JPH05265893A

JPH05265893A - ネットワーク管理オペレーションシステム、および管理オペレーション処理方法

Info

Publication number: JPH05265893A
Application number: JP4059985A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Tanaka; 康裕田中; Yasuhiko Nagai; 康彦永井; Michio Suzuki; 三知男鈴木; Takashi Kagei; 隆影井; Masato Saito; 眞人齋藤; Goro Ikeba; 悟郎池場
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1992-03-17
Filing date: 1992-03-17
Publication date: 1993-10-15
Anticipated expiration: 2016-06-04
Also published as: US5586255A; JP3173102B2

Abstract

(57)【要約】【目的】管理対象間の包含関係を意識することなく、効
率よくネットワーク管理オペレーションを実行できるネ
ットワーク管理オペレーションを提供することにある。【構成】ネットワーク管理オペレーションシステムの管
理情報データベース内に、被管理ネットワークの管理関
係に対応させてツリー構造で管理情報を格納した管理情
報テーブルを備え、オペレータが指定した任意の管理対
象群への制御指令を、ＯＳＩ管理の共通管理情報サービ
スのスコープパラメータに自動的にマッピング処理す
る。【効果】オペレータが任意に指定した管理対象群に対す
るネットワーク管理オペレーションを効率的に実行で
き、ミスオペレーションを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は交換機やデータ多重化装
置等を含む通信ネットワークに関し、更に詳しくは、通
信ネットワーク構成要素に対するオペレーション処理を
効率的に行なうネットワーク管理オペレーションシステ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ネットワーク管理オペレーションシステ
ムにおいては、通信ネットワークを効率的に管理するた
めに、ネットワーク構成要素間の包含関係を予め定義し
ておき、その包含関係を反映した管理情報ベース（ＭＩ
Ｂ）をシステム内に備える。この種の管理情報ベースを
利用し、管理対象から送信されてくる通知情報をフィル
タリングした上で画面上に表示する技術については、例
えば、アイ・イー・イー・イーネットワークマガジ
ン１９９１年３月号 10ページ〜15ページ（ＩＥＥ
ＥＮＥＴＷＯＲＫＭａｇａｚｉｎｅＭａｒｃｈ
１９９１ p.p.10〜15）に記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然るに、上記文献は、
包含関係を持つ管理情報を、管理対象からの通知をフィ
ルタリングして表示するために利用することを提案した
に過ぎない。実際のネットワーク管理においては、管理
装置と管理対象との間で通信される情報として、上述し
た管理対象からネットワーク管理オペレーションシステ
ムへの通知の他に、例えば、ネットワーク管理オペレー
ションシステムから発行される管理対象へのオペレーシ
ョン操作などがあり、これら双方向の通信を考慮した効
率の良いオペレーション操作方式の提案が望まれてい
る。

【０００４】本発明の目的は、オペレータが管理対象間
の包含関係を意識することなく、ＯＳＩ管理のＣＭＩＳ
のスコープ機能を利用して、被管理ネットワーク内の管
理対象に対して効率良くオペレーションできるネットワ
ーク管理オペレーションシステムを提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるネットワーク管理オペレーションシス
テムでは、管理情報データベースが、表示画面にネット
ワークの構成を表示するための画面情報を記憶する画面
情報テーブルと、各管理対象毎の管理情報を記憶する管
理情報テーブルとを備える。上記管理情報テーブルは、
各管理対象毎に用意された管理データレコードの集まり
からなり、各管理データレコードは、表示図柄（アイコ
ン）を特定するためのクラス識別子と、管理対象の状態
を示す属性情報と、他の管理対象との関係を表わす関係
情報とを含む。これらの管理データレコードは、上述し
た管理対象間の包含関係を表わせるように全体が１つの
ツリー構造となるよう互いに連鎖されている。

【０００６】本発明では、ネットワーク管理ステムに、
オペレータがオペレーション対象として指定した任意の
管理対象群を、上記管理情報データベースにある管理対
象間の包含関係を利用して、ＣＩＭＳのスコープパター
ン（部分ツリーを特定するための基点管理対象と階層数
とからなるスコープパラメータ）に変換するためのスコ
ープパラメータ決定手段（プログラム）を設けておき、
オペレータが表示画面上で管理対象を指定して制御指令
を与えた時、ＣＩＭＳのスコープパターンを自動的に求
めて、上記制御指令に応じたネットワーク管理オペレー
ションメッセージを生成し、ＣＭＩＳに定義されている
スコープ機能を利用して効率の良くネットワーク管理動
作が行なえるようにしたことを特徴とする。

【０００７】

【作用】本発明のネットワーク管理オペレーションシス
テムによれば、ネットワーク構成を表示した画面上で、
オペレータが任意の管理対象（オペレーション対象）を
指定して制御指令を与えると、それらのオペレーション
対象に対してＯＳＩ管理のＣＭＩＳのスコープ機能を適
用するためのスコープパラメータが自動的に算出され、
これらのスコープパラメータを含むネットワーク管理オ
ペレーションサービスメッセージが生成される。また、
管理対象間の包含関係に基づいて制御指令がチェックで
きるため、ミスオペレーションを防止できる。

【０００８】

【実施例】

（実施例１）図１は、本発明によるネットワーク管理オ
ペレーションシステムの構成図である。ネットワーク管
理オペレーションシステム３０は、管理情報データベー
ス４０と、入出力処理部５０と、ネットワーク管理部６
０とからなり、被管理ネットワーク１０の管理機能と、
管理対象に対するオペレータからのオペレーション受付
け、およびオペレーション結果の表示機能を備える。

【０００９】管理情報データベース４０は、被管理ネッ
トワーク１０を構成する管理対象に関する管理情報（管
理情報テーブル４１）と、ＣＲＴ表示画面への表示情報
（画面情報テーブル４２、アイコンデータテーブル４
３、メニュー情報テーブル４４）とを格納している。

【００１０】入出力処理部５０は、被管理ネットワーク
１０に対するオペレーション結果を表示するＣＲＴ表示
装置（表示画面）５２と、キーボード５３と、表示画面
上で管理対象へのオペレーション操作を入力するための
マウス５４と、オペレータから入力された情報をネット
ワーク管理部６０への送信情報に変換し、またネットワ
ーク管理部６０から出力された情報を上記ＣＲＴ表示装
置５２への表示情報に変換する入出力情報制御部５１と
からなる。

【００１１】ネットワーク管理部６０は、ＣＰＵ６１
と、被管理ネットワーク１０との間の通信を制御する通
信制御部６２と、後述する各種のプログラムおよびデー
タを記憶するためのメモリ７０とからなる。メモリ７０
に記憶される代表的なプログラムとして、全体制御部７
１と、オペレータからの入力情報およびオペレータへの
出力情報を制御する入出力制御処理部７２と、オペレー
タから入力されたデータを加工する入力データ加工処理
部７３と、管理対象へのオペレーション結果をＣＲＴ表
示装置５２に表示するための表示データ処理部７４と、
管理対象へのオペレーション結果を収集する管理情報収
集部７５とがある。また、７６はワークエリアである。

【００１２】図２は、上記ネットワーク管理オペレーシ
ョンシステム３０によって管理される被管理ネットワー
ク１０の基本的な構成の１例を示す。この例では、ネッ
トワークは、データ処理装置（ＨＯＳＴ−Ａ、Ｂ、Ｃ）
１１、１２、１３と、これらのデータ処理装置に接続さ
れた端末装置１４〜１７と、上記データ処理装置間を相
互接続するための交換機１８〜２１および多重化装置２
２〜２５とからなっている。実際のネットワークは、各
交換機および多重化装置に更に他の多数の管理対象要素
が接続された複雑なものとなっているが、ここでは極め
て簡略化した形で示してある。

【００１３】図３〜４は、管理情報データベース４０に
格納される管理情報テーブル４１の構成の１例を示す。
管理情報テーブル４１は複数の管理対象データブロック
からなり、各データブロックはネットワークの各構成要
素対応に用意され、それぞれ他の構成要素との間の物理
的な接続関係を示す情報を含んでいる。図３、４では、
図２に示した管理対象要素１１〜２５との対応関係の理
解を容易にするために、各管理対象データブロックに図
２と同一の符号１１〜２５を付してある。

【００１４】また、ネットワーク管理を容易にするため
に、上記管理情報テーブル４１上で、ネットワークの物
理的な構成とは別に、あらかじめ管理対象要素間の包含
関係が定義してある。これらの管理対象間の包含関係
は、管理対象データブロック間を後述する次ブロックポ
インタ、下位管理情報ポインタ、上位管理情報ポインタ
で連鎖することによって表わされる。各管理対象データ
ブロックは、次の情報項目からなる。

【００１５】４１１：管理対象の名称。４１２：管理対象アドレス。４１３：管理対象のクラス。ただし、同一の属性情報を
有する管理対象の集合を一つのクラスと定義する。４１４：相対H.O.S.(Hierarchical Octet String)。同
一の管理対象に包含され同一の階層レベルにある管理対
象要素間では、各階層において重複しないように付けた
番号。

【００１６】４１５：属性情報。４１６：関係情報。関係情報としては、物理的な接続情
報４１６Ｃやサービス関係におけるユーザ４１６Ｂ／プ
ロバイダ４１６Ａ等がある。４１７：下位管理情報ポインタ。各管理対象が包含して
いる下位の管理対象のデータブロックを指す。下位に管
理対象を包含していない場合は、その管理対象の下位管
理情報ポインタ４１７には「ＮＵＬＬ」が設定される。

【００１７】４１８：上位管理情報ポインタ。各管理対
象を包含している上位の管理対象のデータブロックを指
す。ツリーの最上位に位置する管理情報の上位管理情報
ポインタ４１８には「ＮＵＬＬ」が設定される。４１９：次ブロックポインタ。その管理対象を包含して
いる上位の管理対象に包含される同レベルの他の管理対
象データブロックを指す。次の管理情報ブロックがない
場合、管理対象の次ブロックポインタ４１９には「ＮＵ
ＬＬ」が設定される。

【００１８】上記図３、図４において、例えば管理対象
要素１４（端末Ａ）に着目すると、この管理対象要素１
４は次の（１）〜（４）に示す状態となっている。

【００１９】（１）端末Ａの下位管理情報ポインタ４１
７が管理対象要素２２（多重化装置Ａ）を指して
いるので、管理対象要素１４（端末Ａ）は管理対象要素
２２（多重化装置Ａ）を包含している。また、管
理対象要素２２（多重化装置Ａ）は次ブロックポ
インタで管理対象要素１８（交換機Ａ）を指しているの
で管理対象要素１８（交換機Ａ）も管理対象要素
１４（端末Ａ）に包含されている。

【００２０】（２）同様にして管理対象要素１６（端末
Ｃ）は管理対象要素２４（多重化装置Ｃ）と管理対象要
素２０（交換機Ｃ）を包含している。

【００２１】（３）管理対象要素１４（端末Ａ）の上位
管理情報ポインタは管理対象要素に（ＨＯＳＴ−Ｂ）を
指しているので、管理対象要素１４（端末Ａ）は管理対
象要素１２（ＨＯＳＴ−Ｂ）に包含されている。また、
管理対象要素１４（端末Ａ）の次ブロックポインタは、
管理対象要素１６（端末Ｃ）を指しているので管理対象
要素１６（端末Ｃ）もＨＯＳＴ−Ｂに包含されている。

【００２２】（４）管理対象要素１２（ＨＯＳＴ−Ｂ）
の上位管理情報ポインタは、管理対象要素１１（ＨＯＳ
Ｔ−Ａ）を指しているので、管理対象要素１２（ＨＯＳ
Ｔ−Ｂ）は管理対象要素１１（ＨＯＳＴ−Ａ）に包含さ
れている。

【００２３】すなわち、図２の管理対象要素について、
管理対象要素１１（ＨＯＳＴ−Ａ）、１２（ＨＯＳＴ−
Ｂ）、１４（端末Ａ）、１６（端末Ｃ）、１８（交換機
Ａ）、２０（交換機Ｃ）、２２（多重化装置Ａ）、２４
（多重化装置Ｃ）は、という形の包含関係にあることがわかる。

【００２４】図５、図６、図７は、入出力処理部５０の
ＣＲＴ表示装置５２に表示される画面情報を格納する画
面情報テーブル４２の構成を示す。本発明の表示画面に
は、被管理ネットワーク１０の構成を表す構成情報画面
と、オペレーション対象指定状況をツリー構造図で表わ
すツリー画面とがある。これらの画面表示を行うため
に、上記画面情報テーブル４２には、管理対象要素と対
応する複数の画面表示要素ブロックが次ブロックポイン
タで連鎖した構造で記憶される。

【００２５】１つの連鎖構造が１つの構成情報画面を定
義している。連鎖構造をなす１群の画面表示要素ブロッ
クの幾つかは、該ブロックの情報項目の１つである下位
画面情報ポインタ４２６が下位の構成情報画面を定義す
る別の連鎖構造の先頭画面表示要素ブロックを指してい
る。これによって、後述するように、オペレータが表示
画面に含まれる１つの画面表示要素を特定したとき、も
し、下位画面情報ポインタ４２６が下位の構成情報画面
の構成表示要素の１つを指していれば、上記要素に関連
する下位の構成情報画面を呼び出せるようになってい
る。各画面表示要素ブロックに含まれる情報項目は以下
のようになっている。

【００２６】４１１：管理対象の名称。４２２：ＣＲＴ表示装置５２における構成情報画面での
表示位置座標。４２３：ＣＲＴ表示装置５２におけるツリー画面での表
示位置座標。４１４：管理対象のクラス。ただし、同一の属性情報を
有する管理対象の集合を一つのクラスと定義する。４２５：H.O.S.。相対H.O.S.を包含関係で最上位の管理
対象から順番に並べたもの。

【００２７】４２６：下位画面情報ポインタ。下位の構
成情報画面がない場合、その管理対象の下位画面情報ポ
インタ４２６には「ＮＵＬＬ」が設定される。４２７：次ブロックポインタ。同一の画面情報ブロック
に含まれる画面表示要素を連鎖するポインタ。次ブロッ
クがない場合、その管理対象の次ブロックポインタ４２
７には「ＮＵＬＬ」が設定される。４２８：上位画面情報ポインタ。各画面情報ブロックに
１つずつ定義され、上位の構成情報画面の構成表示要素
の１つを指す。最上位階層構成表示画面の上位画面情報
ポインタ４２８には「ＮＵＬＬ」が設定される。

【００２８】上記図５〜図７では、各画面表示要素ブロ
ックに、それと対応する図２に示した管理対象要素１１
〜２５と同一の符号が付してある。この例では、次ブロ
ックポインタで連鎖した図５に示す９個の画面表示要素
ブロック１１〜１８および２１によって１つの構成表示
画面が定義され、画面表示要素ブロック１２および画面
表示要素ブロック１３の下位画面情報ポインタ、に
よって、それぞれ、図６に示す画面表示要素ブロック１
２〜２４により定義された構成表示画面、および図７に
示す画面表示要素ブロック１３〜２５により定義された
構成表示画面が呼び出せるようになっている。

【００２９】図８は、管理情報データベース４０に設け
られるアイコンデータ・テーブル４３の構成を示す。ア
イコンデータ・テーブル４３は、ＣＲＴ表示装置に表示
する表示要素のクラス４１３と、それに対応するアイコ
ンデータ４３１とを対応させて記憶している。

【００３０】図９は、管理情報データベース４０に設け
られるメニュー情報テーブル４４の構成を示す。メニュ
ー情報テーブル４４は、メニューの種類に対応した複数
のレコード４４Ａ〜４４Ｓからなり、各レコードは、オ
ペレーションメニューを画面上に表示するためのメニュ
ー名４４１と、表示画面上での各メニューの表示位置を
示す座標４４２と、次に表示すべき関連メニューを指定
するポインタ４４３とを含む。

【００３１】次に本発明のネットワーク管理オペレーシ
ョンシステムの機能の１例として、オペレータが指定し
た管理対象、あるいは管理対象群に対してオペレーショ
ンを行ない、オペレーション結果を表示する動作につい
て説明する。オペレーションの実行処理フロー図を図１
０に示す。

【００３２】図１１は、ステップ１９０で通常時にＣＲ
Ｔ表示装置５２上に出力される管理ネットワーク１０の
構成情報画面を示す。この画面は、画面情報テーブル４
２に記憶されている最上位の構成情報画面の各画面表示
要素ブロック（図５のブロック１１〜１８、および２
１）について、クラス情報４１３と対応するアイコンデ
ータ４３１をアイコンデータ・テーブル４３から求め、
これを構成表示位置座標４２２が指定する画面位置に配
置することによって得られる。

【００３３】この場合、下位の構成表示が可能か否かの
判断を容易にするため、下位画面情報ポインタ４２６が
「ＮＵＬＬ」でない管理対象要素（例えば、要素１２と
１３）については、他の表示要素と視覚的に区別できる
表示形態、例えば周りを黄色にして表示する。

【００３４】構成情報画面の上部には、メニュー情報テ
ーブル４４に基づいて生成されるオペレーションメニュ
ーを表示する。メニューには、「ＧＥＴ」４４Ａ、「Ｓ
ＥＴ」４４Ｂ、「ＤＥＬＥＴＥ」４４Ｃといったオペレ
ーションの種類を示すコマンドと、表示画面の切り換え
を指定するためのコマンド４４Ｄ〜４４Ｇと、実行コマ
ンド４４Ｈとが含まれる。

【００３５】オペレータは、上記画面でオペレーション
対象やオペレーションの種別を設定する（ステップ１９
１）。例えば、オペレータが、下位の構成表示が可能な
周りが黄色で表示された表示要素をマウスで特定した
後、オペレーションメニュー中の「下位画面表示」コマ
ンド４４Ｇをマウス５４でピックすると、上記特定され
た表示要素に対応して予め画面情報テーブル４２の下位
画面情報ポインタ４２６でリンクされている一連の画面
情報ブロックが読み出され、これらの画面情報ブロック
によって定義される下位の構成情報画面が上記最上位の
構成情報画面に代わってＣＲＴ表示装置５２に呼びださ
れる。

【００３６】図１２は、図１１でＨＯＳＴ−Ｂを表わす
表示要素１２を指定して呼出し操作が行われた場合に表
示される下位の構成表示画面の１例を示す。

【００３７】オペレータがある管理対象に対してオペレ
ーションを実行する場合、まずＣＲＴ表示装置５２に表
示された構成情報画面でオペレーション対象の表示要素
を目的要素としてマウス５４により指定する１９１。オ
ペレーションを実行したい管理対象が、現在表示中の最
上位の構成情報画面に表示されている管理対象の下位要
素となっている場合は、オペレーション対象である目的
要素の上位要素に相当する周りが黄色い表示要素を指定
して上述した下位の構成情報画面の呼出し操作を行い、
これによって表示された構成情報画面において目的要素
を指定する。

【００３８】オペレータが、構成情報画面中の表示要素
の一つを目的要素として指定すると、その目的要素を他
のオペレーション対象として指定されていない表示要素
と識別するために、オペレーション対象である目的要素
については他の表示要素と視覚的に区別できる表示形
態、例えば周りを緑色にして表示する。図１１の構成表
示画面中の表示要素１８（交換機Ａ）は、オペレーショ
ン対象として指定されたことを表している。

【００３９】また、オペレータは複数の管理対象に対し
て同じオペレーションを同時に行う場合は、上記指定方
法と同様にしてオペレーション対象を複数指定すること
ができる。

【００４０】複数のオペレーション対象を指定する場合
で、特に指定の管理対象と何らかの関係にある管理対象
群（例えば、サービスの「ユーザ」、あるいは「プロバ
イダ」等）に対して同じオペレーションを行う場合、オ
ペレータが、元となる管理対象を上述したオペレーショ
ンの指定方法と同様にして指定し、引き続き構成表示画
面上部のオペレーションメニュー中の「関係管理対象指
定」コマンド４４Ｅをマウスでピックして指定すると、
メニュー情報テーブル４４の「関係管理対象指定」４４
Ｅから次メニューポインタでリンクされている一連のメ
ニュー情報４４５が読み出され、例えば、図１３の４４
Ｐ〜４４Ｓの形態で構成情報画面上に表示される。

【００４１】ここで、オペレータがオペレーションを行
いたい管理対象群と先に指定された元の管理対象との関
係を指定すると、元の管理対象と指定された関係にある
管理対象群を管理情報テーブル４１中の関係情報４１６
から検索し、検索された管理対象群もオペレーション対
象の目的要素とし、他のオペレーション対象として指定
されていない表示要素と区別できる表示形態で表示す
る。

【００４２】オペレータは、上記方法にて構成情報画面
上でオペレーション対象となる目的要素を指定した後、
さらにネットワーク管理オペレーションの効率化を考え
て、包含関係に基づいたオペレーション対象の補正を行
うためＣＲＴ表示装置５２上にツリー構造図を表示させ
てオペレーション対象の変更をすることができる。

【００４３】オペレータが、構成情報画面表示中に、オ
ペレーションメニュー中の「ツリー画面表示」コマンド
４４Ｄをマウスでピックして指定すると、ＣＲＴ表示装
置５２上に管理対象間の包含関係がツリー状の図によっ
て表示される。

【００４４】図１４はその表示形態の一例である。この
図は、表示要素（図１４では楕円）を画面情報テーブル
４２中のツリー表示位置座標４２３が指定する位置に配
置することによって得られる。その際、ツリー画面表示
前にオペレーション対象の目的要素としてすでに指定さ
れているツリー表示要素は、他の表示要素と視覚的に区
別できる表示形態、例えば周りを緑色にして表示する
（図１４の表示要素１２等）。

【００４５】オペレータが、ツリー画面上で目的要素以
外の表示要素をマウス５４でピックして指定した場合、
該表示要素に対応する管理対象もオペレーション対象と
し、上記目的要素の表示と同様に、他の表示要素と視覚
的に区別できる表示形態で表示する。また、オペレータ
が目的要素の表示要素をマウスでピックして指定した場
合、該表示要素に対応する管理対象はオペレーション対
象から除外し、表示形態を一般要素として表示する。

【００４６】オペレータは、オペレーション対象を設定
終了後、続いて、実行したいオペレーションを画面上部
のオペレーションメニュー中の４４Ａ〜Ｃ（ＧＥＴ、Ｓ
ＥＴ、ＤＥＬＥＴＥ）中から選択してマウス５４でピッ
クする。さらに、選択されたオペレーション種別が詳細
な情報の設定を必要とする場合は、詳細情報の設定要求
画面が表示される。たとえば、上記でＧＥＴ、ＳＥＴオ
ペレーションが指定された場合は、メニュー情報テーブ
ル４４の次メニューポインタ４４３でリンクされている
一連のメニュー情報４４４が読み出され、構成情報画面
５２上に表示される（図１５の４４Ｉ〜４４Ｋ）。

【００４７】オペレータは、すべてのオペレーション情
報を設定終了後、最後に「実行」コマンド４４Ｈを指定
する（ステップ１９２）。

【００４８】入出力情報制御部は、オペレータが設定し
た情報をＣＰＵ６１に送信し、ＣＰＵ６１はメモリ７０
中の入力データ加工処理部７３のプログラムを用いてＣ
ＭＩＳのオペレーションメッセージを生成するが、その
際、オペレーション対象が単一である場合と複数ある場
合で処理を振り分けて行う（ステップ１９３）。

【００４９】オペレーション対象が単一である場合は、
指定された管理対象、オペレーション種別、およびそれ
に伴う詳細情報によりＣＭＩＳのオペレーションメッセ
ージを生成する（ステップ１９４）。例えば、構成情報
画面中で、交換機Ａ１８だけがオペレーション対象とし
て指定された場合、図１６の形態でオペレーションメッ
セージが生成される。ただし、この例では、オペレーシ
ョンメッセージ１００のオペレーション対象１０１とし
て、交換機Ａに相当するH.O.S.が設定されている。

【００５０】オペレーション対象が複数ある場合は、ま
ず、入力データ加工処理プログラム中のスコープパラメ
ータ算出プログラムを用いて、オペレータが指定した管
理対象群が部分ツリーを構成していないかをチェック
し、部分ツリーを構成している場合には部分ツリーを表
わすスコープパラメータ（部分ツリーの基点管理対象と
基点管理対象からの階層数）を算出する（ステップ７３
Ａ）。

【００５１】スコープパラメータ算出アルゴリズムにお
いて、パラメータを次のように定義する。管理対象指示変数Ｃ_ｎ，ｉ包含木の階層レベルｎでノードｉの指定の有無を示す変
数である。

【００５２】

【数１】

【００５３】管理対象エンド条件Ｅ_ｎ，ｉ包含木の階層レベルｎ、ノードｉの管理対象が最下位
（下位に管理対象を包含していない）であるか否かを示
す変数である。

【００５４】

【数２】

【００５５】基点管理対象条件Ｂ_n,i 包含木の階層レベルｎ、ノードｉの管理対象が基点管理
対象として成立するか否かを示す変数である。

【００５６】

【数３】

【００５７】スコープ階層指示変数Ｎ_n,i 包含木の階層レベルｎ、ノードｉの管理対象が基点管理
対象として成立したときのスコープ指定階層数を示す変
数である。

【００５８】

【数４】

【００５９】スコープパラメータ算出プログラムのアル
ゴリズムを図１７〜図２０に示す。

【００６０】まず、スコープパラメータ算出アルゴリズ
ムの初期値設定部２００〜２０５により、各管理対象に
ついて、図２１に示すように、パラメータ値格納テーブ
ル７３Ｂに初期値が設定される。次に、H.O.S.が最長の
ノードグループについて、スコープ決定処理プログラム
２０６を実行し、パラメータ値格納テーブルの各パラメ
ータ値は図２２のように変化する。さらに、この処理
を、各長さごとのノードグループについて最短のノード
グループまで実行し、図２３のパラメータ値を得る。

【００６１】スコープパラメータ算出プログラム実行
後、得られた結果（ベース管理対象、スコープ種別、ス
コープ階層数）と、オペレータが設定した情報（オペレ
ーション種別、およびそれに伴う詳細情報）とから、例
えば、図２４の形態をもつＣＭＩＳのオペレーションメ
ッセージを生成する（ステップ１９５）。

【００６２】生成されたＣＭＩＳのオペレーションメッ
セージは、オペレーション対象が単一の場合も、複数の
場合も同様に通信制御部６２から被管理ネットワーク１
０中の管理対象宛送信される（ステップ１９６）。

【００６３】オペレーション結果、オペレータに提示す
る情報があれば、例えば図２５に示すように、構成表示
画面上の対応する表示要素の横への表示等を行う（ステ
ップ１９７）。

【００６４】これにより、ネットワーク管理オペレーシ
ョンシステムのユーザは、任意に設定したオペレーショ
ン対象に対して、ＯＳＩ管理の共通管理情報サービスの
スコープ機能を用いて効率の良いオペレーションを実行
することができる。また、関係情報に基づいたオペレー
ション対象の指定により、オペレータの対象設定に関す
る手間数を削減することができる。

【００６５】（実施例２）次に、本発明の第２の実施例
として、複数の入出力処理部を持つネットワーク管理オ
ペレーションシステムで、各入出力処理部からの同一種
のオペレーション制御指令を統合してオペレーションを
実行する場合について説明する。ただし、ここで言う
「同一種のオペレーション制御指令」とは、オペレーシ
ョン種別（「ＧＥＴ」、「ＳＥＴ」等）、および、それ
に伴う詳細情報（「運用状態」、「性能情報」等）の設
定が同じオペレーション制御指令を指す。

【００６６】図２６は、複数の入出力処理部を持ったネ
ットワーク管理オペレーションシステムのシステム構成
の一例を示す。各入出力処理部５０は、他の入出力処理
部とは独立にオペレータからのオペレーション制御指令
を受け付けることができる。入力されたオペレーション
制御指令は、ネットワーク管理部６０へ送信される。ネ
ットワーク管理部は、ＣＭＩＳのオペレーションメッセ
ージを生成した後、これを被管理ネットワーク１０中の
管理対象宛に送信する。入出力処理部５０、管理情報デ
ータベース４０の構成は実施例１と同様である。

【００６７】ネットワーク管理部６０については、図１
に示したメモリ７０中の入力データ加工処理部７３に閾
値７３Ｃを設定し、この閾値に基づいて、各入出力処理
部５０でオペレータが指定したオペレーション制御指令
をネットワーク管理部６０で統合して被管理ネットワー
ク１０中の管理対象宛に発行するか、あるいは各オペレ
ーション制御指令ごとに個別に発行するかの処理振り分
けを行う。

【００６８】図２７は、上記閾値７３Ｃとして３件／分
が設定されている例である。これによって、各入出力制
御部からの同一種のオペレーション制御指令が、合計し
て１分間に３件以上ネットワーク管理部に送信されてい
る場合、オペレーション制御指令がネットワーク管理部
で統合され、統合したＣＭＩＳオペレーションメッセー
ジが被管理ネットワーク１０中の管理対象宛に発行され
る。また、各入出力処理部からの同一種のオペレーショ
ン制御指令の合計が１分間に３件未満の場合は、各オペ
レーションメッセージごとに個別にＣＭＩＳオペレーシ
ョンメッセージが発行される。

【００６９】次に、本発明のネットワーク管理オペレー
ションシステムの機能の１例として、複数の入出力処理
部を備え、各入出力処理部で独立してネットワーク管理
オペレーション制御指令を受け付け、それらの制御指令
を統合してオペレーションを実行し、オペレーション結
果を各入出力部で表示する動作について説明する。実行
処理のフロー図を図２８に示す。

【００７０】各入出力処理部５０は、他の入出力処理部
とは独立に実施例１と同様にしてオペレータからのオペ
レーション制御指令（例えば、オペレーション種別、詳
細情報、およびオペレーション対象の指定）を受け付け
る（ステップ２６０）。

【００７１】各入出力処理部５０は、オペレータから指
定されたオペレーション制御指令情報をネットワーク管
理部６０に送信する（ステップ２６１）。

【００７２】ネットワーク管理部６０は、各入出力処理
部５０からのオペレーション制御指令を、制御指令種
別、詳細情報が同一のものごとにカウントし（ステップ
２６２）、合計が閾値７３Ｃに満たないオペレーション
制御指令については実施例１と同様の方法でオペレーシ
ョンメッセージを生成して管理対象宛に送信し（ステッ
プ１９３〜１９６）、オペレーション実行結果を制御指
令送信元の入出力処理部５０に送信する（ステップ２６
５）。

【００７３】オペレーション制御指令の合計が閾値７３
Ｃ以上の場合は、以下の方法によってネットワーク管理
オペレーションを行う。

【００７４】まず、各入出力処理部５０からのオペレー
ション制御指令を、オペレーション種別、詳細情報が同
一のものについてオペレーション対象を統合し、新たな
オペレーション対象を定義する（ステップ２６４）。そ
の際、どの入出力処理部でどのオペレーション対象への
オペレーション制御指令が指示されたかを記憶してお
く。次に、新たに定義されたオペレーション対象につい
て、実施例１と同様にしてオペレーションメッセージ送
信宛先を決定して、ＣＭＩＳのオペレーションメッセー
ジを生成する（ステップ１９３〜１９５）。

【００７５】生成したオペレーションメッセージは、通
信制御部６２を通じて被管理ネットワーク１０中の管理
対象宛に送信される（ステップ１９６）。最後に、オペ
レーション実行結果は、オペレーション制御指令ごとに
最初に記憶した入出力処理部５０宛送信し（ステップ２
６５）、オペレータに提示する情報があれば各入出力処
理部５０でＣＲＴ表示装置５２に表示等を行う（ステッ
プ１９７）。

【００７６】本実施例によれば、ネットワーク管理オペ
レーションシステムのユーザが、複数の入出力処理部か
らの制御指令を、ＯＳＩ管理の共通管理情報サービスの
スコープ機能を用いて、効率的なオペレーションを実行
ができる。

【００７７】（実施例３）本発明の第３の実施例とし
て、予め各オペレータに対してオペレーションの権限レ
ベルを付与しておき、ネットワーク管理オペレーション
システムが、オペレーション実行時にオペレータを認識
し、オペレータのオペレーション権限レベルからオペレ
ーションの実行可否を判定し、オペレーション実行可と
判断された場合のみオペレーションを実行する方式につ
いて説明する。

【００７８】システム構成は、管理情報データベース４
０を除いて実施例１と同様である。管理情報データベー
ス４０は、図２９に示すように、実施例１の各情報の他
に、ユーザごとのオペレーション権限レベルを登録した
ユーザ情報テーブル４５を持つ。

【００７９】図３０は、このユーザ情報テーブル４５
に、ユーザ４５Ａとオペレーション権限レベル４５Ｂを
登録した例を示す。この例では、ネットワーク管理オペ
レーションシステムのユーザとして、「田中」、「鈴
木」、「佐藤」の３名が登録してあり、各人に対して２
種類のオペレーション権限レベル「Ａ」、「Ｂ」のいず
れかが割り当てられている。

【００８０】次に、本発明のネットワーク管理オペレー
ションシステムの機能の１例として、各オペレータのオ
ペレーション権限レベルを管理情報データベース４０内
に持ち、オペレータによってオペレーションの実行を指
示された際、オペレーションの権限レベルによりオペレ
ーションの実行可否を判定し、オペレーション実行可と
判断されたオペレーションのみを実行する動作につい
て、管理対象の削除指示（「ＤＥＬＥＴＥ」コマンドの
指示）を例にして説明する。ただし、この例ではオペレ
ーション権限レベルが「Ａ」の場合は、下位に管理対象
を包含していても削除処理を実行し、オペレーション権
限レベルが「Ｂ」の場合は、下位に管理対象を包含して
いる管理対象の削除は実行できないものとする。実行処
理フロー図を図３１に示す。

【００８１】図３１において、ネットワーク管理オペレ
ーションシステム３０は、オペレータがネットワーク管
理システムにアクセスをしてきた時点で、ユーザＩＤの
入力を要求し（ステップ２７０）、ユーザＩＤが入力さ
れたら、ネットワーク管理部６０は入力されたユーザＩ
Ｄに対応する権限レベルをユーザ情報テーブル４５より
求める（ステップ２７１）。

【００８２】オペレータは、オペレーション実行時、実
施例１と同様にしてオペレーション対象、およびオペレ
ーション種別を入力し、最後に「実行」コマンド４４Ｈ
によりオペレーションの実行を指示する（ステップ１９
１）。

【００８３】ネットワーク管理部６０は、指示されたオ
ペレーションが削除処理以外であれば（ステップ２７
２）、実施例１と同様に、ネットワーク管理オペレーシ
ョンを実行する（ステップ１９３〜１９６）。指示され
たオペレーションが削除処理であれば、次の処理を行な
う。

【００８４】まず、管理情報テーブル４１で削除対象と
なっている管理対象に対応するデータブロックを検索す
る。もし、検索したデータブロックの下位管理情報ポイ
ンタ４１７が「ＮＵＬＬ」、すなわち、削除対象である
管理対象が下位に何も包含していない状態にあれば（ス
テップ２７３）、実施例１と同様に、ネットワーク管理
オペレーションを実行する（ステップ１９３〜１９
６）。また、検索したデータブロックの下位管理情報ポ
インタ４１７が「ＮＵＬＬ」でなければ、すなわち、削
除対象である管理対象が下位に別の管理対象を包含して
いる状態にあれば（ステップ２７３）、オペレーション
を指示したオペレータのオペレーション権限レベルによ
りオペレーションの実行可否を判断する（ステップ２７
４）。

【００８５】オペレータのオペレーション権限レベルが
「Ａ」の場合は、実施例１と同様に、オペレーションを
実行する（ステップ１９３〜１９６）。もしオペレータ
のオペレーション権限レベルが「Ｂ」の場合は、例えば
「指示された管理対象の削除はできません」のようなメ
ッセージをＣＲＴ表示装置５２上に表示し、オペレーシ
ョンを実行しないで処理を終了する（ステップ２７
５）。

【００８６】したがって、この例で、「鈴木」が管理対
象の削除を指示した場合は、削除対象が下位に管理対象
を包含しているか否かに関わらずオペレーションを実行
することができる。しかし、「田中」あるいは「佐藤」
が管理対象の削除を指示した場合は、削除対象が下位に
管理対象を包含していない場合のみ、オペレーションを
実行することができる。

【００８７】本実施例によれば、ネットワーク管理にお
ける不当なオペレーションおよびミスオペレーションを
防止することができる。また、オペレータの削除管理対
象設定に関する手間数を削減することができる。

【００８８】（実施例４）次に、第４の実施例として、
オペレータからのオペレーション制御指令に応じてＯＳ
Ｉ管理の共通管理情報サービスにおけるスコープ機能と
フィルタリング機能を利用し、オペレータ指定管理対象
群の中から、オペレータが指定した属性値を持つ管理対
象を他の管理対象と識別して表示する方式について説明
する。

【００８９】システム構成は実施例１と同様である。た
だし、ＣＲＴ表示装置５２上の構成表示画面で、オペレ
ータが運用状態の表示を要求した時、すなわち、属性情
報メニュー４４４で「ＧＥＴ」コマンド４４Ａを指定
し、更に運用状態４４Ｉを指定した時、オペレータに表
示させたい属性値を入力させるための「属性値設定」領
域を表示し、オペレータからの属性値設定を受け付け可
能にする。

【００９０】図３２は、属性値設定要求画面の一例であ
り、「属性値設定」領域４４Ｌに１が設定されている。

【００９１】次に、本発明のネットワーク管理オペレー
ションシステムの機能の一例として、オペレータが指定
した属性情報の属性値を持つ管理対象を他の管理対象と
識別して表示する動作について説明する。ここでは、オ
ペレータが運用状態が「１」である管理対象の表示を要
求した場合を例にして説明する。

【００９２】オペレータは、実施例１と同様にして、構
成情報画面およびツリー画面上で管理対象群を指定した
後、ＣＲＴ表示装置５２の上部に表示されているオペレ
ーションメニュー中の「ＧＥＴ」コマンド４４Ａを指定
し、引き続き「運用状態」４４Ｉを指定する。

【００９３】ネットワーク管理オペレーションシステム
３０は、ここで構成情報画面上に「属性値設定」領域４
４Ｌを表示し、オペレータに属性値の設定を要求する。
ネットワーク管理部６０は、実施例１と同様に、ＣＭＩ
Ｓのオペレーションメッセージを生成し、さらに属性値
によるフィルタリングを行なうための情報をこのメッセ
ージに設定して被管理ネットワーク１０中の管理対象宛
送信する。

【００９４】図３３は、フィルタリング実行用の属性値
が設定されたＣＭＩＳのオペレーションメッセージの１
例を示す。

【００９５】オペレーション実行の結果、オペレータが
指定した属性値を持つ管理対象に対応する表示要素と、
そうでない表示要素を識別して表示する。例えば、オペ
レータが指定した属性値を持つ管理対象に対応する表示
要素は、表示要素の周りを緑色でブリンクさせて表示
し、（図３２の表示要素１２、１８等）、そうでない表
示要素は周りを黄色で表示する（図３２の表示要素１
４、１６）。

【００９６】本実施例によれば、ネットワーク管理オペ
レーションシステムのユーザは、特定の属性値を持つ管
理対象を効率の良く知ることができる。

【００９７】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、オペレータから指定された管理対象群に対す
るオペレーション制御指令を、ＯＳＩ管理の共通管理情
報サービスのスコープパラメータに自動的にマッピング
処理して、ネットワーク宛のネットワーク管理メッセー
ジを自動生成するようにしているため、オペレータは被
管理ネットワークの包含関係を意識することなく、効率
的なオペレーションを実行することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のによるネットワーク管理オペレーショ
ンシステムの構成図。

【図２】被管理ネットワークのの１実施例を示す構成
図。

【図３】被管理ネットワークの管理情報を格納した管理
情報テーブルの１実施例を示す図。

【図４】被管理ネットワークの管理情報を格納した管理
情報テーブルの１実施例を示す図。

【図５】被管理ネットワークの構成図を画面上に表示す
るための表示情報を格納した画面情報テーブルの第１部
分を示す図。

【図６】被管理ネットワークの構成図を画面上に表示す
るための表示情報を格納した画面情報テーブルの第２部
分を示す図。

【図７】被管理ネットワークの構成図を画面上に表示す
るための表示情報を格納した画面情報テーブルの第３部
分を示す図。

【図８】被管理ネットワークの構成図を画面上に表示す
るときに表示する管理対象のクラスと表示要素を対応さ
せるアイコンデータテーブルの１実施例を示す図。

【図９】画面上で様々な制御指令を受け付けるオペレー
ションメニューの画面上で表示するときの情報を格納し
たメニュー情報テーブルの１実施例を示す図。

【図１０】ネットワーク管理オペレーション実行時の処
理フロー図。

【図１１】最上位の構成情報画面を示す図。

【図１２】構成情報画面上でオペレーション対象を特定
したときの構成情報画面の１実施例を示す図。

【図１３】関係情報に基づくオペレーション対象の指定
を行ったときの構成情報画面の１実施例を示す図。

【図１４】オペレーション対象の指定状況をツリー状の
図で表した表示画面の１実施例を示す図。

【図１５】オペレーションを行うための詳細情報を設定
する構成情報画面の１実施例を示す図。

【図１６】オペレーション対象が単一で指定されたとき
のオペレーションメッセージを示す図。

【図１７】スコープパラメータ算出アルゴリズムの１実
施例を示すフローチャート。

【図１８】スコープパラメータ算出アルゴリズムの１実
施例を示すフローチャート。

【図１９】スコープ決定処理のためのフローチャートの
第１部分を示す図。

【図２０】スコープ決定処理のためのフローチャートの
第２部分を示す図。

【図２１】スコープパラメータ設定アルゴリズム実行
時、パラメータ値が初期設定されたパラメータ値格納テ
ーブルを示す図。

【図２２】スコープパラメータ設定アルゴリズム実行
時、パラメータ値の中間値が格納されたパラメータ値格
納テーブルを示す図。

【図２３】スコープパラメータ設定アルゴリズム実行終
了時のパラメータ値格納テーブルを示す図。

【図２４】複数のオペレーション対象が指定されたとき
のオペレーションメッセージを示す図。

【図２５】ネットワーク管理オペレーション実行結果の
表示画面の１実施例を示す図。

【図２６】本発明による複数の入出力部を持つネットワ
ーク管理オペレーションシステムの１実施例を示す構成
図。

【図２７】入出力データ加工処理部のメモリの内容を示
す図。

【図２８】本発明による複数の入出力部を持つネットワ
ーク管理オペレーションシステムの処理フローチャー
ト。

【図２９】管理情報データベースの構造を示す図。

【図３０】管理情報テーブル中のユーザ情報テーブルの
構成を示す図。

【図３１】オペレータにオペレーション権限レベルを与
えたときのオペレーション処理のフローチャート。

【図３２】フィルタリング機能の実行結果を表示するた
めの画面の１例を示す図。

【図３３】フィルタリング機能実行時のオペレーション
メッセージを示す図。

【符号の説明】

１０…被管理ネットワーク、３０…ネットワーク管理オ
ペレーションシステム、４０…管理情報データベース、
４１…管理情報テーブル、４２…画面情報テーブル、４
３…アイコンデータ・テーブル、４４…メニュー情報テ
ーブル、４５…ユーザ情報テーブル、５０…入出力処理
部、５１…入出力情報制御部、５２…ＣＲＴ表示装置、
５３…キーボード、５４…マウス、６０…ネットワーク
管理部、６１…ＣＰＵ、６２…通信制御部、７０…メモ
リ、７１…全体制御部、７２…入出力制御処理部、７３
…入力データ加工処理部、７４…表示データ処理部、７
５…管理情報収集部、７６…ワークエリア。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者影井隆神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者齋藤眞人神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地株式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者池場悟郎神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地株式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被管理ネットワークに関してオペレータが
指定した管理オペレーションに応じて、ＯＳＩ管理の共
通管理情報サービス（ＣＭＩＳ）機能を利用してネット
ワーク管理オペレーションのためのサービスメッセージ
を発行し、ネットワーク管理情報を収集してオペレータ
に管理情報を提供するネットワーク管理部と、画面に表示すべき情報と、上記被管理ネットワークに含
まれる管理対象間の包含関係に対応したツリー構造をも
つ管理情報（包含ツリー）を記憶するための管理情報デ
ータベースと、上記管理対象を要素として通信ネットワークの構成図を
画面に表示するとともに、上記表示画面を介してオペレ
ータからの制御指令を受け付け、オペレーション結果を
出力する入出力処理部と、から構成されるネットワーク
管理オペレーションシステムにおいて、上記画面上でオペレータによって入力された個別の管理
対象、または、特定の関係に基づいて指定された管理対
象群に対する制御指令に応答して、上記管理情報データ
ベースの包含ツリーを利用して、指定領域の要素群を含
むＣＭＩＳのスコープパターン（部分ツリーを表現する
ための基点管理対象と基点管理対象からの階層数とから
なるスコープパラメータの組合せ）を決定するための手
段を有し、該手段によってスコープパラメータに自動的
にマッピング処理し、上記制御指令に応じたネットワー
ク管理オペレーションサービスメッセージを生成するよ
うにしたことを特徴とするネットワーク管理オペレーシ
ョンシステム。
【請求項２】請求項１に記載のネットワーク管理オペレ
ーションシステムにおいて、オペレータがオペレーショ
ン対象を指定したとき、前記入出力処理部が、上記オペ
レーション対象を含むツリー構造図を画面表示し、オペ
レータ自身がオペレーション対象を補正した場合、前記
決定手段が、上記補正された新たなオペレーション対象
に対して前記スコープパラメータをマッピング処理する
ようにしたことを特徴とするネットワーク管理オペレー
ションシステム。
【請求項３】請求項１に記載のネットワーク管理オペレ
ーションシステムにおいて、前記管理情報データベース
に被管理ネットワークの管理対象間の関係情報を記憶し
ておき、オペレータが管理対象を指定したとき、これと
特定の関係にある管理対象群を上記管理情報データベー
スにある関係情報に基づいて特定し、オペレータがオペ
レーション対象を指定したとき、オペレータが指定した
管理対象と特定の関係にある管理対象群を新たなオペレ
ーション対象とするようにしたことを特徴とするネット
ワーク管理オペレーションシステム。
【請求項４】請求項１に記載のネットワーク管理オペレ
ーションシステムにおいて、前記制御指令に応じてオペ
レーションを実行するとき、指定管理対象へのオペレー
ションが前記包含関係によって指定外の管理対象に影響
をおよぼすか否かを判定する手段を有し、影響を受ける
指定外の管理対象の管理情報と警告情報を画面に表示し
て、オペレータからの実行指令を受けてから前記ネット
ワーク管理オペレーションを実行するようにしたことを
特徴とするネットワーク管理オペレーションシステム。
【請求項５】請求項１に記載のネットワーク管理オペレ
ーションシステムにおいて、予め設定されたオペレータ
毎のオペレーション権限レベルを記憶するための手段
と、オペレーション種別、包含ツリーにおける指定管理
対象の階層レベル、および上記オペレーション権限レベ
ルに基づいて、オペレータが要求したオペレーションの
実行可否を判断するための手段を有することを特徴とす
るネットワーク管理オペレーションシステム。
【請求項６】請求項１に記載のネットワーク管理オペレ
ーションシステムにおいて、前記入出力処理部を複数備
え、各入出力処理部で個別に受け付けた複数のオペレー
タからの制御指令群を統合するための手段を有し、複数
の入出力処理部から同一属性をもつ管理対象に対する同
一の制御指令が与えられたとき、前記統合手段が各制御
指令を統合化した新たな制御指令を生成し、前記スコー
プパターン決定手段が上記統合された制御指令に応じて
スコープパラメータのマッピングを行ない、オペレーシ
ョン実行後の実行結果が各入出力処理部からの要求に対
応して分割して通知されるようにしたことを特徴とする
ネットワーク管理オペレーションシステム。
【請求項７】請求項７に記載のネットワーク管理オペレ
ーションシステムにおいて、前記各入出力処理部で受け
付けたオペレータからの制御指令に対するオペレーショ
ン数のカウント値が所定の閾値を越えたか否かを判定す
るための手段を備え、該カウンタ手段の判定結果に応じ
て、前記統合手段が、複数のオペレータからの制御指令
群の統合を行なうようにしたことを特徴とするネットワ
ーク管理オペレーションシステム。
【請求項８】請求項１〜請求項７の何れかに記載のネッ
トワーク管理オペレーションシステムにおいて、オペレ
ータから、管理対象群と該管理対象群の中からオペレー
ション対象を特定するための属性および属性値を指定す
る形で実行すべき制御指令が与えたとき、前記スコープ
パターン決定手段が、上記制御指令に応じて決まるスコ
ープパラメータと、上記指定された属性情報に応じて決
まる管理対象選択のためのフィルタパラメータとを決定
し、上記スコープパラメータとフィルタパラメータを含
むネットワーク管理オペレーションサービスメッセージ
を生成することを特徴とするネットワーク管理オペレー
ションシステム。