JP2007309924A - 流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で広範囲の流量を高精度に計測することができる流量計を提供する。
【解決手段】被検流体の少流量区分時にヒータ32を定電圧で駆動する定電圧駆動手段21と、少流量区分時以外にヒータ32を正弦波の駆動信号で駆動する正弦波駆動手段22と、温度センサ33が出力した流速信号に基づいて少流量区分時であるか否かを判定して、少流量区分時に定電圧駆動手段21がヒータ32を駆動するように、定電圧駆動手段21又は正弦波駆動手段22の切り替えを制御する切替制御手段11bと、を有するとともに、流量測定手段11aが、定電圧駆動手段21によるヒータ32の駆動に応じて温度センサが出力した流速信号に基づいて流量を測定する第1測定手段11a1と、正弦波駆動手段22によるヒータ32に応じて温度センサ33が出力した流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定する第2測定手段11a2と、を有する
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス、水等の流体の流量をその流路上において測定する流量計に関するものである。
例えばガス等の流体の流量を流路上において測定する際に、既知の流路断面積に乗じて流量を求めるのに必要な、流路を流れる流体の速度を検出する技術として、流路上に配置したヒータを交流信号により通電駆動し、このヒータから流路における流体の流れ方向に間隔をおいて配置した温度センサが、ヒータから放出される熱の伝搬速度に応じて出力する交流信号と、ヒータの通電駆動に用いる交流信号との位相差を求める方法が知られている(特許文献1参照)。
また、ガスメータ等では流量センサを用いて、測定に必要な流量範囲(例えばガスメータでは3〜3000Liter/Hなど)を測定するために、複数のセンサを組み合わせた方式が提案されている。例えば、流量分布上の流体の流れが異なる位置に複数個の熱式流量センサを配置し、それら異なる位置に配置された熱式流量センサを全て略同一構造とされた駆動回路により駆動する流量計が知られている(特許文献2参照)。
特開平5−264567号公報 特開平8−184479号公報
しかしながら、上述したような従来の流量計では、広域な流量範囲を測定可能とするために複数のセンサを用いる必要があるために、コスト高になってしまうという問題があった。さらに、例えば狭い流路に1個、広い流路に2個というように3つのセンサを用いる場合、センサの数が増えるとともに、狭い流路と広い流路の加工が必要になり、流路が大型化してしまうという問題が生じていた。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、流路を複雑化することなく且つ簡単な構成で広範囲の流量を高精度に計測することができる流量計を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の流量計は、図1の基本構成図に示すように、被検流体の流路S上に配置したヒータ32と、前記流路Sにおける流体の流れ方向に前記ヒータ32から間隔をおいて配置して前記ヒータ32から放出される熱を検出してその温度に応じた流速信号を出力する温度センサ33と、前記温度センサ33が出力する流速信号に基づいて流量を測定する流量測定手段11aと、を有する流量計において、前記被検流体の少流量区分時に前記ヒータ32を定電圧で駆動する定電圧駆動手段21と、前記少流量区分時以外に前記ヒータ32を正弦波の駆動信号で駆動する正弦波駆動手段22と、前記温度センサ33が出力した流速信号に基づいて前記少流量区分時であるか否かを判定して前記定電圧駆動手段21又は前記正弦波駆動手段22の切り替えを制御する切替制御手段11bと、を有するとともに、前記流量測定手段11aが、前記定電圧駆動手段21による前記ヒータ32の駆動に応じて、前記温度センサが出力した流速信号に基づいて前記流量を測定する第1測定手段11a1と、前記正弦波駆動手段22による前記ヒータ32に応じて、前記温度センサ33が出力した流速信号と前記正弦波の駆動信号との位相差に基づいて前記流量を測定する第2測定手段11a2と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項2記載の流量計は、図2の基本構成図に示すように、被検流体の流路上に配置したヒータ32と、前記ヒータ32に対する前記流路2の上流側における前記流体の温度を検出してその温度に応じた上流側流速信号を出力する上流側温度センサ34と、前記ヒータ32に対する前記流路Sの下流側における前記流体の温度を検出してその温度に応じた下流側流速信号を出力する下流側温度センサ33と、前記上流側温度センサ34及び下流側温度センサ33の少なくとも一方の流速信号に基づいて流量を測定する流量測定手段11aと、を有する流量計において、前記ヒータ32を正弦波の駆動信号で駆動する正弦波駆動手段22と、前記上流側温度センサ34及び下流側温度センサ33の少なくとも一方の流速信号に基づいて、低流速であるか高流速であるかを判別する流速判別手段11cと、を有し、前記流量計測手段11aが、前記流速判別手段11cによる低流速との判別に応じて、前記上流側温度センサ34が出力した上流側流速信号と前記正弦波の駆動信号との位相差に基づいて前記流量を測定する低流速用測定手段11a3と、前記流速判別手段11cによる高流速との判別に応じて、前記下流側温度センサ33が出力した下流側流速信号と前記正弦波の駆動信号との位相差に基づいて前記流量を測定する高流速用測定手段11a4と、を有することを特徴とする。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の流量計によれば、少流量区分時にヒータを定電圧で駆動すると、温度センサからの流速信号に基づいて流量を計測し、且つ、少流量区分時以外にヒータを正弦波の駆動信号で駆動すると、該正弦波の駆動信号と温度センサからの流速信号との位相差に基づいて流量を計測するようにしたことから、少流量区分時は温度差または少流量区分時以外は位相差というように、温度センサとヒータだけで流量区分に適した検知方式に切り替えて測定することができるため、広範囲の流量を高精度に計測することができる。また、流路の加工も必要ないことから、流路の大型化及び複雑化を防止することができる。しかも、従来のように複数の流路に複数のセンサを用いる必要がないため、温度センサとヒータのみを用いれば良いことから、コストダウンを図ることができる。
以上説明したように請求項2に記載した本発明の流量計によれば、ヒータを正弦波の駆動信号で駆動し、上流側温度センサ又は下流側温度センサからの流速信号に基づいて低流速であるか高流速であるかを判別し、低流速である場合は上流側温度センサが出力した上流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定し、また、高流速である場合は下流側温度センサが出力した下流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定するようにしたことから、低流速域の測定が可能な上流側温度センサと高流速域の測定が可能な下流側温度センサを切り替えて測定するだけで広範囲の流量を高精度に計測することができる。しかも、ヒータは正弦波の駆動信号で駆動させるだけでよいため、駆動回路、駆動制御等の簡単化を図ることができる。従って、上流側温度センサ及び下流側温度センサとヒータのみを用いれば良いことから、従来のように複数の流路を用いる必要がないため、センサ数の減少等によりコストダウンを図ることができる。また、流路の加工も必要ないことから、流路の大型化及び複雑化を防止することができる。
以下、本発明に係る流量計を用いてガスの流量を測定する場合の最良の形態を、図3〜図12の図面を参照して説明する。
図3において、実施例1に係る流量計1は、フローセンサ3と、マイクロプロセッサユニット(MPU)10と、ドライバ部20と、信号検出部40と、を有している。MPU10には、フローセンサ3、ドライバ部20及び信号検出部40が接続されている。
フローセンサ3は、例えば特開平9−257821号公報の図1を参照して説明されているような、Si基板31上にヒータ32及びサーモパイル33,34(請求項中の温度センサに相当)を形成して構成されている。そして、ガス(請求項中の被測定対象の流体に相当)の流路(図示せず)上に、その流体の流れ方向Xにおける下流側から順にサーモパイル33、ヒータ32、サーモパイル34という位置関係となるように、フローセンサ3は配置されている。
このフローセンサ3は、ヒータ32を駆動信号により通電駆動することでヒータ32が熱を放出し、ヒータ32から伝達された熱の温度に応じた起電力がサーモパイル33,34に発生し、この起電力がサーモパイル33,34から、流路を流れるガスの流量に応じた流速信号として出力されるように構成されている。また、フローセンサ3は、リファレンス抵抗を有しており、リファレンス温度の検出が可能な構成となっている。
MPU10は、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11、CPU11のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM12、各種のデータを格納するとともにCPU11の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM13等を有して構成している。
CPU11は、ROM12に記憶されている流量測定処理プログラム等を実行することで、ヒータ32の駆動を制御して、サーモパイル33,34が出力する信号に基づいて流量を計測する。つまり、CPU11は、請求項中の流量計測手段、切替制御手段、第1測定手段及び第2測定手段として機能することになる。
ドライバ部20は、第1定電圧部21と第1バンドパスフィルタ22とを有している。第1定電圧部21は、MPU10とヒータ32とに接続されており、CPU11からの要求に応じて定電圧を印加することでヒータ32を駆動する。そして、第1バンドパスフィルタ22は、MPU10とヒータ32とに接続されており、CPU11から入力された矩形波を正弦波として電圧をヒータ32に印加することで駆動する。
このように駆動信号の極性が正負の相互間で反転せずヒータ32の通電量が正弦波状に変化するので、ヒータ32の放出熱量が正弦波状に増減して、ヒータ32から放出される熱を検出したサーモパイル33,34が出力する流速信号の波形は、駆動信号と同じ周波数の波形となる。
信号検出部40は、第1コンパレータ41と、第1アンプ43と、第2バンドパスフィルタ44と、第2コンパレータ45と、第2アンプ46と、A/D変換部47と、第3アンプ48と、を有している。
第1コンパレータ41は、ドライバ部20の第1バンドパスフィルタ22とMPU10とに接続されている。第1コンパレータ41は、GNDレベルを閾値とし、第1バンドパスフィルタ22から出力された後の図4(A)に示す正弦波である駆動信号を、矩形波である図4(B)に示す第1信号としてMPU10に出力する。
第1アンプ43は、フローセンサ3のサーモパイル33が接続されるとともに、第2バンドパスフィルタ44、第2コンパレータ45を順次介してMPU10に接続されている。そして、第2アンプ46は、フローセンサ3のサーモパイル33,34が接続されるとともに、A/D変換器47を順次介してMPU10に接続されている。
図4(C)に示すサーモパイル33から出力された信号は、第1アンプ43で増幅され、ノイズ除去のための第2バンドパスフィルタ44を通って第2コンパレータ45によってGNDレベルの閾値で正弦波から矩形波である図4(D)に示す第2信号としてMPU10に出力される。
また、サーモパイル33,34の信号は、第2アンプ46に入力され、第2アンプ46ではサーモパイル33,34を差動増幅し(上流:34、下流:33)、A/D変換器47でデジタル信号に変換されて温度差信号(流速信号に相当)としてMPU10に出力される。
CPU11は、第1信号と第2信号の位相差である図4(E)に示す位相差信号を検出可能な構成となっており、その位相差を時間としてカウントして流量を計測する。この位相差測定方法を用いることで、流路断面積に乗じて流量を求めるのに必要な、流路を流れる流体の速度を高精度で測定可能となっている。
また、フローセンサ3は、リファレンス抵抗35を有している。リファレンス抵抗35は、Si基板31上に形成されており、ドライバ部20が有する第2定電圧部23によって駆動され、流路内の温度(ガス温度)を検出する。そして、このリファレンス抵抗35で検出した温度に応じた抵抗値変化は、第3アンプ48で増幅し、A/D変換器47でデジタル信号に変換されて、流路内温度(ガス温度)としてMPU10に出力される。この信号は、MPU10で流路換算の温度補正に用いられる。
次に、上述した構成において、温度差検出方式と位相差検出方式による流量特性について図5〜図7のグラフを参照して説明する。図5〜図7の各々において、横軸は流速(m/s)であり、縦軸は温度差(任意単位a.u.)及び位相差(deg)となっている。そして、波形G1は温度差検出方式、波形G2は位相差検出方式によるそれぞれの流量特性を示している。
温度差検出方式では、波形G1に示すように、約10(m/s)以上になると、徐々に温度差が小さくなる傾向にあり、少流量の値と重なっているため、このフローセンサ3の場合、約10(m/s)以上の計測が不可能であることが分かった。また、位相差検出方式では、波形G2に示すように、約10(m/s)より大きな流量域でも流量に応じて位相差が小さくなる傾向があることが分かった。
図6及び図7中の波形G2に示すように、約1(m/s)以下の微小流量域では、流量増加に伴って位相差が一端増加する現象があり、このフローセンサ3の場合、位相差検出方式ではこの微小流量域では流量の計測が不可能であることが分かった。
よって、約10(m/s)より小さい範囲を少流量区分と設定し、該少流量区分以外の約10(m/s)以上を大流量区分と設定し、少流量区分を温度差検出方式、大流量区分を位相差検出方式でそれぞれ切り替えて検出することで、お互いの検出方式の計測不能流量域をカバーして、1つのフローセンサ3のみで少流量区分及び大流量区分の広範囲に亘る測定を可能とすることができる。
次に、温度差検出方式と位相差検出方式を切り替えて流量を測定する場合を、CPU11が実行する図8に示す流量測定処理の一例を示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ステップS11(切替制御手段)において、第1定電圧部21に駆動要求が出力され、その後ステップS12に進む。その結果、第1定電圧部21は、定電圧を印加することでヒータ32を駆動させる。
ステップS12において、所定のサンプリングレートで信号検出部40が出力した温度差信号(流速信号)が温度差データとして取り込まれ、RAM13に時系列的に記憶され、その後ステップS13に進む。
ステップS13において、RAM13の温度差データと予め定められた第1判定条件とが比較され、該比較結果に基づいて少流量区分から大流量区分に変化したか否かが判定される。該第1判定条件は、ヒステリシスを考慮した範囲(値)が設定されている。そして、変化していない、つまり少流量区分であると判定された場合は(S13でN)、ステップS14に進む。
ステップS14(流量測定手段、第1測定手段)において、RAM13の温度差データとROM12に予め記憶された流量の対応マップまたは換算式とに基づいて流量が算出され、必要に応じてRAM13に記憶され、該流量を示す流量データが出力部(図示せず)に出力され、その後ステップS12に戻り、一連の処理が繰り返される。
また、ステップS13で少流量区分から大流量区分に変化したと判定された場合は(S13でY)、ステップS15に進む。このようにステップS11〜S14の一連の処理が、少流量区分に対する温度差検知方式を実現している。
ステップS15(切替制御手段)において、第1バンドパスフィルタ22に対して所定周期の矩形波が出力され、その後ステップS16に進む。その結果、第1バンドパスフィルタ22は、正弦波の駆動信号として電圧をヒータ32に印加するすることでヒータ32を駆動させる。
ステップS16において、所定のサンプリングレートで信号検出部40が出力した第1信号(駆動信号)及び第2信号(流速信号)がそれぞれ第1信号データ及び第2信号データとして取り込まれ、RAM13に時系列的に記憶され、その後ステップS17に進む。
ステップS17において、RAM13の第1信号データ及び第2信号データに基づいて、第1信号と第2信号、つまり駆動信号と流速信号との位相差が検出されてRAM13に記憶され、その後ステップS18に進む。
ステップS18において、RAM13の第2信号データ又は位相差と予め定められた第2判定条件とが比較され、該比較結果に基づいて大流量区分から少流量区分に変化したか否かが判定される。該第2判定条件も、上述した第1判定条件と同様に、ヒステリシスを考慮した範囲(値)が設定されている。
ステップS18で大流量区分から少流量区分に変化した、つまり少流量区分であると判定された場合は(S18でY)、ステップS11に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、変化していない、つまり大流量区分であると判定された場合は(S18でN)、ステップS19に進む。
ステップS19(流量測定手段、第2測定手段)において、RAM13の位相差が時間としてカウントされて流量が算出され、必要に応じてRAM13に記憶され、該流量を示す流量データが出力部(図示せず)に出力され、その後ステップS16に戻り、一連の処理が繰り返される。このようにステップS15〜S19の一連の処理が、大流量区分に対する位相差検知方式を実現している。
次に、上述した構成による本発明に係る流量計1の動作(作用)の一例を以下に説明する。
少流量区分時、流量計1はヒータ32を第1定電圧部21によって定電圧で駆動し、上流側サーモパイル34及び下流側サーモパイル33の流速信号から温度差信号を生成し、該温度差信号に基づいてガスの流量を測定する。そして、少流量区分から大流量区分への変化を検出すると、第1定電圧部21の駆動を停止して、第1バンドパスフィルタ22によって正弦波の駆動信号でヒータ32を駆動する。
大流量区分中は、ヒータ32に対する正弦波の駆動信号での駆動に応じて上流側サーモパイル34及び下流側サーモパイル33が出力した第2信号(流速信号)と第1信号(駆動信号)との位相差に基づいてガスの流量を測定する。そして、大流量区分から少流量区分への変化を検出すると、第1バンドパスフィルタ22による駆動を停止して、再度第1定電圧部21によりヒータ32を駆動する。
以上説明した本発明の流量計1によれば、少流量区分時にヒータ32を定電圧で駆動すると、上流側サーモパイル34及び下流側サーモパイル33からの温度差信号に基づいて流量を計測し、且つ、少流量区分時以外の大流量区分時にヒータ32を正弦波の駆動信号で駆動すると、該正弦波の第1信号と上流側サーモパイル34及び下流側サーモパイル33からの第2信号との位相差に基づいて流量を計測するようにしたことから、少流量区分時は温度差または少流量区分時以外は位相差というように、1つのフローセンサ3だけで流量区分に適した検知方式に切り替えて測定することができるため、広範囲の流量を高精度に計測することができる。また、流路の加工も必要ないことから、流路の大型化及び複雑化を防止することができる。しかも、従来のように複数の流路に複数のセンサを用いる必要がないため、1つのフローセンサ3のみを用いれば良いことから、コストダウンを図ることができる。
なお、上述した本最良の形態では、フローセンサ3が2つの上流側サーモパイル34及び下流側サーモパイル33を有する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、下流側サーモパイル33とヒータ32とからなるセンサを用いることもできる。
上述した実施例1では、2つの駆動方式を切り替えてフローセンサ3を制御する場合について説明したが、実施例2ではフローセンサ3の駆動制御を簡単化して実施例1と同様の作用効果を得るための実施形態を以下に説明する。なお、実施例1と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
実施例2に係る流量計1は、図9に示すように、フローセンサ3と、マイクロプロセッサユニット(MPU)10と、ドライバ部20と、信号検出部40と、を有している。そして、MPU10には、フローセンサ3、ドライバ部20及び信号検出部40が接続されている。
フローセンサ3は、図9に示すように、Si基板31と、ヒータ32と、下流側サーモパイル33と、上流側サーモパイル34と、を有している。なお、下流側サーモパイル33及び上流側サーモパイル34は、上述したサーモパイル33,34と同一の構成となっている。
このフローセンサ3は、ヒータ32を正弦波の駆動信号により通電駆動することでヒータ32が熱を放出し、ヒータ32から伝達された熱の温度に応じた起電力が下流側サーモパイル33及び上流側サーモパイル34にそれぞれ発生し、下流側サーモパイル33はヒータ32に対する流路の下流側を流れるガスの流量に応じた下流側流速信号として出力し、また、上流側サーモパイル34はヒータ32に対する流路の上流側を流れるガスの流量に応じた上流側流速信号として出力するように構成されている。
ここで、フローセンサ3を正弦波の駆動信号で駆動した場合の下流側サーモパイル33及び上流側サーモパイル34と正弦波の駆動信号との位相差と流量との関係を、図10を参照して説明する。なお、図10において、横軸は流速(m/s)であり、縦軸は位相差(deg)となっている。そして、波形G3は上流側、波形G2は下流側のそれぞれの特性を示している。
図10において、上流側サーモパイル34は、その出力波形が測定対象流体の流速が大きくなるほどヒータ32の正弦波に対する位相差が単調減少する。ただし、振幅は流速の増加に伴い指数関数的に減少するため、大きな流速まで測定することができない(低流速域は検出できる程度の振幅がある)。一方、下流側サーモパイル33は、その出力波形が微少流量域では、ある流速までは流速の増加に伴って位相が大きくなり、それ以上の流速範囲では流速の増加に伴って位相差が減少する。つまり、比較的低い流速に位相差の極大値を持ち、流速と一対一に対応しないため、低流速域での測定ができない。ただし、振幅は流速の増加に伴って増加するため、高流速域での測定は可能である。
従って、低流速域Lは上流側サーモパイル34を使い、そして、高流速域Hは下流側サーモパイル33を使うことで、両方の流速域の欠点をカバーすることができ、且つ、1つのフローセンサ3と1つの単純な形状の流路で大きな流速を測定することができる。さらに、実施例1のように2つの駆動方式を切り替える必要もないため、制御等の簡単化を図ることができる。
次に、実施例2における低流速と高流速の定義について説明する。まず、図11において、図10に示した波形G4はヒータ32に対する下流側サーモパイル33の位相差と流速との関係を示している。そして、流速Vxの範囲では、波形G4は1つの位相差の値に対して2つの流速V1,V2が存在することになる。即ち、流速Vx以下の範囲では、位相差を測定しても流速を算出することができないことになる。
従って、実施例2では、流速Vxに少し余裕αを見込んだ範囲(Vx+α)より小さい範囲を低流速とし、その範囲(Vx+α)以上を高流速としている。さらに、下流側サーモパイル33及び上流側サーモパイル34の切り替えは、ヒステリシス誤差を考慮することで、より安定した測定ができるようになる。
MPU10は、図9に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、を有している。そして、ROM12は、実施例2に係る流量測定処理プログラム等を記憶しており、そのプログラムをCPU11が実行することで、CPU11は請求項中の流量計測測定手段、低流速用測定手段、高流速用測定手段、及び、流速判定手段として機能することになる。
ドライバ部20は、第1定電圧部21と第1バンドパスフィルタ22とを有している。そして、実施例1と同様に、CPU11から第1バンドパスフィルタ22に入力された矩形波を正弦波として電圧をヒータ32に印加することでヒータ32を駆動する。このように駆動信号の極性が正負の相互間で反転せずヒータ32の通電量が正弦波状に変化するので、ヒータ32の放出熱量が正弦波状に増減して、ヒータ32から放出される熱を検出した下流側サーモパイル33及び上流側サーモパイル34が出力する流速信号の波形は、駆動信号と同じ周波数の波形となる。
信号検出部40は、第1コンパレータ41と、マルチプレクサ42と、第1アンプ43と、第2バンドパスフィルタ44と、第2コンパレータ45と、第2アンプ46と、A/D変換部47と、第3アンプ48と、を有している。
マルチプレクサ42は、複数の入力信号の中から1つの信号を切り替えて出力する。マルチプレクサ42の入力は、フローセンサ3の下流側サーモパイル33及び上流側サーモパイル34が接続され、且つ、MPU10の出力に接続されている。マルチプレクサ42の出力は、第1アンプ43、第2バンドパスフィルタ44、第2コンパレータ45を順次介してMPU10の入力に接続されている。
マルチプレクサ42は、MPU10からの切り替え要求に対応する下流側サーモパイル33又は上流側サーモパイル34に切り替えて、入力された信号を第1アンプ43に出力する構成となっている。そして、下流側サーモパイル33又は上流側サーモパイル34の出力は、マルチプレクサ42で切り替えられると、第1アンプ43で増幅され、ノイズ除去のための第2バンドパスフィルタ44を通って第2コンパレータ45によってGNDレベルの閾値で正弦波から矩形波である図4(D)に示す第2信号(上流側流速信号又は下流側流速信号)としてMPU10に出力される。
CPU11は、第1信号と低流速域又は高流速域に対応した第2信号との位相差である図4(E)に示す位相差信号を検出可能な構成となっており、その位相差を時間としてカウントして流量を計測する。この位相差測定方法を用いることで、流路断面積に乗じて流量を求めるのに必要な、流路を流れる流体の速度を高精度で測定可能となっている。
また、フローセンサ3は、リファレンス抵抗35を有している。リファレンス抵抗35は、Si基板31上に形成されており、ドライバ部20が有する第2定電圧部23によって駆動され、流路内の温度(ガス温度)を検出する。そして、このリファレンス抵抗35で検出した温度に応じた抵抗値変化は、第3アンプ48で増幅し、A/D変換器47でデジタル信号に変換されて、流路内温度(ガス温度)としてMPU10に出力される。この信号は、MPU10で流路換算の温度補正に用いられる。
次に、上述したCPU11が実行する実施例2に係る流量計測処置の一例を、図12に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ステップS31において、第1バンドパスフィルタ22に対して所定周期の矩形波が出力され、その後ステップS32に進む。その結果、第1バンドパスフィルタ22は、正弦波の駆動信号として電圧をヒータ32に印加するすることでヒータ32を駆動させる。
ステップS32において、上流側温度センサ34への切り替えを要求する切替要求がマルチプレクサ42に対して出力され、その後ステップS33に進む。この処理により、マルチプレクサ42は、上流側温度センサ34から入力された流速信号をMPU10に対して出力する。そして、ステップS33は、マルチプレクサ42を介して入力された流速信号が上流側流速信号として取得されて、第2信号データとしてRAM13に記憶され、その後ステップS34に進む。
ステップS34(流量測定手段、低流速用測定手段)において、信号検出部40が出力した第1信号(駆動信号)が取得されて、第1信号データとしてRAM13に記憶され、RAM13の第1信号データ及び第2信号データに基づいて、第1信号と第2信号、つまり駆動信号と上流側流速信号との位相差が検出され、該位相差が時間としてカウントされて流量が算出され、必要に応じてRAM13に記憶され、該流量を示す流量データが出力部(図示せず)に出力され、その後ステップS35に進む。
ステップS35(流速判別手段)において、RAM13の第2信号データ(上流側流速信号の値)と予め定められた判定閾値との比較結果に基づいて、低流速であるか否かが判定される。低流速であると判定された場合(S35でY)、ステップS33に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、低流速ではないと判定された場合(S35でN)、ステップS36に進む。
ステップS36において、下流側温度センサ33への切り替えを要求する切替要求がマルチプレクサ42に対して出力され、その後ステップS37に進む。この処理により、マルチプレクサ42は、下流側温度センサ33から入力された流速信号をMPU10に対して出力する。そして、ステップS37は、マルチプレクサ42を介して入力された流速信号が下流側流速信号として取得されて、第2信号データとしてRAM13に記憶され、その後ステップS38に進む。
ステップS38(流量測定手段、高流速用測定手段)において、信号検出部40が出力した第1信号(駆動信号)が取得されて、第1信号データとしてRAM13に記憶され、RAM13の第1信号データ及び第2信号データに基づいて、第1信号と第2信号、つまり駆動信号と下流側流速信号との位相差が検出され、該位相差が時間としてカウントされて流量が算出され、必要に応じてRAM13に記憶され、該流量を示す流量データが出力部(図示せず)に出力され、その後ステップS39に進む。
ステップS39(流速判別手段)において、RAM13の第2信号データ(下流側流速信号の値)と予め定められた判定閾値との比較結果に基づいて、高流速であるか否かが判定される。高流速であると判定された場合(S39でY)、ステップS37に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、高流速ではないと判定された場合(S39でN)、ステップS32に戻り、低流速域に対応した一連の処理が繰り返される。
次に、上述した構成による本発明の実施例2に係る流量計1の動作(作用)の一例を以下に説明する。
流量計1は、起動されると、ヒータ32を正弦波の駆動信号で駆動するとともに、マルチプレクサ42を上流側に切り替えることで、上流側サーモパイル34の上流側流速信号を取得し、該上流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定する。そして、ガス需要設備等でのガス使用量の増加に伴って流路内のガスの流れが速まると、その流速の変化を、上流側流速信号に基づいて検出する。そして、流路内を流れる流体の流速が低流速でない、即ち高流速であると判定して、マルチプレクサ42を下流側に切り替えることで、下流側サーモパイル33の下流側流速信号を取得し、該下流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定することになる。
その後、ガス需要設備等でのガス使用量の減少又は停止に応じて、流路内のガスの流れが遅くなると、流速が高流速でない、即ち低流速であると判定して、マルチプレクサ42を上流側に切り替えることで、上流側サーモパイル34の上流側流速信号を取得し、該上流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定することになる。
以上説明した本発明の実施例2に係る流量計1によれば、ヒータ32を正弦波の駆動信号で駆動し、上流側温度センサ34又は下流側温度センサ33からの各流速信号に基づいて低流速であるか高流速であるかを判別し、低流速である場合は上流側温度センサ34が出力した上流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定し、また、高流速である場合は下流側温度センサ33が出力した下流側流速信号と正弦波の駆動信号との位相差に基づいて流量を測定するようにしたことから、低流速域の測定が可能な上流側温度センサ34と高流速域の測定が可能な下流側温度センサ33を切り替えて測定するだけで広範囲の流量を高精度に計測することができる。しかも、ヒータ32は正弦波の駆動信号で駆動させるだけでよいため、駆動回路、駆動制御等の簡単化を図ることができる。従って、上流側温度センサ34及び下流側温度センサ33とヒータ32のみを用いれば良いことから、従来のように複数の流路を用いる必要がないため、センサ数の減少等によりコストダウンを図ることができる。また、流路の加工も必要ないことから、流路の大型化及び複雑化を防止することができる。
なお、上述した本最良の形態では、ガスの流量を測定するガス流量計を例に取って説明したが、本発明は、ガス以外の気体や液体等、様々な流体の流速乃至流量測定について適用可能であり、また、流量を測定せずその前段階の流速のみ測定する場合についても、広く適用可能であることは言うまでもない。
本発明に係る流量計の基本構成を示す構成図である。 本発明に係る流量計の他の基本構成を示す構成図である。 本発明に係る流量計の概略構成を示す構成図である。 図3中における位相差信号に関連する各種波形を示し、(A)はヒータ駆動波形、(B)は第1信号波形、(C)はサーモパイル出力波形、(D)は第2信号波形、(E)は位相差信号である。 温度差による流量特性及び位相差による流量特性を示すグラフである。 微小流量域における温度差による流量特性及び位相差による流量特性を示すグラフである。 図6中の部分Xを拡大した温度差及び位相差による流量特性を示すグラフである。 図3中のCPUが実行する流量測定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る流量計の実施例2に係る概略構成を示す構成図である。 実施例2に係る流速及び位相差による流量特性を示すグラフである。 低流速と高流速の定義の一例を説明するためのグラフである。 図9中のCPUが実行する実施例2に係る流量測定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 流量計
11a 流量測定手段(CPU)
11a1 第1測定手段(CPU)
11a2 第2測定手段(CPU)
11a3 低流速用測定手段(CPU)
11a4 高流速用測定手段(CPU)
11b 切替制御手段(CPU)
11c 流速判別手段(CPU)
21 定電圧駆動手段(定電圧部)
22 正弦波駆動手段(第1バンドパスフィルタ)
32 ヒータ
33 温度センサ,下流側温度センサ(サーモパイル)
34 上流側温度センサ(サーモパイル)
S 流路

Claims (2)

  1. 被検流体の流路上に配置したヒータと、前記流路における流体の流れ方向に前記ヒータから間隔をおいて配置して前記ヒータから放出される熱を検出してその温度に応じた流速信号を出力する温度センサと、前記温度センサが出力する流速信号に基づいて流量を測定する流量測定手段と、を有する流量計において、
    前記被検流体の少流量区分時に前記ヒータを定電圧で駆動する定電圧駆動手段と、
    前記少流量区分時以外に前記ヒータを正弦波の駆動信号で駆動する正弦波駆動手段と、
    前記温度センサが出力した流速信号に基づいて前記少流量区分時であるか否かを判定して前記定電圧駆動手段又は前記正弦波駆動手段の切り替えを制御する切替制御手段と、
    を有するとともに、
    前記流量測定手段が、前記定電圧駆動手段による前記ヒータの駆動に応じて、前記温度センサが出力した流速信号に基づいて前記流量を測定する第1測定手段と、前記正弦波駆動手段による前記ヒータの駆動に応じて、前記温度センサが出力した流速信号と前記正弦波の駆動信号との位相差に基づいて前記流量を測定する第2測定手段と、を有することを特徴とする流量計。
  2. 被検流体の流路上に配置したヒータと、前記ヒータに対する前記流路の上流側における前記流体の温度を検出してその温度に応じた上流側流速信号を出力する上流側温度センサと、前記ヒータに対する前記流路の下流側における前記流体の温度を検出してその温度に応じた下流側流速信号を出力する下流側温度センサと、前記上流側温度センサ及び下流側温度センサの少なくとも一方の流速信号に基づいて流量を測定する流量測定手段と、を有する流量計において、
    前記ヒータを正弦波の駆動信号で駆動する正弦波駆動手段と、
    前記上流側温度センサ及び下流側温度センサの少なくとも一方の流速信号に基づいて、低流速であるか高流速であるかを判別する流速判別手段と、
    を有し、
    前記流量計測手段が、前記流速判別手段による低流速との判別に応じて、前記上流側温度センサが出力した上流側流速信号と前記正弦波の駆動信号との位相差に基づいて前記流量を測定する低流速用測定手段と、前記流速判別手段による高流速との判別に応じて、前記下流側温度センサが出力した下流側流速信号と前記正弦波の駆動信号との位相差に基づいて前記流量を測定する高流速用測定手段と、を有することを特徴とする流量計。
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