JPH0526972A - デイジタルダイナミクス試験信号発生装置 - Google Patents

デイジタルダイナミクス試験信号発生装置

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JPH0526972A
JPH0526972A JP3205397A JP20539791A JPH0526972A JP H0526972 A JPH0526972 A JP H0526972A JP 3205397 A JP3205397 A JP 3205397A JP 20539791 A JP20539791 A JP 20539791A JP H0526972 A JPH0526972 A JP H0526972A
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JP
Japan
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signal
amplitude
bias
test
digital
Prior art date
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Pending
Application number
JP3205397A
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English (en)
Inventor
Toyoji Umeda
豊司 梅田
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声信号処理に用いるディジタルダイナミク
スの試験用のディジタル試験信号として任意の波形で任
意のタイミングで正確に発生する試験信号発生装置を提
供する。 【構成】 試験信号発生装置1はエクスパンダ,コンプ
レッサおよびリミッタを有するディジタルダイナミクス
部2にこれらの試験,たとえば,アタック時間測定など
測定に必要なディジタル形式の試験信号を出力する。こ
のため,試験信号発生装置1は,タイミング信号発生手
段11,振幅信号発生手段12,バイアス信号発生手段14,
スイッチング手段15および信号加算手段16を有する。振
幅信号発生手段12は設定された振幅を有する振幅信号S
12を出力する。バイアス信号発生手段14は設定されたバ
イアスを有するバイアス信号S14を出力する。タイミン
グ信号発生手段11はこれらの回路の動作タイミングを制
御し,スイッチング手段15をオンまたはオフさせる。こ
のスイッチング手段15の動作により振幅信号S12がオン
またはオフされ,信号加算手段16におけるバイアス信号
S14に重畳する振幅信号S12のレベルが変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音の信号処理に使用する
コンプレッサ,エクスパンダおよびリミッタを有するダ
イナミクスを試験する装置に関するものであり,特に,
ディジタルダイナミクスを試験するディジタル形式の任
意の波形,タイミングの試験信号を発生するディジタル
ダイナミクス試験信号発生装置に関する。
【0002】音の信号処理にはエクスパンダ処理,その
逆特性を有するコンプレッサ処理,およびリミッタ処理
などがあり,これらの機能を有するダイナミクスはすで
に使用されている。ダイナミクスの特性は種々の信号形
態を持つ高精度の試験信号を印加して試験する。したが
って,その試験装置も高い周波数で種々の信号形態で試
験信号を出力できる構成を有する必要がある。従来は専
用のアナログ試験信号発生装置が使用されてきたが,こ
のようなダイナミクスは最近,ディジタル化されてきて
おり,そのようなディジタルダイナミクスにはディジタ
ルの試験信号を入力する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
アナログ式ダイナミクスに使用している試験装置は交流
の試験信号を出力するものであり,ディジタルダイナミ
クスを試験する信号としてはそのまま使用できない。か
かるアナログ試験信号を発生する試験装置を,離散的な
ディジタル信号を発生させる装置に変更することは困難
であり,ディジタルダイナミクスを正確にかつ効率よく
試験可能なディジタルダイナミクス試験信号発生装置が
要望されている。特に,ディジタルダイナミクスの試験
には種々の信号形態で試験を行う必要があるから,その
ディジタルダイナミクス試験信号発生装置もかかるニー
ズを満足させる構成になっている必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め,本発明のディジタルダイナミクス試験信号発生装置
は,バイアス信号を発生する手段と,このバイアス信号
に重畳される所定の振幅を有する信号を発生する手段
と,この振幅信号を所定のタイミングでオンまたはオフ
するスイッチング手段と,スイッチング手段でオン・オ
フされた振幅信号をバイアス信号に加算する信号加算手
段を有する。
【0005】
【作用】バイアス信号発生手段は設定されたバイアス設
定値に応じたバイアス信号を発生する。振幅信号発生手
段も設定された振幅信号を発生する。スイッチング手段
は設定されたタイミングで振幅信号をオンまたはオフす
る。信号加算手段がスイッチング手段でオンまたはオフ
された振幅信号をバイアス信号に加算する。信号加算手
段からの信号がディジタル形式で,ディジタルダイナミ
クス部に入力され,ディジタルダイナミクス部内のコン
プレッサ,エクスパンダ,リミッタなどの試験信号とし
て使用される。
【0006】
【実施例】図1に本発明のディジタルダイナミクス試験
用信号発生装置の実施例の構成と試験対象となるディジ
タルダイナミクス部2との接続関係を示す試験構成図を
示す。ディジタルダイナミクス部2はコンプレッサ,エ
クスパンダ,リミッタなどを有している。ディジタルダ
イナミクス部2にディジタル形式の試験信号を出力する
試験信号発生装置1は,タイミング信号発生手段11,
振幅信号発生手段12,バイアス信号発生手段14,ス
イッチング手段15,および,信号加算手段16を有し
ている。
【0007】タイミング信号発生手段11はタイミング
設定値に基づいて後述するタイミング信号を振幅信号発
生手段12,バイアス信号発生手段14およびスイッチ
ング手段15に出力する。振幅信号発生手段12は振幅
設定値に基づいた一定レベルの振幅AMPLを有する振
幅信号S12を出力する。バイアス信号発生手段14は
バイアス設定値に基づいた一定レベルのバイアスBIA
Sを有するバイアス信号S14を出力する。スイッチン
グ手段15はタイミング信号発生手段11からのタイミ
ング信号に基づいて振幅信号S12をオンまたはオフし
て信号加算手段16に出力する。信号加算手段16はバ
イアス信号S14に,スイッチング手段15でオンまた
はオフされた振幅信号S12を加算する。
【0008】試験信号発生装置1の一般的な動作を図2
のタイミング図を参照して述べる。振幅設定値およびバ
イアス設定値は予め振幅信号発生手段12およびバイア
ス信号発生手段14に設定されている。タイミング信号
発生手段11にも,信号発生開始時間tA , および,
幅信号発生手段12からの振幅信号S12を信号発生開
始時間tA から所定時間経過後のオン時間tB において
オンにする時間が設定されている。
【0009】タイミング信号発生手段11は信号発生開
始時間tA になると,スイッチング手段15を消勢して
開放状態にし,振幅信号発生手段12を起動して振幅信
号S12を発生させ,バイアス信号発生手段14を起動
してバイアス信号S14を発生させる。信号加算手段1
6はバイアス信号発生手段14からのバイアス信号S1
4にスイッチング手段15の出力信号を加算するが,ス
イッチング手段15はオフ状態であるから振幅信号発生
手段12で発生している振幅信号S12はバイアス信号
S14には重畳されず,バイアスBIASの試験信号S
1がディジタルダイナミクス部2に入力される。オン時
間tB に到達すると,タイミング信号発生手段11はス
イッチング手段15を付勢して閉成状態にする。その結
果,オン時間tB において,振幅信号S12が信号加算
手段16に印加され,信号加算手段16からの試験信号
S1はバイアスBIASに振幅信号S12の振幅AMP
Lを重畳した振幅となり,この信号がディジタルダイナ
ミクス部2に印加される。
【0010】タイミング信号発生手段11には,時間t
C において振幅信号S12をオフするように設定される
こともできる。この場合,時間tC においてスイッチン
グ手段15が消勢され,振幅信号発生手段12から信号
加算手段16に入力されている振幅信号S12の出力を
禁止し,試験信号S1は再びバイアスBIASのレベル
信号としてディジタルダイナミクス部2に入力される。
なお,タイミング信号発生手段11には所定周期でスイ
ッチング手段15をオン・オフさせるように設定するこ
とができ,バイアス信号S14に重畳される振幅信号S
12は所定周期でオン・オフさせることができる。
【0011】以下,ディジタルダイナミクス部2の動作
態様に応じたより具体的な試験信号発生について述べ
る。図3はリミッタの動特性を示す図である。このリミ
ッタはのアタックタイムta を試験する場合,図4に示
すように,スレショルドレベル,この例では+6dBに
相当するDC電圧を数秒間入力させ,さらに+6dB増
加に相当するDC電圧,すなわち,+12dBを瞬時に
変化させ,圧縮90%完了までのアタックタイムta
測定する。このため,試験信号発生装置1においては,
バイアス設定値=+6dBがバイアス信号発生手段14
に設定され,振幅設定値=+6dBが振幅信号発生手段
12に設定され,タイミング信号発生手段11にはスイ
ッチング手段15の初期状態じオフ状態であり,信号発
生開始時間tA からのオン時間tB として数秒の時間が
設定される。上記設定条件によって試験信号発生装置1
から発生される試験信号S1は図4(A)に示す信号波
形となる。この試験信号によってディジタルダイナミク
ス部2内のリミッタからの結果信号をディジタル/アナ
ログ変換器3でアナログ信号に変換し,オシロスコープ
4で測定する。オシロスコープ4の測定波形は図4
(B)に示すようになり,レベル圧縮完了90%までの
アタックタイムta をオシロスコープ4で測定する。
【0012】上記リミッタのリリースタイムtr を測定
する場合は,試験信号発生装置1からは図5(A)に示
す試験信号S1を出力する。すなわち,スレショルドレ
ベルである+6dBよりも6dB高いDC電圧を数秒間
リミッタに印加した状態で瞬時にスレショルドレベルま
で低下させる。この場合,タイミング信号発生手段11
にはスイッチング手段15を初期状態においてオンさせ
る条件に設定し,オン時間tB においてスイッチング手
段15をオフさせる条件に設定する。すなわち,図4
(A)の場合と逆動作状態にする。リリースタイムtr
は図4(B)に示すように,一旦急激に低下したレベル
が90%に復帰した時間で規定され,その時間がオシロ
スコープ4で測定される。
【0013】図6はコンプレッサの動特性を示す。たと
えば,+8dBの入力に対して+8dBまでは直線状に
出力され,その後は,信号のレベルが増加しても比例し
た出力は得られず,1/8の比率で増加する。コンプレ
ッサのアタックタイムta の測定のための試験信号発生
装置1からの試験信号S1は,図4(A)と同様な信号
波形となる。ただし,試験信号S1は+8dBのバイア
スBIASから開始し,数秒後,+14dBに瞬時に増
加する。コンプレッサのリリースタイムtr の測定のた
めの試験信号発生装置1からの試験信号S1も,図5
(A)に示したと同様の信号波形となる。ただし,+1
4dBから開始し,数秒後,スイッチング手段15の消
勢して+8dBに瞬時に低下させる。コンプレッサの場
合さらに,図7(B)に示すアタックディレータイムt
adをオシロスコープ4で測定する。このため,図7
(A)に示すように,試験信号発生装置1から−60d
Bに相当するDC電圧を数秒間出力し,次にスイッチン
グ手段15を付勢してスレショルドレベルである+8d
Bよりも6dB高いレベルに相当するDC電圧を瞬時に
変化させる。オシロスコープ4において,アタック動作
開始までの時間の2倍の時間をアタックディレータイム
adとして測定する。
【0014】エクスパンダについても上記同様に試験信
号S1を出力してそのアタックタイムta およびリリー
スタイムtr を測定する。図8はエクスパンダEXP
と,コンプレッサCOMPと,リミッタLIMとを合成
した動特性図を示す。エクスパンダEXPの特性はたと
えば,4/3,コンプレッサCOMPの特性はたとえ
ば,2/3,リミッタLIMの特性は1/(無限大)で
ある。このダイナミクスにおいて,リミッタLIMにつ
いて,アタックタイムta の測定には,スレショルドレ
ベルを0dBとし,上記リミッタの試験と同様の試験信
号で測定する。リリースタイムtr の測定もこのアタッ
クタイムta の測定と同じスレショルドレベルとする。
ただし,振幅信号S12のオン・オフタイミングは逆で
ある。コンプレッサCOMPはスレショルドレベルを−
21dBとして,上記コンプレッサについての試験と同
様に試験して,アタックタイムta ,リリースタイムt
r およびアタックディレータイムtadを測定する。
【0015】エクスパンダEXPのアタックタイムta
測定用試験信号波形はその動特性を図9に示す。アタッ
クタイムta 測定には,スレショルドレベルを−21d
Bとし,初期状態としてスイッチング手段15を消勢し
てこのスレショルドレベルよりも6dB低い−27dB
に相当するDC電圧を数秒間出力し,その後,スイッチ
ング手段15を付勢してスレショルドレベルの−21d
Bまで瞬時に変化させ,レベル伸張(復帰)90%完了
でのアタックタイムta をオシロスコープ4で測定す
る。試験信号発生装置1は上述した特性の試験信号S1
を出力する。図9(B)にエクスパンダのアタックタイ
ムta 測定の特性図を示す。エクスパンダEXPのリリ
ースタイムtr の測定用試験波形とその動特性を図10
に示す。試験信号S1の波形は図9(A)に示したアタ
ックタイムta 試験用の信号とは逆の波形になる。リリ
ースタイムtr の測定も上記したリリースタイムtr
同様,90%復帰完了までの時間を測定する。
【0016】なお,試験信号発生装置1はその条件設定
により,特に,タイミング信号発生手段11への条件設
定により,試験信号S1としては振幅信号S12が周期
的に変動する出力することができる。試験信号発生装置
1としては,パンコンまたはマイクロコンピュータを用
いて上記信号を容易に発生させることができる。勿論,
コンピュータによらないで,ハードウエア回路で上記し
た機能を有する試験信号発生装置1を構成することもで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように,本発明のディジタル
ダイナミクス試験信号発生装置によれば,任意の信号波
形で任意のタイミングの正確なディジタルダイナミクス
用試験信号を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルダイナミクス試験信号発生
装置を用いたディジタルダイナミクス試験形態図であ
る。
【図2】図1のディジタルダイナミクス試験信号発生装
置によって発生される試験信号波形例を示す図である。
【図3】ディジタルダイナミクスのうちのリミッタの動
作特性を示す図である。
【図4】図1のリミッタのアタック特性を示す図であ
る。
【図5】図1のリミッタのリリース特性を示す図であ
る。
【図6】ディジタルダイナミクスのうちのコンプレッサ
の動作特性を示す図である。
【図7】図6に示したコンプレッサのアタック・ディレ
ー特性を示す図である。
【図8】エクスパンダ,コンプレッサおよびリミッタを
含むディジタルダイナミクスの特性図である。
【図9】エクスパンダのアタックタイムを測定する試験
信号波形とその動特性を示す図である。
【図10】エクスパンダのリリースタイムを測定する試
験信号波形とその動特性を示す図である。
【符号の説明】
1・・試験信号発生装置,2・・ディジタルダイナミク
ス部,3・・ディジタル/アナログ変換器,4・・オシ
ロスコープ,11・・タイミング信号発生手段,12・
・振幅信号発生手段,14・・バイアス信号発生手段,
15・・スイッチング手段,16・・信号加算手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 バイアス信号を発生する手段,このバイ
    アス信号に重畳される所定の振幅を有する信号を発生す
    る手段,この振幅信号を所定のタイミングでオンまたは
    オフするスイッチング手段,このスイッチング手段でオ
    ンまたはオフされた振幅信号をバイアス信号に加算する
    手段を有し,エクスパンダ,コンプレッサおよびリミッ
    タを有するディジタルダイナミクスを試験するディジタ
    ル形式の試験信号を発生するディジタルダイナミクス試
    験信号発生装置。
JP3205397A 1991-07-22 1991-07-22 デイジタルダイナミクス試験信号発生装置 Pending JPH0526972A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006138143A1 (en) 2005-06-15 2006-12-28 Amprotein Corporation Suspension culture vessels
CN102122433A (zh) * 2010-11-24 2011-07-13 中广核工程有限公司 一种核电站数字信号通道在线测试装置及其方法

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WO2006138143A1 (en) 2005-06-15 2006-12-28 Amprotein Corporation Suspension culture vessels
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