JPH05269751A - 型締装置およびその制御方法 - Google Patents
型締装置およびその制御方法Info
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- JPH05269751A JPH05269751A JP10066392A JP10066392A JPH05269751A JP H05269751 A JPH05269751 A JP H05269751A JP 10066392 A JP10066392 A JP 10066392A JP 10066392 A JP10066392 A JP 10066392A JP H05269751 A JPH05269751 A JP H05269751A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C2045/1784—Component parts, details or accessories not otherwise provided for; Auxiliary operations not otherwise provided for
- B29C2045/1788—Preventing tilting of movable mould plate during closing or clamping
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- Control Of Presses (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
に、圧縮成形機、射出圧縮成形機、あるいは、プレス等
の型締を行いながら成形品の圧延・展延を行う型締装置
およびその制御方法に関する。 【構成】 係止装置によるタイバーと可動プレートの係
止が終了後、可動ダイプレート22と固定ダイプレート
12との間の距離の最短距離を検出し、型締シリンダ6
5a,65bの短縮により可動プレート22を移動する
立ち上がり時に最短距離の型締シリンダ65a,65b
にはゼロあるいは所定量短くなる指令値を、他の型締シ
リンダ65a,65bには少なくとも最短距離の型締シ
リンダ65a,65bと等しい所定量短くなる指令値あ
るいは最短シリンダの短縮量よりも大きい指令値の何れ
かを出す。また、型締シリンダ65a,65bの短縮に
より可動プレート22を移動する立ち上がり時に、最短
の型締シリンダ65a,65bを基準として、少なくと
も短くなる方向に型締シリンダ65a,65bの長さの
指令値を出力する制御装置からなる。
Description
御方法に係わり、特には、圧縮成形機、射出圧縮成形
機、あるいは、プレス等の型締を行いながら成形品の圧
延・展延を行う型締装置およびその制御方法に関するも
のである。
るいはプレス等の型締しながら成形品の圧延・展延を行
う型締装置には、例えば、特開昭63−157799お
よび特開平1−264815にて提案してあるように、
加圧シリンダと別に固定盤上に設けたレベリングシリン
ダを制御することにより可動盤の平行度を維持するもの
がある。あるいは、実開昭62−185017にて提案
してあるように、レベリングシリンダに代え、プラテン
の上部に平行制御される複数本の加圧シリンダを配設
し、1本をマスターとし、かつ残りをそのスレイブとす
るマスタースレイブ方式にて加圧成形を行ない可動盤の
平行度を維持するものがある。また、型締装置には、金
型の交換時の調整の容易化等により、特開平2−172
711に提案してあるように、油圧を用いた摩擦クラン
プ式が採用されている。
来の特開昭63−157799および特開平1−264
815では、加圧シリンダによって生ずる加圧力とレベ
リングシリンダによる対抗力との釣合いによって可動盤
の平行度を維持しようとするため、 加圧シリンダの力に対してレベリングシリンダの力
および被成形物からの反力の合力により可動盤の加速
度、すなわち可動盤の速度が決定されるために合力にバ
ラツキが生ずる原因が多くなり、可動盤の速度制御を精
度良く行うことは困難である。 特に、小さな速度で可動盤を移動させたい場合に
は、加圧シリンダに対してレベリングシリンダの力をバ
ランスするために、レベリングシリンダの制御から見る
と、停止に近いほど最も大きな力が必要になる。すなわ
ち、大きな力になればなるほどバラツキも大きくなるた
めにバランス条件が不安定になり、型締時に必要な停止
に近い速度ほど制御が困難になる。 加圧シリンダに対してレベリングシリンダで対抗し
て力の拮抗により釣合いを取り停止するためにエネルギ
ーが無駄になる。
本をマスターとし、かつ残りをそのスレイブとして複数
本の加圧シリンダでプラテンを平衡制御するため、スレ
イブシリンダに遅れが生じても、マスターシリンダは指
令通りに進行し、プラテンが傾き平行が維持できない。
また、スレイブシリンダが最短距離にある場合には、
マスタシリンダに倣うためスレイブシリンダは後退する
という不具合がある。さらに、特開平2−172711
にあるような油圧を用いた摩擦クランプ式は、係止位置
が一定しないために固定金型に対する可動金型の平行度
が得られず、平行に移動することが困難である。また、
最近では大型部品で精度の良い成形品の要望が多いが、
上記のように良い型締装置および方法がないという問題
がある。
よびその制御方法に係わり、特には、圧縮成形機、射出
圧縮成形機、あるいは、プレス等の型締を行いながら成
形品の圧延・展延を行う型締装置およびその制御方法に
関し、その目的は複数の型締シリンダを各々単独に制御
し、かつ、係止装置によりタイバーと可動ダイプレート
とを係止して平行移動および移動速度を制御する。
は、第1の発明では、固定金型と可動金型との間に成形
素材を収納して、係止装置により複数のタイバーと可動
プレートを係止し、かつ、複数の型締シリンダの型締力
をタイバーに伝え可動ダイプレートを型締することによ
り成形品を成形する型締装置において、係止装置による
タイバーと可動プレートの係止が終了後、可動ダイプレ
ートと固定ダイプレートとの間の距離の最短距離を検出
し、型締シリンダの短縮により可動プレートを移動する
立ち上がり時に最短距離の型締シリンダにはゼロあるい
は所定量短くなる指令値を、他の型締シリンダには少な
くとも最短距離の型締シリンダと等しい所定量短くなる
指令値あるいは最短シリンダの短縮量よりも大きい指令
値の何れかを出す。
ダイプレートと、可動金型を保持する可動ダイプレート
と、可動ダイプレートを貫通し固定ダイプレートに支持
されるタイバーと、可動ダイプレートを固定ダイプレー
トに対して移動させて型締を行う複数の型締シリンダ
と、型締手段に付設あるいは近傍に配設して各型締シリ
ンダの長さを計測する計測装置と、計測された値と移動
指示値とを合わせて可動金型を平行に移動させるよう制
御する制御装置と、からなる型締装置において、型締シ
リンダの短縮により可動プレートを移動する立ち上がり
時に、最短の型締シリンダを基準として、少なくとも短
くなる方向に型締シリンダの長さの指令値を出力する制
御装置からなる。
エータで速度制御と平行制御を同時に行なうときに、例
えば、図1に示すようにタイバーと可動ダイプレートと
の係止位置がズレていても、係止後のタイバーの移動、
平行移動が容易に行えるようにする。図1において、タ
イバーは型締シリンダのピストンの左側が固定ダイプレ
ートに当接している位置(ストロークエンドの位置)で
固定されている。この状態で、係止装置が可動ダイプレ
ートとダイバーを係止するが、本発明では、係止後の可
動プレートの移動時の立ち上がりにおいて、この最短距
離の型締シリンダの長さを計測して、その長さを基準に
して、可動ダイプレートの移動、すなわち、各型締シリ
ンダの縮小方向の長さを制御する。
基準として、同じ縮小量を各型締シリンダに指令し、所
定の位置に到達したら、全型締シリンダを各単独に制御
して縮小する。このとき、全型締シリンダの平均値と各
型締シリンダとの差を把握して、傾き、ねじれ等を補正
して行きながら精度良く、確実に平行制御および移動制
御に迅速に移行する。これにより、最短距離のシリンダ
に伸長方向の指令が出ることなく、型締シリンダに無理
な力が作用する等の不具合がなくなる。また、他の例と
しては、最短距離の型締シリンダを長さを固定してお
き、他の型締シリンダを作動させて長さを短くし、平行
度が所定値に到達したら全型締シリンダを縮小させなが
ら、前記と同様に精度良く、確実に平行制御および移動
制御を行う。
して詳細に説明する。図1は本発明の説明のための型締
装置と電磁サーボ弁部分の模式図である。図2、図3は
本発明の説明のための型締部分の模式図であり、本例は
横型であるが縦型であっても良い。図4は本発明の一例
の制御装置のブロック図である。図5は本発明の全体の
制御原理のブロック図であり、空白枠内は、電磁サーボ
弁、シリンダ、リニアスケールおよび積分器とからなる
伝達関数である。図6は各シリンダの実際の制御の一例
のブロック図である。図7、図8は本発明のフローチャ
ート図である。図9は本発明の型締装置を用いる射出圧
縮成形装置の概略側面図、図10、図11は射出圧縮成
形装置の油圧回路、図12は射出圧縮成形装置の型締時
のタイムチャート図である。
成形装置2と射出装置3と制御装置4(図4に示す。)
からなる。圧縮成形装置2は固定金型を保持する固定ダ
イプレート部10および可動金型を保持する可動ダイプ
レート部20と、前記可動ダイプレートを固定ダイプレ
ートに対し速やかに進退動作させる金型進退装置30
と、前記可動ダイプレートが固定ダイプレートに接近し
所定位置まで到達した後に可動ダイプレートが固定ダイ
プレートに対し進行動作させ可塑物を圧縮・展延しなが
ら型締を行う型締装置60とからなる。また、射出装置
3は圧縮成形装置2に可塑物を射出する射出シリンダ部
90が配設され、射出シリンダ部90は加熱シリンダ9
1に固設した図示しないスライドシリンダにより圧縮成
形装置2の固定金型11方向に滑動可能に装着されてい
る。射出シリンダ部90の加熱シリンダ91内にはスク
リュー92が密接して挿入されており、図示しない油圧
シリンダの駆動によりスクリューが金型方向に滑動し可
塑物を射出する。
固定ダイプレート部10が固設され、固定ダイプレート
部10は固定金型11と、固定金型11を保持する固定
ダイプレート12とからなる。また、固定ダイプレート
部10には、金型進退装置30の取付け部30aと型締
装置60とが配設されている。また、ベッド7には、ガ
イドレール8が固設され、ガイドレール8には地面に垂
直に立設する可動ダイプレート部20が配設され、可動
ダイプレート部20は可動金型21と、可動金型21を
保持する可動ダイプレート22と、可動ダイプレート2
2を保持するリニアガイドベアリング23とからなり、
ガイドレール8にはリニアガイドベアリング23が慴動
自在に枢密に取着されている。また、可動ダイプレート
部20には、係止装置210とエジェクタ装置220と
金型進退装置30の取付け部30bが配設されている。
さらに、ベッド7の他端には、後述するタイバー61を
慴動自在にガイドする支持板9が固設されている。固定
ダイプレート12には、可動ダイプレート22を慴動自
在にガイドするとともに、型締時に可動ダイプレート2
2を引っ張る型締装置60のタイバー61が配設されて
いる。さらに、固定ダイプレート12のほぼ中央部で
は、キャビティ部14に樹脂等の可塑物を射出する射出
装置3の可塑物を加熱するシリンダ91(以下、加熱シ
リンダ91という。)が固定金型11に当接している。
プレート12に複数の油圧シリンダ室62が削成され、
これに両ロッド形中空穴付ピストン63(以下、ピスト
ン63という。)が枢密に挿入され、さらにピストンカ
バー64が挿入されており、このピストンカバー64が
固定ダイプレート12に固定されて、シリンダ室62
a、62bが形成されている。図10において、この上
記構成の型締シリンダ65は固定ダイプレート12の外
周部近傍に4個、65a、65b、65c、65d配設
されている。各型締シリンダ65には、電気油圧式サー
ボ弁(以下、電磁サーボ弁66という。)66a、66
b、66c、66dが配管67に並列に接続され、可動
金型21が固定金型11に平行に移動するよう各電磁サ
ーボ弁66が独立して制御装置4からの指令を受けて作
動する。電磁サーボ弁66はメータイン・メータアウト
の制御を行っている。配管67には、可変形流量調整弁
68、チェック弁69を介して可変容量形油圧ポンブ7
0に接続されている。また、配管67には電磁バイロッ
ト付減圧弁71(以下、減圧弁71という。)が、可変
形流量調整弁68とチェック弁69との間にはアキュム
レータ72が配設されている。アキュムレータ72の圧
力は減圧弁71により樹脂あるいは成形品の大きさ等に
よる型締力に応じて所定の圧力に制限されている。
3が配設されている。また配管67から配管201が分
岐しており、配管201にはエジェクタ用電気油圧式サ
ーボ弁202を介してエジェクタ装置220のシリンダ
223が配設されている。さらに、配管67から配管2
11が分岐しており、配管211には係止用電磁切換弁
212を介して係止装置210の油圧締着機213が配
設されている。油圧締着機213は図1に示すように、
型締シリンダ65のピストン63の左側63aが固定ダ
イプレート12に当接している位置にあり、かつ、電磁
サーボ弁66が中立位置(ロ)にあるときに可動プレー
ト22が停止あるいは減速しているときにタイバー61
を係止する。このときの固定ダイプレート12と可動ダ
イプレート2間の距離は位置センサー7a、7b、7
c、7dで検出する。
ば、一個のメインコンピュータ5と四個のマイコン6
a、6b、6c、6d(四個の型締シリンダの場合)か
らなり、各マイコン4は各型締シリンダ65a、65
b、65c、65dの制御用に配設され、各型締シリン
ダの長さを測定するための各々の位置センサー7a、7
b、7c、7dと、マイコンからの指令により型締装置
60を駆動するための圧油を切り替える電磁サーボ弁6
6a、66b、66c、66dと、に接続されている。
また、メインコンピュータ5には、各マイコン4が接続
されるとともに、金型が所定位置より離反しているとき
に可動ダイプレート22と固定ダイプレート12との距
離を検出する位置センサー100と、係止装置が作動し
係止しているか、否かを判断するための圧力センサー1
01が接続されている。さらに、メインコンピュータ5
には、進退装置30を駆動するための圧油を切り替える
電磁切換弁30aと、係止装置40を駆動するための圧
油を切り替える電磁切換弁40aと、可動金型21の移
動距離に応じて進退装置30、型締装置60の作動位置
および速度、あるいは、可塑物の射出時期等を入力する
ダイストローク設定手段120と、可塑物の射出量を設
定する射出量設定手段130と、に接続され、それぞれ
を所定の指令により制御している。
ダイプレートの相対位置を計測する手段として、4個の
リニアエンコーダの本体を固定ダイプレートに固定し、
可動ダイプレートの四隅の移動距離を計測したが、タイ
バーにセンサーを設けて検出しても良く、また、油圧シ
リンダで直に可動ダイプレートを型締する等の場合には
各シリンダにセンサーを設けて測定しても良い。また、
4個の型締シリンダを用いたが、3個でも良くあるいは
4個以上の型締シリンダを用いても良い。また、4個の
マイコンをシリンダ数に合わせて配設したが、精度が若
干落ちても良い場合には、一個のコンピュータで演算し
てもよく、あるいは、2個のマイコンと1個のメインコ
ンピュータを用いても良い。
説明する。図2は本発明の型締の構成を示す模式図であ
り、W面は固定ダイプレート12の取付け面を示し、V
面は可動ダイプレート22の取付け面を示す。また、W
面の点Waは型締シリンダのピストン63の左端面が固
定ダイプレート12に当接している位置を示し、V面の
点Vaはタイバー61が油圧締着機213により係止さ
れている位置を示す。しかし、以下では説明を容易化す
るために、点Waと点Vaとの間を型締シリンダ65に
置き換えるとともに、それぞれの型締シリンダ65aを
長さy1に、65bをy2に、65cをy3に、65d
をy4に、とそれぞれの長さに置き換えて表している。
めには、速度の積分をフイードバックする必要がある。
つまり、速度の積分としての位置を比例制御すれば良
い。このために、型締シリンダ65が目標の速度dr/
dtで移動した場合の目標位置(つまり、目標長さ)を
rとし、各型締シリンダの長さを目標長さrに接近させ
る比例フィードバックゲインをK1とすると、 y1に対する指令値は、 −K1(y1−r) y2に対する指令値は、 −K1(y2−r) y3に対する指令値は、 −K1(y3−r) y4に対する指令値は、 −K1(y4−r) となる。
めには、4軸のアクチュエータによって引っ張られてい
る可動ダイプレート22の傾きやねじれを矯正するよう
に各シリンダへの指令値を修正する必要がある。このと
き、 上下の傾きは、 y1+y4−(y2+y3)=y1−y2−y3+y
4、 で与えられる。符号も考慮して、各型締シリンダに加え
られる修正量は、 y1に対し、 −k1(y1−y2−y3+y4) y2に対し、 k1(y1−y2−y3+y4) y3に対し、 k1(y1−y2−y3+y4) y4に対し、 −k1(y1−y2−y3+y4) となる。
4、 で与えられる。符号も考慮して、各型締シリンダに加え
られる修正量は、 y1に対し、 −k2(y1+y2−y3−y4) y2に対し、 −k2(y1+y2−y3−y4) y3に対し、 k2(y1+y2−y3−y4) y4に対し、 k2(y1+y2−y3−y4) となる。
Ydのねじれ)、 y1+y3−(y2+y4)=y1−y2+y3−y
4、 で与えられる。符号も考慮して、各型締シリンダに加え
られる修正量は、 y1に対し、 −k3(y1−y2+y3−y4) y2に対し、 k3(y1−y2+y3−y4) y3に対し、 −k3(y1−y2+y3−y4) y4に対し、 k3(y1−y2+y3−y4) となる。以上の三つの修正量、、を各型締シリン
ダの速度指令値に加えれば、上下左右の傾き、対角線の
ねじれを矯正するフイードバックになる。
2、k3が等しい値kであるとして、 三つの修正量、、を加えると、 上下左右の傾き、対角線のねじれを矯正するための
修正量は、 y1に対し、 −k(3y1−y2−y3−y4) y2に対し、 −k(−y1+3y2−y3−y4) y3に対し、 −k(−y1−y2+3y3−y4) y4に対し、 −k(−y1−y2−y3+3y4) となる。
を用い整理すると、 Y=(y1+y2+y3+y4)/4、 であり、 y1に対し、 −K2(y1−Y) y2に対し、 −K2(y2−Y) y3に対し、 −K2(y3−Y) y4に対し、 −K2(y4−Y) になる。ただし、K2=4kとする。すなわち、上下左
右の傾き、対角線のねじれを同じ重みでフィードバック
することは、各型締シリンダに対して型締シリンダ長さ
の平均値からのズレをフィードバックすることと同等に
なる。平行度を偏差なしで制御するためには、平均値か
らのズレの積分をフィードバックする必要があるので、
K2は積分フィードバックゲインになる。
と、 速度制御と平行制御のまとめ、 y1に対する指令値は、 −K1(y1−r)−K2
(y1−Y) y2に対する指令値は、 −K1(y2−r)−K2
(y2−Y) y3に対する指令値は、 −K1(y3−r)−K2
(y3−Y) y4に対する指令値は、 −K1(y4−r)−K2
(y4−Y) となる。
に示すようになる。ここで、 yi:各型締シリンダの長さ、i=1〜4、 r :可動ダイプレートが目標の速度dr/dtで移動
した場合のアクチュエータの目標長さ、 K1:各シリンダの目標長さに接近させる比例フィード
バックゲイン、 Y :シリンダの長さの平均値、 K2:各シリンダを平均値Yに接近させる積分フィード
バックゲイン、 である。各型締シリンダ毎のブロック線図は図5のごと
くであり、図では型締シリンダ65a、電磁サーボ弁6
6aの例を示す。
ついて、第1実施例を図1、図2および図7で説明す
る。型打ちを開始するために、後退している可動ダイプ
レート22をブーストシリンダ31により高速型閉じで
固定ダイプレート12方向に接近させるが、このとき、
図1のように、タイバー61は型締シリンダ65のピス
トン63の左側63aが固定ダイプレート12に当接し
ている位置で固定されている(図7のステップ1)。こ
の状態で、図示しないロジック弁等を開き、可変ポンプ
の吐出量はブーストシリンダ31のロッド側31bに送
られ、迅速な速度で固定金型側に移動する。
12に対して所定位置まで到達したら(図11のf1の
位置)タイロッド61と可動ダイプレート22を油圧締
着機213により固定するため、可動ダイプレート22
を停止、あるいは、減速する(図7のステップ2)。可
動プレート22が停止あるいは減速したら、ステップ3
で油圧締着機213を作動させタイロッド61と可動ダ
イプレート22を係止する。このとき、タイバー61は
電磁サーボ弁66が中立位置にあるために停止してい
る。油圧締着機213によりタイバー61が係止した
か、否かは圧力センサー101の圧力により検出しても
良い。
力センサー101からの圧力の上昇により終了が確認さ
れたら、メインコンピュータ5が発する同一のサンプリ
ング信号をきっかけに、各シリンダのマイコン6a、6
b、6c、6dが同時に各シリンダの長さ(y1、y
2、y3、y4)をステップ4にて計測して、メインコ
ンピュータ5に送信する。メインコンピュータ5では、
送られた各シリンダの長さ(y1、y2、y3、y4)
より平均値Yを演算し(ステップ5)、その演算結果よ
り各シリンダの移動距離を決定する。
図2に示すように同じ移動距離ΔSを各型締シリンダの
マイコンに指令を出し、全電磁サーボ弁を作動させて移
動制御を行う(ステップ7)。このときの、移動距離Δ
Sは平均値Yと最短距離との差〔Y−Min(yi)〕
以上にすれば良い。所定長さΔSだけ移動し終わったら
(ステップ8)、ステップ9で速度制御と平行制御を継
続しながら型締を行っていくが、各軸のマイコン6は、
図5に示すようにメインコンピュータ5から送られる情
報にしたがって、前記の指令値を求めて、該当する型
締シリンダ65の電磁サーボ弁66を制御する。
は、i番目のマイコンが、yiに対する指令値は、 −K1(yi−r)−K2(yi−Y)・・・(1) を求めて、i番目の電磁サーボ弁66iを制御する。こ
の工程を順次繰り返すことにより、当初傾いていた可動
ダイプレート22の点Va、Vb、Vc、Vdにて構成
される(V)面、および点Vra、Vrb、Vrc、V
rdにて構成される(Vr)面は固定ダイプレート12
方向に移動するうちに、固定ダイプレート12に対して
(P)面(点線で表示)のように平行となる。位置制御
は、前記の速度制御と平行制御の指令値の式(1)にお
いて、 Y=Yd、 ただし、Ydは目標位置。 r=yi とすれば良い。すなわち、i番目の型締シリンダを担当
するマイコンは、 −K2(yi−Yd)・・・(2) を計算して、i番目の電磁サーボ弁66i(ただし、i
=1〜4)を制御する。
明する。第1実施例とステップ4までは同じために説明
は省略する。ステップ11では、メインコンピュータ5
は各マイコン6より距離yiを受けて、最短のMin
(yi)を求める。また、ステップ12では、同様に、
最長のMax(yi)を求める。
量Δd〔=(Max(yi)−Min(yi)+ε〕を
求める。ステップ14では、目標長さR〔=Min(y
i)−ε〕を求める。ただし、このときεは所定のオフ
セット量であり、ε≧0である。次に、ステップ15で
最長のシリンダの移動量Δdと所定のしきい値ΔRとを
比較する。最大と最小の差Δdがしきい値ΔRより大き
い(NO)ときには、ステップ16で段階的に固定金型
と可動金型の平行を補正して行く。最大と最小の差Δd
がしきい値ΔRより小さい(YES)ときには、ステッ
プ17で一回で固定金型と可動金型の平行を補正する。
(yi)−ε〕に到達したか、否かを判定し、到達した
らステップ19に行き、前記のステツプ9と同様に移動
制御と平行制御を継続しながら型締を行っていく。 な
お、このとき、ステップ16で段階的に補正するとき
に、最短距離(図2の場合には、y4に示す)の型締シ
リンダの点VdをVrdに移動しながら平行度を補正し
ても良く、あるいは、図3のように、最短距離(図3の
場合にも、y4に示す)の型締シリンダの点Vdを停止
していて平行度を補正して平行面(P)にしてから移動
しても良い。このときには、ステップ18は省略する。
また、ステップ20に、目標距離の所で平行度が所定値
に入っているか、否かを判定しても良い。また、立ち上
がり時の制御は第1実施例、第2実施例を適宜組み合わ
せても良い。
装置として説明したが、圧縮成形機、射出成形機、ある
いはプレス機等の型締装置に使用できることは言うまで
もない。上記実施例では、タイバーを介して型締を行っ
たが、型締シリンダで可動ダイプレートを可動するとき
の立ち上がり、あるいは、型締シリンダのロッドに係止
装置を設けた場合の立ち上がり等に上記実施例を用いて
も良い。
型締手段の複数のアクチュエータで速度制御と平行制御
を同時に行なうときに、係止装置が可動ダイプレートと
ダイバーを係止するが、係止後の可動プレートの移動時
の立ち上がりにおいて、この最短距離の型締シリンダの
長さを計測して、その長さを基準にして、可動ダイプレ
ートの移動、すなわち、各型締シリンダの縮小方向の長
さを制御する。これにより、最短距離のシリンダに伸長
方向の指令が出ることなく、型締シリンダに無理な力が
作用し、係止装置の滑り、あるいは、型締シリンダの破
損等の不具合がなくなる。また、最短距離の型締シリン
ダを基準として、全型締シリンダを各単独に制御して縮
小し、全型締シリンダの平均値と各型締シリンダとの差
を把握して、傾き、ねじれ等を補正して行くので精度良
く、確実に平行制御および移動制御に迅速に移行する。
また、型締シリンダのストロークエンドで当接して係止
装置で係止するために小型になるという優れた効果が得
られる
部分の模式図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 固定金型と可動金型との間に成形素材を
収納して、係止装置により複数のタイバーと可動プレー
トを係止し、かつ、複数の型締シリンダの型締力をタイ
バーに伝え可動ダイプレートを型締することにより成形
品を成形する型締装置において、係止装置によるタイバ
ーと可動プレートの係止が終了後、可動ダイプレートと
固定ダイプレートとの間の距離の最短距離を検出し、型
締シリンダの短縮により可動プレートを移動する立ち上
がり時に最短距離の型締シリンダにはゼロあるいは所定
量短くなる指令値を、他の型締シリンダには少なくとも
最短距離の型締シリンダと等しい所定量短くなる指令値
あるいは最短シリンダの短縮量よりも大きい指令値の何
れかを出すことを特徴とする型締装置の制御方法。 - 【請求項2】 固定金型を保持する固定ダイプレート
と、可動金型を保持する可動ダイプレートと、可動ダイ
プレートを貫通し固定ダイプレートに支持されるタイバ
ーと、可動ダイプレートを固定ダイプレートに対して移
動させて型締を行う複数の型締シリンダと、型締手段に
付設あるいは近傍に配設して各型締シリンダの長さを計
測する計測装置と、計測された値と移動指示値とを合わ
せて可動金型を平行に移動させるよう制御する制御装置
からなる型締装置において、型締シリンダの短縮により
可動プレートを移動する立ち上がり時に、最短の型締シ
リンダを基準として、少なくとも短くなる方向に型締シ
リンダの長さの指令値を出力する制御装置からなること
を特徴とする型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10066392A JP3351549B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 型締装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10066392A JP3351549B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 型締装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269751A true JPH05269751A (ja) | 1993-10-19 |
JP3351549B2 JP3351549B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=14280036
Family Applications (1)
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JP10066392A Expired - Lifetime JP3351549B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 型締装置の制御方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351549B2 (ja) |
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- 1992-03-26 JP JP10066392A patent/JP3351549B2/ja not_active Expired - Lifetime
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