JPH052713B2 - - Google Patents

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JPH052713B2
JPH052713B2 JP58033125A JP3312583A JPH052713B2 JP H052713 B2 JPH052713 B2 JP H052713B2 JP 58033125 A JP58033125 A JP 58033125A JP 3312583 A JP3312583 A JP 3312583A JP H052713 B2 JPH052713 B2 JP H052713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handwriting
dye
inorganic fine
fine powder
amount
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58033125A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59157161A (ja
Inventor
Fumio Iizuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP3312583A priority Critical patent/JPS59157161A/ja
Publication of JPS59157161A publication Critical patent/JPS59157161A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は色鉛筆芯に関する。筆跡が十分に鮮明
でありながら、感光紙にはその筆跡を残さないよ
うにしたものである。 (従来の技術) 一般に、色鉛筆芯は、樹脂、ワツクス、無機微
粉、顔料を主材としている。樹脂は結合材として
のもであり、一例としては、エポキン樹脂、シリ
コーン樹脂、アラビアゴム、メチルセルロース、
ニトロセルロス、ポリビニルアルコール、塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体、アクリルニトリル・
スチレン共重合体、などが挙げられる。ワツクス
は潤滑材としてのものであり、一例としては、パ
ラフイン、ステアリン酸、キヤンデリラワツクス
などを挙げられる。無機微粉は体質材としてのも
のであり、一例としては、粘土、酸化チタン、タ
ルク、バライト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウムなどを挙げられる。この無機微粉は、顔料と
の併用にあつて、着色材としての働きもなす。ま
た、この無機微粉に中には光透過性のものもあ
る。顔料は着色材としてのものであり、天然のも
の、合成されたもの、例挙するまでもないところ
である。尚、染料を着色材として使用することも
知られている。 (発明が解決しようとする課題) 顔料の使用は、筆跡を鮮明にする上で都合が良
いが、顔料は感光紙の反応領域の光の透過性に劣
るので、ジゾア式複写のような感光紙反応方式の
複写において、筆跡を残したくない場合には都合
が悪い。図の下書きとして書いたものなどもその
まま複写されてしまう。 (課題を解決するための手段) 顔料ではなく、染料を使用する、それも、赤系
染料である。そして、その使用量も0.15乃至5重
量%の割合とする。また合わせて、無機微粉とし
ても光透性性のものを選択する。即ち、本発明
は、樹脂、ワツクス、無機微粉及び染料を少くと
も主材とする色鉛筆芯であつて、前記染料が赤系
染料であり、また、この赤系染料の量が0.15乃至
5重量%の割合であり、かつ、前記無機微粉が光
透過性無機微粉であることを特徴とする色鉛筆芯
を要旨とする。 以下、詳述する。 一般に、光透過性と筆跡鮮明性とは逆相関関係
となる。即ち、感光紙に筆跡を残し難いものは筆
跡鮮明性に劣り、筆跡鮮明性に優れるものは感光
紙に筆跡を残し易い。例えば、染料は顔料と比べ
て光透過性に優れる反面、筆跡鮮明性に劣る。ま
た、同じ顔料、染料の中においても、青系のもの
は赤系のものと比べて、光透過性に優れる反面、
筆跡鮮明性に劣る。 この光透過性と筆跡鮮明性との逆相関関係の存
在の中で、両特性を可及的良好にするには、使用
材料が選択がきわめて重量になる。 更に、その使用材料の選択とともに重量なのが
使用量の特定である。光透過性と筆跡鮮明性との
逆相関関係は使用量において存在し、選択材料の
使用量が多ければ多いほど、筆跡は鮮明になる反
面、光透過性は悪くなる。 これら考慮の結果、また、種々材質、種々使用
量での検討の結果、更に、通常の筆圧値も加味し
た結果、本発明で選択されたのが、染料であり、
赤系のものであり、そして0.15乃至5重量%の割
合である。これ以外では、通常の使用で十分な筆
跡鮮明性を有し、かつ、感光紙に筆跡を残し難い
ものとはならない。 この赤系染料としては、色鉛筆芯として赤、ピ
ンク、紫がかつた赤といつた色を感じさせるよう
なものを適宜選択できるが、好ましくは油性のも
のを使用する。尚、量は、上述範囲内でも、特
に、0.17乃至1.3重量%とするとより好ましい。 樹脂も、これに合わせて油溶性のもの、例え
ば、ニトロセルロース、スチレン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、エステル系樹脂などを試用するのが好
ましい。空気中の水分などによる経時的吸湿によ
つて次第に強度が低くなるのを防止する。尚、樹
脂の量は、使用するものによつても異なるので一
概に決められないが、15〜50重量%程度にすると
概ね好ましい。 また、無機微粉も光透過性に大きく影響するの
で、タクルやベントナイトなど光透過性のものを
選択使用する。一般に、Sio2を少なくとも構造主
体とするものが良好な傾向に有る。尚、好ましい
量は、樹脂同様概ねであるが、10〜60重量%であ
る。 残るワツクスとしても、なるべく光透過性の高
いものが好ましいが、ワツクスは潤滑材としての
基本的使用目的があり、また、樹脂とともに、無
機微粉に比べればはるかに光透過性に与える影響
は小さいので、前述したもの、あるいは漂白カル
ナウバワツクスなど適宜使用すればよい。尚、好
ましい量は、樹脂などと同様概ねであるが、5〜
40重量%である。 本発明の色鉛筆芯を得るには、これらを材料と
し、それに、溶剤や可塑剤などを必要に応じて使
用し、混練、成形するばよい。 (実施例) 以下、単に部とあるいは重量部を示す。また、
全体をほぼ100部としてあるので、使用量がほと
んどそのまま重量%に相当する。 実施例 1 ニトロセルロース(結合材) 30部 オイルピンク(油性染料:オリエント化学工業
(株)製) 0.6部 タルク 20部 S−Ben(有機ベントナイト:(株)豊順洋行製)
20部 パラフイン(潤滑材) 10部 ステアリング(潤滑材) 20部 上記材料中、ニトロセルロースとオイルピンク
とを低沸点溶剤を用いて十分に混練しておいた。
また、パラフインとステアリン酸も低沸点溶剤を
用いて十分に混練しておいた。これら両混練物、
それに、タルクとS−Benも加えて十分に混練し
た。溶剤の蒸発により適当な粘度となつたともろ
で、繊細状に押出成形し、残る溶剤分を十分に除
去した後、所定長さに切断した。こうして得たも
のは、かなり赤味の濃いやや透明感のある0.9ミ
リ径のシヤープペンシル用芯である。 実施例 2〜4 実施例1において、オイルピンクの使用量を
0.6部から、0.2部、1部、3部と変えた以外、す
べて実施例1と同様にした。 比較例 1、2 実施例1において、オイルピンクの使用量を
0.6部から0.1部、6部と変えた以外、すべて実施
例1と同様にした。 上記各例で得たものを、薄手の白色上質紙に垂
直筆記し、筆跡の鮮明性と感光紙への残存性とを
調べた結果を下記する。
【表】 (発明の効果) 以上述べたように、本発明の色鉛筆芯は、 ●着色材として知られてはいても従来の色鉛筆芯
では一般に使用されなかつた染料を着色材とし
て単に選択するだけではなく、 ●染料、顔料を問わず、他の色系のものと比べて
も筆跡を感光紙に残し易いという通念にあつた
赤系のものを特に選択し、 ●また、その使用量を0.15乃至5重量%という特
定のものとし、 ●更に、体質材にも光透過性微粉を選択し、 ●そして、樹脂、ワツクスとともに、これらを使
用してなる ことにより、通常の筆記に対する十分な筆跡鮮明
性と、この筆跡の感光紙に対する比残存性とを両
立させることができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 樹脂、ワツクス、無機微粉及び染料を少くと
    も主材とする色鉛筆芯であつて、前記染料が赤系
    染料であり、また、この赤系染料の量が0.15乃至
    5重量%の割合であり、かつ、前記無機微粉が光
    透過性無機微粉であることを特徴とする色鉛筆
    芯。
JP3312583A 1983-02-28 1983-02-28 色鉛筆芯 Granted JPS59157161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312583A JPS59157161A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 色鉛筆芯

Applications Claiming Priority (1)

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JP3312583A JPS59157161A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 色鉛筆芯

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Publication Number Publication Date
JPS59157161A JPS59157161A (ja) 1984-09-06
JPH052713B2 true JPH052713B2 (ja) 1993-01-13

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ID=12377898

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JP3312583A Granted JPS59157161A (ja) 1983-02-28 1983-02-28 色鉛筆芯

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5539035A (en) * 1994-10-12 1996-07-23 The Mead Corporation Recyclable wax-coated containers
JP6423158B2 (ja) * 2014-02-27 2018-11-14 三菱鉛筆株式会社 色鉛筆芯

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5064029A (ja) * 1973-10-05 1975-05-30
JPS54121829A (en) * 1978-03-10 1979-09-21 Pentel Kk Method of making lead for color pencil

Patent Citations (2)

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