JPH05264977A - 案内板装置 - Google Patents
案内板装置Info
- Publication number
- JPH05264977A JPH05264977A JP9336092A JP9336092A JPH05264977A JP H05264977 A JPH05264977 A JP H05264977A JP 9336092 A JP9336092 A JP 9336092A JP 9336092 A JP9336092 A JP 9336092A JP H05264977 A JPH05264977 A JP H05264977A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- ferroelectric
- touch panel
- crystal display
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Audible And Visible Signals (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消費電力が少ないとともに、破損に強く安全
性に優れ、しかも視野角が広い大画面の液晶表示部を備
えた案内板装置を提供する。 【構成】 強誘電性高分子液晶を含む液晶材により表示
部2が形成され、表示面上には一体にタッチパネル21
が配され、外部情報を入力できる端子10を備えてい
る。電源は太陽電池12から給電できる。
性に優れ、しかも視野角が広い大画面の液晶表示部を備
えた案内板装置を提供する。 【構成】 強誘電性高分子液晶を含む液晶材により表示
部2が形成され、表示面上には一体にタッチパネル21
が配され、外部情報を入力できる端子10を備えてい
る。電源は太陽電池12から給電できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非常口や避難路の表
示、映画館やコンサートホールなどの空席表示、ホテル
などの空室表示、交通機関のルートや沿線の案内表示な
どに用いられる案内板装置に関し、特に表示部を液晶表
示素子により構成した案内板装置に関する。
示、映画館やコンサートホールなどの空席表示、ホテル
などの空室表示、交通機関のルートや沿線の案内表示な
どに用いられる案内板装置に関し、特に表示部を液晶表
示素子により構成した案内板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の案内板は樹脂板に印刷
により案内を表示したものが用いられている。また、案
内を表示した透光性の樹脂板を背後から照らせる内照ラ
ンプを設けたものもある。しかし、このような案内板で
は案内の内容が固定されてしまうため、空席表示や空室
表示などを行なう場合に不便があった。また、CRTを
用いて案内板を構成した場合は、、装置の構成が大型化
し、重量も重くなるので、案内板の据え付けが簡単には
行なえない。そこで、近年盛んに利用されつつある液晶
表示パネルにより案内板を構成することが考えられる。
により案内を表示したものが用いられている。また、案
内を表示した透光性の樹脂板を背後から照らせる内照ラ
ンプを設けたものもある。しかし、このような案内板で
は案内の内容が固定されてしまうため、空席表示や空室
表示などを行なう場合に不便があった。また、CRTを
用いて案内板を構成した場合は、、装置の構成が大型化
し、重量も重くなるので、案内板の据え付けが簡単には
行なえない。そこで、近年盛んに利用されつつある液晶
表示パネルにより案内板を構成することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在利用され
ている低分子液晶材を用いた液晶表示パネルは、次のよ
うな問題があるため案内板用として用いるのは不適切で
あった。 ガラス基板が大きくなると、ラビング配向処理が不均
一になるとともに、液晶材と基板を貼り合わせる際に基
板が割れやすいなどの理由により、情報伝達を有効に行
なえる大きさの画面とすることができなかった。 基板として樹脂フィルムを用いて大画面の表示パネル
を構成しようとすると、液晶パネルに厚みむらが発生し
て表示が不均一になる。 基板としてガラス基板を用いているため、破損した場
合に安全性に欠ける問題点もある。 ガラス基板で挟み込むことで構成した液晶パネルは、
厚みが厚くなり、偏光板と偏光板との間の距離が大きな
って光路長が長くなるため、表示部の視野角が狭くな
り、斜めから見た場合表示が読み取りにくい。
ている低分子液晶材を用いた液晶表示パネルは、次のよ
うな問題があるため案内板用として用いるのは不適切で
あった。 ガラス基板が大きくなると、ラビング配向処理が不均
一になるとともに、液晶材と基板を貼り合わせる際に基
板が割れやすいなどの理由により、情報伝達を有効に行
なえる大きさの画面とすることができなかった。 基板として樹脂フィルムを用いて大画面の表示パネル
を構成しようとすると、液晶パネルに厚みむらが発生し
て表示が不均一になる。 基板としてガラス基板を用いているため、破損した場
合に安全性に欠ける問題点もある。 ガラス基板で挟み込むことで構成した液晶パネルは、
厚みが厚くなり、偏光板と偏光板との間の距離が大きな
って光路長が長くなるため、表示部の視野角が狭くな
り、斜めから見た場合表示が読み取りにくい。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、液晶表示
パネルを強誘電性高分子液晶材を用いて構成することに
より、 大画面に構成でき、 基板としてガラス基板を用いていないので、衝撃が加
わっても破損しにくく、安全であり、 偏光板と偏光板との間の距離が小さくなり、光路長を
短くできるので、表示部の視野角が広く表示が見やす
い、 といった数多くの特徴を備える案内板装置を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するために提案されたものであり、液晶表示
パネルを強誘電性高分子液晶材を用いて構成することに
より、 大画面に構成でき、 基板としてガラス基板を用いていないので、衝撃が加
わっても破損しにくく、安全であり、 偏光板と偏光板との間の距離が小さくなり、光路長を
短くできるので、表示部の視野角が広く表示が見やす
い、 といった数多くの特徴を備える案内板装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による案内板装置は、強誘電性高分子液晶を含
む液晶材を樹脂基板によって挟持してなる液晶表示素子
により表示部を構成し、必要に応じ、上記表示部に案内
地図の表示を行なえる構成としてある。また、タッチパ
ネルを備え、このタッチパネルからの入力情報により表
示内容を変えることができるようにし、かつ、電源とし
ての太陽電池を備えている。
に本発明による案内板装置は、強誘電性高分子液晶を含
む液晶材を樹脂基板によって挟持してなる液晶表示素子
により表示部を構成し、必要に応じ、上記表示部に案内
地図の表示を行なえる構成としてある。また、タッチパ
ネルを備え、このタッチパネルからの入力情報により表
示内容を変えることができるようにし、かつ、電源とし
ての太陽電池を備えている。
【0006】
【作用】本発明の案内装置によれば、強誘電性高分子液
晶が有する種々の特徴を活かした案内板装置を提供で
き、また、案内地図の表示を行なえるので、文字情報以
外に地図によるより適確な誘導を行なえ、さらに、タッ
チパネルを備えているので、このタッチパネルを押圧す
ることにより、表示内容の変更を行なえる。
晶が有する種々の特徴を活かした案内板装置を提供で
き、また、案内地図の表示を行なえるので、文字情報以
外に地図によるより適確な誘導を行なえ、さらに、タッ
チパネルを備えているので、このタッチパネルを押圧す
ることにより、表示内容の変更を行なえる。
【0007】
【実施例】以下、本発明による案内板装置の具体的な実
施例を図面に基づき詳細に説明する。図1にこの案内板
装置の概略的な斜視図を示し、図2にこの案内板装置の
ブロック図を示す。これらの図で、この案内板装置の本
体1は矩形のボード状に構成され、ぼぼ全面部が大画面
の液晶表示部2となっている。この実施例では、たとえ
ば演劇の開演時刻と劇場までのルートを示す案内地図が
表示されている。この本体1内には、CPU3、メモリ
4、インタフェース5、液晶用の駆動画像信号処理回路
6およびタッチパネル用の入力信号処理回路20からな
るICチップ7が内蔵されている。この本体1の一側部
には、信号ケーブル9によって送られてくる外部情報を
インタフェース5を介してCPU3に取り込み、内蔵メ
モリ4に書き込むための外部入力端子10が備えられて
いる。このメモリ4には文字情報用のメモリ4aと地図
情報用のメモリ4bがあり、これらメモリ4a,4bに
取り込まれた案内表示情報はCPU3によって処理さ
れ、駆動画像信号処理回路6を介して液晶表示部2に表
示される。
施例を図面に基づき詳細に説明する。図1にこの案内板
装置の概略的な斜視図を示し、図2にこの案内板装置の
ブロック図を示す。これらの図で、この案内板装置の本
体1は矩形のボード状に構成され、ぼぼ全面部が大画面
の液晶表示部2となっている。この実施例では、たとえ
ば演劇の開演時刻と劇場までのルートを示す案内地図が
表示されている。この本体1内には、CPU3、メモリ
4、インタフェース5、液晶用の駆動画像信号処理回路
6およびタッチパネル用の入力信号処理回路20からな
るICチップ7が内蔵されている。この本体1の一側部
には、信号ケーブル9によって送られてくる外部情報を
インタフェース5を介してCPU3に取り込み、内蔵メ
モリ4に書き込むための外部入力端子10が備えられて
いる。このメモリ4には文字情報用のメモリ4aと地図
情報用のメモリ4bがあり、これらメモリ4a,4bに
取り込まれた案内表示情報はCPU3によって処理さ
れ、駆動画像信号処理回路6を介して液晶表示部2に表
示される。
【0008】図2の例では、外部入力端子10から信号
ケーブル9により案内情報を入力できるようになってい
るが、図3に示すように装置本体に外部の発信部30か
ら無線信号により送られてくるデータを受信する受信部
31を設け、この受信部31で受信したデータをインタ
フェース5を介してCPU3に取り込み、表示内容を変
更できるような構成することもできる。
ケーブル9により案内情報を入力できるようになってい
るが、図3に示すように装置本体に外部の発信部30か
ら無線信号により送られてくるデータを受信する受信部
31を設け、この受信部31で受信したデータをインタ
フェース5を介してCPU3に取り込み、表示内容を変
更できるような構成することもできる。
【0009】この液晶表示部2の上層部には、一体にタ
ッチパネル21が配されており、タッチパネル21の操
作情報は入力信号処理回路20を介してCPU3に取り
込まれる。このタッチパネル21を上方から押圧する
と、押圧情報がCPU3によって処理され、表示部分の
案内情報を変更できる。たとえば図1の例では、開演時
刻の表示部分を押圧することにより時刻の変更を行なえ
る。このタッチパネル21は、第三者による操作を受け
ないようにするために、操作者専用のコードをコード入
力部11から入力したあとに操作を行なえるようになっ
ている。このコード入力部11は、本体1の裏面部に設
けてもよい。このタッチパネル21を設けたことによ
り、中央の操作室からの操作だけではなく、案内板装置
の設置場所で直接表示内容の変更が行なえるという利点
がある。
ッチパネル21が配されており、タッチパネル21の操
作情報は入力信号処理回路20を介してCPU3に取り
込まれる。このタッチパネル21を上方から押圧する
と、押圧情報がCPU3によって処理され、表示部分の
案内情報を変更できる。たとえば図1の例では、開演時
刻の表示部分を押圧することにより時刻の変更を行なえ
る。このタッチパネル21は、第三者による操作を受け
ないようにするために、操作者専用のコードをコード入
力部11から入力したあとに操作を行なえるようになっ
ている。このコード入力部11は、本体1の裏面部に設
けてもよい。このタッチパネル21を設けたことによ
り、中央の操作室からの操作だけではなく、案内板装置
の設置場所で直接表示内容の変更が行なえるという利点
がある。
【0010】また、液晶表示部2やICチップ7などに
電源を供給するための太陽電池12が前面部の一側に配
されている。太陽電池12の出力は電源回路13に供給
され、給電用の安定化された直流電源に変換される。こ
の太陽電池12には、安価な非晶質シリコン型のものな
どを使用できる。太陽電池12は、使用場所の照度によ
り出力電圧が変化するので、ニッカド電池や鉛蓄電池の
2次電池を組み合せて使用するのがよい。また、太陽電
池を用いずにフィルム状薄型電池などから給電したり、
商用交流電源から給電するようにしてもよい。
電源を供給するための太陽電池12が前面部の一側に配
されている。太陽電池12の出力は電源回路13に供給
され、給電用の安定化された直流電源に変換される。こ
の太陽電池12には、安価な非晶質シリコン型のものな
どを使用できる。太陽電池12は、使用場所の照度によ
り出力電圧が変化するので、ニッカド電池や鉛蓄電池の
2次電池を組み合せて使用するのがよい。また、太陽電
池を用いずにフィルム状薄型電池などから給電したり、
商用交流電源から給電するようにしてもよい。
【0011】液晶表示部2は、後述する強誘電性高分子
液晶材を含む液晶表示素子で構成されている。この液晶
表示素子を駆動する回路には、低分子の強誘電性液晶の
駆動方法と同様な駆動方法に基づく回路を用いることが
できる。ドットマトリクス方式の場合、特開平1−26
543号の公報や特開平1−97445号の公報などに
記載される駆動方法を用いることができ、セグメント方
式の場合にも公知の駆動方法を用いることができる。こ
れらの回路構成には既存のTNセル用の駆動ドライバー
ICや各種汎用のICなどを使用できるが、電源として
太陽電池や薄型電池を用いる場合、特に消費電力の小さ
いCMOS型ICを用いるのがよい。
液晶材を含む液晶表示素子で構成されている。この液晶
表示素子を駆動する回路には、低分子の強誘電性液晶の
駆動方法と同様な駆動方法に基づく回路を用いることが
できる。ドットマトリクス方式の場合、特開平1−26
543号の公報や特開平1−97445号の公報などに
記載される駆動方法を用いることができ、セグメント方
式の場合にも公知の駆動方法を用いることができる。こ
れらの回路構成には既存のTNセル用の駆動ドライバー
ICや各種汎用のICなどを使用できるが、電源として
太陽電池や薄型電池を用いる場合、特に消費電力の小さ
いCMOS型ICを用いるのがよい。
【0012】図4に、図1に示した案内板装置の太陽電
池12と液晶表示部3とを結ぶ部分断面図を示す。この
液晶表示部2を構成する強誘電性液晶材14は、透明電
極15を備えた2枚の基板16によって挟持されてお
り、ICチップ7へはこの透明電極15により接続され
ている。17は粘着剤であり、18は偏光板である。ま
た、19は本体ケースである。上部偏光板18の表示面
側には、タッチパネル21が一体に配されている。この
タッチパネル21は、上面に透明電極23を設けた上部
偏光板18に対して、下面に透明電極24を設けた基板
25をスペーサ26を挟んで対向させたものである。タ
ッチパネル21の押圧位置は、表示面上の座標位置とし
て入力信号処理回路20により検出され、この位置情報
がCPU3によって処理され、押圧位置の表示内容を変
更できるようになっている。このタッチパネル21に
は、各種文献に記載されているいずれかの構成を用いる
ことができる。なお、偏光板18は一枚だけでもよく、
背面の偏光板18とケース19との間に反射板を配して
もよい。
池12と液晶表示部3とを結ぶ部分断面図を示す。この
液晶表示部2を構成する強誘電性液晶材14は、透明電
極15を備えた2枚の基板16によって挟持されてお
り、ICチップ7へはこの透明電極15により接続され
ている。17は粘着剤であり、18は偏光板である。ま
た、19は本体ケースである。上部偏光板18の表示面
側には、タッチパネル21が一体に配されている。この
タッチパネル21は、上面に透明電極23を設けた上部
偏光板18に対して、下面に透明電極24を設けた基板
25をスペーサ26を挟んで対向させたものである。タ
ッチパネル21の押圧位置は、表示面上の座標位置とし
て入力信号処理回路20により検出され、この位置情報
がCPU3によって処理され、押圧位置の表示内容を変
更できるようになっている。このタッチパネル21に
は、各種文献に記載されているいずれかの構成を用いる
ことができる。なお、偏光板18は一枚だけでもよく、
背面の偏光板18とケース19との間に反射板を配して
もよい。
【0013】また、下部偏光板18の背面にバックライ
ト32を配した場合には、このバックライト32の光に
よって液晶表示部2を背面から照らすことができる。太
陽電池や内蔵電池から給電する場合は、このバックライ
トを用いない構成も可能であり、夜間のある時間帯だ
け、二次電池からの給電によりバックライト32を点灯
するようにしてもよい。
ト32を配した場合には、このバックライト32の光に
よって液晶表示部2を背面から照らすことができる。太
陽電池や内蔵電池から給電する場合は、このバックライ
トを用いない構成も可能であり、夜間のある時間帯だ
け、二次電池からの給電によりバックライト32を点灯
するようにしてもよい。
【0014】樹脂基板16としては、たとえば一軸また
は二軸延伸ポリエチレンテレフタレートなどの結晶性ポ
リマー、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなどの非
結晶性ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの
ポリオレフィン、ポリカーボネート、ナイロンなどのポ
リアミドなどの樹脂基板を使用できる。このような可撓
性基板を用いることで、液晶表示素子の表示面を曲面状
とすることができ、大面積でしかも曲面表示が可能な液
晶表示素子を得ることができる。
は二軸延伸ポリエチレンテレフタレートなどの結晶性ポ
リマー、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなどの非
結晶性ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの
ポリオレフィン、ポリカーボネート、ナイロンなどのポ
リアミドなどの樹脂基板を使用できる。このような可撓
性基板を用いることで、液晶表示素子の表示面を曲面状
とすることができ、大面積でしかも曲面表示が可能な液
晶表示素子を得ることができる。
【0015】基板16に形成されている電極15として
は、液晶表示素子に通常用いられるものを使用すること
ができ、透明または半透明のもの用いることができる。
たとえばNESA膜やITO膜からなるものが挙げられ
る。電極パターンとしては、必要とする表示内容に応じ
てドットマトリクス表示用のストライプ状としたり、セ
グメント表示用のパターンとすることができる。また
は、これらのパターンを混在させてもよい。
は、液晶表示素子に通常用いられるものを使用すること
ができ、透明または半透明のもの用いることができる。
たとえばNESA膜やITO膜からなるものが挙げられ
る。電極パターンとしては、必要とする表示内容に応じ
てドットマトリクス表示用のストライプ状としたり、セ
グメント表示用のパターンとすることができる。また
は、これらのパターンを混在させてもよい。
【0016】液晶組成物の電極付き基板16による挟持
方法としては、特に制限なく公知の方法を適用すること
ができる。特に可撓性基板を用いているので、電極付き
基板16への液晶組成物の塗布や対向基板へのラミネー
トを連続して行なえる方法が生産性に優れている。ま
た、液晶表示素子はその液晶組成物のスメクチック層法
線が液晶表示素子の縦方向となるように水平配向処理さ
れていることが好ましい。このようにすることで、横方
向の視野角が広くなり、斜め方向からも表示内容を見や
すできる。配向処理方法としては特に制限はないが、連
続、高速生産性に優れた曲げ配向法(特開平2−103
22号の公報に記載)などの力学的配向法を用いると、
ラビング膜などの配向制御膜を不要にできる。透明電極
15としては、たとえばNESA膜と称される酸化錫
膜、ITO膜と称される酸化錫を混入した酸化インジウ
ム膜、酸化インジウム膜、金やチタンなどの蒸着膜ある
いは他の薄膜状の金属もしくは合金などを用いることが
できる。
方法としては、特に制限なく公知の方法を適用すること
ができる。特に可撓性基板を用いているので、電極付き
基板16への液晶組成物の塗布や対向基板へのラミネー
トを連続して行なえる方法が生産性に優れている。ま
た、液晶表示素子はその液晶組成物のスメクチック層法
線が液晶表示素子の縦方向となるように水平配向処理さ
れていることが好ましい。このようにすることで、横方
向の視野角が広くなり、斜め方向からも表示内容を見や
すできる。配向処理方法としては特に制限はないが、連
続、高速生産性に優れた曲げ配向法(特開平2−103
22号の公報に記載)などの力学的配向法を用いると、
ラビング膜などの配向制御膜を不要にできる。透明電極
15としては、たとえばNESA膜と称される酸化錫
膜、ITO膜と称される酸化錫を混入した酸化インジウ
ム膜、酸化インジウム膜、金やチタンなどの蒸着膜ある
いは他の薄膜状の金属もしくは合金などを用いることが
できる。
【0017】液晶表示部2の液晶材料として高分子強誘
電性液晶を含んだ液晶表示素子を用いると、衝撃や曲げ
などの外力に対する強度および耐久性を向上できる。ま
た、強誘電性液晶のメモリー性が利用でき、消費電力を
低減できるとともに、電源オフ後も表示が消えない液晶
表示素子を構成できる。また、強誘電性高分子液晶とし
ては、たとえば一種または二種以上の強誘電性高分子液
晶、一種または二種以上の強誘電性低分子液晶と一種ま
たは二種以上の強誘電性高分子液晶からなる強誘電性高
分子液晶、一種または二種以上の強誘電性低分子液晶と
一種または二種以上の他の高分子液晶などからなる強誘
電性高分子液晶を挙げることができる。すなわち、強誘
電性高分子液晶としては、ポリマー分子自体が強誘電性
の液晶特性を示す強誘電性高分子液晶(ホモポリマーま
たはコポリマー、またはそれらの混合物)、強誘電性高
分子液晶と他の高分子液晶および/または通常のポリマ
ーとの混合物、強誘電性高分子液晶と強誘電性低分子液
晶との混合物、強誘電性高分子液晶と強誘電性低分子液
晶と高分子液晶および/または通常のポリマーとの混合
物、あるいはこれらと通常の低分子液晶との混合物な
ど、全ての強誘電性を示す高分子液晶を使用することが
できる。
電性液晶を含んだ液晶表示素子を用いると、衝撃や曲げ
などの外力に対する強度および耐久性を向上できる。ま
た、強誘電性液晶のメモリー性が利用でき、消費電力を
低減できるとともに、電源オフ後も表示が消えない液晶
表示素子を構成できる。また、強誘電性高分子液晶とし
ては、たとえば一種または二種以上の強誘電性高分子液
晶、一種または二種以上の強誘電性低分子液晶と一種ま
たは二種以上の強誘電性高分子液晶からなる強誘電性高
分子液晶、一種または二種以上の強誘電性低分子液晶と
一種または二種以上の他の高分子液晶などからなる強誘
電性高分子液晶を挙げることができる。すなわち、強誘
電性高分子液晶としては、ポリマー分子自体が強誘電性
の液晶特性を示す強誘電性高分子液晶(ホモポリマーま
たはコポリマー、またはそれらの混合物)、強誘電性高
分子液晶と他の高分子液晶および/または通常のポリマ
ーとの混合物、強誘電性高分子液晶と強誘電性低分子液
晶との混合物、強誘電性高分子液晶と強誘電性低分子液
晶と高分子液晶および/または通常のポリマーとの混合
物、あるいはこれらと通常の低分子液晶との混合物な
ど、全ての強誘電性を示す高分子液晶を使用することが
できる。
【0018】強誘電性高分子液晶の中でも、たとえばカ
イラルスメクチックC相をとる側鎖型強誘電性高分子液
晶を好適に使用できる。また、強誘電性液晶組成物には
必要に応じて、接着剤,減粘剤,非液晶カイラル化合
物,色素などが含まれる。液晶層の厚さは、特に制限さ
れないが1〜10μmとすることが好ましく、特に1.
5〜3μmとするのがよい。強誘電性液晶ポリマーに
は、たとえばアクリレイト主鎖系液晶ポリマー、メタク
リレイト主鎖系液晶ポリマー、クロロアクリレイト主鎖
系液晶ポリマー、オキシラン主鎖系液晶ポリマー、シロ
キサン主鎖系液晶ポリマー、シロキサン−オレフィン主
鎖系液晶ポリマー、エステル主鎖系液晶ポリマーなどが
含まれる。
イラルスメクチックC相をとる側鎖型強誘電性高分子液
晶を好適に使用できる。また、強誘電性液晶組成物には
必要に応じて、接着剤,減粘剤,非液晶カイラル化合
物,色素などが含まれる。液晶層の厚さは、特に制限さ
れないが1〜10μmとすることが好ましく、特に1.
5〜3μmとするのがよい。強誘電性液晶ポリマーに
は、たとえばアクリレイト主鎖系液晶ポリマー、メタク
リレイト主鎖系液晶ポリマー、クロロアクリレイト主鎖
系液晶ポリマー、オキシラン主鎖系液晶ポリマー、シロ
キサン主鎖系液晶ポリマー、シロキサン−オレフィン主
鎖系液晶ポリマー、エステル主鎖系液晶ポリマーなどが
含まれる。
【0019】
【化1】
【0020】
【化2】
【0021】
【化3】
【0022】
【化4】
【0023】なお、上述した強誘電性液晶ポリマーの繰
返し単位は、側鎖の骨格がビフェニル骨格、フェニルベ
ンゾエイト骨格、ビフェニルベンゾエイト骨格、フェニ
ル4−フェニルベンゾエイト骨格で置き換えられてもよ
く、これらの骨格中のベンゼン環が、ピリミジン環、ピ
リジン環、ピリダジン環、ピラジン環、テトラジン環、
シクロヘキサン環、ジオキサン環、ジオキサボリナン環
で置き換えられてもよい。またフッ素、塩素などのハロ
ゲン基あるいはシアノ基で置換されてもよく、1−メチ
ルアルキル基、2−フルオロアルキル基、2−クロロア
ルキル基、2−クロロ−3−メチルアルキル基、2−ト
リフルオロメチルアルキル基、1−アルコキシカルボニ
ルエチル基、2−アルコキシ−1−メチルエチル基、2
−アルコキシプロピル基、2−クロロ−1−メチルアル
キル基、2−アルコキシカルボニル−1−トリフルオロ
メチルプロピル基などの光学活性基で置き換えられても
よい。また、スペーサの長さはメチレン鎖長が2〜30
の範囲で変化してもよい。また、強誘電性液晶ポリマー
の数平均分子量は、1,000〜200,000のもの
が好ましい。強誘電性低分子液晶化合物としては、たと
えばシッフ塩基系強誘電性低分子液晶化合物、アゾおよ
びアゾキシ系強誘電性低分子液晶化合物、ビフェニルお
よびアロマティックスエステル系強誘電性低分子液晶化
合物、ハロゲン、シアノ基などの環置換基を導入した強
誘電性低分子液晶化合物、複素環を有する強誘電性低分
子液晶化合物などを挙げることができる。
返し単位は、側鎖の骨格がビフェニル骨格、フェニルベ
ンゾエイト骨格、ビフェニルベンゾエイト骨格、フェニ
ル4−フェニルベンゾエイト骨格で置き換えられてもよ
く、これらの骨格中のベンゼン環が、ピリミジン環、ピ
リジン環、ピリダジン環、ピラジン環、テトラジン環、
シクロヘキサン環、ジオキサン環、ジオキサボリナン環
で置き換えられてもよい。またフッ素、塩素などのハロ
ゲン基あるいはシアノ基で置換されてもよく、1−メチ
ルアルキル基、2−フルオロアルキル基、2−クロロア
ルキル基、2−クロロ−3−メチルアルキル基、2−ト
リフルオロメチルアルキル基、1−アルコキシカルボニ
ルエチル基、2−アルコキシ−1−メチルエチル基、2
−アルコキシプロピル基、2−クロロ−1−メチルアル
キル基、2−アルコキシカルボニル−1−トリフルオロ
メチルプロピル基などの光学活性基で置き換えられても
よい。また、スペーサの長さはメチレン鎖長が2〜30
の範囲で変化してもよい。また、強誘電性液晶ポリマー
の数平均分子量は、1,000〜200,000のもの
が好ましい。強誘電性低分子液晶化合物としては、たと
えばシッフ塩基系強誘電性低分子液晶化合物、アゾおよ
びアゾキシ系強誘電性低分子液晶化合物、ビフェニルお
よびアロマティックスエステル系強誘電性低分子液晶化
合物、ハロゲン、シアノ基などの環置換基を導入した強
誘電性低分子液晶化合物、複素環を有する強誘電性低分
子液晶化合物などを挙げることができる。
【0024】
【化5】
【0025】
【化6】
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】なお、これらの化合物は強誘電性低分子液
晶化合物の代表例であり、本発明に用いられる強誘電性
低分子液晶化合物はなんらこれらの構造式に限定される
ものではない。強誘電性液晶材料は、キャスト−延伸法
などで延伸製膜、またはロールコートなどで塗布製膜さ
れ、配向処理されたものであることが好ましい。粘着剤
17としては、たとえばエポキシ系のものが用いられ
る。
晶化合物の代表例であり、本発明に用いられる強誘電性
低分子液晶化合物はなんらこれらの構造式に限定される
ものではない。強誘電性液晶材料は、キャスト−延伸法
などで延伸製膜、またはロールコートなどで塗布製膜さ
れ、配向処理されたものであることが好ましい。粘着剤
17としては、たとえばエポキシ系のものが用いられ
る。
【0029】本発明による案内板装置は、透明電極付き
基板16の電極面に、液晶表示部2に相当する電極と駆
動回路部をパターンニング加工する工程と、基板16の
電極面の液晶表示部2に、強誘電性液晶材料を塗布する
工程とを含む特開平2−208096号に示す製造方法
で製造することができる。
基板16の電極面に、液晶表示部2に相当する電極と駆
動回路部をパターンニング加工する工程と、基板16の
電極面の液晶表示部2に、強誘電性液晶材料を塗布する
工程とを含む特開平2−208096号に示す製造方法
で製造することができる。
【0030】このように構成される本発明により案内板
装置は、 非常口や避難路の表示、 映画館やコンサートホールなどの空席表示、 ホテルや旅館などの空室状況表示、 ホテル、遊園地、官公庁などの内部での目的地の位置
やルートの表示、 ホテル、レストラン、観光地、官公庁などの位置、ル
ート、業務内容、価格などの表示、 バス路線や地下鉄などの交通機関のルート、沿線の案
内表示、 駅やバスの停留所などでの行先表示、 株価ボード などに好適に用いることができる。
装置は、 非常口や避難路の表示、 映画館やコンサートホールなどの空席表示、 ホテルや旅館などの空室状況表示、 ホテル、遊園地、官公庁などの内部での目的地の位置
やルートの表示、 ホテル、レストラン、観光地、官公庁などの位置、ル
ート、業務内容、価格などの表示、 バス路線や地下鉄などの交通機関のルート、沿線の案
内表示、 駅やバスの停留所などでの行先表示、 株価ボード などに好適に用いることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、強
誘電性高分子液晶を含む液晶材で案内板装置を構成した
ことにより、つぎのような効果を有する。 大画面の表示部を構成でき、案内地図など多くの情報
を表示できるため、案内板としての機能を向上できる。 ガラス基板を用いていないので、破損しても安全であ
る。 表示部の視野角が広く、また明るいので、表示内容が
読み取りやすい。 衝撃や圧力が加わっても分子の配向が乱れたり、基板
が破損したりすることがないので、耐衝撃性および安全
性に優れている。 軽量かつ薄型なので、パネルの裏面に粘着層を形成し
て壁などに張り付けて使用することができる。
誘電性高分子液晶を含む液晶材で案内板装置を構成した
ことにより、つぎのような効果を有する。 大画面の表示部を構成でき、案内地図など多くの情報
を表示できるため、案内板としての機能を向上できる。 ガラス基板を用いていないので、破損しても安全であ
る。 表示部の視野角が広く、また明るいので、表示内容が
読み取りやすい。 衝撃や圧力が加わっても分子の配向が乱れたり、基板
が破損したりすることがないので、耐衝撃性および安全
性に優れている。 軽量かつ薄型なので、パネルの裏面に粘着層を形成し
て壁などに張り付けて使用することができる。
【図1】本発明による案内板装置の一部を切り欠いて示
めす斜視図である。
めす斜視図である。
【図2】この案内板装置のブロック図である。
【図3】他の実施例の案内板装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】図1に示す案内板装置の要部断面図である。
1…本体 2…液晶表示部 3…CPU 4…メモリ 7…ICチップ 10…入出力端子 11…コード入力部 12…太陽電池 14…強誘電性液晶材 15…透明電極 16…樹脂基板 18…偏光板 19…樹脂ケース 21…タッチパネル 30…発信部 31…受信部 32…バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 9/00 366 E 6447−5G 9/35 335 6447−5G H01L 31/04 // G08B 5/00 E 6376−5G
Claims (4)
- 【請求項1】 強誘電性高分子液晶を含む液晶材を樹脂
基板によって挟持してなる液晶表示素子により表示部を
構成したことを特徴とする案内板装置。 - 【請求項2】 上記表示部に案内地図の表示を行なえる
請求項1記載の案内板装置。 - 【請求項3】 上記表示部上に一体にタッチパネルを備
え、このタッチパネルへの押圧操作により表示部に直接
案内情報を入力できる請求項1または請求項2記載の案
内版装置。 - 【請求項4】 電源として太陽電池を用いた請求項1,
2または3記載の案内板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9336092A JPH05264977A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 案内板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9336092A JPH05264977A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 案内板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264977A true JPH05264977A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=14080122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9336092A Pending JPH05264977A (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 案内板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05264977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010054758B4 (de) * | 2010-01-28 | 2018-01-25 | Lg Display Co., Ltd. | Flüssigkristallanzeigeelement und Verfahren zum Herstellen desselben |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP9336092A patent/JPH05264977A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010054758B4 (de) * | 2010-01-28 | 2018-01-25 | Lg Display Co., Ltd. | Flüssigkristallanzeigeelement und Verfahren zum Herstellen desselben |
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