JPH05264987A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置及びその製造方法Info
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- JPH05264987A JPH05264987A JP6053092A JP6053092A JPH05264987A JP H05264987 A JPH05264987 A JP H05264987A JP 6053092 A JP6053092 A JP 6053092A JP 6053092 A JP6053092 A JP 6053092A JP H05264987 A JPH05264987 A JP H05264987A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明電極上に電着法によりカラーフィルタ層
を形成する際に切捨領域を無しにカラーフィルタ層を形
成し、効率よく多数個取りを行う。 【構成】 透明基板(2)上に所望形状の透明電極
(1)を形成し、その透明電極(1)上に電着法により
カラーフィルタ層を形成し、透明電極(1)から延在さ
れた複数の引き回し線(1A)の先端部の固着パッド
(1B)に液晶駆動用ICを搭載する液晶表示装置であ
って、固着パッド(1B)をカラーフィルタ層の色数に
応じて階段状に形成し、その固着パッド(1B)を電着
時の電極として用いて前記カラーフィルタ層を形成す
る。
を形成する際に切捨領域を無しにカラーフィルタ層を形
成し、効率よく多数個取りを行う。 【構成】 透明基板(2)上に所望形状の透明電極
(1)を形成し、その透明電極(1)上に電着法により
カラーフィルタ層を形成し、透明電極(1)から延在さ
れた複数の引き回し線(1A)の先端部の固着パッド
(1B)に液晶駆動用ICを搭載する液晶表示装置であ
って、固着パッド(1B)をカラーフィルタ層の色数に
応じて階段状に形成し、その固着パッド(1B)を電着
時の電極として用いて前記カラーフィルタ層を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
特に電着法によりカラーフィルタ層が形成されるCOG
構造の液晶表示装置及びその製造方法に関する。
特に電着法によりカラーフィルタ層が形成されるCOG
構造の液晶表示装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置を用いて所定の表示
を行う場合、カラー表示を行うものが、一般的によく採
用されてきている。カラー表示を行う場合には、一方の
基板上に形成された透明電極の上(あるいは下)にR.
G.B等のカラーフィルタ層を形成して行うことが一般
的である。
を行う場合、カラー表示を行うものが、一般的によく採
用されてきている。カラー表示を行う場合には、一方の
基板上に形成された透明電極の上(あるいは下)にR.
G.B等のカラーフィルタ層を形成して行うことが一般
的である。
【0003】斯様なカラーフィルタ層は、ゼラチン等の
有機膜を染色する染色法や、着色剤を印刷する印刷法等
に依って製造されているが、この染色法の場合には工程
が多く製造コストが高くなるばかりかフィルタ面積が大
きくなると均一な膜付けが困難であり、又印刷法の場合
には着色剤のにじみが発生しやすく微細なフィルタパタ
ーンの形成には不向きであった。
有機膜を染色する染色法や、着色剤を印刷する印刷法等
に依って製造されているが、この染色法の場合には工程
が多く製造コストが高くなるばかりかフィルタ面積が大
きくなると均一な膜付けが困難であり、又印刷法の場合
には着色剤のにじみが発生しやすく微細なフィルタパタ
ーンの形成には不向きであった。
【0004】そこで、近年では上述の染色法や印刷法に
代る新たなカラーフィルタ層の製造方法として、水溶性
高分子が電気化学的に不溶化して電極上に析出する現象
を応用して、この水溶性高分子に着色剤を分散する事に
依り、着色された高分子樹脂層を電極上に形成できる電
着法を採用しようと云う試みがなされており、その手法
については1983年10月発行の「JAPAN DI
SPLAY」の記事「Multicolor Graphic LCD with Tr
i-Colored Layers Formed by Electrodeposition」に詳
しい。
代る新たなカラーフィルタ層の製造方法として、水溶性
高分子が電気化学的に不溶化して電極上に析出する現象
を応用して、この水溶性高分子に着色剤を分散する事に
依り、着色された高分子樹脂層を電極上に形成できる電
着法を採用しようと云う試みがなされており、その手法
については1983年10月発行の「JAPAN DI
SPLAY」の記事「Multicolor Graphic LCD with Tr
i-Colored Layers Formed by Electrodeposition」に詳
しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる、電着法を用い
てカラーフィルタ層を形成する場合には、以下のように
して行われている。即ち、図6に示すように、ガラス基
板(11)上に例えば、ストライプ状に形成された透明
電極(12)から延在形成された電着用の電極領域(1
3)に設けられた電着用パッド(14)(15)(1
6)をカラーフィルタ層の色数に応じて階段状に形成
し、各電着用パッド(14)(15)(16)に順次所
定の電圧を印加して、カラーフィルタ層を形成してい
た。
てカラーフィルタ層を形成する場合には、以下のように
して行われている。即ち、図6に示すように、ガラス基
板(11)上に例えば、ストライプ状に形成された透明
電極(12)から延在形成された電着用の電極領域(1
3)に設けられた電着用パッド(14)(15)(1
6)をカラーフィルタ層の色数に応じて階段状に形成
し、各電着用パッド(14)(15)(16)に順次所
定の電圧を印加して、カラーフィルタ層を形成してい
た。
【0006】しかしながら、従来の電着方法では、基板
(11)に電着用の電極領域(13)を設ける必要があ
り、大型の一枚のガラス基板から多数個取りする場合、
電極領域(13)を点線部分で切捨てるためその電極領
域(13)がムダとなり多数個取りに限界があった。一
方、電極領域(13)を最小限に小さく形成すれば上述
の問題は解決されるが、電極領域(13)を例えば1〜
5m程度にすれば、切捨部分を小さくできるが、基板
(11)の切断・分割工程時に分割がうまく行われず不
良になる問題がある。従って、電極領域(13)は最低
でも10mm〜20mm位は必要である。尚、電極領域
(13)の幅は基板(11)の長さによってその幅が決
定される。
(11)に電着用の電極領域(13)を設ける必要があ
り、大型の一枚のガラス基板から多数個取りする場合、
電極領域(13)を点線部分で切捨てるためその電極領
域(13)がムダとなり多数個取りに限界があった。一
方、電極領域(13)を最小限に小さく形成すれば上述
の問題は解決されるが、電極領域(13)を例えば1〜
5m程度にすれば、切捨部分を小さくできるが、基板
(11)の切断・分割工程時に分割がうまく行われず不
良になる問題がある。従って、電極領域(13)は最低
でも10mm〜20mm位は必要である。尚、電極領域
(13)の幅は基板(11)の長さによってその幅が決
定される。
【0007】この発明は、上述した課題に鑑みて為され
たもので、この発明の目的は、透明電極上に電着法によ
りカラーフィルタ層を形成する場合に電着専用の電極領
域を設けることなくカラーフィルタ層を形成できる多数
個取りを可能とした液晶表示装置を提供するものであ
る。
たもので、この発明の目的は、透明電極上に電着法によ
りカラーフィルタ層を形成する場合に電着専用の電極領
域を設けることなくカラーフィルタ層を形成できる多数
個取りを可能とした液晶表示装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わる液晶表示装置
は、液晶を挾持する透明基板の少なくとも一方の透明基
板上に所望形状の透明電極が形成され、その透明電極上
に電着によりカラーフィルタ層が形成され、前記透明電
極から延在された複数の引き回し線の先端部の固着パッ
ドに液晶駆動用ICを搭載し所望のカラー表示を行う液
晶表示装置であって、前記カラーフィルタ層の色数に多
応して前記固着パッドを階段状に形成し、且つ同一色の
カラーフィルタ層が形成される固着パッドを略平行に位
置させるとともに、前記固着パッドと前記引き回し線の
境界に前記カラーフィルタ層を設けたことを特徴として
いる。
目的を達成するため、この発明に係わる液晶表示装置
は、液晶を挾持する透明基板の少なくとも一方の透明基
板上に所望形状の透明電極が形成され、その透明電極上
に電着によりカラーフィルタ層が形成され、前記透明電
極から延在された複数の引き回し線の先端部の固着パッ
ドに液晶駆動用ICを搭載し所望のカラー表示を行う液
晶表示装置であって、前記カラーフィルタ層の色数に多
応して前記固着パッドを階段状に形成し、且つ同一色の
カラーフィルタ層が形成される固着パッドを略平行に位
置させるとともに、前記固着パッドと前記引き回し線の
境界に前記カラーフィルタ層を設けたことを特徴として
いる。
【0009】また、この発明に係わる液晶表示装置の製
造方法は、透明基板上に所望形状の透明電極を形成し、
その透明電極上に電着法によりカラーフィルタ層を形成
し、前記透明電極から延在された複数の引き回し線の先
端部の固着パッドに液晶駆動用ICを搭載する液晶表示
装置の製造方法において、前記固着パッドをカラーフィ
ルタ層の色数に応じて階段状に形成し、その固着パッド
を電着時の電極として用いて前記カラーフィルタ層を形
成することを特徴としている。
造方法は、透明基板上に所望形状の透明電極を形成し、
その透明電極上に電着法によりカラーフィルタ層を形成
し、前記透明電極から延在された複数の引き回し線の先
端部の固着パッドに液晶駆動用ICを搭載する液晶表示
装置の製造方法において、前記固着パッドをカラーフィ
ルタ層の色数に応じて階段状に形成し、その固着パッド
を電着時の電極として用いて前記カラーフィルタ層を形
成することを特徴としている。
【0010】
【作用】以上のように構成される液晶表示装置において
は、液晶駆動用ICが固着される固着パッドを電着時の
電極として用いることにより、電着専用の電極を用いる
ことがないため、一枚のガラス基板から、最大限多数の
基板を分割することができる。
は、液晶駆動用ICが固着される固着パッドを電着時の
電極として用いることにより、電着専用の電極を用いる
ことがないため、一枚のガラス基板から、最大限多数の
基板を分割することができる。
【0011】
【実施例】以下に図1〜図5に示した実施例に基づいて
本発明の液晶表示装置及びその製造方法について説明す
る。図1及び図2に示す如く、本発明の液晶表示装置
は、セグメント電極(1)が形成されたガラス基板
(2)と、セグメント電極(1)から延在された引き回
し線(1A)及び固着パッド(1B)と、セグメント電
極(1)上に形成されるカラーフィルタ層(3)(R.
G.B)と、固着パッド(1B)上に固着される液晶駆
動用IC(4)と、基板(2)と対向して配置される他
の基板(5)と、その基板(5)上に形成されるコモン
電極(6)とから構成されている。
本発明の液晶表示装置及びその製造方法について説明す
る。図1及び図2に示す如く、本発明の液晶表示装置
は、セグメント電極(1)が形成されたガラス基板
(2)と、セグメント電極(1)から延在された引き回
し線(1A)及び固着パッド(1B)と、セグメント電
極(1)上に形成されるカラーフィルタ層(3)(R.
G.B)と、固着パッド(1B)上に固着される液晶駆
動用IC(4)と、基板(2)と対向して配置される他
の基板(5)と、その基板(5)上に形成されるコモン
電極(6)とから構成されている。
【0012】先ず、一方の基板(2)上に形成されるセ
グメント電極(1)はITO膜によって所望形状に形成
される。この実施例では図1の如く、複数本のストライ
プ状に形成されている。そして、そのストライプ状に形
成された複数のセグメント電極(1)からは引き回し線
(1A)が基板(2)上に固着されるIC(4)の固着
領域(4A)内に延在形成され、その引き回し線(1
A)の略先端部の領域はIC(4)が固着される固着パ
ッド(1B)となる。
グメント電極(1)はITO膜によって所望形状に形成
される。この実施例では図1の如く、複数本のストライ
プ状に形成されている。そして、そのストライプ状に形
成された複数のセグメント電極(1)からは引き回し線
(1A)が基板(2)上に固着されるIC(4)の固着
領域(4A)内に延在形成され、その引き回し線(1
A)の略先端部の領域はIC(4)が固着される固着パ
ッド(1B)となる。
【0013】引き回し線(1A)からの先端部に形成さ
れた固着パッド(1B)は固着領域内で階段状に形成さ
れ、後述するIC(4)と半田バンプされることにな
る。固着パッド(1B)はカラーフィルタ層(3)の色
数に対応して階段状に配置されると共に、同一色のカラ
ーフィルタ層(3)が設けられるものが略平行に位置す
るように形成配置されている。従って、液晶駆動用IC
(4)の電極の一部もその固着パッド(1B)に対し
て、階段状に形成されることになる。
れた固着パッド(1B)は固着領域内で階段状に形成さ
れ、後述するIC(4)と半田バンプされることにな
る。固着パッド(1B)はカラーフィルタ層(3)の色
数に対応して階段状に配置されると共に、同一色のカラ
ーフィルタ層(3)が設けられるものが略平行に位置す
るように形成配置されている。従って、液晶駆動用IC
(4)の電極の一部もその固着パッド(1B)に対し
て、階段状に形成されることになる。
【0014】この実施例では、固着パッド(1B)は3
つの階段状のものが繰り返して形成されているので、カ
ラーフィルタ層は3色のものが存在することがわかる。
上述したように、この実施例では、固着パッド(1B)
は3つの階段状に形成されているが、カラーフィルタ層
の色数に対した数だけの段差を設けることは説明するま
でもない。
つの階段状のものが繰り返して形成されているので、カ
ラーフィルタ層は3色のものが存在することがわかる。
上述したように、この実施例では、固着パッド(1B)
は3つの階段状に形成されているが、カラーフィルタ層
の色数に対した数だけの段差を設けることは説明するま
でもない。
【0015】次に、セグメント電極(1)上にカラーフ
ィルタ層(3)を形成する場合について図3〜図5に基
づいて説明する。上述したように、固着パッド(1B)
は階段状且つ同一色が形成されるものは略平行に配置さ
れていることから、各固着パッド(1B)を電着用のパ
ッドとして兼用してカラーフィルタ層(3)を形成す
る。先ず図3に示す如く、先ずRの固着パッド(1B)
を導通させる如く、導電性のテープ(7)等の導電手段
を用いてRの固着パッド(1B)は全て導通させる。
ィルタ層(3)を形成する場合について図3〜図5に基
づいて説明する。上述したように、固着パッド(1B)
は階段状且つ同一色が形成されるものは略平行に配置さ
れていることから、各固着パッド(1B)を電着用のパ
ッドとして兼用してカラーフィルタ層(3)を形成す
る。先ず図3に示す如く、先ずRの固着パッド(1B)
を導通させる如く、導電性のテープ(7)等の導電手段
を用いてRの固着パッド(1B)は全て導通させる。
【0016】導電性テープ(7)はAgペーストをディ
スペンサーを用いて左右へ引くようにして形成した後、
約100℃で20〜30分位乾燥させるとAgペースト
Pの溶媒が蒸発し導電性となる。この導電性テープ
(7)はストリッパブルであるため容易に剥離すること
ができる。そして、各固着パッド(1B)を例えば正極
とし、赤色顔料が分散された高分子樹脂水溶液中例えば
カルボキシル基を付加したメラニン樹脂水溶液中で電着
処理を行なうとRのセグメント電極(1)の表面に赤色
顔料が混入された高分子樹脂膜からなる赤色フィルタ
(R)が析出形成される。この時、引き回し線(1A)
は約100〜200μ位であるために電圧降下によって
電着時に引き回し線(1A)上には短時間に赤色の顔料
が析出され、セグメント電極(1)上には析出されない
が、電着を長時間行えば引き回し線(1A)、セグメン
ト電極(1)上に均一に析出することができるので何ら
問題はない。電着後、基板(1)を電気炉内で約200
℃で20〜30分間加熱乾燥して、赤色のカラーフィル
タ層(3)の高分子樹脂を焼付定着させる。尚、電着時
に上述した溶液中には負極の電極板が存在している。R
のカラーフィルタ層(3)を形成した後、導電性テープ
(7)をはがし次の工程を行う。
スペンサーを用いて左右へ引くようにして形成した後、
約100℃で20〜30分位乾燥させるとAgペースト
Pの溶媒が蒸発し導電性となる。この導電性テープ
(7)はストリッパブルであるため容易に剥離すること
ができる。そして、各固着パッド(1B)を例えば正極
とし、赤色顔料が分散された高分子樹脂水溶液中例えば
カルボキシル基を付加したメラニン樹脂水溶液中で電着
処理を行なうとRのセグメント電極(1)の表面に赤色
顔料が混入された高分子樹脂膜からなる赤色フィルタ
(R)が析出形成される。この時、引き回し線(1A)
は約100〜200μ位であるために電圧降下によって
電着時に引き回し線(1A)上には短時間に赤色の顔料
が析出され、セグメント電極(1)上には析出されない
が、電着を長時間行えば引き回し線(1A)、セグメン
ト電極(1)上に均一に析出することができるので何ら
問題はない。電着後、基板(1)を電気炉内で約200
℃で20〜30分間加熱乾燥して、赤色のカラーフィル
タ層(3)の高分子樹脂を焼付定着させる。尚、電着時
に上述した溶液中には負極の電極板が存在している。R
のカラーフィルタ層(3)を形成した後、導電性テープ
(7)をはがし次の工程を行う。
【0017】次に図4の如く、再び導電性テープ(7)
をGの固着パッド(1B)を導通させるように基板
(1)に貼り、その後、前述した同様の電着処理が行わ
れるが、この場合の顔料は緑色であって、この緑色顔料
混入の高分子樹脂膜からなる緑色のカラーフィルタ層
(3)がGのセグメント電極(1)上に析出形成され
る。この際、赤色のカラーフィルタ層(3)は既に焼成
されているため緑色のカラーフィルタ層と混色すること
はない。
をGの固着パッド(1B)を導通させるように基板
(1)に貼り、その後、前述した同様の電着処理が行わ
れるが、この場合の顔料は緑色であって、この緑色顔料
混入の高分子樹脂膜からなる緑色のカラーフィルタ層
(3)がGのセグメント電極(1)上に析出形成され
る。この際、赤色のカラーフィルタ層(3)は既に焼成
されているため緑色のカラーフィルタ層と混色すること
はない。
【0018】最後に、図5に示す如く導電性テープ
(7)をBの固着パッド(1B)を導通させるように板
(1)に貼り、その後、前述した同様の電着処理が行わ
れるが、この場合の顔料は青色であって、この青色顔料
混入の高分子樹脂膜からなる青色のカラーフィルタ層
(3)がBのセグメント電極(1)上に析出形成され
る。この際、赤色及び緑色のカラーフィルタ層(3)は
既に焼成されているため青色のカラーフィルタ層と混色
することはない。
(7)をBの固着パッド(1B)を導通させるように板
(1)に貼り、その後、前述した同様の電着処理が行わ
れるが、この場合の顔料は青色であって、この青色顔料
混入の高分子樹脂膜からなる青色のカラーフィルタ層
(3)がBのセグメント電極(1)上に析出形成され
る。この際、赤色及び緑色のカラーフィルタ層(3)は
既に焼成されているため青色のカラーフィルタ層と混色
することはない。
【0019】尚、上述の実施例に於いては、電着処理で
の着色剤として顔料を示したが、これに限定されるもの
ではなく、染料等を使用する事も可能である。又、この
顔料としては礦物系のもの有機系のものが存在するが、
有機系の顔料の場合、それ自体が適当な溶媒中イオン化
されるなら、上述の如き分散顔料のキャリアとしての高
分子樹脂溶液は不要である。
の着色剤として顔料を示したが、これに限定されるもの
ではなく、染料等を使用する事も可能である。又、この
顔料としては礦物系のもの有機系のものが存在するが、
有機系の顔料の場合、それ自体が適当な溶媒中イオン化
されるなら、上述の如き分散顔料のキャリアとしての高
分子樹脂溶液は不要である。
【0020】このように、固着パッド(1B)を電着用
の電極パッドと兼用に用いることにより、引き回し線
(1A)上にもカラーフィルタ層(3)が析出形成され
ることになる。従って、固着パッド(1B)上のみが導
電体が露出されることになり、駆動用IC(4)をパッ
ド(1B)上に半田固着する際に、カラーフィルタ層
(3)が半田流出の防止材となり、IC(4)を略平坦
に半田固着することができる。
の電極パッドと兼用に用いることにより、引き回し線
(1A)上にもカラーフィルタ層(3)が析出形成され
ることになる。従って、固着パッド(1B)上のみが導
電体が露出されることになり、駆動用IC(4)をパッ
ド(1B)上に半田固着する際に、カラーフィルタ層
(3)が半田流出の防止材となり、IC(4)を略平坦
に半田固着することができる。
【0021】ところで、液晶駆動用IC(4)はフリッ
プチップ型のICであり、そのチップの底面には複数の
バンプ電極が形成されている。そのバンプ電極の一部の
配列は固着パッド(1B)と同一の配列で形成されてい
る。上述した基板(2)は他の基板(5)と一体化さ
れ、その間隙内に液晶を充填して所定のカラー表示が行
われる。尚、他の基板(5)上にはセグメント電極
(1)と対応するコモン電極(6)が形成され、そのコ
モン電極から延在された引き回し線上に駆動用IC
(8)が固着されている。
プチップ型のICであり、そのチップの底面には複数の
バンプ電極が形成されている。そのバンプ電極の一部の
配列は固着パッド(1B)と同一の配列で形成されてい
る。上述した基板(2)は他の基板(5)と一体化さ
れ、その間隙内に液晶を充填して所定のカラー表示が行
われる。尚、他の基板(5)上にはセグメント電極
(1)と対応するコモン電極(6)が形成され、そのコ
モン電極から延在された引き回し線上に駆動用IC
(8)が固着されている。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に依れば、
基板上に固着される液晶駆動用ICが固着される固着パ
ッドをカラーフィルタ層形成の電着時の電極として兼用
することにより、電着専用の電極を用いることがないた
め、一枚のガラス基板から切捨て部分がなくなり、最大
限効率よく多数の基板を分割することができる。
基板上に固着される液晶駆動用ICが固着される固着パ
ッドをカラーフィルタ層形成の電着時の電極として兼用
することにより、電着専用の電極を用いることがないた
め、一枚のガラス基板から切捨て部分がなくなり、最大
限効率よく多数の基板を分割することができる。
【図1】本発明の実施例を説明する平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図4】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図5】本発明の製造方法を説明する断面図である。
【図6】従来例を示す平面図である。
(1) セグメント電極 (1A) 引き回し線 (1B) 固着パッド (2)(5) 基板 (3) カラーフィルタ層 (4) 駆動IC (6) コモン電極
Claims (3)
- 【請求項1】 透明基板上に所望形状の透明電極が形成
され、その透明電極上にカラーフィルタ層が形成され、
前記透明電極から延在された複数の引き回し線の先端部
の固着パッドに液晶駆動用ICを搭載した液晶表示装置
であって、 前記カラーフィルタ層の色数に多応して前記固着パッド
を階段状に形成し、且つ同一色のカラーフィルタ層が形
成される固着パッドを略平行に位置させたことを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項2】 液晶を挾持する透明基板の少なくとも一
方の透明基板上に所望形状の透明電極が形成され、その
透明電極上に電着によりカラーフィルタ層が形成され、
前記透明電極から延在された複数の引き回し線の先端部
の固着パッドに液晶駆動用ICを搭載し所望のカラー表
示を行う液晶表示装置であって、 前記カラーフィルタ層の色数に多応して前記固着パッド
を階段状に形成し、且つ同一色のカラーフィルタ層が形
成される固着パッドを略平行に位置させるとともに、前
記固着パッドと前記引き回し線の境界に前記カラーフィ
ルタ層を設けたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】 透明基板上に所望形状の透明電極を形成
し、その透明電極上に電着法によりカラーフィルタ層を
形成し、前記透明電極から延在された複数の引き回し線
の先端部の固着パッドに液晶駆動用ICを搭載する液晶
表示装置の製造方法において、 前記固着パッドをカラーフィルタ層の色数に応じて階段
状に形成し、その固着パッドを電着時の電極として用い
て前記カラーフィルタ層を形成することを特徴とする液
晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053092A JPH05264987A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053092A JPH05264987A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264987A true JPH05264987A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13144960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053092A Pending JPH05264987A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH05264987A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1688784A1 (en) * | 2005-02-04 | 2006-08-09 | Sanyo Epson Imaging Devices Corporation | Liquid crystal display panel provided with inspection terminals |
US8570479B2 (en) | 1997-11-28 | 2013-10-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal electrooptical device |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP6053092A patent/JPH05264987A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8570479B2 (en) | 1997-11-28 | 2013-10-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Liquid crystal electrooptical device |
EP1688784A1 (en) * | 2005-02-04 | 2006-08-09 | Sanyo Epson Imaging Devices Corporation | Liquid crystal display panel provided with inspection terminals |
JP2006215302A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 液晶表示パネル |
US7358570B2 (en) | 2005-02-04 | 2008-04-15 | Epson Imaging Devices Corp. | Liquid crystal display panel |
JP4662339B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2011-03-30 | エプソンイメージングデバイス株式会社 | 液晶表示パネル |
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