JPH05264592A - 現象観測装置における入力データのストレージ方法 - Google Patents

現象観測装置における入力データのストレージ方法

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JPH05264592A
JPH05264592A JP35087591A JP35087591A JPH05264592A JP H05264592 A JPH05264592 A JP H05264592A JP 35087591 A JP35087591 A JP 35087591A JP 35087591 A JP35087591 A JP 35087591A JP H05264592 A JPH05264592 A JP H05264592A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力データにあって測定が必要な突発現象が
出現した場合に確実にストレージし、かつ、ストレージ
メモリを効率よく使用する。 【構成】 初回のトリガ検出時にトリガ前分取込みデー
タ数をストレージメモリ22の先頭アドレスに加算して
定まる終端アドレスと前記先頭アドレスとの間にストレ
ージ対象区間23を設定して前記トリガ前分取込みデー
タ数の入力データをストレージし、次回以降のトリガ検
出時には、検出間隔がストレージアドレスコントロール
部により選択的に設定されるストレージ対象区間23の
設定間隔よりも長ければストレージ対象区間23をその
終端アドレスを基準に短く設定し直して入力データをス
トレージさせ、トリガの検出間隔がストレージ対象区間
23の設定間隔よりも短かければ短い間隔でトリガが検
出される限りストレージ対象区間23を順次延長してス
トレージメモリ22に入力データを連続ストレージさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、現象観測装置におけ
る入力データのストレージ方法に係り、さらに詳しく
は、取り込まれる波形データ等の入力データにあって測
定を必要とする突発現象が出現した場合にこれを確実に
ストレージすることができ、しかも、容量に制限のある
ストレージメモリを効率よく使用することができる現象
観測装置における入力データのストレージ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】波形記録装置やディジタルオシロスコー
プのほか、ロジックアナライザなどのような現象観測装
置においては、観測の結果取り込まれるディジタル化さ
れた入力データを時系列データとしてストレージメモリ
にストレージできるようになっているものが多い。
【0003】このようなストレージメモリを備える波形
記録装置などの現象観測装置にあっては、いつ出現する
か予測がつかない突発現象を効率よく測定することがで
きるように予めストレージメモリを分割しておき、現れ
る突発現象を連続して観測できる態勢が整えられてい
る。
【0004】そして、この場合におけるストレージメモ
リの分割は、個々の被分割部分がすべて同じ大きさとな
るように均等に割り付けることで行われている結果、波
形データ等の入力データは、そのすべてが同じ長さ、つ
まり同じ設定時間単位でストレージされることになる。
【0005】また、一連の入力データにあってストレー
ジされる部位は、トリガ信号の検出位置に対するトリガ
以前のストレージデータ長と、このトリガ以前のストレ
ージデータ長を含む全体のストレージデータ長とをどの
ように設定するかによって決定されるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8と図9とは、上記
従来手法による波形データのストレージ状況をパターン
分けして示した説明図である。
【0007】このうち、図8は、全体のストレージデー
タ長を10DIVとした場合のストレージ状況を説明す
るためのものであり、その(イ)に示すように被測定信
号1におけるトリガ検出位置に対しトリガ以前のストレ
ージデータ長aと全体のストレージデータ長bとがまず
設定される。
【0008】(ロ)は、このような設定状況のもとでの
実際の被測定信号1に対応する入力データのストレージ
状況を示すものであり、1番目のストレージ部分2と2
番目のストレージ部分3と3番目のストレージ部分4と
がストレージメモリにストレージされることになる。
【0009】しかし、このような設定状況のもとで入力
データをストレージしようとする場合には、(ハ)にお
ける破線部分5の被測定信号1に対応する入力データを
ストレージすることができなくなり、測定したい突発現
象部分の一部の入力データを結果的に欠落させてストレ
ージしてしまう不都合があった。
【0010】図9は、上記不都合を解消しようとして全
体のストレージデータ長を20DIVとした場合のスト
レージ状況を説明するためのものであり、その(イ)に
示すように、図8の場合と同様、まず被測定信号1にお
けるトリガ検出位置に対しトリガ以前のストレージデー
タ長aと全体のストレージデータ長bとが設定される。
【0011】(ロ)は、このような設定状況のもとでの
実際の被測定信号1に対応する入力データのストレージ
状況を示すものであり、1番目のストレージ部分6と2
番目のストレージ部分7とがストレージメモリにストレ
ージされることになる。
【0012】しかし、このような設定状況のもとで入力
データをストレージしようとする場合には、1番目のス
トレージ部分6のストレージ状況からも明らかなように
図8の(ハ)に示したような測定したい突発現象部分の
入力データの一部を欠落させてしまうという不都合を回
避することはできるものの、2番目のストレージ部分7
における不要データ部分8も一括してストレージされる
ことになり、ストレージメモリの有効活用が図れなくな
る不都合があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来手法に
みられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構
成上の特徴は、入力操作に必要な操作部と、ディジタル
化された被測定信号である入力データに出現する突発現
象に起因して発生するトリガ信号を基準にして予め設定
されているトリガ前分取込みデータ数とトリガ後分取込
みデータ数とに相当する入力データをストレージメモリ
にストレージさせるために必要なトリガ信号を検出する
トリガ検出部と、トリガ信号の検出状態に応じてストレ
ージメモリに対しトリガ前分取込みデータ数とトリガ後
分取込みデータ数とで定まるストレージ対象区間を選択
的に設定制御するためのストレージアドレスコントロー
ル部と、入力データを出力するために必要な表示部と記
録部と、これら構成各部を統括制御するためのCPUと
を少なくとも備え、トリガ検出部による初回のトリガ信
号検出時には、トリガ前分取込みデータ数をストレージ
メモリの先頭アドレスに加算して定まる終端アドレスと
前記先頭アドレスとの間にストレージ対象区間を設定し
て前記トリガ前分取込みデータ数の入力データをストレ
ージするとともに、次回以降のトリガ信号検出時には、
その検出間隔がストレージアドレスコントロール部によ
り選択的に設定されるストレージ対象区間の設定間隔よ
りも長ければストレージ対象区間をその終端アドレスを
基準に短く設定し直して入力データをストレージさせ、
トリガ信号の検出間隔がストレージ対象区間の設定間隔
よりも短かければ同様に短い間隔でトリガ信号が検出さ
れる限りストレージ対象区間を順次延長させてストレー
ジメモリに入力データを連続してストレージさせること
にある。
【0014】
【作用】このため、突発現象に起因して発生するトリガ
信号の検出間隔がストレージアドレスコントロール部に
より選択的に設定されるストレージ対象区間の設定間隔
よりも長い場合には、ストレージメモリにおけるストレ
ージ対象区間を当初設定した間隔よりもその間隔を短く
設定し直して入力データをストレージすることができ、
トリガ信号の検出間隔がストレージ対象区間の設定間隔
よりも短い場合には、ストレージ対象区間を順次延長さ
せてストレージメモリに入力データを連続してストレー
ジすることができる。
【0015】したがって、ストレージメモリに入力デー
タをストレージする際には、突発現象と無関係な部分は
これをカットすることができるほか、突発現象に関係す
る部分は残さずストレージすることができるため、容量
に制限のあるストレージメモリを効率よく使用してより
多くの突発現象をストレージすることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参酌しながらこの発明の実施例
について詳説する。
【0017】図5は、この発明の実施に供される例えば
波形記録計やディジタルオシロスコープ、ロジックアナ
ライザなどのような現象観測装置の概略構成例を示すも
のである。
【0018】同図によれば、ROM12とRAM13と
を備える中央処理装置(CPU)11に対しては、入力
操作に必要なテンキーやスイッチなどからなる操作部1
5が入力ポート14を介することで、また、入力データ
を出力するために必要なCRTなどの表示部17とプリ
ンタなどの記録部18とが出力ポート16を介すること
でそれぞれ接続されているほか、トリガ検出部20とス
トレージアドレスコントロール部21とが入・出力ポー
ト19を介することで接続されており、少なくともこれ
らの構成各部を備えてなる装置の全体は前記CPU11
により統括制御されている。
【0019】また、上記構成各部のうち、トリガ検出部
20は、ディジタル化された被測定信号Sである入力デ
ータに出現する突発現象に起因して発生するトリガ信号
を基準にして予め設定されているトリガ前分取込みデー
タ数である「N1」個とトリガ後分取込みデータ数であ
る「N2」個とに相当する入力データをストレージメモ
リ22にストレージさせために必要なトリガ信号を検出
するためのものであり、ストレージアドレスコントロー
ル部21は、トリガ信号の検出状態に応じてストレージ
メモリ22に対しトリガ前分取込みデータ数とトリガ後
分取込みデータ数とで定まるストレージ対象区間を選択
的に設定制御するためのものである。
【0020】なお、図示しない入力端子を介して取り込
まれるディジタル化された被測定信号Sは、予め設定さ
れているサンプリング周期ごとに入力データとしてスト
レージメモリ22に1回ずつストレージされるようにな
っている。
【0021】図6は、その際にストレージアドレスコン
トロール部21により実行される1回ごとのストレージ
動作の一例を示すフローチャートであり、図7の(イ)
に示すように先頭アドレスMTOP から末尾アドレスM
BOT までのストレージアドレスADR が用意されているス
トレージメモリ22に対し、トリガ検出部20で検出さ
れるトリガ信号の検出位置との関係で始端アドレスA
TOP から終端アドレスABO T までのストレージ対象区間
23を定め、図7の(ロ)に示す被測定信号Sのうち、
ストレージ対象区間23内に位置する被測定信号Sにお
ける現時点での入力データ(サンプリングデータ)を現
時点でのストレージアドレスADR にストレージした後、
ストレージカウンタCOUNT に「1」を加算し、ストレー
ジアドレスADR にも「1」を加算する。
【0022】しかる後、ストレージアドレスADR がスト
レージ対象区間23における終端アドレスABOT を上回
っているか否かが判別され、下回っている場合にはその
処理を終え、上回っている場合にはストレージアドレス
ADR をストレージ対象区間23における始端アドレスA
TOP に設定し直した後その処理を終える。
【0023】図7の(ハ)は、このようにしてストレー
ジ対象区間23内に位置する被測定信号Sのすべてをス
トレージメモリ22にストレージした場合の状況を示す
説明図であり、ストレージ対象区間23における終端ア
ドレスABOT を越えた被測定信号Sの部分はその始端ア
ドレスATOP に戻ってストレージし直されるようになっ
ている。
【0024】図1〜図3は、トリガ検出部20とストレ
ージアドレスコントロール部21とを介することで図7
に示すストレージメモリ22に対して実施されるこの発
明の一実施例としての処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0025】また、図4は、被測定信号Sにおけるトリ
ガ信号の検出位置に関連付けてストレージメモリ22へ
の入力データのストレージ状況をステップ別に示す説明
図であり、図4の(イ)における被測定信号Sの上方に
表示されている(1)〜(6)は、ステップ別のストレ
ージ状況を示す図4の(ロ)〜(ト)との対応関係を示
すために付されたものである。
【0026】これらの図によれば、まず、現時点のスト
レージアドレス位置(以下、「ADR」という)をストレ
ージメモリ22の先頭アドレス(以下、「MTOP 」とい
う)に設定した後、ストレージデータ数をカウントする
ストレージカウンタ(以下、「COUNT 」という)を
「0」に設定し、しかる後、ストレージ対象区間23の
始端アドレス(以下、「ATOP 」という)を「ADR 」
に、ストレージ対象区間23の終端アドレス(以下、
「ABOT 」という)をトリガ前分取込みデータ数である
「N1」個分その位置を移動させて定めるための「( A
DR+N1−1)」にそれぞれ設定することで、トリガ検
出部20による初回のトリガ信号検出時におけるストレ
ージ対象区間23を設定し、例えば図4の(イ)におけ
る(1)の時点においては、図4の(ロ)に示すように
してストレージ処理が行われることになる。
【0027】このようにしてストレージ動作が開始され
た後は、まず、「COUNT 」がトリガ前分取込みデータ数
である「N1」個に達しているか否かが判別され、「N
1」個分の入力データがストレージメモリ22にストレ
ージされた後、トリガ信号が検出されるまで待機する。
【0028】しかして、トリガ信号が検出されるのを待
って「ADR 」を「ATOP 」の位置から「N1」個分移動
させる「(ATOP +N1)」に、「COUNT 」を「0」
に、「ATOP 」を「N1」個分移動させる「(ATOP
N1)」に、「ABOT 」をトリガ前分取込みデータ数で
ある「N1」個とトリガ後分取込みデータ数である「N
2」個とを加算した分だけその位置を移動させる「(A
BOT +N1+N2)」にそれぞれ設定することで図4の
(ハ)に「N1+N2」として示すストレージ対象区間
23が新たに設定され、図4の(イ)における(2),
(3)の状態についてのストレージ態勢に入ることにな
る。
【0029】これらの設定処理を終えた後は、「A
BOT 」がストレージメモリ22の末尾アドレス(以下、
「MBOT 」という)よりも大であるか否か、つまり、新
たに設定されるストレージ対象区間23における終端ア
ドレスの位置がストレージメモリ22自体のメモリ容量
を越えているか否かが判別される。
【0030】この際、「ABOT 」がストレージメモリ2
2自体のメモリ容量を越えていると判別された場合に
は、連結子が付された図3の処理に移行し、ストレー
ジ対象区間23の始端アドレスにトリガ後分取込みデー
タ数である「N2」個分を加えたアドレス位置「(A
TOP +N2−1)」が「MBOT 」以下か否か、つまりス
トレージメモリ22自体のメモリ容量を越えていないか
否かが判別され、越えている場合には、「COUNT 」の最
大値(以下、「CMAX 」という)を「(MBOT −ATOP
+1)」に設定した後に、また、ストレージメモリ22
自体のメモリ容量を越えていない場合には「CMAX 」を
「N2」に設定した後に、それぞれ「CMAX」個分の入
力データをストレージしてその全体処理を終了する。
【0031】一方、「ABOT 」が「MBOT 」よりも小、
つまりストレージ対象区間23の終端アドレスが未だス
トレージメモリ22自体のメモリ容量を越えていないと
判別された場合には、連結子が付された図2の処理に
移行し、「N1+N2」個分のストレージ対象区間23
に入力データがすべてストレージされるか、その間に再
びトリガ信号が検出されるかを待つ。
【0032】この際、「COUNT 」が「(N1+N2)」
以上となっている場合、つまり、トリガ信号が検出され
ることなく「N1+N2」個分のストレージ対象区間2
3のすべてにストレージされている場合には、「ADR 」
を「ATOP +N2」に設定し、現時点のストレージアド
レスを始端アドレスから「N2」個分移動させた位置に
設定する。
【0033】しかる後、「COUNT 」を「0」に、「A
TOP 」を「(ATOP +N2)」にそれぞれ設定し、「A
BOT 」はそのままにして、つまり、すでに「N1+N
2」個分の間隔を有して設定されているストレージ対象
区間23を図4の(ニ)に示すようにその終端アドレス
位置から前記トリガ前分取込みデータ数である「N1」
個分に相当する位置を遡らせて定まるストレージアドレ
スをその始端アドレスとしたストレージ対象区間23に
設定し直すことで、図4の(イ)における(3)の部分
がカットされてストレージされることになる。
【0034】このようにしてストレージ対象区間23を
設定し直した後、「(ABOT +N2)」が「MBOT 」以
上であるか否かが判別され、「(ABOT +N2)」が
「MBO T 」より小である場合、つまりトリガ後分取込み
データ数分のメモリが残っている場合には、連結子が
付された図1の次回のトリガ信号検出の有無判別ステッ
プに回帰し、トリガ信号が検出されるのを待ってこれに
続く一連のストレージ処理が行われることになる。
【0035】一方、「(ABOT +N2)」が「MBOT
より大である場合、つまり残りのメモリ容量が1回のス
トレージに必要な容量に満たない場合には、ストレージ
を終了させる。
【0036】しかし、「N1+N2」個分のストレージ
対象区間23に入力データがすべてストレージされる前
にトリガ信号が検出された場合には、「COUNT 」を
「0」に、ストレージ対象区間23の「ATOP 」を「AD
R 」に、「ABOT 」を「ADR +N1+N2−1」にそれ
ぞれ設定してストレージ動作が行われる。
【0037】この際のストレージ動作は、ストレージ対
象区間23の終端アドレスが既にストレージメモリ22
自体のメモリ容量を越えていると判別された場合には、
連結子が付された図3の処理へと移行して行われる。
【0038】また、ストレージ対象区間23の終端アド
レスが未だストレージメモリ22自体のメモリ容量を越
えてないと判別された場合には、再びトリガ信号検出の
有無の判別へと戻り、図4の(ホ)〜(ヘ)示すように
して同様のストレージ動作が繰り返し行われる結果、図
4の(イ)における(4)〜(5)の状態が確実にスト
レージされることになる。
【0039】なお、図4の(ト)に示すストレージ状態
は、図4の(イ)における(6)の状態に対応させた場
合、つまり、図4の(イ)における(3)の状態のスト
レージ状況を示す図4の(ニ)と同様、「N1+N2」
個分のストレージ対象区間23に入力データがすべてス
トレージされる前にトリガ信号が検出されず、ストレー
ジ対象区間23を設定し直してストレージさせた場合を
示す。
【0040】この発明は、上述したようにして構成され
ているので、出現する突発現象4起因して発生するトリ
ガ信号の検出間隔がストレージアドレスコントロール部
21により選択的に設定されるストレージ対象区間23
の設定間隔よりも長い場合には、ストレージメモリ22
におけるストレージ対象区間23を図4の(ニ)や
(ト)における「N1」部分のように短く設定し直して
入力データをストレージすることができる。
【0041】また、トリガ信号の検出間隔がストレージ
対象区間23の設定間隔よりも短い場合には、ストレー
ジ対象区間23を図4の(ヘ)に示すように順次延長さ
せてストレージメモリ22に入力データを連続してスト
レージすることができる。
【0042】したがって、ストレージメモリ22に入力
データをストレージする際には、例えば図4の(イ)に
おける(3)の状態のように突発現象と無関係な部分は
これをカットしてストレージすることができるほか、図
4の(ト)における連続ストレージ部分のように突発現
象に関係する部分は残さずストレージすることができる
ため、容量に制限のあるストレージメモリ22を効率よ
く使用してより多くの突発現象をストレージすることが
できる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、突
発現象に対応するトリガ信号の検出間隔がストレージア
ドレスコントロール部により選択的に設定されるストレ
ージ対象区間の設定間隔よりも長い場合には、ストレー
ジメモリにおけるストレージ対象区間を短く設定し直し
て入力データをストレージすることができ、トリガ信号
の検出間隔がストレージ対象区間の設定間隔よりも短い
場合には、ストレージ対象区間を順次延長させてストレ
ージメモリに入力データを連続してストレージすること
ができる。
【0044】したがって、ストレージメモリに入力デー
タをストレージする際には、突発現象と無関係な部分は
これをカットすることができるほか、突発現象に関係す
る部分は残さずストレージすることができるため、容量
に制限のあるストレージメモリを効率よく使用してより
多くの突発現象をストレージすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例としての処理手順を部分的
に示すフローチャート図。
【図2】この発明の一実施例としての処理手順における
図1の部分以外を部分的に示すフローチャート図。
【図3】この発明の一実施例としての処理手順における
図1の部分と図2の部分とを除く部分を示すフローチャ
ート図。
【図4】図1〜3の処理手順に対応させてのストレージ
メモリへのストレージ状況を示す説明図。
【図5】この発明の実施に供される装置の概略構成を示
すブロック図。
【図6】この発明における1回ごとのストレージ動作の
処理手順を示すフローチャート図。
【図7】この発明が適用されるストレージメモリと被測
定信号との対応関係を示す説明図。
【図8】従来手法を用いてのストレージメモリへのスト
レージ状況の一例を示す対応説明図。
【図9】従来手法を用いてのストレージメモリへのスト
レージ状況の他例を示す対応説明図。
【符号の説明】
11 中央処理装置(CPU) 12 ROM 13 RAM 14 入力ポート 15 操作部 16 出力ポート 17 表示部 18 記録部 19 入・出力ポート 20 トリガ検出部 21 ストレージアドレスコントロール部 22 ストレージメモリ 23 ストレージ対象区間 S 被測定信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力操作に必要な操作部と、ディジタル
    化された被測定信号である入力データに出現する突発現
    象に起因して発生するトリガ信号を基準にして予め設定
    されているトリガ前分取込みデータ数とトリガ後分取込
    みデータ数とに相当する入力データをストレージメモリ
    にストレージさせるために必要なトリガ信号を検出する
    トリガ検出部と、トリガ信号の検出状態に応じてストレ
    ージメモリに対しトリガ前分取込みデータ数とトリガ後
    分取込みデータ数とで定まるストレージ対象区間を選択
    的に設定制御するためのストレージアドレスコントロー
    ル部と、入力データを出力するために必要な表示部と記
    録部と、これら構成各部を統括制御するためのCPUと
    を少なくとも備え、トリガ検出部による初回のトリガ信
    号検出時には、トリガ前分取込みデータ数をストレージ
    メモリの先頭アドレスに加算して定まる終端アドレスと
    前記先頭アドレスとの間にストレージ対象区間を設定し
    て前記トリガ前分取込みデータ数の入力データをストレ
    ージするとともに、次回以降のトリガ信号検出時には、
    その検出間隔がストレージアドレスコントロール部によ
    り選択的に設定されるストレージ対象区間の設定間隔よ
    りも長ければストレージ対象区間をその終端アドレスを
    基準に短く設定し直して入力データをストレージさせ、
    トリガ信号の検出間隔がストレージ対象区間の設定間隔
    よりも短かければ同様に短い間隔でトリガ信号が検出さ
    れる限りストレージ対象区間を順次延長させてストレー
    ジメモリに入力データを連続してストレージさせること
    を特徴とする波形測定装置における波形データのストレ
    ージ方法。
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