JPH05271613A - ポリエチレンテレフタレートからの非水性コーティング用組成物 - Google Patents

ポリエチレンテレフタレートからの非水性コーティング用組成物

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JPH05271613A
JPH05271613A JP1027593A JP1027593A JPH05271613A JP H05271613 A JPH05271613 A JP H05271613A JP 1027593 A JP1027593 A JP 1027593A JP 1027593 A JP1027593 A JP 1027593A JP H05271613 A JPH05271613 A JP H05271613A
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anhydride
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alcohol
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JP1027593A
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William B Lesney
ビー レズニィ ウィリアム
Madhukar Rao
ラオ マドハッカー
Richard F Tomko
エフ トムコ リチャード
Daniel R Sayre
アール サイリー ダニエル
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Sherwin Williams Co
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Sherwin Williams Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原材料としてポリエチレンテレフタレートを
用いた新規なコーティング用組成物を提供することを目
的とする。 【構成】 ポリエチレンテレフタレートのアシドリシス
により調製したコーティング用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)を使用するコーティング剤用のフィル
ム形成性樹脂の製造のための原料としてPETを使用し
た新規非水性コーティング組成物に関する。最も好まし
くは、PETは、2リッター飲料用ボトルのようなプラ
スチック製品からの再使用または再生利用PETであ
る。
【0002】
【従来の技術】PETなどのプラスチックは、世界の固
形廃棄物の約7〜8重量%、そして約20容量%の割合
を占めている。その結果、プラスチックの再利用を要求
する多くの法律が提案され、および/または、施行され
ている。PETは、2リッター飲料用ボトルその他のプ
ラスチック製品の主要成分である。米国において、PE
Tは、最も広く再利用されているプラスチックである。
再利用PETの最大の用途は、カーペットおよび絶縁材
中の繊維である。再利用PETはまた、浴室用品および
吹き込み成形ボトルにも使用される。
【0003】再利用PET飲料ボトルを、不飽和ポリエ
ステル樹脂の製造用に使用しうる原料とするための工程
は知られている。例えば、カレンディンらの「ポリエチ
レンテレフタレート(PET)飲料用ボトルを再利用し
た不飽和ポリエステル樹脂(Unsaturated Polyester Res
ins Based on Reclaimed Polyethylene Terephthalate
(PET) Beverage Bottles) 」と題された論文(Eastman
Chemicals Publication No. N-262A, Calendine et al.
(1984))は、PET飲料用ボトルを、不飽和ポリエステ
ル合成用の有用な中間体とする工程を開示している。さ
らに不飽和ポリエステルが、非強化透明注型品およびガ
ラス繊維強化積層体製造用原料として有用であることを
開示している。
【0004】「再利用ポリエチレンテレフタレートから
の芳香族ポリオール(Aromatic Polyols From Reclaimed
Polyethylene Terephthalate)」(1987)と題された、
第2のイーストマン・ケミカルズの出版物(No.N-292
B)は、硬質ポリウレタンポリイソシアヌレート発泡体
の製造に有用な、芳香族ポリエステルポリオールの製造
用PETの再利用について開示している。
【0005】米国特許第4,223,068号(カ−ル
ストロムら)は、硬質ポリウレタン発泡体製造用有機ポ
リオールとしての、ポリアルキレンテレフタレート廃材
の消化生成物の使用について開示している。米国特許第
4,417,001号(スボボダら)は、ポリアルキレ
ンテレフタレート廃材を消化させた消化生成物であるポ
リオールと有機ポリオールから合成された低煙イソシア
ヌレート変性ポリウレタン発泡体の製造について開示し
ている。
【0006】米国特許第4,048,104号(スボボ
ダら)は、プレポリマーが、ポリアルキレンテレフタレ
ート廃材の消化生成物であるポリオールと有機ポリオー
ルとを、有機ポリイソシアネートと反応させて合成した
ものである、ポリイソシアネートプレポリマーおよびポ
リウレタン接着剤および発泡体の製造について開示して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原材料とし
てポリエチレンテレフタレートを用いた新規なコーティ
ング用組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)を使用するコーティング剤用
のフィルム形成性樹脂の製造のための原料としてPET
を使用した新規非水性コーティング組成物に関する。好
ましくは、本発明は、再利用PETから得られた非水性
コーティング剤およびかかるコーティング剤の製造方法
に関する。再利用PETの使用は、ごみ投棄場に捨てら
れる固形廃棄物の量を減少させ環境のためになる。再利
用PETの使用は、本明細書中に示すように、再利用P
ETが優秀な非水性コーティング組成物を製造する相対
的に安価な原料である点で、本方法にとって有益であ
る。
【0009】本発明によると、PET樹脂(または等価
のポリアルキレンテレフタレート樹脂)は、典型的には
式Iに示される構造を有し、式I
【0010】
【化1】
【0011】まず、加酸分解(アシドリシス)反応によ
って低分子量ポリマー単位に消化される。加酸分解反応
の消化生成物は次いで、さらにヒドロキシ官能反応物と
反応し、コーティング組成物用の優れた樹脂組成物を生
成する。本明細書の開示のようにして、酸またはヒドロ
キシ官能基反応物の量および種類を変化させることによ
り、高酸価水溶性コーティングそして低酸価溶剤ベース
コーティングを含む種々のコーティング系を製造するこ
とができる。さらに、いずれのタイプの系もさらに化学
的修飾が適用可能であり、それらはさらに本明細書中に
例示する。
【0012】従って、本発明は、コーティング組成物製
造用原料としてのポリエチレンテレフタレートの使用を
開示することを目的とする。さらに本発明は、原料とし
て再利用PETを使用した水性コーティング組成物を開
示することを目的とする。これらおよび他の目的は、以
下の発明の詳細な説明、実施例および特許請求の範囲か
らより明かとなるであろう。
【0013】上記のように、本発明は、フィルム形成性
樹脂の製造用原料としてPETを含む新規非水性コーテ
ィング組成物に関する。 1.PET源 本発明に使用しうるPETの実際の源は、本発明におい
て重要ではない。「未使用」PET、即ち原材料として
特に商業的に製造されたPETは本発明の使用に化学的
見地から許容しうる。同様に、再使用または再利用PE
Tも化学的見地から許容しうる。本発明の実施時におい
て、環境にとって(固形廃棄物の減少)および本発明方
法の経済性にとって(再利用PETは、未使用PETよ
りもずっと安価である)、再使用または再利用PETを
使用することは有利であり、また未使用PETに対し再
利用PETを使用することに性能的不利益はない。その
結果、PETのいかなる供給源も許容しうることは明記
すべきであるが、再使用または再利用PETは、好まし
い原材料である。
【0014】典型的には、PETの供給源は、多数かつ
多様である。未使用または再利用PETの1つの供給源
は、PETポリマー製造者である。PETの第2の供給
源は、飲料ボトル製造者の工程からの余剰PETであ
る。第3の供給源は、再利用PETを扱っている個人企
業家である。第4の供給源は、地方共同体の再生および
再利用センターである。好ましいPETの供給源は、再
利用PET飲料用ボトルである。
【0015】本発明の目的のためには、PETを細かく
粉砕した状態で供給されるべきである。それは、フレー
ク状、粒状、磨砕による粉状またはペレット状でよい。
好ましいのはフレーク状PETである。この段階でPE
Tに課される唯一の制限は、比較的純粋であるというこ
とである。即ち、約1重量%を越える不純物量であって
はならず、また本発明の工程中で化学的に反応性の不純
物が相当量含まれていてはならない。本発明に使用しう
るPETは、以下の規格値を有するものである。 固有粘度 0.65〜0.75 水分 <1.0% 着色PET含量 <400ppm 高密度ポリエチレン(HDPE) <100ppm 接着剤 <500ppm アルミニウム <10ppm
【0016】2.PETの化学 PETは、エステル結合で結合したエチレングリコール
とテレフタル酸との繰り返し単位を含む。前記の式1
は、典型的なPET分子を示す。PETの各繰り返し単
位は、1当量のエチレングリコールと1当量のテレフタ
ル酸当たり192の重量平均分子量を有する。PETを
酸と反応させることにより、PET分子の平均鎖長を短
縮することが可能である。PETの化学は、PET、
水、エチレングリコール(EG)およびテレフタル酸
(TPA)との間に平衡が存在するようである。この平
衡は、重合プロセスを実質的に逆転しPETをその出発
物質に解重合するのを可能にする。前述の各イーストマ
ン ケミカル刊行物は、PETの解重合プロセスを“グ
リコーリシス(glycolysis) ”と称している。その方法
は、PETとポリオールの触媒反応を含む。これに対し
て、本発明は、ヒドロキシ官能物質を使用せず、酸およ
び/または無水物を用いて同様な結果を達成している。
【0017】a.PETのアシドリシス 酸または無水物官能性物質によりPET平衡を逆転しP
ETの平均鎖長を短縮させることは可能である。PET
の“アシドリシス(Acidolysis)”プロセスは、PETの
酸または無水物官能性物質との反応を含む。
【0018】a.1. アシドリシス反応用の酸類 適当な酸官能物質には、安息香酸、クロトン酸およびソ
ルビン酸のような単官能酸類;フタル酸、琥珀酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸、トリメ
リット酸、トリメシン酸、ナフタレンジカルボン酸、カ
ルボキシ末端化ポリブタジエン、ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、4,4'-ジカルボキシジフェノキ
シエタン、ピララクトンのヒドロキシカルボン酸のよう
な平均で少なくとも2個の酸官能性を有する酸類があ
る。他の適当な酸には、酪酸、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、
アラキジン酸、ベヘン酸およびリグノセリン酸のような
飽和酸類;パルミトレイン酸(palmitoleic asid)、オレ
イン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレ
オステアリン酸、リカリン酸(licaric asid )、ガドレ
イン酸およびエラシン酸(eracic asid) のような不飽和
酸類;カノラ(canola)油、なたね油、ひまし油、脱水ひ
まし油、ココナツ油、コーヒー油、トウモロコシ油、綿
実油、魚油、ラード、アマニ油、オチシカ(oticica)
油、パーム核油、ピーナツ油、えの油、ベニバナ油、大
豆油、ひまわり油、獣油、桐油、クルミ油、ヴェーノニ
ア(vernonia)油、トール油およびメンハーデン油のよう
な油類(またはその脂肪酸類);および、天然または合
成の油と脂肪酸、特に、高ヨウ素価を有する油と脂肪酸
とのブレンドまたは混合物がある。
【0019】a.2. アシドリシス反応用の無水物 代表的な無水物には、無水フタル酸、無水3−ニトロフ
タル酸、無水4−ニトロフタル酸、無水3−フルオロフ
タル酸、無水4−クロロフタル酸、無水テトラクロロフ
タル酸、無水テトラブロモフタル酸、無水テトラヒドロ
フタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルヘキ
サヒドロフタル酸(chlorendic anhydride)、無水琥珀
酸、無水ドデセニル琥珀酸、無水オクチル琥珀酸、無水
マレイン酸、無水ジクロロマレイン酸、無水グルタル
酸、無水アジピン酸、無水クロレンド酸、無水イタコン
酸、無水シトラコン酸、無水エンドメチレンテトラヒド
ロフタル酸、無水シクロヘキセン−1,2−ジカルボン
酸、無水4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、
無水4−メチル−4−シクロヘキサン−1,2−ジカル
ボン酸、無水5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン
酸、無水1,4−シクロヘキサジエン−1,2−ジカル
ボン酸、無水1,3−シクロペンタンジカルボン酸、無
水ジグリコール酸等がある。
【0020】他の有用な無水物には、無水トリメリット
酸、無水アコニット酸、無水2,6,7−ナフタレント
リカルボン酸、無水1,2,4−ブタントリカルボン
酸、無水1,3,4−シクロペンタントリカルボン酸等
の無水物基以外に遊離のカルボキシル基を有する無水物
がある。他の酸類および無水物類も、本明細書で挙げた
ものと等価である見なすべきである。
【0021】酸または無水物官能性物質は、一般に約2
000以下の数平均分子量を有する。好ましくは、酸ま
たは無水物官能性物質は、約400以下の数平均分子量
を有するであろう。これらの物質の典型的な数平均分子
量は、約96〜約400の範囲であろう。特に好ましい
酸および無水物には、上述の各植物油および無水トリメ
リット酸である。
【0022】必要に応じて、触媒をアシドリシス反応に
おいて使用し得る。使用する場合、PETのアシドリシ
ス用の適当な触媒には、オクタン酸第1錫、水酸化カル
シウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、水酸化ナト
リウム、メトキシ化リチウム、酢酸マンガン四水和物、
および酸化ジブチル錫〔商品名ファスキャット(fasc-a
t) 、M&T ケミカルズ社から入手し得る〕のような
従来のエステル交換触媒がある。最も好ましいのは酸化
ジブチル錫である。使用する場合、触媒は、PETと酸
官能性物質の総重量基準で約0.2〜約1.5重量%の
量で存在すべきである。
【0023】PETと酸または無水物官能性物質を触媒
(任意成分として)と熱の存在下に一緒に反応させる場
合、高分子量PET分子は、より短い連鎖フラグメント
に分解される。これは、PET分子のテレフタル酸単位
においての酸による連鎖侵食および交換によって得られ
る。この侵食および交換は、新たな平衡がPET、短鎖
長PET、酸で置換された短鎖長PET、酸官能性物質
およびテレフタル酸間に確立されるまで起こり続ける。
下記の式2は、酸官能性物質によるPETのアシドリシ
スの典型的な生成物を示す:
【0024】
【化2】 式II HO-R-C(O)-R'-OH + HO-C(O)-R"-C(O)-OH <- -> ( 中間体 ) <- -> HO-R-C(O)-OH + HO-R'-O-C(O)-R"-C(O)-OH
【0025】アシドリシスの後、平衡中のすべての残存
PETフラグメントおよび生成物は、酸官能性である。
さらに後述するように、これらのフラグメントおよび生
成物は、ヒドロキシ官能性物質等と反応させて優れたコ
ーティング用組成物を調製し得る。 b.アシドリシス生成物のさらなる反応 上記で簡単に述べたように、アシドリシス反応の生成物
は、さらに反応させてコーティング用組成物において有
用なポリエステル生成物を調製する。アシドリシス反応
生成物は、酸官能性であるので、以下に述べるもののよ
うなアルコールとさらに反応させて優れたコーティング
生成物を得ることができる。反応物の基準と量を後述の
ようにコントロールすることにより、アシドリシス反応
生成物から高酸価または低酸価のいずれかの組成物を調
製し得る。そのような反応の生成物は、空気または焼付
け乾燥させ得るアルキッドまたはポリエステルあるいは
さらに混合し、反応させまたは変性させて上記のアルキ
ッドまたはポリエステルを分散媒として用いたエマルジ
ョンポリマー分散液並びにアクリル変性アルキッドおよ
びポリエステルを調製し得るアルキッドまたはポリエス
テルを含む。
【0026】b.1. アルコール類 典型的には、アルコール類は約4000以下の数平均分
子量を有するであろうし、典型的な数平均分子量は、約
30〜約4000好ましくは約100〜約400の範囲
であろう。アルコール類の調製方法は、当該技術におい
て周知であり、本発明の実施において重要ではない。
【0027】適当なアルコール類には、例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサ
ノール、リノレイルアルコール、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテル、アリルアルコール、2−メルカプ
トアルコール等のC1 〜C22の線状および枝分かれの飽
和および不飽和アルコール類がある。さらに、有用なア
ルコール類には、以下のb.1.a.〜b.1.e.節
において統括的に述べているようなヒドロキシ官能性の
ポリエーテル類、ポリエステル類、ポリウレタン類、ポ
リカプロラクトン類等がある。
【0028】b.1.a. 飽和および不飽和のポリオ
ール類には、グリセリン、ひまし油、エチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメチル
−1,3−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオール、ビスフェノールA テトラ
エトキシレート、ドデカヒドロビスフェノールA、2,
2'-チオジエタノール、ジメチロールプロピオン酸、ア
セチレン系ジオール類、ヒドロキシ末端化ポリブタジエ
ン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
メタノール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)
シクロヘキサン、トリメチレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、ノルボルニレングリコール、1,4−ベ
ンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジエタノール、
2,4−ジメチル−2−エチレンヘキサン−1,3−ジ
オール、2−ブテン−1,4−ジオール;および、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールプロパンモノアリルエーテル、トリメチロールヘ
キサン、トリエチロールプロパン、1,2,4−ブタン
トリオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール等のポリオール類がある。
【0029】b.1.b. ポリエーテルポリオール類
は、当該技術において周知であり、ジオールまたはポリ
オールを相応するアルキレンオキサイドと反応させるこ
とによって有利に調製し得る。これらの物質は、商業的
に入手可能であり、また、例えば、1951年にインタ
ーサイエンス パブリッシャーズ社から刊行された“En
cyclopedia of Chemical Technology, Vol. 7, 257-26
2”に記載されている方法のような公知の方法によって
も調製し得る。代表的な例には、ユニオン カーバイド
社からナイアックス ポリオール(NIAX Polyol、登録商
標) 類として市販されているもののようなポリプロピレ
ンエーテルグリコール類およびポリエチレンエーテルグ
リコール類がある。
【0030】b.1.c. ヒドロキシ官能性ポリマー
のもう1つの有用な群は、当該技術において周知である
ように、重縮合反応法によって調製したポリマーであ
る。代表的な重縮合反応生成物には、多価アルコールと
ポリカルボン酸または無水物とを乾性油、半乾性油また
は非乾性油脂肪酸の存在または不存在下に縮合させるこ
とによって調製したポリエステル類がある。過剰のヒド
ロキシ基を維持しながらアルコールと酸との化学量論量
を調整することによって、ヒドロキシ官能性ポリエステ
ルを容易に生成させて広範囲の所望の分子量および性能
特性を得ることができる。
【0031】上記のポリエステルポリオール類は、1種
以上の芳香族および/または脂肪族ポリカルボン酸また
はその無水物と1種以上の脂肪族および/または芳香族
ポリオールとから誘導し得る。ポリカルボン酸には、マ
レイン酸、フマル酸、琥珀酸、アジピン酸、アゼライン
酸およびジシクロペンタジエンジカルボン酸のような飽
和または不飽和のポリカルボン酸およびその誘導体があ
る。カルボン酸には、また、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸等の芳香族ポリカルボン酸もある。無水マ
レイン酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸またはナ
ディック メチル アンハイドライド〔Nadic Metyl An
hydride ;メチル ビシクロ (2.2.1)ヘプタン−2,3
−ジカルボン酸無水物アイソマーの商品名〕のような無
水物も使用し得る。
【0032】これらのカルボン酸と化学量論的に過剰で
反応させてヒドロキシ官能性ポリエステル類を生成させ
得る代表的な飽和および不飽和のポリオール類には、上
記のb.1.a.およびb.1.b.において挙げたジ
オール類がある。典型的には、これらポリオールとポリ
カルボン酸との間の反応は、酸化ジブチル錫のようなエ
ステル交換触媒の存在下に約120〜約200℃で行
う。
【0033】b.1.d. さらに、ヒドロキシ官能性
ポリマー類は、エポキシドおよび/またはポリエポキシ
ドを第1級または好ましくは第2級アミンまたはポリア
ミンにより開環反応させてヒドロキシ官能性ポリマーを
得ることによっても調製し得る。代表的なアミン類およ
びポリアミン類には、エタノールアミン、N−メチルエ
タノールアミン、ジメチルアミン、エチレンジアミン、
イソホロンジアミン等がある。代表的なポリエポキシド
には、多価アルコールまたは多価フェノールとエピクロ
ロヒドリンのようなエピハロヒドリンとを通常アルカリ
性条件下に縮合させることによって調製したものがあ
る。これらの縮合生成物の幾つかは、シェル ケミカル
社から商品名エポン(Epon)として商業的に入手でき、そ
の製造方法は、米国特許第2,592,560号、第
2,582,985号および第2,694,694号に
おいて代表的に教示されている。
【0034】b.1.e. 他の有用なヒドロキシ官能
性ポリマーは、過剰の少なくとも1種の上記で代表的に
述べたようなアルコールのようなアルコールとイソシア
ネートと反応させてヒドロキシ官能性ウレタン類を得る
ことによって調製し得る。代表的な単官能イソシアネー
ト類には、アリルイソシアネートおよびトルリルイソシ
アネートとがある。代表的なポリイソシアネート類に
は、エチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシ
アネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメ
チレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、1,2−プロピレンジイソシアネート、1,2−
ブチレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシ
アネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、エチリ
デンジイソシアネートおよびブチリデンジイソシアネー
トのような脂肪族化合物;3−イソシアネートメチル−
3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネー
ト、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,3
−シクロヘキサンジイソシアネートおよび1,2−シク
ロヘキサンジイソシアネートのようなシクロアルキレン
化合物;m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニ
レンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジイソシ
アネート、1,5−ナフタレンジイソシアネートおよび
1,4−ナフタレンジイソシアネートのような芳香族化
合物;4,4’−ジフェニレンメタンジイソシアネー
ト、2,4−または2,6−トルエンジイソシアネー
ト、4,4’−トルイジンジイソシアネートおよび1,
4−キシリレンジイソシアネートのような脂肪族−芳香
族化合物;ベンゼン1,3−ビス(1−イソシアナト−
1−メチルエチル)がある。
【0035】さらに、ジアニシジンジイソシアネート、
4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネートおよび
クロロジフェニレンジイソシアネートのような核置換芳
香族化合物;トリフェニルメタン−4,−4’−4”−
トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアネート
ベンゼンおよび2,4,6−トリイソシアネートトルエ
ンのようなトリイソシアネート類;4,4’−ジフェニ
ル−ジメチルメタン−2,2’−5,5’−テトライソ
シアネートのようなテトライソシアネート類;並びに、
トリレンジイソシアネートのダイマーおよびトリマー、
およびビウレット、ウレタンおよび/またはアロファネ
ートの各結合を含有するたの種々のポリイソシアネート
類もある。これらのイソシアネートとアルコールとを典
型的に約25〜約150℃で反応させてヒドロキシ官能
性ポリマーを得る。
【0036】本発明の実施において特に好ましいヒドロ
キシ官能性物質は、トリメチロールプロパンジアリルエ
ーテルおよびアリルアルコールのような単官能アルコー
ル類;エチレングリコール、ジプロピレングリコール、
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,2−プロパンジオール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタ
ノール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)シク
ロヘキサン、トリメチレングリコール、テトラメチレン
グリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、デカメチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ノルボルニレングリコール、1,4−ベンゼ
ンジメタノール、1,4−ベンゼンジエタノール、2,
4−ジメチル−2−エチレンヘキサン−1,3−ジオー
ル、2−ブテン−1,4−ジオールのようなジオール類
およびトリオール類;トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、トリメチロールプロパンモノアリルエ
ーテル、トリメチロールヘキサン、トリエチロールプロ
パン、1,2,4−ブタントリオール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールのような
ポリオール類;およびこれらの混合物がある。
【0037】最も好ましいのは、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテル、プロピレングリコール、エチレン
グリコール、ジエチレングリコールおよにこれらの混合
物である。他のアルコール類も本明細書において挙げた
ものと等価であると見なすべきである。
【0038】c. アシドリシス反応生成物を用いた高
および低酸価生成物 上述したように、アシドリシス反応生成物をアルコール
とさらに反応させて高酸価または低酸価の生成物を得る
ことができる。本発明の目的において、“高酸価”と
は、約30よりも高い酸価を有する生成物であることを
意味する。“低酸価”とは、約20よりも低い酸価を有
する生成物を意味する。約20〜約30の酸価を有する
組成物は、高酸価生成物および低酸価生成物の両方の特
性を示す傾向にあり、従って、高酸価または低酸価のい
ずれとしても分類しないが、若干の試行錯誤によって、
そのような組成物もいずれかのカテゴリー中に受入れ得
るものであること認識すべきである。
【0039】指標として、アシドリシス反応生成物を約
55〜約65の高酸価に調製するには、次の化学量論的
割合(モル当量で)の物質を使用すべきである。使用す
るPET1モル当たり、約1.0〜約1.5モルの酸/
無水物をアシドリシス反応において用い、次いで、約
0.05〜約0.2モルのOHによってさらなる反応を
行うべきである。好ましくは、そのような高酸価生成物
においては、酸対PETのモル比は約1.0:1〜約
1.2:1であるべきであり、OH対PETのモル比は
約0.05:1〜約0.1:1であるべきである。
【0040】アシドリシス反応生成物を約20未満の低
酸価に調製するには、次の化学量論的割合(モル当量
で)の物質を使用すべきである。使用するPET1モル
当たり、約1.0〜約1.5モルの酸/無水物をアシド
リシス反応において用い、次いで、約0.1〜約0.3
モルのOHによってさらなる反応を行うべきである。好
ましくは、酸対PETのモル比は約1:1〜約1.2:
1であるべきであり、OH対PETのモル比は約0.1
5:1〜約0.25:1であるべきである。
【0041】d. 最終コーティング用生成物 上記2.c.節の生成物それ自体を、顔料、流動剤、触
媒、希釈剤、溶媒、紫外線吸収剤等の他の公知のコーテ
ィング添加剤と組合せて使用し得、あるいは上述のよう
にさらに混合し、反応させまたは変性し得る。上記2.
c.節の高酸価(即ち、約30よりも大)の生成物また
は上記の添加剤と組合せたそのような生成物を、水中第
3級アミンのような弱塩基溶液で1度中和させた水中に
分散または希釈し得る。中和方法は、当該技術において
周知である。好ましい実施態様においては、上記2.
c.節の高酸価生成物は、水中に希釈すると、その後、
アクリル系付加モノマー、オリゴマーおよびポリマー;
特に、他のエチレン系不飽和モノマーを必要に応じて共
存させた1種以上のアクリル酸またはメタクリル酸のア
ルキルエステルのようなアクリル系および他のエチレン
系不飽和モノマーのエマルジョン重合用の安定化用媒体
として作用する。
【0042】適当なアクリルエステル類には、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートおよび
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート;アクリロニ
トリル;アクリルアミド;塩化ビニル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、ビニルトルエン等の無機または有機
酸のビニルエステルのポリマーのようなビニルポリマー
類;スチレン;およびこれらの混合物がある。
【0043】エマルジョン重合反応条件は、当該技術に
おいて周知であり、米国特許第4,116,903号に
教示されている手順並びに後の各実施例において開示さ
れている手順を含み得る。
【0044】上記2.c.節の低酸価(即ち、約20よ
りも小)の生成物または上述の添加剤と組合せたそのよ
うな生成物を、キシレン、トルエン、ベンゼン、ミネラ
ルスピリット等の溶媒中に希釈させ得る。そのような生
成物は、その後、当該技術において周知のようにして風
乾させるかあるいは焼付けによって強制乾燥せしめ得
る。メラミンまたは等価の薬剤を加えて焼付け乾燥装置
内での乾燥を容易にするのが好ましいであろう。好まし
い実施態様においては、上記2.c.節の低酸価生成物
を、アクリル系モノマー、オリゴマーおよびポリマーで
直接変性して風乾性、焼付け性および水希釈性のコーテ
ィングを得ることができる。
【0045】適当なアクリル系モノマー、オリゴマーお
よびポリマーには、高酸価生成物において有用であると
教示されているアクリル系、ビニル系およびエチレン系
不飽和物質、並びにアクリル酸、メタクリル酸およびイ
タコン酸のようなアクリル酸自体がある。もう1つの好
ましい実施態様においては、上記2.c.節の高または
低酸価生成物のいずれかを、直接のアクリル変性によっ
てさらに変性し得る。直接のアクリル変性は、米国特許
第4,735,995号および第4,873,281号
に教示されている手順並びに後の各実施例において教示
されている手順のような当該技術において周知の条件下
で典型的に行う。
【0046】低酸価生成物をアクリル変性する場合、高
水準の酸官能性アクリル系物質の導入が最終のアクリル
変性コーティング生成物を水または他の水性系中に希釈
性にするであろう。一般的には、アクリルおよび他のエ
チレン系不飽和物質の総量の約1.0重量%よりも多い
酸官能性アクリル物質の量により、水希釈性であるコー
ティング用組成物を得るであろう。上記よりも少ない量
は、水希釈性でないコーティングを一般に生ずるであろ
う。
【0047】本発明のコーティングは、金属、プラスチ
ック、木材およびガラスのような任意の基体に、ブラシ
掛け、ディッピング、ロールコーティング、スプレーま
たはコーティング産業において通常用いられる他の方法
によって典型的に塗布し得る。代表的な不透明化顔料に
は、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン等の白色
顔料、および酸化鉄、カーボンブラック、フタロシアニ
ンブルー等の有機または無機有彩顔料がある。また、コ
ーティングは、炭酸カルシウム、クレー、シリカ、タル
ク等の体質顔料も含有し得る。
【0048】
【実施例】以下の実施例は、本発明をより完全に理解す
るための特定の実施態様およびその利点について説明す
るものである。特に断らない限り、“部”は重量部を意
味し、“パーセント”は重量%である。
【0049】
【実施例1】 PETのアシドリシス:高酸価水希釈性樹脂を、以下の
手順に従って調製した:不活性ガス、機械的攪拌機、バ
レット(Barrett) チューブおよびフリードリッヒコンデ
ンサーを備えた3リットルの4つ口丸底フラスコに、6
06.64gのポリエチレンテレフタレート、887.
6gの高含有量リノール脂肪酸〔プリファック(Prifac)
8960 〕、3.3gの酸化ジブチル錫触媒および55g
のキシレンを装入した。内容物を490°F(254.
4℃)に加熱し、すべての内容物が溶融し透明溶液が得
られるまで保持した。溶液を325°F(162.8
℃)に冷却し、70.65gのトリメチロールエタンを
加えた。内容物を465°F(240.6℃)に加熱
し、30〜50の酸価得るまで保持した。得ると直ぐ
に、加熱を止め、内容物を冷却した。最終樹脂生成物
は、98.8のNVM、31の酸価、4424のMz、
2367のMw、1389のMnおよび1.70のPd
を有していた。
【0050】
【実施例2】 PETのアシドリシス:低酸価樹脂を、以下の手順に従
って調製した:不活性ガス、機械的攪拌機、バレット(B
arrett) チューブおよびフリードリッヒコンデンサーを
備えた3リットルの4つ口丸底フラスコに、608.6
4gのポリエチレンテレフタレート、887.6gの高
含有量リノール脂肪酸〔プリファック(Prifac) 8960
〕、3.3gの酸化ジブチル錫触媒および55gのキ
シレンを装入した。内容物を490°F(254.4
℃)に加熱し、すべての内容物が溶融し透明溶液が得ら
れるまで保持した。溶液を325°F(162.8℃)
に冷却し、240gのトリメチロールエタンを加えた。
内容物を460°F(237.8℃)に加熱し、12未
満の酸価を得るまで保持した。得ると直ぐに、加熱を止
め、内容物を冷却した。最終樹脂生成物は、97.9の
NVM、12,200cpsの粘度(ブルックフィール
ドLVT#3、12rpm使用)、3.8の酸価、80
19のMz、3619のMw、1639のMnおよび
2.20のPdを有していた。
【0051】
【実施例3】 PETのアシドリシス:低酸価樹脂を、以下の手順に従
って調製した:不活性ガス、機械的攪拌機、バレット(B
arrett) チューブおよびフリードリッヒコンデンサーを
備えた3リットルの4つ口丸底フラスコに、764.7
2gのポリエチレンテレフタレート、1124.42g
のトール油脂肪酸、9.5gの酸化ジブチル錫触媒およ
び55gのキシレンを装入した。内容物を490°F
(254.4℃)に加熱し、すべての内容物が溶融し透
明溶液が得られるまで保持した。溶液を325°F(1
62.8℃)に冷却し、301.62gのトリメチロー
ルエタンを加えた。内容物を465°F(240.6
℃)に加熱し、10未満の酸価を得るまで保持した。得
ると直ぐに、加熱を止め、内容物を冷却した。最終樹脂
生成物は、98.3のNVM、11,200cpsの粘
度(ブルックフィールドLVT#3、12rpm使
用)、6.6の酸価、4464のMz、2522のM
w、1418のMnおよび1.78のPdを有してい
た。
【0052】
【実施例4】 直接アクリル変性:511gの実施例2の樹脂250g
のプロパゾール(Propasol; プロピレングリコールモノ
ブチルエーテル)を反応容器に装入し約140℃に加熱
した。反応容器に、304.0gのメチルメタクリレー
ト、50gのメタクリル酸、100.0gのヒドロキシ
エチルアクリレートおよび46gのエチルヘキシルアク
リレートを3.5時間に亘って加えた。12.5gのt
−ブチルパーベンゾエート(プロパゾール中2.5%)
の第2供給物を同じ時間で加えた。両供給物の完全な添
加を終えたとき、30gのプロパゾール中2.3gのt
−ブチルパーベンゾエートの追加物を1.5時間で加え
た。加熱を止め、容器の内容物を濾過した。
【0053】
【実施例5】 水中分散液:実施例5の組成物を1000gの水と50
gのトリエチルアミンに加えた。得られた組成物は、3
5.5%のNVM、8.05のpHおよび2150cp
sの粘度(ブルックフィールドLVT#3、12rp
m)を有していた。
【0054】
【実施例6】 焼付け乾燥エナメル配合物:実施例1に従って調製した
樹脂を、PVC18.0、NVM50.1、重量/ガロ
ン10.05ポンド/ガロン(1.20g/リットル)
および1.95ポンド/ガロン(0.234g/リット
ル)のVOCを有する焼付け乾燥コーティングに次のよ
うにして調製した:高速分散機内で、次の成分を磨砕し
た: 191.3g 実施例1の樹脂 40.7 プロパゾールP 5.9 ジメチルエタノールアミン 添加 228.5 ルチル型二酸化チタン 32.9 水 7H継続(ヘグマン グラインドで) 安定化 135.5 水 希釈 100.6 実施例1の樹脂 36.3 プロパゾールP 82.7 メラミン 5.4 ジメチルエタノールアミン 12.8 2−ブトキシエタノール(ブチルセロソルブ) 232.2 水
【0055】
【実施例7】 焼付け乾燥エナメル配合物:実施例2に従って調製した
樹脂を、PVC18.2、NVM81.8、重量/ガロ
ン11.7ポンド/ガロンおよび2.15ポンド/ガロ
ンのVOCを有する焼付け乾燥コーティングに次のよう
にして調製した:高速分散機内で、次の成分を磨砕し
た:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マドハッカー ラオ アメリカ合衆国 オハイオ州 44141 ブ リックスヴィル ディア ラン 10246 (72)発明者 リチャード エフ トムコ アメリカ合衆国 オハイオ州 44070 ノ ースオルムステッド タラ リン ドライ ヴ 3677 (72)発明者 ダニエル アール サイリー アメリカ合衆国 オハイオ州 44107 レ イクウッド 103 レイク アベニュー 1811

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.ポリエチレンテレフタレートと酸お
    よび無水物官能性物質からなる群の1員とを反応させ;
    b.工程aの生成物とアルコールとを反応させた反応生
    成物を含み、得られた組成物が約20よりも低い酸価を
    有するものであることを特徴とする非水性コーティング
    用組成物。
  2. 【請求項2】 アルコールが、数平均分子量約4000
    未満の単官能アルコール類、ジオール類およびトリオー
    ル類からなる群から選ばれる請求項1記載のコーティン
    グ用組成物。
  3. 【請求項3】 アルコールが、a)メタノール、エタノ
    ール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、リノ
    レイルアルコール、トリメチロールプロパンジアリルエ
    ーテル、アリルアルコール、2−メルカプトアルコール
    およびこれらの混合物のようなC1 〜C22の線状および
    枝分かれの飽和および不飽和アルコール類;b)グリセ
    リン、ひまし油、エチレングリコール、ジプロピレング
    リコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
    ジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−プロパン
    ジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
    ジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジ
    オール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
    ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
    ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シ
    クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
    メタノール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)
    シクロヘキサン、トリメチレングリコール、テトラメチ
    レングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
    チレングリコール、デカメチレングリコール、ジエチレ
    ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
    ングリコール、ノルボルニレングリコール、1,4−ベ
    ンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジエタノール、
    2,4−ジメチル−2−エチレンヘキサン−1,3−ジ
    オール、2−ブテン−1,4−ジオールのような飽和お
    よび不飽和のポリオール類;トリメチロールエタン、ト
    リメチロールプロパン、トリメチロールプロパンモノア
    リルエーテル、トリメチロールヘキサン、トリエチロー
    ルプロパン、1,2,4−ブタントリオール、グリセリ
    ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールの
    ようなポリオール類;およびこれらの混合物;c)ポリ
    プロピレンエーテルグリコールおよびポリエチレンエー
    テルグリコールのようなジオールまたはポリオールとア
    ルキレンオキサイドとの反応によって調製したポリエー
    テルポリオール類;d)多価アルコールとポリカルボン
    酸または無水物とを乾性油、半乾性油または非乾性油脂
    肪酸の存在または不存在下にヒドロキシ基の過剰を維持
    しながら縮合させることによって調製したポリエステル
    類;e)エポキシドおよび/またはポリエポキシドの第
    1級または好ましくは第2級アミンまたはポリアミンに
    よる開環反応によって調製したヒドロキシ官能性ポリマ
    ー類;f)過剰の少なくとも1種のアルコールとイソシ
    アネートとの反応によって調製したヒドロキシ官能性ウ
    レタンポリマー類からなる群から選ばれる請求項2記載
    のコーティング用組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエチレンテレフタレートの1モル当
    たり、約0.1〜約0.3モルのヒドロキシ官能性と約
    1.0〜約1.5モルの酸/無水物官能性が存在する請
    求項2記載のコーティング用組成物。
  5. 【請求項5】 アルコールが、トリメチロールプロパン
    ジアリルエーテルおよびアリルアルコールのような単官
    能アルコール類;エチレングリコール、ジプロピレング
    リコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
    ジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−プロパン
    ジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
    ジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジ
    オール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
    ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
    ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シ
    クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
    メタノール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)
    シクロヘキサン、トリメチレングリコール、テトラメチ
    レングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
    チレングリコール、デカメチレングリコール、ジエチレ
    ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
    ングリコール、ノルボルニレングリコール、1,4−ベ
    ンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジエタノール、
    2,4−ジメチル−2−エチレンヘキサン−1,3−ジ
    オール、2−ブテン−1,4−ジオールのようなジオー
    ル類およびトリオール類;トリメチロールエタン、トリ
    メチロールプロパン、トリメチロールプロパンモノアリ
    ルエーテル、トリメチロールヘキサン、トリエチロール
    プロパン、1,2,4−ブタントリオール、グリセリ
    ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールの
    ようなポリオール類;およびこれらの混合物からなる群
    から選ばれる請求項3記載のコーティング用組成物。
  6. 【請求項6】 アルコールが、トリメチロールプロパン
    ジアリルエーテル、プロピレングリコール、エチレング
    リコール、ジエチレングリコールおよびこれらの混合物
    からなる群から選ばれる請求項5記載のコーティング用
    組成物。
  7. 【請求項7】 酸および無水物官能性物質が、安息香
    酸、クロトン酸およびソルビン酸のような単官能酸類;
    フタル酸、琥珀酸、アジピン酸、アゼライン酸、マレイ
    ン酸、フマル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ナフ
    タレンジカルボン酸、カルボキシ末端化ポリブタジエ
    ン、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,
    4'-ジカルボキシジフェノキシエタン、ピララクトンの
    ヒドロキシカルボン酸のような平均で少なくとも2個の
    酸官能性を有する酸類;酪酸、カプロン酸、カプリル
    酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
    ン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、
    アラキジン酸、ベヘン酸およびリグノセリン酸のような
    飽和酸類;パルミトレイン酸、オレイン酸、リシノール
    酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、リ
    カリン酸(licaric asid)、ガドレイン酸およびエラシ
    ン酸(eracic asid) のような不飽和酸類;カノラ(canol
    a)油、なたね油、ひまし油、脱水ひまし油、ココナツ
    油、コーヒー油、トウモロコシ油、綿実油、魚油、ラー
    ド、アマニ油、オチシカ(oticica) 油、パーム核油、ピ
    ーナツ油、えの油、ベニバナ油、大豆油、ひまわり油、
    獣油、桐油、クルミ油、ヴェーノニア(vernonia)油、ト
    ール油およびメンハーデン油のような油類(またはその
    脂肪酸類);天然または合成の油と脂肪酸、特に、高ヨ
    ウ素価を有する油と脂肪酸とのブレンドまたは混合物;
    無水フタル酸、無水3−ニトロフタル酸、無水4−ニト
    ロフタル酸、無水3−フルオロフタル酸、無水4−クロ
    ロフタル酸、無水テトラクロロフタル酸、無水テトラブ
    ロモフタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサ
    ヒドロフタル酸、無水メチルヘキサヒドロフタル酸、無
    水琥珀酸、無水ドデセニル琥珀酸、無水オクチル琥珀
    酸、無水マレイン酸、無水ジクロロマレイン酸、無水グ
    ルタル酸、無水アジピン酸、無水クロレンド酸(chloren
    dic anhydride)、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、
    無水エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水シクロ
    ヘキサン−1,2−ジカルボン酸、無水4−シクロヘキ
    セン−1,2−ジカルボン酸、無水4−メチル−4−シ
    クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、無水5−ノルボ
    ルネン−2,3−ジカルボン酸、無水1,4−シクロヘ
    キサジエン−1,2−ジカルボン酸、無水1,3−シク
    ロペンタンジカルボン酸、無水ジグリコール酸のような
    無水物;無水トリメリット酸、無水アコニット酸、無水
    2,6,7−ナフタレントリカルボン酸、無水1,2,
    4−ブタントリカルボン酸、無水1,3,4−シクロペ
    ンタントリカルボン酸のような無水物基以外に遊離のカ
    ルボキシル基を有する無水物;およびこれらの混合物か
    らなる群から選ばれる請求項1記載のコーティング用組
    成物。
  8. 【請求項8】 酸および無水物官能性物質が、請求項7
    の植物油脂肪酸類および無水トリメリット酸からなる群
    から選ばれる請求項7記載のコーティング用組成物。
  9. 【請求項9】 a.ポリエチレンテレフタレートと酸お
    よび無水物官能性物質からなる群の1員との反応生成物
    を得; b.工程aの組成物をさらにアルコールと反応させて約
    20よりも低い酸価を有する組成物を調製し; c.そして、アクリル系または他のエチレン系不飽和モ
    ノマーを工程bの組成物の存在下に重合させて得られる
    コーティング用組成物。
  10. 【請求項10】 アルコールが、数平均分子量約400
    0以下の単官能アルコール類、ジオール類およびトリオ
    ール類からなる群から選ばれる請求項9記載のコーティ
    ング用組成物。
  11. 【請求項11】 アルコールが、a)メタノール、エタ
    ノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、リ
    ノレイルアルコール、トリメチロールプロパンジアリル
    エーテル、アリルアルコールおよびこれらの混合物のよ
    うなC1 〜C22の線状および枝分かれの飽和および不飽
    和アルコール類;b)グリセリン、ひまし油、エチレン
    グリコール、ジプロピレングリコール、2,2,4−ト
    リメチル−1,3−ペンタンジオール、ネオペンチルグ
    リコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパ
    ンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタン
    ジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタン
    ジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジメチ
    ル−1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサ
    ンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノー
    ル、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−ビ
    ス(2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘキサン、トリメ
    チレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタ
    メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカ
    メチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
    レングリコール、テトラエチレングリコール、ノルボル
    ニレングリコール、1,4−ベンゼンジメタノール、
    1,4−ベンゼンジエタノール、2,4−ジメチル−2
    −エチレンヘキサン−1,3−ジオール、2−ブテン−
    1,4−ジオールのような飽和および不飽和のポリオー
    ル類;トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
    ン、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、トリ
    メチロールヘキサン、トリエチロールプロパン、1,
    2,4−ブタントリオール、グリセリン、ペンタエリス
    リトール、ジペンタエリスリトールのようなポリオール
    類;およびこれらの混合物;c)ポリプロピレンエーテ
    ルグリコールおよびポリエチレンエーテルグリコールの
    ようなジオールまたはポリオールとアルキレンオキサイ
    ドとの反応によって調製したポリエーテルポリオール
    類;d)多価アルコールとポリカルボン酸または無水物
    とを乾性油、半乾性油または非乾性油脂肪酸の存在また
    は不存在下にヒドロキシ基の過剰を維持しながら縮合さ
    せることによって調製したポリエステル類;e)エポキ
    シドおよび/またはポリエポキシドの第1級または好ま
    しくは第2級アミンまたはポリアミンによる開環反応に
    よって調製したヒドロキシ官能性ポリマー類;f)過剰
    の少なくとも1種のアルコールとイソシアネートとの反
    応によって調製したヒドロキシ官能性ウレタンポリマー
    類からなる群から選ばれる請求項10記載のコーティン
    グ用組成物。
  12. 【請求項12】 ポリエチレンテレフタレートの1モル
    当たり、約0.1〜約0.3モルのヒドロキシ官能性と
    約1.0〜約1.5モルの酸/無水物官能性が存在する
    請求項11記載のコーティング用組成物。
  13. 【請求項13】 アルコールが、トリメチロールプロパ
    ンジアリルエーテルおよびアリルアルコールのような単
    官能アルコール類;エチレングリコール、ジプロピレン
    グリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタ
    ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−プロパ
    ンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
    ンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタン
    ジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサ
    ンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオ
    ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−
    シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサン
    ジメタノール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキ
    シ)シクロヘキサン、トリメチレングリコール、テトラ
    メチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキ
    サメチレングリコール、デカメチレングリコール、ジエ
    チレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエ
    チレングリコール、ノルボルニレングリコール、1,4
    −ベンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジエタノー
    ル、2,4−ジメチル−2−エチレンヘキサン−1,3
    −ジオール、2−ブテン−1,4−ジオールのようなジ
    オール類およびトリオール類;トリメチロールエタン、
    トリメチロールプロパン、トリメチロールプロパンモノ
    アリルエーテル、トリメチロールヘキサン、トリエチロ
    ールプロパン、1,2,4−ブタントリオール、グリセ
    リン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール
    のようなポリオール類;およびこれらの混合物からなる
    群から選ばれる請求項12記載のコーティング用組成
    物。
  14. 【請求項14】 アルコールが、トリメチロールプロパ
    ンジアリルエーテル、プロピレングリコール、エチレン
    グリコール、ジエチレングリコールおよびこれらの混合
    物からなる群から選ばれる請求項13記載のコーティン
    グ用組成物。
  15. 【請求項15】 酸および無水物官能性物質が、安息香
    酸、クロトン酸およびソルビン酸のような単官能酸類;
    フタル酸、琥珀酸、アジピン酸、アゼライン酸、マレイ
    ン酸、フマル酸、トリメリット酸、トリメシン酸、ナフ
    タレンジカルボン酸、カルボキシ末端化ポリブタジエ
    ン、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,
    4'-ジカルボキシジフェノキシエタン、ピララクトンの
    ヒドロキシカルボン酸のような平均で少なくとも2個の
    酸官能性を有する酸類;酪酸、カプロン酸、カプリル
    酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
    ン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、
    アラキジン酸、ベヘン酸およびリグノセリン酸のような
    飽和酸類;パルミトレイン酸(palmitoleic asid)、オレ
    イン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレ
    オステアリン酸、リカリン酸(licaric asid )、ガドレ
    イン酸およびエラシン酸(eracic asid) のような不飽和
    酸類;カノラ(canola)油、なたね油、ひまし油、脱水ひ
    まし油、ココナツ油、コーヒー油、トウモロコシ油、綿
    実油、魚油、ラード、アマニ油、オチシカ(oticica)
    油、パーム核油、ピーナツ油、えの油、ベニバナ油、大
    豆油、ひまわり油、獣油、桐油、クルミ油、ヴェーノニ
    ア(vernonia)油、トール油およびメンハーデン油のよう
    な油類(またはその脂肪酸類);天然または合成の油と
    脂肪酸、特に、高ヨウ素価を有する油と脂肪酸とのブレ
    ンドまたは混合物;無水フタル酸、無水3−ニトロフタ
    ル酸、無水4−ニトロフタル酸、無水3−フルオロフタ
    ル酸、無水4−クロロフタル酸、無水テトラクロロフタ
    ル酸、無水テトラブロモフタル酸、無水テトラヒドロフ
    タル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルヘキサ
    ヒドロフタル酸、無水琥珀酸、無水ドデセニル琥珀酸、
    無水オクチル琥珀酸、無水マレイン酸、無水ジクロロマ
    レイン酸、無水グルタル酸、無水アジピン酸、無水クロ
    レンド酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水エ
    ンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水シクロヘキサ
    ン−1,2−ジカルボン酸、無水4−シクロヘキセン−
    1,2−ジカルボン酸、無水4−メチル−4−シクロヘ
    キセン−1,2−ジカルボン酸、無水5−ノルボルネン
    −2,3−ジカルボン酸、無水1,4−シクロヘキサジ
    エン−1,2−ジカルボン酸、無水1,3−シクロペン
    タンジカルボン酸、無水ジグリコール酸のような無水
    物;無水トリメリット酸、無水アコニット酸、無水2,
    6,7−ナフタレントリカルボン酸、無水1,2,4−
    ブタントリカルボン酸、無水1,3,4−シクロペンタ
    ントリカルボン酸のような無水物基以外に遊離のカルボ
    キシル基を有する無水物;およびこれらの混合物からな
    る群から選ばれる請求項9記載のコーティング用組成
    物。
  16. 【請求項16】 酸および無水物官能性物質が、請求項
    15の植物油脂肪酸類および無水トリメリット酸からな
    る群から選ばれる請求項15記載のコーティング用組成
    物。
  17. 【請求項17】 アクリル系および他のエチレン系不飽
    和モノマーが、メチル(メタ)アクリレート、エチル
    (メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
    ト、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル
    (メタ)アクリレートおよび2−エチルヘキシル(メ
    タ)アクリレートのようなアクリルエステル類;アクリ
    ロニトリル;アクリルアミド;塩化ビニル、酢酸ビニ
    ル、プロピオン酸ビニル、ビニルトルエンのような無機
    または有機酸のビニルエステルのポリマーのようなビニ
    ルポリマー類;スチレン;アクリル酸、メタクリル酸お
    よびイタコン酸のようなアクリル酸類;およびこれらの
    混合物からなる群から選ばれる請求項9記載のコーティ
    ング用組成物。
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