JPH0526898Y2 - - Google Patents

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JPH0526898Y2
JPH0526898Y2 JP6412389U JP6412389U JPH0526898Y2 JP H0526898 Y2 JPH0526898 Y2 JP H0526898Y2 JP 6412389 U JP6412389 U JP 6412389U JP 6412389 U JP6412389 U JP 6412389U JP H0526898 Y2 JPH0526898 Y2 JP H0526898Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溶接用水冷キツクレスケーブルの端
末部に関する。
〔従来の技術およびその課題〕
溶接用ケーブルは、一つの外被内に給電路用導
体と回帰路用導体とが互に絶縁されて納められて
いる。このケーブルは、溶接機の容量が大きくな
ると、発熱量が大きくなるため、外被と導体ある
いは、導体相互間に冷却水路を設けた水冷ケーブ
ルとされる。
この溶接用ケーブルでは、溶接時、瞬時に給電
路用導体に給電大電流が、回帰路用導体には回帰
大電流が流れ、フレミングの法則により両導体相
互間に電気力学的衝撃が生じる。
この衝撃を緩和したものとして、第5図に示す
キツクレスケーブルaがある。すなわち、同図に
示すように、内部にヘリカルスプリング10を入
れて補強し、多数の透孔11を穿設した絶縁性冷
却水管12上に、撚線からなる回帰路用可撓導体
13aと、絶縁被覆14をした給電路用可撓導体
15aとを、それぞれ3本宛、給電路・回帰路別
に交互に撚合わせてキツクレス可撓導体16を構
成し、その導体16を耐圧ホース30で被覆した
ものである。
本考案は、このキツクレスケーブルaの端末部
に関するものであり、従来の端末部はつぎの構成
となつている。すなわち、第7図に示すように、
接続板20と首部21と導体接続部22とを連設
してなり、首部21内面に給排水窪23を刳設
し、首部21外周面から給排水窪23に連通する
給排水口24を開口した給電路用端子板25と回
帰路用端子板26を、給排水窪23を対向させ電
気絶縁ライナー27を介し固着一体化して第5図
及び第6図に示す端子28が形成されている。
つぎに、第6図に示すように、所要長に切断さ
れた前記キツクレス可撓導体16の両端に前記端
子28が取付けられ、その接続構造は、前記複数
の給電路用可撓導体15aの端部をまとめて前記
給電路用端子板25の導体接続部22に、同じく
前記回帰路用可撓導体13aの端部をまとめて回
帰路用端子板26の導体接続部22に、締結・圧
着・ハンダ付けなどの方法によりそれぞれ固着
し、第5図に示すように、両端の端子部材の首部
間に亘つて耐圧ホース30を被せて成る。
しかしながら、このキツクレスケーブルaの端
末部は、第6図に示すように、ケーブル本体部分
は、回帰路用可撓導体13aと給電路用可撓導体
15aとが交互配列されているが、端子28の近
傍では可撓導体13a,15aが強制的に交叉さ
せられるため、各可撓導体13a,15a間に構
造的な不均衡を生ずることになる。そのため、こ
の部分に曲げが加えられると、可撓導体13a,
15aを構成する素線に不均一な歪が発生した
り、可撓導体13a,15a相互間で摩擦を生じ
たりし、このことが、可撓導体素線の破断や絶縁
用シースの破損を早める原因となつていた。
すなわち、キツクレスケーブルを使用する場合
は端子取付近傍のケーブル部分に屈曲が集中する
傾向があるが、従来の端末部構造は、ケーブルの
耐屈曲性をもつとも必要とする部分がもつとも弱
い構造になつていた。
本考案は、以上の点に鑑み、上記可撓導体と端
子部材との接続部を、前記繰返し屈曲に対して強
固なものとすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案にあつては、
前述の従来周知の水冷キツクレスケーブルの端末
部において、前記冷却水管を端末方向に延設して
その周りに、給電路用電極と回帰路用電極とをそ
れぞれ3個宛、給電路・回帰路別に電気絶縁状態
にして交互に配置し、前記冷却水管を介して対向
する両電極の1つずつを端末方向に延設するとと
もに、その両側の給電路用電極と回帰路用電極
を、端末方向に交差させて延設して、各給電路用
電極と各回帰路用電極をそれぞれ一側に寄せ、そ
こから給電路用端子板及び回帰路用端子板をさら
に延設し、前記冷却水管の周りの6個の各電極に
前記給電路及び回帰路用可撓導体をそれぞれ対応
させて接続するとともに、前記冷却水管を前記端
子板に設けた給排水管に接続した構成としたので
ある。
〔作用〕
このように構成する本考案は、各可撓導体が撚
合わされた状態でそのまま電極に接続されている
ため、ケーブルに繰返し屈曲が加えられても、導
体を成す素線同志が擦り合うことはない。
〔実施例〕
第1図乃至第4図に示すように、ケーブルa端
末部において、冷却水管12が延設され、その周
りに、給電路用電極40a,40b,40c(総
数符号:40)と回帰路用電極41a,41b,
41c(総数符号:41)とがそれぞれ3個宛、
給電路・回帰路別に電気絶縁ライナー42を介し
て交互に配置されている。各電極40,41に
は、給電路用可撓導体15aと回帰路用可撓導体
13aが、各電極40,41に溶接等で固着され
た接続スリーブ43を介して接続されており、ス
リーブ43をかしめて導体13a,15aを電極
40,41に一体化する。このとき、第1図bに
示すように、冷却水管12は六角形状に圧縮され
るため、それに耐え得る強度が必要である。冷却
水管12は初めから断面六角形としておいてもよ
い。
第2図乃至第4図に示すように、上記電極4
0,41の冷却水管12を介して対向する一対の
もの40b,41bがケーブルaの端末方向に延
設されているとともに、その両側の給電路用電極
40a,40cと回帰路用電極41a,41c
は、ケーブルa端末方向に交差して延設されてお
り、それらの各電極40,41は給電路端子板2
5と回帰路用端子板26にそれぞれビス止めされ
ている。両端子板25,26は従来と同様に冷却
水管12が接続された窪23が形成されて、その
窪23に連通する給排水管29が設けられてい
る。
上記の端末構造がケーブルaの両端において形
成され、その各電極40,41の周囲を電気絶縁
材料でバインデイングしたのち、この端末を含ん
で、ケーブルaの全長に亘つて耐圧ホース30を
被せて、本考案に係る端末部を有する水冷キツク
レスケーブルaを得る。
この実施例も従来と同様に、水冷キツクレスケ
ーブルaの一方の端子28に給電装置を、他方の
端子28に溶接機をそれぞれ接続し、両端子28
の給排水管29の一方から他方に冷水を流通させ
て使用する。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のように構成し、各可撓導体が
撚合わされた状態でそのまま電極に接続されるよ
うにしたので、ケーブルに繰り返し屈曲が加えら
れても、可撓導体に不均衡な歪が発生することな
く、導体が擦り合うことがない。このため、本考
案によれば、繰返し屈曲と摩擦疲労に対する耐久
性が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、本考案に係る水冷キツクレスケー
ブル端末部の一実施例の一部除去断面図、同図b
は同図aのY−Y線一部除去断面図、第2図aは
同実施例の電極部の斜視図、同図bは同図aの部
分斜視図、第3図は第2図aのX−X線の断面
図、第4図は第2図aの背面図、第5図は水冷キ
ツクレスケーブルの要部斜視図、第6図及び第7
図は従来例の製作説明用斜視図である。 12……冷却水管、13a……回帰路用可撓導
体(撚線)、14……絶縁被覆、15a……給電
路用可撓導体、20……接続板、21……首部、
22……導体接続部、23……給排水窪、24…
…給排水口、25,26……端子板、27,42
……電気絶縁ライナー、28……端子、29……
給排水管、30……耐圧ホース、40,40a,
40b,40c……給電路用電極、41,41
a,41b,41c……回帰路用電極、a……水
冷キツクレスケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却水管上に、給電路用可撓導体と回帰路用可
    撓導体とをそれぞれ3本宛、給電路・回帰路別に
    電気絶縁状態にして交互に撚合わせ、その外周に
    耐圧ホースを被せてなる水冷キツクレスケーブル
    の端末部において、前記冷却水管を端末方向に延
    設してその周りに、給電路用電極と回帰路用電極
    とをそれぞれ3個宛、給電路・回帰路別に電気絶
    縁状態にして交互に配置し、前記冷却水管を介し
    て対向する両電極の1つずつを端末方向に延設す
    るとともに、その両側の給電路用電極と回帰路用
    電極を、端末方向に交差させて延設して、各給電
    路用電極と各回帰路用電極をそれぞれ一側に寄
    せ、そこから給電路用端子板及び回帰路用端子板
    をさらに延設し、前記冷却水管の周りの6個の各
    電極に前記給電路及び回帰路用可撓導体をそれぞ
    れ対応させて接続するとともに、前記冷却水管を
    前記端子板に設けた給排水管に接続したことを特
    徴とする水冷キツクレスケーブルの端末部。
JP6412389U 1989-05-31 1989-05-31 Expired - Lifetime JPH0526898Y2 (ja)

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JPH033127U JPH033127U (ja) 1991-01-14
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