JP5477972B2 - 射出圧縮成形機の型締制御方法および型締装置 - Google Patents

射出圧縮成形機の型締制御方法および型締装置 Download PDF

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本発明は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締制御方法および型締装置に関するものである。
固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締制御方法としては、特許文献1ないし特許文献3に関するものが知られている。特許文献1は、盤の四隅近傍にサーボバルブにより制御される型締シリンダを備え、待機工程、プレス工程、加圧工程の順に成形を行う。そして前記の待機工程およびプレス工程では、各型締シリンダのストロークを検出して固定盤と可動盤が平行になるように平行制御を行う。また後半の加圧工程では、各型締シリンダの圧力の平均値、各位置センサの平均値を用いて型締制御を行っている。しかし特許文献1は、加圧制御において複雑な制御を行う必要がある上に、油圧回路に高価な比例電磁減圧弁を備え、特定の型締シリンダだけが一定以上昇圧されないように制御しているので、コストアップに繋がっていた。また特許文献1においては、加圧制御時に各型締シリンダにより均等に加圧することが出来ないものであった。
また特許文献2には、同じく盤の四隅近傍にサーボバルブにより制御される型締シリンダを備えた型締装置が記載されている。そして平行制御を伴った位置制御により圧縮型締を行った後に作動油圧が規定高圧を保持するようにフィードバック制御をすることが記載されている。しかし図4および図5に示されるように圧力センサは全体の圧力を検出しているので、各型締シリンダの圧力を制御するものではなく、実際にはそれぞれの型締シリンダが高圧となっているか低圧となっているかは検出不能なものであった。そのため高圧型締時にそれぞれの型締シリンダが極端に高圧なものと極端に低圧なものとにバラつく場合があり、それぞれの型締シリンダにより均等に加圧することが出来なかった。
また特許文献3にも、同じく盤の四隅近傍にサーボバルブにより制御される型締シリンダを備えた型締装置が記載されている。特許文献3では複数の型締シリンダに対して速度・位置制御を施した後、いずれかの型締シリンダの圧力が所定値になった後、特定の型締シリンダに対して圧力制御を行うとともに、他の型締シリンダは特定の型締シリンダに対して追従するように速度・位置制御を続行する制御を行っている。しなしながら特許文献3は、他の型締シリンダの圧力は考慮されないので、圧力が高くなる型締シリンダと低くなる型締シリンダがバラつくという問題があった。
特開2004−17396号公報(請求項1、0053〜0058、図1、図11) 特開2003−181895号公報(請求項1、0022、図3、図4、図5) 特開平11−179770号公報(請求項6、0099、図1)
本発明では上記の問題を鑑みて、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う際に、各型締シリンダによりほぼ均等にキャビティ内の溶融樹脂を押圧することが可能な射出圧縮成形機の型締制御方法、および射出圧縮成形機の型締装置を提供することを目的とする。また特に望ましくは、サーボモータ等を用いて平行制御が可能な型締装置において、比較的複雑でない制御方法またはコストダウン可能な油圧回路を用いることにより、各型締シリンダによりほぼ均等にキャビティを押圧することが可能な射出圧縮成形機の型締制御方法、および射出圧縮成形機の型締装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の射出圧縮成形機の型締制御方法は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締制御方法において、固定盤または可動盤のいずれか一方に複数配設された型締シリンダと、前記型締シリンダ毎に設けられクローズドループ制御により型締シリンダに作動油を供給可能なバルブと、前記型締シリンダ毎に設けられ作動油の圧力を検出する圧力センサと、可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置を検出する位置センサとが設けられ、前記圧力センサにより作動油の圧力を検出して前記バルブをクローズドループ制御し、型締シリンダ毎に圧力制御を行うとともに位置制御は行わず、前記位置センサにより可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置をそれぞれ検出し、固定盤に対して最も前方の可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置センサの検出値から最も後方の可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置センサの検出値を減算した位置偏差が設定値を超えるかまたは設定値以上となったら異常と判断する制御を射出中または射出後から行うことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の射出圧縮成形機の型締装置は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締装置において、固定盤または可動盤のいずれか一方に複数配設された型締シリンダと、前記型締シリンダ毎に設けられ作動油をクローズドループ制御により型締シリンダに供給可能なバルブと、前記型締シリンダ毎に設けられ作動油の圧力を検出する圧力センサと、可動盤または可動金型の各部の位置を検出する位置センサとが設けられ、可動盤および可動金型を型閉完了位置の手前に停止させた状態で射出装置からキャビティ内に溶融樹脂を射出し、固定盤に対して可動盤が平行度を保つように位置制御を行いつつキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う制御を射出中または射出後から行う第1の成形モードと、可動盤および可動金型を型閉完了位置まで移動させた状態でキャビティ内に溶融樹脂を射出し、前記圧力センサにより作動油の圧力を検出して前記バルブをクローズドループ制御し、型締シリンダ毎に圧力制御を行うとともに位置制御は行わず、前記位置センサにより可動盤または可動金型の各部の位置をそれぞれ検出し、可動盤または可動金型の各部の位置の偏差が設定値を超えるかまたは設定値以上となったら異常と判断する制御を射出中または射出後から行う第2の成形モードがそれぞれ設定可能であることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の射出圧縮成形機の型締装置は、請求項2において、前記型締シリンダ毎に設けられ型締シリンダの型締側油室および型開側油室に対してクローズドループ制御により作動油を供給可能なバルブは、サーボバルブであり、油圧回路には比例電磁減圧弁または比例電磁圧力制御弁が配設されていないことを特徴とする。
本発明の射出圧縮成形機の型締制御方法は、固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締制御方法において、固定盤または可動盤のいずれか一方に複数配設された型締シリンダと、前記型締シリンダ毎に設けられクローズドループ制御により型締シリンダに作動油を供給可能なバルブと、前記型締シリンダ毎に設けられ作動油の圧力を検出する圧力センサと、可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置を検出する位置センサとが設けられ、前記圧力センサにより作動油の圧力を検出して前記バルブをクローズドループ制御し、型締シリンダ毎に圧力制御を行うとともに位置制御は行わず、前記位置センサにより可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置をそれぞれ検出し、固定盤に対して最も前方の可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置センサの検出値から最も後方の可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置センサの検出値を減算した位置偏差が設定値を超えるかまたは設定値以上となったら異常と判断する制御を射出中または射出後から行うので、各型締シリンダによりほぼ均等にキャビティ内の溶融樹脂を押圧することができる。
本実施形態の射出圧縮成形機の型締装置の概略説明図である。 本実施形態の射出圧縮成形機の型締方法の作動を示すフローチャート図(前半)である。 本実施形態の射出圧縮成形機の型締方法の作動を示すフローチャート図(後半)である。 第2の実施形態の射出圧縮成形機の型締装置の概略説明図である。
本発明の実施形態の射出圧縮成形機とその型締装置について、図1を参照して説明する。射出圧縮成形機11の型締装置12は、図示しないベッド上に固定金型13が取付けられる固定盤14が固着されている。固定盤14の反金型側の面の中央部には射出装置15から金型内へ溶融樹脂が射出充填されるための注入孔が設けられている。また固定盤14の四隅近傍には型締機構である型締シリンダ16がそれぞれ設けられている。型締シリンダ16は、増圧ストローク、強力型開ストローク、およびそれぞれ所定の余裕代のストロークを有する復動シリンダである。型締シリンダ16のピストンに固着されるロッドがタイバ17となっている。そしてタイバ17は、可動金型18が取付けられる可動盤19の四隅近傍にそれぞれ挿通されている。タイバ17の外周の所定位置には係合溝20が型開閉方向の所定の長さにわたり形成され、一方可動盤19の反金型側の面には前記係合溝20と係脱されるハーフナット21が設けられている。なお本発明において型締シリンダ16については、固定盤14か可動盤19のいずれか一方に複数が設けられるものであればよい。
また型締シリンダ16のタイバ17とは反対側にも可動部であるロッド23が設けられ、前記ロッド23には、成形に伴う型締シリンダ16のピストンおよびロッド(タイバ17)の位置ずれを修正するための図示しない調整機構が設けられている。また固定盤14に対するタイバ17やロッド23の相対的な位置を検出する図示しない位置センサが取付けられている。更には固定盤14の両側の側面には、固定金型13が取付けられた固定盤14に対して可動金型18が取付けられた可動盤19を近接・離間移動させるためのサーボモータやボールネジ等からなる型開閉機構22が設けられている。また可動盤19と固定盤14の間には、固定盤14と可動盤19の距離を測定するリニアスケールタイプの位置センサ24が設けられている。位置センサ24は、各タイバ17の近傍に合計4本が設けられ、可動盤19の各部(四隅近傍部)と固定盤14の対応する各部(四隅近傍部)の距離が測定可能となっている。なお位置センサ24については、サーボモータを用いた型開閉機構を四隅近傍に設ける場合はサーボモータのエンコーダでもよい。またタイバ17やロッド23の固定盤14に対する位置を検出するセンサにより、ハーフナット21係止後の可動盤19の各部の位置を検出するようにしてもよい。更には固定金型13の各部に対する可動金型18の各部の位置を少なくとも3点以上望ましくは4点検出するものでもよい。
次に本実施形態の型締装置12の油圧機構について本発明に関連する要部を中心に説明する。油圧機構は、型締シリンダ16に作動油を供給するポンプ26がタンク25に接続され、ポンプ26からの主管路27にはチェックバルブ28が設けられている。そしてその先の主管路27から分岐して設定圧を規定するリリーフバルブ29が設けられている。また主管路27から各型締シリンダ16へは管路30がそれぞれ分岐している。そして各管路30には4ポート3ポジション型のサーボバルブ31がそれぞれ設けられている。サーボバルブ31のAポートは型締シリンダ16の型締側油室16aへの管路32に接続され、Bポートは型開側油室16bへの管路33にそれぞれ接続され、Tポートはタンク25に接続されている。そして前記管路32には圧力センサ34が、管路33には圧力センサ35がそれぞれ設けられている。従って本実施形態で型締シリンダ16毎にサーボバルブ31と圧力センサ34,35がそれぞれ設けられている。そして圧力センサ34,35は、それぞれサーボバルブ31と型締シリンダ16の間の管路32,33に設けられ、各型締シリンダ16の作動油の油圧が直接検出可能となっている。なお前記においてサーボバルブ31に替えて、型締シリンダ16の型締側油室16aおよび型開側油室16bに対して作動油をクローズドループ制御により流量制御して供給可能なバルブ(例えば電磁比例バルブ等)を用いてもよい。また型締シリンダ16の型締側油室16aに直接圧力センサ34を取付けたものでもよい。
そして本実施形態の油圧回路については、比例電磁減圧バルブまたは比例電磁圧力制御バルブは設けられていないので、コストダウンできる。またサーボバルブ31と型締シリンダ16の間の管路32,33はそれぞれ型締シリンダ16毎に独立して設けられており、各型締シリンダ16間は別の管路により接続されていない。従って各型締シリンダ16間を接続する管路が無いので、コストダウンできる上に、固定盤14の周囲に複雑な配管構造を設けずに済む。ただし前記のように型締シリンダ16同士の配管が接続されていない構造であるので、各型締シリンダ16の型締側油室16a同士を略同圧にしたい場合には、それぞれ制御により行う必要がある。
次に本実施形態の型締装置12の制御装置36と信号伝達経路について、本発明に関連する部分に絞って説明する。管路32に設けられ型締シリンダ16の型締側油室16aの油圧を検出する各圧力センサ34、管路33に設けられ型締シリンダ16の型開側油室16bの圧力を検出する各圧力センサ35と制御装置36との間はそれぞれ通信線により接続されている。また固定盤14と可動盤19の四隅近傍の各部の距離を検出する各位置センサ24と制御装置36の間もそれぞれ通信線により接続されている。更には各サーボバルブ31と制御装置36の間も、図示しないアンプを介してそれぞれ通信線により接続されている。従って前記圧力センサ34,35および位置センサ24から送られたデータは制御装置36に送信され、制御装置36からサーボバルブ31(またはそのアンプ)等へ指令信号が生成され送信されるようになっている。
次に本実施形態の射出圧縮成形機11の成形モードと型締制御について説明する。本発明の射出圧縮成形機11の型締装置12は、当初から強圧で型締を行う射出成形も実施可能だが、その他に2つの成形モードが設定可能となっている。その一方の第1の成形モードは、「射出プレスモード」である。「射出プレスモード」では、各型締シリンダ16を作動させて4つの型締シリンダ16が等しい圧力で加圧される型閉完了位置を原点として設定する。そして実際の成形時には可動盤19等は、型開閉機構22により移動され、ハーフナット21をタイバ17の係合溝20に係止した後、型締シリンダ16も作動させて型閉完了位置から所定分だけ手前の位置に可動盤19および可動金型18を停止させる(または型閉完了位置に到達させてからプレスストローク分を後退させる)。その際固定金型13と可動金型18の間にはプレスストローク分だけ容積が拡大されたキャビティCが形成される。
そして次に射出装置15から前記キャビティC内に射出装置15から溶融樹脂を射出開始する。そして射出中または射出後から型締シリンダ16を型締方向に作動させて前半のプレス工程を行う。プレス工程では、型締シリンダ16は、固定盤14に対する可動盤19が平行度を保つ(原点からの距離がそれぞれ等しくなるようにする)ように位置制御を行いつつキャビティC内の溶融樹脂の圧縮を開始する。この際の制御については、上記の特許文献1にも記載されている制御と同様であるので詳しい説明は省略するが、「射出プレスモード」においては、型締シリンダ16毎にそれぞれサーボバルブ31により作動油の供給量をクローズドループ制御することにより良好な平行制御が可能となる。そして「射出プレスモード」のプレス工程における可動盤19等の前進量が小さくなり、型締シリンダ16の油圧が設定圧まで昇圧されたことが検出されるか設定された時間がタイムアップすると、後半の加圧工程に移行する。加圧工程については、特許文献1にも記載されている加圧制御と同様であるので詳しい説明は省略するが、可動盤19の位置と各型締シリンダ16の圧力を検出して制御を行う。そして加圧制御工程に続く圧力制御工程では、可動盤19および可動金型18の前進量は非常に小さいので位置制御は行わずに、キャビティC内の溶融樹脂にヒケが生じた分等を圧力制御により圧縮する。ただし加圧工程については、後述する「射出圧縮成形モード」と同じ制御を行うようにしてもよい。
また別の第2の成形モードとしては、「射出圧縮成形モード」が設定可能となっている。「射出圧縮成形モード」では、型締装置12の型開閉機構22により可動盤19等が移動され、ハーフナット21を係合溝20に係止した後、型締シリンダ16も作動させて可動盤19および可動金型18を型閉完了位置まで移動させた状態で、比較的弱い型締力で型締を行う。そして次に射出装置15からキャビティC内に射出開始され、射出圧により僅かに可動金型18が型開方向に移動される。しかし型締シリンダ16の作動により、その分だけ可動金型18を前進させキャビティC内の溶融樹脂を圧縮する。そして圧縮中の型締力は、予め設定された強圧または弱圧の各パターンで増減させる多段階での圧力制御が行われる。この「射出圧縮成形モード」では、当初から各圧力センサ34,35により各型締シリンダ16の作動油の圧力を検出し、各サーボバルブ31をクローズドループ制御して型締シリンダ16毎に圧力制御を行う。
この際に型締シリンダ16毎にそれぞれ同じ設定圧力が設定されている。なお型締装置12の特性や金型のゲートバランス等の特性により型締シリンダ16毎の設定圧力に意図的に差を設けるようにしてもよい。そして型締シリンダ16毎に、型締側の圧力センサ34による作動油の検出圧力値と型開側の圧力センサ35による作動油の検出圧力値は制御装置36に送られ、制御装置36においてその差圧が演算される。そして前記差圧に基づいて型締シリンダ16が設定圧力となるようにサーボバルブ31のアンプに指令信号が送られる。圧力制御の間の可動盤19の挙動は、位置制御を行う射出プレス工程と比較して僅かであるので、位置制御は行われない。通常は、位置制御を行わなくても、位置センサ24により測定される各型締シリンダ16に対応する固定盤14の四隅近傍部と可動盤19の四隅近傍部のそれぞれの距離は大きく異なることはない。しかし前記距離の偏差(位置センサ24の値の差)が一定以上となると可動盤19が傾いて可動盤19のブッシュとタイバ17との間に部分的な摩擦が発生したり成形品に悪影響を与えることになる。前記の問題に対応するために、固定盤14に対して前記最も前方可動盤19の四隅近傍部の位置センサ24の検出値から最も後方の可動盤19の四隅近傍部の位置センサ24の検出値を減算した位置偏差に関する設定値(閾値)が設定されている。より正確には、前記原点に対しての距離が最も小さい検出値と距離が最も大きい検出値の差を位置偏差として検出して、予め設定された設定値(閾値)と比較する。そして制御装置36においては、常時前記の位置偏差が演算されて監視され、前記偏差が前記設定値を超えた時点(設定値以上となった時点を含む)で型締装置12は異常と判断されて型締装置12を停止させる。なお制御装置36において、異常との判断をした際に、型締装置12を停止させずに再度位置制御する等の制御を行うようにしてもよい。
この点について図2および図3のフローチャートにより更に説明すると、図2に示されるように圧力制御が開始されると、圧力制御時間がタイムアップする(Y)までの間(N)は、圧力制御が続けられる(S1)。そして前記の各型締シリンダ16に対応する部分の固定盤14と可動盤19の各部間の位置偏差(位置センサ24の値の差)が設定値を越えたかが監視され、超えた場合(Y)は、図3の(3)のように制御が停止され、超えない限り圧力制御が続けられる(S2)。また圧力制御開始とともに、型締シリンダ16毎に目標圧力が作成される(S3)。上記のように射出圧縮成形における目標圧力は多段階に制御される場合がほとんどであるので、時間とともに変更される。そして1軸目の型締シリンダ16の目標圧力と実測圧力(圧力センサ34と圧力センサ35の差圧)を比較し(S4)、実測圧力のほうが高い場合(Y)は、型締シリンダ16の圧力を下げるために、サーボバルブ31を制御して型締シリンダ16の圧力を下げるために型開側油室16bに作動油を供給する(S5)。また(S4)において1軸目の型締シリンダ16の目標圧力と実測圧力を比較して実測圧力のほうが高くない場合(N)は、次に1軸目の型締シリンダ16の目標圧力と実測圧力を比較し(S6)、実測圧力のほうが低い場合(Y)は、型締シリンダ16の圧力を上げるために、サーボバルブ31を制御して型締シリンダ16の型締側油室16aに作動油を供給する(S7)。その結果1軸目の型締シリンダ16はほとんどの場合、閉じ方向に移動される。そしてまた(S6)において、1軸目の型締シリンダ16の目標圧力と実測圧力を比較して実測圧力が低くない場合(N)は、型締シリンダ16の型締圧力を昇圧せずに次にステップに進む。
そして同様に2軸目の型締シリンダ16についてはS8〜S11のステップを行い、次に図3のフローチャートの(1)に進む。そしてまた3軸目の型締シリンダ16についてはS12〜S15、4軸目の型締シリンダ16についてはS16〜S19のステップを行い、それぞれ各型締シリンダ16の軸をサーボバルブ31により圧力制御する。そして図3のフローチャートの(2)に示されるように、再び図2のフローチャートの(2)に戻る。そして図2および図3のフローチャートに示されるシーケンス制御は、圧力制御時間をタイムアップ(S1)して、(3)の圧力制御終了となるか、位置偏差が設定値を越えて(S2)、図3における(3)の圧力制御終了となるまで継続され、通常の場合は、冷却時間完了とともに圧力制御時間もタイムアップし、圧力制御工程は終了する。圧力制御工程が終了すると圧抜工程を経て型開工程に移行する。
次に第2の実施形態の射出圧縮成形機の型締装置について、図1の本実施形態と同一又は同等部分については同一符号を用い、一部を省略して説明する。第2の実施形態の射出圧縮成形機11の型締装置12は、可動金型18が取付けられる可動盤19の四隅近傍に型締シリンダ16がそれぞれ取付けられている。そして型締シリンダ16のロッドがタイバ17を構成し、固定盤14に挿通されている(型開時に固定盤14からタイバ17が抜けるものを含む)。固定金型13が取付けられる固定盤14の射出装置15側のタイバ17が挿通される部分の周囲にはハーフナット21が固定され、タイバ17の係合溝20が係合されるようになっている。また型開閉機構22や可動盤16の位置センサ24などは図1の例とほぼ同じに配置されている。また型締シリンダ16を作動する油圧機構、とりわけサーボバルブ31等の配置についても図1の本実施形態とほぼ類似して配置されている。相違点について述べれば、第2の実施形態では、型締シリンダ16の型開側油室16bまたは連通される管路32同士が、それぞれ管路37により連結されている。そして型開油室16b全体で1個の油圧センサ35が取付けられている。なお型閉側油室16aについては、それぞれ個別に油圧センサ34が取付けられている。そして第2の実施形態の型締装置12の成形モードと型締制御についても図2、図3のフローチャートの例と同じであるので説明を省略する。
図1、図4等の実施形態を含む本発明は、サーボバルブ31等による平行制御(位置制御)を行うものにおいて、複数の成形モードのうち第2の成形モードである「射出圧縮制御成形モード」時には、型締シリンダ16毎に設けられた圧力センサ34,35の実測圧力を検出して各型締シリンダ16を個別に制御するものである。従って型締シリンダ16をクローズドループ制御するサーボバルブ31等は、主に第1の成形モードで平行制御を行うために設けたられたものであり、圧力制御を行うことを主目的に設けられたものではない。しかしながら型締シリンダ16毎の圧力をそれぞれサーボバルブ31によりクローズドループ制御を行うことにより各型締シリンダ16の圧力を略均等や所望する圧力に制御することができ、応答性も良好になる。そして型締シリンダ16同士(またはその配管32同士)を配管で接続する等の追加工事を行う必要がなくなる。なお成形モードについては、一般的な射出成形なども含めて複数の成形モードの中で、少なくとも複数のサーボバルブ31を用いて平行制御を行う射出プレス成形モードと、前記の圧力制御を行う射出圧縮成形モードとが行えるようになっている。
本発明の射出圧縮成形機の型締装置としては水平方向に型開閉される横型型締装置の他、垂直方向に型開閉される竪型型締装置であってもよい。そして型締シリンダ16は可動盤の背面側に複数(3個以上、望ましくは4個)が設けられ、そのロッドが可動盤背面の中央部以外に中心から等距離の位置にバランスして固定されたものでもよい。また本発明の射出圧縮成形機の型締制御方法は、多色成形、中空成形、発泡成形などを行うものでもよい。更に射出圧縮成形機の型締制御方法に用いられる成形材料は、樹脂に限定されない。
11 射出圧縮成形機
12 型締装置
13 固定金型
14 固定盤
15 射出装置
16 型締シリンダ
17 タイバ
18 可動金型
19 可動盤
24 位置センサ
31 サーボバルブ
34,35 圧力センサ
C キャビティ

Claims (3)

  1. 固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締制御方法において、
    固定盤または可動盤のいずれか一方に複数配設された型締シリンダと、
    前記型締シリンダ毎に設けられクローズドループ制御により型締シリンダに作動油を供給可能なバルブと、
    前記型締シリンダ毎に設けられ作動油の圧力を検出する圧力センサと、
    可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置を検出する位置センサとが設けられ、
    前記圧力センサにより作動油の圧力を検出して前記バルブをクローズドループ制御し、型締シリンダ毎に圧力制御を行うとともに位置制御は行わず、
    前記位置センサにより可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置をそれぞれ検出し、
    固定盤に対して最も前方の可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置センサの検出値から最も後方の可動盤または可動金型の四隅近傍部の位置センサの検出値を減算した位置偏差が設定値を超えるかまたは設定値以上となったら異常と判断する制御を射出中または射出後から行うことを特徴とする射出圧縮成形機の型締制御方法。
  2. 固定盤に取付けられた固定金型と可動盤に取付けられた可動金型の間に形成されたキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う射出圧縮成形機の型締装置において、
    固定盤または可動盤のいずれか一方に複数配設された型締シリンダと、
    前記型締シリンダ毎に設けられ作動油をクローズドループ制御により型締シリンダに供給可能なバルブと、
    前記型締シリンダ毎に設けられ作動油の圧力を検出する圧力センサと、
    可動盤または可動金型の各部の位置を検出する位置センサとが設けられ、
    可動盤および可動金型を型閉完了位置の手前に停止させた状態で射出装置からキャビティ内に溶融樹脂を射出し、固定盤に対して可動盤が平行度を保つように位置制御を行いつつキャビティ内の溶融樹脂の圧縮を行う制御を射出中または射出後から行う第1の成形モードと、
    可動盤および可動金型を型閉完了位置まで移動させた状態でキャビティ内に溶融樹脂を射出し、前記圧力センサにより作動油の圧力を検出して前記バルブをクローズドループ制御し、型締シリンダ毎に圧力制御を行うとともに位置制御は行わず、前記位置センサにより可動盤または可動金型の各部の位置をそれぞれ検出し、可動盤または可動金型の各部の位置の偏差が設定値を超えるかまたは設定値以上となったら異常と判断する制御を射出中または射出後から行う第2の成形モードがそれぞれ設定可能であることを特徴とする射出圧縮成形機の型締装置。
  3. 前記型締シリンダ毎に設けられ型締シリンダの型締側油室および型開側油室に対してクローズドループ制御により作動油を供給可能なバルブは、サーボバルブであり、
    油圧回路には比例電磁減圧弁または比例電磁圧力制御弁が配設されていないことを特徴とする請求項2に記載の射出圧縮成形機の型締装置。
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