JPH05269645A - 内面捻子付継手加工時の切屑処理方法 - Google Patents

内面捻子付継手加工時の切屑処理方法

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Publication number
JPH05269645A
JPH05269645A JP9587592A JP9587592A JPH05269645A JP H05269645 A JPH05269645 A JP H05269645A JP 9587592 A JP9587592 A JP 9587592A JP 9587592 A JP9587592 A JP 9587592A JP H05269645 A JPH05269645 A JP H05269645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
chips
cutting
discharged
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9587592A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Yasunaga
勝志 安永
Yuji Mukai
勇治 向井
Akira Ishikura
明 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP9587592A priority Critical patent/JPH05269645A/ja
Publication of JPH05269645A publication Critical patent/JPH05269645A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手を要せず、装置作動を停止せずに効率良
く安全に残留切屑を継手等の内部から外部へ排出処理す
る。 【構成】 切屑が継手1の他方側1bの方向に排出するよ
うにブレーカーを調整する。周方向に回転する継手1の
一方側1aの内周面を切削刃7によって切削しながら、ク
ーラントノズル9から切屑生成地点に向けて切削液11を
吐出する。切削液11の流量は150 l/min から300 l /min
の範囲内とする。ブレーカーによって継手1の他方側1b
側に向けて排出された切屑は、切削液11によって継手1
の他方側1bに向けて押し流され、他方側1bの端面からチ
ャック本体5の内部に導入され、次いで、穴5aから遠心
力によって外部へ排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内面捻子付継手製造
において、捻子切り加工時に発生する切屑を、人手を用
いずに効率よく排出するための切屑処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】油性管等の継手として、内面捻子付継手
が使用されている。この内面捻子付継手の製造におい
て、被捻子切り加工継手(以下、「継手」という)の捻
子切り加工時には、切削刃によって切削された継手から
切屑が多量に生成し、この切屑の処理に従来から多くの
人手が消費されている。
【0003】図4は従来の継手に捻子切り加工を施こす
ための装置構成の1例を示す側面図である。継手に捻子
切り加工を施こすための装置(以下、「捻子切り装置」
という)は、継手1を保持しそして継手1を軸を中心に
周方向に回転させるためのチャックと、継手1の一方側
1aの内周面を捻子切りするためのタレット8を備える。
チャックはチャック本体5、チャック反転部3、把握チ
ャック2および主軸4等からなる。把握チャック2によ
って継手1が保持される。また、チャック本体5は軸を
中心に継手1の周方向に回転自在である。チャック本体
5を周方向に回転させることにより、継手1は周方向に
回転自在である。なお、継手1はチャック反転部3によ
って把握チャック2に保持されたまま前後に180 °反転
可能であり、これにより、継手1の両方側の捻子切り加
工が1回の把握によって行えるようになっている。タレ
ット8は切削刃7が取り付けられたホルダー6を備え、
継手1の一方側1aの端部から挿入した切削刃7によって
継手1の一方側1aの内周面を切削しながらホルダー6を
継手1の他方側1bに向けて軸方向に移動させて継手1の
一方側1aの内周面を切削し捻子切り加工がなされる(以
上を、「先行技術1という)。
【0004】先行技術1においては、生成される切屑が
継手1の内部およびチャック本体5の主軸側内部に残留
し、切削工具の欠損およびチャック反転動不良、不能等
の障害を引き起こす問題がある。従って、従来は、適時
捻子切り装置の作動を停止し、残留切屑を人手によって
治具等を使って排出処理していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1に示すように切屑排出作業を人手によって行なうの
は重労働であり効率が悪く、治具によって継手内周面を
傷つけ且つ切削刃の破損の恐れがあり、しかも、従業員
の安全性に問題があった。
【0006】従って、この発明の目的は、上述の問題を
解決し、人手を要せず、装置作動を停止せずに効率良く
安全に残留切屑を継手等の内部から外部へ排出処理する
ことができる内面捻子付継手加工時の切屑処理方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、切削刃によ
る切削によって生成する切屑の排出方向を制御するため
のブレーカーによって、生成した切屑が継手の他方側に
向けて排出するように調整し、次いで、周方向に回転さ
せた前記継手の一方側端から挿入した前記切削刃によっ
て前記継手の一方側の内周面を切削しながら、前記継手
の一方側から切屑生成地点に向けて切削液を150 l/min
から300l/minの範囲内の流量で吐出して、生成する切屑
を前記継手の他方側端に向けて押し流し、かくして、切
屑を前記継手の他方側端から外部へ排出することに特徴
を有するものである。
【0008】
【作用】クーラントノズルを継手の一方側に設け、クー
ラントノズルから吐出する切削液の流量を150 l/min か
ら300 l/min の範囲内とし、且つ、切屑が継手の他方側
(切削液の流れの下流側)に向けて排出するようにブレ
ーカーによって調整して切屑の排出方向を制御し、切削
液を切屑生成地点に向けて吐出することにより、切屑を
継手内に残留させることなく外部へ排出できる。
【0009】クーラントノズルから切屑生成地点、即
ち、切削刃が継手内周面を切削する地点に向けて吐出す
る切削液の流量は、150 l/min から300 l/min の範囲内
とすべきである。切削液の流量が150 l/min 未満では、
切屑を押し流すことができない。一方、切削液の流量が
300 l/min を超えても、切屑を押し流す作用は飽和す
る。切屑を押し流すことができる切削液の吐出量と継手
の内径との関係を調べた。その結果を図3にグラフで示
す。斜線によって示す範囲内となるように、流量を調整
すれば切屑を押し流すことができる。図3から分かるよ
うに、 手において、切屑を押し流すためには、150 l/min から
300 l/min の流量の切削液が必要であることが分かる。
【0010】切削時に生成する切屑の排出方向は、継手
の他方側(切削液の流れの下流側)とする。切屑の排出
方向が継手の他方側以外の方向、即ち、継手の一方側
(切削液の流れの上流側)あるいは軸直交方向では、切
削液の流れの方向と合致せず、切屑を押し流せない。ま
た、切削刃の破損(欠け、割れ)等が生じる。切屑の排
出方向は、切削刃に取り付けられている公知のブレーカ
ーによって制御する。図2に矢印に示すように、ブレー
カー10は、切削時に生成する切屑12の排出方向を継手1
の他方側1b(切削液の流れの下流側)の方向に制御する
作用を有している。
【0011】クーラントノズルの形状はストレート型と
し、その内径φD は、必要最低流量を確保できるような
サイズとする。また、クーラントノズルの切削液吐出圧
力は、ポンプを使用した場合、発生圧4〜7Kg/cm2程度
である。
【0012】継手の他方側は、捻子切り装置の構造上チ
ャックに囲まれている場合が多い。このような場合に
は、継手の他方側端から排出してくる切屑がそこに溜ま
ってしまう。従って、チャックの周方向に穴を設け、チ
ャック内へ導入した切屑を、回転するチャックの遠心力
によって当該穴からチャックの外部へ排出すればよい。
【0013】
【実施例】次に、この発明を図面を参照しながら説明す
る。図1はこの発明の1実施態様を示す側面図である。
捻子切り装置は、継手1を保持しそして継手1を軸を中
心に周方向に回転させるためのチャックと、継手1の一
方側1aの内周面を捻子切りするためのタレット8を備え
る。そして、継手1の一方側1aの外側には、継手1に近
接してクーラントノズル9を設ける。クーラントノズル
9から継手1内に所定流量の切削液11が切屑生成地点に
向けて吐出されるようになっている。
【0014】チャックはチャック本体5、チャック反転
部3、把握チャック2等からなっている。把握チャック
2によって継手1が保持される。また、チャック本体5
は軸を中心に継手1の周方向に回転自在であり、これに
より継手1は回転するチャック本体5とともに周方向に
回転自在である。なお、継手1はチャック反転部3によ
って把握チャック2によって保持されたまま前後に180
°反転可能であり、これにより、継手1の両方側の内周
面を捻子切りできるようになっている。
【0015】タレット8は切削刃7が取り付けられたホ
ルダー6を備える。切削刃7にはブレーカー10が取り付
けられている。継手1の一方側1aの端部から挿入した切
削刃7によって継手1の一方側1aの内周面を切削しなが
らホルダー6を継手1の他方側1bに向けて軸方向に移動
させて継手1の一方側1aの内周面を捻子切る。
【0016】継手1の一方側1aの内周面を切削刃7によ
って切削しながら、クーラントノズル9から切屑生成地
点に向けて切削液11を吐出する。切削液の流量は150 l/
minから300 l/min の範囲内とする。ブレーカー10の作
用によって切屑生成地点から継手1の他方側1b側に向け
て排出された切屑は、切削液11によって継手1の他方側
1bに向けて押し流され、他方側1bの端面から外部へ排出
する。チャック本体5には、その周方向に穴5aが設けら
れ、チャック本体5内へ導入された切屑は、回転するチ
ャック本体5の遠心力によって穴5aからチャックの外部
へ排出する。そして、この位置の下方に切削液のみ通過
可能な切屑受け部を有するベルトコンベア等の搬出装置
(図示せず)を設け、落下した切屑を搬出する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下記に示す工業上有用な効果がもたらされる。 継手およびチャック内部に残留する切屑を人手を使用
せずに継手外部へ排出することができる。 捻子切り装置の作動を切屑処理をするために停止する
必要がなく作業効率が向上する。 切削液が切屑と継手内面旋削表面との間の緩衝材の役
割を果たすため、内面旋削表面の性状の良好な、切削に
よる疵のない継手が得られる。また、切削刃の破損(欠
け、割れ)等のトラブルもないため、効率的且つ安価に
継手を加工できる。 作業は自動であり、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施態様を示す側面図
【図2】ブレーカーを説明する側面図
【図3】切削液の吐出量と継手の内径との関係を示すグ
ラフ
【図4】継手に捻子切り加工を施こすための従来の装置
構成を説明する側面図。
【符号の説明】
1 継手 1a 継手の一方側 1b 継手の他方側 2 把握チャック 3 チャック反転部 4 主軸 5 チャック本体 5a 穴 6 ホルダー 7 切削刃 8 タレット 9 クーラントノズル 10 ブレーカー 11 切削液 12 切屑。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石倉 明 神奈川県川崎市川崎区池上町2丁目1番 日本鋼管継手株式会社川崎工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削刃による切削によって生成する切屑
    の排出方向を制御するためのブレーカーによって、生成
    した切屑が継手の他方側に向けて排出するように調整
    し、次いで、周方向に回転させた前記継手の一方側端か
    ら挿入した前記切削刃によって前記継手の一方側の内周
    面を切削しながら、前記継手の一方側から切屑生成地点
    に向けて切削液を150 l/min から300l/minの範囲内の流
    量で吐出して、生成する切屑を前記継手の他方側端に向
    けて押し流し、かくして、切屑を前記継手の他方側端か
    ら外部へ排出することを特徴とする内面捻子付継手加工
    時の切屑処理方法。
  2. 【請求項2】 前記継手を周方向に回転させるためのチ
    ャックの周方向に穴を設け、前記切削液によって前記継
    手の他方側端から排出してくる切屑を、前記継手ととも
    に回転する前記チャック内へ導入し、回転する前記チャ
    ックの遠心力によって切屑を前記穴から前記チャックの
    外部へ排出する請求項1記載の方法。
JP9587592A 1992-03-23 1992-03-23 内面捻子付継手加工時の切屑処理方法 Pending JPH05269645A (ja)

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JP9587592A JPH05269645A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 内面捻子付継手加工時の切屑処理方法

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JPH05269645A true JPH05269645A (ja) 1993-10-19

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ID=14149521

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JP9587592A Pending JPH05269645A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 内面捻子付継手加工時の切屑処理方法

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JP (1) JPH05269645A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018015829A (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 住友ゴム工業株式会社 タイヤ研磨装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018015829A (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 住友ゴム工業株式会社 タイヤ研磨装置

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