JPH0526650Y2 - - Google Patents

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JPH0526650Y2
JPH0526650Y2 JP1982055532U JP5553282U JPH0526650Y2 JP H0526650 Y2 JPH0526650 Y2 JP H0526650Y2 JP 1982055532 U JP1982055532 U JP 1982055532U JP 5553282 U JP5553282 U JP 5553282U JP H0526650 Y2 JPH0526650 Y2 JP H0526650Y2
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JP
Japan
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wire
overhead ground
wires
aluminum pipe
optical fiber
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JP1982055532U
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JPS58159108U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、光フアイバを組み込んだ架空地線
の改良に関するものである。 光フアイバケーブルは大量の情報を伝送でき、
しかも低損失、無誘導、絶縁物であるといつた特
長から、架空地線に光フアイバを組込み、変電所
と変電所との間の情報の伝達、送電線路の情報の
伝送、テレビ障害対策等の目的に使用することが
考えられている。 上記架空地線に組み込む光フアイバとしては、
例えばテンシヨンメンバーを中心として光フアイ
バ心線6心を円形に仕上げ、シリコーン樹脂シー
スを施すなどして構成されたもので、これを細い
径のアルミニウム管の中に引換えできるような裕
度を持たせて引き入れられているものである。 このような光フアイバ入アルミニウム管と架空
地線とから構成する複合架空地線として考えられ
ている代表的な構造例は、第1図に示す通りであ
る。即ち内部に光フアイバ1を内蔵したアルミニ
ウムパイプ2を配置し、その周囲にこのアルミニ
ウムパイプ2の径よりやゝ小さい径の断面円形の
亜鉛メツキ鋼線もしくはアルミ被覆鋼線3(円形
素線)と、この径と同じ大きさを厚みとする断面
矩形類似のアルミ線4(セグメント素線)と、セ
グメント素線が円形素線にかみ合わさるように交
互に組合わせて多層(図では2層)に円形に撚合
わせてブリツジ構造とした複合架空地線である。 このような複合架空地線の構造は光フアイバを
内蔵したアルミニウムパイプを円形素線とセグメ
ント素線のブリツジ構造によつて保護しているた
めに、電線に外力が加わつても中心のアルミニウ
ムパイプが圧潰したり、変形したりするおそれは
なく安全であるが、何よりも特別な形状を持つセ
グメント素線を使用しているために素線そのもの
の製造に手数がかかり、コスト高となるほか、撚
線速度も低下するのでコスト高となることを免れ
ないものであつた。 本考案の複合架空地線は、架空地線自体を構成
する亜鉛メツキ鋼素線、アルミ被覆鋼線等の高抗
張力素線およびこれらの高抗張力素線とアルミ合
金線などのアルミ素線の組合せの如き、通常の架
空地線に用いられる各素線をすべて断面円形の素
線とすることによつて、前記の如き素線製造上或
は撚線技術上の欠点の生じない複合架空地線を提
供するものであり、その際特に光フアイバを収納
する金属管の材質を硬アルミとし、かつその厚み
を同金属管の限界荷重との関係で定めるようにし
たものである。 本考案の複合架空地線の一例を図面を参照しつ
つ説明すれば、第2図に見るように、光フアイバ
1を内蔵した断面円形の硬アルミニウムパイプ2
の周囲に、断面円形の亜鉛メツキ鋼線もしくはア
ルミ被鋼線3(いづれも円形素線)を撚合せてな
るもので、アルミニウムパイプの材質として特に
硬アルミを用い、そのサイズは前記亜鉛メツキ鋼
線もしくはアルミ被覆鋼線とほぼ同一径としたも
のである。本考案の光フアイバ複合架空地線にお
いては、第1図に示すような従来例に比べ架線工
事の際に硬アルミニウムパイプの圧潰や変形のお
それがあるので、この点を解決したのが本考案で
ある。 本考案の概要は、第3図に示したようにパイプ
の肉厚をtmm、アルミニウムパイプの肉厚の中心
線までの半径をRmm、アルミニウムパイプの限界
荷重をYKgとしたときに、 硬アルミニウムパイプが一般式 t/R≧og10Y−1.61/1.7を満足し、かつY を100〜500Kg,t/Rを0.22〜0.64の範囲で選定
したことを特徴とする複合架空地線である。 すなわち本発明者らは第3図に示すような光フ
アイバを内蔵すべき硬アルミニウムパイプを種々
作製して、パイプの肉厚をt及びパイプの肉厚の
中心線までの半径をRとしたときの製品の限界荷
重について色々と調べてみたところ、第4図に見
るような結果を得ることができた。 第4図は実際に使用される硬アルミニウムパイ
プを3cmの長さに切り取り、これを水平に固定し
た台の上に載置し、このパイプの上に重錘(荷
重)を加え圧潰、変形を調べた結果を、肉厚tと
半径Rとの比t/Rと限界荷重Yとの関係をグラ
フにしたもので、 t/R=og10Y−1.61/1.7 の直線が限界荷重に対し耐え得る硬アルミニウム
パイプのt/Rを示すものである。従つて外荷重
に対しこれに耐え得る硬アルミニウムパイプは、
下記式 t/R≧og10Y−1.61/1.7 を満足するものでなければならないことがわか
る。 こゝに限界荷重というのは、前記の圧潰変形試
験によつて殆んどパイプの変形を来さない限度を
いゝ、通常はもとの円形パイプの外径変形率で
0.2%までをいう。硬アルミニウムパイプでは、
この限界を越えた荷重を加えることによつて急激
な変形を生ずる。 ところで、実際の架線工事に於て、負荷される
外荷重は工事方法によつても大きく変り、例えば
従来架線されている複合架空地線を張り替える場
合には張力200〜300Kgで延線することができる
が、一方新規に架線する場合には、電線サイズに
もよるが、張力1000Kgにも達するものである。 そこで、第4図のグラフと架線張力の関係を確
認するためにt/Rを変えた種々のアルミパイプ
を用いて第2図に示したような架空地線モデルを
作製し、第5図に示したような模擬試験装置によ
り実験をした結果は以下のとおりである。 第5図に示すような試験装置において、試料
(試験線)5の両端を鋼線6に接続し、接続端に
は振れ止め7,7を取付け、試料5は上部の金車
8に、鋼線は下部の滑車9,9にそれぞれ掛けて
ループ状に構成する。なお、試料の金車8におけ
る屈曲角(外角)60°とする。10は張力計であ
る。又、鋼線6の水平部分には、別の鋼線6−b
が上部ウインチ11により引張られ、底部は前記
鋼線6の底部の1個所12で固定され、2個所に
設けた滑車13,13に掛けられてループ状のけ
ん引ワイヤーとしてある。従つてけん引ワイヤー
を左右に移動させることによつて試験線5も金車
8を往復し、所定の張力がかけられ、このような
試験の後、試験線5のパイプの圧潰状態を調べる
ようにしたものである。 この装置により試験した結果は表1及び第4図
に示す通りで、例えば、張力が300Kgのときは限
界荷重100Kgに相当し、張力が1000Kgのときは限
界荷重330Kgに相当し、張力が1700Kgのときは限
界荷重500Kgに相当することが判つた。このよう
に架線張力から必要とされる限界荷重は100Kg〜
500Kgの間にあれば十分実用的であることが判つ
た。従つて、この場合のt/Rは前者が0.22以
上、後者が0.64以上ならば圧潰することなく実用
に耐えるものであることがわかる。実際の架線張
力が1700Kgを越えることは殆どないので、t/R
の上限は0.64として問題がない。
【表】 そして、硬アルミニウムパイプの太さは、撚線
時や架線時の応力、張力等からR=2.0〜5.0mm程
度のものが実用的であることがわかつた。 本考案の複合架空地線は、硬アルミニウムパイ
プの周囲の素線がすべて円形素線のみからなるの
でコストダウンが実現でき、かつ硬アルミニウム
パイプを限界荷重に応じたt/Rにしているの
で、外荷重に対応した設計となつており圧潰する
おそれは全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光フアイバ複合架空地線の構造
例を示す横断面図、第2図は本考案の光フアイバ
複合架空地線の横断面図、第3図は本考案で使用
される硬アルミニウムパイプ2の端面図、第4図
は本考案で使用される硬アルミニウムパイプの限
界荷重とt/Rの関係を示すグラフ、第5図は模
擬試験装置の正面図である。 1……光フアイバ、2……硬アルミニウムパイ
プ、3……円形素線、4……セグメント素線、5
……試料(試験線)、6……鋼線、6−b……鋼
線、7……振れ止め、8……金車、9……滑車、
10……張力計、11……ウインチ、12……固
定、13……滑車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 光フアイバを内蔵した硬アルミニウムパイプの
    周囲に、架空地線を構成する前記パイプと略同径
    の断面円形の亜鉛メツキ鋼線もしくはアルミ被覆
    鋼線を撚合わせてなる複合架空地線において、前
    記硬アルミニウムパイプが該硬アルミニウムパイ
    プの肉厚をtmm、肉厚の中心線までの半径をR
    mm、限界荷重をYKgとしたときにYを100〜500
    Kg,t/Rを0.22〜0.64の範囲で下記式 t/R≧og10Y−1.61/1.7 を満足するように定められた、硬アルミニウムパ
    イプが適用されていることを特徴とする光フアイ
    バ複合架空地線。
JP5553282U 1982-04-19 1982-04-19 光フアイバ複合架空地線 Granted JPS58159108U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5553282U JPS58159108U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 光フアイバ複合架空地線

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JP5553282U JPS58159108U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 光フアイバ複合架空地線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58159108U JPS58159108U (ja) 1983-10-24
JPH0526650Y2 true JPH0526650Y2 (ja) 1993-07-06

Family

ID=30066104

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5553282U Granted JPS58159108U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 光フアイバ複合架空地線

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JP (1) JPS58159108U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553806A (en) * 1978-10-16 1980-04-19 Sumitomo Electric Industries Composite power cable

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553806A (en) * 1978-10-16 1980-04-19 Sumitomo Electric Industries Composite power cable

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Publication number Publication date
JPS58159108U (ja) 1983-10-24

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