JPH05267989A - 音響波フィルタおよびこれを用いた電子装置 - Google Patents
音響波フィルタおよびこれを用いた電子装置Info
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- JPH05267989A JPH05267989A JP4330928A JP33092892A JPH05267989A JP H05267989 A JPH05267989 A JP H05267989A JP 4330928 A JP4330928 A JP 4330928A JP 33092892 A JP33092892 A JP 33092892A JP H05267989 A JPH05267989 A JP H05267989A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6423—Means for obtaining a particular transfer characteristic
- H03H9/6426—Combinations of the characteristics of different transducers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/125—Driving means, e.g. electrodes, coils
- H03H9/145—Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
- H03H9/14544—Transducers of particular shape or position
- H03H9/1455—Transducers of particular shape or position constituted of N parallel or series transducers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 改善されたパワーハンドリング能力を有し、
インピーダンスおよびスペクトル応答を最適化する上で
の柔軟性を増大したSAWフィルタを実現する。 【構成】 高周波信号を受信しかつろ波するための電子
的装置(90)は各々複数の櫛歯型電極フィンガ(6
2,63又は72,73)および最も外側の電極フィン
ガ(622,622′又は722,722′)間にセン
タライン(67又は77)を有する一連の(40)T個
の電気−音響変換器を具備する。第1の隣接対の変換器
のセンタライン間の距離D1、および他の隣接対の変換
器のセンタライン間の距離D2〜DT−1については、
D2〜DT−1の内の少なくとも幾つかは非整数の波長
だけD1と異なる。変換器アレイ(40)はセンタライ
ン(51)に関し対称であり、かつシーケンス(40)
の端部により近い入力又は出力変換器はセンタにより近
い同じ種類の変換器よりも多くのフィンガを有する。
インピーダンスおよびスペクトル応答を最適化する上で
の柔軟性を増大したSAWフィルタを実現する。 【構成】 高周波信号を受信しかつろ波するための電子
的装置(90)は各々複数の櫛歯型電極フィンガ(6
2,63又は72,73)および最も外側の電極フィン
ガ(622,622′又は722,722′)間にセン
タライン(67又は77)を有する一連の(40)T個
の電気−音響変換器を具備する。第1の隣接対の変換器
のセンタライン間の距離D1、および他の隣接対の変換
器のセンタライン間の距離D2〜DT−1については、
D2〜DT−1の内の少なくとも幾つかは非整数の波長
だけD1と異なる。変換器アレイ(40)はセンタライ
ン(51)に関し対称であり、かつシーケンス(40)
の端部により近い入力又は出力変換器はセンタにより近
い同じ種類の変換器よりも多くのフィンガを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面音響波フィルタのた
めの改良された手段および方法、そしてそのようなフィ
ルタを使用した装置に関する。
めの改良された手段および方法、そしてそのようなフィ
ルタを使用した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現代の携帯用無線機および他の電子機器
は非常に小型の形状のかつ良好な電気的特性のフィルタ
を要求する。表面音響波(surface acous
ticwave:SAW)フィルタはそのような目的に
特に望ましいものである。
は非常に小型の形状のかつ良好な電気的特性のフィルタ
を要求する。表面音響波(surface acous
ticwave:SAW)フィルタはそのような目的に
特に望ましいものである。
【0003】SAWフィルタは従来技術において周知で
ある。例えば、Meirion Lewisによる“S
aw Filters Employing Inte
rdigitated Interdigital T
ransducers,IIDT”と題する超音波シン
ポジウム、1982年、ページ12−17、における論
文は圧電材料の上の櫛歯型(interdigita
l)電極の櫛歯型変換器を使用したSAWフィルタにつ
いて述べており、各変換器は同じ数の電極フィンガを有
する。さらに、Hikitaへの米国特許第4,49
2,940号は順次配列された交互のI/O変換器のリ
ニアアレイを使用した音響表面波バンドパスフィルタを
開示しており、各変換器は複数の櫛歯型電極フィンガを
有し、入力変換器のフィンガの数および出力変換器のフ
ィンガの数は中央からアレイの終端へ減少するよう設け
られている。さらに、Nagai他への米国特許第4,
649,357号は順次配列された交互のI/O変換器
のリニアアレイを使用した表面音響波フィルタについて
述べており、各々の変換器は複数の櫛歯型電極フィンガ
を有し、(前記アレイに沿った)隣接変換器のセンタラ
イン間の距離は波長の整数倍(0,±1,±2,その
他)だけ異なっている。また、Sakamoto他への
米国特許第4,931,755号は通過帯域の上のフィ
ルタのカットオフを調整するために補助的な容量変換器
または他のシャント容量を使用することを述べている。
ある。例えば、Meirion Lewisによる“S
aw Filters Employing Inte
rdigitated Interdigital T
ransducers,IIDT”と題する超音波シン
ポジウム、1982年、ページ12−17、における論
文は圧電材料の上の櫛歯型(interdigita
l)電極の櫛歯型変換器を使用したSAWフィルタにつ
いて述べており、各変換器は同じ数の電極フィンガを有
する。さらに、Hikitaへの米国特許第4,49
2,940号は順次配列された交互のI/O変換器のリ
ニアアレイを使用した音響表面波バンドパスフィルタを
開示しており、各変換器は複数の櫛歯型電極フィンガを
有し、入力変換器のフィンガの数および出力変換器のフ
ィンガの数は中央からアレイの終端へ減少するよう設け
られている。さらに、Nagai他への米国特許第4,
649,357号は順次配列された交互のI/O変換器
のリニアアレイを使用した表面音響波フィルタについて
述べており、各々の変換器は複数の櫛歯型電極フィンガ
を有し、(前記アレイに沿った)隣接変換器のセンタラ
イン間の距離は波長の整数倍(0,±1,±2,その
他)だけ異なっている。また、Sakamoto他への
米国特許第4,931,755号は通過帯域の上のフィ
ルタのカットオフを調整するために補助的な容量変換器
または他のシャント容量を使用することを述べている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多くの研究者による相
当の努力にもかかわらず、SAWフィルタに関して数多
くの問題が残っており、例えば、最適の入力/出力(I
/O)インピーダンスレベルの設定、スペクトル応答の
最適化、フィルタ内の内部反射の低減、および製造プロ
セスの単純化等である。SAWフィルタのこれらの特徴
はそれらの電子装置での有用性および性能に影響を与え
る。従って、改良されたフィルタおよびフィルタの応用
に関する絶えざる必要性が存在し続ける。
当の努力にもかかわらず、SAWフィルタに関して数多
くの問題が残っており、例えば、最適の入力/出力(I
/O)インピーダンスレベルの設定、スペクトル応答の
最適化、フィルタ内の内部反射の低減、および製造プロ
セスの単純化等である。SAWフィルタのこれらの特徴
はそれらの電子装置での有用性および性能に影響を与え
る。従って、改良されたフィルタおよびフィルタの応用
に関する絶えざる必要性が存在し続ける。
【0005】ここで使用されているように、省略語SA
Wは「表面音響波(surfaceacoustic
wave)」を表すものと考えている。ここで用いられ
ている用語「フィルタ」は、単数であれあるいは複数で
あれ、周波数に依存する伝達関数を有する任意の要素を
含むことを意図しており、かつ用語「SAWフィルタ」
は、単数であれ複数であれ、表面音響波を使用しかつ周
波数に依存する伝達関数を有する要素を意味するものと
考えている。
Wは「表面音響波(surfaceacoustic
wave)」を表すものと考えている。ここで用いられ
ている用語「フィルタ」は、単数であれあるいは複数で
あれ、周波数に依存する伝達関数を有する任意の要素を
含むことを意図しており、かつ用語「SAWフィルタ」
は、単数であれ複数であれ、表面音響波を使用しかつ周
波数に依存する伝達関数を有する要素を意味するものと
考えている。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、S
AWデバイスを含む電子的デバイスおよび装置、特にS
AWフィルタおよびSAWフィルタをベースとした改良
された装置のための改良された手段および方法を提供す
る。
AWデバイスを含む電子的デバイスおよび装置、特にS
AWフィルタおよびSAWフィルタをベースとした改良
された装置のための改良された手段および方法を提供す
る。
【0007】本発明の第1の実施例によれば、一般的
に、音響波を伝搬するための基板を含み、該基板上に信
号波の伝搬方向に一連(sequence)の入力変換
器および出力変換器が配列され、各変換器は数多くの櫛
歯型の電極フィンガを有し、前記シーケンスの一端で始
まり第1の変換器のフィンガの数は、さらに前記シーケ
ンスに沿った他の変換器のフィンガの数より大きい、S
AWフィルタを備えた電子装置が提供される。
に、音響波を伝搬するための基板を含み、該基板上に信
号波の伝搬方向に一連(sequence)の入力変換
器および出力変換器が配列され、各変換器は数多くの櫛
歯型の電極フィンガを有し、前記シーケンスの一端で始
まり第1の変換器のフィンガの数は、さらに前記シーケ
ンスに沿った他の変換器のフィンガの数より大きい、S
AWフィルタを備えた電子装置が提供される。
【0008】本発明の他の実施例によれば、非整数の音
響波の波長数だけ他の隣接対の変換器のセンタライン−
センタライン間隔と異なる隣接対のSAWフィルタの変
換器のセンタライン−センタライン間隔を有するSAW
フィルタを備えた電子装置が提供される。
響波の波長数だけ他の隣接対の変換器のセンタライン−
センタライン間隔と異なる隣接対のSAWフィルタの変
換器のセンタライン−センタライン間隔を有するSAW
フィルタを備えた電子装置が提供される。
【0009】前記SAWフィルタの好ましい実施例にお
いては、前記シーケンスの一端で始まり、第1の入力
(または出力)変換器のフィンガの数は前記シーケンス
にさらに沿った他の入力(または出力)変換器のフィン
ガの数より大きい。前記シーケンスは音響波の伝搬方向
に垂直なセンタラインの回りに対称であることが望まし
い。さらに、前記シーケンスにおける変換器が偶数の電
極フィンガを含む場合には、隣接変換器は奇数の電極フ
ィンガを含むことが望ましい。
いては、前記シーケンスの一端で始まり、第1の入力
(または出力)変換器のフィンガの数は前記シーケンス
にさらに沿った他の入力(または出力)変換器のフィン
ガの数より大きい。前記シーケンスは音響波の伝搬方向
に垂直なセンタラインの回りに対称であることが望まし
い。さらに、前記シーケンスにおける変換器が偶数の電
極フィンガを含む場合には、隣接変換器は奇数の電極フ
ィンガを含むことが望ましい。
【0010】さらに、SAWフィルタを含む装置を形成
する方法が提供され、該方法は、音響波を伝搬するため
の基板を提供する段階、および該基板上に一連の入力変
換器および出力変換器を提供する段階を備え、各変換器
は数多くの櫛歯型の電極を有しかつシーケンスの一端で
第1の変換器におけるフィンガの数は前記シーケンスに
さらに沿って配置された他の変換器におけるフィンガの
数より大きい。
する方法が提供され、該方法は、音響波を伝搬するため
の基板を提供する段階、および該基板上に一連の入力変
換器および出力変換器を提供する段階を備え、各変換器
は数多くの櫛歯型の電極を有しかつシーケンスの一端で
第1の変換器におけるフィンガの数は前記シーケンスに
さらに沿って配置された他の変換器におけるフィンガの
数より大きい。
【0011】好ましい実施例に係わる方法においては、
変換器を提供する段階は、音響波の伝搬の方向と垂直な
所定のセンタラインを有する変換器を提供する段階を具
備し、各センタラインは前記変換器の第1のおよび最後
の電極フィンガの外側エッジの間の中間に位置し、かつ
第1の隣接する対の変換器のセンタラインは距離D1だ
け離れかつ他の隣接対の変換器のセンタラインは距離D
2〜DT−1だけ離れ、この場合Tは変換器の数であ
り、またD2〜DT−1の内の少なくとも1つはD1か
ら非整数の波長だけ異なっている。
変換器を提供する段階は、音響波の伝搬の方向と垂直な
所定のセンタラインを有する変換器を提供する段階を具
備し、各センタラインは前記変換器の第1のおよび最後
の電極フィンガの外側エッジの間の中間に位置し、かつ
第1の隣接する対の変換器のセンタラインは距離D1だ
け離れかつ他の隣接対の変換器のセンタラインは距離D
2〜DT−1だけ離れ、この場合Tは変換器の数であ
り、またD2〜DT−1の内の少なくとも1つはD1か
ら非整数の波長だけ異なっている。
【0012】さらに、前記変換器を提供する段階は入力
変換器に偶数の電極フィンガを与えかつ他の入力変換器
に奇数の電極フィンガを与える段階、そして出力変換器
に奇数の電極フィンガを与える段階を備えることが望ま
しく、あるいは入力および出力の指定に関して逆にする
ことができる。
変換器に偶数の電極フィンガを与えかつ他の入力変換器
に奇数の電極フィンガを与える段階、そして出力変換器
に奇数の電極フィンガを与える段階を備えることが望ま
しく、あるいは入力および出力の指定に関して逆にする
ことができる。
【0013】さらに別の実施例においては、その中に1
つまたはそれ以上の上述のフィルタを有する改良された
無線機がさらに提供される。
つまたはそれ以上の上述のフィルタを有する改良された
無線機がさらに提供される。
【0014】
【実施例】図1は、例えば、前に述べたNagaiによ
る従来技術に係わるSAWフィルタ20の変換器(tr
ansducer)構成の極めて単純化した回路図であ
る。フィルタ20は複数の入力変換器22に接続された
入力端子21、および複数の出力変換器24に接続され
た出力端子23を具備する。各変換器22,24はそれ
ぞれ入力21および出力23にかつグランド26に結合
された数多くの櫛歯型金属フィンガによって構成され
る。入力変換器22および出力変換器24はそれら自体
が櫛歯型(interdigital)となっている。
従って、フィルタアレイ20は一連の(a seque
nce of)交互に配置された入力22および出力2
4変換器によって形成され、各出力変換器24は同じ数
のフィンガを有しかつ各々は他の変換器22,24から
li=l1〜lT−1だけ離れており、この場合Tは変
換器の数である。Nagaiは距離liはm1を正の実
数としかつLは音響波長とした時、任意的な距離l1=
m1・Lに対し、他の距離l2〜lT−1はli=l1
+mi・Lを満足し、この場合miはi=2,3,4,
・・・,T−1に対し、任意の整数(0,±1,±2,
その他)であるように前記距離liが関係することが望
ましいことを教示している。従って、距離liは等しい
かあるいは整数個の波長Lだけ異なる必要がある。
る従来技術に係わるSAWフィルタ20の変換器(tr
ansducer)構成の極めて単純化した回路図であ
る。フィルタ20は複数の入力変換器22に接続された
入力端子21、および複数の出力変換器24に接続され
た出力端子23を具備する。各変換器22,24はそれ
ぞれ入力21および出力23にかつグランド26に結合
された数多くの櫛歯型金属フィンガによって構成され
る。入力変換器22および出力変換器24はそれら自体
が櫛歯型(interdigital)となっている。
従って、フィルタアレイ20は一連の(a seque
nce of)交互に配置された入力22および出力2
4変換器によって形成され、各出力変換器24は同じ数
のフィンガを有しかつ各々は他の変換器22,24から
li=l1〜lT−1だけ離れており、この場合Tは変
換器の数である。Nagaiは距離liはm1を正の実
数としかつLは音響波長とした時、任意的な距離l1=
m1・Lに対し、他の距離l2〜lT−1はli=l1
+mi・Lを満足し、この場合miはi=2,3,4,
・・・,T−1に対し、任意の整数(0,±1,±2,
その他)であるように前記距離liが関係することが望
ましいことを教示している。従って、距離liは等しい
かあるいは整数個の波長Lだけ異なる必要がある。
【0015】図2は、前述のHikitaによる他の従
来技術のSAWフィルタ30の変換器構成の高度に単純
化した回路図である。フィルタ30はフィルタのセンタ
ライン39の回りに対称的に配列された複数の入力変換
器32,33,34に接続された入力端子31を有す
る。フィルタ出力35は複数の出力変換器36,37に
接続されており、これらの出力変換器36,37はまた
フィルタのセンタライン39の回りに対称的にグループ
分けされている。該変換器はまたグランドリード38に
接続されている。変換器の櫛歯型アレイはフィルタ30
を形成する。
来技術のSAWフィルタ30の変換器構成の高度に単純
化した回路図である。フィルタ30はフィルタのセンタ
ライン39の回りに対称的に配列された複数の入力変換
器32,33,34に接続された入力端子31を有す
る。フィルタ出力35は複数の出力変換器36,37に
接続されており、これらの出力変換器36,37はまた
フィルタのセンタライン39の回りに対称的にグループ
分けされている。該変換器はまたグランドリード38に
接続されている。変換器の櫛歯型アレイはフィルタ30
を形成する。
【0016】Hikitaは変換器における電極フィン
ガの数はセンタラインにあるいはセンタライン近くに位
置する変換器からフィルタ30の終端に位置するあるい
は終端近くに位置する変換器に向けて移動するに応じて
次第に少なくなることが望ましいことを教示している。
すなわち、もしN1,N2およびN3がそれぞれ入力変
換器32,33,34のフィンガの数であり、かつM1
およびM2がそれぞれ出力変換器36,37の電極フィ
ンガの数であるとすれば、N1≧N2≧N3およびM1
≧M2である。
ガの数はセンタラインにあるいはセンタライン近くに位
置する変換器からフィルタ30の終端に位置するあるい
は終端近くに位置する変換器に向けて移動するに応じて
次第に少なくなることが望ましいことを教示している。
すなわち、もしN1,N2およびN3がそれぞれ入力変
換器32,33,34のフィンガの数であり、かつM1
およびM2がそれぞれ出力変換器36,37の電極フィ
ンガの数であるとすれば、N1≧N2≧N3およびM1
≧M2である。
【0017】上に述べた従来技術の構成はフィルタ作用
を可能にするが、それらは依然として技術的によく知ら
れた幾つかの不都合を有する。例えば、電力取扱い容量
(power handling capacity)
が制限されており、I/Oインピーダンスレベルを最適
化することが困難であり、かつフィルタのスペクトル応
答を調整するのが困難である。このような理由のため、
これらのフィルタは制作しかつ使用することが困難であ
り、あるいは電子回路、特に無線機において望まれるも
のより低い性能を有するのみである。
を可能にするが、それらは依然として技術的によく知ら
れた幾つかの不都合を有する。例えば、電力取扱い容量
(power handling capacity)
が制限されており、I/Oインピーダンスレベルを最適
化することが困難であり、かつフィルタのスペクトル応
答を調整するのが困難である。このような理由のため、
これらのフィルタは制作しかつ使用することが困難であ
り、あるいは電子回路、特に無線機において望まれるも
のより低い性能を有するのみである。
【0018】前述のおよび他の問題は図3〜図7に種々
の形で図示されている本発明の構造および方法によって
改善されあるいは克服される。特にそれ以外に注記しな
い限り、「入力」および「出力」および省略表現“I/
O”なる表示は、単数であれ複数であれ、本発明に関し
ては図示および説明の目的のための任意的な表示である
と考えており、かつ相互に交換できるものである。
の形で図示されている本発明の構造および方法によって
改善されあるいは克服される。特にそれ以外に注記しな
い限り、「入力」および「出力」および省略表現“I/
O”なる表示は、単数であれ複数であれ、本発明に関し
ては図示および説明の目的のための任意的な表示である
と考えており、かつ相互に交換できるものである。
【0019】次に図3を参照すると、本発明の1実施例
に係わるSAWフィルタ40の変換器構成の極めて単純
化した回路図が示されている。フィルタ40は、それぞ
れ、N1,N1′,N2,N2′,N3,およびN3′
と表示された数多くの櫛歯型電極フィンガNiを有する
複数の変換器42,42′,43,43′44および4
4′に結合された入力41を具備する。フィルタ40は
さらに、それぞれ、M1,M2,M2′,M3,
M3′,M4およびM4′と表示された数多くの櫛歯型
電極フィンガMjを有する複数の変換器46,47,4
7′,48,48′,49および49′に結合された出
力45を具備する。変換器42〜44′および46〜4
9′は順次的なアレイに配置され、それにより入力−出
力変換器が前記アレイに沿って進むに応じて好適に交番
するようになっている。例えば、1つの端部から開始す
ると、一連の出力変換器49,48,47,46,4
7′,48′および49′が一連の入力変換器44,4
3,42,42′,43′および44′と交互に入れ代
わり出力−入力−出力−入力−出力−入力−等(例え
ば、変換器49,44,48,43,47,42,等)
のシーケンスを形成し例示的なSAWデバイスを構成し
ている。
に係わるSAWフィルタ40の変換器構成の極めて単純
化した回路図が示されている。フィルタ40は、それぞ
れ、N1,N1′,N2,N2′,N3,およびN3′
と表示された数多くの櫛歯型電極フィンガNiを有する
複数の変換器42,42′,43,43′44および4
4′に結合された入力41を具備する。フィルタ40は
さらに、それぞれ、M1,M2,M2′,M3,
M3′,M4およびM4′と表示された数多くの櫛歯型
電極フィンガMjを有する複数の変換器46,47,4
7′,48,48′,49および49′に結合された出
力45を具備する。変換器42〜44′および46〜4
9′は順次的なアレイに配置され、それにより入力−出
力変換器が前記アレイに沿って進むに応じて好適に交番
するようになっている。例えば、1つの端部から開始す
ると、一連の出力変換器49,48,47,46,4
7′,48′および49′が一連の入力変換器44,4
3,42,42′,43′および44′と交互に入れ代
わり出力−入力−出力−入力−出力−入力−等(例え
ば、変換器49,44,48,43,47,42,等)
のシーケンスを形成し例示的なSAWデバイスを構成し
ている。
【0020】図3に示されるように、変換器の電極の
「フィンガ」は櫛歯を互いにからませた形になっており
(interdigitated)またははさみ込まれ
ており(interleaved)かつ音響波の伝搬方
向52に対して垂直であることが望ましい。与えられた
変換器に対し、第1の方向に面する電極フィンガは入力
(または出力)に結合されかつその変換器の残りの電極
フィンガ(反対方向に面する)は共通の端子、例えばグ
ランド接続50に結合されている。
「フィンガ」は櫛歯を互いにからませた形になっており
(interdigitated)またははさみ込まれ
ており(interleaved)かつ音響波の伝搬方
向52に対して垂直であることが望ましい。与えられた
変換器に対し、第1の方向に面する電極フィンガは入力
(または出力)に結合されかつその変換器の残りの電極
フィンガ(反対方向に面する)は共通の端子、例えばグ
ランド接続50に結合されている。
【0021】変換器それ自体もはさみ込まれあるいは櫛
歯を互いにからませた形になっており、すなわち、変換
器に対するグランド接続は入力変換器に対してはアレイ
の一方の側にありかつ出力変換器に対してアレイの反対
側にありかつ入力端子につながる導体は該アレイの一方
の側からのみ接続されかつ出力端子につながる導体は該
アレイの他方の側から接続される。これは必須のことで
はないが望ましくかつ好適な導体の配置を提供する。
歯を互いにからませた形になっており、すなわち、変換
器に対するグランド接続は入力変換器に対してはアレイ
の一方の側にありかつ出力変換器に対してアレイの反対
側にありかつ入力端子につながる導体は該アレイの一方
の側からのみ接続されかつ出力端子につながる導体は該
アレイの他方の側から接続される。これは必須のことで
はないが望ましくかつ好適な導体の配置を提供する。
【0022】さらに、フィルタ40の変換器は必ずしも
そうでなくてはならないものではないが望ましくは音響
波方向52に垂直なフィルタアレイ40の中心を通るセ
ンタライン51の回りに対称とされる。制限的な意味で
はなく説明の都合上、以下の説明においてはセンタライ
ン51の回りの対称性が仮定されかつ変換器42〜49
への参照は対応するダッシュを付けた参照番号を有する
変換器を含むことを意図している。
そうでなくてはならないものではないが望ましくは音響
波方向52に垂直なフィルタアレイ40の中心を通るセ
ンタライン51の回りに対称とされる。制限的な意味で
はなく説明の都合上、以下の説明においてはセンタライ
ン51の回りの対称性が仮定されかつ変換器42〜49
への参照は対応するダッシュを付けた参照番号を有する
変換器を含むことを意図している。
【0023】変換器の電極フィンガの数Ni,Mjは変
換器アレイにおける変換器の位置に従って変化すること
が望ましい。変換器の電極の数が最も外側の変換器が内
側の変換器よりも多くの電極を有する場合に優れた電気
特性が得られることが分かった。アレイの一端で始まり
かつセンタライン51に向かって進むと、第1の入力
(または出力)変換器におけるフィンガの数は次に遭遇
する入力(または出力)変換器のフィンガの数より大き
い。好ましい実施例においては、最も外側の入力または
出力変換器のフィンガの数Ni,Mjはまた最も中心側
に位置する入力または出力変換器のフィンガの数より大
きい。例えば、N3≧N2および/またはM4≧M3、
そして好ましくはN3≧N1および/またはM4≧M1
である。
換器アレイにおける変換器の位置に従って変化すること
が望ましい。変換器の電極の数が最も外側の変換器が内
側の変換器よりも多くの電極を有する場合に優れた電気
特性が得られることが分かった。アレイの一端で始まり
かつセンタライン51に向かって進むと、第1の入力
(または出力)変換器におけるフィンガの数は次に遭遇
する入力(または出力)変換器のフィンガの数より大き
い。好ましい実施例においては、最も外側の入力または
出力変換器のフィンガの数Ni,Mjはまた最も中心側
に位置する入力または出力変換器のフィンガの数より大
きい。例えば、N3≧N2および/またはM4≧M3、
そして好ましくはN3≧N1および/またはM4≧M1
である。
【0024】次に示すフィルタの例は13個の変換器
(T=13)を有し、中心周波数が約922MHzであ
り、通過帯域が約35±2MHzであって両側に阻止帯
域を有し、通過帯域の挿入損失は約3dbでありかつ阻
止帯域の排除率(rejection)は少なくとも2
0dbである。例示的なフィルタはセンタライン51の
回りに対称である。種々の変換器における電極フィンガ
の数が以下の表1に示されている。この例を図3の変換
器に関連付けるための助けとして、図3の変換器の参照
番号が括弧内に示されている。 [表1] 異なる変換器における電極フィンガの数 変換器 n 変換器 n −−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−− N1(42,42′) = 61 M1(46) = 45 N2(43,43′) = 55 M2(47,47′) = 40 N3(44,44′) = 65 M3(48,48′) = 40 M4(49,49′) = 48
(T=13)を有し、中心周波数が約922MHzであ
り、通過帯域が約35±2MHzであって両側に阻止帯
域を有し、通過帯域の挿入損失は約3dbでありかつ阻
止帯域の排除率(rejection)は少なくとも2
0dbである。例示的なフィルタはセンタライン51の
回りに対称である。種々の変換器における電極フィンガ
の数が以下の表1に示されている。この例を図3の変換
器に関連付けるための助けとして、図3の変換器の参照
番号が括弧内に示されている。 [表1] 異なる変換器における電極フィンガの数 変換器 n 変換器 n −−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−− N1(42,42′) = 61 M1(46) = 45 N2(43,43′) = 55 M2(47,47′) = 40 N3(44,44′) = 65 M3(48,48′) = 40 M4(49,49′) = 48
【0025】この例ではダッシュを付けた変換器とダッ
シュを付けない変換器におけるフィンガの数は等しい。
これは好ましいことである。
シュを付けない変換器におけるフィンガの数は等しい。
これは好ましいことである。
【0026】また隣接対の変換器のセンタラインの間の
距離は音響波長の整数倍だけ異ならないように調整され
ることが望ましい。これは以下にさらに詳細に説明す
る。
距離は音響波長の整数倍だけ異ならないように調整され
ることが望ましい。これは以下にさらに詳細に説明す
る。
【0027】図3に示されるように、隣接対の変換器、
例えば、49/44,44/48,48/43,43/
47,47/42および42/46、は、一般に等しく
ない、変換器のセンタライン−センタライン間距離di
によって分離されている。ここでTはアレイ40におけ
る変換器の合計数であり、i=1,2,3,・・・,T
−1に対する距離di=d1,d2,d3,・・・,d
T−1は必ずしも等しくない。パラメータdに関して
は、指数“i”は、距離diの内任意のものがi=1と
して割り当てることができ、かつ任意の他のものをi=
2として、そして特定の順序またはシーケンスを含むこ
となく以下同様に割り当てることができるという意味に
おいて任意的なものであると考えている。変換器のセン
タラインの位置の決定は図4〜図6を参照してより詳細
に説明する。
例えば、49/44,44/48,48/43,43/
47,47/42および42/46、は、一般に等しく
ない、変換器のセンタライン−センタライン間距離di
によって分離されている。ここでTはアレイ40におけ
る変換器の合計数であり、i=1,2,3,・・・,T
−1に対する距離di=d1,d2,d3,・・・,d
T−1は必ずしも等しくない。パラメータdに関して
は、指数“i”は、距離diの内任意のものがi=1と
して割り当てることができ、かつ任意の他のものをi=
2として、そして特定の順序またはシーケンスを含むこ
となく以下同様に割り当てることができるという意味に
おいて任意的なものであると考えている。変換器のセン
タラインの位置の決定は図4〜図6を参照してより詳細
に説明する。
【0028】図4は、奇数個の電極フィンガを有する変
換器60を示す平面図である。電極フィンガ62は第1
の共通の接続部64から第1の方向に内部に延びてお
り、かつ電極フィンガ63は共通接続部65から反対方
向に内部に延びている。フィンガ62,63は櫛歯を互
いにからませた形になっており、すなわち、それらは入
り込んでいる。電極フィンガ62,63は典型的には4
分の1波長幅でありかつ典型的には約4分の1波長だけ
離れており従ってそれらの間に電位が生じ得る。変換器
60は接続部64から延びたフィンガ群62のフィンガ
622,622′の最も外側のエッジ621,621′
の間に広がる幅66を有する。変換器60は波の伝搬方
向52に垂直なセンタライン67を有する。センタライ
ン67はフィンガ621,622の最も外側のエッジの
間の中間部であり、すなわち、距離68,68′は等し
い。奇数個のフィンガを有する変換器についてはセンタ
ライン67は電極フィンガに位置することに注意を要す
る。
換器60を示す平面図である。電極フィンガ62は第1
の共通の接続部64から第1の方向に内部に延びてお
り、かつ電極フィンガ63は共通接続部65から反対方
向に内部に延びている。フィンガ62,63は櫛歯を互
いにからませた形になっており、すなわち、それらは入
り込んでいる。電極フィンガ62,63は典型的には4
分の1波長幅でありかつ典型的には約4分の1波長だけ
離れており従ってそれらの間に電位が生じ得る。変換器
60は接続部64から延びたフィンガ群62のフィンガ
622,622′の最も外側のエッジ621,621′
の間に広がる幅66を有する。変換器60は波の伝搬方
向52に垂直なセンタライン67を有する。センタライ
ン67はフィンガ621,622の最も外側のエッジの
間の中間部であり、すなわち、距離68,68′は等し
い。奇数個のフィンガを有する変換器についてはセンタ
ライン67は電極フィンガに位置することに注意を要す
る。
【0029】変換器60の電極フィンガの数nは共通の
接続部64から延びているフィンガの数と共通の接続部
65から延びている電極フィンガの数を加えたものとし
て定義される。変換器60はn=17を有するものとし
て示されているが、これは単に説明の都合上のものに過
ぎず制限的に考えるべきものではなく、かつ例えば前記
表1に示されたように、より多くのあるいはより少ない
数のフィンガを使用できる。変換器60はnが奇数であ
る多電極フィンガを有する好適な変換器を例示すること
を意図している。
接続部64から延びているフィンガの数と共通の接続部
65から延びている電極フィンガの数を加えたものとし
て定義される。変換器60はn=17を有するものとし
て示されているが、これは単に説明の都合上のものに過
ぎず制限的に考えるべきものではなく、かつ例えば前記
表1に示されたように、より多くのあるいはより少ない
数のフィンガを使用できる。変換器60はnが奇数であ
る多電極フィンガを有する好適な変換器を例示すること
を意図している。
【0030】図5は、偶数の電極フィンガを有する変換
器70を示す平面図である。電極フィンガ72は第1の
共通接続部74から第1の方向に内部へ延びており、か
つ電極フィンガ73は共通接続部75から反対方向に内
部に延びている。フィンガ72,73は櫛歯を互いにか
らませた形であり、すなわち、それらは入り込んでいる
(interleave)。電極フィンガ72,73は
典型的には4分の1波長の幅でありかつ典型的には約4
分の1波長だけ離れ従ってそれらの間に電位が生じ得る
よう構成されている。変換器70はフィンガ722,7
32の最も外側のエッジ721,731の間に延びる幅
76を有する。フィンガ722は共通接続部74から延
びるフィンガグループ72に属し、かつフィンガ732
は共通接続部75から延びるフィンガグループ73に属
する。
器70を示す平面図である。電極フィンガ72は第1の
共通接続部74から第1の方向に内部へ延びており、か
つ電極フィンガ73は共通接続部75から反対方向に内
部に延びている。フィンガ72,73は櫛歯を互いにか
らませた形であり、すなわち、それらは入り込んでいる
(interleave)。電極フィンガ72,73は
典型的には4分の1波長の幅でありかつ典型的には約4
分の1波長だけ離れ従ってそれらの間に電位が生じ得る
よう構成されている。変換器70はフィンガ722,7
32の最も外側のエッジ721,731の間に延びる幅
76を有する。フィンガ722は共通接続部74から延
びるフィンガグループ72に属し、かつフィンガ732
は共通接続部75から延びるフィンガグループ73に属
する。
【0031】変換器70は波の伝搬方向52に垂直なセ
ンタライン77を有する。センタライン77はフィンガ
722,732の最も外側のエッジ721,731の間
の中間にあり、すなわち、距離78,78′は等しい。
偶数のフィンガを有する変換器についてはセンタライン
77は電極フィンガの間の空間79に位置することに注
意を要する。
ンタライン77を有する。センタライン77はフィンガ
722,732の最も外側のエッジ721,731の間
の中間にあり、すなわち、距離78,78′は等しい。
偶数のフィンガを有する変換器についてはセンタライン
77は電極フィンガの間の空間79に位置することに注
意を要する。
【0032】変換器70の電極フィンガの数nは共通接
続部74から延びるフィンガの数と共通接続部75から
延びる電極フィンガの数とを加えたものとして定義され
る。変換器70はn=16を有するものとして示されて
いるが、これは単に説明の都合上のものでありかつ制限
的なものではなく、そして例えば前記表1に示されてい
るように、より多くのあるいはより少ない数のフィンガ
を用いることができる。変換器70はnが偶数である多
電極フィンガを有する好適な変換器を例示するものと考
えている。
続部74から延びるフィンガの数と共通接続部75から
延びる電極フィンガの数とを加えたものとして定義され
る。変換器70はn=16を有するものとして示されて
いるが、これは単に説明の都合上のものでありかつ制限
的なものではなく、そして例えば前記表1に示されてい
るように、より多くのあるいはより少ない数のフィンガ
を用いることができる。変換器70はnが偶数である多
電極フィンガを有する好適な変換器を例示するものと考
えている。
【0033】図6は、順次的なアレイ80に配列され
た、本発明において使用されるような複数の変換器を示
し、かつ隣接変換器60,70,60′、そのセンタラ
イン67,77,67′、および音響波の伝搬方向52
の関係を示す平面図である。図6はフィルタ40(図
3)の一部を構成する変換器アレイを80を示してい
る。アレイ80は、例えば図3〜図5において示された
ような、奇数電極変換器60,60′の間にはさまれた
偶数電極変換器70を具備する。図6における変換器6
0(奇数)、70(偶数)、60′(奇数)は必ずしも
同じである必要はない電極フィンガの種々の数nを有す
る図3のフィルタにおける種々の変換器を例示するもの
である。例えば、図6の変換器60,70,60′はそ
れぞれかついずれかの順序で変換器42(例えば、n=
61)、47(例えば、n=40)および43(例え
ば、n=55)を例示しており、あるいはそれぞれかつ
いずれかの順序で変換器43(例えば、n=55)、4
8(例えばn=40)および44(例えば、n=65)
を例示しており、あるいはそれらのダッシュを付けた対
応物を示している。図3の配列に対応して文字“G”に
よって示された接続部64′,75,64はフィルタ4
0の共通のまたはグランドリード50に結合され、かつ
接続部74はフィルタ40の出力51に、かつ接続部6
5′,65はフィルタ40の入力41に結合されてい
る。
た、本発明において使用されるような複数の変換器を示
し、かつ隣接変換器60,70,60′、そのセンタラ
イン67,77,67′、および音響波の伝搬方向52
の関係を示す平面図である。図6はフィルタ40(図
3)の一部を構成する変換器アレイを80を示してい
る。アレイ80は、例えば図3〜図5において示された
ような、奇数電極変換器60,60′の間にはさまれた
偶数電極変換器70を具備する。図6における変換器6
0(奇数)、70(偶数)、60′(奇数)は必ずしも
同じである必要はない電極フィンガの種々の数nを有す
る図3のフィルタにおける種々の変換器を例示するもの
である。例えば、図6の変換器60,70,60′はそ
れぞれかついずれかの順序で変換器42(例えば、n=
61)、47(例えば、n=40)および43(例え
ば、n=55)を例示しており、あるいはそれぞれかつ
いずれかの順序で変換器43(例えば、n=55)、4
8(例えばn=40)および44(例えば、n=65)
を例示しており、あるいはそれらのダッシュを付けた対
応物を示している。図3の配列に対応して文字“G”に
よって示された接続部64′,75,64はフィルタ4
0の共通のまたはグランドリード50に結合され、かつ
接続部74はフィルタ40の出力51に、かつ接続部6
5′,65はフィルタ40の入力41に結合されてい
る。
【0034】変換器60,60′は図4の場合と同様に
して規定された幅66,66′およびセンタライン6
7,67′を有し、すなわち、距離680および681
は等しくかつ距離680′および681′は等しい。変
換器70は図5の場合と同様に規定された幅76および
センタライン77を有し、すなわち、距離780および
781は等しい。センタライン67,77,67′はそ
れぞれ距離81および82によって分離されている。変
換器60,60′のそれぞれ右および左に横たわる他の
変換器700,700′への同様の距離はそれぞれ8
2′および81′として規定されている。図6において
は、変換器700および700′はnが偶数のさらに他
の変換器であるものとして図示されている。しかしなが
ら、これは単に説明の都合上のものでありかつ制限的な
意味ではないが、それは隣接するその他の変換器も偶数
または奇数のnを持つことができるからである。
して規定された幅66,66′およびセンタライン6
7,67′を有し、すなわち、距離680および681
は等しくかつ距離680′および681′は等しい。変
換器70は図5の場合と同様に規定された幅76および
センタライン77を有し、すなわち、距離780および
781は等しい。センタライン67,77,67′はそ
れぞれ距離81および82によって分離されている。変
換器60,60′のそれぞれ右および左に横たわる他の
変換器700,700′への同様の距離はそれぞれ8
2′および81′として規定されている。図6において
は、変換器700および700′はnが偶数のさらに他
の変換器であるものとして図示されている。しかしなが
ら、これは単に説明の都合上のものでありかつ制限的な
意味ではないが、それは隣接するその他の変換器も偶数
または奇数のnを持つことができるからである。
【0035】距離81′,82,81,82′は図3に
おける距離diが測定される方法を示しており、すなわ
ち、それぞれの隣接する変換器のセンタライン間であ
る。表1および図3に関して前に説明した例示的な13
の変換器のフィルタにおいては、好ましいセンタライン
−センタライン間(CTC)距離は典型的には次の表2
に示されるようになる。 [表2] 変換器対参照番号 CTC距離di 46−42 m1・L+x 42−47 m2・L+x−L/4 47−43 m3・L+x+L/4 43−48 m4・L+X−L/4 48−44 m5・L+x+L/4 44−49 m6・L+x−L/4.
おける距離diが測定される方法を示しており、すなわ
ち、それぞれの隣接する変換器のセンタライン間であ
る。表1および図3に関して前に説明した例示的な13
の変換器のフィルタにおいては、好ましいセンタライン
−センタライン間(CTC)距離は典型的には次の表2
に示されるようになる。 [表2] 変換器対参照番号 CTC距離di 46−42 m1・L+x 42−47 m2・L+x−L/4 47−43 m3・L+x+L/4 43−48 m4・L+X−L/4 48−44 m5・L+x+L/4 44−49 m6・L+x−L/4.
【0036】ダッシュを付けた参照番号のCTC距離は
同じである。量xは設計パラメータでありかつ正の実数
である。量Lは音響波長でありかつm1,…,m6は整
数である。xの値は約x=0.4Lであることが望まし
く、約0.2L〜0.6Lの範囲の値が有用である。
同じである。量xは設計パラメータでありかつ正の実数
である。量Lは音響波長でありかつm1,…,m6は整
数である。xの値は約x=0.4Lであることが望まし
く、約0.2L〜0.6Lの範囲の値が有用である。
【0037】m1,…,m6の有用な値は隣接変換器の
フィンガの数およびそれらの間隔によって決定される。
センタラインの間には隣接変換器のフィンガの数を少な
くとも収容するのに十分な空間がなければならいな。典
型的には、フィンガの幅および波の伝搬方向におけるフ
ィンガの間隔は約L/4であり、従って1つのフィンガ
の前縁(leading edge)から次のフィンガ
の前縁までの距離は約L/2である。フィンガの数nが
大きくなればなるほど、隣接変換器のCTC間隔も大き
くなければならない。従って、m1,…,m6の最小値
はdiおよびnに関係する。当業者はどのようにしてそ
のような最小値を決定するかを理解するであろう。一般
に、m1,…,m6は該最小値に近いかあるいは等しい
ことが望ましい。
フィンガの数およびそれらの間隔によって決定される。
センタラインの間には隣接変換器のフィンガの数を少な
くとも収容するのに十分な空間がなければならいな。典
型的には、フィンガの幅および波の伝搬方向におけるフ
ィンガの間隔は約L/4であり、従って1つのフィンガ
の前縁(leading edge)から次のフィンガ
の前縁までの距離は約L/2である。フィンガの数nが
大きくなればなるほど、隣接変換器のCTC間隔も大き
くなければならない。従って、m1,…,m6の最小値
はdiおよびnに関係する。当業者はどのようにしてそ
のような最小値を決定するかを理解するであろう。一般
に、m1,…,m6は該最小値に近いかあるいは等しい
ことが望ましい。
【0038】表2に示されるように、本発明の好ましい
実施例のCTC距離diの少なくとも幾つかは、比較の
ためのベースとしてどの距離diが選択されるかにかか
わらず、音響波長Lの非整数倍だけ異なる。
実施例のCTC距離diの少なくとも幾つかは、比較の
ためのベースとしてどの距離diが選択されるかにかか
わらず、音響波長Lの非整数倍だけ異なる。
【0039】図6においては、変換器の「共通」端子の
「グランド」はフィルタ80の(伝搬方向52に平行
な)縦軸または長さ方向の軸の両側にある。これらのグ
ランド端子は望ましくはすべて1つの変換器の最後のグ
ランドフィンガを次の変換器の反対側にあるグランド電
極に引っ掛ける(hook)ことにより一緒に接続する
ことが望ましい。例えば、変換器60の最も最後のフィ
ンガ622、これはグランド電位電極64から延びてい
るが、は縦方向の導体751によって変換器70の「グ
ランド」電位電極に接続される。同様に、変換器60′
の「グランド」電位電極64′から延びる最も右側の電
極622′は縦方向の導体752によって変換器70の
「グランド」電位電極75に接続されている。
「グランド」はフィルタ80の(伝搬方向52に平行
な)縦軸または長さ方向の軸の両側にある。これらのグ
ランド端子は望ましくはすべて1つの変換器の最後のグ
ランドフィンガを次の変換器の反対側にあるグランド電
極に引っ掛ける(hook)ことにより一緒に接続する
ことが望ましい。例えば、変換器60の最も最後のフィ
ンガ622、これはグランド電位電極64から延びてい
るが、は縦方向の導体751によって変換器70の「グ
ランド」電位電極に接続される。同様に、変換器60′
の「グランド」電位電極64′から延びる最も右側の電
極622′は縦方向の導体752によって変換器70の
「グランド」電位電極75に接続されている。
【0040】図7は、本発明に係わる上述のフィルタが
どのようにして無線機回路90において有利に使用され
るかを示す単純化した回路図である。無線機回路90は
(もし使用される場合には送信機に結合された)任意選
択的なダイプレクサ92へ信号を送りあるいは該ダイプ
レクサ92から信号を受信するアンテナ91を具備す
る。ダイプレクサ92は入り信号をフィルタ93に送
り、該フィルタ93は得られた帯域制限された信号を増
幅器94に渡す。増幅器94から該信号は他の帯域制限
フィルタ95を通りミキサ96に渡される。ミキサ96
はまた帯域制限フィルタ98を介してローカル発振器9
7から信号を受信する。ミキサ96からの混合された信
号は帯域制限フィルタ99を通るが、該帯域制限フィル
タ99はローカル発振器信号を除去しかつ得られた信号
を出力100を介して受信機IFに送る。
どのようにして無線機回路90において有利に使用され
るかを示す単純化した回路図である。無線機回路90は
(もし使用される場合には送信機に結合された)任意選
択的なダイプレクサ92へ信号を送りあるいは該ダイプ
レクサ92から信号を受信するアンテナ91を具備す
る。ダイプレクサ92は入り信号をフィルタ93に送
り、該フィルタ93は得られた帯域制限された信号を増
幅器94に渡す。増幅器94から該信号は他の帯域制限
フィルタ95を通りミキサ96に渡される。ミキサ96
はまた帯域制限フィルタ98を介してローカル発振器9
7から信号を受信する。ミキサ96からの混合された信
号は帯域制限フィルタ99を通るが、該帯域制限フィル
タ99はローカル発振器信号を除去しかつ得られた信号
を出力100を介して受信機IFに送る。
【0041】フィルタ93,95,98および/または
99はここに説明されかつ本発明に係わる構造および方
法に従って製作されるが、特定の所望の機能に従って変
化する周波数特性または他の特性を有するものとするの
が好都合である。例えば、フィルタ93は受信機が動作
することを意図する帯域の外側の入力RF周波数を除去
する。これは特にセルラ電話およびページングの用途そ
の他でしばしば要求されるもののような狭帯域受信機に
とって有用である。
99はここに説明されかつ本発明に係わる構造および方
法に従って製作されるが、特定の所望の機能に従って変
化する周波数特性または他の特性を有するものとするの
が好都合である。例えば、フィルタ93は受信機が動作
することを意図する帯域の外側の入力RF周波数を除去
する。これは特にセルラ電話およびページングの用途そ
の他でしばしば要求されるもののような狭帯域受信機に
とって有用である。
【0042】フィルタ95はフィルタ93と同じまたは
異なる通過帯域を有するものでよくかつ増幅器94によ
って発生される何らかの望ましくない高調波またはフィ
ルタ93によって除去されない他の帯域外信号を除去す
る。フィルタ98は望ましくはローカル発振器周波数を
通過させかつその無用の高調波を阻止する。フィルタ9
9はミキサ96によって生成される和または差の周波数
を通過させ、かつローカル発振器および入力RF周波数
を阻止するのが望ましい。これは、通常出力100に結
合されるIF増幅器の入力段の飽和を避けるために重要
である。従って、電子装置、かつ特に無線機は本発明の
SAWフィルタの改善された特性の結果として改善され
た特性を持つことになる。
異なる通過帯域を有するものでよくかつ増幅器94によ
って発生される何らかの望ましくない高調波またはフィ
ルタ93によって除去されない他の帯域外信号を除去す
る。フィルタ98は望ましくはローカル発振器周波数を
通過させかつその無用の高調波を阻止する。フィルタ9
9はミキサ96によって生成される和または差の周波数
を通過させ、かつローカル発振器および入力RF周波数
を阻止するのが望ましい。これは、通常出力100に結
合されるIF増幅器の入力段の飽和を避けるために重要
である。従って、電子装置、かつ特に無線機は本発明の
SAWフィルタの改善された特性の結果として改善され
た特性を持つことになる。
【0043】上述のフィルタは、第1の実施例において
は、音響波を伝搬するための基板を提供する段階、およ
び該基板上に一連の入力変換器および出力変換器を提供
する段階を具備する方法によって構成され、各変換器は
数多くの櫛歯を互いにからませた形の電極フィンガを有
し、第1の入力または出力変換器における前記シーケン
スの第1の終端部またはその近辺におけるフィンガの数
は前記第1の端部からより遠方の他の入力または出力変
換器におけるフィンガの数より大きい。ニオブ酸塩リチ
ウム(Lithium niobate)、石英(Qu
artz)およびタンタル酸塩リチウム(Lithiu
m tantalate)が適切な基板材料の例である
が、後者がより好ましい。前記変換器は、通常アルミニ
ウムのような金属である、導電性フィルムを前記基板上
に被着し、かつ次に技術的によく知られたフォトマスク
およびエッチング工程により前記金属フィルムの無用の
部分を除去することによって形成される。これらの金属
付加、マスキングおよびエッチング工程は伝統的なもの
でありかつ技術的によく知られている。異なる点はフィ
ルムに形成される電極パターンの形状である。これはこ
こで述べた電極形状のイメージおよび構成を有するエッ
チング用マスクを準備することにより達成される。
は、音響波を伝搬するための基板を提供する段階、およ
び該基板上に一連の入力変換器および出力変換器を提供
する段階を具備する方法によって構成され、各変換器は
数多くの櫛歯を互いにからませた形の電極フィンガを有
し、第1の入力または出力変換器における前記シーケン
スの第1の終端部またはその近辺におけるフィンガの数
は前記第1の端部からより遠方の他の入力または出力変
換器におけるフィンガの数より大きい。ニオブ酸塩リチ
ウム(Lithium niobate)、石英(Qu
artz)およびタンタル酸塩リチウム(Lithiu
m tantalate)が適切な基板材料の例である
が、後者がより好ましい。前記変換器は、通常アルミニ
ウムのような金属である、導電性フィルムを前記基板上
に被着し、かつ次に技術的によく知られたフォトマスク
およびエッチング工程により前記金属フィルムの無用の
部分を除去することによって形成される。これらの金属
付加、マスキングおよびエッチング工程は伝統的なもの
でありかつ技術的によく知られている。異なる点はフィ
ルムに形成される電極パターンの形状である。これはこ
こで述べた電極形状のイメージおよび構成を有するエッ
チング用マスクを準備することにより達成される。
【0044】さらに別の実施例においては、音響波を伝
搬するための基板を提供する段階、そして音響波の伝搬
方向に対し垂直な所定のセンタラインを有する一連の変
換器を前記基板上に設ける段階を備えた方法が提供さ
れ、各センタラインは各変換器の最初のおよび最後の電
極フィンガの外側エッジの間の中間部に位置し、かつ第
1の隣接対の変換器のセンタラインは距離D1だけ離れ
ており、かつ他の隣接対の変換器のセンタラインは距離
D2〜DT−1だけ離れており、ここでTは変換器の数
であり、かつD2〜DT−1の内の少なくとも1つはD
1から非整数の波長だけ異なっている。さらに、前述の
センタライン間隔を有する変換器を提供する段階および
上述のようにして変換器シーケンスに沿って変化するフ
ィンガの数を有する変換器を提供する段階は前記金属付
加、マスキングおよびエッチング工程の一部として同時
に行われ前記基板上に変換器導体パターンを規定するの
が望ましい。
搬するための基板を提供する段階、そして音響波の伝搬
方向に対し垂直な所定のセンタラインを有する一連の変
換器を前記基板上に設ける段階を備えた方法が提供さ
れ、各センタラインは各変換器の最初のおよび最後の電
極フィンガの外側エッジの間の中間部に位置し、かつ第
1の隣接対の変換器のセンタラインは距離D1だけ離れ
ており、かつ他の隣接対の変換器のセンタラインは距離
D2〜DT−1だけ離れており、ここでTは変換器の数
であり、かつD2〜DT−1の内の少なくとも1つはD
1から非整数の波長だけ異なっている。さらに、前述の
センタライン間隔を有する変換器を提供する段階および
上述のようにして変換器シーケンスに沿って変化するフ
ィンガの数を有する変換器を提供する段階は前記金属付
加、マスキングおよびエッチング工程の一部として同時
に行われ前記基板上に変換器導体パターンを規定するの
が望ましい。
【0045】さらに、前記変換器を提供する段階は、前
記変換器アレイの一端に位置する第1の入力(または出
力)変換器において前記シーケンスにさらに沿った他の
入力(または出力)変換器のフィンガの数より大きな数
のフィンガを提供する段階を備えることが望ましく、か
つさらに詳細には、センタラインに関して対称な一連の
(a sequence of)変換器を提供すること
が望ましく、かつ前記アレイの端部近くに位置する第1
の入力(または出力)変換器のフィンガの数はセンタラ
インに最も近く配置された他の入力(または出力)変換
器におけるフィンガの数より大きい。
記変換器アレイの一端に位置する第1の入力(または出
力)変換器において前記シーケンスにさらに沿った他の
入力(または出力)変換器のフィンガの数より大きな数
のフィンガを提供する段階を備えることが望ましく、か
つさらに詳細には、センタラインに関して対称な一連の
(a sequence of)変換器を提供すること
が望ましく、かつ前記アレイの端部近くに位置する第1
の入力(または出力)変換器のフィンガの数はセンタラ
インに最も近く配置された他の入力(または出力)変換
器におけるフィンガの数より大きい。
【0046】好ましい実施例においては、前記変換器を
提供する段階は奇数の電極フィンガを含む前記シーケン
スに1つの変換器を提供しかつ偶数の電極フィンガを含
む隣接変換器を提供する段階を具備し、かつさらに前記
変換器を提供する段階は入力変換器に偶数の電極フィン
ガを設けかつ出力変換器に奇数の電極フィンガを設ける
か、あるいは入力および出力の表示に関して逆の電極フ
ィンガを設ける段階を具備する。さらに別の実施例にお
いては、前記変換器を提供する段階は入力変換器に偶数
の電極フィンガを設けかつ他の入力変換器に奇数の電極
フィンガを設ける段階、そして出力変換器に奇数の電極
フィンガを設ける段階を具備するか、あるいは入力およ
び出力の表示に関して逆にする段階を具備する。
提供する段階は奇数の電極フィンガを含む前記シーケン
スに1つの変換器を提供しかつ偶数の電極フィンガを含
む隣接変換器を提供する段階を具備し、かつさらに前記
変換器を提供する段階は入力変換器に偶数の電極フィン
ガを設けかつ出力変換器に奇数の電極フィンガを設ける
か、あるいは入力および出力の表示に関して逆の電極フ
ィンガを設ける段階を具備する。さらに別の実施例にお
いては、前記変換器を提供する段階は入力変換器に偶数
の電極フィンガを設けかつ他の入力変換器に奇数の電極
フィンガを設ける段階、そして出力変換器に奇数の電極
フィンガを設ける段階を具備するか、あるいは入力およ
び出力の表示に関して逆にする段階を具備する。
【0047】
【発明の効果】上述の説明に基づき、当業者には本発明
は前に述べた問題を解決しかつ目標を達成することかで
き、かつ上に述べたようなかなりの利点を有することが
明らかであり、すなわち、ボード内(inboard)
変換器に比較してボード外(outboard)変換器
の上により多くの数の電極フィンガを有することはパワ
ーハンドリング能力を改善する。さらに、本発明の構成
はインピーダンスおよびスペクトル応答を最適化する上
でより大きな設計上の柔軟性を与える。
は前に述べた問題を解決しかつ目標を達成することかで
き、かつ上に述べたようなかなりの利点を有することが
明らかであり、すなわち、ボード内(inboard)
変換器に比較してボード外(outboard)変換器
の上により多くの数の電極フィンガを有することはパワ
ーハンドリング能力を改善する。さらに、本発明の構成
はインピーダンスおよびスペクトル応答を最適化する上
でより大きな設計上の柔軟性を与える。
【0048】本発明が特定の材料、構造および工程に関
して説明されたが、これらの選択は説明の便宜上のもの
でありかつ制限的なものではなく、また当業者は上記説
明に基づき本発明が材料、構成およびプロセス段階の他
の選択肢にも適用できることを理解し、そして以下の請
求の範囲には本開示に基づき当業者が成し得るこれらお
よび他の変更を含むものと考えている。
して説明されたが、これらの選択は説明の便宜上のもの
でありかつ制限的なものではなく、また当業者は上記説
明に基づき本発明が材料、構成およびプロセス段階の他
の選択肢にも適用できることを理解し、そして以下の請
求の範囲には本開示に基づき当業者が成し得るこれらお
よび他の変更を含むものと考えている。
【図1】従来技術に係わる第1のSAWフィルタの変換
器構成を示す高度に単純化した回路図である。
器構成を示す高度に単純化した回路図である。
【図2】従来技術に係わる他のSAWフィルタの変換器
構成を示す高度に単純化した回路図である。
構成を示す高度に単純化した回路図である。
【図3】本発明の1実施例に係わるSAWフィルタの変
換器構成を示す高度に単純化した回路図である。
換器構成を示す高度に単純化した回路図である。
【図4】奇数個の電極フィンガを有し、本発明において
使用される変換器を示し、かつそのセンタラインの位置
を示す平面図である。
使用される変換器を示し、かつそのセンタラインの位置
を示す平面図である。
【図5】偶数の電極フィンガを有し、本発明において使
用される変換器を示し、かつそのセンタラインの位置を
示す平面図である。
用される変換器を示し、かつそのセンタラインの位置を
示す平面図である。
【図6】本発明において使用され、一連のアレイに配列
された複数の変換器を示し、かつ隣接変換器、そのセン
タラインおよび音響波の伝搬方向の関係を示す平面図で
ある。
された複数の変換器を示し、かつ隣接変換器、そのセン
タラインおよび音響波の伝搬方向の関係を示す平面図で
ある。
【図7】複数のフィルタ、例えば、本発明に係わる1つ
またはそれ以上のSAWフィルタを使用した無線機を示
す単純化した回路図である。
またはそれ以上のSAWフィルタを使用した無線機を示
す単純化した回路図である。
【符号の説明】 40 SAWフィルタ 42,42′,43,43′,44,44′ 変換器 N1,N1′,N2,N2′,N3,N3′ 電極フィ
ンガ 41 入力 45 出力 46,47,47′,48,48′,49,49′ 変
換器 M1,M2,M2′,M3,M3′,M4,M4′ 電
極フィンガ 50 グランド接続 51 センタライン 52 音響波伝搬方向 60 変換器 62,63 電極フィンガ 64,65 共通接続部 67 センタライン 70 変換器 72,73 電極フィンガ 74,75 共通接続部 77 センタライン 91 アンテナ 92 ダイプレクサ 93,95,98,99 フィルタ 94 増幅器 96 ミキサ 97 ローカル発振器
ンガ 41 入力 45 出力 46,47,47′,48,48′,49,49′ 変
換器 M1,M2,M2′,M3,M3′,M4,M4′ 電
極フィンガ 50 グランド接続 51 センタライン 52 音響波伝搬方向 60 変換器 62,63 電極フィンガ 64,65 共通接続部 67 センタライン 70 変換器 72,73 電極フィンガ 74,75 共通接続部 77 センタライン 91 アンテナ 92 ダイプレクサ 93,95,98,99 フィルタ 94 増幅器 96 ミキサ 97 ローカル発振器
Claims (6)
- 【請求項1】 電子装置(90)であって、 表面音響波を伝搬するための基板を含み、該基板上には
表面音響波が進行する方向(52)に変換器(46,4
2,42′,47,47′,43,43′,48,4
8′,44,44′,49,49′)が配列されてアレ
イ(40)を形成する表面音響波フィルタ(93,95
または99)であって、前記変換器(46,42,4
2′,47,47′,43,43′,48,48′,4
4,44′,49,49′)は複数の入力(42,4
2′,43,43′,44,44′)および複数の出力
(46,47,47′,48,48′,49,49′)
変換器を具備し、各入力(42,42′43,43′,
44または44′)および出力(46,47,47′4
8,48′,49または49′)変換器は数多くの電極
(62,63または72,73)を有するもの、 を具備し、かつ前記アレイ(40)の端部近くに位置す
る入力変換器(42,42′,43,43′,44また
は44′)は前記アレイ(40)のより中心に位置する
他の入力変換器(42,42′,43,43′,44ま
たは44′)と比較してより多くの数の電極(62,6
3または72,73)を有し、あるいは前記アレイ(4
0)の端部近くに位置する出力変換器(46,47,4
7′,48,48′,49または49′)は前記アレイ
(40)のより中心部に位置する他の出力変換器(4
6,47,47′,48,48′,49または49′)
と比較してより多くの数の電極(62,63または7
2,73)を有する、 ことを特徴とする電子的装置(90)。 - 【請求項2】 音響波を伝搬するための基板を具備する
電子的装置(93,95または99)であって、該基上
には音響波の伝搬方向(52)に、 複数の入力変換器(42,42′,43,43′,4
4,44′)および複数の出力変換器(46,47,4
7′,48,48′,49,49′)のシーケンス(4
0)であって、各々の入力(42,42′43,43′
44または44′および出力(46,47,47′,4
8,48′,49または49′)変換器は数多くの櫛歯
をからませた形の電極フィンガ(62,63または7
2,73)を有するもの、 が配列され、そして前記シーケンス(40)の第1の端
部におけるまたは第1の端部に近くの第1の入力(4
2,42′,43,43′,44または44′)または
出力変換器の櫛歯をからませた形の電極フィンガ(6
2,63または72,73)の数は前記第1の入力(4
2,42′43,43′,44または44′)または出
力(46,47,47′,48,48′,49または4
9′)変換器の位置よりも前記第1の端部からより離れ
た位置にある他の入力(42,42′,43,43′,
44または44′)または出力(46,47,47′,
48,48′,49または49′)変換器の櫛歯をから
ませた形の電極フィンガ(62,63または72,7
3)の数より大きい、 ことを特徴とする電子的装置(93,95または9
9)。 - 【請求項3】 高周波信号を受信しかつろ波するための
電子的装置(90)であって、T個の電気−音響変換器
(46,42,42′,47,47′,43,43′,
48,48′,44,44′,49,49′)のシーケ
ンス(40)を具備し、ここでTは電気−音響変換器の
数であり、前記シーケンス(40)は複数の変換器を具
備し、各々の電気−音響変換器は複数の櫛歯をからませ
た形の電極フィンガ(62,63または72,73)を
具備し、そして各々の電気−音響変換器はその電気−音
響変換器の最も外側の櫛歯をからませた形の電極フィン
ガ(622,622′または722,722′)の間に
等距離の所定のセンタライン(67または77)を有
し、第1の隣接対の電気−音響変換器のセンタライン
(67または77)間の距離はD1であるとしかつ他の
隣接対の電気−音響変換器のセンタライン(67または
77)間の距離はD2〜DT−1であるとすれば、D2
〜DT−1の内の少なくとも1つは4分の1音響波長の
奇数個分だけD1と異なることを特徴とする電子的装置
(90)。 - 【請求項4】 T個の電気−音響変換器(46,42,
42′,47,47′,43,43′,48,48′,
44,44′,49,49′)のシーケンス(40)を
具備する音響波フィルタ(93,95または99)であ
って、Tは電気−音響変換器の数であり、各々の電気−
音響変換器は複数の櫛歯をからませた形の電極フィンガ
(62,63または72,73)および最も外側の櫛歯
をからませた形の電極フィンガ(622,622′また
は722,722′の間に等距離の所定のセンタライン
(67,または77)を有し、前記シーケンス(40)
の電気−音響変換器は複数の入力(42,42′,4
3,43′,44,44′)および出力(46,47,
47′,48,48′,49,49′)変換器を具備
し、第1の隣接対の入力変換器(42,42′,43,
43′,44または44′)および出力変換器(46,
47,47′,48,48′,49または49′)のセ
ンタライン(67または77)間の距離をD1とし、か
つ他の隣接対の入力変換器および出力変換器のセンタラ
イン(67または77)間の距離をD2〜DT−1とし
た時、D2〜DT−1の内の少なくとも1つはD1から
非整数の音響波長距離だけ異なることを特徴とする音響
波フィルタ(93,95または99)。 - 【請求項5】 複数の入力変換器(42,42′,4
3,43′,44,44′)および複数の出力変換器
(46,47,47′,48,48′,49,49′)
を含むT個の電気−音響変換器(46,42,42′,
47,47′,43,43′,48,48′,44,4
4′,49,49′)のシーケンス(40)を具備する
表面音響波フィルタ(93,95または99)であっ
て、前記変換器の各々は複数の櫛歯をからませた形の電
極フィンガ(62,63または72,73)を有し、T
は電気−音響変換器の数であり、かつ各々の電気−音響
変換器は所定の数の櫛歯をからませた形の電極フィンガ
(62,63または72,73)を有し、各々の電気−
音響変換器は入力(42,42′,43,43′,44
または44′)または出力(46,47,47′,4
8,48′,49または49′)変換器を具備し、かつ
前記シーケンス(40)の端部により近い入力変換器
(42,42′,43,43′,44または44′)は
前記シーケンス(40)の中心により近い他の入力変換
器(42,42′,43,43′,44または44′)
よりも多くの櫛歯をからませた形の電極フィンガ(6
2,63または72,73)を有し、あるいは前記シー
ケンス(40)の端部により近い出力変換器(46,4
7,47′,48,48′,49または49′)は前記
シーケンス(40)の中心により近い他の出力変換器
(46,47,47′,48,48′,49または4
9′)よりも多くの櫛歯をからませた形の電極フィンガ
(62,63または72,73)を有することを特徴と
する表面音響波フィルタ(93,95または99)。 - 【請求項6】 ろ波機能を備えた電子的装置(90)を
形成する方法であって、 音響波を伝搬するための基板を準備する段階、 前記基板上に複数の入力変換器(42,42′,43,
43′,44,44′)および複数の出力変換器(4
6,47,47′,48,48′,49,49′)のシ
ーケンス(40)を提供する段階であって、各入力(4
2,42′,43,43′,44または44′)および
出力(46,47,47′,48,48′,49または
49′)変換器は数多くの櫛歯をからませた形の電極フ
ィンガ(62,63または72,73)を有し、前記シ
ーケンス(40)の第1の端部におけるあるいは該第1
の端部に近い第1の入力(42,42′,43,4
3′,44または44′)または出力(46,47,4
7′,48,48′,49または49′)変換器の櫛歯
をからませた形の電極フィンガ(62,63または7
2,73)の数は前記第1の端部より遠くにある他の入
力(42,42′,43,43′,44または44′)
または出力(46,47,47′,48,48′,49
または49′)変換器における櫛歯をからませた形の電
極フィンガ(62,63または72,73)の数より多
いもの、 を具備することを特徴とするろ波機能を備えた電子的装
置(90)を形成する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US793,925 | 1991-11-18 | ||
US07/793,925 US5309126A (en) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | Spatially varying multiple electrode acoustic wave filter and method therefor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05267989A true JPH05267989A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=25161174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4330928A Pending JPH05267989A (ja) | 1991-11-18 | 1992-11-17 | 音響波フィルタおよびこれを用いた電子装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5309126A (ja) |
EP (1) | EP0543556B1 (ja) |
JP (1) | JPH05267989A (ja) |
KR (1) | KR100266243B1 (ja) |
DE (1) | DE69220894T2 (ja) |
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