JPH05265665A - 印刷制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アプリケーションソフトウェアなどであらか
じめ行なわれる印刷装置の種類による登録の操作等を省
略することにより、印刷処理操作の簡易化及び、接続さ
れている印刷装置の種類の登録誤りによる印刷不良等を
排除する。 【構成】 印刷装置１とホストコンピュータ７とを伝送
路により接続し、ホストコンピュータ７から印刷装置１
に印刷装置１の種類に固有の制御コードを取得するため
のコマンドを送信する。印刷装置１はホストコンピュー
タ７から送信された制御コード取得コマンドを受信し、
ホストコンピュータ７に対し印刷装置１の制御コード群
を返す。ホストコンピュータ７は受信した制御コード群
により、印刷装置１の種類に固有の制御コードが認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータなどに接
続される印刷装置を制御する印刷制御装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、コンピュータに接続された印刷装
置で印刷を行う場合、ユーザー等の指示等により印刷装
置の種類があらかじめコンピュータ側に登録されてい
る。そして、コンピュータは登録された印刷装置の種類
に応じて印刷装置固有の制御を行っている。

【０００３】また、コンピュータ上で動作するワードプ
ロセッサ、表計算、グラフ、データベース等のアプリケ
ーションで印刷を行う場合、アプリケーション起動前
に、または起動後の別処理で印刷装置の種別を登録し、
実際の印刷時には登録されている印刷装置の種類固有の
制御を行っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷装
置の種類の判断は登録を行うユーザーに依存し、ユーザ
が印刷装置の種類を誤って登録してしまった場合、誤っ
た印刷装置の種類の制御を行ってしまい正常な印刷がで
きない。

【０００５】また、印刷装置の種類を登録する処理をユ
ーザーの指示であらかじめ行なう必要があるため、印刷
装置の種類を変える毎に登録の変換が必要となりアプリ
ケーションの操作性を悪化させている。

【０００６】本発明の印刷制御装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、アプリケーションソフトウェアなどであらかじめ行
なわれる印刷装置の種類による登録の操作等を省略する
ことにより、印刷処理操作の簡易化及び、接続されてい
る印刷装置の種類の登録誤りによる印刷不良等を排除す
ることの可能な印刷制御装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の印刷制御装置は、印刷装置の種類による
固有の制御コード群を得るための制御コード取得コマン
ドコードを送信する手段と、印刷装置より返送された制
御コード群を受信する手段と、前記印刷装置の種類によ
る固有の制御コード群を判断し登録する手段と、その登
録された制御コード群に基づいて接続されている印刷装
置の制御を行う手段とを備えたホストコンピュータと、
このホストコンピュータから送信されたデータを受信す
る手段と、この受信したデータから制御コード取得コマ
ンドコードを判別する手段と、装置の種類による固有の
制御コード群を前記ホストコンピュータの送信元に返送
する手段とを備えた印刷装置と、前記ホストコンピュー
タと前記印刷装置とを接続すると共に双方向にデータを
送受信する伝送路とを備える。

【０００８】

【作用】すなわち、本発明の印刷制御装置においては、
ホストコンピュータと印刷装置とを伝送路により接続
し、ホストコンピュータから印刷装置に印刷装置の種類
に固有の制御コードを取得するためのコマンドを送信す
る。印刷装置はホストコンピュータから送信された制御
コード取得コマンドを受信し、ホストコンピュータに対
し印刷装置の制御コード群を返す。ホストコンピュータ
は受信した制御コード群により、印刷装置の種類に固有
の制御コードが認識でき、実際の印刷時に印刷装置の種
類に関係なく印刷制御を行うことができる。

【０００９】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。

【００１０】図１は、本実施例の印刷制御装置の構成を
示す概略ブロック図である。図１において１は印刷装置
であり、ホストコンピュータ７とデータの送受信を行う
伝送路６で接続されている。

【００１１】印刷装置１の内部は、伝送路６を介してデ
ータの送受信を行うデータ送受信部２、データ送受信部
２により受信したデータが、制御コード群取得コマンド
コード、印刷装置制御コード、印字データ等のいずれか
であるかを判断する受信データ処理部３、ホストコンピ
ュータ７により送信された制御コード群取得コマンドコ
ードに応答して制御コード群を送信するための制御を行
う制御コード群、制御コード送信制御部４、印刷装置１
の印字制御、印字を行う印字処理部５によって構成され
ている。

【００１２】ホストコンピュータ７の内部は、ホストコ
ンピュータ７の装置全体を制御するＣＰＵ８、印刷装置
１とデータの送受信を行うために伝送路６と接続されて
いる印刷装置インタフェース９、ＣＰＵ８の制御プログ
ラムを格納したＲＯＭ１０、データを格納したり、制御
プログラムをロードするためのＲＡＭ１１により構成さ
れている。以下に、上記のような構成を有する印刷装置
１、ホストコンピュータ７の作用について図２，図３，
図４のフローチャートにより説明する。

【００１３】図２は印刷装置１のフローチャートであ
り、ホストコンピュータ７からデータを受信するとステ
ップＳ１において受信したデータが制御コード取得コマ
ンドコードかどうかのチェックを行う。制御コード取得
コマンドコードの場合、処理はステップＳ２の制御コー
ド群をホストコンピュータ７へ送信する処理を行い終了
する。

【００１４】この時、送信する制御コード群は印刷装置
の制御機能（印字文字の拡大・縮小、改行制御、装置リ
セット、かざり文字等の制御）や、予め決められた制御
機能番号、制御コード型式（書式）等を含んだものであ
る。

【００１５】ステップＳ１により受信したデータが制御
コード取得コマンドコードでない場合は、ステップＳ３
に処理が移り、制御コードかどうかのチェックを行う。
ステップＳ３で制御コードの場合、処理はステップＳ４
へ移り、印刷装置及び印字の制御を行い終了する。

【００１６】ステップＳ３により受信したデータが制御
コードでない場合はステップＳ５に処理が移り、印字デ
ータかどうかのチェックを行う。ステップＳ５で印字デ
ータの場合、処理はステップＳ６へ移り、実際の印字を
行い、終了する。

【００１７】ステップＳ５により受信したデータが印字
データでない場合は、ステップＳ７へ処理が移り、この
場合受信したデータが、印刷装置で判断できないデータ
であることを示すエラーステータスをホストコンピュー
タ７へ送信して終了する。

【００１８】次に、図３のフローチャートによりホスト
コンピュータ７側の処理を説明する。ホストコンピュー
タ７上で動作しているプログラムから印刷装置の設定要
求を行うと、ステップＳ８の処理により印刷装置１に対
して制御コード取得コマンドコードを送信し、ステップ
Ｓ９で印刷装置１から制御コード群が返されるまで待ち
状態となる。

【００１９】印刷装置１からの送信により制御コード群
の取得ができた場合は、ステップ１０により受信した制
御コード群をホストコンピュータ７のプログラムで使用
できる内部テーブル（図５）に各制御機能番号に対応し
て、制御コード、制御コードの型式等を登録し終了す
る。この時の制御機能番号は、ホストコンピュータ７と
印刷装置１間で予め決められた制御機能に対する番号で
ある。またステップ９で、制御コードがタイムアウトな
どで返されない場合は上位のプログラムへエラーとして
通知し終了する。

【００２０】次に図４のフローチャートにより、実際に
印刷を行う時の処理を説明する。ホストコンピュータ７
上で動作している−プログラムから印刷要求を行うと、
ステップ１２の処理により制御コード群を登録して、あ
る内部テーブルより印字に必要となる制御コードを参照
し、ステップ１３によりその制御コードを印刷装置１へ
送信する。次にステップ１３において制御コードを送信
後、ステップ１４において実際に印字するデータを印刷
装置１に送信し、印刷処理は終了する。

【００２１】以上説明した様に、上述した実施例によれ
ば、ホストコンピュータ上で動作しているプログラムに
対して、ユーザー側から、接続している印刷装置の種類
を指定することなく印刷装置固有の制御コードを使用で
き、印刷装置の接続変更時のプログラムの修正、変更、
セットアップ処理等を省略することができる。

【００２２】

【発明の効果】以上詳述した様に、本発明の印刷制御装
置によれば、接続されている印刷装置で使用する制御コ
ードがホストコンピュータ上でわかるため、ホストコン
ピューター上で動作しているプログラムで、印刷装置の
種類に関係なく各印刷装置毎の固有の制御が可能とな
る。これより、印刷装置を変えた場合でもプログラムの
修正、変更、等の必要がなくなる。

【００２３】また、アプリケーションプログラム上で印
刷装置の機種設定を行うものに関してはその必要がなく
なり、アプリケーションプログラムの操作性の簡単化が
実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す回路構成図である。

【図２】印刷装置の動作を説明するためのフローチャー
トである。

【図３】ホストコンピュータの動作を説明するためのフ
ローチャートである。

【図４】実際の印刷動作を説明するための図である。

【図５】内部テーブルの内容を示す図である。

【符号の説明】

１…印刷装置、２…データ送受信部、３…受信データ処
理部、４…制御コード送信制御部、５…印字処理部、７
…ホストコンピュータ、８…ＣＰＵ、９…印刷装置イン
ターフェイス、１０…ＲＯＭ、１１…ＲＡＭ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷装置の種類による固有の制御コード
   群を得るための制御コード取得コマンドコードを送信す
   る手段と、 印刷装置より返送された制御コード群を受信する手段
   と、 前記印刷装置の種類による固有の制御コード群を判断し
   登録する手段と、 その登録された制御コード群に基づいて接続されている
   印刷装置の制御を行う手段とを備えたホストコンピュー
   タと、 このホストコンピュータから送信されたデータを受信す
   る手段と、 この受信したデータから制御コード取得コマンドコード
   を判別する手段と、 装置の種類による固有の制御コード群を前記ホストコン
   ピュータの送信元に返送する手段とを備えた印刷装置
   と、 前記ホストコンピュータと前記印刷装置とを接続すると
   共に双方向にデータを送受信する伝送路とを備えたこと
   を特徴とする印刷制御装置。