JPH052678Y2 - - Google Patents

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JPH052678Y2
JPH052678Y2 JP14344088U JP14344088U JPH052678Y2 JP H052678 Y2 JPH052678 Y2 JP H052678Y2 JP 14344088 U JP14344088 U JP 14344088U JP 14344088 U JP14344088 U JP 14344088U JP H052678 Y2 JPH052678 Y2 JP H052678Y2
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JP
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jellyfish
cooling water
water intake
transfer device
direction opposite
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  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、くらげ排除装置に関するもので、詳
しくは、火力または液化天然ガスの発電所、ある
いはその他のプラントなどの冷却水の取入口にお
けるくらげ排除装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、発電用蒸気の復水の際の冷却用水に
は、海水が使用されているが、時には、この海水
中にくらげが異状発生し、そのくらげが海水とと
もに冷却水取水口から吸い込まれてフイルタに詰
まり、冷却水量が減少し、発電所の運転が不能に
なることがある。
これを防止するため、たとえば、第1の手段と
して、特公昭62−6044号公報、第2の手段とし
て、特開昭61−254712号公報、第3の手段とし
て、特開昭51−139146号公報、第4の手段とし
て、実開昭61−134274号公報などに記載されてい
る方式が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第1の手段では、温排水の
流速を大きくして海面下の放水口から放流し、そ
の下位の取水口から微流速で冷却水を流入させる
もので、これは大量のくらげが発生した場合に
は、微流速とはいうものの、取水口へそのくらげ
が吹込まれることを防止することは期待できな
い。また上記第2の手段では、取水装置の周囲
に、くらげ流入防止ネツトを設けるもので、これ
は大量にくらげが発生した場合には、該ネツトに
そのくらげが付着し、取水量が減少することが避
けられなく、さらに、上記第3および第4の手段
では、取水口付近のくらげを捕集しようとするも
ので、やはり、大量に発生したくらげを、取水口
に吸込まれないようにすることは、非常に困難で
あるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るものである。すなわち、本考案は、くらげが大
量に発生しても、冷却水取水口に、そのくらげが
吸込まれないようにし、かつ、冷却水量の減少が
ないようにしたくらげ排除装置を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のくらげ排
除装置は、冷却水取入口の前方の水底に設けられ
て水中のくらげを上昇させる上昇流発生装置を備
え、かつ、水面付近に設けられて上昇したくらげ
を冷却水取水方向と逆の方向に移動させる移送装
置を備えているものとした。
〔作用〕
本考案によれば、冷却水取入口の前方の水底に
設けられた上昇流発生装置により、上昇流を作り
出し、くらげを水面近くに浮上せしめる。さら
に、水面付近に設けられた移送装置により、上昇
したくらげを冷却水取水方向と逆の方向に、つま
り、遠方に押し流して、冷却水取水口から、くら
げを排除する。したがつて、くらげが冷却水取水
口に吸込まれことを防止することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の第1実施例を示している。
第1図において、1は発電所などの冷却水取入
口、2は水底(海底)、3は水面(海水面)であ
る。
そして、水中のくらげ7を上昇させる上昇流発
生装置は、前記冷却水取入口1の前方の水底2に
設けられた空気供給管4と、該空気供給管4に取
付けられて上方に向いている空気吹出しノズル5
からなつている。
また上昇したくらげ7を冷却取水方向(第1図
では右方向)と逆の方向に移動させる移送装置
は、水面3より僅かに下位に設けられて水あるい
は空気または水と空気の混合流体のいずれかを噴
射する水平ノズル6からなつている。
なおメンテナンス性を考慮して、空気供給管4
と、空気吹出しノズル5、水平ノズル6は、取外
し可能に設けられている。
第1図に示すように構成されたくらげ排除装置
においては、空気供給管4に圧縮空気を送り、多
数の空気吹出しノズル5から上方に向けて気泡を
出すことによつて、上昇流を作り出し、くらげ7
を水面3の近くに浮上させる。そして、水面3の
近くに設けられた水平ノズルから水あるいは空気
または水と空気の混合流体を噴射して水平流を発
生させ、くらげ7を遠方に押し流して、冷却水取
入口1から排除する。このようにすることによつ
て、くらげ7が冷却水取入口1から吸込まれるこ
とが避けられる。
第2図は本考案の第2実施例を示している。第
2図において、1ないし6は第1図と同様なもの
である。そして、8は前記水面3に浮かんでいる
バージで、空気供給管4に圧縮空気を供給する空
気圧縮機9、水平ノズル6に圧力水を供給する水
圧ポンプ10、くらげ貯留部11からくらげを吸
上げて沖へ廃棄するくらげ搬送管13に供給する
吸込ポンプ12が設けられている。
第2図に示すように構成されたくらげ排除装置
においては、第1図と同じように、くらげは、ま
ず、上昇流によつて水面3の近くまで浮上し、つ
ぎに、水平流によつて冷却水取入口1から遠くな
るように移動するが、この移動するくらげを、一
たん、くらげ貯留部11に貯留し、つづいて、吸
込ポンプ12で吸上げてくらげ搬送管13を通し
て沖へ廃棄する。このようにすることによつて、
くらげが冷却水取入口1から吸込まれることが防
止される。
第3図および第4図は本考案の第3実施例を示
している。第3図において、1ないし5は第1図
と同様なものである。そして、この第3実施例で
は、上昇したくらげを冷却水取水方向と逆方向に
移動させる移送装置は、浮き兼動力管14と、水
圧モータまたは空気圧モータ15と、板または網
の羽根16とからなる水車からなつている。
第3図および第4図に示すように構成されたく
らげ排除装置においては、空気供給管4に圧縮空
気を送り、多数の空気吹出しノズル5から上方に
向けて気泡を出すことによつて、上昇流を作り出
し、くらげを水面3の近くに浮上させる。そし
て、水面3に設けられた移送装置の羽根16を矢
印17の方向に回転させ、くらげを遠方に押し流
して、冷却水取入口1から排除する。このように
することによつて、くらげが冷却水取入口1に吸
込まれることが避けられる。
なお上記第3実施例では、羽根16を回転させ
るものとしたが、ピストンなどで、板を横に動か
すようにしてもよい。また水車の駆動は水圧モー
タまたは空気圧モータとしたが、電動モータでも
差支えない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、冷却水
取入口の前方の水底に設けられた上昇流発生装置
により、上昇流を作り出し、くらげを水面近くに
浮上させ、さらに、水面付近に設けられた移送装
置により、上昇したくらげを冷却水取水方向と逆
の方向に、つまり、遠方に押し流して、くらげを
排除することができる。したがつて、くらげが冷
却水取水口に吸込まれることを防止することがで
き、フイルタに詰りが生ずることがなく、冷却水
量が減少してしまうことがなく、プラントの安定
運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示した断面側面
図、第2図は同じく第2実施例を示した断面側面
図、第3図は同じく第3実施例を示した断面側面
図、第4図は第3図の平面図である。 1……冷却水取入口、2……水底、3……水
面、4……空気供給管、5……空気吹出しノズ
ル、6……水平ノズル、7……くらげ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 冷却水取入口の前方の水底に設けられて水中
    のくらげを上昇させる上昇流発生装置を備え、
    かつ、水面付近に設けられて上昇したくらげを
    冷却水取水方向と逆の方向に移動させる移送装
    置を備えていることを特徴とする、くらげ排除
    装置。 2 くらげを上昇させる上昇流発生装置が、空気
    供給管と、該空気供給管に設けられている空気
    吹出しノズルとからなる請求項1記載のくらげ
    排除装置。 3 上昇したくらげを冷却水取水方向と逆の方向
    に移動させる移送装置が、水面下に設けられて
    水と空気とそれらの混合流体のいずれかを噴射
    する水平ノズルからなる請求項1または2記載
    のくらげ排除装置。 4 上昇したくらげを冷却水取水方向と逆の方向
    に移動させる移送装置が、流体圧駆動による水
    車からなる請求項1または2記載のくらげ排除
    装置。 5 上昇したくらげを冷却水取水方向と逆の方向
    に移動させる移送装置が、電動モータ駆動によ
    る水車からなる請求項1または2記載のくらげ
    排除装置。 6 上昇したくらげを冷却水取水方向と逆の方向
    に移動させる移送装置によつて移動したくらげ
    を、吸上げて沖へ廃棄する搬送装置を有する請
    求項1,2,3,4または5記載のくらげ排除
    装置。 7 冷却水取入口が、プラントの冷却水の取入口
    である請求項1,2,3,4,5または6記載
    のくらげ排去装置。
JP14344088U 1988-11-04 1988-11-04 Expired - Lifetime JPH052678Y2 (ja)

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JPH0266827U JPH0266827U (ja) 1990-05-21
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JP4721661B2 (ja) * 2004-05-31 2011-07-13 中国電力株式会社 クラゲ等の海棲生物の処理方法
JP7274146B2 (ja) * 2019-07-12 2023-05-16 中国電力株式会社 漂流物移送装置

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