JPH0526773U - 自転車用安全灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間駐車中あるいは走行中の自転車の存在を
表示するための安全灯であって、太陽電池を電源とし
て、点灯するようにした自転車用の安全灯である。 【構成】 太陽電池を充電するための採光用窓孔と点灯
用のＬＥＤとを透明なカバーで覆ったケース内に、太陽
電池、二次電池、日照判別スイッチ回路、発振出力回路
等を基板上に備えた電源ユニットを設置するとともに、
該ケースに、外からの操作を可能にして点灯スイッチを
取り付けて、ＬＥＤの点滅表示により自転車の位置を暗
い中で周囲に知らせるようにした自転車用安全灯。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電源として太陽電池を備え、ＬＥＤの点滅により暗い所での自転 車の位置を知らせるようにした自転車用安全灯に関する。

【０００２】

【従来の技術】

暗い場所で自転車の位置を知らせる自転車用安全灯には、一般にリフレクター ランプが用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来から自転車に取り付けられているリフレクターランプは、何処か別に光源 を必要とする上に、反射光であるため特に注意を引き付ける光とはならない。 そして、積極的に自転車の位置を表示しようとして、例えば自転車用ランプの 電池を電源として共通に用い、安全灯自体を点灯するようにすれば、長時間駐輪 する場合などに電池の消費が大きくなるので、このような方法は実用的とはいえ ない。 そのために、反射光に頼ることなく、安全灯を積極的に点灯して自転車 の存在を周囲に知らせることができ、かつ、経済的に電源を確保できるようにす ることが解決すべき課題となっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、上面に窓孔を設け、端面を開放したケース内に、窓孔に太陽 電池を向かい合わせて電源ユニットを固定し、上記端面の前方に、この電源ユニ ットに接続されたＬＥＤを臨出させて反射板を嵌合し、前端面をレンズに形成し た透明なカバーを上記窓孔と端面の縁に嵌合して、該窓孔と共に上記ＬＥＤと反 射板を覆い、このカバーをケースに固定し、上記電源ユニットに接続されてＬＥ Ｄの作動をＯＮ，ＯＦＦに切り換える点灯スイッチを上記ケースに外からの操作 を可能にして取り付けたことを特徴とする自転車用安全灯を提供するものである 。

【０００５】

【作用】

上記のように構成した本考案安全灯は、主として昼間に太陽光で充電し、所望 の時に点灯スイッチをＯＮしてＬＥＤを発光させることによって、安全灯自体を 点灯せしめ、積極的に自転車の位置を周囲に知らせることができる。

【０００６】

【実施例】

以下に本考案の実施例を図面について説明する。 図において、１は上面に採光用の窓孔２を設け、端面３（図１左手）を開放し た有底横筒形のケース、４は窓孔２に太陽電池５を向かい合わせてケース１内に 固定した電源ユニットである。電源ユニット４は太陽電池５と二次電池６ととも に定電圧回路、日照判別スイッチ回路、発振出力回路を基板７上に備え、図示左 端に接続したＬＥＤ８をケース１の端面３外に臨出させている。 ９はケース１の内径に等しい外径を有してケース１の端面３に重ね合わされて 上記ＬＥＤ８を嵌合する筒形の反射板、１０は前端面（図１左手）をレンズ１１ に形成して上記窓孔２と端面３の縁に嵌合し、該窓孔２と共に上記ＬＥＤ８と反 射板９を覆い、ケース１との接合面で固定された透明なカバー、１２はケース１ の前端部下面に設けた孔１３に嵌着して、外からの操作を可能にして取り付けた 点灯スイッチである。 点灯スイッチ１２は、電源ユニット４に接続されてＬＥＤ８の作動をＯＮ，Ｏ ＦＦに切り換える。また、電源ユニット４は、太陽電池５を介して二次電池６に 充電し、定電圧回路、日照判別スイッチ回路、発振出力回路を介してＬＥＤ８を 自動的に点滅する。 なお、図中１４はケース１の後端部下面に一体形成した自転車へのねじ孔付き 取付け部である。

【０００７】 上記のように構成したこの自転車用安全灯は、点灯スイッチ１２をＯＮして、 日照判別スイッチ回路が導通すると、発振出力回路の作動によりＬＥＤ８を自動 的に点滅する。ＬＥＤ８の点滅光は反射板９と透明なカバー１０に設けたレンズ １１を通し、ケース１の前方に投光され、周囲に自転車の位置を知らせる。 なお、この実施例の電源ユニット４は晴天時屋外で３０〜４０分の充電で約１ ０時間の点灯時間を得るように仕様されている。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように本考案安全灯は、太陽電池を電源とする電源ユニットを介してＬ ＥＤを自動的に点滅するようにしたので、電源の使用が経済的にかつ恒久的にで きる。また、点灯するＬＥＤを安全灯として用いたので、自転車の位置を積極的 に表示することができ、安全性の効果が高いとともに、周囲の注目を集める新し いアクセサリーとして自転車愛好家の使用も大いに期待できる。 以上のような実用的効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す一部切欠立面図

【図２】実施例の一部切欠平面図

【符号の説明】

１ ケース ２ 窓孔 ３ 端面 ４ 電源ユニット ５ 太陽電池 ６ 二次電池 ７ 基板 ８ ＬＥＤ ９ 反射板 １０ カバー １１ レンズ １２ 点灯スイッチ １３ 孔 １４ ねじ孔付き取付け部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に窓孔２を設け、端面３を開放した
   ケース１内に、窓孔２に太陽電池５を向かい合わせて電
   源ユニット４を固定し、上記端面３の前方に、この電源
   ユニット４に接続されたＬＥＤ８を臨出させて反射板９
   を嵌合し、前端面をレンズ１１に形成した透明なカバー
   １０を上記窓孔２と端面３の縁に嵌合して、該窓孔２と
   共に上記ＬＥＤ８と反射板９を覆い、このカバー１０を
   ケース１に固定し、上記電源ユニット４に接続されてＬ
   ＥＤ８の作動をＯＮ，ＯＦＦに切り換える点灯スイッチ
   １２を上記ケース１に外からの操作を可能にして取り付
   けたことを特徴とする自転車用安全灯。