JPH05269395A - 竪型ミルのローラ下降方法 - Google Patents
竪型ミルのローラ下降方法Info
- Publication number
- JPH05269395A JPH05269395A JP7118592A JP7118592A JPH05269395A JP H05269395 A JPH05269395 A JP H05269395A JP 7118592 A JP7118592 A JP 7118592A JP 7118592 A JP7118592 A JP 7118592A JP H05269395 A JPH05269395 A JP H05269395A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical mill
- crushing
- grinding
- roller
- crushed
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】竪型ミル１０の運転開始時に、粉砕テーブル１
の上の被粉砕物の貯留量を最適な状態にし、粉砕ローラ
２の加圧開始以後定常状態間までの操作を容易にし、オ
ペレータの労力を削減し、製品品質に及ぼす悪影響を防
止する。 【構成】竪型ミル１０の粉砕ローラ２の加圧前の粉砕テ
ーブル１の駆動力は粉砕テーブル１上の貯留量が増加す
るに従い増加するので、粉砕テーブル１上の貯留量を駆
動装置９の駆動動力によって判定し、この判定に基い
て、加圧シリンダ８による粉砕ローラ２の加圧を適切な
タイミングで開始する。
の上の被粉砕物の貯留量を最適な状態にし、粉砕ローラ
２の加圧開始以後定常状態間までの操作を容易にし、オ
ペレータの労力を削減し、製品品質に及ぼす悪影響を防
止する。 【構成】竪型ミル１０の粉砕ローラ２の加圧前の粉砕テ
ーブル１の駆動力は粉砕テーブル１上の貯留量が増加す
るに従い増加するので、粉砕テーブル１上の貯留量を駆
動装置９の駆動動力によって判定し、この判定に基い
て、加圧シリンダ８による粉砕ローラ２の加圧を適切な
タイミングで開始する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体を微粉砕する竪型
ミルの粉砕ローラの下降方法に関する。
ミルの粉砕ローラの下降方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に竪型ミルの説明図を示した。竪型
ミル２０は粉砕テーブル２１上に被粉砕物４０を供給装
置４１、４２を経て供給し、粉砕ローラ２２でこれを圧
砕し、粉砕テーブル２１から下方に落下させる。焼成炉
２３から粉砕テーブル２１下方に供給される熱風２４は
被粉砕物を乾燥すると共に、粉砕テーブル２１より下方
に落下する粉砕物の一部を同伴して粉砕テーブル２１の
上方に設置してある分級機２６において粗粉を分離す
る。分離された粗粉は再び粉砕テーブル２１上に戻され
再粉砕される。熱風２４に同伴された微粉は、竪型ミル
３０外に設置してあるサイクロン等の集塵機３０にて分
離された後、誘引ファン３３を経由して電気集塵機３９
にて再度集塵されクリーンなガスとして煙突３６から大
気中に排出される。一方、熱風２４に同伴されなかった
粗粒の粉砕物２７は竪型ミル２０外に排出され、シュー
ト４２を経て再度粉砕テーブル２１上に供給される。な
お、誘引ファン３３の出口ガスはダンパ３５を経て循環
ガス３４として再度竪型ミルに供給できるようになって
いる。
ミル２０は粉砕テーブル２１上に被粉砕物４０を供給装
置４１、４２を経て供給し、粉砕ローラ２２でこれを圧
砕し、粉砕テーブル２１から下方に落下させる。焼成炉
２３から粉砕テーブル２１下方に供給される熱風２４は
被粉砕物を乾燥すると共に、粉砕テーブル２１より下方
に落下する粉砕物の一部を同伴して粉砕テーブル２１の
上方に設置してある分級機２６において粗粉を分離す
る。分離された粗粉は再び粉砕テーブル２１上に戻され
再粉砕される。熱風２４に同伴された微粉は、竪型ミル
３０外に設置してあるサイクロン等の集塵機３０にて分
離された後、誘引ファン３３を経由して電気集塵機３９
にて再度集塵されクリーンなガスとして煙突３６から大
気中に排出される。一方、熱風２４に同伴されなかった
粗粒の粉砕物２７は竪型ミル２０外に排出され、シュー
ト４２を経て再度粉砕テーブル２１上に供給される。な
お、誘引ファン３３の出口ガスはダンパ３５を経て循環
ガス３４として再度竪型ミルに供給できるようになって
いる。
【０００３】竪型ミルの運転を開始する際には、吸引フ
ァン３３、分級機６、輸送機、粉砕テーブル２１、原料
供給装置４２の順に運転を開始した後、被粉砕物４０の
供給を開始し、所定時間経過後、粉砕ローラ２２の加圧
を開始する。粉砕ローラ２２の加圧機構は、図２に示す
通りである。油圧シリンダ８のピストンロッド７は粉砕
ローラの軸を下降するロッド７となっている。油圧シリ
ンダ８はその昇降は油圧ポンプ１２の油圧を切替弁１３
によって油圧シリンダ８の室１６又は１７のいずれかに
供給することによって作動する。帰り油は油タンク１８
に戻る。
ァン３３、分級機６、輸送機、粉砕テーブル２１、原料
供給装置４２の順に運転を開始した後、被粉砕物４０の
供給を開始し、所定時間経過後、粉砕ローラ２２の加圧
を開始する。粉砕ローラ２２の加圧機構は、図２に示す
通りである。油圧シリンダ８のピストンロッド７は粉砕
ローラの軸を下降するロッド７となっている。油圧シリ
ンダ８はその昇降は油圧ポンプ１２の油圧を切替弁１３
によって油圧シリンダ８の室１６又は１７のいずれかに
供給することによって作動する。帰り油は油タンク１８
に戻る。
【０００４】竪型ミルの運転開始時は、粉砕テーブルと
粉砕ローラとの間は間隔を有した状態にある。従来、粉
砕テーブルが所定の回転数に達した後、被粉砕物の供給
を開始し、粉砕テーブル上に被粉砕物をある程度溜め、
粉砕ローラを加圧しても振動等が発生しないような状態
になったことを推定し、油圧弁を操作して、加圧用の油
圧シリンダを作動させ粉砕ローラを加圧しいてた。
粉砕ローラとの間は間隔を有した状態にある。従来、粉
砕テーブルが所定の回転数に達した後、被粉砕物の供給
を開始し、粉砕テーブル上に被粉砕物をある程度溜め、
粉砕ローラを加圧しても振動等が発生しないような状態
になったことを推定し、油圧弁を操作して、加圧用の油
圧シリンダを作動させ粉砕ローラを加圧しいてた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】運動開始のつど、被粉
砕物の供給速度が異なったり、或は粉砕ローラの加圧開
始時を判断するのが困難であるため、粉砕ローラの加圧
を開始するまでの時間が一定しない等に起因して、粉砕
テーブル上の被粉砕物の貯留量が異なり、加圧開始より
定常状態にするまでに多大な労力を要していた。さら
に、この間粉砕条件が変動するため、製品の品質に悪影
響を及ぼしていた。
砕物の供給速度が異なったり、或は粉砕ローラの加圧開
始時を判断するのが困難であるため、粉砕ローラの加圧
を開始するまでの時間が一定しない等に起因して、粉砕
テーブル上の被粉砕物の貯留量が異なり、加圧開始より
定常状態にするまでに多大な労力を要していた。さら
に、この間粉砕条件が変動するため、製品の品質に悪影
響を及ぼしていた。
【０００６】本発明はこのような問題を解決することを
目的とする。
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、竪型ミルの運
転開始時に、粉砕テーブル上に被粉砕物を供給し、竪型
ミルの駆動動力を監視し、これが一定値に達したことを
確認した後、粉砕ローラの加圧を開始することを特徴と
する竪型ミルのローラ下降方法である。
転開始時に、粉砕テーブル上に被粉砕物を供給し、竪型
ミルの駆動動力を監視し、これが一定値に達したことを
確認した後、粉砕ローラの加圧を開始することを特徴と
する竪型ミルのローラ下降方法である。
【０００８】
【作用】竪型ミルの粉砕ローラ加圧前の粉砕テーブルの
駆動力は、粉砕テーブル上の被粉砕物の貯留量が増加す
るに従い増加する。供給速度等に左右されることなく常
時一定の条件、すなわち粉砕テーブル上の貯留量が同一
の状態のときにこれを駆動動力によって判定し、この判
定に基いて粉砕ローラの加圧を適切なタイミングで開始
することができる。
駆動力は、粉砕テーブル上の被粉砕物の貯留量が増加す
るに従い増加する。供給速度等に左右されることなく常
時一定の条件、すなわち粉砕テーブル上の貯留量が同一
の状態のときにこれを駆動動力によって判定し、この判
定に基いて粉砕ローラの加圧を適切なタイミングで開始
することができる。
【０００９】
【実施例】図１には本発明の適用される竪型ミルの全体
側面図を示した。竪型ミル１０は粉砕テーブル１上に被
粉砕物を供給して粉砕ローラ２で圧砕する。粉砕テーブ
ル１は駆動装置９によって駆動され水平に回転する。粉
砕ローラ２は支持アーム４に支持され、粉砕テーブル１
上を転動する。圧力シリンダ８はロッド７、揺動アーム
６を介して支持アーム４を支持軸５を中心として回動さ
せ、粉砕ローラ２を昇降させる。運転開始時には、粉砕
ローラ２は粉砕テーブル１と接することなく、粉砕テー
ブルの上方に保持され、運転中は粉砕テーブルに圧着す
る方向に加圧されており、粉砕ローラの自重と加圧力と
の合計力によって粉砕テーブル上の被粉砕物を圧砕す
る。圧砕された被粉砕物は熱風吹込管１９から吹込まれ
た熱風により吹上げられ、分級機３にて粗粉を分離し、
粗粉は再び粉砕テーブル１上に戻って再粉砕され、微粉
は熱風と共に排出管１１からミル外に持ち去られ、製品
として回収される。
側面図を示した。竪型ミル１０は粉砕テーブル１上に被
粉砕物を供給して粉砕ローラ２で圧砕する。粉砕テーブ
ル１は駆動装置９によって駆動され水平に回転する。粉
砕ローラ２は支持アーム４に支持され、粉砕テーブル１
上を転動する。圧力シリンダ８はロッド７、揺動アーム
６を介して支持アーム４を支持軸５を中心として回動さ
せ、粉砕ローラ２を昇降させる。運転開始時には、粉砕
ローラ２は粉砕テーブル１と接することなく、粉砕テー
ブルの上方に保持され、運転中は粉砕テーブルに圧着す
る方向に加圧されており、粉砕ローラの自重と加圧力と
の合計力によって粉砕テーブル上の被粉砕物を圧砕す
る。圧砕された被粉砕物は熱風吹込管１９から吹込まれ
た熱風により吹上げられ、分級機３にて粗粉を分離し、
粗粉は再び粉砕テーブル１上に戻って再粉砕され、微粉
は熱風と共に排出管１１からミル外に持ち去られ、製品
として回収される。
【００１０】本実施例方法は運転開始時に粉砕テーブル
１を回転し、被粉砕物を粉砕テーブル１上に供給し、粉
砕テーブル１の駆動装置９の駆動動力を監視し、この駆
動動力が一定値に到達したとき、油圧切替弁１３を切替
えて加圧を開始することとした。ちなみに、実施例装置
では、粉砕テーブル無負荷時の駆動動力は１２０ＫＷ、
加圧開始時の駆動動力は１８０ＫＷ、定常時の駆動動力
は１８００ＫＷである。以上の結果、実施例では運転開
始時のトラブルを全く生じることなく、容易に定常運転
に移行することが可能となった。
１を回転し、被粉砕物を粉砕テーブル１上に供給し、粉
砕テーブル１の駆動装置９の駆動動力を監視し、この駆
動動力が一定値に到達したとき、油圧切替弁１３を切替
えて加圧を開始することとした。ちなみに、実施例装置
では、粉砕テーブル無負荷時の駆動動力は１２０ＫＷ、
加圧開始時の駆動動力は１８０ＫＷ、定常時の駆動動力
は１８００ＫＷである。以上の結果、実施例では運転開
始時のトラブルを全く生じることなく、容易に定常運転
に移行することが可能となった。
【００１１】
【発明の効果】本発明の方法を用いることにより、運動
開始時に粉砕テーブルの上の被粉砕物の貯留量が粉砕粉
砕ローラの加圧開始に最適な状態であることを確認する
ことができ、加圧開始以後定常状態に至るまでの操作が
非常に容易となり、オペレータの労力が削減されたばか
りでなく、製品の品質に及ぼす悪影響もなくなった。
開始時に粉砕テーブルの上の被粉砕物の貯留量が粉砕粉
砕ローラの加圧開始に最適な状態であることを確認する
ことができ、加圧開始以後定常状態に至るまでの操作が
非常に容易となり、オペレータの労力が削減されたばか
りでなく、製品の品質に及ぼす悪影響もなくなった。
【図１】竪型ミルの内部の全体側面図である。
【図２】粉砕ローラを加圧する油圧系統図である。
【図３】竪型ミルの全体フローシートである。
１ 粉砕テーブル ２ 粉砕ローラ ３ 分級機 ４ ローラ支持アー
ム ５ ローラ支持軸 ６ ローラ昇降アー
ム ７ ロッド ８ シリンダ ９ 駆動装置 １０ 竪型ミル １１ 排出管 １２ 油圧ポンプ １３ 切替弁 １４ 調節弁 １６、１７ 室 １８ 油タンク １９ 吹込管 ２０ 竪型ミル ２１ 粉砕粉砕テーブル ２２ 粉砕粉砕ロー
ラ ２３ 焼成炉 ２４ 熱風 ２５ ダンパ ２６ 分級機 ２７ 粗粒 ２９ ミル出口ガス ３０ 集塵装置（電気集塵機） ３１ 製品 ３２ 集塵装置出口ガス ３３ 誘引ファン ３４ 循環ガス ３５ ダンパ ３６ 煙突 ３７ 管路 ３８ ダンパ ３９ 電気集塵機 ４０ 被粉砕物 ４１、４２ 供給装
置
ム ５ ローラ支持軸 ６ ローラ昇降アー
ム ７ ロッド ８ シリンダ ９ 駆動装置 １０ 竪型ミル １１ 排出管 １２ 油圧ポンプ １３ 切替弁 １４ 調節弁 １６、１７ 室 １８ 油タンク １９ 吹込管 ２０ 竪型ミル ２１ 粉砕粉砕テーブル ２２ 粉砕粉砕ロー
ラ ２３ 焼成炉 ２４ 熱風 ２５ ダンパ ２６ 分級機 ２７ 粗粒 ２９ ミル出口ガス ３０ 集塵装置（電気集塵機） ３１ 製品 ３２ 集塵装置出口ガス ３３ 誘引ファン ３４ 循環ガス ３５ ダンパ ３６ 煙突 ３７ 管路 ３８ ダンパ ３９ 電気集塵機 ４０ 被粉砕物 ４１、４２ 供給装
置
Claims (1)
- 【請求項１】 竪型ミルの運転開始時に、粉砕テーブル
上に被粉砕物を供給し、竪型ミルの駆動動力が一定値に
達したとき、粉砕ローラの加圧を開始することを特徴と
する竪型ミルのローラ下降方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118592A JPH05269395A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 竪型ミルのローラ下降方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7118592A JPH05269395A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 竪型ミルのローラ下降方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269395A true JPH05269395A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13453349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7118592A Withdrawn JPH05269395A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 竪型ミルのローラ下降方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05269395A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016107205A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社Ihi | 粉砕装置 |
| WO2019244357A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 川崎重工業株式会社 | 粉砕システム |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP7118592A patent/JPH05269395A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016107205A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社Ihi | 粉砕装置 |
| WO2019244357A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 川崎重工業株式会社 | 粉砕システム |
| CN112041082A (zh) * | 2018-06-22 | 2020-12-04 | 川崎重工业株式会社 | 粉碎系统 |
| CN112041082B (zh) * | 2018-06-22 | 2022-06-17 | 川崎重工业株式会社 | 粉碎系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |