JPS5941537Y2 - シ−ス被覆撚導体ケ−ブル - Google Patents

シ−ス被覆撚導体ケ−ブル

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Publication number
JPS5941537Y2
JPS5941537Y2 JP4600780U JP4600780U JPS5941537Y2 JP S5941537 Y2 JPS5941537 Y2 JP S5941537Y2 JP 4600780 U JP4600780 U JP 4600780U JP 4600780 U JP4600780 U JP 4600780U JP S5941537 Y2 JPS5941537 Y2 JP S5941537Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
twisted
cable
diameter
conductor cable
Prior art date
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Expired
Application number
JP4600780U
Other languages
English (en)
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JPS56147524U (ja
Inventor
辰彦 柴田
滋 鈴木
Original Assignee
日本大洋海底電線株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、張力と横荷重を繰り返し受けるシース被覆
撚導体ケーブルに関するものである。
一般に垂直吊下型ケーブル、例えば各種海洋観測用ケー
ブル、地震観測用ケーブル、検層用ケーブル等のように
シーブから吊下されるケーブルや曳航ケーブルはケーブ
ルの巻上げ、巻下げの操作が必要になるため張力による
締付と、シーブの曲率等による横荷重が加わった状態で
繰り返し曲げ応力を受けるので撚導体を構成する導体素
線間で剪断力が作用して導体素線が破断される恐れがあ
る。
また、前記導体素線は過渡の歪によって永久歪を生じる
のに対し、そのシー又被覆は荷重が除かれると元に戻っ
て収縮するので導体素線が延びた状態で横圧をうけると
余分の導体長が屈曲してナックル部が発生し、ケーブル
の寿命が短縮するという問題がある。
この考案は、上記の欠点を解消して繰り返し屈曲に強い
シース被覆撚導体ケーブルを得るために導体素線径より
若干大きい径の弾性紐を導体素線の撚中心に介装し、導
体の撚りピッチを層心径の8〜15倍にして撚合し、撚
合せた導体素線の上にプラスチック被覆を施してシース
被覆撚導体ケーブルとしたものである。
以下、本願考案のシース被覆撚導体ケーブルを第1図に
お・い具体的に説明すると、1は導体素線、2は最外層
のプラスチックシース被覆であって、PE、PP、ビニ
ルまたはネオプレンがら戊る。
3は導体撚線の中心に介装せる弾性紐、例えばPE、P
P、ナイロン等の熱可塑性プラスチック、またはエラス
トマーまたはテトロン、ナイロン等の繊維から収りその
径は導体素線1の径より10%位大きい値とされている
第2図は第1図にて示す導体素線1の撚合層間にクッシ
ョンテープ4、例えばマイラーテープを介装せるもので
第1図と同一符号は同一部分を示すものである。
この上うな構成とされているこの考案のシース被覆撚導
体ケーブルは、プラスチックシース被覆2の外周に抗張
力体を巻回して測定または観測用の機器に接続し、海底
、または地下にシーブ等で吊下げ、再び巻上げられるも
のであるが、前記導体素線1の延び及び締付は応力(横
圧)は前記導体素線1の撚中心に介装せる弾性紐3によ
って吸収され、隣接した導体素線1の横圧が軽減される
ことになる。
したがって、プラスチックシース被覆2が延びた状態か
ら元の状態に復帰しても、導体素線1は再びもとの形状
(撚り状態)に戻り易くなり、ナツクル現象が発生しな
いので、細い導体素線1が破断することを防止すること
ができるようになる6本出願人は本考案のシース被覆撚
導体ケーブルの効果について従来のシース被覆撚導体ケ
ーブルと比較するために次の疲労試験を行った。
使用せる疲労試験装置は第3図に示す通りで、5は直径
を78cmとしているシーブ、6は重さ30kgの荷重
、7は試、験を行うケーブルである。
従来品のケーブル7としては導体素線径が0.45mm
、撚線数が19本とし、本考案品としては従来品の中心
導体素線に代えて直径が0.48mmとされているプラ
スチック弾性紐を介装したものである。
(したがって、導体素線数は18本になる) なお、撚りピッチPと弾性紐3の中心から各層の導体素
線1の中心までの長さを半径とする円の直径(以下層心
径という)Dの比P/Dを10とした。
このような試、験装置でシーブ5を回動し導体素線1の
破1析に到る回数を測定したところ、従来品のケーブル
7が538回で破断したのに対し、本考案のケーブル7
では2504回で破断に到ることが確認された。
つまり、本考案品のケーブル7は中心に介装した弾性紐
3によって導体素線1同志の横圧が吸収され、ナックル
現象が生じにくいため破断に到る回数が増加したもので
ある。
次に上記の供試品についてその撚りピッチPと層心径り
との関係についてP/D=5.20についても実験した
結果、第4図に示すデータが得られた。
このデータから、従来品についてはAで示す曲線が、本
考案のものではBに示す曲線に沿った破断回数が他のP
/Dについては推測されるので、導体素線1の撚りピッ
チPを層心径りの8〜15倍位にしたものが特に、従来
品のものより破I新に到る回数が多くなるということが
できる。
以上のように、本考案のシース被覆撚導体ケーブルが各
種海洋観測用ケーブル、地震観測用ケーブル、検層用ケ
ーブルの如く垂直吊下型ケーブル及び曳航用ケーブルの
如く張力と横荷重が加わった状態で使用される場合に著
るしくケーブルの寿命を延長することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のシース被覆撚導体ケーブルの断面図
、第2図はこの考案の他の実施例を示すシース被覆撚導
体ケーブルの1新面図、第3図は疲労試験装置の説明図
、第4図はケーブルの撚りピッチと層心径との比と破I
新回数との関係を示す図である。 図中、1は導体素線、2はプラスチックシース被覆、3
は中心の弾性紐を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体素線径より若干大きい径の弾性紐を前記導体素線の
    撚中心に介装し、前記導体素線の撚りピッチを層心径の
    8〜15倍にして撚合し、撚合せた導体素線の上にプラ
    スチック被覆を施して成るシース被覆撚導体ケーブル。
JP4600780U 1980-04-05 1980-04-05 シ−ス被覆撚導体ケ−ブル Expired JPS5941537Y2 (ja)

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JPS56147524U JPS56147524U (ja) 1981-11-06
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