2に記載されているように、
エンジンチェックモード時の減量率をエンジン温度に基
づいて設定するようにすれば、より有効に点火プラグの
くすぶりを回避することができ、短時間で始動/停止を
繰り返す場合であっても再始動性が良いなどの効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図4は燃料噴射量設定ルーチンを示すフ
ローチャート
【図2】同上
【図3】同上
【図4】同上
【図5】気筒判別およびエンジン回転数算出ルーチンを
示すフローチャート
【図6】始動時燃料噴射および通常時燃料噴射開始時期
設定ルーチンを示すフローチャート
【図7】通常時燃料噴射制御ルーチンを示すフローチャ
ート
【図8】始動時制御と通常時制御との切換りタイミング
を示す概念図
【図9】第一の基本値テーブルと第二の基本値テーブル
の概念図
【図10】エンジン制御系の全体概略図
【図11】クランクロータとクランク角センサの正面図
【図12】カムロータとカム角センサの正面図
【図13】制御装置の回路図
【図14】クランク角センサ出力、カム角センサ出力、
吸気タイミングおよび燃料噴射のタイムチャート
【符号の説明】
Ti …燃料噴射パルス幅 TW …エンジン温度(冷却水温度)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般制御モードかエンジンチェックモー
    ドかを判断する手順と、 エンジンチェックモードと判断した場合、燃料噴射量を
    一般制御モードに比し減量した値で設定する手順とを備
    えたことを特徴とするエンジンの燃料噴射量制御方法。
  2. 【請求項2】 エンジンチェックモード時の減量率をエ
    ンジン温度に基づいて設定することを特徴とする請求項
    1記載のエンジンの燃料噴射量制御方法。
JP6810992A 1992-03-26 1992-03-26 エンジンの燃料噴射量制御方法 Pending JPH05272378A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149533A (ja) * 2008-12-23 2010-07-08 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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