JPH05264567A - 熱移動型流体検知装置 - Google Patents
熱移動型流体検知装置Info
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- JPH05264567A JPH05264567A JP35810892A JP35810892A JPH05264567A JP H05264567 A JPH05264567 A JP H05264567A JP 35810892 A JP35810892 A JP 35810892A JP 35810892 A JP35810892 A JP 35810892A JP H05264567 A JPH05264567 A JP H05264567A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 流体を媒体とした熱の移動時間の変化から流
路に作用する角速度,流体の流速を計測するようにす
る。 [構成] 流路内を流れる流体を交流駆動による発熱体
によって加熱し、その流体によって伝達される熱を下流
側に設けられたヒートセンサによって角速度による流体
の偏向状態に応じた時間差をもって検知して、発熱体の
駆動信号とヒートセンサの検知信号との位相差から、ま
たは一対に設けられたヒートセンサの各検知信号の位相
差から角速度を検出するようにする。また、発熱体を交
流駆動して流体を交流波形により加熱して、ヒートセン
サによる検知波形と加熱交流波形との位相差から熱移動
時間を求めて流速をわり出すようにする。
路に作用する角速度,流体の流速を計測するようにす
る。 [構成] 流路内を流れる流体を交流駆動による発熱体
によって加熱し、その流体によって伝達される熱を下流
側に設けられたヒートセンサによって角速度による流体
の偏向状態に応じた時間差をもって検知して、発熱体の
駆動信号とヒートセンサの検知信号との位相差から、ま
たは一対に設けられたヒートセンサの各検知信号の位相
差から角速度を検出するようにする。また、発熱体を交
流駆動して流体を交流波形により加熱して、ヒートセン
サによる検知波形と加熱交流波形との位相差から熱移動
時間を求めて流速をわり出すようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体を媒体とした熱の
移動時間の変化から流路に作用する角速度,流体の流速
を計測する熱移動型流体検知装置に関する。
移動時間の変化から流路に作用する角速度,流体の流速
を計測する熱移動型流体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばガス流を媒体とした熱の移
動時間の変化から流路に作用する角速度を計測する熱移
動型流体検知装置としては、密閉したケーシング内でノ
ズル孔から感熱抵抗素子からなるヒートワイヤ対に向か
ってガス流を噴出させておき、検出器本体に角速度運動
が加わってガス流が偏向したときに、そのガス流の偏向
状態をヒートワイヤ対が感知して、それにより各ヒート
ワイヤとともに構成された抵抗ブリッジ回路からヒート
ワイヤ対に生ずる抵抗値の変化の差に応じた出力をとり
出して、そのとき検出器本体に作用している角速度を検
出するようにしている。
動時間の変化から流路に作用する角速度を計測する熱移
動型流体検知装置としては、密閉したケーシング内でノ
ズル孔から感熱抵抗素子からなるヒートワイヤ対に向か
ってガス流を噴出させておき、検出器本体に角速度運動
が加わってガス流が偏向したときに、そのガス流の偏向
状態をヒートワイヤ対が感知して、それにより各ヒート
ワイヤとともに構成された抵抗ブリッジ回路からヒート
ワイヤ対に生ずる抵抗値の変化の差に応じた出力をとり
出して、そのとき検出器本体に作用している角速度を検
出するようにしている。
【0003】このような角速度検出のための熱移動型流
体検知装置を自動車,航空機などの移動体に搭載して、
その移動に際して角速度の検出信号を時間積分していけ
ば移動体の進行方向の変化分が得られ、それにより移動
体の進行方向を累積的に求めていくことができる。
体検知装置を自動車,航空機などの移動体に搭載して、
その移動に際して角速度の検出信号を時間積分していけ
ば移動体の進行方向の変化分が得られ、それにより移動
体の進行方向を累積的に求めていくことができる。
【0004】また、流体を媒体とした熱の移動時間の変
化から流体の流速を計測する熱移動型流体検知装置にあ
っては、流路を流れるガスなどの流体を発熱体により加
熱して、その発熱体から所定距離だけ離れた下流側の位
置でヒートセンサによって流体の流れにより伝達される
熱を検知して、その間の熱移動時間からそのときの流速
を求めるようにしている。
化から流体の流速を計測する熱移動型流体検知装置にあ
っては、流路を流れるガスなどの流体を発熱体により加
熱して、その発熱体から所定距離だけ離れた下流側の位
置でヒートセンサによって流体の流れにより伝達される
熱を検知して、その間の熱移動時間からそのときの流速
を求めるようにしている。
【0005】その際、従来では、発熱体によって流体を
加熱する際に、その発熱体をパルス駆動して、ヒートセ
ンサによりそのパルス状に加熱された熱を検出するよう
にしている。
加熱する際に、その発熱体をパルス駆動して、ヒートセ
ンサによりそのパルス状に加熱された熱を検出するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、角速度を計測する場合、流路に横方向から角速度
が作用してヒートワイヤ対に流体が偏って当たったとき
に、各ヒートワイヤの放熱量が変化することによる抵抗
値の変化を検出するようにしているので、温度ドリフト
の影響を受けやすいという点である。
点は、角速度を計測する場合、流路に横方向から角速度
が作用してヒートワイヤ対に流体が偏って当たったとき
に、各ヒートワイヤの放熱量が変化することによる抵抗
値の変化を検出するようにしているので、温度ドリフト
の影響を受けやすいという点である。
【0007】また、解決しようとする問題点は、流速を
計測する場合、流体をパルス状に加熱するのでは、流体
の温度,組成などによってヒートセンサにおける出力波
形の大きさが変化してしまい、しきい値を用いたレベル
検知を行うに際して、その検知時点にずれを生じて誤差
要因となってしまうことである。
計測する場合、流体をパルス状に加熱するのでは、流体
の温度,組成などによってヒートセンサにおける出力波
形の大きさが変化してしまい、しきい値を用いたレベル
検知を行うに際して、その検知時点にずれを生じて誤差
要因となってしまうことである。
【0008】すなわち、図11に示すように、発熱体に
パルス状の駆動電流Idを流して流体を加熱すると、流
速に応じた遅れ時間をもってヒートセンサから図示のよ
うなパルス状の出力信号Isが得られ、その出力信号を
所定のしきい値レベルLでレベル検知したときの時点t
をもって熱移動時間Tを求めるようにしているが、図1
2に示すように、ヒートセンサの出力信号Isの波形の
大きさが変化すると、レベル検知の時点がtからt′に
ずれて、熱移動時間Tに誤差分ΔTが含まれてしまうこ
とになる。
パルス状の駆動電流Idを流して流体を加熱すると、流
速に応じた遅れ時間をもってヒートセンサから図示のよ
うなパルス状の出力信号Isが得られ、その出力信号を
所定のしきい値レベルLでレベル検知したときの時点t
をもって熱移動時間Tを求めるようにしているが、図1
2に示すように、ヒートセンサの出力信号Isの波形の
大きさが変化すると、レベル検知の時点がtからt′に
ずれて、熱移動時間Tに誤差分ΔTが含まれてしまうこ
とになる。
【0009】同様のことは、種々原因によってヒートセ
ンサの出力信号の波形が乱れた場合にも生ずる。
ンサの出力信号の波形が乱れた場合にも生ずる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、流路に角速度
が作用したときの流体の偏向状態を従来のように感熱抵
抗素子の抵抗値の変化としてとらえるのではなく、流体
による熱の伝達時間の変化としてとらえるべく、流路内
を流れる流体を加熱する交流駆動による発熱体と、その
発熱体の下流側にヒートセンサとを設けて、流体により
伝達される熱を流路に角速度が作用したときの流体の偏
向状態に応じた時間差をもってヒートセンサによって検
知して、発熱体の駆動信号とヒートセンサの検知信号と
の位相差から流路に作用する角速度を検出するようにし
ている。
が作用したときの流体の偏向状態を従来のように感熱抵
抗素子の抵抗値の変化としてとらえるのではなく、流体
による熱の伝達時間の変化としてとらえるべく、流路内
を流れる流体を加熱する交流駆動による発熱体と、その
発熱体の下流側にヒートセンサとを設けて、流体により
伝達される熱を流路に角速度が作用したときの流体の偏
向状態に応じた時間差をもってヒートセンサによって検
知して、発熱体の駆動信号とヒートセンサの検知信号と
の位相差から流路に作用する角速度を検出するようにし
ている。
【0011】また、本発明は、流路内を流れる流体を加
熱する交流駆動による発熱体と、その発熱体の下流側に
左右対称となるように一対のヒートセンサとを設けて、
流体により伝達される熱を流路に角速度が作用したとき
の流体の偏向状態に応じた時間差をもってヒートセンサ
対によって検知して、そのヒートセンサ対の各検知信号
の位相差から流路に作用する角速度を検出するようにし
ている。
熱する交流駆動による発熱体と、その発熱体の下流側に
左右対称となるように一対のヒートセンサとを設けて、
流体により伝達される熱を流路に角速度が作用したとき
の流体の偏向状態に応じた時間差をもってヒートセンサ
対によって検知して、そのヒートセンサ対の各検知信号
の位相差から流路に作用する角速度を検出するようにし
ている。
【0012】さらに、本発明は、流路を流れる流体を発
熱体により加熱して、その発熱体から所定距離だけ離れ
た下流側の位置でヒートセンサによって流体の流れによ
り伝達される熱を検知して、その間の熱移動時間からそ
のときの流速を求めるようにする際、ヒートセンサの出
力信号の波形の大きさの変化や波形の乱れなどの影響を
受けることなく熱移動時間を求めてそのときの流速を精
度良く計測することができるように、前記発熱体を交流
駆動して流体を交流波形により加熱する手段と、前記ヒ
ートセンサによる検知波形と前記交流波形との位相差か
ら熱移動時間を求めて流速をわり出す手段とをとるよう
にしている。
熱体により加熱して、その発熱体から所定距離だけ離れ
た下流側の位置でヒートセンサによって流体の流れによ
り伝達される熱を検知して、その間の熱移動時間からそ
のときの流速を求めるようにする際、ヒートセンサの出
力信号の波形の大きさの変化や波形の乱れなどの影響を
受けることなく熱移動時間を求めてそのときの流速を精
度良く計測することができるように、前記発熱体を交流
駆動して流体を交流波形により加熱する手段と、前記ヒ
ートセンサによる検知波形と前記交流波形との位相差か
ら熱移動時間を求めて流速をわり出す手段とをとるよう
にしている。
【0013】
【実施例】図1および図2に、角速度を計測するように
したときの熱移動型流体検知装置の一構成例を示してい
る。
したときの熱移動型流体検知装置の一構成例を示してい
る。
【0014】同図の構成にあって、ケーシング1は一端
が閉塞され、他端が開放された筒状のものからなってお
り、その開方端の周縁にはフランジ2が形成されてい
る。また、そのケーシング1の横断面形状は円周上を等
分した3箇所が内方に向かって突出した隆起条となって
おり、それらの隆起条と当接する本体部4との間に軸方
向の流路3が形成されている。
が閉塞され、他端が開放された筒状のものからなってお
り、その開方端の周縁にはフランジ2が形成されてい
る。また、そのケーシング1の横断面形状は円周上を等
分した3箇所が内方に向かって突出した隆起条となって
おり、それらの隆起条と当接する本体部4との間に軸方
向の流路3が形成されている。
【0015】また、ケーシング1内に収納される本体部
4は、ホルダ部41と首部42と筒体部43とからなっ
ており、そのホルダ部41によってケーシング1内に封
じ込められたガスをシールドするようにしている。ホル
ダ部41内にはポンプ室5が形成されており、そのポン
プ室5内にはピエゾプレート6からなるダイアフラム式
のポンプが設けられ、そのポンプ作用によってガスが吐
出口7から流路3内に送り出されるようになっている。
4は、ホルダ部41と首部42と筒体部43とからなっ
ており、そのホルダ部41によってケーシング1内に封
じ込められたガスをシールドするようにしている。ホル
ダ部41内にはポンプ室5が形成されており、そのポン
プ室5内にはピエゾプレート6からなるダイアフラム式
のポンプが設けられ、そのポンプ作用によってガスが吐
出口7から流路3内に送り出されるようになっている。
【0016】流路3内に送り出されたガスは、筒体部4
3の端面の中央部分に形成されたノズル孔8およびその
周囲に複数形成された整流孔9からその筒体部43の内
部に形成されたガス通路10内に層流として噴出され、
そのガス通路10を通過したのちにポンプ室5に戻って
再びポンプ作用によって流路3に送り出されるようにな
っている。
3の端面の中央部分に形成されたノズル孔8およびその
周囲に複数形成された整流孔9からその筒体部43の内
部に形成されたガス通路10内に層流として噴出され、
そのガス通路10を通過したのちにポンプ室5に戻って
再びポンプ作用によって流路3に送り出されるようにな
っている。
【0017】そして、ガス通路10内には、そのガス通
路内を流れるガス流を加熱する交流駆動による発熱体と
しての加熱ワイヤ11と、その加熱ワイヤ11の下流側
に一対のワイヤ状のヒートセンサ121,122とが図
示のように設置されている。
路内を流れるガス流を加熱する交流駆動による発熱体と
しての加熱ワイヤ11と、その加熱ワイヤ11の下流側
に一対のワイヤ状のヒートセンサ121,122とが図
示のように設置されている。
【0018】なお、ケーシング1のフランジ2部分に
は、電源回路,増幅器,検出回路などが実装される回路
基板13が取り付けられている。図中、14は検出器本
体を支持する支持筒である。
は、電源回路,増幅器,検出回路などが実装される回路
基板13が取り付けられている。図中、14は検出器本
体を支持する支持筒である。
【0019】一対のヒートセンサ121,122は、図
3に示すように、ノズル孔8の中心線O−Oに対して左
右対象となるように配設されており、検出器本体に何ら
横方向の角速度ωが作用しないときにはガス通路10内
に噴出されたガスがその中心線O−Oに沿ってまっすぐ
流れて各ヒートセンサ121,122に均等に当たるよ
うになっている。
3に示すように、ノズル孔8の中心線O−Oに対して左
右対象となるように配設されており、検出器本体に何ら
横方向の角速度ωが作用しないときにはガス通路10内
に噴出されたガスがその中心線O−Oに沿ってまっすぐ
流れて各ヒートセンサ121,122に均等に当たるよ
うになっている。
【0020】このような状態にあって、検出器本体に横
方向の角速度ωが作用すると、その大きさに応じてガス
通路10内に噴出されたガス流が図中点線で示すように
偏向して各ヒートセンサ121,122のところにおい
て中心線O−Oからのずれεを生じ、そのため各ヒート
センサ121,122にそれぞれ当たる流量に変化をき
たすことになる。
方向の角速度ωが作用すると、その大きさに応じてガス
通路10内に噴出されたガス流が図中点線で示すように
偏向して各ヒートセンサ121,122のところにおい
て中心線O−Oからのずれεを生じ、そのため各ヒート
センサ121,122にそれぞれ当たる流量に変化をき
たすことになる。
【0021】このようなものにあって、本発明では、ガ
ス流の偏向によって流量変化をきたすということは、そ
のガス流の偏向状態にしたがって各ヒートセンサ12
1,122に当たるガス流の流速が変化することになる
という点に着目し、加熱ワイヤ11によりガス流を加熱
して、ガス流により伝達される熱を、検出器本体に角速
度が作用したときのガス流の偏向状態に応じた時間差を
もって各ヒートセンサ121,122によってそれぞれ
検知するようにしている。
ス流の偏向によって流量変化をきたすということは、そ
のガス流の偏向状態にしたがって各ヒートセンサ12
1,122に当たるガス流の流速が変化することになる
という点に着目し、加熱ワイヤ11によりガス流を加熱
して、ガス流により伝達される熱を、検出器本体に角速
度が作用したときのガス流の偏向状態に応じた時間差を
もって各ヒートセンサ121,122によってそれぞれ
検知するようにしている。
【0022】図3に示すように、検出器本体に角速度が
何ら作用していなくてガス流がまっすぐに流れて各ヒー
トセンサ121,122に均等に当たっているときに
は、ガス流が加熱ワイヤ11によって加熱されたのち、
その加熱されたガス流が各ヒートセンサ121,122
に達してその伝達熱が検知されるまでの時間が一定で、
そのときの両者の検知時間(基準時間)が等しくなって
いる。
何ら作用していなくてガス流がまっすぐに流れて各ヒー
トセンサ121,122に均等に当たっているときに
は、ガス流が加熱ワイヤ11によって加熱されたのち、
その加熱されたガス流が各ヒートセンサ121,122
に達してその伝達熱が検知されるまでの時間が一定で、
そのときの両者の検知時間(基準時間)が等しくなって
いる。
【0023】いま、例えば、図3に示すように、図中矢
印に示す方向に角速度ωが作用したとき、ガス流がヒー
トセンサ121側に偏向して、その偏向の程度に応じて
ガス通路10内におけるガス流量分布が変化して、ヒー
トセンサ121側の流速が上がってそれによる熱の検知
時間が早くなるとともに、その分ヒートセンサ122側
の流速が下がってそれによる熱の検知時間が遅れ、それ
により検知時間の基準からのずれの程度によってそのと
き作用している角速度ωの大きさが、また、各ヒートセ
ンサ121,122の検知時間が早くなるか遅くなるか
によってそのとき作用している角速度ωの方向が検出で
きる。
印に示す方向に角速度ωが作用したとき、ガス流がヒー
トセンサ121側に偏向して、その偏向の程度に応じて
ガス通路10内におけるガス流量分布が変化して、ヒー
トセンサ121側の流速が上がってそれによる熱の検知
時間が早くなるとともに、その分ヒートセンサ122側
の流速が下がってそれによる熱の検知時間が遅れ、それ
により検知時間の基準からのずれの程度によってそのと
き作用している角速度ωの大きさが、また、各ヒートセ
ンサ121,122の検知時間が早くなるか遅くなるか
によってそのとき作用している角速度ωの方向が検出で
きる。
【0024】ここでは、例えば、加熱ワイヤ11に正弦
波による交流電流を供給してそれを発熱駆動させ、その
加熱ワイヤ11の駆動信号(正弦波交流信号)を基準信
号として各ヒートセンサ121,122の検知信号と比
較して、その両信号の位相差から検出器本体に作用する
角速度ωの大きさおよび向きを検出するようにしてい
る。
波による交流電流を供給してそれを発熱駆動させ、その
加熱ワイヤ11の駆動信号(正弦波交流信号)を基準信
号として各ヒートセンサ121,122の検知信号と比
較して、その両信号の位相差から検出器本体に作用する
角速度ωの大きさおよび向きを検出するようにしてい
る。
【0025】具体的には、各ヒートセンサ121,12
2の各検知信号(正弦波交流信号となる)を増幅器によ
って所定に増幅したうえで、波形変換器により矩形波に
変換し、デジタルカウンタにより加熱ワイヤ11の駆動
信号に同期させてその矩形波の位相差をカウントするよ
うにする。
2の各検知信号(正弦波交流信号となる)を増幅器によ
って所定に増幅したうえで、波形変換器により矩形波に
変換し、デジタルカウンタにより加熱ワイヤ11の駆動
信号に同期させてその矩形波の位相差をカウントするよ
うにする。
【0026】また、本発明では、ヒートセンサ121,
122を必ずしも一対に設ける必要がなく、その何れか
一方を省略しても角速度ωの検出が可能となる。
122を必ずしも一対に設ける必要がなく、その何れか
一方を省略しても角速度ωの検出が可能となる。
【0027】すなわち、その場合には、加熱ワイヤ11
の駆動信号とヒートセンサ121または122の検知信
号との位相差によって角速度ωの大きさを、駆動信号に
対して検知信号の位相が進んでいるか遅れているかをみ
ることによって角速度ωの向きを検出することができる
ようになる。
の駆動信号とヒートセンサ121または122の検知信
号との位相差によって角速度ωの大きさを、駆動信号に
対して検知信号の位相が進んでいるか遅れているかをみ
ることによって角速度ωの向きを検出することができる
ようになる。
【0028】また、加熱ワイヤ11は1本だけでなく、
ガス通路10内を流れるガス流の加熱を効率良く均一に
行わせることができるように、加熱ワイヤ11を複数本
設置するようにしてもよい。
ガス通路10内を流れるガス流の加熱を効率良く均一に
行わせることができるように、加熱ワイヤ11を複数本
設置するようにしてもよい。
【0029】図4ないし図7に、加熱ワイヤ11とヒー
トセンサ121,122との他の設置例を示している。
トセンサ121,122との他の設置例を示している。
【0030】なお、発熱体(加熱ワイヤ11),ヒート
センサ121,122ともに必ずしもワイヤ状のものを
用いる必要はなく、種々形状の発熱体や、サーミスタな
どの温度検出素子や温度測定用の抵抗素子などが広く用
いられる。
センサ121,122ともに必ずしもワイヤ状のものを
用いる必要はなく、種々形状の発熱体や、サーミスタな
どの温度検出素子や温度測定用の抵抗素子などが広く用
いられる。
【0031】このように本発明によれば、検出器本体に
作用する角速度によってガス流が偏向したときの発熱体
により加熱されたガス流による熱がヒートセンサによっ
て検知されるまでのガス流による熱の伝達時間の変化に
したがい、ヒートセンサの検知信号と基準信号(発熱体
の駆動信号)との位相差から角速度を検出するようにし
ているので、雰囲気温度の変化や発熱体の温度変化によ
ってヒートセンサから出力される検知信号の振幅が変動
しても、その検知信号の位相はガス流による熱の伝達時
間のみによって決まるので、温度ドリフトの影響を受け
ることなく角速度を検出することができるようになる。
作用する角速度によってガス流が偏向したときの発熱体
により加熱されたガス流による熱がヒートセンサによっ
て検知されるまでのガス流による熱の伝達時間の変化に
したがい、ヒートセンサの検知信号と基準信号(発熱体
の駆動信号)との位相差から角速度を検出するようにし
ているので、雰囲気温度の変化や発熱体の温度変化によ
ってヒートセンサから出力される検知信号の振幅が変動
しても、その検知信号の位相はガス流による熱の伝達時
間のみによって決まるので、温度ドリフトの影響を受け
ることなく角速度を検出することができるようになる。
【0032】また、本発明によれば、ヒートセンサによ
る検知に充分追従することのできる周波数による交流信
号を用いているので、ヒートセンサの特性の経時変化や
ヒートセンサの検知信号を増幅したときなどに生ずる直
流に近い変動分の影響をほとんど受けずに、常に精度の
良い角速度検出を行うことができるようになる。
る検知に充分追従することのできる周波数による交流信
号を用いているので、ヒートセンサの特性の経時変化や
ヒートセンサの検知信号を増幅したときなどに生ずる直
流に近い変動分の影響をほとんど受けずに、常に精度の
良い角速度検出を行うことができるようになる。
【0033】さらに、本発明によれば、ヒートセンサの
検知信号と基準信号との位相差すなわち時間のずれを計
測すればよいので、何らAD変換するようなことなく、
コンパレータなどを用いて直接その位相差をデジタル的
に求めることができるようになる。
検知信号と基準信号との位相差すなわち時間のずれを計
測すればよいので、何らAD変換するようなことなく、
コンパレータなどを用いて直接その位相差をデジタル的
に求めることができるようになる。
【0034】また、本発明による熱移動型流体検知装置
にあっては、流体の流速を計測する場合、図8に示すよ
うに、流路21を流れるガスを加熱することができるよ
うにガス流路21内に設けられた加熱ワイヤ22および
その加熱ワイヤ22を交流駆動によって発熱させるドラ
イバ23と、加熱ワイヤ22に対応して、それから所定
距離lだけ離れた下流側の位置に設けられた感熱抵抗素
子からなるワイヤ状のヒートセンサ24およびそのセン
サ出力信号Isを生じさせるセンサ回路25と、加熱ワ
イヤ22の交流駆動電流Idの立上り時または立下り時
の零点を検出する零点検出回路26と、センサ出力信号
Isの立上り時または立下り時の零点を検出する零点検
出回路27と、ドライバ23を通して加熱ワイヤ22の
加熱制御を行わせるとともに、各零点検出回路26,2
7からそれぞれ与えられる零点検出のタイミング信号を
読み込んで、相互のタイミング信号の間隔すなわち加熱
ワイヤ22の交流駆動電流Idとセンサ出力信号Isと
の位相差を、基準クロックを計数することにより計測し
て、その計測された位相差にしたがってガスの流速vを
所定の演算処理によって求める演算制御回路28とによ
って構成されている。
にあっては、流体の流速を計測する場合、図8に示すよ
うに、流路21を流れるガスを加熱することができるよ
うにガス流路21内に設けられた加熱ワイヤ22および
その加熱ワイヤ22を交流駆動によって発熱させるドラ
イバ23と、加熱ワイヤ22に対応して、それから所定
距離lだけ離れた下流側の位置に設けられた感熱抵抗素
子からなるワイヤ状のヒートセンサ24およびそのセン
サ出力信号Isを生じさせるセンサ回路25と、加熱ワ
イヤ22の交流駆動電流Idの立上り時または立下り時
の零点を検出する零点検出回路26と、センサ出力信号
Isの立上り時または立下り時の零点を検出する零点検
出回路27と、ドライバ23を通して加熱ワイヤ22の
加熱制御を行わせるとともに、各零点検出回路26,2
7からそれぞれ与えられる零点検出のタイミング信号を
読み込んで、相互のタイミング信号の間隔すなわち加熱
ワイヤ22の交流駆動電流Idとセンサ出力信号Isと
の位相差を、基準クロックを計数することにより計測し
て、その計測された位相差にしたがってガスの流速vを
所定の演算処理によって求める演算制御回路28とによ
って構成されている。
【0035】なお、各零点検出回路26,27にあって
は、それぞれゼロクロスコンパレータを用いて交流駆動
電流Id,センサ出力信号Isを方形波に変換したうえ
で、その立上りエッジまたは立下りエッジを検出するよ
うにしている。あるいはまた、交流駆動電流Id,セン
サ出力信号Isをそれぞれ微分したうえで整流すること
によって、その立上り時の零点を検出するようにしても
よい。
は、それぞれゼロクロスコンパレータを用いて交流駆動
電流Id,センサ出力信号Isを方形波に変換したうえ
で、その立上りエッジまたは立下りエッジを検出するよ
うにしている。あるいはまた、交流駆動電流Id,セン
サ出力信号Isをそれぞれ微分したうえで整流すること
によって、その立上り時の零点を検出するようにしても
よい。
【0036】このように構成されたものにあって、い
ま、図9に示すように、演算制御回路28の制御下にお
いて、正弦波による交流駆動電流Idによって加熱ワイ
ヤ22を発熱駆動して流路21を流れるガスを加熱する
と、加熱電流の2乗が発生熱量となるので周波数が交流
駆動電流Idのほぼ2倍となり、かつそのときのガスの
流速vに応じた熱移動時間により位相がずれたセンサ出
力信号Isが得られる。
ま、図9に示すように、演算制御回路28の制御下にお
いて、正弦波による交流駆動電流Idによって加熱ワイ
ヤ22を発熱駆動して流路21を流れるガスを加熱する
と、加熱電流の2乗が発生熱量となるので周波数が交流
駆動電流Idのほぼ2倍となり、かつそのときのガスの
流速vに応じた熱移動時間により位相がずれたセンサ出
力信号Isが得られる。
【0037】そして、零点検出回路26からは零点検出
のタイミング信号S1が出され、また、零点検出回路2
7からは零点検出のタイミング信号S2が出される。
のタイミング信号S1が出され、また、零点検出回路2
7からは零点検出のタイミング信号S2が出される。
【0038】演算制御回路28は、その零点検出の各タ
イミング信号S1,S2を順次読み込んで、タイミング
信号S1が得られてから次にタイミング信号S2が得ら
れるまでのあいだ基準クロックを計数して、加熱ワイヤ
2の交流駆動電流Idとセンサ出力信号Isとのあいだ
の位相差を測定する。その位相差が、ガスの流速vに応
じて変化するものとなり、ガス流によって熱がヒートセ
ンサ24に伝達されるまでの時間、すなわち熱伝達時間
Tとなる。
イミング信号S1,S2を順次読み込んで、タイミング
信号S1が得られてから次にタイミング信号S2が得ら
れるまでのあいだ基準クロックを計数して、加熱ワイヤ
2の交流駆動電流Idとセンサ出力信号Isとのあいだ
の位相差を測定する。その位相差が、ガスの流速vに応
じて変化するものとなり、ガス流によって熱がヒートセ
ンサ24に伝達されるまでの時間、すなわち熱伝達時間
Tとなる。
【0039】そして、演算制御回路28は、その計測さ
れた熱伝達時間Tから、所定の演算式v=l/Tにもと
づいて、そのときのガスの流速vを求める。
れた熱伝達時間Tから、所定の演算式v=l/Tにもと
づいて、そのときのガスの流速vを求める。
【0040】このように本発明によれば、加熱ワイヤ2
2を交流駆動してガスを加熱したとき、そのときのガス
の流速vに応じてセンサ出力信号Isの位相が所定にず
れることに着目して、そのセンサ出力信号Isの直流分
を何ら考慮することなく、その位相差から熱伝達時間T
を計測してガスの流速vを求めるようにしている。その
ため、図10に示すように、種々の要因によってセンサ
出力信号Isの波形の大きさ(振幅)が変わったり、ま
た、その波形が乱れたりしても、その位相は不動とな
り、センサ出力信号Isの波形の大きさの変化や波形の
乱れなどが何ら誤差要因となることなく、常にガスの流
速vを精度良く求めることができるようになる。
2を交流駆動してガスを加熱したとき、そのときのガス
の流速vに応じてセンサ出力信号Isの位相が所定にず
れることに着目して、そのセンサ出力信号Isの直流分
を何ら考慮することなく、その位相差から熱伝達時間T
を計測してガスの流速vを求めるようにしている。その
ため、図10に示すように、種々の要因によってセンサ
出力信号Isの波形の大きさ(振幅)が変わったり、ま
た、その波形が乱れたりしても、その位相は不動とな
り、センサ出力信号Isの波形の大きさの変化や波形の
乱れなどが何ら誤差要因となることなく、常にガスの流
速vを精度良く求めることができるようになる。
【0041】なお、加熱ワイヤ22の交流駆動電流Id
とセンサ出力信号Isとのあいだの位相差を測定する手
法としては、前述したもの以外に、公知の手法が種々適
用できることはいうまでもない。
とセンサ出力信号Isとのあいだの位相差を測定する手
法としては、前述したもの以外に、公知の手法が種々適
用できることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明による熱移動型流体検知装
置にあっては、流路内を流れる流体を交流駆動による発
熱体により加熱し、その加熱された流体により伝達され
る熱を流路に角速度が作用したときの流体の偏向状態に
応じた時間差をもって下流側に設けられたヒートセンサ
により検知して、発熱体を駆動する基準信号とヒートセ
ンサの検知信号との位相差から角速度を検出するように
したもので、温度ドリフトの影響を受けることなく、ま
たヒートセンサの特性の経時変化などの直流分変動要因
の影響を受けることなく、簡単な手段によって流路に作
用する角速度を容易にかつ精度良く検出することができ
るという利点を有している。
置にあっては、流路内を流れる流体を交流駆動による発
熱体により加熱し、その加熱された流体により伝達され
る熱を流路に角速度が作用したときの流体の偏向状態に
応じた時間差をもって下流側に設けられたヒートセンサ
により検知して、発熱体を駆動する基準信号とヒートセ
ンサの検知信号との位相差から角速度を検出するように
したもので、温度ドリフトの影響を受けることなく、ま
たヒートセンサの特性の経時変化などの直流分変動要因
の影響を受けることなく、簡単な手段によって流路に作
用する角速度を容易にかつ精度良く検出することができ
るという利点を有している。
【0043】また、本発明による熱移動型流体検知装置
にあっては、流路を流れる流体を発熱体により加熱し
て、その発熱体から所定距離だけ離れた下流側の位置で
ヒートセンサによって流体の流れにより伝達される熱を
検知して、その間の熱移動時間を計測してそのときの流
速を求める際、流体の温度や組成が変化するなどの種々
要因によってヒートセンサの出力信号の波形の大きさが
変化したり波形が乱れたりしても、その影響を受けるこ
となく正確に熱移動時間を計測することができ、そのと
きの流速を精度良く求めることができるという利点を有
している。
にあっては、流路を流れる流体を発熱体により加熱し
て、その発熱体から所定距離だけ離れた下流側の位置で
ヒートセンサによって流体の流れにより伝達される熱を
検知して、その間の熱移動時間を計測してそのときの流
速を求める際、流体の温度や組成が変化するなどの種々
要因によってヒートセンサの出力信号の波形の大きさが
変化したり波形が乱れたりしても、その影響を受けるこ
となく正確に熱移動時間を計測することができ、そのと
きの流速を精度良く求めることができるという利点を有
している。
【図1】本発明による角速度を検出するようにしたとき
の熱移動型流体検知装置の一構成例を示す平断面図であ
る。
の熱移動型流体検知装置の一構成例を示す平断面図であ
る。
【図2】同構成例におけるガス通路の正面からみた簡略
図である。
図である。
【図3】ガス通路内におけるガス流の状態を示す平面図
である。
である。
【図4】発熱体およびヒートセンサの他の設置例を示す
ガス通路の平面からみた簡略図である。
ガス通路の平面からみた簡略図である。
【図5】同設置例におけるガス通路の正面からみた簡略
図である。
図である。
【図6】本発明における発熱体およびヒートセンサのさ
らに他の設置例を示すガス通路の平面からみた簡略図で
ある。
らに他の設置例を示すガス通路の平面からみた簡略図で
ある。
【図7】同設置例におけるガス通路の正面からみた簡略
図である。
図である。
【図8】本発明による流速を検出するようにしたときの
熱移動型流体検知装置の一構成例を示すブロック図であ
る。
熱移動型流体検知装置の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】同構成例における加熱ワイヤの交流駆動電流お
よびヒートセンサの出力信号の波形を示す特性図であ
る。
よびヒートセンサの出力信号の波形を示す特性図であ
る。
【図10】ヒートセンサの出力信号の波形の大きさ(振
幅)が変化した状態を示す特性図である。
幅)が変化した状態を示す特性図である。
【図11】従来のパルス駆動による加熱電流およびヒー
トセンサの出力信号の波形を示す特性図である。
トセンサの出力信号の波形を示す特性図である。
【図12】従来のヒートセンサの出力信号の波形の大き
さが変化したときのしきい値を用いたレベル検知状態を
示す特性図である。
さが変化したときのしきい値を用いたレベル検知状態を
示す特性図である。
8 ノズル孔 10 ガス通路 11 加熱ワイヤ 121 ヒートセンサ 122 ヒートセンサ 21 流路 22 加熱ワイヤ 23 ドライバ 24 ヒートセンサ 25 センサ回路 26 零点検出回路 27 零点検出回路 28 演算制御回路 Id 加熱ワイヤの交流駆動電流 Is センサ出力信号 T 熱移動時間
Claims (3)
- 【請求項1】 流路内を流れる流体を加熱する交流駆動
による発熱体と、その発熱体の下流側に設けられ、流体
により伝達される熱を、前記流路に角速度が作用したと
きの流体の偏向状態に応じた時間差をもって検知するヒ
ートセンサと、発熱体の駆動信号とヒートセンサの検知
信号との位相差から流路に作用する角速度を検出する手
段とによって構成された熱移動型流体検知装置。 - 【請求項2】 流路内を流れる流体を加熱する交流駆動
による発熱体と、その発熱体の下流側に設けられ、流体
により伝達される熱を、前記流路に角速度が作用したと
きの流体の偏向状態に応じた時間差をもって検知するヒ
ートセンサ対と、そのヒートセンサ対の各検知信号の位
相差から流路に作用する角速度を検出する手段とによっ
て構成された熱移動型流体検知装置。 - 【請求項3】 流路を流れる流体を発熱体により加熱し
て、その発熱体から所定距離だけ離れた下流側の位置で
ヒートセンサによって流体の流れにより伝達される熱を
検知して、その間の熱移動時間からそのときの流速を求
めるものであって、前記発熱体を交流駆動して流体を交
流波形により加熱する手段と、前記ヒートセンサによる
検知波形と前記交流波形との位相差から熱移動時間を求
めて流速をわり出す手段とをとるようにしたことを特徴
とする熱移動型流体検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35810892A JP3211040B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-12-08 | 熱移動型角速度検知装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-51053 | 1992-01-24 | ||
JP5105392 | 1992-01-24 | ||
JP35810892A JP3211040B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-12-08 | 熱移動型角速度検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264567A true JPH05264567A (ja) | 1993-10-12 |
JP3211040B2 JP3211040B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=26391572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35810892A Expired - Fee Related JP3211040B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-12-08 | 熱移動型角速度検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211040B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007102475A1 (ja) | 2006-03-06 | 2007-09-13 | Surpass Industry Co., Ltd. | 熱信号書込装置 |
WO2007119313A1 (ja) | 2006-03-14 | 2007-10-25 | Surpass Industry Co., Ltd. | 熱信号を用いた流速検出方法及び流速検出装置 |
JP2007309924A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-29 | Yazaki Corp | 流量計 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP35810892A patent/JP3211040B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007102475A1 (ja) | 2006-03-06 | 2007-09-13 | Surpass Industry Co., Ltd. | 熱信号書込装置 |
US7726204B2 (en) | 2006-03-06 | 2010-06-01 | Surpass Industry Co., Ltd. | Heat signal writing device |
WO2007119313A1 (ja) | 2006-03-14 | 2007-10-25 | Surpass Industry Co., Ltd. | 熱信号を用いた流速検出方法及び流速検出装置 |
JP2007309924A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-29 | Yazaki Corp | 流量計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3211040B2 (ja) | 2001-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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