JPH05268580A - 動き依存型ビデオ信号処理方法及び装置 - Google Patents

動き依存型ビデオ信号処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH05268580A
JPH05268580A JP5010209A JP1020993A JPH05268580A JP H05268580 A JPH05268580 A JP H05268580A JP 5010209 A JP5010209 A JP 5010209A JP 1020993 A JP1020993 A JP 1020993A JP H05268580 A JPH05268580 A JP H05268580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
frame
video signal
field
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5010209A
Other languages
English (en)
Inventor
Morgan William Amos David
モルガン ウイリアム アモス デイビッド
Martin Rex Dorricott
マーチン レックス ドリコット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Broadcast and Communications Ltd
Original Assignee
Sony Broadcast and Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Broadcast and Communications Ltd filed Critical Sony Broadcast and Communications Ltd
Publication of JPH05268580A publication Critical patent/JPH05268580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • H04N7/014Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes involving the use of motion vectors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/223Analysis of motion using block-matching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/144Movement detection
    • H04N5/145Movement estimation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力ビデオ信号を処理する方法において、処
理動作中にオペレータが介入する手間を軽減すること。 【構成】 第1フィールド又はフレームと次のフィール
ド又はフレームの間で、第1フィールド又はフレームの
ピクセルのそれぞれのブロックの内容の動きを表わす動
きベクトルを導出し、この導出したベクトルを解析して
複数の統計量(N,M,G)を決定し、これら統計量の
1以上を使って画像処理動作を自動的に修正するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルビデオ信号
の動きに依存した処理に関する。
【0002】
【従来の技術】処理動作が処理されているビデオ素材に
おける動き(運動)に依存するディジタルビデオ信号の
処理システムは知られている。
【0003】例えば、フレームレート変換システムにお
いて、変換されたビデオ信号を表示するとき、その動き
が円滑に描かれるようにするため、「動き補償時間的補
間」を含む技術を採用することができる。
【0004】この技術によれば、出力フィールド(又は
フレーム)は入力フレーム対の間で時間的に補間され
て、出力フィールド(又はフレーム)の画像データは、
これに対して施される特定の処理動作に応じて作成され
る複数の入力フレームの画像データに対して時間的にオ
フセット(ずら)される。
【0005】このようにして、入力フィールドに対して
異なったフレームレートに対応する補間出力フィールド
が作られ、出力フィールドの画像データは、入力フィー
ルドの画像に対して時間的にオフセットされ、新しいフ
ォーマットにおける円滑な運動の描写をもたらす。
【0006】動き補償時間補間の技術はビデオ標準変換
器に関連して英国特許出願GB−A−2231749号
(その内容は本明細書に援用する。)に詳しく述べられ
ている。簡単に説明すると、GB−A−2231749
号に説明されている変換システムは、次のような段階を
有するものである。
【0007】まず、入力ビデオ信号の複数のフィールド
がプログレッシブ走査変換器に供給され、そこで、その
入力フィールドから、各入力フィールドに対して1つず
つ、プログレッシブ走査フォーマット・フレームを連続
的に作成する。
【0008】このプログレッシブ走査フレームは直接ブ
ロック突合せ器に供給され、或る1つのプログレッシブ
走査フレームのピクセルブロックの内容と次のプログレ
ッシブ走査フレームの内容とを比較し、比較された2つ
のフレーム内容の差を表わす相関面を作る。
【0009】これらの相関面は動きベクトル推定器によ
って解析され、この動きベクトル推定器は、2つのフレ
ーム間のブロック内容の動きを表わす、それぞれのブロ
ックに対する動きベクトルを導出する。
【0010】導出された動きベクトルは、動きベクトル
削減器に供給されて、そこで、それらのブロックにさら
に動きベクトルが割当てられる。各ブロックに対応する
動きベクトルは動きベクトル選択器に送られ、そこで、
その供給された動きベクトルから、補間しようとする出
力フィールド(又はフレーム)のそれぞれのピクセルと
対応するベクトルが選択される。
【0011】動きベクトル選択器による動きベクトルの
選択におけるいかなる異常も、動きベクトル後処理器で
取り除かれ、そこから、処理された動きベクトルが補間
器に供給される。
【0012】補間器は、各出力ピクセルに対する動きベ
クトルと、それから形成されるプログレッシブ走査フレ
ームに対する出力フィールド(又はフレーム)の時間的
オフセットとに応じて、2つのプログレッシブ走査フレ
ームの部分を、適切に重み付けして、結合することによ
って出力フィールド(又はフレーム)のピクセルを発生
する。
【0013】このようにして、補間器は、運動方向に沿
って補間を行い、入力ビデオ信号に対して異なったフレ
ーム・レートに対応する動き補償された出力フィールド
(又はフレーム)を作成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】動き補償時間補間を含
む上述のような処理システムの動作は、番組における一
連の内容の相違による複数の要求に対処するため、シス
テムの種々の部分の制御パラメータを注意深く設定する
ことを要する。
【0015】プログラム内容は変化するので、制御パラ
メータを調節することは、処理されたビデオ信号が表示
されるとき満足のいく結果を確保するために必要であ
る。
【0016】例えば、上述のプログレッシブ走査変換の
過程において、動き適用補間技術を使って、対応する入
力フィールドの失われたインタレース・ピクセル・ライ
ンがその入力フィールドのピクセルの値から作られるフ
ィールド内補間と、失われたピクセルの値が直前と直後
の入力フィールドのピクセルの値から導出されるフィー
ルド間補間とを組合せることによって、プログレッシブ
走査フレームを作る。
【0017】画像に表れる部分的な動きの量を算出する
には、或るアルゴリズムが適用される。これを使ってフ
レーム間とフレーム内の異なった割合の補間を一緒に混
ぜる。その概念は、全く静止する画像区域では垂直情報
をできるだけ多く維持するフィールド間補間を使い、著
しい動きがあるとき、最終出力におけるインタレースの
よごれ(smear)を避けるためにフィールド内の補
間を使うことである。
【0018】これら両極端の中間では、フィールド間補
間とフィールド内補間を組合せて使用する。それゆえ、
フィールド間補間を使って達成される鮮明な静止画像
と、フィールド内補間を使って達成される動く物体上の
インタレースのよごれを避けることの間に妥協点が存在
する。
【0019】その実施したアルゴリズムは画像の動きを
検出し、それに従って補間処理を適応させるが、これら
のアルゴリズムは後続の処理段ほど動きに敏感でない。
【0020】プログレッシブ走査変換の間に人工雑音が
入り込むと、これは動き算定とベクトル選択処理を混乱
させ、その結果出力ピクセルに不適正な動きベクトルが
割当てられ、それによって表示される出力の質が低減す
ることが、経験から分かっている。
【0021】このように、オペレータが何らかの制御を
する必要が依然として残っている。オペレータは、定期
的に処理結果をモニタし、経験に基いてプログレッシブ
走査変換処理を修正し、フィールド内補間とフィールド
間補間の割合を変え、例えば、その処理をフィールド内
補間だけかフィールド間補間だけに制限して、結果とし
ての画像の質を改善するのがよい。
【0022】同様にして、この動きベクトル算定処理
は、通常システム内部にプリセットされた一定数のパラ
メータによって制御される。もし、処理の結果を定期的
に点検して熟練オペレータに、動きベクトル算定に問題
が起きていることが分かると、オペレータは、その動き
ベクトル算定処理を、主観的判断および経験に基いて適
正なパラメータを調節することによって修正するよう
に、介入しなければならない。
【0023】動きベクトル算定の方法は、英国特許出願
第GB−A−2231752号に詳細に説明されてい
る。この処理は、次に最も小さい値から所定の閾値より
も大きく異なる最小値によって表された動きベクトルに
対して、相関面を閾値テストすることを含む。
【0024】この次の最小値が、テスト中の最小値の或
る区域内に生じないようにする。そこで、相関面を大き
くし、その大きくした相関面について閾値テストを満足
する最小値の再テストを行う。
【0025】この相関面は、拡大された相関面がもっと
大きい区域から導出されるように近隣ブロックの相関面
の要素を加え合せて大きくする。この処理は、或る限界
に達するまで、例えば、ビデオフレームの端に達するか
又は相関面が所定の倍数に達するまで、繰り返される。
【0026】これらの動きベクトルの中で閾値テストを
通ったものがあれば、それらのうち最善のものが或る特
定のブロックに対して選ばれ、動きベクトル削減器に供
給される。
【0027】この処理によって、良い動きベクトルが見
つからなければ、相関面は重み付けされ、重み付けされ
た面が再テストされる。
【0028】重み付けをした後でも、与えられたブロッ
クに対しテストを通過する動きベクトルがなければ、使
える動きベクトルの中で最もよいものを悪い動きベクト
ルであることを示すフラッグとともに、動きベクトル選
択器に送る。
【0029】閾値テストに使う差閾値や、拡大した相関
面からの最良動きベクトルの選択を制御するパラメータ
は、特定の処理動作のためにプリセットされる。これら
は、必然的に番組素材の平均シーン(場面)内容に関し
て最良の結果を与えるように設定された妥協的なものと
なる。
【0030】シーン内容の変化により、これらのパラメ
ータが不適当になることがある。例えば、番組素材に不
鮮明なコントラストや著しい雑音がある場合、閾値テス
トは厳しすぎるかもしれない。また、ブロックに対する
正しい動きベクトルが閾値テストに不合格となるかもし
れない。
【0031】そうすると、後続の処理段は不適切な動き
ベクトルを無理に使用させられることになる。さらに他
の例として、種々の拡大段階で相関面から導出されテス
トされた動きベクトルから、動きベクトル削減器に供給
するために選択されたベクトルが、最も適切なものでは
ないかもしれない。
【0032】従って、また、そのような問題を認識して
動きベクトル算定処理を適合するように修正するため、
熟練オペレータが介入することが求められている。
【0033】動きベクトル削減処理においても、オペレ
ータの介入を要する。この処理には、各ブロックに捕捉
的な動きベクトルを割当てるアルゴリズムの適用が含ま
れ、それらのベクトルは、動きベクトル選択器が強制的
に不適切な動きベクトルの選択を行わされることのない
ように、常に、動きベクトル算定器によって導出された
良好動きベクトルがあれば、それと一緒に、動きベクト
ル選択器に送られる。
【0034】所定数の独自の動きベクトル、例えば5
(もし存在すれば、そのブロックに対する閾値テストさ
れた原動きベクトルと、常に供給されるゼロ動きベクト
ルを含む)が得られるまで、補足的動きベクトルが各ブ
ロックに割当てられる。
【0035】補足的なベクトルは、考慮中の特定ブロッ
クの周りのブロックの中から充分な数の独自の動きベク
トルを初めに探すことによって得られる。もし、この処
理によって全部で5つの独自のベクトルが得られなけれ
ば、グローバル(大域的)動きベクトルを使って差が作
られる。
【0036】グローバル動きベクトルを導出する方法
は、英国特許出願第GB−A−2231227号に詳細
に説明されている。ここでは、その内容を援用する。
【0037】簡単に説明すると、これらのグローバル動
きベクトルは与えられた入力フレームに対して動きベク
トル算定器によって供給される良い動きベクトル(即
ち、閾値テストを通過した動きベクトル)全てを発生頻
度の順にランク付けすることによってベクトル削減器で
決定される。
【0038】充分に異なった動きを表わす4つの最も頻
繁に発生する動きベクトルを、グローバル動きベクトル
と云う。ベクトル削減アルゴリズムについては、番組素
材の変化するシーン内容にわたって良い結果を確保する
ために、実際にかなりオペレータが介入する必要があ
る。
【0039】例えば、番組における一連の動きが極端に
なればなるほどベクトル選択器に供給される有用なベク
トルは少なくなる。従って、番組内容が変わるに伴っ
て、オペレータは、ベクトル削減処理を定期的に修正す
るのに主観的判断をする必要があるであろう。
【0040】最後に、極端な動きが含まれている場合
に、動き補償を使って出力フレームを時間的に補間する
よりは、要求された出力フレームに時間的に最も近いプ
ログレッシブ走査フレームを単純に出力することによっ
て、最良の結果が得られることがある。
【0041】従って、オペレータはまた、装置の出力を
「最寄りプログレッシブ走査モード」に切り換えるため
介入することを要求されることになる。
【0042】上述から、動きが補償された時間補間を使
う処理動作は、変化する番組内容に応じて動的に処理の
異なった段階を修正するため、種々のプリセット・パラ
メータを調節する必要があることが分かるであろう。
【0043】このような修正は、異なった問題の源を認
識するのに充分な経験を持った熟練オペレータによる実
質的介入を要し、その修正を実行するためオペレータが
主観的判断をする必要がある。
【0044】この処理動作は、従って、繰り返し瓦解さ
れ、修正処理が主観的に行われるという性格を持ってい
るので、不適切な調節のために処理動作がさらに遅れる
ことにもなる。よって、本発明の課題は、ビデオ信号処
理動作中にオペレータが介入する量を軽減することであ
る。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力デ
ィジタルビデオ信号を処理する方法が与えられ、その方
法は次のことを含む。すなわち、入力ビデオ信号の最初
のフィールド(又はフレーム)と次のフィールド(又は
フレーム)の間で、入力ビデオ信号の最初のフィールド
(又はフレーム)のピクセルのそれぞれのブロックの内
容の動きを表わす動きベクトルを導き出すことと、
【0046】各ブロックに、他のブロックに対して導出
した動きベクトルから選ばれた1つ以上の付加的動きベ
クトルとゼロ動きベクトルを割り当てることと、
【0047】動き補償時間補間によって入力フィールド
(又はフレーム)から出力フィールド(又はフレーム)
を作ることとを含み、前記動きベクトルに関係する複数
の統計量を決めるため導出された動きベクトルを解析す
ること、導出された動きベクトルの1以上の処理を自動
的に修正すること、付加的動きベクトルを割当てるこ
と、出力ピクセル動きベクトルを選択すること、及び前
記統計量の1以上に依存して出力フィールド(又はフレ
ーム)を作ることを特徴とする。
【0048】このように、導出された動きベクトルは、
処理される番組素材の内容についての有用な統計情報源
として使われる。前記統計量は、番組内容の変化に応じ
て処理動作の適当部分の自動修正をトリガするのに使わ
れている。
【0049】調節は自動的に行われるから、処理動作に
おけるオペレータの介入に対する要求はかなり減少す
る。
【0050】ベクトル削減段で統計的解析を行い、統計
量をシステムコントローラ9に供給し、種々の処理段を
要求どおりに修正する。この解析は、入力信号の各フィ
ールド(又はフレーム)に対して行われ、調節はフィー
ルド(又はフレーム)毎に行われる。
【0051】その代わりに、例えば、或る場合に前記統
計量を所定数の入力フィールド(又はフレーム)にわた
って平均し、その平均値を必要に応じて処理修正をトリ
ガするのに使用してもよい。
【0052】動きベクトルの導出処理が前述の相関面の
閾値テストを必要とする場合、前記統計量は次のものを
含むのが好ましい。
【0053】すなわち、閾値テストを通った入力フィー
ルド(又はフレーム)に対する導出された動きベクトル
の割合N、及び(又は)閾値よりも大きい大きさを持つ
閾値テストを通った導出ベクトルの割合M、及び(又
は)そのフィールド(又はフレーム)に対するグローバ
ル動きベクトルに寄与する入力フィールド(又はフレー
ム)に対する閾値テストに通った導出動きベクトルの割
合Gを含むのがよい。
【0054】Nは、良い、即ち有効な動きベクトル導出
における容易性又は困難性の表示として役立つ。Mは、
番組素材における速い動きの量を示すのに役立つ。G
は、入力フィールド(又はフレーム)の内容における類
似の動きの量を表示する。
【0055】一般に、これらの統計量は、例えばシーン
から良い動きベクトルを導き出すことの困難性と、番組
における一連の動きによるぼやけ、極端な動き、ベクト
ル選択段で、従って最終出力に、目につく誤りを引き起
こすシーン変化の可能性とを示すのに使える。このよう
に、これらの量は、番組の連続する内容に従って種々の
段階の処理動作を最適化するのに使える。
【0056】例えば動きベクトル算定段で閾値テストに
使われる差閾値は、より厳格なテストをするために増加
したり、或いは、動きベクトル削減器に充分な数の有効
動きベクトルを送るのを確実ならしめるために、減らし
たりすることができる。
【0057】さらに他の例として、動きベクトル算定段
で、拡大した又は最も拡大した相関面のみから動きベク
トルを導くことができる。
【0058】導出された動きベクトルの解析が、必要で
あることを示すときは、出力フィールド(又はフレー
ム)を作る処理は自動的に修正されて、各出力フィール
ド(又はフレーム)は時間的に最も近い入力フィールド
(又はフレーム)から直接に作られる。
【0059】さらに、この処理動作が前述したようなプ
ログレッシブ走査変換を含む場合は、プログレッシブ走
査フレームを作る処理は、フィールド内補間とフィール
ド間補間の割合を変える、例えばその処理をフィールド
内補間だけに制限するため、1以上の前記統計量に従っ
て自動的に修正される。
【0060】さらに他の例として、統計解析が有益であ
ることを示している場合に、付加的動きベクトルを割当
てる処理(動きベクトル削減段で行われる)を自動的に
修正し、付加的動きベクトルからグローバル動きベクト
ルを排除する。
【0061】もっと極端な修正は、ベクトル削減処理を
次の程度に制限することである。すなわち、或るブロッ
クに対して導出された有効な非ゼロの動きベクトルとと
もにベクトル選択器に送られるただ1つの付加的動きベ
クトルが、ゼロ動きベクトルであるように制限すること
である。
【0062】本発明は前述の入力ディジタルビデオ信号
を処理する方法を達成するのに採用される装置にもあて
はまることを理解されたい。
【0063】
【作用】本発明の動き依存型ビデオ信号処理方法によれ
ば、上述のとおり、動きベクトルからN,M,G等の統
計量を算出することにより、良い動きベクトルを導出す
ることの困難さ、極端な動きや動きによるぼやけ、シー
ン変化の可能性等を知ることができ、これを使って処理
動作の修正を自動的に行うことができる。
【0064】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の動き依
存型ビデオ信号処理の一実施例の説明をする。図1の本
発明を実施したフレーム・レート変換器は、プログレッ
シブ走査変換器1、時間基準修正器2、直接ブロック突
合せ器3、動きベクトル算定器4、動きベクトル削減器
5、動きベクトル選択器6、動きベクトル後処理器7及
び補間器8を含み、これらは図示のように接続されてい
て、全てシステムコントローラ9の制御の下に動作す
る。
【0065】システムコントローラ9は双方向バス11
及びデュアル(2) ポートRAM(図示されていない)を
介して装置を制御する。
【0066】プログレッシブ走査変換器1、直接ブロッ
ク突合せ器3、動きベクトル算定器4、動きベクトル削
減器5、動きベクトル選択器6、動きベクトル後処理器
7、及び補間器8の動作は、英国特許出願GB−A−2
231749、GB−A−2231752、およびGB
−A−2231227の各号に詳しく説明されている。
【0067】しかしながら,次にその動作を簡単に説明
する。処理すべきビデオ信号は、プログレッシブ走査変
換器1の入力10に供給する。フレームレート変換器は
正常ビデオレートよりも少ないレートで動作するので、
その処理すべきビデオ信号は高品位ディジタルVTR
(図示せず)の速度の1/8で再生され、そのビデオフ
ィールドはプログレッシブ走査変換器1に供給される。
【0068】プログレッシブ走査変換器1は、そのビデ
オ信号を、ビデオ信号の相い継ぐフィールドにおける画
像データが時間的にずれている通常の場合に、フィール
ド内及び(又は)フィールド間の補間によってプログレ
ッシブ走査フォーマット・フレームに変換する。
【0069】入力10に供給されるフィールド対の画像
内容の間に時間的ずれがなければ、プログレッシブ走査
変換器1は、バイパスするか先行フィールド置換モード
で動作させてもよい。
【0070】いずれにせよ、プログレス走査フレーム
は、時間基準修正器2の入力信号として供給され、そこ
に一時蓄積される。従って、多数のプログレッシブ走査
フレームが同時に使用できる。
【0071】これらのプログレッシブ走査フレームの1
対が直接ブロック突合せ器3に供給され、その対の第1
フレームにおける連続ピクセルブロックの内容をその対
の第2フレームにおける内容と比較し、そうして比較さ
れた内容の間の差異を表わす相関面を作る。
【0072】これらの相関面は、動きベクトル算定器4
で解析される。この算定器は、ブロック毎に1つの動き
ベクトルを導出して動きベクトル削減器5に供給する。
【0073】動きベクトル算定は、次に最も小さい値か
ら差閾値より大きく異なる値であって、それによって表
される差の最小値を決定するため、相関面の閾値テスト
をすることを含む。
【0074】例えば、現在の最小値と次の最小値の間の
差の絶対値は、相関面の最小と最大の間の絶対差の与え
られたパーセント(差閾値)よりも大きいことを要する
であろう。次の最も小さい値はテスト中の最小値の或る
区間内では起こらないようにするのがよい。
【0075】相関面は、拡大して何回も再テストされ
る。もし閾値テストを通過した動きベクトルがあれば、
それから最良の動きベクトルを選ぶ。相関面は、次に示
すものからの面を加え合せることによって拡大する。
【0076】すなわち、最初のブロックを中心とする3
×1ブロックの水平又は垂直ライン、最初のブロックを
中心とする3×3ブロックの群、及び最初のブロックを
中心とする5×3ブロックの群である。
【0077】もし、これでもこの閾値テストを通過する
動きベクトルがなければ、相関面を動きベクトルが静止
する。すなわちゼロとなる方向に重み付けし、再びテス
トする。閾値テストに合格した動きベクトルは、いずれ
も、良好にして有効な動きベクトルと考えられ、動きベ
クトル削減器5に適するものとしてフラッグが立て(付
け)られる。
【0078】もし、或るブロックに対して有効な動きベ
クトルが決められなければ、使用できる最良の動きベク
トルが供給されるが、このときは有効フラグは立てな
い。(勿論、有効動きベクトルにフラッグを立てる代わ
りに、非有効動きベクトルに対してフラッグを立てるよ
うにしてもよい。)
【0079】そこで、動きベクトル削減器5は、各ブロ
ックに5個の独自な動きベクトルが関係付けられるま
で、ベクトル削減アルゴリズムに従って各ブロックに付
加的(補足的)動きベクトルを割当てる。
【0080】これらは、そのブロックに対して導かれた
任意の有効動きベクトルとゼロ動きベクトルとより成
り、その差は、まず考慮対象のブロックの周りのブロッ
クに対して導かれた有効動きベクトルを使って作られ、
最後にグローバル動きベクトルを使って作られる。
【0081】各ブロックと関連するベクトルは、動きベ
クトル選択器6に送られる。この選択器6は、時間基準
修正器2からも入力を受ける。動きベクトル選択器6
は、2段選択処理を行なって、作るべき出力フィールド
の各ピクセルと関連する動きベクトルを選択する。
【0082】第1段の選択処理は、すぐ前又はすぐ後の
プログレッシブ走査フレームに対する動きベクトル算定
に使われる最初のフレーム対の両フレームに対してベク
トル削減器5から供給された動きベクトルをテストする
ことを含む。
【0083】このように、この段では、時間基準修正器
2によって供給された4つのプログレッシブ走査フレー
ムを使う。第2段は、適正な出力ピクセルの動きベクト
ルを選ぶため、最初の対の2つのプログレッシブ走査フ
レームに対して供給される動きベクトルだけを使ってテ
ストすることを含む。選択された動きベクトルのいかな
る不規則性も動きベクトル後処理器7で取り除かれる。
そして、その後処理器7から、出力ピクセルのための処
理された動きベクトルが補間器8に供給される。
【0084】補間器8は、それまでの処理によってもた
らされた遅延を考慮した時間の後、時間基準修正器2に
よって供給される最初のプログレッシブ走査フレームの
2つのフレームの間の補間によって各出力フィールドの
ピクセルを発生する。
【0085】各出力ピクセルのために、補間器8は、そ
の出力ピクセルに対して供給される動きベクトルと、プ
ログレッシブ走査フレーム対のどのフレーム部分を適正
な重み付けによって結合して出力ピクセルを作るべきか
を決定するためのそのフィールドの出力ピクセルに対す
る動きベクトルに沿った正しい時間的位置とを使う。
【0086】出力ピクセルのための正しい時間的位置
は、達成すべき特定のフレームレート変換に応じてシス
テムコントローラ9で決定され、異なった出力フィール
ドに対しては異なったものとなる。出力信号は、フレー
ムレコーダ(図示せず)を介して、記録のために高品位
ディジタルVTR(図示せず)に供給される。
【0087】図2は、図1と同様のブロック図であっ
て、本実施例に関係する制御バス11によって与えられ
る特別の制御ルートが破線で示されている。或る処理段
に関係して1つ以上の制御動作が行われるときは、これ
らの制御ルートを明確にするため別々に示してあとで説
明する。図3は、動きベクトル削減器回路の一部のデー
タ制御流れ図である。この回路は、本発明のこの実施例
に従ってそれに関係する複数の統計的量を決定するた
め、動きベクトル算定器によって供給される動きベクト
ルを解析する。
【0088】この動きベクトルは、与えられたプログレ
ッシブ走査フレームのための図1及び図2の動きベクト
ル算定器4によって導出され、動きベクトル削減器5の
ベクトル蓄積器15に蓄積される。
【0089】前述のとおり、これらのうち閾値テストを
通過した動きベクトルは、有効動きベクトルとしてフラ
ッグが立てられ、この有効フラッグは、ベクトル有効フ
ラッグ蓄積器16の対応する動きベクトルに関連させて
蓄積されている。
【0090】N計算器17は、ベクトル蓄積器15及び
有効フラッグ蓄積器16にアクセスして、有効フレーム
に対して導出されたベクトルの割合Nをパーセントで計
算する。これは、有効フラグ蓄積器16に蓄積されたベ
クトル有効フラグの数と、ベクトル蓄積器15のベクト
ルの数を計数し、前者を後者で除算し、100を乗じる
ことによって達成される。
【0091】さらに、グローバル・ベクトル計算器18
も、ベクトル蓄積器15と有効フラッグ蓄積器16にア
クセスして、問題の入力フレームに対するグローバル・
ベクトルを決定する。グローバル・ベクトルの決定は、
前記英国特許出願GB−A−2231227号に詳細に
説明されている。
【0092】しかしながら、ここで簡単に説明すると、
このグローバル・ベクトルは、発生頻度の順に全有効動
きベクトルをランク付けし、お互いに実質的に異なった
動きを表わす4つの最も頻繁に発生する有効ベクトルを
グローバル・ベクトルとして選ぶことによって決められ
る。
【0093】これらのグローバル・ベクトルはG計算器
19に供給され、ベクトル蓄積器15と有効フラグ蓄積
器16にアクセスして、グローバル・ベクトルに寄与し
た有効動きベクトルの割合Gをパーセントで計算する。
【0094】これは、各有効ベクトルを各グローバル動
きベクトルと比較し、一致が得られた数を計数して行わ
れる。有効ベクトルの数も同様に計数されて、この後者
の数は前者で除算されて、その結果に100を乗じてG
の値とする。
【0095】M計算器20は、あらかじめ定められた大
きさの閾値よりも大きい値を持つ有効ベクトルの割合M
をパーセントで計算する。この大きさの閾値は制御バス
11を介してシステムコントローラ9からM計算器20
に供給される。詳しい大きさ閾値制御ルートは、これを
明瞭にするため、図2と図3に別々に示してある。
【0096】M計算器20は、ベクトル蓄積器15と有
効フラッグ蓄積器16にアクセスして、各有効ベクトル
の大きさを閾値の大きさと比較して、そのフレームに対
するMの値を計算する。
【0097】閾値を越えたそのようなベクトルの数は、
有効ベクトルの数が計数されるのと同様に、計数され、
後者の数は除算されて前者の数となり、その結果に10
0を乗じてMの値とする。
【0098】N計算器17、G計算器19、及びM計算
器20を実現するには、適当なソフトウエアに従って動
作するマイクロプロセッサによるとか、論理回路による
とか、種々の方法があることは、これらの計算器の動作
について前述したところから当業者であれば明らかなこ
とである。
【0099】計算した後、統計値N,MおよびGは図2
に別々に示したN,M,G制御ルートで示したように、
制御バス11に沿ってシステムコントローラ9に供給さ
れる。
【0100】システムコントローラ9によって供給され
た大きさ閾値の値は、システムコントローラ9と関連す
るキーボードを介して、処理する前に、システムオペレ
ータによって入力してもよいし、例えばディスク・ファ
イルにあらかじめ蓄積しておいてもよい。
【0101】与えられた処理のための大きさ閾値の適正
な値は、処理される番組素材の統合的なタイプに応じて
変わり、システム試験を適正に行った後特定の番組のタ
イプに対して決定される。
【0102】統計値N,M及びGは、フレーム毎にシス
テムコントローラ9に与えられ、処理される番組におけ
る一連のシーン内容の有用な指標としてシステムコント
ローラによってモニタされる。
【0103】これらの量の値及び変化は、単独に又は組
合せて、処理動作の間種々の修正をするために熟練した
オペレータがその判断に従って繰り返し介入することを
要せず、自動的に処理動作における種々の段を最適化す
るのに使うことができる。
【0104】例えば、もし有効ベクトルのパーセンテー
ジが低下し、その間ベクトルの大きさが普通にとどまっ
ていて、グローバル・ベクトルに寄与するベクトルのパ
ーセンテージがほぼ一定に保たれていれば、その番組素
材は動きの算定がさらに困難になっている。
【0105】そのような場合は、例えば、シーン内容の
詳細部が鮮明さに欠けているとか、コントラストが低下
しているとか、入力ビデオ信号に著しい雑音がある場合
である。
【0106】有効動きベクトルを試験するための動きベ
クトル算定器4によって使われる差閾値が高すぎること
があり、その場合はシステムコントローラが動きベクト
ル削減器5に充分な数の有効動きベクトルが供給される
のを確実にするため差閾値を減らす。
【0107】さらに、それは、拡大した相関面のみ、又
はさらに拡大した相関面が考慮されるような特定ブロッ
クに対して最適閾値がテストされた動きベクトルを選択
するとき、動きベクトル算定器4によって解析された相
関面の領域を制限する助けもする。
【0108】(例えば、入力信号に著しい雑音がある場
合、相関をとる入力フレームの領域が大きければ大きい
ほど、相関は正確なものとなる傾向にある)。システム
コントローラ9で行われるそのような動作の1例を図4
のフローチャートに示す。
【0109】図4の例において、システムコントローラ
9は、新しいフレームの開始、すなわち動きベクトル削
減器5から供給される新しいベクトルの組を待つ。動き
ベクトル削減器は、図3を参照して述べたようにN,M
及びGの値を計算し、これらをシステムコントローラに
供給する。
【0110】そこでコントローラ9は、Nの供給された
値と前のフレーム(旧N)の値を比較し、このパーセン
ト値が2つのフレームの間で低減しているかどうかをみ
る。
【0111】(この段階で或る程度の許容度が含まれて
いるので、削減量が或るあらかじめ設定した閾値、例え
ば、パーセント値で1の差を越えたら、Nの削減が記録
されるだけである)。
【0112】Nの削減が記録されると、システムコント
ローラ9は、そこでMの値が、大きい動きベクトルの数
が普通であることを指示する。或る所定の限界、例えば
0<M<30内にあるか否かチェックする。この場合を
考えると、システムコントローラ9は、新旧フレーム
(すなわちGと旧G)の間でグローバル・ベクトルに寄
与する有効ベクトルのパラメータ値で与えられる変化Δ
Gを計算し、この変化がさらにあらかじめ設定した閾値
より小さいか、例えば、2つのフレームに対してGがほ
ぼ一定に留まることを示すΔG<2かどうかをチェック
する。
【0113】もしそうであれば、前述のとおり、この素
材は動きの算定をするのがもっと困難になっている。そ
して、システムコントローラ9は、図2の相関面、アセ
スメント制御ルートを通って、拡大した相関面を考える
ために動きベクトル算定を制限することによって、およ
び、差閾値を減らすこと、従って図2の差閾値制御ルー
トを通して有効動きベクトルに対するテストを厳格にす
ることによってこの処理を修正する。
【0114】相関面の考慮を制限する程度、および差閾
値を減じる量は、システムコントローラにプリセット
し、或る限界内で行うのがよい。
【0115】フローチャートの前の方のステップで使わ
れたこれらのパラメータ、閾値及び範囲は、適正なシス
テム試験の後、決定されているであろうし、異なった全
タイプの番組素材に対して異なった組のパラメータが使
える。
【0116】例をあげて説明すると、差閾値は1〜10
%の範囲内で0.5%のステップで変えることができ
る。相関面の考慮範囲は、少なくとも3ブロック、又は
少なくとも9ブロック、又は15ブロック面を加えるこ
とによって以前に説明したように拡大したものに限られ
る。
【0117】このパラメータは、処理に先立ってシステ
ム・オペレータによって入力するようにしてもよい。そ
の代わりに、このパラメータをシステムコントローラ9
内にあらかじめ蓄積しておくか、ディスク・ファイルに
別々に蓄積しておいてもよい。
【0118】図4の動作で行われたテストのどれもが関
連基準を満たさない場合、システムコントローラ9は、
図示されたように次のフレームのための準備として旧N
および旧Gの値を単に更新するだけである。
【0119】勿論、システムコントローラ9でN,M及
びGの値を引き続きモニタして、差閾値及び(又は)ベ
クトル算定の間に考えられた相関面の範囲の増加が適正
であり、システムコントローラ9がそれに従って動作す
ることを示してもよい。
【0120】さらに他の例として、有効ベクトルのパー
センテージが1つ又は小数のフレームに対して突然に低
下し、かつ(又は)グローバル・ベクトルに寄与する有
効ベクトルのパーセンテージが小さい値に下がると、シ
ーン変化、又は急激なクロスフェード、又は類似の分裂
が起こったと結論をくだしてよい。
【0121】そのような情況の下では、導出された動き
ベクトルは全て疑わしいものとすべきであり、出力フィ
ールドの動き補償時間補間は不適正なものである。
【0122】従って、その場合には出力フィールドを作
る処理は変更して補間器は時間的に最も近いプログレッ
シブ走査入力フレームから直接に得られたフィールドを
出力する。
【0123】このようにして、動き補償を不能とし、全
ての動きベクトルを無視し、これによって正しくない動
きベクトルが出力画像を妨げないことを確実にする。シ
ステムコントローラ9によるそのような動作を図5のフ
ローチャートに示してある。
【0124】図5において、システムコントローラ9
は、再び新フレームの開始時に動きベクトル削減器5か
らのN,M及びGの値が供給されるのを待つ。コントロ
ーラ9は、それから現在のNと先行するフレームに対す
るN(旧N)の値の差を計算し、その変化ΔNが所定の
閾値よりも大きいか否かをチェックをする。
【0125】もし大きければ、そのGの値が所定の低閾
値よりも下にあるかどうかを知るテストを行う。その場
合、システムコントローラ9は、補間器8を前述のとお
り図2に示した出力制御ルートを介して最も近い(最寄
り)プログレッシブ走査モードに切り換える。
【0126】再び、適正なシステムコントローラ試験の
後、経験によって、種々の閾値が決定される。これら
は、処理開始前にオペレータがプリセットしてもよい
し、システムコントローラ内又は別個にあらかじめ蓄積
してもよい。
【0127】例をあげると、この場合、ΔNの閾値は4
0に設定すればよく、Gの閾値は20に設定すればよ
い。最寄りプログレッシブ走査モードに切り換えるため
の判断基準が分からない場合は、何の動作も行われず、
図に示されたように新フレームに対する準備として旧N
及び旧Gの値が更新されるだけである。
【0128】勿論、最寄りのプログレッシブ走査モード
に切り換わった後は、システムコントローラ9は引き続
きN及びGの値をモニタし、適正な時に補間器8を動き
補償時間補間モードに戻すように切り換える。
【0129】有効ベクトルのパーセンテージが低下して
著しい数の有効ベクトルの大きさが増大すると、著しい
動きを含む素材が処理されていると結論を下してよい。
【0130】これは、処理動作の全段階で問題を起こす
かもしれない情況の厳格さに依ってシステムコントロー
ラ9は次の調整の1つ以上を行ってもよい。第1に、プ
ログレッシブ走査変換の処理は、必要ならばフィールド
内補間だけとなる点までフレーム間補間による寄与を減
らすように変更してもさしつかえない。
【0131】第2に、前述したとおり、動きベクトル算
定は、動きベクトル削減器に送られる正しい動きベクト
ルの本当らしさを増すため、拡大したか又はさらに拡大
した相関面に対する面を考慮することに限るように変更
してもよい。
【0132】さらに、動きベクトル算定器の有効動きベ
クトルをテストするのに使われる差閾値は、前述のとお
り充分な数の動きベクトルが確実に導出されるように減
らしてもよい。
【0133】さらに、動きベクトル削減器において付加
的動きベクトルをアルゴリズム制御により割当てる動作
は、最大数のブロック当たりの付加ベクトルをベクトル
選択器へ供給する全アルゴリズムから、少ないベクトル
を与える簡単なアルゴリズムに簡単化してもよい。
【0134】例えば、出力画像の細部を再生する動作を
改善するため、グローバルベクトルの割当ては、省いて
もよい。もっと極端な場合には、ベクトル削減アルゴリ
ズムを簡単化して、もとの有効動きベクトルだけが、も
しあれば、1ブロックおよびゼロ動きベクトルの代わり
に、動きベクトル選択器に供給される。
【0135】(動きが極端なときは、周囲のブロックか
ら考慮中のブロックに動きベクトルを割り当てるのは、
不適正であるかもしれない。なぜならば、これらは、考
慮中のブロックに対する導出された動きベクトルから著
しく異なっているからである。)
【0136】この点を越えて、経験によって決められる
ように、システムコントローラは、補間器を、前述した
ように、最寄りプログレッシブ走査モードに対して不履
行となるように切り換えてもよい。
【0137】上述の情況は図6のフローチャートによっ
て表される。前と同じように、システムコントローラ9
は、動きベクトル削減器5が新フレームのための統計量
の計算をするのを待ち、それから、有効ベクトルのパー
セント値Nが所定の閾値より小さいか、例えばN<70
%か、どうか知るためにチェックする。
【0138】もしそうであれば、Mの値はそれがもう1
つの所定の閾値を越えるか否か、例えばM>50%か否
か、をチェックする。ここで、この大きさ閾値は、フィ
ールド当たり16ピクセルであり、大きい大きさの動き
ベクトルがかなりあることを示している。
【0139】もしこの閾値も越えていると、コントロー
ラ9は、図6に示す如く、プログレッシブ走査変換を図
2に示す補間制御ルートを介するフィールド内補間のみ
に調節する。
【0140】NおよびMの実際の値(さらに、もっと厳
しい所定の閾値と比較して別々に課せられる)で示され
た情況の厳しさに依って、コントローラ9は、図6に示
された他の処理修正を有効なものとすることもできる。
【0141】すなわち、拡大した相関面のみを考慮する
ように動きベクトル算定器4を強いるか、動きベクトル
算定器4の差閾値を低い値に減らすとか、ベクトル削減
アルゴリズムを(図2のベクトル削減制御ルートを介し
て)簡略化して、前述のように動きベクトル選択器に小
数のベクトルを供給するとか、出力を最寄りプログレッ
シブ走査モードに切り換えるとかする。
【0142】再び、必要なテストの後、経験によって種
々の閾値を決定し、これを処理に先行してシステムオペ
レータが入力するか、システムコントローラ9内又は別
個にあらかじめ蓄積しておく。
【0143】勿論、動きベクトル削減器によって導出さ
れた統計量をたえずモニタすることにより、システムコ
ントローラ9に、情況が改善されて処理判断基準の厳し
さが軽減したことを示し、システムコントローラ9はそ
れに従って種々の処理を調節する。
【0144】システムコントローラ9により、出力画像
品質の目に付く程度の突然の変化を避けるため沢山の入
力フレームにわたって処理修正を実施するのが望ましい
と云うことは、了解されるであろう。
【0145】さらに、ある場合には、システムコントロ
ーラ9はあらかじめ定められた数の入力フレームにわた
って統計量の値を平均し、もしあれば、処理動作のどの
修正が要求されるかを決めるため、その平均値を解析す
ることが望ましい。
【0146】上述したN,M及びGとは別の導出された
動きベクトルに関係する他の統計量が、システムコント
ローラ9にとって有用であることがあり、動きベクトル
削減器5でそのような量を計算してもよいことは、明ら
かであろう。
【0147】1例として、或る情況では全有効動きベク
トルの平均的大きさが有用であることがある。さらに、
上述のシステムコントローラの動作は例として示しただ
けであり、導出された動きベクトルに関係する統計量に
基づきシステムコントローラによって有効に行なわれる
他の修正動作も、当業者にとっては明らかであろう。
【0148】最後に、これまでフレームレート変換器を
特に参照して本発明の実施例を説明してきたが、本発明
は動き補償時間補間を含む他の処理動作にも同様に適用
できる。
【0149】
【発明の効果】本発明の動き依存型ビデオ信号処理方法
によれば、従来、熟練したオペレータの主観的判断や経
験に基いて、番組素材やシーン変化に応じて処理動作の
修正を行っていた手間を省き、自動的に修正することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したフレームレート変換器のブロ
ック図である。
【図2】図1のフレームレート変換器において特定の制
御ルートを別に示したブロック図である。
【図3】図1及び2の装置の一部に対するデータと制御
のフローチャートである。
【図4】図1及び2の装置によって遂行される動作の一
部を図解したフローチャートである。
【図5】図1及び2の装置によって遂行される他の動作
を図解したフローチャートである。
【図6】図1及び2の装置によって遂行される更に他の
動作を図解したフローチャートである。
【符号の説明】
1 プログレッシブ走査変換器 2 時間基準修正器 3 直接ブロック突合せ器 4 動きベクトル算定器 5 動きベクトル削減器 6 動きベクトル選択器 7 動きベクトル後処理器 8 補間器 9 システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド モルガン ウイリアム アモ ス イギリス国 GU9 8NW サリ ファ ーンハムリッジウェイ ロード 34 (72)発明者 ドリコット マーチン レックス イギリス国 RG24 0ED ハンプシャ ー ベイシングストーク ベイシング リ ングフィールド クローズ 6

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号の第1フィールド又はフ
    レームと次のフィールド又はフレームの間で、入力ビデ
    オ信号の第1フィールド又はフレームのピクセルのそれ
    ぞれのブロックの内容の動きを表す動きベクトルを導出
    し、 各ブロックに、他のブロック及びゼロ動きベクトルに対
    して導出された動きベクトルから選択された1つ以上の
    付加動きベクトルを割り当て、 前記ブロックと関連した動きベクトルから、作るべき出
    力フィールド又はフレームのそれぞれのピクセルと関係
    した出力ピクセル動きベクトルを選出し、 動き補償時間補間によって、入力フィールド又はフレー
    ムから出力フィールド又はフレームを作ることを含む方
    法であって、 前記動きベクトルに関係する複数の統計量を決める導出
    動きベクトルの解析、導出動きベクトルの1以上の処理
    を自動的に修正すること、付加動きベクトルを割り当て
    ること、出力ピクセル動きベクトルを選択すること、及
    び前記統計量の1以上に依存して出力フィールド又はフ
    レームを作ることを特徴とする入力ビデオ信号処理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、入力信号
    の各フィールド又はフレームに対して前記統計量を決め
    るため導出動きベクトルを解析することを含む入力ビデ
    オ信号処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の方法において、動
    きベクトルの導出は、第1フィールド又はフレームの関
    係するブロックの内容と、そのブロックが比較される第
    2フィールド又はフレームの或るエリアの内容との間の
    差に各々が相当する相関面を発生すること、及び次の最
    も小さい最小値から或る差閾値以上異なる前記差の最小
    値に相当する動きベクトルに対する相関面を閾値テスト
    することを含む入力ビデオ信号処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、前記統計
    量が大きさ閾値よりも大きい大きさを持つ入力フィール
    ド又はフレームに対して閾値テストを通ったそれら導出
    ベクトルの割合Mを含む入力ビデオ信号処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の方法において、前
    記統計量がそのフィールド又はフレームに対するグロー
    バル動きベクトルに寄与する入力フィールド又はフレー
    ムに対する閾値テストを通った導出動きベクトルの割合
    Gを含むことを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の方法に
    おいて、前記統計量が閾値テストを通った入力フィール
    ド又はフレームに対する導出動きベクトルの割合Nを含
    むことを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の方法に
    おいて、前記差閾値を減らすことによって導出動きベク
    トルの処理が自動的に修正されることを特徴とする入力
    ビデオ信号処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項3〜6のいずれかに記載の方法に
    おいて、相関面を拡大し、拡大した相関面が閾値テスト
    され、導出動きベクトルの処理が動きベクトルを拡大し
    た相関面のみから導出することにより自動的に修正する
    ようにしたことを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項6従属の請求項7記載の方法又は
    請求項6従属の請求項8記載の方法において、動きベク
    トル導出処理がNの削減に応じて自動的に修正されるこ
    とを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項4及び請求項6に従属する請求
    項7記載の方法、又は請求項4及び請求項6に従属する
    請求項8記載の方法において、動きベクトル導出処理
    が、Mの増加とともにNの減少に応答して自動的に修正
    されることを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  11. 【請求項11】 上記いずれか1つの請求項に記載の方
    法において、入力信号がフレームフォーマットを有し、
    出力フィールド又はフレームの処理が自動的に修正され
    て、各出力フィールド又はフレームが一時的に最も近い
    入力フレームから直接に作られることを特徴とする入力
    ビデオ信号処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項6に従属の請求項11記載の方
    法において、出力フィールド又はフレームを作る処理が
    Nの減少に応答して自動的に修正されることを特徴とす
    る入力ビデオ信号処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項5に従属する請求項11記載の
    方法において、出力フィールド又はフレームを作る処理
    がGの減少に応答して自動的に修正されることを特徴と
    する入力ビデオ信号処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項5及び6に従属する請求項11
    記載の方法において、出力フィールド又はフレームがG
    の減少と結びついてNの減少に応答して自動的に修正さ
    れることを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項4及び6に従属する請求項11
    記載の方法において、出力フィールド又はフレームを作
    る処理がMの増加と結びついてNの減少に応答して自動
    的に修正されることを特徴とする入力ビデオ信号処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記請求項のいずれかに記載の方法に
    おいて、入力ビデオ信号が一連のプログレッシブ走査フ
    ォーマットフレームを含み、1つがフィールドフォーマ
    ットの原ビデオ信号の各フィールドに相当し、各プログ
    レッシブ走査フレームが原ビデオ信号の単一フィールド
    からのフィールド内補間と原ビデオ信号の複数のフィー
    ルドからのフィールド間補間の1つ又は組み合わせによ
    って作られるものであって、プログレッシブ走査フレー
    ムを作る処理が、前記統計量の1以上に依存して、前記
    プログレッシブ走査フレームがフィールド内補間のみで
    作られるように自動的に修正されることを特徴とする入
    力ビデオ信号処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項4及び6に従属の請求項16記
    載の方法において、プログレッシブ走査フレームの処理
    がMの増加と結びついてNの減少に応答して自動的に修
    正されることを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  18. 【請求項18】 上記いずれか1つの請求項記載の方法
    において、付加の動きベクトルを割当てる処理が自動的
    に修正されて、付加動きベクトルがグローバル動きベク
    トルを排除することを特徴とする入力ビデオ信号処理方
    法。
  19. 【請求項19】 上記いずれか1つの請求項に記載の方
    法において、付加の動きベクトルを割当てる処理が、ゼ
    ロ動きベクトルが付加動きベクトルのみであるように自
    動的に修正されることを特徴とする入力ビデオ信号処理
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項4及び請求項6に従属する請求
    項18記載の方法、又は請求項4及び6に従属の請求項
    19記載の方法において、付加動きベクトルを割当てる
    処理がMの増加およびNの減少に応答して修正されるこ
    とを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  21. 【請求項21】 上記いずれか一つの請求項に記載の方
    法において、前記処理の自動修正は入力フィールド又は
    フレームのあらかじめ定められた数にわたって徐々に果
    たされることを特徴とする入力ビデオ信号処理方法。
  22. 【請求項22】 図面を参照して前述したものと実質的
    に同じ入力ディジタルビデオ信号処理方法。
  23. 【請求項23】 前記請求項のいずれか一つの方法を達
    成するのに採用される装置。
  24. 【請求項24】 図面を参照して前述したものと実質的
    に同じ入力ディジタルビデオ信号処理装置。
JP5010209A 1992-01-24 1993-01-25 動き依存型ビデオ信号処理方法及び装置 Pending JPH05268580A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9201611A GB2263600B (en) 1992-01-24 1992-01-24 Motion dependent video signal processing
GB9201611:2 1992-01-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05268580A true JPH05268580A (ja) 1993-10-15

Family

ID=10709233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5010209A Pending JPH05268580A (ja) 1992-01-24 1993-01-25 動き依存型ビデオ信号処理方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH05268580A (ja)
GB (1) GB2263600B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263476A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2277002B (en) * 1993-04-08 1997-04-09 Sony Uk Ltd Motion compensated video signal processing
JP4181598B2 (ja) 2006-12-22 2008-11-19 シャープ株式会社 画像表示装置及び方法、画像処理装置及び方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2231227B (en) * 1989-04-27 1993-09-29 Sony Corp Motion dependent video signal processing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263476A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
GB9201611D0 (en) 1992-03-11
GB2263600A (en) 1993-07-28
GB2263600B (en) 1995-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4083265B2 (ja) 画像信号の方式変換方法および装置
US5784115A (en) System and method for motion compensated de-interlacing of video frames
EP0415325B1 (en) Video signal processing apparatus
US5631706A (en) Converter and method for converting video signals of interlace format to video signals of progressive format
US9185431B2 (en) Motion detection device and method, video signal processing device and method and video display device
US5929919A (en) Motion-compensated field rate conversion
US20050249282A1 (en) Film-mode detection in video sequences
JP5039192B2 (ja) 時空間適応性ビデオデインターレーシング
KR19990031433A (ko) 스캔 컨버터 회로
JP2005318621A (ja) ビデオシーケンスでのティッカー処理
US7787048B1 (en) Motion-adaptive video de-interlacer
GB2263602A (en) Motion compensated video signal processing
JPH05268580A (ja) 動き依存型ビデオ信号処理方法及び装置
EP1876823A1 (en) Video processing device and method for processing videos
US20080024668A1 (en) Method, apparatus, and computer product for eliminating noise
KR100692597B1 (ko) 필드 선택이 가능한 영상처리 장치 및 그 방법
JP3871360B2 (ja) ビデオ信号処理装置及び方法
JP4321010B2 (ja) 走査線補間装置
JP5178477B2 (ja) 映像信号処理装置及び方法、並びに映像表示装置
KR100633143B1 (ko) 배드에딧 검출이 가능한 필름모드 판별장치 및 그 방법
EP0772351B1 (en) Motion detection for interlaced video signals
JP2580891B2 (ja) 走査線補間回路
JPH04232638A (ja) ビデオテープレコーダ速度制御方法及び装置
JP5300568B2 (ja) 映像処理装置およびその制御方法
JP3719385B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像表示装置