JPH05265392A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH05265392A
JPH05265392A JP4062058A JP6205892A JPH05265392A JP H05265392 A JPH05265392 A JP H05265392A JP 4062058 A JP4062058 A JP 4062058A JP 6205892 A JP6205892 A JP 6205892A JP H05265392 A JPH05265392 A JP H05265392A
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JP
Japan
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display device
control means
optical shutter
display panel
plasma display
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Withdrawn
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JP4062058A
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English (en)
Inventor
Toshio Ueda
壽男 上田
Hirohito Kuriyama
博仁 栗山
Keiichi Kaneko
啓一 金子
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05265392A publication Critical patent/JPH05265392A/ja
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多階調レベルの表示を行った場合に於いて、
階調の低い低輝度表示を行っても良好なコントラストが
えられ、しかも該コントラストの程度を適宜のレベルに
変更しえる交流式放電型プラズマディスプレーパネルか
らなる表示装置を得る。 【構成】 プラズマディスプレーパネル1、該パネルの
行電極制御手段2、該パネルの列電極制御手段3並びに
該行電極制御手段2と該列電極制御手段3を制御する中
央制御手段4とで構成された表示装置10に於いて、該
プラズマディスプレーパネルの表示面6に対向して設け
られた光シャッター手段5と該光シャッター手段5の作
動を制御する光シャッター制御手段6とが設けられてい
る表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に関するもの
であり、更に詳しくは、交流式放電型プラズマディスプ
レーパネルを用いた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラズマディスプレーパネル
を使用した表示装置は、高輝度、広視野角、大容量表
示、更には長寿命と言う利点を有する為、パーソナルコ
ンオピュータ、ワードプロセッサ等のディスプレイ手段
として広く使用されて来ている。中でも、交流式放電型
プラズマディスプレーパネルを用いた表示装置は、メモ
リー効果を有し、比較的低い放電維持(サスティン電
圧)を印加する事により放電発光を継続的に実行する事
が可能であるので、経済的見地から注目されて来てい
る。
【0003】係る交流式放電型プラズマディスプレーパ
ネルの構造とその表示原理を図4を参照しながら簡単に
説明すると、先ず透明な2枚のガラス基板61、62が
互いに内部空間を形成する為に所定の間隔設けて互いに
平行に配置されており、その一方のガラス基板61は該
表示装置の前面を構成する表示面として機能し、他方の
ガラス基板62は該表示装置の裏面を構成する。
【0004】又該ガラス基板61の内部空間に面した表
面には、複数本の互いに並列に配置されている列電極6
3が設けられており、又該ガラス基板62の内部空間に
面した表面には、複数本の互いに並列に配置されている
行電極64が設けられており、該行電極64と列電極6
3とは互いに直交する方向に配置されている。係る行電
極64と列電極63は、それぞれ例えば絶縁ガラス等で
構成された適宜の誘電体層66と該誘電体層66を被覆
する保護層68により覆われており、完全に保護されて
いる。
【0005】又該保護層68に形成される空間部67
は、該ガラス基板61、62の両端部に設けられている
シールガラス69により完全に外部から隔離され、スペ
ーサ70により一定な間隔に保たれた空間を構成してお
り、該空間部内に例えばネオンガスに若干の希ガスを混
合したガス体が封入されている。係る基本構成を持つ該
プラズマディスプレーパネルの表示動作原理を以下に説
明すると、先ず行電極群から選択された一つ或いは複数
の行電極64と列電極群から選択された一つ或いは複数
の列電極63との間に所定の電圧を印加すると、選択さ
れた当該両電極により特定される空間部(画素とも言わ
れる)に存在するガス体がイオン化され放電電流が発生
し、上記誘電体の表面を充電し、この時瞬間的に光が放
出される。
【0006】同時に、該ガス体から分離されたプラスイ
オンの荷電粒子はマイナス側の電極を被覆する保護層6
8の表面に堆積され一方の壁電荷を形成すると同時に、
該ガス体から分離されたマイナスイオンの荷電粒子はプ
ラス側の電極を被覆する保護層68の表面に堆積され他
方の壁電荷を形成する。この誘電体表面に形成された壁
電荷は長期間保持されメモリー効果を発揮する。
【0007】そして、次に上記の両電極に印加された電
圧の極性を反転させると、該壁電荷を構成している両荷
電粒子は、反対側に移動し、その時点で瞬間的に光が放
出される。係る時点に於ける放電は、該電極間に既に壁
電荷による電圧が形成されているので、初回に印加され
た電圧よりも低い電圧で放電が開始される。
【0008】図5は、上記した交流式放電型プラズマデ
ィスプレーパネル1からなる表示装置であり、該プラズ
マディスプレーパネル1に接続して該プラズマディスプ
レーパネル1の行電極(Y電極)を走査駆動させる行電
極駆動手段2と列電極(X電極)を走査駆動させる列電
極駆動手段3が設けられ、且つ該行電極駆動手段2と列
電極駆動手段3を所定のプログラムシーケンスに従って
駆動させる演算処理回路を有する制御手段4とから構成
されている。
【0009】該制御手段4は、表示データ、同期信号、
更には書込み信号、イレーズパルス、キャンセルパルス
及び放電維持信号等を出力して該プラズマディスプレー
パネルの表示を制御するものである。処で、上記従来の
プラズマディスプレーパネルにおけるデータ表示の動作
シーケンスを図6を参照しながら説明する。
【0010】第1の工程は、該交流式放電型プラズマデ
ィスプレーパネル1に書き込み操作を行うものであり、
図に示す書き込み期間Twに於いて全ての行電極64
に、行電極駆動手段2を駆動して高電圧Vw、例えば1
60Vを印加する。それによって、上記した様に、プラ
ズマディスプレーパネルに於ける全ての画素空間部に壁
電荷が形成される。
【0011】図6に於ける当該行電極駆動手段2を駆動
する高電圧パルスaのオン期間T1は、当該プラズマデ
ィスプレーパネルに封入されているガス体が誘電分離し
て上記した壁電荷を形成するに充分な時間に設定されて
いるものである。該高電圧パルスVwのオン期間T1
は、例えば5μsとする事ができ、又該書き込み期間T
wは、例えば10μsと設定する事が可能である。
【0012】該壁電荷が充分に形成された後は、該高電
圧パルスVwはオフとされ、その時期に同期して当該列
電極駆動手段3を駆動する駆動パルスbがオンとなる。
係る書き込み期間に於いて、該プラズマディスプレーパ
ネルは、波形(C)に示す様に、該高電圧パルスaのオ
ン時点t1とオフ時点t2においてそれぞれ一回放電発
光する。
【0013】次いで第2の工程に於いては、発光させる
べき行電極を選択する為に、該行電極駆動手段2により
全ての行電極64を線順次走査を行って、該行電極の1
ライン毎に細幅で且つ所定の電圧Veを有するパルスE
をイレイズパルスとして印加していく。該イレイズパル
ス電圧Veは、書き込みパルス電圧Vwより低い値で良
く、例えば100V程度が使用可能である。
【0014】つまり、既に壁電荷が形成されている各画
素部分の行電極64にイレイズパルスEを印加する事に
より、該壁電荷が消滅する事になる。尚、該イレイズパ
ルスEのパルス幅は、該壁電荷を消滅させるに充分な時
間が与えられれば良いのであるから比較的に細く、且つ
該プラズマディスプレーパネル内のガス体が発光しない
程度の幅に設定しておく事が好ましい。
【0015】図6に於けるイレイズパルスE1は、時刻
t3に於いて第1番目のラインを構成する行電極64に
印加されるイレイズパルスであり、又イレイズパルスE
2は、時刻t4に於いて第2番目のラインを構成する行
電極64に印加されるイレイズパルスであり以下同様
に、全ての行電極1〜nに対して所定の間隔で、イレイ
ズパルスE1〜Enが時刻t3〜tnに於いて順次に印
加していく。
【0016】係るイレイズパルスEを行電極64に印加
すると、当該行電極は最早発光しなくなるが、発光させ
たい行電極64に対しては、列電極駆動手段3を駆動し
て、列電極から所定の電圧Vcを有するキャンセルパル
スC1〜Cnを図6の波形(B)に示される様に、該イ
レイズパルスEの出力時点と同期して出力させ、それに
よって前記イレイズパルスEの電圧を打ち消す様にすれ
ば良い。
【0017】従って該キャンセルパルスCの電圧Vcは
該イレイズパルスEの電圧Veと略等しく設定する事が
好ましい。該キャンセルパルスC1〜Cnは選択的に出
力されたりされなかったりするものである。係る処理を
実行する第2の工程を一般的にはアドレス期間Taと称
されている。
【0018】即ち、該キャンセルパルスC出力された表
示セルには該壁電荷が存在しており従って、放電発光が
可能であるが、該キャンセルパルスC出力されなかった
表示セルには該壁電荷が存在していないので放電発光が
不可能となる。第3の工程に於いては、時刻tn+1か
ら所定の期間設けられる放電維持期間であり、サスティ
ン期間とも称されるもので有って、上記アドレス期間に
於いて該壁電荷がメモリされている各行電極64のそれ
ぞれに対して所定の電圧Vo1及び電圧Vo2を有する
サスティン電圧をそれぞれ該行電極駆動手段2と列電極
駆動手段3とから交互に間歇的に印加する事により、該
プラズマディスプレーパネル内の所定の画素空間部に存
在するガス体の電荷が、印加される電圧の極性の変化に
応答して該電極間を移動するので、その瞬間毎に放電発
光を繰り返し、それにより、当該画素部が表示発光する
事になる。
【0019】尚、該電圧Vo1と電圧Vo2の電圧レベ
ルは互いに略等しい値に設定されている事が好ましい。
又、該電圧Vo1と該電圧Vo2のパルス幅は、壁電荷
が安定して形成しえるに十分な時間、所定の電圧が印加
される様な値に設定されているものである。かかる交流
式放電型プラズマディスプレーパネル表示装置に於いて
は、表示される部分の階調は発光しているか発光してい
ないか(非発光)の何れかであるので、2値の階調レベ
ルしか基本的には存在しない。
【0020】その為、複数段階の階調レベル表示を行お
うとすると、1フレーム(例えば60Hz)内に於ける
発光回数を変化させる事が必要となり、輝度を上げよう
とすれば、該1フレーム内に該画素の発光回数を多く
し、輝度を低くしようとする場合には、当該発光回数を
減らす事が必要となる。係る階調レベルの多様化を実現
する方法としては、具体的には、図3に示される様に、
表示すべき1フレーム分のデータを幾つかのサブフレー
ムに分割し、各々のサブフレーム内の発光回数を互いに
異ならせて、それぞれを1フレーム内で合成する事によ
って、所望の中間輝度をうる事が出来る。
【0021】例えば、図3に示す様に、1フレームを8
個のサブフレームに分割し、(即ちN=8)各サブフレ
ーム内の該サスティン期間(SUS1〜SUS8)に於
ける該ガス体の発光回数の比、即ちサブフレームの重み
付け)を以下の様に設定する。 SUS 1 : SUS 2 : SUS 3 : SUS 4 : SUS 5 : SUS 6 : SUS 7 : SUS 8 = 1 : 2 : 4 : 8 : 16 : 32 : 64 : 128 かくして、所定の重み付けを行った該サブフレームを適
宜選択して合成することによって、最高256段階の階
調レベルを表現出来ることになる。
【0022】即ち、最小輝度は、1つのサブフレームで
サスティン電圧を一回だけ交番させることにより得られ
るものでありその時の階調レベルを1とすると最大輝度
は、その256倍となる。具体的には、図3における各
サブフレームに於けるサスティン部SUS1〜SUSn
の時間軸が、該サスティン電圧の交番回数により長くな
ったり短くなったりするものである。
【0023】係る従来例における具体的条件の例を説明
するならば、例えば、一般的なプラズマディスプレーパ
ネルの於けるパネルのライン数nは、n=480で、書
込み時間Twは、Tw=10μs、該キャンセルパルス
間隔teを、te=3μs、交番高圧パルスの周期t
sus をtsus =10μs、1フレームの時間Tfを、T
f=16.7msとし、1フレーム内のサブフレームの
数Nを、N=8とすると、1フレーム内の交番高圧パル
スの回数Mは、 M=(Tf×1000−(n×te+Tw)×N)/tsus =510 となる。
【0024】処で、近年のコンピュ−タ−システムの高
度化に伴い、表示装置の大容量化、及びカラーソフト化
に対応する為、表示装置の多階調化が要求されて来てい
る。又、システムの省スペース化により表示装置のフラ
ット化も要求されて来ている。その為、上記した交流式
放電型プラズマディスプレーパネル表示装置が注目され
ているものであるが、係る交流式放電型プラズマディス
プレーパネルを用いた表示装置に於いて階調レベルが高
い場合には当該発光セルと非発光セルとの間に於けるコ
ントラストの差が大きいので、問題はないが、階調レベ
ルの低い低輝度表示を行った場合には、当該発光セルと
非発光セルとの間に於けるコントラストの差が小さくな
るので、該表示装置上での情報の識別がし難いと言う問
題が存在していた。
【0025】又、逆に階調レベルが高い場合に、黒色を
表示したい場合においても、該表示装置のバックが明る
くなってしまうので、黒色が変化して見えると言う欠点
も有った。即ち、該表示装置内に於ける該非発光セル
は、各サブフレームに於ける書込み期間に2回発光する
ものであるから、1フレーム内のサブフレームの数Nが
N=8である事から該非発光セルの1フレーム内に於け
る発光回数は16回となるのに対し、当該表示装置に於
ける低輝度表示、例えば輝度1即ち当該各サブフレーム
内に於ける発光回数即ち印加される交番高圧パルスの交
番回数をSUS1とした場合(つまり、該各サブフレー
ムのそれぞれのサスティン期間における発光回数が1で
ある場合)には、1フレーム内の発光回数の総計は20
回となり、発光セルと上記非発光セルとのコントラスト
は20対16に過ぎず、低輝度の階調レベルに於けるコ
ントラストが悪い事が理解される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、係る
従来技術に於ける問題を解決し、多階調レベルの表示を
行った場合に於いて、階調の低い低輝度表示を行っても
良好なコントラストがえられ、しかも該コントラストの
程度を適宜のレベルに変更しえる交流式放電型プラズマ
ディスプレーパネルからなる表示装置を提供するもので
ある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、交流式放電型プラズマディスプ
レーパネル、該パネルの行電極制御手段、該パネルの列
電極制御手段並びに該行電極制御手段と該列電極制御手
段を制御する中央制御手段とで構成された表示装置に於
いて、該プラズマディスプレーパネルの表示面に対向し
て設けられた光シャッター手段と該光シャッター手段の
作動を制御する光シャッター制御手段とが設けられてい
る交流式放電型プラズマディスプレーパネルを用いた表
示装置である。
【0028】
【作用】本発明に於ける該表示装置は、上記した様な技
術構成を採用しているので、特に多階調レベル表示にお
ける低輝度表示を実行するに際して、当該表示装置の表
示面に設けられた光シャッター手段を、該交流式放電型
プラズマディスプレーパネルを用いた表示装置が、書込
み期間内に在る間、作動させて、当該書込み期間中に該
表示装置のガス体が発光する事によって該表示装置外に
放出される光を遮断する事によって、オペレータの視覚
に対して、非発光セルから放出される光の相対的量を減
少させ、低輝度発光している発光セルの表示階調レベル
と該非発光セルとのコントラストを改善することが可能
となるのである。
【0029】
【実施例】以下に、本発明に係る交流式放電型プラズマ
ディスプレーパネルを用いた表示装置の具体例を図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る該
表示装置の例を説明する概略図であり、図中、交流式放
電型プラズマディスプレーパネル1、該パネルの行電極
制御手段2、該パネルの列電極制御手段3並びに該行電
極制御手段2と該列電極制御手段3を制御する中央制御
手段4とで構成された表示装置10に於いて、該プラズ
マディスプレーパネルの表示面6に対向して設けられた
光シャッター手段5と該光シャッター手段5の作動を制
御する光シャッター制御手段6とが設けられている表示
装置が示されている。
【0030】図1に於いて、図5に示されているものと
同一機能を有する部材に対しては、図5と同一の符号が
付されている。本発明に係る表示装置10の特徴は、上
記した通り、該交流式放電型プラズマディスプレーパネ
ル1の表示面7に対向して光シャッター手段5を設け、
当該光シャッター手段5を該中央制御手段4と接続され
ている光シャッター制御回路6により選択的に駆動さ
せ、当該表示装置の表示表面から放出される光をオペレ
ータに見えない様に遮断するものである。
【0031】該光シャッター制御手段6は、当該交流式
放電型プラズマディスプレーパネルからなる表示装置1
0に所定の書き込み信号が印加される期間、即ち書込み
期間Tw中、当該光シャッター手段5を不作動状態に制
御する様に構成されているものである。本発明に使用さ
れる該光シャッター手段5の構成は特に限定されるもの
では内が、少なくとも、該光シャッター手段が不作動状
態に於いて、該ディスプレーパネルから放出される光を
透過させない状態を形成するものである事が好ましい。
【0032】係る機能を有する光シャッター手段として
は、液晶から構成されるか、偏向板等で構成されたもの
で有って、電圧或いはその他の信号を受けて、光の透過
率が変化する様なもので有っても良い。又、本発明に係
る該光シャッター手段5は、該光シャッター制御手段6
の制御に応じて、その光透過率が変化する様に構成され
ているもので有っても良い。
【0033】図2は、本発明に係る該表示装置10を駆
動させる場合の各部分に於けるタイミングを比較したタ
イミングチャートであり、波形(A)、(B)、(C)
に付いては、図6で説明したものと同一であるので、こ
こではその説明を省略する。一方、本発明於ける光シャ
ッター手段5の動作を見ると、波形(D)に示す様に、
該表示装置10が、書込み期間Twに在る間は、当該光
シャッター手段5は該光シャッター制御手段6からの指
令により不作動の状態、即ち、光を透過させない状態
(OFFの状態)に維持されるものであり、係る期間
は、該表示装置10の表示面から時刻t1とt2に於い
て放電発光による光が出力されるが、該光シャッター手
段5が不作動の状態にあるので、オペレータには、当該
発光出力は認知されることない。
【0034】又、該表示装置10が、時刻t3に於いて
上記アドレス期間Taに入った場合には、該光シャッタ
ー制御手段6の制御に従って該光シャッター手段5は、
不作動の状態から作動状態に変換されるが、該アドレス
期間は、上記した様に、該表示装置からは、発光による
光の出力がないので、当然オペレータには、当該表示装
置からの発光出力は認知されることはない。
【0035】係る状況から、該光シャッター手段5の作
動状態への変換時期を、後述する該表示装置の放電維持
期間、即ちサスティン期間の開始時期迄延長する事が可
能である。そして、該表示装置が、放電維持期間Ts、
即ちサスティン期間にある間は、当該光シャッター手段
5は、作動状態になり、光を透過させる事が可能とな
る。
【0036】従って、図2の波形(E)に示す様に、当
該サスティン期間Tsに於いては、該表示装置から出力
される放電発光による光の出力と同期して当該光の出力
が該光シャッター手段5を透過して出力され、これがオ
ペレータにより認知される事になる。本発明において、
該光シャッター手段5をON/OFFさせる場合には、
該中央演算手段4から出力される書き込み信号のONの
時期とアドレス期間の開始時期或いはサスティン期間の
開始時期を該光シャッター制御手段6で検出し、当該検
出信号に同期させて該光シャッター手段5をON/OF
Fする様にするものである。
【0037】上記した本発明に於ける具体例では、光シ
ャッター手段5をON/OFFさせる事によって、非発
光セルと発光セルとの間のコントラストを大きくして表
示画面を鮮明にする様に配慮されているものであるが、
本発明に於いては、係るコントラストの程度を任意に変
更する事も可能である。即ち、該交流式放電型プラズマ
ディスプレーパネルが放電維持される所定の期間、該デ
ィスプレーパネルに於ける光の階調レベルが可変となる
様な制御手段が設けられているもので有って、具体的に
は、上記図3に於ける各サブフレームの内の選択された
所定数のサブフレームに於いて、その書き込み期間にお
ける該光シャッター手段5を不作動の状態に維持、つま
り発光による光を透過させる様にしておく方法を採用す
る事により係るコントラストの程度を任意に変更する事
が出来る。
【0038】更に、本発明に於いては、該コントラスト
の程度を悪化させる、つまり該コントラストの程度を低
下させる事も出来るのであり、具体的には、当該交流式
放電型プラズマディスプレーパネルに所定の書き込み信
号が印加される期間にさらに別の光発生用のパルスを印
加する様に構成する事により実行可能である。つまり、
該書き込み期間Twに於いて該行電極駆動用の電圧パル
スの交番回数を増加させる事により、該アドレス期間T
aに入る前に付加的な放電発光を行わせる事により、非
発光セルの輝度を高めるものであり、これによって該表
示装置の例えばバックを一層明るくする事が出来る。
【0039】図7(A)は、本発明に於ける該シャター
手段を制御する為の制御手段の一例を示すブロックダイ
アグラムである。即ち、上記制御手段は、高電位電源V
DDと低電位電源VEEとの間に直列に接続されたトランジ
スタQ1、Q2を設けると共に、両トランジスタの接合
部に出力部OUTを設け、更に該トランジスタQ1と出
力OUTとの間に、互いに直列に接続された2個のトラ
ンジスタQ3とQ4の内の一方のトランジスタQ3の端
子部をダイオードD1を介して接続させ、且つ該出力O
UTとトランジスタQ2との間に、該トランジスタQ4
の内の一方の端子部をダイオードD2を介して接続させ
たものである。
【0040】そして、該トランジスタQ1の制御端子部
は、容量C1と適宜の増幅器71を介して入力Aと接続
され、又、トランジスタトランジスタQ2の制御端子部
は、容量C2と適宜の増幅器74を介して入力Dと接続
されている。又、該トランジスタQ3の制御端子部は適
宜の増幅器72を介して入力Bと接続され、又、トラン
ジスタトランジスタQ4の制御端子部は、容量C3と適
宜の増幅器73を介して入力Cと接続されている。
【0041】尚、上記制御手段に使用される増幅器71
〜74は、例えば図7(B)に示される様な構成を有す
るもので有っても良い。図8は、図7(A)に示される
制御手段の各入力部A〜Dに印加される駆動パルス波形
とその出力波形の例を示したもので有って、該入力A
は、常時は“H”レベルであるが、行電極駆動信号がO
Nとなった時点に同期して“L”レベルに変化し、所定
の時間経過後に再び“H”レベルに復帰する。
【0042】係るパルス信号を印加する事によって、ト
ランジスタQ1はONとなり、その結果、出力OUTの
電圧レベルは“H”レベルとなる。該入力信号Aが
“H”レベルに復帰しても、該出力部OUTは、ハイイ
ンピーダンスに固定されているので、該出力部OUTの
電圧は、“H”レベルに維持される事になる。
【0043】該入力信号Bの電圧レベルは、信号Aと同
様に常時は“H”レベルであるが、書き込み信号TWが
ONとなった時点に同期して“L”レベルに変化するの
で、トランジスタQ3はOFFとなる。尚、該入力信号
Cの電圧レベルはこの時点では、“H”レベルであり、
又該入力信号Dの電圧レベルはこの時点では、“L”レ
ベルるので、トランジスタQ4とQ2は何れもOFFの
状態にある。
【0044】次いで、該行電極駆動信号がOFFし、列
電極駆動信号がONする直前で、該入力信号Bの電圧レ
ベルを瞬間的に“H”レベルとなし直ぐ“L”レベルに
戻す。係る操作をする事によって、出力OUTの電圧レ
ベルが0Vとなる。次に、該行電極駆動信号がOFFし
列電極駆動信号がONする時点に同期して入力信号Dの
電圧レベルを“L”レベルから“H”レベルに変化させ
ると、トランジスタQ2はONとなり、出力OUTの電
圧レベルをVEE( VEE<0V)とする。
【0045】この間トランジスタQ1とQ3はOFF状
態を維持し、又トランジスタQ4も入力信号Cの電圧レ
ベルが“H”レベルである為OFFの状態となってい
る。該入力信号Dの電圧レベルは所定の時間経過後に再
び“L”レベルに復帰するが、該出力部OUTは、ハイ
インピーダンスに固定されているので、該出力部OUT
の電圧は、VEEのレベルに維持される事になる。
【0046】そして、書き込み期間の終了直前に該入力
信号Cの電圧レベルを瞬間的に“L”レベルとなし直ぐ
“H”レベルに戻す。係る操作をする事によって、出力
OUTの電圧レベルが0Vに戻る事になる。係る駆動パ
ルスを各入力に印加させる事により、該制御回路の出力
OUTから図8のEに示される様な波形が出力され、該
出力波形を使用して図8のFにしめされる光シャッター
駆動信号が得られ、該駆動信号が“H”レベルの間で該
光シャッターをONとなし、該表示装置からの発光を遮
蔽する事が出来る。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る該表示装置は、非発光セル
と発光セルとの間のコントラストを大きくして、表示画
像を鮮明化させる事が可能であると共に、カラーソフト
に対応した任意のコントラストに可変調整することが出
来、表示装置の多面的活用と適用分野の拡大が可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る表示装置の構成の一具体
例を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明に係る表示装置の駆動シーケン
スを説明するタイムチャートである。
【図3】図3は、従来に於ける該交流式放電型プラズマ
ディスプレーパネルを用いて階調を変化させる為駆動シ
ーケンスの例を説明する図である。
【図4】図4は、従来に於ける交流式放電型プラズマデ
ィスプレーパネルの構成例を説明する図である。
【図5】図5は、従来に於ける交流式放電型プラズマデ
ィスプレーパネルを用いた表示装置の構成の一具体例を
示すブロック図である。
【図6】図6は、従来に於ける交流式放電型プラズマデ
ィスプレーパネルを用いた表示装置に於ける駆動シーケ
ンスを説明するタイムチャートである。
【図7】図7は、本発明に於けるシャター手段の制御回
路の具体例を示すブロックダイアグラムである。
【図8】図8は、図7に示すシャター手段の制御回路を
駆動させる為の信号波形の例を示す図である。
【符号の説明】
1…交流式放電型プラズマディスプレーパネル 2…行電極駆動制御手段 3…列電極駆動制御手段 4…中央演算処理制御手段 5…光シャッター手段 6…光シャッター制御手段 7…プラズマディスプレーパネルの表示表面 10…表示装置 61…前面ガラス基板 62…裏面ガラス基板 63…列電極 64…行電極 66…誘導体層 67…放電空間 68…保護層 69…ガラスシール 70…スペーサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流式放電型プラズマディスプレーパネ
    ル、該パネルの行電極制御手段、該パネルの列電極制御
    手段並びに該行電極制御手段と該列電極制御手段を制御
    する中央制御手段とで構成された表示装置に於いて、該
    プラズマディスプレーパネルの表示面に対向して設けら
    れた光シャッター手段と該光シャッター手段の作動を制
    御する光シャッター制御手段とが設けられている事を特
    徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 該光シャッター制御手段は、当該交流式
    放電型プラズマディスプレーパネルに所定の書き込み信
    号が印加される期間、当該光シャッター手段を不作動状
    態に制御する様に構成されている事を特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 該光シャッター手段は、不作動状態に於
    いて、該ディスプレーパネルから放出される光を透過さ
    せない状態にある事を特徴とする請求項2記載の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 該光シャッター手段は、該光シャッター
    制御手段の制御に応じて、その光透過率が変化する様に
    構成されている事を特徴とする請求項2記載の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 該交流式放電型プラズマディスプレーパ
    ネルが放電維持される所定の期間、該ディスプレーパネ
    ルに於ける光の階調レベルが可変となる様な制御手段が
    設けられている事を特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 当該交流式放電型プラズマディスプレー
    パネルに所定の書き込み信号が印加される期間にさらに
    別の光発生用のパルスを印加する様に構成されている事
    を特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の表示装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482334B1 (ko) * 2002-08-22 2005-04-13 엘지전자 주식회사 플라즈마 표시장치 및 그 구동방법
KR100482345B1 (ko) * 2002-11-27 2005-04-14 엘지전자 주식회사 액정을 이용한 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법

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