JPH05270541A - カートン用中敷 - Google Patents
カートン用中敷Info
- Publication number
- JPH05270541A JPH05270541A JP10237192A JP10237192A JPH05270541A JP H05270541 A JPH05270541 A JP H05270541A JP 10237192 A JP10237192 A JP 10237192A JP 10237192 A JP10237192 A JP 10237192A JP H05270541 A JPH05270541 A JP H05270541A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carton
- liner
- oil
- insole
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な断熱作用を呈するとともに取扱いが簡
単で廃棄性にも優れた中敷を提供する。 【構成】 熱調理済み食品の持ち帰り用カートンＣに使
用する中敷１を、耐油性のある紙からなる片面段ボール
で形成する。中芯の空間や中芯及びライナーの素材自身
により断熱作用が行われる。内容物から出た水分や油が
余計に吸収されずに中芯の凹部に効果的に落下するの
で、内容物を長い間に渡って良好な状態で収納しておく
ことができる。中敷はシート状のまま又は折り曲げて入
れるだけでよいので嵩張ることがなく取扱いが容易であ
り、使用後においてはカートンとともに簡単に焼却処分
できる。
単で廃棄性にも優れた中敷を提供する。 【構成】 熱調理済み食品の持ち帰り用カートンＣに使
用する中敷１を、耐油性のある紙からなる片面段ボール
で形成する。中芯の空間や中芯及びライナーの素材自身
により断熱作用が行われる。内容物から出た水分や油が
余計に吸収されずに中芯の凹部に効果的に落下するの
で、内容物を長い間に渡って良好な状態で収納しておく
ことができる。中敷はシート状のまま又は折り曲げて入
れるだけでよいので嵩張ることがなく取扱いが容易であ
り、使用後においてはカートンとともに簡単に焼却処分
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱調理済み食品の持ち
帰り用カートンに使用される中敷に関するものである。
帰り用カートンに使用される中敷に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、フライドチキンやお好み焼など
の熱調理済み食品、いわゆるファーストフードの持ち帰
り用容器として板紙製の蓋付きカートンが広く使用され
ているが、油の染み出しや断熱性を考慮し従来は発泡ポ
リスチレン等からなるプラスチック製のトレーを中敷と
して使用するようにしている。
の熱調理済み食品、いわゆるファーストフードの持ち帰
り用容器として板紙製の蓋付きカートンが広く使用され
ているが、油の染み出しや断熱性を考慮し従来は発泡ポ
リスチレン等からなるプラスチック製のトレーを中敷と
して使用するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプラスチ
ック製のトレーは、断熱効果に優れているという利点は
あるものの、取扱い時において嵩張る上に、これを廃棄
した後に焼却すると有毒ガスを発生したり焼却炉を傷め
るという問題があることから、公害上の観点からもでき
ればこのようなトレーを使用しないことが望まれてい
る。
ック製のトレーは、断熱効果に優れているという利点は
あるものの、取扱い時において嵩張る上に、これを廃棄
した後に焼却すると有毒ガスを発生したり焼却炉を傷め
るという問題があることから、公害上の観点からもでき
ればこのようなトレーを使用しないことが望まれてい
る。
【０００４】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、良好な断熱
作用を呈するとともに取扱いが簡単で廃棄性にも優れた
カートン用中敷を提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、良好な断熱
作用を呈するとともに取扱いが簡単で廃棄性にも優れた
カートン用中敷を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるカートン用中敷は、耐油性のある紙
からなる片面段ボールにて形成したことを特徴とするも
のである。
に、本発明におけるカートン用中敷は、耐油性のある紙
からなる片面段ボールにて形成したことを特徴とするも
のである。
【０００６】
【作用】上述の本発明の中敷は、片面段ボールの中芯側
が上向きとなる状態でカートンの中に入れて使用され
る。そして、中芯の空間や中芯及びライナーの素材自身
により断熱作用が行われる。また、内容物は中芯の凸部
先端に当接して載置されるので、内容物から出る水分や
油は中芯の溝の中に落下する。
が上向きとなる状態でカートンの中に入れて使用され
る。そして、中芯の空間や中芯及びライナーの素材自身
により断熱作用が行われる。また、内容物は中芯の凸部
先端に当接して載置されるので、内容物から出る水分や
油は中芯の溝の中に落下する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【０００８】図１に示す実施例のカートン用中敷１は、
片面段ボールをカートンの底の大きさに切断して作成さ
れたシート状のものであり、この片面段ボールは耐油性
のある原紙からなっている。
片面段ボールをカートンの底の大きさに切断して作成さ
れたシート状のものであり、この片面段ボールは耐油性
のある原紙からなっている。
【０００９】耐油性のある原紙としては、耐油加工液を
抄紙段階で内添するか、或いは抄紙後にコーティングす
ることで耐油加工したものを使用するとよい。この耐油
加工液としてはフッ素樹脂系のもの、具体的には住友ス
リーエム製の「スコッチバンペーパープロテクターＦＣ
−８０７」や旭硝子製の「旭ガードＡＧ−５３０」、
「旭ガードＡＧ−５５０」などを使用することができ
る。また、すでに耐油加工を施された原紙を使用しても
よく、このような原紙としては、王子製紙製の「耐油
紙」等がある。
抄紙段階で内添するか、或いは抄紙後にコーティングす
ることで耐油加工したものを使用するとよい。この耐油
加工液としてはフッ素樹脂系のもの、具体的には住友ス
リーエム製の「スコッチバンペーパープロテクターＦＣ
−８０７」や旭硝子製の「旭ガードＡＧ−５３０」、
「旭ガードＡＧ−５５０」などを使用することができ
る。また、すでに耐油加工を施された原紙を使用しても
よく、このような原紙としては、王子製紙製の「耐油
紙」等がある。
【００１０】また、別の形態としては、原紙自体に耐油
加工を施さずに、中芯を構成する原紙の外面に合成樹脂
（ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
メチルペンテン等）を押出しコーティングやフィルムラ
ミネートすることにより耐油性を付加した加工紙を使用
してもよい。さらにライナーを構成する原紙の外面にも
同様な加工を施した加工紙を合わせて使用してもよい。
加工を施さずに、中芯を構成する原紙の外面に合成樹脂
（ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
メチルペンテン等）を押出しコーティングやフィルムラ
ミネートすることにより耐油性を付加した加工紙を使用
してもよい。さらにライナーを構成する原紙の外面にも
同様な加工を施した加工紙を合わせて使用してもよい。
【００１１】上記の中敷１は図２に示すようにカートン
Ｃの中に入れて使用される。すなわち、折畳み箱からな
るカートンＣを店頭において起函し、片面段ボールの中
芯側が上向きとなるように中敷１をカートンＣ内に落と
し込んだ状態とした後、熱調理済みの食品を中敷１の上
に載せるようにしてカートンＣ内に収納し、蓋をして持
ち帰り形態とする。
Ｃの中に入れて使用される。すなわち、折畳み箱からな
るカートンＣを店頭において起函し、片面段ボールの中
芯側が上向きとなるように中敷１をカートンＣ内に落と
し込んだ状態とした後、熱調理済みの食品を中敷１の上
に載せるようにしてカートンＣ内に収納し、蓋をして持
ち帰り形態とする。
【００１２】このようにして食品が入れられると、片面
段ボールにおける中芯の空間や中芯及びライナーの素材
自身により断熱作用が行われ、食品の熱がカートンＣの
底に直接伝わることがないので、調理したての食品を入
れても熱くて持ちづらいということがない。また、食品
は中芯の凸部のみと接触し、食品から出る水分や油は中
芯に染み込むことなく中芯の凹部に落下し食品がこれら
に浸ることがない。
段ボールにおける中芯の空間や中芯及びライナーの素材
自身により断熱作用が行われ、食品の熱がカートンＣの
底に直接伝わることがないので、調理したての食品を入
れても熱くて持ちづらいということがない。また、食品
は中芯の凸部のみと接触し、食品から出る水分や油は中
芯に染み込むことなく中芯の凹部に落下し食品がこれら
に浸ることがない。
【００１３】図３に示される実施例の中敷２は、カート
ンの底の大きさをした底面２ａに対し両サイドの側面２
ｂを中芯の方向と直角に立ててカートン内に入れるよう
にしたものである。
ンの底の大きさをした底面２ａに対し両サイドの側面２
ｂを中芯の方向と直角に立ててカートン内に入れるよう
にしたものである。
【００１４】図４に示される実施例の中敷３は、底面３
ａに対して周囲の４側面３ｂを立ててカートン内に入れ
るようにしたものである。
ａに対して周囲の４側面３ｂを立ててカートン内に入れ
るようにしたものである。
【００１５】収納した食品から出る水分や油が多い場
合、落下した水分や油は中芯の凹部に沿って流れて中敷
から溢れようとするが、上記の中敷２，３では側面２
ｂ，３ｂにより堰き止められるので、水分や油がカート
ンの板紙に染み出すことがない。また、特に図４に示す
中敷３では、周囲が囲まれているので、食品がカートン
の側壁に当たってこの部分から油等が染み出したりする
こともない。
合、落下した水分や油は中芯の凹部に沿って流れて中敷
から溢れようとするが、上記の中敷２，３では側面２
ｂ，３ｂにより堰き止められるので、水分や油がカート
ンの板紙に染み出すことがない。また、特に図４に示す
中敷３では、周囲が囲まれているので、食品がカートン
の側壁に当たってこの部分から油等が染み出したりする
こともない。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカートン
用中敷は、耐油性のある紙からなる片面段ボールにて形
成したので、中芯の空間や中芯及びライナーの素材自身
により断熱作用が良好に行われるとともに、内容物から
出た水分や油が余計に吸収されずに中芯の凹部に効果的
に落下することから、内容物を長い間に渡って良好な状
態で収納しておくことができる。
用中敷は、耐油性のある紙からなる片面段ボールにて形
成したので、中芯の空間や中芯及びライナーの素材自身
により断熱作用が良好に行われるとともに、内容物から
出た水分や油が余計に吸収されずに中芯の凹部に効果的
に落下することから、内容物を長い間に渡って良好な状
態で収納しておくことができる。
【００１７】また、使用時に際しては、シート状の中敷
をそのまま又は折り曲げて入れるだけでよいので、嵩張
ることがなく取扱いが容易であるとともに、使用後はカ
ートンとともに簡単に焼却処分できるので廃棄性にも優
れている。
をそのまま又は折り曲げて入れるだけでよいので、嵩張
ることがなく取扱いが容易であるとともに、使用後はカ
ートンとともに簡単に焼却処分できるので廃棄性にも優
れている。
【図１】本発明に係るカートン用中敷の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１に示す中敷の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】本発明に係るカートン用中敷の他の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】さらに他の実施例を示す斜視図である。
１，２，３ カートン用中敷 Ｃ カートン
Claims (1)
- 【請求項１】 耐油性のある紙からなる片面段ボールに
て形成したことを特徴とするカートン用中敷。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4102371A JP3053960B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | カートン用中敷 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4102371A JP3053960B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | カートン用中敷 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05270541A true JPH05270541A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3053960B2 JP3053960B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=14325607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4102371A Expired - Fee Related JP3053960B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | カートン用中敷 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3053960B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5568877A (en) * | 1994-09-19 | 1996-10-29 | Boise Cascade Corporation | Method of manufacture for container for hot food |
| US9744738B2 (en) | 2011-10-13 | 2017-08-29 | Smart Packaging, LLC | Embossed sheet and method of making and using same |
| US10314429B2 (en) | 2011-10-13 | 2019-06-11 | Smart Packaging, LLC | Embossed paper-based bakeable tray |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP4102371A patent/JP3053960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5568877A (en) * | 1994-09-19 | 1996-10-29 | Boise Cascade Corporation | Method of manufacture for container for hot food |
| US5615796A (en) * | 1994-09-19 | 1997-04-01 | Boise Cascade Corporation | Container for hot food |
| US9744738B2 (en) | 2011-10-13 | 2017-08-29 | Smart Packaging, LLC | Embossed sheet and method of making and using same |
| US10314429B2 (en) | 2011-10-13 | 2019-06-11 | Smart Packaging, LLC | Embossed paper-based bakeable tray |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3053960B2 (ja) | 2000-06-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |