JPH05268484A - 画像符号化処理方法および画像復号化処理方法 - Google Patents

画像符号化処理方法および画像復号化処理方法

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JPH05268484A
JPH05268484A JP9348092A JP9348092A JPH05268484A JP H05268484 A JPH05268484 A JP H05268484A JP 9348092 A JP9348092 A JP 9348092A JP 9348092 A JP9348092 A JP 9348092A JP H05268484 A JPH05268484 A JP H05268484A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データの量を少なく押さえながら、必要
な対象物画像の劣化を防止する画像符号化処理方法と画
像復号化処理方法を提供する。 【構成】 原画像のデータを第1画素ブロック分割部2
で大きな画素ブロックに分割し、これらの画素ブロック
を、与えられた輪郭データに基づき画素ブロック判別部
4によって対象物ブロック群と非対象物ブロック群に分
類する。前者に属する画素ブロックをさらに細分割して
第1の圧縮部6によって低圧縮率で圧縮し、一方の非対
象物ブロック群については、第2の圧縮部7によって高
圧縮率で圧縮する。また、復元に際してはそれぞれの圧
縮部の圧縮に対応する伸長処理により画像データを伸長
し合成する。 【効果】 必要な画像の画質を鮮明に維持しながら、画
像データの量を飛躍的に少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ処理におけ
る画像符号化処理方法に関し、印刷画像における画質の
劣化を最小限に押さえつつ画像データ量を削減できる画
像符号化処理方法、および画像復号化処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷分野における画像データ量
は、テレビモニタ上に表示されている静止画像に比べて
膨大であり、たとえば、後者の画像データ量が1MB程
度にあるのに対し、前者はA4サイズの原稿について6
0MB(400line/inch)にも達する。
【0003】このような大量のデータをそのままデータ
ベースとして記憶するには膨大なメモリが必要である
し、またデータ伝送に要する時間も大変長くなってしま
う。
【0004】これに対処するため、画像の情報量を削減
する符号化技術、すなわち、画像データの圧縮技術が研
究され、従来から、直交変換符号化法もしくはベクトル
量子化法などの圧縮方法が開発されている。このうち特
に直交変換符号化法は自然静止画像の国際標準圧縮方式
にも採用されている。
【0005】これらの圧縮方法は、いわゆる非可逆な符
号化法であり、高圧縮率が期待できる一方、復元しても
完全に原画データに戻らないという欠点を有する。
【0006】特に商用印刷画像の場合においては、画像
の内容そのものより、画質の品質(たとえば女性の肌の
なめらかさや輪郭のシャープさ等)が要求されることが
多いが、このような商用印刷画像の画像データに直交変
換等の非可逆符号化方式を適用し、高い圧縮率で圧縮す
れば、画質が劣化し画像の商用価値を損なう結果になっ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、画像データ
量を削減しながらも、視覚者に必要な情報をなるべく多
く保存し、当該部分の圧縮による画質劣化を最小限に抑
える符号化方式の研究が行なわれているが、有効な画像
処理の方法はなかった。
【0008】本発明の目的は、画像の種類にかかわら
ず、画像データの量を低く押さえながら、与えられた対
象物の画像を鮮明に維持するための画像符号化処理方法
および画像復号化処理方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の構成の画像符号化処理方法では、
(a) 符号化処理の対象となる画像において対象物の輪郭
を設定して輪郭データを形成する工程と、(b) 符号化処
理の対象となる画像を複数の画素ブロックに分割する第
1の画素ブロック分割工程と、(c) 前記輪郭データに基
づき、前記画素ブロックを対象物画像を含む対象物ブロ
ック群と、対象物画像を含まない非対象物ブロック群と
に、分類する工程と、(d) 前記対象物ブロック群に属す
る画素ブロックについて、さらに複数の画素ブロックに
分割して細分割ブロック群を形成する第2の画素ブロッ
ク分割工程と、(e) 前記細分割ブロック群に属する画素
ブロックについてはそれぞれ比較的低い圧縮率が得られ
る第1の符号化処理をするとともに、前記非対象物ブロ
ック群に属する画素ブロックについては比較的高い圧縮
率が得られる第2の符号化処理をすることによって、前
記複数の画素ブロックのそれぞれについて符号化された
画像データを得る工程と、(f) 前記複数の画素ブロック
のそれぞれについて、前記対象物ブロック群と前記非対
象物ブロック群のうちのいずれに属するかを表現する属
性データを作成して前記符号化された画像データに付随
させる工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】ただし、「画像データに付随させる」と
は、画像データと概念的にペアにする場合と、画像デー
タの一部として画像データ中に組み込む場合との双方を
含む用語であり、また、「比較的低い圧縮率」とは、圧
縮率が“1”の場合、すなわち符号化処理を全く行なわ
ない場合も含むものとする。
【0011】一方、この発明にかかる復号化処理方法で
は、(a) 前記符号化された画像データに付随させた前記
属性データを参照することによって、前記画素ブロック
のそれぞれが前記対象物ブロック群と前記対象物ブロッ
ク群のうちのいずれに属するかを判定する工程と、(b)
前記符号化された画像データの復号化を、工程(a) によ
って前記対象物ブロック群に属すると判定された画素ブ
ロックについては、当該対象物ブロック内の各細分割ブ
ロックについて前記第1の符号化処理に対応する第1の
復号化処理で、工程(a) によって前記非対象物ブロック
群に属すると判定された画素ブロックについては前記第
2の符号化処理に対応する第2の復号化処理で、それぞ
れ実行することにより、復号化された画像データを得る
工程と、(c) 前記工程(b) によって復号化された各画
素ブロックを合成して、前記画像に対応する復元画像を
得る工程と、を備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】まず、所定の対象物画像の輪郭を設定してその
輪郭データを作成しておき、画像データを所定の画素ブ
ロックに分割する(第1の画素ブロック分割)。
【0013】この画素ブロックを上記輪郭データに基づ
き、当該対象物画像を含む対象物ブロック群と、対象物
画像を含まない非対象物ブロック群とに分類する。
【0014】対象物ブロック群に属する各画素ブロック
については、さらにこれを複数に分割して細分割ブロッ
ク群を形成する(第2の画素ブロック分割)。
【0015】当該細分割ブロックについては、比較的低
い圧縮率の圧縮に相当する第1の符号化処理を施し、ま
た、非対象物ブロック群には比較的高圧縮率の圧縮に相
当する第2の符号化処理を施す。このため画像全体のデ
ータ量を少なく押さえながら、設定した輪郭内の画質の
劣化を最小限にとどめることができる。
【0016】画像データの符号化を行なうことによって
得られた符号化画像データは保存される。そしてその符
号化画像データをモニタ等の出力機に表示する場合には
復号化を行なわねばならないが、この復号化に際しては
各画素ブロックがいずれの圧縮率で符号化されたもので
あるかを知ることが必要となる。
【0017】このため、各画素ブロックについて、対象
物ブロック群と非対象物ブロック群のいずれに属するか
を表現する属性データを生成して画像データに付随させ
ておく。
【0018】また、この発明の画像復号化処理方法にお
いては、上記符号化処理方法で符号化された画像を復号
化するために適した方法となっており、上記属性データ
に基づいて、符号化された画素ブロックを、対象物ブロ
ック群と対象物ブロック群に区別し、それぞれの符号化
に対応する復号化処理を行ない、これらの復号化された
画素ブロックを合成することにより復元画像を得る。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明にかかる画像
符号化処理方法と画像復号化処理方法の実施例を詳細に
説明するが、本発明の技術的範囲がこれにより限定され
るものではないことはもちろんである。
【0020】本実施例は、次のような順番で説明され
る。
【0021】(A) 輪郭データの作成 (B) 画素ブロックの分類 (C) 細分割ブロックの形成 (D) 画像圧縮方法 (E) 画像復元方法 (F) 本実施例にかかる方法を実施する装置例 (G) 変形例 以下、分説する。
【0022】(A) 輪郭データの作成 本実施例では、説明の便宜上、図7(a)に示すような
簡易な時計の文字盤の画像における画像処理について考
える。
【0023】オペレータが原画20について時計の文字
盤21を対象物として設定する際に、そのテレビモニタ
−に表示された輪郭線21aに対応する画像データを全
て“1”に設定するとともに、その他の画像データを
“0”に設定し、これにより図7(b)に示される輪郭
データRを得る。
【0024】このような輪郭データRは、たとえば既知
の輪郭切抜き装置により容易に得ることができる。この
輪郭切抜き装置による輪郭データRの作成は、当該原画
20をテレビモニタ−に表示させ、その画面に重なって
表示されたカーソルを、オペレータが手元のマウスによ
って当該輪郭線21aに沿って移動させる。このカーソ
ルの移動の軌跡は、画素マトリクスにおけるx−y座標
面に変換され、当該輪郭に該当する輪郭データを“1”
に設定し、その他の輪郭データを“0”に設定すること
によって得られるものである。
【0025】このようにして“0”、“1”を割り当て
て作成された輪郭データは、ベクトル化により圧縮され
てメモリに保存される。
【0026】(B) 画素ブロックの分類 (1) 画像データのブロック化(第1の画素ブロック
分割) まず、原画20から得られた画像データを、複数の画素
ブロックに分割する。
【0027】図8(a) で模式的に示すように画像データ
は、(H×V)個の多数の画素Pで構成されているとと
もに、それぞれが複数の画素を有する(M×N)個の画
素ブロックBxyに分割されている。
【0028】図8(b) は、1つの画素ブロックBxyの構
成を示した概念図である。画素ブロックBxyは、(I×
J)個の画素で構成された画素マトリクスとなってお
り、各画素ごとに画像データfijが得られている。
【0029】なお、図8(b) の例では、1個の画素ブロ
ックBxyは、(8×8)個の画素で構成されているが、
(16×16)個の画素などで構成してもよい。
【0030】(2) 対象物テーブルの作成 次に、(A)の輪郭データの作成方法においてベクトル
化され圧縮保存されている輪郭データRを当該ベクトル
化に対応する復号化処理を行って復元する。復元して得
られた輪郭データRは、上記画像データと同じく(H×
V)個の多数の画素Pに対応しており、上記(1)の画
像データのブロック化と同じようにしてこの輪郭データ
の画素平面を(M×N)個のブロックに分割し、画素ブ
ロックBxyに対応する輪郭データブロックDxyを形成す
る。
【0031】さらに、この(M×N)個に分割された輪
郭データブロックDxyに対応させて(M×N)個分の領
域を有する輪郭データのコードテーブルCT(x,y)
を用意する。
【0032】このコードテーブルCT(x,y) の作成
の手順を、図10のフローチャートに基づき説明する。
【0033】まず、y=0、x=0として輪郭データブ
ロックD00から処理を始める(ステップS41、S4
2)。
【0034】当該輪郭データブロックDxyの中に含まれ
る複数の輪郭データのうち少なくとも1つが“1”であ
るならば、その輪郭データブロックDxy内には、輪郭デ
ータが含まれていると判断できるので、当該輪郭データ
ブロックDxyに対応するコードテーブルCT(x,y)
の値を“1”に設定する(ステップS43、S44)。
【0035】もし、輪郭データブロックDxyの中に含ま
れる複数の輪郭データの全てが“0”であれば、その輪
郭データブロックDxyの中には輪郭データが含まれてい
ないことになるから、当該輪郭データブロックDxyに対
応するコードテーブルCT(x,y) の値を“0”に設
定する(ステップS45)。
【0036】次に、変数xに“1”をインクイリメント
し、その値がx座標方向の画素ブロック数であるM未満
であれば、当該y行の処理がまだ終了していないので、
ステップS43に戻り、次の輪郭データブロックDxyに
ついて処理を行なう(ステップS46、S47)。
【0037】ステップS47において変数xがM以上で
あれば、当該y行の操作は終了したことになるから、変
数yに“1”をインクリメントし、このときの変数のy
の値がy座標方向の画素ブロック数であるN未満であれ
ば、次の行の輪郭データブロックDxyについて操作を行
なうためステップS42に戻る(ステップS48、S4
9)。変数yの値がN以上になれば処理を終了する。
【0038】このようにして、輪郭データRによりコー
ドテーブルのCT(x,y) に“0”または“1”を設
定していく処理を一番左上の輪郭データブロックD00か
ら一番右下の輪郭データブロックD(M-1)(N-1)まで行な
うことにより、図9(a)に示すような輪郭データRに
対応するコードテーブル22が完成する。
【0039】次に、この輪郭データのコードテーブル2
2に基づき、複数の画素ブロックBxyを、対象物画像を
含む画素ブロック群と、それ以外の非対象物画像の領域
の画素ブロック群(以下、それぞれ「対象物ブロック
群」、「非対象物ブロック群」という。)とに分類する
ための、コードテーブルCT(x,y) を作成する。
【0040】このコードテーブルの作成は、基本的に
は、輪郭データを含む対象物ブロック群により形成され
た閉領域内の対象物領域について「塗りつぶし」の作業
を行なうことによって達成される。
【0041】この「塗りつぶし」操作については、画像
処理の分野において種々の方法が考案されており、たと
えば、「電子情報通信ハンドブック 第2分冊・電子情
報通信学会編」(オーム社 昭和63年3月30日発
行)の第1868頁に開示されている塗りつぶし方法に
より実施することができる。
【0042】当該「塗りつぶし」操作により対象物ブロ
ック群で囲まれた対象物領域を“1”で置き換えて新た
に作成されたコードテーブルが、図9(b)に示すコー
ドテーブル23であり、このコードテーブル23は画像
データに付随する「付随データ」であって、以下「対象
物テーブル」と呼ぶことにする。
【0043】この対象物テーブル23のCT(x,y)
の値によって、対応する画素ブロックBxyが、対象物ブ
ロック群か対象物ブロック群か非対象物ブロック群かを
判断することができる。
【0044】すなわち、CT(x,y)=1であれば、
それに対応する画素ブロックBxyは対象物ブロックであ
り、また、CT(x,y)=0であれば、それに対応す
る画素ブロックBxyは非対象物ブロックであることが分
かる。
【0045】(C) 対象物ブロック群の細分割(第2
の画素ブロック分割) 対象物テーブル23に基づき対象物ブロック群に分類さ
れた画素ブロックBxyについてさらに細分割する。
【0046】たとえば、第1の画素ブロック分割による
画素ブロックBxyが、図7(b)に示すように(8×
8)個の画素によって形成されている場合、これを細分
割し、図11(a)に示すように(4×4)個の画素で
形成された4個の細分割ブロックDxyz を形成する(第
2の画素ブロック分割)。
【0047】細分割ブロックDxyz の添字の“z”は、
当該画素ブロックBxyにおける細分割ブロックの位置を
示しており、左上のブロックから矢印で示す時計回り方
向に順に“0”、“1”、“2”、“3”の数字が付与
される。こうして対象物ブロック群の全ての画素ブロッ
クBxyについて細分割を行い、それぞれに細分割ブロッ
クDxyz を形成する。
【0048】なお、この細分割ブロックの大きさは、本
実施例のように(4×4)個の画素に限られず、画素ブ
ロックBxyの大きさに応じて等分割されて形成されるも
のであればどのようなものでもよい。
【0049】図11(b)は、原画20の一部につい
て、対象物画像の輪郭21aに対する、対象物ブロック
群と非対象物ブロック群の配列の様子を示す図であり、
対象物ブロック群のみが、それぞれさらに4個の細分割
ブロックに分割され、対象物領域を含む小ブロック群を
形成している様子がよく分かる。
【0050】このように、画像データをまず第1の画素
ブロック分割により大まかに分割した後、対象物ブロッ
ク群の各画素ブロックについて第2の画素ブロック分割
を行ってより細く分割する手法を用いているので、第1
に、必要部分のみの画素ブロックを細く分割でき、その
部分では圧縮された画像データを伸長するときにブロッ
ク歪みが生じにくく、より鮮明な復元画像を得ることが
でき、また、第2に、最初から画像データ全体について
細かく分割して画像処理を行う場合に比べ、対象物テー
ブル用のメモリ容量が少なくて済み、また分類すべき画
素ブロック数が少なくなって画素ブロック分類処理に要
する時間も短くて済むという利点がある。
【0051】(D) 画像圧縮方法 対象物テーブル23に基づき、各ブロック群ごとに異な
る圧縮率による画像圧縮を行なう。その具体的方法は以
下の通りである。
【0052】まず、画像データから画素ブロックBxyを
順次呼び出し、当該対象物テーブル23のCT(x,
y)の値が“1”の場合は、対応する画素ブロックBxy
が対象物ブロックであることを示すから、これを上記
(C)の方法で細分割して細分割ブロックDxyz (z=
0,1,2,3)を形成し、この各細分割ブロックDxy
zの画像データについてz=0のものから、直交変換符
号化例えば離散コサイン変換等を行い、ほとんどの周波
数成分のデータを保存した低い圧縮率ra で順次第1の
符号化処理を行って圧縮し(圧縮A)、z=3になった
とき当該画素ブロックBxyの符号化処理を終わる。
【0053】この場合、「低圧縮」には、圧縮率1、す
なわち全く圧縮しない場合も含むものである。
【0054】また、CT(x,y)の値が“0”の場合
は、対応する画素ブロックBxyが非対象物ブロックであ
ることを示すから、当該画像データを直交変換符号化で
も低周波成分のみを保存する高圧縮率rb で符号化処理
し圧縮する(圧縮B)。
【0055】また、対象物テーブル23も圧縮しておく
ことが好ましい。この場合、対象物テーブル23は、
“0”と“1”の2値データ(1ビット)なので、可逆
符号で圧縮処理,たとえば、MR(Modified Read )符
号で圧縮すればよい(圧縮C)。もちろん、可逆符号で
あれば他の符号化方法、たとえばランレングス圧縮方法
によって圧縮しても構わない。
【0056】そして、圧縮された画像データと対象物テ
ーブルはそれぞれ異なるメモリ部に保存されてデータベ
ース化され、もしくは、通信回線を介して伝送される。
【0057】上述のように、対象物テーブル23に基づ
き画素ブロックを領域ごとに分類し、対象物領域を含む
画素ブロックについてさらに細分割し、領域ごとに異な
る符号化処理をすることにより、重要な対象物画像の領
域についてはブロック歪みのほとんどない良質な画質を
維持し、重要でない部分には高圧縮率をかけることがで
きるので、全体として画像データを大幅に削減すること
が可能となる。
【0058】(E) 画像復元方法 このようにして圧縮された画像データを復元するには、
次のような手順による。
【0059】まず、圧縮された対象物テーブル23を、
上記圧縮Cの逆変換に相当する伸長処理を行い、復元す
る。
【0060】次に圧縮された画像データを画素ブロック
Bxyごと呼び出し、復元された対象物テーブル23のC
T(x,y)の値と照らし合わせて、当該CT(x,
y)が“1”ならば、当該画素ブロックBxyを細分割ブ
ロックDxyz ごとにz=0から順次、上記圧縮Aの逆変
換に相当する復号化処理を行って伸長し、z=3まで伸
長した後、当該当該画素ブロックBxyについての伸長処
理を終了して、画素ブロックBxy単位で次の合成部に送
る。
【0061】また、CT(x,y)が“0”ならば、当
該画素ブロックBxyは非対象物ブロック群に属するから
上記圧縮Bの逆変換に相当する復号化処理を行って伸長
する。
【0062】最後にこれらの伸長された画素ブロックB
xyをそれらの位置データ(x,y)に基づき合成して、
最終的に画像全体を復元する。
【0063】このとき、背景領域の画像について平滑処
理、たとえば3×3平滑化マトリクスを用いて平滑化処
理し、ブロック歪みにより劣化したデータを修正すれ
ば、非対象物領域の画像が滑らかになる。
【0064】なお、原画像は通常カラー画像の場合が多
いが、このようなカラー画像の場合には、色分解された
イエロー(Y) ,マゼンダ(M) ,シアン(C) ,墨(K) 、も
しくは、赤(R) ,緑(G) ,青(B) 、または、色座標変換
後の色変数、例えば輝度(Ys),色差(Is,Qs) などの成分
についてそれぞれ上記画像処理を行ったのち最後にこれ
らを合成して復元することになる。
【0065】(F) 本実施例にかかる方法を実施する
装置例 次に、上記画像符号化処理方法および画像復号化処理方
法を実施するための画像処理装置の一例について説明す
る。
【0066】この画像処理装置は、画像データ圧縮装置
と、画像データ復元装置とからなり、両者は一体となっ
て構成されていることもあれば、独立して構成されて異
なる場所に配置されることもある。
【0067】(1) 画像データ圧縮装置 図1は,画像データ圧縮装置100の構成を示すブロッ
ク図であり、図3は、この画像データ圧縮装置100の
動作を示すフローチャートである。
【0068】まず、外部の輪郭作成装置から当該画像に
ついての輪郭データを入手し、この輪郭データに基づき
対象物テーブル作成部3で対象物テーブル23を作成す
る(ステップS1、S2、なお、対象物テーブルの作成
の詳細については、前述(B)の(2)の項参照)。
【0069】次に、画像メモリ部1に記憶された原画像
20の画像データを、第1画素ブロック分割部2におい
て複数の画素ブロックBxyに分割する(ステップS3、
第1の画素ブロック分割方法の詳細については、前述
(B)の(1)の項参照)。
【0070】前記対象物テーブル23のデータCT
(x,y)に基づき、画素ブロック判別部4おいては、
まず、一番左上の画素ブロックB00から処理を始め(ス
テップS4,S5)、当該画素ブロックBxyに対応する
CT(x,y)の値が“1”かどうかを判定する(ステ
ップS6)。
【0071】CT(x,y)の値が“1”の場合は、当
該画素ブロックBxyは、対象物ブロックであるので、第
2画素ブロック分割部5においてこれをさらに4個の画
素ブロックに細分し、細分割ブロックDxyz (z=0,
1,2,3)を形成する(ステップS7)。次にこの変
数zを“0”にして(ステップS8)、当該細分割ブロ
ックDxy0 を第1の圧縮部6に送り、低圧縮率ra によ
る符号化処理(圧縮A)を行い(ステップS9)、次に
変数zに“1”をインクリメントして次の細分割ブロッ
クDxyz について圧縮Aを行い、変数zが4以上になれ
ば、当該画素ブロックBxyの全ての細分割ブロックDxy
z について圧縮処理が終了したことになるので(ステッ
プS10、S11)、次のステップ13に移る。
【0072】一方、ステップS6においてCT(x,
y)の値が、“1”でなければ、当該画素ブロックBxy
は非対象物ブロックであるから、第2の圧縮部7に送っ
て高圧縮率rb による符号化処理(圧縮B)を行う(ス
テップS12)。
【0073】当該画素ブロックBxyについて、上記圧縮
A、または圧縮Bの処理が終了すると、変数xを“1”
だけインクリメントし、このときの変数xの値がM未満
であれば、ステップS6に戻って、次の画素ブロックB
xyについて上記処理(ステップS6〜S12)を繰り返
し(ステップS13、S14)、M以上であれば、その
行の処理は終了したことになるので、変数yを“1”だ
けインクリメントして次の行の判定に移り、変数yがN
になるまで、各行について同様な処理を繰り返す。そし
て変数yがNになれば処理を停止する(ステップS1
5、S16)。
【0074】最後に、対象物テーブル23のデータCT
(x,y)を第3の圧縮部8においてMR符号化にて圧
縮(圧縮C)する(ステップS17)。このようにして
得られた圧縮画像データと圧縮対象物テーブルデータ
は、磁気ディスクなどで形成された保存部9内の異なる
メモリ部9a、9bにその対象物テーブルと色分解され
た画像データとが相互に識別可能なデータ状態で保存さ
れ(ステップS18)、画像データの圧縮作業を終了す
る。
【0075】これらの圧縮画像データと圧縮対象物テー
ブルデータを、以下では「圧縮済データ」と総称する。
【0076】(2) 画像データ復元装置 図2は、画像データ復元装置200の構成を示すブロッ
ク図であり、図4はこの画像データ復元装置200にお
ける圧縮データ伸長の動作を示すフローチャートであ
る。
【0077】この画像データ復元装置200は、圧縮済
データの保存部10を備えているが、この画像データ復
元装置200が図1の画像データ圧縮装置100と一体
化されるか、もしくは近接して設けられる場合には、当
該保存部10は画像データ圧縮装置100の保存部9と
共用されていてもよい。
【0078】この保存部10から圧縮済データが読出さ
れるが、まず、メモリ部10bから圧縮された対象物テ
ーブル23が第3の伸長部11に与えられ、圧縮Cの逆
変換に相当する伸長処理を施されて復元されメモリ部1
2に保存される(ステップS19)。
【0079】また、圧縮画像データは、メモリ部10a
から読み取られて画素ブロック判別部13に与えられ
る。画素ブロック判別部13は、上記の復元された対象
物テーブル23のCT(x,y)の値に基づき、圧縮画
像データの各画素ブロックBxyが、対象物ブロック群に
属するか非対象物ブロック群に属するかを判定する。
【0080】すなわち、まず、画素ブロックBxyのうち
変数x,変数yが共に“0”の画素ブロックB00から判
断を開始し(ステップS20,S21)、当該画素ブロ
ックに対応する対象物テーブル23のCT(x,y)の
値を参照する(ステップS22)。
【0081】この対象物テーブル23のCT(x,y)
の値が“1”である場合には、その画素ブロックは対象
物ブロックであるから、これを第1の伸長部14に送
る。第1の伸長部14では、変数zを“0”にして当該
対象物ブロックBxyの細分割ブロックDXY0 から圧縮A
の逆変換に相当する復号化処理を行って伸長する(伸長
A)(ステップS24)。この伸張処理が済むと変数z
に“1”をインクリメントし、次の細分割ブロックにつ
いて伸張Aを行い、この伸張処理を変数zが4になるま
で繰り返し、4以上になれば終了して、ステップS28
に移る(ステップS25、S26)。
【0082】一方、ステップS22において対象物テー
ブルのCT(x,y)の値が“1”でない場合は、当該
画素ブロックBxyは非対象物ブロックであるので、ステ
ップS27に移り、第2の伸長部14にて圧縮Bの逆変
換に相当する復号化処理によってこれを伸長する(伸長
B)。
【0083】各伸長部14、15、は、それぞれに与え
られた画素ブロックについての復号化処理が終了したと
きに、その旨の信号を画素ブロック判別部13にフィー
ドバックするようになっており、画素ブロック判別部1
3は、この終了信号を受けて、次の画素ブロックを該当
する伸長部に送り込む。
【0084】なお、ここでの復号化処理は、各符号化処
理の逆変換を行うものであって、符号化処理が例えば離
散コサイン変換の場合には、対応する離散コサイン逆変
換を用いればよい。
【0085】当該画素ブロックBxyについて、上記圧縮
A、または圧縮Bの処理が終了すると、変数xが“1”
だけインクリメントされ、変数xがMになるまで、順次
1つ右の画素ブロックBxyについて同じ処理を繰り返す
(ステップS28、S29)。ステップS29で変数x
がMになるとこの行の処理が終了したことになるので、
変数yに“1”をインクリメントして(ステップS3
0)、ステップS21に戻り、変数yがN以上になるま
でステップS22からステップS30までの処理を繰り
返し、ステップS31で変数yがNになれば処理を停止
する(ステップS31)。
【0086】画像データがカラー画像データの場合に
は、以上の処理は各色成分ごとに行なわれる。
【0087】第1の伸長部14、第2の伸長部15のそ
れぞれから出力された復元画像データは、画像面上にお
けるそれぞれの位置データないしはアドレスに対応する
タイミングで次段の合成部16に送られる。この合成部
16では、各画素ブロックの位置データないしはアドレ
スを参照しつつ上記対象物と非対象物のそれぞれの画素
ブロックの復元済画像データを合成することによって、
最終的に原画像に相当する画像を得る。画像データがカ
ラー画像データの場合には、各色成分ごとの画像データ
の合成も行なわれる。
【0088】また、合成部16には各種の画像処理・編
集機能を持たせておくことが可能であり、たとえば平滑
処理機能を設け、非対象物領域の画像について平滑処
理、たとえば3×3平滑化マトリクスを用いた平滑処理
を施し、ブロック歪みにより劣化したデータを修正する
ことにより原画像に近い非対象物領域を再現することが
できる。この場合には非対象物領域について平滑化処理
を行った後に合成が行なわれる。それは、合成後に平滑
化を行なおうとすると再び対象物ブロックと非対象物ブ
ロックとの識別を行ない、後者のみについて平滑化をす
るというプロセスが必要になってくるからである。
【0089】このようにして合成部16で復元された画
像は、カラーディスプレイなどの表示部17にて表示さ
れるとともに、画像記録もしくは、画像編集処理のため
に、復元画像メモリ部18に格納される。
【0090】(G) 変形例 本実施例においてはさまざまな変形例が考えられる。
【0091】(1) まず、(A)で述べた輪郭データ
の作成方法は、本実施例のように既知の輪郭作成装置を
操作してオペレータが任意の輪郭を作成するようにする
ほか、微分演算子を用いた画像処理により自動的に輪郭
データを得るようにしてもよい。特に、対象物にピント
があって背景部がぼやけた画像にあっては、その輪郭部
は、他の部分に比べ濃淡の差が大きく、当該画素ブロッ
クの微分値は特徴的な値を示す。したがって、画素ブロ
ックごとにその画像データ値を求め、この値に基づき輪
郭成分を抽出して輪郭データを作成することも可能であ
る。
【0092】(2) 本実施例では、画像データ圧縮装
置100において圧縮済データを一旦保存部9に保存
し、このデータを保存部10に移して画像データ復元装
置200により画像を復元しているが、画像データ圧縮
装置100、画像データ復元装置200のそれぞれに、
データ送信部とデータ受信部を設けておき、圧縮済デー
タを直接通信回線で送受信するようにしてもよいし、当
該保存部と通信回線の機能を併設するようにしてもよ
い。
【0093】対象物テーブルのCT(x,y)値は
“0”、“1”の2値データであるので、このデータを
当該画素ブロックBxyの圧縮データに1ビット分識別デ
ータとして付加しておけば、圧縮画像データ判別部16
で読み出すときにその識別データにより、対象物ブロッ
クか背景ブロックかを判別できる。
【0094】これにより同様の効果を有しながら、画像
データ圧縮装置100における第3の圧縮部8と画像デ
ータ復元装置200における第3の伸長部11などを省
略することができ、装置全体の簡略化が図れる。
【0095】(3) 原画像の輪郭に対してどちら側の
領域を対象物領域と見るかは状況に応じて定まるもので
あるが、例えば、図1に示す画像データ圧縮装置100
の対象物テーブル作成部3に切換スイッチを設けて、対
象物テーブル23におけるデータCT(x,y)の
“0”と“1”の値を置換できるようにしておけば、容
易に対象物ブロック群と非対象物ブロック群を変換する
ことができ、操作性がよくなる。
【0096】(4) また、画像データ圧縮装置100
においては、第1、第2の圧縮部6、7で圧縮された圧
縮画像データを保存部9の同一メモリ部9aに格納する
ように構成しているが、図5に示すように保存部9内に
各圧縮部に対応するメモリ部9c,9dを設けて、各圧
縮画像データをそれぞれのメモリ部に保存するように構
成しておけば、図6に示すように画像データ復元装置2
00の構造を簡易をすることができる。
【0097】すなわち、図5の保存部9に対応する保存
部10の各メモリ部10c,10dから、それぞれ各圧
縮率で圧縮された圧縮画像データを画素ブロックごと読
み出し、それらの圧縮画像データを第1、第2の伸長部
14、15で直接伸長処理することができるので、図2
における画素ブロック判別部13、および各伸長部1
4、15から画素ブロック判別部13への処理終了信号
のフィードバックが不要になって、回路が大変簡易化さ
れる。しかも、第1、第2の伸長部14、15がそれぞ
れのブロック群を同時に伸長処理することができ、当該
処理時間を短縮することができる。
【0098】(5) さらに、画像圧縮部100にテレ
ビモニタ表示部を設けると共に、各圧縮部の圧縮率を自
由に設定できるよう可変回路を設置し、当該テレビモニ
タ表示部を見ながら対象物画像と背景画像の微妙なバラ
ンスをとるようにすることも可能である。
【0099】この場合、画像データ圧縮装置100と画
像データ復元装置200が一体となっている場合には、
画像データ復元装置200の表示部17を、前記テレビ
モニタ表示部として使用することができる。
【0100】(6) また、本実施例では、非対象物ブ
ロック群のそれぞれの画素ブロックについて高い圧縮処
理を施してこれを保存したが、非対象物領域には通常重
要でない画像が多いので、場合によってはそれらのブロ
ック群の画素データの平均値のみを保存するようにして
もよい。
【0101】(7) 本発明における画像処理において
は、対象となる色数に制限を受けるものではなく、モノ
クロはもちろん、通常の印刷画像における4色(Y,M,C,
K)の構成色素や、RGB、Labなどの表色系によっ
て形成された画像処理にも採用できる。
【0102】また、色空間ごとの処理や、画像の色素ブ
ロックごとに処理が成されてもよく、さらに画像データ
にNTSC方式で用いられているRGB−YIQ変換な
どの色変換を施した後、本発明にかかる画像処理を実施
してもかまわない。
【0103】
【発明の効果】本発明にかかる画像符号化処理方法は、
上述のように原画像のデータをまず第1の画素ブロック
分割により複数の画素ブロックに分割してこれを与えら
れた輪郭データに基づき対象物ブロック群と非対象物ブ
ロック群に分類し、前者については低圧縮率で圧縮し、
後者については画像データを高圧縮率で圧縮することに
より、視覚者に必要な重要な画像の画質を鮮明に維持で
きる一方、従来の画像全体の画質を低圧縮する方法に比
べ、画像データの量を削減することができるので、保存
部のメモリ容量を小さくすることができるとともに、伝
送コストの削減が可能になる。
【0104】また、対象物ブロック群を圧縮する際に
は、第2の画素ブロック分割により当該対象物ブロック
をさらに分割して細分割ブロック群を形成し、各細分割
ブロックについて比較的低い圧縮率の圧縮処理がされる
ので、画像復元時に対象物画像においてブロック歪みが
ほとんどない商用価値が大変高い鮮明な画像が得られ
る。
【0105】さらにこの発明の画像復号化処理方法によ
れば、上記のようにして圧縮された画像を、その圧縮の
態様に応じて適切に復元することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像符号化処理方法を実施する
ための画像データ圧縮装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明にかかる画像復号化処理方法を実施する
ための画像データ復元装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の画像データ圧縮装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図4】図2の画像データ復元装置における圧縮のデー
タの伸長工程の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明にかかる画像符号化処理方法を実施する
ための画像データ圧縮装置の別の実施例を示すブロック
図である。
【図6】本発明にかかる画像復号化処理方法を実施する
ための画像データ復元装置の別の実施例を示すブロック
図である。
【図7】原画像の一例およびこれに基づいて作成された
輪郭データを示す図である。
【図8】a図は画像の画素ブロック化を、b図は当該画
素ブロック内の画素配列の状態をそれぞれ示す図であ
る。
【図9】対象物テーブルの作成手続を説明するための図
である。
【図10】コードテーブルの輪郭データに相当する位置
を“1”にする手順を示すフローチャートである。
【図11】a図は画素ブロックBxyの細分割の様子を、
b図は原画の一部における画像データの分割状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 画像メモリ部 2 第1画素ブロック分割部 3 対象物テーブル作成部 4、13 画素ブロック判別部 5 第2画素ブロック分割部 6 第1の圧縮部 7 第2の圧縮部 8 第3の圧縮部 9、10 保存部 11 第3の伸長部 14 第1の伸長部 15 第2の伸長部 16 合成部 17 表示部 18 復元画像メモリ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた画像の画像データを圧縮する
    ために前記画像データを符号化する方法であって、 (a) 符号化処理の対象となる画像において対象物の輪郭
    を設定して輪郭データを形成する工程と、 (b) 前記符号化処理の対象となる画像を複数の画素ブロ
    ックに分割する第1の画素ブロック分割工程と、 (c) 前記輪郭データに基づき、前記画素ブロックを対象
    物画像を含む対象物ブロック群と、 対象物画像を含まない非対象物ブロック群とに、分類す
    る工程と、 (d) 前記対象物ブロック群に属する画素ブロックについ
    て、さらに複数の画素ブロックに分割して細分割ブロッ
    ク群を形成する第2の画素ブロック分割工程と、 (e) 前記細分割ブロック群に属する画素ブロックについ
    てはそれぞれ比較的低い圧縮率が得られる第1の符号化
    処理をするとともに、前記非対象物ブロック群に属する
    画素ブロックについては比較的高い圧縮率が得られる第
    2の符号化処理をすることによって、前記複数の画素ブ
    ロックのそれぞれについて符号化された画像データを得
    る工程と、 (f) 前記複数の画素ブロックのそれぞれについて、前記
    対象物ブロック群と前記非対象物ブロック群のうちのい
    ずれに属するかを表現する属性データを作成して前記符
    号化された画像データに付随させる工程と、 を備えることを特徴とする画像符号化処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法で符号化された画像デー
    タを復号化する方法であって、 (a) 前記符号化された画像データに付随させた前記属性
    データを参照することによって、前記画素ブロックのそ
    れぞれが前記対象物ブロック群と前記対象物ブロック群
    のうちのいずれに属するかを判定する工程と、 (b) 前記符号化された画像データの復号化を、 工程(a) によって前記対象物ブロック群に属すると判定
    された画素ブロックについては、当該対象物ブロック内
    の各細分割ブロックについて前記第1の符号化処理に対
    応する第1の復号化処理で、 工程(a) によって前記非対象物ブロック群に属すると判
    定された画素ブロックについては前記第2の符号化処理
    に対応する第2の復号化処理で、 それぞれ実行することにより、復号化された画像データ
    を得る工程と、 (c) 前記工程(b) によって復号化された各画素ブロッ
    クを合成して、前記画像に対応する復元画像を得る工程
    と、 を備えることを特徴とする画像復号化処理方法。
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