JPH0526730A - 色差測定表示装置 - Google Patents

色差測定表示装置

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JPH0526730A
JPH0526730A JP17856391A JP17856391A JPH0526730A JP H0526730 A JPH0526730 A JP H0526730A JP 17856391 A JP17856391 A JP 17856391A JP 17856391 A JP17856391 A JP 17856391A JP H0526730 A JPH0526730 A JP H0526730A
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JP
Japan
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color
hue
difference
saturation
symbol
Prior art date
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Pending
Application number
JP17856391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Iwade
芳明 岩出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
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Publication of JPH0526730A publication Critical patent/JPH0526730A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色相差を具体的に把握することができ比較色
を目標色に調色する場合具体的な指標とすることができ
る色差測定表示装置を提供する。 【構成】 目標色と比較色の色相を測定する手段(1
0、11)と、測定された目標色と比較色の色相差を演
算する手段(16)と、色相差を色記号を使用した変化
量で表示する手段(17)とからなる。色相差は、La
b色度図上の角度差と、ずれの方向を示す符号と、マン
セル記号で表した色相位置とで表示される。色相差は色
記号を使用した変化量として表示されるので、単なる数
値表示と異なり、色相位置あるいは色相のずれの方向を
具体的に把握でき、比較色の目標色への調色が容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色差測定表示装置、更
に詳細には目標色と比較色の明度、色相、彩度等の色属
性を測定し表示する色差測定表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に色には、色の明るさを表す明度、
色合いを表す色相、色の鮮やかさを表す彩度の3つの属
性がある。比較色(試料色)を目標色(基準色)に一致
させるために各属性を測定して色差を求めてその隔たり
を演算表示することが行なわれている。従来色の属性を
表示するために、図2に示したようにLab色度図が用
いられている。Lは明度を示し、最も明るい値を10
0、最も暗い値を0としている。またLab座標の円周
方向は色相を示し、円周に沿って赤(R)、黄(Y)、
黄緑(GY)、緑(G)、青(B)、紫(P)等の色相
を表示している。更にLab座標の径方向は彩度を示
し、円の中心Nでその色の鮮やかさがなくなり(無彩
色)、一方円周で最も鮮やかになっている。
【0003】例えば、図2においてTを基準色、Sを比
較色の座標位置とすると、1の例では色相が右回りで赤
みによっており、また彩度が高い方に移動している。更
に、2の例では色相は変化なく彩度は低い方へ移動し、
また3の例では色相が左回りで青みにより彩度は変化し
ていない。
【0004】従来、JISの色彩規格として、色の差を
定量的に表すために、Lab色度図で明度差(ΔL)
と、色相と彩度の混合した差異(彩度差ΔC)、
【0005】
【数1】
【0006】から3次元の距離として
【0007】
【数2】
【0008】で色差ΔEを表し総合的な要素の色差とし
て表現している。また、色相差ΔHとして、
【0009】
【数3】
【0010】を用いている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記ΔEは、総合的な
色差を表現しており、色の3要素、すなわち明度、色
相、彩度の3属性に分解した評価判断をすることができ
ない。具体的には、ΔLは明度差として把握することが
できるが、Δa、Δbが色相、彩度を同時に含んでいる
ために、Δa、Δbからでは、色相差、彩度差を把握す
ることができない。
【0012】また、ΔE、ΔL、ΔCは、色差、明度
差、彩度差として数値で求められ色空間上でイメージと
して捉えることができるが、ΔHについては色相差が数
値だけで表されているだけで、その色相位置や色相ずれ
の方向が把握できず、何色の方向にどれ程離れているを
示しておらず、調色を目的とした場合の指標にすること
ができない。
【0013】従って、本発明は、このような従来の欠点
を解消するためになされたもので、特に色相差を具体的
に把握することができ比較色を目標色に調色する場合具
体的な指標とすることができる色差測定表示装置を提供
することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、目標色の色相を測定する手段と、
比較色の色相を測定する手段と、測定された目標色と比
較色の色相差を演算する手段と、色相差を色記号を使用
した変化量で表示する手段とからなる構成を採用した。
【0015】
【作用】このような構成では、色相差は色記号を使用し
た変化量として表示されるので、単なる数値表示と異な
り、色相位置あるいは色相のずれの方向を具体的に把握
でき、比較色の目標色への調色が容易になる。色相差
は、実施例では、Lab色度図上の角度差と、ずれの方
向を示す符号と、マンセル記号で表した色相位置とで表
示される。
【0016】
【実施例】以下、図面に示す実施例に従い本発明を詳細
に説明する。
【0017】図1において、目標色測定回路10により
目標色の明度、色相、彩度の各色属性が測定され、また
比較色測定回路11により比較色の明度、色相、彩度の
各色属性がそれぞれ測定される。これらのデータは入力
回路12、条件判断回路13を介して色値演算回路14
に入力され、それぞれ目標色と比較色の明度、色相、彩
度の色値が演算される。演算された色値は色値記憶回路
15に格納され、更に比較色がある場合には、比較色測
定回路により測定を行ない、同様に色値を演算して記憶
回路15に格納する。
【0018】記憶回路15に格納された目標色と比較色
の明度、色相、彩度から色差が演算回路16により演算
され、表示回路17により演算結果が表示される。
【0019】本発明実施例では、演算回路16により演
算された目標色と比較色の色差は、Δ[E/L/H(ー
>)/C]で表示される。L値は、明度差を示し、+の
符号は明るい方向、ーの符号は暗い方向への変化を示
す。例えば、図2の例では、比較色の座標位置がS(4
0、20)、明度がS(60)で、一方目標色の座標位
置がT(20、30)で明度がT(55)となってい
る。この場合、L値は、明度差を示しΔL=5となる。
またE値は従来通りΔEで、数2により表され、ΔL=
5、Δa=20、Δb=ー10なので、E値=22.9
となる。
【0020】H値は、色相差を表し、どちらの色相に変
化したかを比較色の角度D2(30°)と目標色の角度
D1(60°)の差に基づく値(D2ーD1)*100
/180=ー16.7と(目標色相ー>比較色相)のマ
ンセル値=(6.2YRー>6.8R)で表される。+
の符号はLab色度図上で逆時計方向回りへの移動を、
またーの符号はLab色度図上で時計方向回りへの移動
を表している。
【0021】更に彩度差を示すC値は比較色の座標値S
と原点N(0、0)の距離SNと、目標色の座標値Tと
原点の距離TNの差を示す値となっており、+の符号は
彩度が高い方向へ、ーの符号は低い方向へ移動すること
を表している。尚、L、H、Cの各値のいずれも100
を最大の差としている。
【0022】従って、図2の1の例では、各色差を表示
すると、以下の表のようになる。
【0023】
【表1】
【0024】表1の最下行では、色差がΔ[E/L/H
(ー>)/C]=22.9/+5.0/ー16.7
(6.2YRー>6.8R)/+5.0で表示されてい
る。「22.9」は、総合色差が22.9であること
を、「+5.0」は、明度が明るい方向へ5.0ずれて
いることを、「ー16.7(6.2YRー>6.8
R)」は、色相が右回りに16.7変位しマンセル評価
で赤みによったことを、また「+5.0」は彩度が高い
方向へ5.0ずれていることをそれぞれ示している。
【0025】次に各種の比較色の例を図3に示し、その
色相差を求めてみる。図3の(A)は、図2の1と同様
で、0≦|D|≦180で、D1=60°、D2=30
°、D=D2ーD1=ー30、ΔH=D*100/18
0=ー16.7となり、色相は右回り方向にずれてい
る。次にTとSの座標のそれぞれマンセル値を求めて、
H(ー>)=ー16.7(6.2YRー>6.8R)と
なる。この色相差の意味は、色相は右回りに16.7移
動し、マンセル評価で色相が赤みによったことを示して
いる。
【0026】次に図3の(B)は、0≦|D|≦180
でD1=60°、D2=120°、D=D2ーD1=6
0、ΔH=D*100/180=33.3となり、色相
は左回り方向にずれている。次にTとSの座標のそれぞ
れマンセル値を求めて、 H(ー>)=33.3(6.2YRー>5GY) となる。
【0027】図3の(C)の例では、180<|D|<
360でD1=60°、D2=300°、D=300ー
60ー360=ー120、ΔH=D*100/180=
ー66.7となり、色相は右回り方向にずれている。次
にTとSの座標のそれぞれマンセル値を求めて、 H(ー>)=ー66.7(6.2YRー>5P) となる。
【0028】図3の(D)の例では、|D|=180
で、D1=60°、D2=240°、D=240ー60
=180、ΔH=D*100/180=100となり、
色相のずれが最大の正反対方向になっている。次にTと
Sの座標のそれぞれマンセル値を求めて、 H(ー>)=100(6.2YRー>3.8B) となる。
【0029】上記は、色相差を個々に説明したが、総合
差、明度差、彩度差も同様に求めることができる。
【0030】このように色差の要因を各要素(総合差Δ
E、明度差ΔL、色相差ΔH、彩度差ΔC)からずれの
量、方向が評価でき、調色の指標とすることができる。
このように色差表示式として、色の3要素を把握するこ
とにより、より人間の判断に近付けることが可能にな
る。また全てに方向性を示す符号と数値が付されており
より調色が容易になる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、測定
された目標色と比較色の色相の差を色記号を使用した変
化量で表示するようにしているので、色相差は、単なる
数値表示と異なり色相位置あるいは色相のずれの方向を
具体的に把握でき、比較色の目標色への調色が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】Lab色度図上での目標色と比較色の座標位置
を示す説明図である。
【図3】比較色が種々の座標位置にある場合の色相を演
算するときの説明図である。
【符号の説明】
10 目標色測定回路 11 比較色測定回路 14 色値演算回路 15 色値記憶回路 16 色差演算回路 17 色差表示回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標色の色相を測定する手段と、 比較色の色相を測定する手段と、 測定された目標色と比較色の色相差を演算する手段と、 色相差を色記号を使用した変化量で表示する手段とから
    なることを特徴とする色差測定表示装置。
  2. 【請求項2】 前記色相差をLab色度図上の角度差
    と、ずれの方向を示す符号と、マンセル記号で表した色
    相位置とで表示することを特徴とする請求項1に記載の
    色差測定表示装置。
  3. 【請求項3】 目標色の明度、色相、彩度の各色属性を
    測定する手段と、 比較色の明度、色相、彩度の各色属性を測定する手段
    と、 測定された目標色と比較色の各色属性の差を演算する手
    段と、 各色属性の差に正負の方向性を付して表示し、かつ色相
    差を色記号を使用した変化量で表示する手段とからなる
    ことを特徴とする色差測定表示装置。
  4. 【請求項4】 前記色相差をLab色度図上の角度差
    と、ずれの方向を示す符号と、マンセル記号で表した色
    相位置とで表示することを特徴とする請求項3に記載の
    色差測定表示装置。
  5. 【請求項5】 前記明度、色相、彩度並びに総合色差を
    一括表示することを特徴とする請求項3または4に記載
    の色差測定表示装置。
JP17856391A 1991-07-19 1991-07-19 色差測定表示装置 Pending JPH0526730A (ja)

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JP17856391A JPH0526730A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 色差測定表示装置

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JP17856391A Pending JPH0526730A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 色差測定表示装置

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JP (1) JPH0526730A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010157988A (ja) * 2008-12-05 2010-07-15 Astro Design Inc 色評価方法及び色評価システム
JP2011089840A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Astro Design Inc 色評価システム及び色評価方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010157988A (ja) * 2008-12-05 2010-07-15 Astro Design Inc 色評価方法及び色評価システム
JP2011089840A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Astro Design Inc 色評価システム及び色評価方法

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