JPH05268886A - 電子レンジによる食品の蒸し調理法 - Google Patents

電子レンジによる食品の蒸し調理法

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JPH05268886A
JPH05268886A JP4108115A JP10811592A JPH05268886A JP H05268886 A JPH05268886 A JP H05268886A JP 4108115 A JP4108115 A JP 4108115A JP 10811592 A JP10811592 A JP 10811592A JP H05268886 A JPH05268886 A JP H05268886A
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正敏 磯田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジによって食品を蒸して調理するに
際して、底で消費される水の量を制限してエネルギー損
失を減じ、併せて調理に要する時間を短縮することを目
的とする。 【構成】 第1発明は、電子レンジによって加熱調理す
べき食品の周囲を環状の壁部材で囲み、その開放された
上面を水に漬けた含水紙で閉じて電子レンジの加熱室で
加熱調理する過程を含むと共に、前記含水紙によって閉
じられる壁部材の開口面積を、そこを覆う含水紙が食品
を蒸し上げるのに充分な水分を含ませるに足りる大きさ
に設定して調理に必要な最小限の水を供給するようにし
たもの。また、第2発明は、電子レンジによって加熱調
理すべき食品の周囲を囲繞する壁部材とその上面を閉じ
る閉じ蓋とを備え、その閉じ蓋として含水率の高い含水
紙とし、前記壁部材の内部に収容される食品の量を、前
記壁部材の上面開口部を覆う含水紙が含む水量によって
充分に蒸し上げ可能な量以下に設定して最少のエネルギ
ーで短時間る蒸し上がるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子レンジを用いて食
品を蒸し上げる調理方法に関するもので、特に、食品を
包んで蒸し上げるための蒸し室を作り、且つ,その蒸し
室の壁の一部を含水性の材料で構成し、それに含ませた
水分を蒸発させて蒸し上げるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品を蒸して調理するには、蒸
し器その他の調理器の内部に水蒸気を送って水蒸気を充
満させ、その水蒸気の中に食品を入れ比較的長い時間か
けて行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】他方、電子レンジは食
品中の水分子を電磁波で加振し、摩擦させて加熱するも
ので、一般的には、蒸すことを考慮していない。しかし
ながら、蒸すことが出来ないわけではなく、電子レンジ
の加熱室内に容器に入れた多量の水を置き、そこから発
生する水蒸気で加熱室内を充満させればよいが、加熱室
内にそのような状態を作り出すこと自体が、エネルギー
的に効率がよくないし、比較的長い調理時間を要するよ
うになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した不具
合を解消し、電子レンジによって冷凍食品などを比較的
簡単に、且つ、迅速に蒸し上げるための調理方法を得る
ことを目的とするもので、第1発明によれば、電子レン
ジによって加熱調理すべき食品の周囲を環状の壁部材で
囲み、その開放された上面を水に漬けた含水紙で閉じて
電子レンジの加熱室で加熱調理する過程を含むと共に、
前記含水紙によって閉じられる壁部材の開口面積を、そ
こを覆う含水紙が食品を蒸し上げるのに充分な水分を含
ませるに足りる大きさに設定した点に特徴があり、第2
発明によれば、電子レンジによって加熱調理すべき食品
の周囲を囲繞する壁部材とその上面を閉じる閉じ蓋とを
備え、その閉じ蓋として含水率の高い含水紙とし、前記
壁部材の内部に収容される食品の量を、前記壁部材の上
面開口部を覆う含水紙が含む水量によって充分に蒸し上
げ可能な量以下に設定した点に特徴がある。
【0005】
【作用】電子レンジ5によって蒸し調理されるべき食品
1は、環状の壁部材3fによって周囲を囲まれ、上面が
水を含んだ含水紙4で閉じられて、比較的狭い空間内に
置かれる。電子レンジ5が通電されると、食品自体が電
磁波によって加熱されると同時に、含水紙4に含まれた
水も加熱して蒸発し前記した比較的狭い空間内を満た
し、その中に置かれた食品1を水蒸気雰囲気によって蒸
し上げる。他方、含水紙4は食品を蒸し上げるのに充分
な水分を含ませる大きさに設定され、あるいは、食品1
がその含水紙4に含まれた水のみで蒸し上がる程度の大
きさに設定されているから、含水紙4に含まれた水が完
全に蒸発し含水紙が乾燥する時期に、丁度、食品が蒸し
上がる。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、1はこの発明方法を適用する食品
たる海老の冷凍天ぷらであり、化粧箱2に詰めて市販さ
れる。この発明の適用が可能な食品は、天ぷらやロース
トチキンのような揚げ物の他、餃子やシューマイなどの
蒸し物が考えられるが、特に制限はない。化粧箱2は厚
紙を折り曲げて組立てたもので、上面を開口させて透明
なセロファン紙やビニールフィルム2aなどで覆って埃
を避けつゝ、箱の外から内部が見えるようにしてある。
化粧箱2の底には後述する含水紙4が折り畳んで収めて
ある。その含水紙4の上には薄い耐油性の敷き紙3を敷
き、その上に海老天ぷら1の複数本が載せられている。
【0007】含水紙4という名称は仮に付したもので、
天ぷら1を蒸す際に水分を供給する媒体であり、紙自体
の約4倍から20倍程度の重量の水を含有できる和紙の
ような繊維質の多い材質からなっている(以下、これを
含水紙という)。含水紙4はこのように化粧箱2内に天
ぷら1とは別に折り畳んで収容する場合の他、予め含水
紙の一側に糊を付けておき、図5で示すように、水で濡
らして外箱3の内面に貼着して用いる場合もある。
【0008】次に、この天ぷら1の調理方法を説明す
る。まず、化粧箱2から食品たる冷凍天ぷらを取りだ
す。図1、図2で示す箱詰めの状態から、化粧箱2の側
面に刻んだミシン線3aに従って、化粧箱2を上下に二
つに分け、上の部分は捨てる。残った下の部分から敷き
紙3と共に天ぷら1を取り出し、次いで、底部に収めら
れた含水紙4を取り出す。この実施例では、含水紙4は
大小2枚が準備され、図3で示すように小さい方の一枚
4aは化粧箱2の底部にすっぽり収まる大きさに截断さ
れ、残る一枚4bは、化粧箱2よりやゝ大きく截断され
ている。
【0009】次に、前記2枚の含水紙4を水に浸し、水
が滴り落ちない程度にたっぷりと水を含ませ、小さい方
の一枚4aを化粧箱2の下の部分へ入れる。ついで天ぷ
ら1を敷き紙3と共に濡らした小さい含水紙4aの上に
載せる。そして、敷き紙3の縁を化粧箱2の外側へ出し
ておき、その上へ大きい方の含水紙4bを同様に濡して
載せる。よって、この状態では天ぷら1は化粧箱2の下
の部分によって周囲を囲まれ、上下の含水紙4によって
覆われて、電子レンジ5の加熱室に比してはるかに狭い
空間におかれたことになる。
【0010】この状態で図4で示すように、電子レンジ
5の加熱室へ入れ通電する。天ぷら1が電磁波によって
直接に加熱されるのは勿論のこと、含水紙4に含まれた
水も加熱されて水蒸気となり、天ぷら1の周囲の狭い空
間内を満たす。こうして天ぷら1は高温に加熱され水蒸
気雰囲気の中に置かれるから、その水蒸気を介して間接
的にも加熱される。前記含水紙4は天ぷら1が蒸し上が
るのに充分な水分を含ませられる大きさを持っている。
また、天ぷら1自体の量もその含水紙4に含まれた水の
みで蒸し上がる程度の大きさに設定されているから、含
水紙4に含まれた水が完全に蒸発し含水紙4が乾燥する
時期に、食品も丁度、食べ頃に蒸し上がる。なお、調理
する食品が餃子やシュウマイ、或いは天ぷらの量が少な
いときは以上のように実施するが、食品がローストチキ
ンのように大きいときや、一時に調理する天ぷらの量が
多いときは、図4中、破線で示したように皿Dを逆にし
て被せるなどして、水蒸気が電子レンジ5の加熱室内へ
洩れるのを抑えるのが好ましい。
【0011】この実施例では250gの天ぷら1に対し
て、280cmの面積を持つ小さい含水紙4と、32
0cmの面積を持つ大きい含水紙4とを用いた。含水
紙4は乾燥状態で厚さ0.4mm、重量3gであり、水
を含ませた状態では27g、すなわち、そこに含ませ得
た水分は24gであり、含水率が800%であった。な
お、含水紙4は含水率400〜2000%のものが市販
されており、容易に入手できる。
【0012】なお、この発明において含水紙4を実施例
で示したように化粧箱2と別体に用意するものに限ら
ず、化粧箱の内面に貼着して一体として用いることもで
きる。この発明は、そのような選択のいずれをも含む概
念である。また、含水紙4を貼着する場所も化粧箱2の
上または下のいずれの面でもよく、また、前記したよう
に、側壁の内面に貼着して用いてもよいことはもちろん
である。なお、前記した図5の例では化粧箱2を天地逆
転させて使用しており、更に、食品1を電子レンジ5へ
入れるのに、敷き紙3に代えて小皿dを用いている。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電子
レンジ5内に、食品の化粧箱その他によって加熱室より
小さい空間を作って、少量の水蒸気で蒸し室を満たし得
ると共に、そこへ供給する水蒸気の量が含水紙の大きさ
を変えることによって調節できる。よって、電子レンジ
5の加熱室内全体を蒸気雰囲気にする場合に比して供給
する水の量を減じることができ、加熱が迅速に行い得
て、且つ、エネルギーの消費が少ない。また、含水紙に
よって必要最小限の水を供給するから、一層、効率が良
い上、過剰に蒸してしまう失敗も回避できる。更に、食
品の大きさも含水紙によって供給できる水分で蒸し上が
る程度の大きさにしたから、含水紙のが足りなくなるな
どの不具合を回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する食品を詰めた化粧箱の一部を
破断して示す外観図である。
【図2】その化粧箱の断面図である。
【図3】箱詰め食品を電子レンジで加熱するため処理し
た状態を示す図2相当の断面図である。
【図4】加熱のための処理をした食品を電子レンジへ収
容した状態を示す図2相当の断面図である。
【図5】他の実施例を示す図3相当の断面図である。
【符号の説明】
2−−−−化粧箱 3−−−−耐油性の敷き紙 4−−−−含水紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子レンジによって加熱調理すべき食品
    の周囲を環状の壁部材で囲み、その開放された上面を水
    に漬けた含水紙で閉じて電子レンジの加熱室で加熱調理
    する過程を含むと共に、前記含水紙によって閉じられる
    壁部材の開口面積を、そこを覆う含水紙が食品を蒸し上
    げるのに充分な水分を含ませるに足りる大きさに設定し
    てなる電子レンジによる食品の蒸し調理法。
  2. 【請求項2】 電子レンジによって加熱調理すべき食品
    の周囲を囲繞する壁部材とその上面を閉じる閉じ蓋とを
    備え、その閉じ蓋として含水率の高い含水紙とし、前記
    壁部材の内部に収容される食品の量を、前記壁部材の上
    面開口部を覆う含水紙が含む水量によって充分に蒸し上
    げ可能な量以下に設定してなる電子レンジによる食品の
    蒸し調理法。
JP4108115A 1992-03-12 1992-03-12 電子レンジによる食品の蒸し調理法 Expired - Lifetime JP2660368B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001087737A1 (en) * 2000-05-18 2001-11-22 John Jay Johns Microwavable steamer bags

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001087737A1 (en) * 2000-05-18 2001-11-22 John Jay Johns Microwavable steamer bags
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